KYOTO EXPERIMENT 2014 フリンジ企画 オープンエントリー作品 第19次笑の内閣 福島第一原発舞台化計画-黎明編-『超天晴!福島旅行』

__ 
笑の内閣の次回公演は、「福島第一原発舞台化計画-黎明編-『超天晴!福島旅行』」ですね。どんな作品になりそうですか?
由良 
福島を題材にするために、実際に現地への取材もしながら、でもいつもの通りの笑の内閣ですね。
__ 
内閣は社会問題を扱った作品を多く発表されていますね。演劇界ではともかく、マスコミ・ネットからかなり多くの反応を得ています。由良さん個人は、どんな感慨がありますか。
由良 
このままでいいんだろうかと思います。
__ 
ええ!?
由良 
話題が盛り上がっているのは分かるんですけど、中身がそれにつりあっているんだろうかと思いますね。内閣の致命的な部分として、芝居が下手というのがあるんです。表現の技術が未熟というか、遊び心がない。
__ 
正直、私もそこは庇いようがないですけどね。
由良 
ちゃんと、お芝居としていつか、良いものを作らないといけないと。台本は読んでみると割と面白いんですけど、演劇的な工夫がないというか、それを形にするのがほんとに下手なんです。台本の面白さを確実に舞台に持ち込んで、いろんなものがうまく組合わさった面白さが出来れば。内閣の芝居は頭には訴え掛けてくるんですけど、感覚的に訴えかける要素が貧しいんです。見せ方が平板で芝居としての厚みがない役者の演技だけでなく、もっと劇場という空間の使い方を工夫できないかなと。
__ 
逆に、内閣の芝居にしかありえない感覚がウケている可能性もありますけどね。
KYOTO EXPERIMENT 2014 フリンジ企画 オープンエントリー作品 第19次笑の内閣 福島第一原発舞台化計画-黎明編-『超天晴!福島旅行』
公演時期:2014/10/16~21(京都)、2014/12/4~7(東京)。会場:アトリエ劇研(京都)、こまばアゴラ劇場(東京)。

タグ: 超天晴!福島旅行 いつか、こんな演技が出来たら


内閣と出会う

__ 
由良さんがお芝居を始めた経緯を教えて頂いてもよろしいでしょうか?
由良 
たまたまですね。5年くらい前に内閣のプロレス番外公演『サマーナイトヘル2009』を見て、楽しそうだと思って。観客を巻き込んだあの変な一体感にあてられたのかもしれないです・・・
__ 
当時はプロレスですね。そして今は政治でプロレスしてますね。内閣に入ったのは。
由良 
家庭環境がギスギスして、うんざりしていて。ため込んだものを吐き出したい、という思いがあったんですね。別に演劇でなくてもよかったのですが、内閣は変な人が多そうで、そういう連中の仲間になって馬鹿騒ぎしてみたかった。
__ 
吐き出せていますか?
由良 
ちょっとずつ。家族の事は問題として残ってはいますが。
__ 
素晴らしい。溜まった澱を、表現する事で社会に還元しているんじゃないですかね。

タグ: 笑の内閣・プロレス芝居


質問 白井 宏幸さんから 由良 真介さんへ

__ 
前回インタビューさせていただいた、ステージタイガーの白井さんから質問を頂いてきております。「自分のチャームポイントはどこだと思いますか?出来れば、筋肉でお願いします。」ちなみに、白井さんはお尻だそうです。
由良 
足です。
__ 
足のどこですか?
由良 
ふくらはぎですかね。
__ 
ああ、ちょっと分かる気がします。

