きたまり/KIKIKIKIKIKI新作ダンス公演「悲劇的」 2017年8月4日(金)~8日(火)@アトリエ劇研 2

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今日はどうぞよろしくお願いします。最近藤原さんはどんな感じでしょうか。
藤原 
最近は、KIKIKIKIKIKIの次回公演「悲劇的」の稽古です。それから、しばらく前に京都に引っ越してきたんですけどようやく慣れてきたかな、という感じです。
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京都にお越しになったんですね。慣れてきましたか。
藤原 
だいぶ。自転車のスピードにも慣れてきました。
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そうですか。自転車、気をつけてくださいね。
藤原 
はい(笑う)。これまで神戸のアーティストシェアハウスに住んでいたんですけど、思い切って京都に出てきて。最初は大丈夫かなと思ってたんですけど、意外と早く慣れてきて、良い感じです。
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これから地獄の様に暑くなりますけどね。京都は。
藤原 
ああー、そうなんですよね。実は前住んでいたシェアハウス、自分の部屋にしばらくエアコンがなかったので、エアコンのあるリビングで寝たりしていました。下の階が鉄工所だったので、サウナというか、鉄板焼きみたいでした。今の京都の部屋にはクーラーがついているので大丈夫です。
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気をつけてくださいね。熱中症。
1ダンスカンパニーKIKIKIKIKIKI
2003年に京都造形芸術大学在学中であった代表きたまりを中心に「KIKIKIKIKIKI」を設立。2006年、大学卒業を機に本格的に活動を開始。「TOYOTA CHOREOGRAPHY AWARD 2008」ではカンパニー作品で“オーディエンス賞”を受賞。受賞作品でもある代表作「サカリバ」はこれまでに3カ国15都市で30回に及ぶ上演を重ねる。2010年?2012年伊丹アイホール【Take a chance project】や【KYOTO EXPERIMENT2011】新作共同制作等、作品数多数。2013年より2年間の活動休止を経て2015年活動再開。現在、グスタフ・マーラーの交響曲を扱い、音楽と身体の対峙/共鳴を目指すダンスプロジェクトを進行中。最終的にマーラーの全交響曲でダンス作品の創作を目指している。また、ダンスを通じて身体のもつ面白さを幅広い世代に提案する為に、これまでに音楽家とのセッションイベント「ききみみ」や「トークセッション・最近どない?」等、作品上演だけでなく、イベントも多数企画している。(公式サイトより)
2きたまり/KIKIKIKIKIKI新作ダンス公演「悲劇的」
おどることは 宿命だから。

きたまり率いるダンスカンパニーKIKIKIKIKIKIが2016年よりアトリエ劇研で開始したマーラー交響曲を使用しダンス作品を上演していくプロジェクト。2016年1月に第1番「TITAN」、10月に第7番「夜の歌」に続き、今回シリーズ第3弾・交響曲第6番イ短調「悲劇的」全曲を使用し閉館直前のアトリエ劇研にて上演。どうぞご期待ください。

使用楽曲 マーラー交響曲第六番イ短調 悲劇的
振付演出 きたまり
  出演 花本ゆか 藤原美加 益田さち 斉藤綾子 きたまり
  日時 2017年8月4日(金)~8日(火) 5回公演
  会場 アトリエ劇研 

■公演日時

8月4日(金)19:00-
8月5日(土)15:00- ◎余韻の時間
8月6日(日)15:00-
8月7日(月)19:00-
8月8日(火)15:00-
*客席が特殊な形状なため、動きやすい格好でお越し下さい。
高所が苦手な方、大きな段差の乗り越えが困難な方は、ご予約の際にお知らせ下さい。
(受付は開演の30分前、開場は15分前より開始いたします。)
◎余韻の時間「Listen, and…」終演後、同じ作品をみた観客同士で、感想を話し合う場を設けます。対話を通して多面的に、より深く作品を味わおうという試みです。進行:川那辺香乃
■上演時間 約90分
■料金  前売り予約開始 2017年6月6日(火)
予約一般 2700円 
予約ユース(25歳以下) 2300円(当日受付で年齢を証明できるものをご提示ください)
当日料金 3000円(一般、ユース共に)
■ご予約はこちら
■試演公演
7月28日(金) 19:00- ◎余韻の時間  
会場 城崎国際アートセンター 入場無料
スタッフ 舞台監督 浜村修司、照明 吉田一弥、音響プラン BUNBUN、音響オペレーション 小早川保隆、
楽曲アドバイザー 田中宗利(関西グスタフ・マーラー交響楽団 芸術監督)、西村理(大阪音楽大学 准教授)
振付アシスタント 川瀬亜衣、制作 川那辺香乃、制作アシスタント 野渕杏子
助成 公益財団法人朝日新聞文化財団 芸術文化振興基金
協力 城崎国際アートセンター
共催 アトリエ劇研  主催 ダンスカンパニーKIKIKIKIKIKI
京都芸術センター制作支援事業

