クリスマスの夜

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今日はどうぞ、よろしくお願いします。本番直後で申し訳ありません。
本間 
いえ、僕の方こそ予定を合わせる事が出来なくて。
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今日はクリスマスですね。
本間 
大阪はこんなに賑わうんですね。
1劇団ドキドキぼーいず
2009年、産声を上げる。京都を拠点に舞台を創り続けている若手劇団。芝居を通じて『愛』を探求しており、ソレについて好奇心旺盛に妄想を頻繁に繰り返し、様々なベクトルを弾き出して具現化された作品は、常に最大級の『愛』に溢れている。ハイテンポかつ独特なリズムによって繰り出される言葉、そして全身の細胞を共鳴させて行われる身体表現によって作り出される世界は、平成生まれの咆哮に見える。片思いの男子学生の如く、不安と期待を胸に走り続けている。(公式サイトより)

十中連合「濡れると、渇く」

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先ほどの十中連合「濡れると、渇く」 2。面白かったです。
本間 
ありがとうございます。
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出演者を、俳優としてよりも人間の味を生かす演出方法なのかなと思ってずっと見ていました。切実な感じはしないけど、その分奇妙な味がありましたね。
本間 
今回は十中連合さんにしては珍しい部類の芝居だと思います。実は、僕が最初に見たときは全然面白くないって否定したんですよ。絶対、二度と見にこないって代表の渡邊さんに言って。でも、劇団しようよ 3さんの公演をきっかけにスタッフが仲良くなって、でちょっとお話をして、出る事になりました。今回は芝居らしい芝居を作ったって、周りの共演者さんたちは言ってたんですよ。楽しんで頂けたなら何よりです。
2十中連合「濡れると、渇く」
公演時期:2011/12/24~26。会場:ウイングフィールド。
3劇団しようよ
2011年4月、作家・演出家・俳優の大原渉平と、音楽家の吉見拓哉により旗揚げ。以降、大原の作・演出作品を上演する団体として活動。世の中に散らばる様々な事象を、あえて偏った目線からすくい上げ、ひとつに織り上げることで、社会と個人の”ねじれ”そのものを取り扱う作風が特徴。既存のモチーフが新たな物語に〈変形〉する戯曲や、想像力を喚起して時空間を超える演出で、現代/現在に有効な舞台作品を追求する。2012年「えだみつ演劇フェスティバル2012」(北九州)、2014年「王子小劇場新春ニューカマーフェス2014」(東京)に参加するなど、他地域での作品発表にも積極的に取り組む。野外パフォーマンスやイベント出演も多数。2015年「第6回せんがわ劇場演劇コンクール」(東京)にてオーディエンス賞受賞。同年よりアトリエ劇研(京都)創造サポートカンパニー。(公式サイトより)

「チーム」

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本間さんは、今はどういう感じで芝居に関わっているのでしょうか。
本間 
僕はいま、京都造形大学の3回生なんですが、ドキドキぼーいずというチームを作って外部で活動をしています。一心寺シアターや、アトリエ劇研さんやアートコンプレックスさんで公演をさせてもらいました。ですが、数だけは打ってるのに圧倒的に集客が追いついてないんですよね。
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なるほど。
本間 
最近は、メンバーの出入りもあったり。演劇とかチームって難しいなと思った一年でした。どの劇団さんも悩んでいると思うんですが。学生だったらなおさらなんでしょうね。モチベーションが違うし、面白いやつが多いのに、もったいない。
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「チーム」という言葉を使われていますね。「劇団」ではなく。それは、どのような思いが込められていますか?
本間 
劇団というよりは、その前に作品を作る仲間じゃないですか。わざわざ固定したメンバーでやっていくんだから。劇団というと組織化されすぎちゃうんじゃないかと思っているんです。甘っちょろい考えだと言われるかもしれないですけど。僕は脚本・演出をするけど、あくまで同じラインに立っていると思うんですよ。皆のアイデンティティががあるわけだし、それ生かしていきたいというか・・・だから、そのチームでのみ出来る作品を作りたいと思っています。
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素晴らしいと思います。チームとして捉えるんですね。
本間 
旗揚げしてから作ってた作品は、僕が売れる事に頭がいっちゃってて。それで叩かれたんですよ。「何がしたいか分からない」って。斬新な事をやっても、最初は興味を引くんですけど、やってる僕の方が興味をもっていなかった事に気づいてしまって。
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ええ。
本間 
そうなっているのは、僕が一つ上にいたからなんですよ。高校演劇の頃は皆が率先してやっちゃうもんだから、いつも僕が一つ下で、いい意味でワガママを言えてたんですね、きっと。今は色んな事を引き受けちゃって、そんな余裕もなくなって。やりたがりだし(笑)
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大変ですね。
本間 
チームがバラッバラになって、また僕一人でやろうと思っていた矢先。チームの一人が「そういう姿勢は違う」と言ってくれて。旗揚げして2年で、ようやく甘え方を知ったというか、チームを知ったというか。そうか、こいつらとはこうやっていくのかーと分かったというか。