体を酷使した日々

__ 
ちなみに由良さんはカポエラをされてますよね。プロレス公演でやってましたよね。意外でした。
由良 
京都駅の近くの道場に通っています。本部はブラジルにあるんです。結構由緒がある道場なんですよ。向こうの世界にはものすごい人がいっぱいいて、同じ人間とは思えない動きをするんですよ。
__ 
おお。
由良 
僕らの所属してるグループを経営している人、つまり僕らの師匠の息子さんが、去年アゼルバイジャンで行われた世界大会で優勝したんです。
__ 
凄いな。私、カポエラの事は知らなかった。
由良 
組み手の中で、動きがシンクロした時が凄いですね。上手な人がやると踊っているように見えるんです。
__ 
役者として、これまでの内閣の公演で、苦労したのは?
由良 
舞台上で苦労したことはあまりないですね。3年前、初めてプロレスをやったんですけど、ほんとに体を酷使するんですね。五体満足で帰れるんだろうかとピリピリして、観客の目線を気にする余裕もなかったです。それ以来感覚が麻痺したみたいになって舞台でプレッシャーを感じることがなくなりました。失敗しても怪我をする訳じゃないので。それよりもコミュニケーションで苦労したり失敗することが多いです。子どもの頃から本当に人と話せなくて、今まで散々人に怒られてきたので何とかしたいです。昔に比べたらこれでもまだマシになった方なのですが、なかなかうまくいかないですね。役者として以前に人としてどうなんだろうと、いつも悩んでます。

タグ: 稽古とコミュニケーション能力 舞台にいる瞬間 外傷・内傷


芸を持つ自分

__ 
お客さんの、どんな反応が嬉しいとかってありますか?
由良 
舞台に上がっている時はあまりお客さんの反応が気になる事はないです。舞台に上がっていると一人になれる感覚があるんです。自分でいる必要はなくて、その役になっていればいいだけだから、余計なことに煩わされないですむので。
__ 
気が楽なんですね。そうか、人間、役の演技に徹している時は確かに楽かもしれませんね。
__ 
今後、どんな感じで攻めていかれますか?
由良 
これまでもやっとした感じで芝居を続けていて、これからも続けていくかどうか迷ってたんです。でも劇団の名前が売れたりしてきていて、このままでは自分が期待に答えられるかどうか分からなくて、獅子舞の仕事を始めた理由のひとつにそれもあります。これからも舞台を続けるんだったら何か、芸を持つ自分であらなければならないなあと思っています。
__ 
頑張って下さい。応援しております。

タグ: 迷っています ポジショニング不安 今後の攻め方


メタリックナノパズル

__ 
今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントを持って参りました。
由良 
ありがとうございます。開けてもいいですか?
__ 
どうぞ。
由良 
(開ける)おお。
__ 
ペンチとかが必要なんですが、組み立てるとカッコいいですよ、それ。

タグ: プレゼント(ゲーム系) プレゼント(インテリア系)


ステージタイガー#005「MATCH」最強の一人芝居フェスティバル“INDEPENDENT:14”忍ジャガー

__ 
今日はどうぞ、よろしくお願いします。ステージタイガーの役者、白井さんにお話を伺えます。白井さんは最近、どんな感じでしょうか。
白井 
そうですね、色々と演劇のお仕事で呼ばれる事が多いです。有り難い事に。ステージタイガーと、independentの一人芝居、それから滋賀県で撮影している「忍ジャガー」の特撮ドラマに出させてもらっています。
__ 
お忙しいですね。
白井 
そうですね、嬉しいです。忙しくさせてもらっています。
__ 
さて、まずはステージタイガーの次回公演「MATCH」。チラシに書いてある粗筋を拝見するに、今年のABC春の文化祭ステージタイガーが上演された作品と似ているような気がするのですが、いかがでしょうか。
白井 
そうですね、設定としては似ていますが、全く新しい作品として楽しんで頂けると思います。文化祭の時の作品と同じく、主人公は飛脚ではあるんですが、配役は全然違うんですね。江戸時代、ある飛脚が想いを寄せる人が大阪にいると。その彼女がいる大阪でもまた別のストーリーがあるんですね。江戸と大阪は別々で、大阪チームと江戸チームはあまり絡まないんですけど、最後の最後で少しだけ接点があるんですね。
__ 
その瞬間が楽しみですね。どんなトーンのお話になりそうでしょうか。
白井 
時代が幕末、戦乱という程でもないんですけど、その頃の話です。言ってみればそれほど壮大な話ではないですね(ステージタイガーは、人間、ヒューマンドラマを扱う事が多いんです)。ご期待に添いたいと思います。
ステージタイガー
俳優達の鍛え上げられた圧倒的な筋肉。それに最大限の負荷をかける事により、人間の奥深くに眠る野生のエネルギーを創出する。そんな超体育会系演劇を目指すステージタイガーは、関西を代表する強く、切なく、そして狂おしい劇団です。15名を越える劇団員で、自主公演だけに収まらず、ライブハウスから廃校まで、年10本以上のイベントにも出演中。今日もあなたの元へステージタイガー。もう、君にムキキュン。 (公式サイトより)
ステージタイガー#005「MATCH」
公演時期:2014/10/23~26。会場:シアトリカル應典院。
最強の一人芝居フェスティバル“INDEPENDENT:14”
公演時期:2014/11/27~30。会場:in→dependent theatre 2nd。