有終の美

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「悲劇的」。マーラーの楽曲を題材にしたKIKIKIKIKIKIの作品、前回に引き続きの出演ですね。今回はどんな作品になりそうでしょうか。
藤原 
今回は「タイタン」「夜の歌」に比べて、音楽としてはまだ覚えやすい、結構ポピュラーな感じなんです。多少分かりやすくて、ダンサーとしても体に落としやすい部分があります。まだ言えないんですが、今回は「ある事」を徹底していて。これは本番まで内緒なんですけど、そのおかげでだいぶ体がボロボロです。ちょっと年齢を感じますね、20代前半の頃は大概、シップを貼っておけば多少無茶をしても踊れたんですけど。体のケアをきちんとしていかないと、と改めて思いました。筋肉痛なのか、怪我をしているのかよくわからない状態が続いていて。
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そうなんですね。何だろう、ある事って。全編、片足で踊るとか?
藤原 
あ、ちょっと違うかな。でもハードです。お楽しみに。
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楽しみにしておきます。しんどいですか。
藤原 
ある一定のラインを超えたら楽しくなってくるんですけど、そこに行くまでの稽古が大変です。振付作品って、身体が流れを覚えてくれると、その先の段階に行ける、と言うのがあるんですが、そこまで行かないとダメで。ただ、振付の持つ一定のリズムを逸脱したところに、本当に楽しいのがあるんですよ。そうならないとホンマにしんどい。あと、劇研が今年の8月に閉館という事で。「悲劇的」で、有終の美を飾れるように頑張ります。是非見に来ていただけたらと思います。

「ダンスが降ってくる」

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いま、稽古はどんな段階ですか?
藤原 
振付を覚えて音ハメまでいって、その次の段階まで来ていますが、なかなかその先に行けないんですよ、毎回ぶち当たるんですけど。そこからがダンサーそれぞれの作業なんですよね。味付けの作業で今まさに悩んでいます。
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「ある一定のラインを超えたら楽しくなる」とさきほどおっしゃいましたが、まさに今、振付の枠を超える作業中なんですね。
藤原 
そこを出られるというのが私の場合本当に難しくて。体の使い方であったり、細分化したり、が大事だとよく言われるんですけど。今回は城崎で十日間、KIKIKIKIKIKIでレジデンスに行かせて頂いてそこで製作をするんですけど、毎日踊りっぱなしで、いやがおうにもダンスに向き合わざるを得ないよなあ、と。とりあえず踊りきる体力をつけます。藤原美加の踊りをお見せできるようにしたいです。
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ラストスパートですね。
藤原 
そうですね。明日から最後の楽章の稽古を始めます。
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自分の「味付け」で悩んでいると。
藤原 
はい。逆に聞きたいんですが、私のダンスをよく見てくださっているじゃないですか。という印象ですか?
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私が見た印象で良いのなら、丁寧なダンスが常にイメージを呼び込んでいて、そこに時々乱調の予感がある、という感じです。安定している空気の中に、まるで不穏さを期待しているかのようなフレーズがあって、でもそれはお風呂の湯面に消える小さな渦のように消えてしまう。その時のようなダンスかな。
藤原 
うーむ。
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藤原さんの中に眠っている何か、ドラマかトラウマの様なものを感じます。その不穏さはけして不快ではなく、乱調として美しい。「bomb#3」でソロを踊った時にそう感じました。
藤原 
ありがとうございます!あれはなかなか大変でした。自分で振り付けをすると一つのパターンに固まってきてしまうので、それを崩すような提案をしていきたいなと思ってるんですけど。恐れては駄目ですよね。振付家ダンサーの黒沢美香さんは、私は本当に唯一の人だと思っていて。jazzzzzzzzzzzz-danceに出演させていただいた時に、今までにない感覚を味わったんですよ。美香さんは精神と身体のピーク、ここから先に行くとどうなるか分からないような崖の淵に連れて行ってくれて。でもそこから身を投げ出して飛び込むのは自分でないといけない。自分自身でそこにいけるようにならないといけないんですけど、そこが難しいな。でもそこから飛びこんだら、舞台上が全く変わるんですよ。めちゃくちゃ幸せなんですよ。本番中の緊張感がずっと続いてご飯が食べられなくなる事態になって。でもその瞬間に起こっている現象がダンスなんだろうなと。それをどんな時でも起こせるようになりたい。美香さん的には「ダンスが降ってくる」という表現なんですけど。
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藤原さんが行きたいのはそこなんですね。
藤原 
そのためにはまず、器が整っていないと来るものも来ないので。でも、いつ来てもいい状態にしておかないといけない。それを振り付けで起こすにはどうすれば良いのか、というのを考えています。
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難しいですよね。
藤原 
難しい。本当に。
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私だったらどうするだろう。冷却期間を置く、とかかな。
藤原 
そうですね。熟成させようかな。開けたら発酵したものが出てくるみたいな。

