黒木 陽子

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甘エビ

__
今日は、宜しくお願いします。
黒木
お願いします。へー。ベルギーのビールか。
__
はい。
黒木
フルーティーな感じ。(料理を食べる)おいしい。エビ、好きですね。
__
はい。
黒木
干しエビ?
__
甘エビですね。
黒木
このパリパリしてるのは?
__
甘エビの殻を乾かして細かく砕いたものです。
黒木
これ使うの好きやね。
__
はい。
黒木
おいしい。
__
良かった。黒木さんに褒めてもらえるのは。
黒木
ああ・・・私、辛口やからね。あでも。本当に高橋くんは料理うまくなったね。
__
橋本さんにも、味が落ち着いたと。
黒木
うん。安心して食べられます。

挽肉

__
最近どうですか。
黒木
昨日おとついから、ベースを習い始めました。
__
ああ、「楽団衛星」note
黒木
強制で(笑う)。今の所、そんなに難しくはない。ギターはめっちゃ面白いと思うねんけど、良くわからへんけど単音だけでいいねんか。だから楽やなって。手は痛いんやけど。
__
なるほど。あ、どうですか、77年企画noteは。
黒木
まだ、全然稽古も始まっていなくて。楽しみ。顔合わせの後で、奥田さんと筒井さんとすごい喋ったんですよ。3時間以上。
__
そんなに喋ることがあったんですか?
黒木
何かね。色々。面白かったですよ。ねえ。
__
なるほど。
黒木
これは?
__
ああ、これはキャベツの中にひき肉とアンチョビとクリームチーズを挟んで焼いたものですね。
黒木
アンチョビか。塩辛かったから。・・・今度、奥田さんと岡嶋さんの飲み会に誘われたんですよ。
__
因縁深いな、その面子は(笑う)
黒木
うーん。そんなに・・・。うーん。ねえ。でも、衛星を辞めた人とはそんなに仲悪い人いないですね。
__
ああ、普通ですしね。
黒木
まあね。・・・中々、盛り上がりませんね。
__
あすみません。でもこんなもんですよ。徐々に。
黒木
あ、良かった。
__
まあ、ゆっくり。
黒木
・・・うーん。あ、ごめんなさい。実はあんまりお腹が空いてなかったもので。
__
あ、そうなんですか!?
黒木
ごめんなさい。ご飯が進んでいなくても美味しくないと言う訳じゃないんで。
__
いえいえ。良ければ、後で包みますんで。
note新京の動物園
ニットキャップシアター電視游戲科学舘合同公演。2002年9月、京都大学西部講堂にて上演。
note小さなもうひとつの場所
「別役実戯曲を『正しく』上演するためにつくられた」ユニット。藤原康弘広田ゆうみなどが参加。

Candle

__
あ、黒木さんお見合いの話はどうなったんですか?
黒木
何も無い。本当何も無くて。
__
何もないんですか!?お見合い自体もしていない。
黒木
してないですね。私の中ではもう。
__
あー。一年前からの話題ですよね・・・。
黒木
高橋くんは26だっけ?
__
25です。
黒木
今年で25?
__
はい。
黒木
早生まれなんか。
__
ええ。
黒木
・・・話が進みませんね。
__
いえいえ。そろそろ、固い話なんかも聞いていければと。
黒木
はい。
__
このですね、キッカケを作るのが難しい。固い話の。・・・皆と話してて、衛星のナンセンス路線をもう一度やりたいとか見たいっていう話を聞くんですよ。これは実は僕が一番思ってるんですが。その辺はどうかな、と思って。
黒木
あー。そうですね。私もいいと思いますけどね。・・・今度、○○がやりたいと蓮行さん言ってて。
__
あ、そうなんですか。
黒木
内緒で。伏字でね。
__
なるほど。ナンセンスですが、Candleとかの台本読んで、メチャクチャ面白いなと思って。
黒木
うん、私も血の創世記の台本読んで、一々言葉の選びところが面白いなって思って。本人はどう思っているのか聞きたい所ではありますね。
__
ええ。

演劇

__
京都でお芝居をしている人は沢山いるし、それ以上にこれから始めようかと思っている人も沢山いると思うんですけど、そういう人たちに何か一言。
黒木
やればいいと思います。若い人はね。・・・どうなんでしょうね。
__
はい。
黒木
演劇学校に入って、そこで勉強してちゃんとやるっていうのがいいんじゃないかと思っているので。趣味で始めるんなら趣味でいいんじゃないかと。自分はそう思ってるんで。
__
演劇人論ですが、イギリスでは、フリンジ(小劇場)で生きていける人が沢山いるって言いますけど、アレ本当なんですかね?
黒木
ああ・・・。
__
もしそういう状況があったら、演劇人口はもっと多いでしょうけれども。