タグ: 次の公演 一人芝居 単純に、楽しませたい


真っ直ぐな事をするのって実は難しい

__ 
ステージタイガーの作品で、白井さんは結構、まっすぐな人という役所が多いと思うんですが・・・
白井 
そうですね。実は、劇団の作品自体がまっすぐなんですよね。
__ 
そうですよね。虎本さんの書かれる脚本がそうだし、ストレートプレイでの表現も非常に素直に要点を押さえている印象があって。
白井 
良くも悪くもですけど、すごく分かりやすいんだと思います。ただ、真っ直ぐな事をするのって実は難しいんですよね。こねくり回すよりも難しいかもしれない。演出もそんなに難しい指示はなく、「そこはもっと強く」だとかプロレスみたいな演出なんですけど、とにかく出し惜しみをするなという事はよく言われています。
__ 
なるほど。
白井 
稽古場で若い子達が良く言われてるんですけど、「お前らが力を抜いている芝居なんて見たい奴はおらへんぞ」と。

タグ: 私の劇団について 劇団力


あの時のいい顔に見つけたもの

__ 
白井さんがお芝居を始めたのはどんな経緯があったんでしょうか。
白井 
小学生の時に、深夜TVで芝居を見たんですよ。光GENJIの内お二人がでている真田十勇士のお芝居で、最後のカーテンコールで、脇役のおっさんがめちゃくちゃいい顔で挨拶してたんです。汗だくで。芝居はもちろん面白かったんですが、その顔が、めちゃくちゃいいなと思って。そっち側に行きたいなと思ったんです。
__ 
その俳優の表情が、印象的だった。
白井 
あの嬉しさは何だろう。すごく汗だくできらきらしていたんです。でもそこからすぐに演劇を始めるという訳ではなかったんです。中学校の頃にお笑いブームだったので、文化祭でそういうのをやって、笑ってくれるのって嬉しいなと思って。高校の頃に、ゆとり学習の枠で、金曜日に一限だけ演劇の枠があって文化祭で上演しました。大学に入ってから、演劇ぶっくとかで公演の近い劇団に入団しました。
__ 
恐れ入りますが、劇団名を伺えますでしょうか?
白井 
「暇だけどステキ」です。その8回目ぐらいの公演の時、僕が身体障害者の役を頂いたんですね。その時にスタッフで来ていた現在のステージタイガーの代表のhigeさんが見て下さった上に、団員の方にもオススメして下さったそうで。その、僕の役が本物に見えたと仰って頂いて。凄く嬉しかったですね。それから、お誘い頂いて出演させて頂くようになりました。