私を取り囲む

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藤原さんがダンスを始めたのは、どんな経緯があるんでしょうか。
藤原 
小学校2年生の時に、地元のダンス教室に通い始めたのが最初です。母が最初に始めていて、子供のクラスもあるということで、勧められて始めました。かなり自由なスタジオで、子供が作品を作ったりするんですよ。すごく楽しかったです。踊ることの楽しさを覚えました。
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子供の頃は何に興味がありましたか?
藤原 
子供の頃から今までずっと興味があるのはアニメです。なんかすごく好きなんですよね。別の世界にいけるし元気貰えたりもするし。今は「あしたのジョー」を読んでいます。深いなあと思って。本当に漫画が好きですね。最近、家の近くに漫画喫茶が出来てつい行っちゃいます。それと、歌を歌うことも好きなんですよ。中学までコーラス部で歌っていたので。歌い上げる系と、マキシマムザホルモンとかアニメ曲とか、誰も知らない曲とかを歌ってストレス解消みたいな。
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今のご自身にとって、踊ることについて考えているテーマを教えてください。。
藤原 
私、大学生まで創作ダンス部だったんですよ。集団群舞なので、テクニックといえば体の美しい動かし方や、足をどこまで上げられるかとか、そういう中で生きてきたので、身体の中よりも外のフォルムをどう見せるかについてをずっと考えていたんです。もちろんフォルムの見せ方、テクニックは大切ですよ。でも、国内ダンス留学を卒業してぐらいから、体の中で起こっていることについてを考えるようになって。すごく、肉体とか骨のことであったりとか温度のことであったりとか、空間とかを削ぎ落とした状態で踊っていたんだなあ、と思うようになって。周囲のことを感じているということを受け止めた上で、どうそこにいるかという居方、身体の置き方について興味があります。でもその昔培ったフォルムというものも今必要とされているんですよね。それをKIKIKIKIKIKIで考えています。あまり感じていなかった部分を感じる感受性。感情と身体の関係性。私、ヴィパッサナー瞑想の合宿で10日間、あ、ヴィパッサナー瞑想ってわかりますか?ブッダが考案した瞑想法なんですけど、目を閉じてつま先から頭のてっぺんまでとにかく身体が感じていることをただ俯瞰するという。それが私にとってはすごく発見だったんです。感情が起こった時には、身体のどこかに、感覚が出てくる。これはすごくダンスじゃないか、と思ったんですよね。これか!と。そして規則正しい生活で、誰とも喋らないし。研ぎ澄まされていく感じだったんですね。かなりハードだから簡単にはお勧めは出来ないですけど。ダンスに生かせるはともかく、体と感情は繋がっていることが実感するできたので。ダンスに出るんですよねきっと。
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感情なんて伝染して当たり前のものだから、身体を使った表現だったらそりゃ伝わりますよね。いわゆるセンス?だって伝わると思いますよ。
藤原 
さらされていますよね。本当に。
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言葉とかが使えないので、ダイレクトに伝わりますよね。
藤原 
どれだけ体で語るかというところですよね。やっぱり隙があっちゃ駄目ですよね。よく言われることなんですけど、後ろ姿に隙があるダンサーはダメだ、と。野生動物の様なダンサーになりたい。難しいですけどね。
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先ほどから「強い」という言葉が多用されていますが、「強い」がお好きなんですね。
藤原 
しなやかなんだけど、軸がある。そんな強さを持ちたいです。
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そうなりたいですか?
藤原 
なりたいです。憧れていますね。頑固さとは違いますけどね。