過激

黒木
思うに、京都は保守的な流れになってるよね。分からんけど。
__
何か過激なこととか、そういえば安全性がありますよね。
黒木
まあ、それはそれで、私は今の京都の状況はいいと思います。何か、カラーが出てて。やはり芸センが目指すあり方は京都でしか出来ないんじゃないかと思いますね。大学が多いから、ある程度アカデミックな事が出来るという。
__
ええ。
黒木
なんていうか、この路線でいいんじゃないかなと思いますね。
__
はい。
黒木
私、美術史専攻だったんだけど。私の代は、芸センnoteの存在を知らない人も多かったんちゃうかな・・・
__
ああ。
黒木
例えば、文学部の人なんかも芸センには行ったらいいと思うんやけどね。今は、演劇史をやっているひともあんまり劇場には来てないんじゃないかなと思って。色々大学はあるんやし、そういう人が来たらいいんじゃないかと。
__
個人的に、今お芝居をしている人がこの先ずっと演劇を続けていける状況が出来ればと思うんですが。この間、気付いたことがあって。よく芝居している人って、人生を削ってるとか浪費しているとか言われているじゃないですか。でも、それはサラリーマンも就職して人生を削ってるわけで。開き直りかもしれませんが、同じだと思うんです。
黒木
まあねえ。
__
だから、どっちが偉いとかはとりあえずないと思うんです。
黒木
ああ・・・。そういえば、昔一緒に芝居やっていた人が、就職して。それから職場の先輩と一緒にボランティア活動とかしてたらしくって。老人ホームとかに行って漫才やったり。
__
へえ。
黒木
豊かやなあと。
__
豊か。
黒木
何か、私みたいな会社勤めしたことが無い人にとって、ダークなイメージはないんだけど、仕事が生きがいみたいな人生になるんかなと思ってたんだけど。そんなこともないんだなあと思った。いいなあと。

当然

__
コックピットとか、大陪審の黒木さんのナビゲート役はいいですよね。好きです。
黒木
ありがとうございます。山形ね。
__
ああ。
黒木
いやー、いい仕事してると思いますね(笑う)。
__
ええ。
黒木
本当にね、あれは完成が遅れてしまって・・・。そうそう、最近ね、いい仕事をしているかどうか。これが世の中の基準になって。
__
いい仕事。
黒木
お客さんにお金を払って見に来てもらってるわけで。それは凄く。大きな話ですけど。
__
いえいえ。僕も、何かの職人っていいなあと。いい仕事をして当たり前、のヒロイズムというか。この前、ある人と話していて。その人はベトナムnoteを見てああ、ありだなと思ったそうなんですよ。社会人でも、芝居はやり続けられると。大変だろうけど。
黒木
私は、蓮行さんが言う職業的演劇人っていうのがあまり理解できなかったんだけど。最近はそれはそれでいいかなと思えるようになった。もちろん、保障も何も無いけど。それでバイトをやめる時も、言い出し易かったし。それはそれで難しいこともあるけど。個人事業主としてやっていくていうのは。

美人

__
紙本さんと話してて。黒木さんは、自分が美人であることを受け容れていないなと。
黒木
いや・・・何かね。嫌な言い方ですけど、そうなんかなと色々思うんですけど。でも、商品価値がなきゃ意味が無い。なんかねー。演劇をやっているという事が深く関わっていると思うんですけど。美人としてそこに立っていて許されるのでなかったら美人でなくていいと思うんですよ。商品価値がなければ、別に。キレイで可愛い人は、ホントに可愛いからなあ。そのぐらいじゃなきゃ、美人として認められないんじゃないかな。

ハンコ

__
そうだ、プレゼントを。
黒木
えっ。す、すいません。楽しみにしててください、就職祝い。
__
ああ、いいですよ本当に。(渡す)これ、けいぶん社で買ったんですけど。
黒木
あぁすいません・・・。開けてみてもいいですか?
__
どうぞ。
黒木
あっハンコや!うわー。嬉しい。ちょっと手紙を書こうと思ってて。ユニット美人の企画で。

(インタビュー終了)