タグ: 役者の汗を見せる 自分を変えた、あの舞台 文化祭前夜 カーテンコール 初期衝動


バトンタッチ

__ 
次回公演「MATCH」。意気込みを教えてください。
白井 
僕が貰っている役というのが前半メインで、後半では段々と出番は減っていくんですが、通して見ると、後半に向けてどんどん盛り上がっていく感じ。急加速してラストに向かっていくんですね。でも、僕に関して言うなら、出ていないシーンでも存在感が出せればいいなと思います。
__ 
その場にいないときにでも?
白井 
僕の役が思い返されるように、バトンタッチが出来たら。そう思った時に、次の人への影響が良かれ悪かれ印象付けられたらいいかなと。
__ 
印象を刻む、という事ですね。
白井 
この人がいたから、この人のいるシーンが生まれて、この人の台詞に繋がっているみたいな。
__ 
そこをしっかり押さえるんですね。最近ちょっと思うんですが、役者の自分の演技に対する理解って、観客の共感とどう関係しているんだろうという疑問があるんです。もちろんお客さんはそれぞれ別の価値観を持っているので共感は別々にするでしょう。でも、役個人が語る批評について、役者個人が理解していなければ、観客の価値観に訴える事出来ないはずで、それが役作りであり役作りにおける「理解」なんだろうなと思うんです。
白井 
今のお話を聞いていて、確かにその通りだなと思う部分はあるんですが、でも「伝わってるな」と感じながらやっている訳ではないんですね。僕も、「お芝居をしてしまう」というところで良く怒られてしまうんです。
__ 
「お芝居をしているわね」と言われてしまうんですね。
白井 
嘘をついてはいけないんです。役のその気持ちは、ホンマにそう思ってやっているのか?「そのつもり」でやったらそれは嘘になる。それがすごく難しくて。だから僕らのお芝居は本当に走って本当に疲れるんですね。そのリアルさには嘘がないので。
__ 
その通りですね。
白井 
僕はテクニカルな役者ではないので、でも嘘は付かない、大きな声を出す、目をまっすぐ見る、そういう事には気を付けるようにしています。まだまだですけど。

タグ: 役作り=理解の深さの効用 優しい嘘 嘘のない


楽屋へ這って帰る

__ 
逆に、役者が自分の演技を理解しようと思ったら手抜きは出来ないはずで、だからその時の積み重ねとか検証が、一つの演技を支えているに違いないんですよ。で、観客は実は役者の演技を見る時、そのスープが何で出来ているかを味覚とか直感でかなり正確に理解出来てしまうんですよね。評判の良い舞台でもそこが出来ていなければ、やっぱり面白くないと感じてしまうんですよね。
白井 
それはありますよね。ストーリーが凝っていても、何か。
__ 
まあ、もちろん役者から入っていかないお客さんもいるんですけどね。
白井 
僕らで言うたら、役者の一人間としてのエネルギーこそが売りだと思っているんです。だから、手抜きなんて出来ないですね。終演後に役者が立てないぐらい疲労して、バタバタと倒れて、ぐったりしている。それぐらいのエネルギーを出さないと。
__ 
そんな、エネルギーに由来した演劇。
白井 
ジャブは撃つんですけど、最後は必ず大振りのストレートなんです。そういうイメージかなあ。殴る方もクタクタになる。
__ 
そういう舞台で、お客さんに何を持って帰ってもらいたいですか?
白井 
「何か」はお客さんが作ってもらいたいです。その何かの元になるものを与える事が出来たらいいなと。駅までの距離をちょっと早歩きで帰れるぐらいのエネルギーでもいいですし、家で腹筋するとか、楽器の練習するでもいいいですし。何かのワンプッシュというか、起爆剤になれたら嬉しいです。
__ 
わかりました。起爆剤!いい言葉ですね。

タグ: エネルギーを持つ戯曲


僕を変えた舞台

__ 
白井さんにとって、これまでで一番自分を変えたと思われる舞台は何ですか?
白井 
今お話した中では、ステージタイガーに入ったきっかけになった、「お元気ですか 岡本先生」という作品ですね。その時の知的障害者の役が、本物を舞台に上げているんじゃないかと思うぐらいの出来だったと言われましたね。
__ 
すばらしい。
白井 
特攻舞台Baku-団の時の「半端Rock'n27roll」という作品もそうでしたね。27歳という、煮えきらない年齢のフリーター達がバンドを組む話ですね。そこでも知的障害者の役で、最終的には谷屋さんにバットでボコボコにされるという、体を張った作品でしたね。僕の関わる芝居、そういう役が多い気がしますね。

