見事に楽しんでいってくれる

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今日はどうぞ、よろしくお願いします。
影山 
お願いします。
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子供鉅人のブリュッセルツアー 2、お疲れさまでした。先日に米田さんと億さんに伺ったのですが、大変充実されていたようで。何よりです。
影山 
ありがとうございます。楽しかったです。
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他にも各地でツアーをされたの事ですが、日本とヨーロッパ、公演の反応にはどのような違いがありましたか?
影山 
上演している作品に対して、積極的に楽しみに来るという姿勢があったと思います。これは僕が言うと変に聞こえるかもしれないんですが、日本だと何だか、舞台から一歩引いて見る体勢があるんじゃないかなと。
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そうかもしれませんね。
影山 
向こうだと、こちらが表現しているものに対してどんどん食いついてくれるように思います。言葉も違うし、セリフも字幕なのに。何だかそういうお客さんの姿勢っていいなあと思いました。せっかく、お芝居やパフォーマンスをお金を払って見に来てくれるので、見事に楽しんでいってくれるのは嬉しいですよね。
1子供鉅人
2005年、代表の益山貴司、寛司兄弟を中心に結成。奔放に広がる幻視的イメージを舞台空間へ自由自在に紡ぎ上げる。(公式サイトより)
note子供鉅人 演劇公演ツアー 2011 バーニングスキン
公演時期:2011~2012。会場:東京・大阪・ベルギー各地。

ワニをボコる

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勝手に思っているに過ぎないんですが、子供鉅人はアウェーにあっても、そこを自分たちの劇場に変えてしまう力がありますよね。例えば、2010年のOSPF「オパフェ!」での参加作品。15分の芝居でありながら、完全に子供鉅人公演になっていたように思います。
影山 
あれは良かったですね。お客さんで見たかったです。
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最初は8分くらいBABさんが一人語りをして、その後はバンドの演奏付きで5分踊って。カーテンコールまでやってしまって。しばらく暗転して、もう一度演奏が始まって影山さんがワニと戦うという。カメラマンを随行させて、フラッシュの中それが見えた時、完全に取り込まれたような気がします。
影山 
短い時間の中で、ああいう形によく出来たなと思いますね。
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毎回出てくるあのビニールのワニ。一体、何なんでしょうか。
影山 
何でしょうね。何かを象徴していると言い切ってしまうには惜しい物体だと思っています。でも、必ず必要なものだと思うんですよ。
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ワニである必要があるのかないのか、不思議なものですよね。
影山 
大きくて緑色でカラフルで、ちょっと光っていて、それが突然現れる、というのが面白いんですよね。
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それが、フラッシュを炊いた時にしか見えず、さらに駆られているという。非常なインパクトがありました。鉄板ネタとして、今後も見たいですね。
影山 
歌舞伎みたいに、定番になれればいいですね。

タグ: カーテンコール

水先案内人

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さて、バーニングスキン。大変謎めいた作品で。影山さんはカウボーイ役でしたね。
影山 
色んな解釈があると思うんですけど、僕は主人公のマリが生み出したキャラクターなんじゃないかと思っていて。
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なるほど。
影山 
マリは本当はお茶目な女の子で、こういう人達がいたら癒されるかもという心の働きがあるのかもしれません。
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それが、自分の妄想に取り込まれていくと。
影山 
というか、その水先案内人は僕だったと思うんですけど。
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子供鉅人で影山さんは結構な割合で穴を掘っていますが・・・。
影山 
そうなんですよ。高校の時も益山さんに演劇を教えて貰っていたんですけど、おじいちゃん役で、やっぱり穴を掘っていました。そこから始まったんです。
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あの、スコップを持ち上げる瞬間に力を溜めて、すぐクンッと力を離すのが美しいですよね。
影山 
ありがとうございます。

