ルドルフ「不動産を相続する姉妹」 1 2

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今日はどうぞ、よろしくお願いします。最近はどんな感じでしょうか?
駒田 
最近は、ルドルフの稽古ですね。来週が本番です。
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あ、月末のC.T.T 3ですね。楽しみです。どんな役どころでしょうか。
駒田 
三人芝居で、あと二人が姉妹で。僕が振り回される芝居です。おいしい役ですね。
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おいしいとは。
駒田 
台本だけ読むと姉妹にいいたいことだけ言って帰るお役人なんですけど、筒井さんの演出に工夫があって。ドタバタと翻弄されるんですね。コメディタッチになっています。女性に振り回されるのは楽しいということを知りました。
1ルドルフ
京都で演劇を上演する集団。
2ルドルフ「不動産を相続する姉妹」
C.T.T.京都 vol.96にて上演。公演時期:2012/03/31~4/2。会場:アトリエ劇研。

苦み

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最近、何か、演劇を続ける上で何か考える事はありますか?
駒田 
いま、勤め人をやりながら芝居をしているという生活です。大変な事もあるんですが、できる限り続けたいですね。
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ああ、仕事をしながら土日に公演に出てというのは理想的な状態かもしれませんね。
駒田 
まあ、安定はしていますよね。ただ、仕事の後に稽古に行って土日は休まないで公演してというのは体力的にきついというのはありますね。年齢的なところもあるかもしれません。どこまで継続出来るかわかりませんが、今のところ、辞めるつもりは全然ありません。まあ、でも、芝居一本でやっていくと決めた人が舞台上で覇気を出すのかもしれませんね。
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そういう事もあるかもしれませんね。駒田さんを最初に舞台で拝見してからずっと、飄々と立っている姿が好きなんですよ。それが今でも変わらないというのがうれしいです。
駒田 
飄々としているように見えますか?
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はい。
駒田 
それは嬉しいです。
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そして、イメージが「キレイなお兄さん」から、少しずつ渋いシニア青年になりつつありますね。
駒田 
年齢的には完全に中年ですから。完全なアラフォーなので。
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苦みが出てますよ。
駒田 
苦みが?(少し笑う)出てますか。それは嬉しいです。
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幻想かもしれませんけど。
駒田 
そんな寂しい事を言わないで下さい。
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いえいえ、冗談です。
駒田 
人間的には全く成長してないですけど。
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我々が勝手に、駒田さんに幻想を抱いているのでしょうか。

マレビトライブでの・・・

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マレビトライブ 4を芸術センターの講堂で拝見したんですけど、物語の中に身を置いて立つ事が出来ていたように思うんですよね。その、ヒロシマ=ハプチョンでも。
駒田 
そうなのかな。
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展覧会演劇でしたね。どんな役作りをしておられたのでしょうか?
駒田 
セリフや演技は、実は完全に個人の裁量で決められていたんです。メインの出し物は違うんですけど。でも、ランダムでセリフを出していい演出もあって、場の空気とタイミングを横目で見ながら、関係ありそうなセリフを放った時は楽しかったですね。
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講堂でヒロシマ=ハプチョン 5を見た時は、武田さんがやっていたガイドが、まず役割から面白くて。
駒田 
あったね。
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観客が、自分の観覧を演劇に仕立ていくという感覚がありました。刺激的な体験でした。するうちに、全く別の演劇的なシーンが不意に始まったりして。
駒田 
役作りはあまりしなかったんですけど、逆にそれが楽しかったかな。自分が単に立ってたり、だらしなく座ってたりが、まじまじと見に来てくれて。でもそれをなかった事にしてやり続けるというのは新鮮な感覚でしたね。
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緊張されましたか?
駒田 
するかと思ったんだけど、意外といけましたね(笑う)。足を投げ出したり、態度悪い格好するんですけど。
3マレビトの会「HIROSHIMA-HAPCHEON:二つの都市をめぐる展覧会」
公演時期:2010/10/28~31。会場:京都芸術センター講堂。
4マレビト・ライブvol.1~3総集編 N市民 緑下家の物語」
公演時期:2011/8/5~7。会場:京都芸術センター講堂。

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これまでの目標と、これからの目標を伺いたいのですが。
駒田 
二十代の頃、衛星に入っていた時はその方針に沿っていて。
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ええ。
駒田 
その時は僕もプロになって・・・ということをちょっと考えていたんですが、今は全然考えていません。今も、あまり長い目で見た目標はないんですね。一回一回、呼んでいただいた芝居で、期待に応えるというのは大げさですけど、自分が充実したと思えて、呼んで損したと思われないように。楽しくやれればいいかなと思いますね。それがずっと続けばいいですね。

質問 池川 貴清さんから 駒田 大輔さんへ

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前回質問させて頂いた、悪い芝居の池川さんから質問です。「恋と芸術は両立出来ますか?」
駒田 
人間の感情とか、活動とか。芸術の材料になりますよね。対立するものというより、次元が違うと思う。
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では、恋愛は芸術に必要不可欠なものでしょうか。
駒田 
うーん。そんなこともないと思います。モチーフとして大変面白いので。大概、映画のテーマになるし。感情のふれ幅が大きくなったり、いろいろな事を考えるようになったりね。人間関係を濃縮したような経験となるので、題材として面白いのではと。

タグ: 愛はないとぼくは思う

役者として、また使いたいと思ってもらえる

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今後、どんな感じで攻めていかれますか?
駒田 
うーん。まあ、そんなに社交的な性格じゃないから、一つ一つの作品をちゃんとやっていく事。それを通じて、また声を掛けて頂きたいです。仕事ではないですけど、役者として、また使いたいと思ってもらえるようになりたいです。

タグ: 今後の攻め方

スリッパ

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今日は、お話を伺えたお礼に、プレゼントを持って参りました。
駒田 
ありがとうございます。(開ける)おーっ。これは。
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足に爽やかな感触の素材らしいです。
駒田 
職場で使おうかな。
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夏に向けて、いかがでしょうか。
駒田 
ありがとうございます。

(インタビュー終了)