タグ: 入団の経緯 半端Rock'n27roll


質問 たみおさんから 白井 宏幸さんへ

__ 
前回インタビューさせていただいた、ユリイカ百貨店のたみおさんから質問です。「今日の晩ご飯は何にしようと思っていますか?」
白井 
麻婆豆腐が大好きなんですよ。おいしいし、ヘルシーだから。でも、今日、昼ご飯に食べてしまったんですよね。納豆は食べると思います。好きなので。

旅に行く

__ 
今一番、興味のある事は何ですか?
白井 
もし出来るのであれば、旅行がしたいですね。国内・国外問わず、いろんなところに行きたいです。自転車に乗るのが好きなので、たとえばツール・ド・フランス(のコース巡り)に挑戦してみたいです。他にもやりたい事はありますね。ボルダリングとか、泳ぐのもいいですし。体を動かすのが好きなんですよ。

タグ: 多方向に興味あり


ご期待ください、一人芝居

__ 
さて、independentの一人芝居フェスですね。脚本が、k.r.arryさん。どんなお話になるのでしょうか。
白井 
これがひどい話でして。35歳で童貞の白井宏幸という男がおりまして、その人がストーカーをしていると。とにかくその女の子に声を掛けられず、ある日、その子をドラキュラが狙っている事が判明するんですね。その子が処女だから。それは何とかして守らないといけないので、その子を処女じゃなくする為に色々説得するという話です。
__ 
最低ですね。
白井 
ですよね(笑う)。でも、勇気を振り絞って説得するんです。
__ 
そこが葛藤なんですね。しかしひどいな・・・女性の事を何も考えてない。すばらしく最低の脚本ですが、それを書かれたのが、劇団エリザベスのk.r.arryさんですね。
白井 
劇団エリザベスは本当にファンタジックで可愛くてステキなお話をするんです。僕の一人芝居を、劇団エリザベスの会議で話したら「エリザベスでは絶対にしないでくださいね」といういわれたそうです。
__ 
見てくれたお客さんに何を手渡したいですか?と質問しようと思いましたが、聞くだけ無駄かもしれませんね。
白井 
いえ、そこは谷屋さんの演出の力がありまして。言っている事はまず間違えているんですけど、なぜか感動する人間力を出してくれ、と。バカだけど真っ直ぐに、彼女を助けたいんです。その子を。僕は本当にドラキュラを見たし、ストーキングはしてましたけど、思いは強いんです。
__ 
トライアルを経て、手応えはいかがですか。
白井 
そうなんですよ、ありがたい事に、予選を一位で通りました。でも本当に、こんなのが通っていいんだろうか・・・ありがたいんですが、最低なのは自覚しているんです。だからこそ、11月末の公演では全力で望みたいと思います。

タグ: 俳優自体の人間力 一人芝居 下ネタを考える


会話劇に興味あり

__ 
いつか、どんな演技が出来るようになりたいですか?
白井 
そうですね、今こうしているような会話を見せる芝居がしてみたいです。このテーブルを囲んでいるだけの関係性だけで見せられるような。
__ 
素晴らしい。会話劇。
白井 
会話劇といっても、面白くない会話劇というのはやっぱりあるんですよね。「これが面白い会話劇だろう」と思って作られた芝居が、本質を掴んでなくて面白くなかった、という事はあるので。それはエンタメでも同じなんですけど。
__ 
そういう、集中した空間ですね。

タグ: 役者全員の集中が一致 いつか、こんな演技が出来たら 会話劇研究 関係性が作品に結実する


「何でもやります」の姿勢

__ 
今後、どんな感じで攻めていかれますか。
白井 
もう一回、「何でもやります」という気持ちに立ち返りたいですね。二十歳くらいの頃は本当にそういう気持ちでやってるんですけど。もちろん選ばなきゃいけないし、色んな事情はあるんですけど。でも「何でもやります」の姿勢で、少しでも魅力を感じたお話には、迷ってお断りするのではなく引き受けたいな、と。自分からもっと、オーディションとかも受けたりしたいなと思います。身体が動くうちは。
__ 
そうですね、体が動くうちは。
白井 
自分には飽きないようにしたいと思います。僕はこんなもんだから、みたいに捨てたりはやめようと思います。歌は苦手だからとか踊れませんとかじゃなくて。それはやってきていないだけなので。可能性が眠っているだけなので、最初から否定はしないようにしようと思います。
__ 
自分を限らないようにしたいと。
白井 
そうですね。言うてもまだまだ勉強不足なので、もっと吸収していきたいなと思います。