内実

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踊っている時に、何を考えていますか?
藤原 
私一度、自分が何を考えて踊っているのか検証しようと思って、意識して踊ってみたことがあるんですよ。そしたらむっちゃ考えてるんですよ踊っている時って。自分だけの即興のソロの作品の時とか、お客さんの熱量、雰囲気とかをみて次に何を繰り出すのか決めていた、ということもあって。でもどちらかと言うと、頭の中で考えているというよりは体が考えていると言うのが近いかもしれません。
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例えば?
藤原 
何て言えばいいのかな・・・「もっと、もっとためて!あれっ早すぎた!」みたいな感じ。結構コントみたいな事が起こってますよ。うんうん、あとはいい流れの時に「このタイミングを逃しちゃだめだ」とか、流れが切れたからここはリセットするために歩こう、みたいな。後は意図的に、踊っている時に何を考えているのかを指示されている作品もありました。私が出た作品ではないんですが、前を向いているだけの振り付けで、実家の家の風景を思い浮かべて見つめて下さい、みたいな。その時の目が美しいから、ということだと思うんですけど。すごく面白いなと思いました。すごく確かで美しい体になるんですよ。
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私も一度、役者をやっていたことがあって。同じように、自分が舞台でどんな考えを押しているかを検証してみたことがあります。
藤原 
ええっ。
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したら、ずっと自分を操っているような感じの自分がいました。まあ、だからダメだったんだと思うんですよね。自分を見張るような意識からブレークスルーする必要だった。
藤原 
いや、でも、そういう目線は絶対必要じゃないですか。客観性を持たない人って、自分のやりたい放題にやるということじゃないですか。もちろんそれは必要だけど、それと、客観視している自分がいて、噛み合っていないと、作品を上演するには難しいんじゃないかなと思うんです。どっちが良いとかじゃないですけど、俯瞰しているタイプの人もいれば、演技に入り込む人もいる。
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何も考えていなくても振付が出てこないといけない。
藤原 
そこは訓練ですよね。振付を意識していないと踊れなかったら、本番の舞台の上には立てないですからね。日常から徹底して習慣化しないといけない、って、常日頃から気をつけていないと、ずっと癖になってしまうので。

質問 海老飯 もぐもさんから 藤原 美加さんへ

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前回インタビューさせていただいた、第三劇場の海老飯もぐもさんから質問を頂いてきております。「動きの短所を長所に変える方法はないでしょうか」。というのは、彼女はモデル体型なんですが、まあ腕が長いから少し手を振っただけでとても目立ってしまう、と。
藤原 
めっちゃ素敵じゃないですか。えー。短所を長所に変える・・・でも私がコンプレックスだらけなので。何かなあ。自分で意図的にやってこなかったかもしれない。信頼できる人に「その動きはいいよ」とそこから言われて初めて気付くことがあるぐらいだから。でも、人と比べて違う部分をどうとらえるのかをずっと言われていて。大事だなと思います。って、人の事ならそう言えますけど。腕が長いってとても素敵だと思いますよ。

土の上で踊ること

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作品を作る時に根底にあるものは何ですか?
藤原 
私はぶっちゃけ振付家では全然ないと思っているんですけど、一つやってみたいことがあって。というか、それはこの間叶ったんですけど、土の上で踊る、というのが夢だったんですよ。
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ああいいな、それは。
藤原 
何か、一時期、自分の汚れ(けがれ)を払って土に帰るための準備をする、というのが夢だったんです。それがこのあいだ叶って凄く嬉しかった。あと、インドの旋回舞踊。私もよく知らないですけど、みんなで目を閉じて回り続けるんですがその姿が美しくて。一度、ちょっと回り続けてみようと思っていたんですが1分と持たなくて笑でも、何かをやり続けることによって一定の境界を超えられるような作品(なのかな、そう言っていいのか分からないけど)をやってみたいなと思っています。ソロで。人の体を振りつけるという所にはなかなかいっていません。
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何かの修行みたいな?
藤原 
社会性なテーマよりも、そっち方向に興味はあります。それをやるかどうかわからないけど。あと音楽との出会いかな。この曲で踊りたい、みたいな。あとはある一定のラインを超えるための振り付けを作るためにはどうすれば良いか。何かテーマから理論的に振付を組み立てるのは苦手ですね。
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旋回舞踊か・・・。
藤原 
美しいんですよね、すごく。ある動作を反復し続ける体って、惹きつける反面拒絶も与える事があるじゃないですか。その違いって一体何なんだろうなと思って。「もうやめて!」って思わせる踊り手、その身体の中で一体何が起こっているのか、に興味があります。ちょっと実験みたいになっちゃうかもしれないですけど。
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伊藤キムさんのWSに脱力ジャンプというものがあるそうですが。
藤原 
ああやったことあります!あれめっちゃしんどいんですよ。体力の限界がすぐきます。本当に脱力できていないと次の日筋肉痛ですね。

その場所で

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いつか、どんな風に踊れるようになりたいですか?
藤原 
究極系なんですけど、その人が立っているだけで風景が変わるようになりたいです。あと、これからは一個一個、楽しんでいければいいなと思っています。出会いから繋がっているものを実感しているので。自分にとっては新たな地京都でどういう基盤を築けるのか、模索して行こうと思っています。次はFoURDANCERSなんですが、今回で4回目の出演です。ソロってほんとうに怖いんですが、落ち着いて輪郭をはっきりさせた踊りをしたいですね。

青いストライプのスカーフ

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今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントを持って参りました。どうぞ。
藤原 
ありがとうございます・・・(開ける)あらーきれいですねー。めっちゃキレイ。自分では買わないような上質な感じ。わあ、ありがとうございます。
(インタビュー終了)