タグ: アートコンプレックス1928

好きなセリフはあるんです

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本間さんは、ご自身の作家生活で、どのような事を追求していきたいですか?
本間 
最近は、どんな物語を書きたいというのが無くなってしまって。台本には自分を通じたものしか書けない事に気づいたんですが、演劇しかやってこなかった人生って薄いんですよね。劇作家になるんだったら、もっと世界の事を知らないといけないんですよ。でも好きなセリフはあるんです。書きたい言葉があるんですよ、だから、その物語を書くための修行がいるんですよね。
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修行を積む。
本間 
まず本を読まないといけないし、脚本を読まないといけないし。
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でも、過去にも未来にも体験は埋まっていて、主観で見逃してしまった体験があるんじゃないかなと思うんですよね。
本間 
なるほど。
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これからも、描きたいと思いますか?
本間 
物語じゃなくてもいいのかなと思っています。僕はダンスも興味があって手をつけていて、言葉を使わない表現って基本的には通じているんですよ。言葉を使わないから理解は出来ないだけで、身体性は伝わっているんですよね。演出がどうとかというよりは、その空間に存在している俳優の身体性から伝わるものがあると思うんです。だから、表現したい言葉を演劇でやるんだったら、その身体性と、言葉で紡いでいく物語を交差させないといけないんだろうなと、思います。
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そうですね。
本間 
だから、物語を組み上げる事にばかりこだわらない方がいいかもしれない。セリフも、必ずしも大切じゃないかもしれないと思っています。脚本があって、それを元に作るというのは近代の考え方なので。
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とはいえ、色んな可能性を排除するべきではないですよね。脚本から出発するのを否定は出来ないと思っています。価値を決めつけて切り捨てるよりは、ベターな方向を選んでいくべきなんじゃないかなと。
本間 
そうですね。恐ろしいのは、僕が悩んでいなかったという事なんですよね。ただこういう表現が新しい、そう思って発表していただけで、僕自身がそこに何も見いだしていなかったのが問題なんですよ。だから、「何がしたいか分からなかった」という感想を聞いて、今はなるほどなと思っています。自分から出てくる表現を見つめ直さないといけないですね。良いものも不味いものも喰って、しっかりとゲロ出さないと。

タグ: 知識を付けよう

質問 竜崎だいちさんから 本間 広大さんへ

Q & A
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前回インタビューさせていただいた、ミジンコターボの竜崎だいちさんから質問です。「クリスマスの一番の失敗談を教えて下さい」。
本間 
高校の頃のデートで、彼女をさしおいて帰っちゃった事ですね。家族と一緒に過ごすという風習があったので。馬鹿ですよね。
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いいと思います。

タグ: とんでもない失敗をしてしまった

ブイブイ言わせたい

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ドキドキぼーいず、今後はどんな挑戦をしていきますか?
本間 
2012年3月に9ステージの公演があります。それを京都学生演劇祭 4など他の会場でもやるんですが、あわせて14ステージ。公演としてより、演劇は同じ事を毎回出来るのかを再確認するという試みを行います。
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なるほど。
本間 
僕は演劇を、与えるものだと思っているんです。ライブだから、共有でもあると思うんですが、結局は舞台から客席に与える形になると。だから、俳優達が全てのステージで弛まずにパフォーマンス出来るか、を確かめたいと思います。
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本間さん自身は、どう攻めていかれますか?
本間 
京都をブイブイ言わせたいですね。僕らの年代はあまりいがみ合わずに、お互いに作品をちゃんと批判しあいながら高めていきたいですね。京都の小劇場がいい意味でぶつかりあえるようにしたいです。下の世代にもどんどん出てきて欲しいですね。
4京都学生演劇祭
学生の街、京都。ここには多くの学生劇団が存在し、日々活動しています。しかし、それぞれの劇団間の交わりは少なく、この地の特徴を生かせないでいるのが特徴です。私たちは、この状況を何とかしたい。互いに触れ合い、競い合うことで互いに成長したい。京都の学生演劇、ひいては京都演劇界を活性化させたい。この演劇祭は、そんな思いのもとに生まれました。京都学生演劇の「今」、そして「これから」を見守ってください。京都演劇界の未来が、ここに集います。(公式サイトより)

タグ: 今後の攻め方

月刊・アートコレクター

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今日はお話を伺えたお礼に、プレゼントがございます。どうぞ。
本間 
ありがとうございます。本ですか?(開ける)アートコレクター。
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女性の内面的な美しさを描写というアプローチで再発見する感じが、恋愛っぽくていいんじゃないかと思いまして。
本間 
いいですねこれ! 僕は女の子が好きで、芝居のモチーフに使う事が多いので。ピッタリです。

タグ: プレゼント(書籍系)

(インタビュー終了)