タグ: 色んなものを吸収 オーディション 迷っています 二十歳のわたし


レジャー椅子

__ 
今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントを持って参りました。どうぞ。
白井 
ありがとうございます。いま見てみてもいいですか?
__ 
もちろんです。
白井 
イスですね。
__ 
はい。稽古場とかで使っていただければ。
白井 
これ、いいですね。色使いが可愛いですね。

タグ: プレゼント(ツール系)


ユリイカ百貨店+サギノモリラボ「TWO」

___ 
今日はどうぞ、宜しくお願い致します。たみおさんは最近、どんな感じでしょうか。
たみお 
最近は、「TWO」の稽古と、リーディングと、子供向けWSのあれこれと。子育てをしています。迷惑を掛け通しです。
___ 
私、この一年以内に取材した女性の5人ぐらいが結婚された方だったんですけど、演劇活動と結婚が両立していないみたいなお悩みをみなさん持っていたようでした。自信がないのですか?
たみお 
母親とはこうあるべきだという思い込みとかけ離れているんですよね。好きな人と結婚したのは幸せだけれど、これからあれやこれやをしていこうと思っていたのに、そのあれやこれやを向こうにしてもらってばっかりだなあ、と。
___ 
大好きな方と結婚出来たのは素敵な事じゃないですか。
たみお 
それもちろん。理想はもっときちんとして、もっと料理もして。しかも今は土日を創作の時間に充てさせてもらっています。もちろん家族の時間も持ってはいるんですけど。
___ 
旦那さんのご協力のもと、製作されているんですね。つまり、それはもう失敗出来ませんね。
たみお 
そうですよ。本当に。
ユリイカ百貨店
ユリイカ百貨店は 2001年より、脚本・演出を担当するたみおを中心とするプロデュース集団として活動を展開。幼い頃の「空想」と大人になってからの「遊び心」を大切に、ノスタルジックな空気の中に、ほんの少しの「不思議」を加えたユリイカ百貨店ならではの舞台作品を作り続けている。(公式サイトより)
ユリイカ百貨店+サギノモリラボ「TWO」
公演時期:2014/10/18~19。会場:元・立誠小学校。

タグ: 結婚について 母になる エネルギーを持つ戯曲 自信がない


共作がはじまる

___ 
この作品・・・『ツー』?と読むんですか?
たみお 
ちょっと言いにくいので「ティーダブルオー」と呼んでいます。
___ 
ありがとうございます。いいチラシですよね。ビジュアル的に素晴らしいです。ここ3年ぐらいで見た中で一番、美しいと感じるチラシでした。
たみお 
あ、本当に?ありがとうございます!この遊園地の写真、全部切り抜いているんですよ。手伝ってもらったりして。
___ 
元は写真なのに、欄干の一本一本まで・・・凄いですね。さて、どんな作品になりそうでしょうか。
たみお 
照明デザイナーの魚森さんと、インターフェイスデザイナーの片山さんのお二人がお作りなったサギノモリラボというデザインユニットと一緒にやらせてもらうんですけど、面白い事を考えていらして。例えば、お客さん参加型のインタラクティブアートが演出として作品に組み込まれるという。
___ 
面白そうですね!
たみお 
それから、作品自体が移動し易いように作ろうと、
___ 
移動できる作品とは?
たみお 
海外にも持っていける。劇場を選ばずに出来る作品です。私の方は、暗転をしたいという気持ちがずっと強くて。この一年ぐらいはリーディング公演を主にしていたんですけど、会場の都合から暗転が難しくて。それを魚森さんにお話した時に、「一緒にしてみない」というお話を頂いたんです。暗転出来る、これはありがたいぞと思って。
___ 
面白い関係性ですね。
たみお 
ありがたかったです。

タグ: 海外に 関係性が作品に結実する