タグ: お茶目さについて 妄想

ランナーズハイ

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影山さんは、一体どういう所からお芝居を始めたんですか?
影山 
僕は高校からです。その演劇部はコンクールで全国に行くような実績があって。「全国、行きたいですね」って言ってしまって。それから辞められなくなっちゃいましたね。
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そこに益山さんもいたんですね。
影山 
益山さんはコーチとして、たまに教えにきてくれたんですよ。そこから子供鉅人を旗揚げする事になって、「やりーや」って誘われました。
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なるほど。
影山 
それから演劇を続けています。辞められないですね。ランナーズハイのようになっています。
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でも、ご自身にしか出来ない表現が出来ているというのはうらやましいです。
影山 
嬉しいですが、残酷な言葉です(笑う)。
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後悔していますか?
影山 
全然していないです。客観的にみたら、後悔していると思うべきなのかもしれませんが。逆に、こんな面白い事を知らないのは損やぞと言いたいぐらいです。
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なるほど。

タグ: 残酷な演劇

バラバラ感

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子供鉅人の魅力とは。
影山 
最近思ったのは、どこの劇団よりもメンバーの個性がバラバラだという所ですね。僕と、あと小中さんは役者をしたいんですけど、他のメンバー達は音楽が好きだったり、面白そうだからやっていたり、楽しい事が単純に好きだったり。本当に個人個人の集まりやなと。
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なるほど。
影山 
そのバラバラ感が、独特の空気を出していると思います。たまにそれが悪影響になっているかもしれませんが、一丸にならないのはあると思います。僕も色んな事に手を出していこうと思います。
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本当の所は分からないんですが、周囲の影響をあまり受けていない感じがします。異物感がありますよね。いい意味で。まず作品がそうだし、やり方が違うから世界観の大本が、何だか小劇場的ではないのが好きです。
影山 
何だか、芝居をやっているんですけど、ジャンルが違うような感じだったりするのかなと。
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そうした存在感は、いったいどこから。
影山 
何でしょうね。ボスと寛治さんの存在が大きいかもしれませんね。

質問 重松 よしこさんから 影山 徹さんへ

Q & A
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前回インタビューさせていただいた、重松さんから質問です。「ホール入りの最中に、必ず口にされるものはありますか?」
影山 
チョコレートを食べます。甘いものが大好きで。

生きたいな

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今まで、目標にしていた役者像はありますか?
影山 
芝居を始めた当初、自然な人間像を表現したい、という気持ちがあったんです。人間性や性格、どう生きていくのか、人間を自然に表現する事だけを大事にしていて。でも、子供鉅人に入って、ボスに「そんなの下らないぞ」と言われたんです。言葉に出して主張した訳でもないのに。
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伝わってたんですね。
影山 
それは、「演劇では面白くない、エンターテイメントとして成り立たない」という事だと思うんですが。それから月日が経って、今はボスの考えに魅力を感じています。
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というと。
影山 
益山さんは「動き」について凄く考えていると思うんですよね。歌舞伎のような見栄のように、表現の一つとして独立したものとして。動きで分かりやすく見せるのは、単純に面白く見せる事が出来る。
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なるほど。
影山 
でも、僕はそこに一つ引っかかっているんですよ。役者が空のまま、ただ動いても面白くないんじゃないか。せっかくだから生きたいなと思うんです。内面と動きと、その二つは矛盾する考え方なんですけど、両方とも取り込みたいと思っています。
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観客に印象を与える為に動きをシャープに削る方向と、人間像を表現するために内面を重視する方向。確かに、矛盾するかもしれませんね。
影山 
でも、俳優はそもそもが矛盾した存在と言えるんじゃないかと。舞台でも、リアルな感情を感じるんです。役としても人間としても。それを誇張した演技を試したりして。怒られますけど(笑う)。でも、どんどん反抗していこうと思っています。演出の言った事を大事にしつつ無視する。これも矛盾していますけど。
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本番での空気感を大事にしつつ、お客さんに近づけるといいですね。

タグ: わたしとわたしの矛盾

がま口財布・飛行機柄

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今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントをもって参りました。どうぞ。
影山 
ありがとうございます。嬉しい。昨日誕生日だったんですよ。
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あ、そうなんですね。
影山 
(開ける)これ、がま口財布じゃないですか。欲しかったんです。
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マジですか。
影山 
この柄、僕っぽい感じですね。運気が上がりやすそうです。細木数子によると、僕は大殺界だそうで。これで抜け出せると思います。

(インタビュー終了)