海の外へ

__ 
いつか、こんな事が出来るようになりたい、とかはありますか?
せん 
単純に、海外から声が掛かるようなアーティストになりたいです。
__ 
なるほどね。
せん 
それから、今もやっていますがこれからもやっていきたい事があります。私、実はここで料理も出すんですよ。料理するの、好きなんです。料理も一つの、ちょっとした作品だと思うので、それがお客さんの口の中に入るのが嬉しいというのがあって。なるべく本番では何か、料理を出したいとは思いますね。あとは、その場の空気も大事だと思うので、同じ空間の空気を共有する時間を大事にしたいですね。

タグ: クッキングの話題 海外に


私も止まれない人間

__ 
今後、どんな感じで攻めていかれますか?
せん 
今勉強中で、色んな事が出来るようになりつつあるので。今後も継続して学び続けたいと思います。総合して、創作者側として一つの作品を作りたいと思いますね。例えば、いま染め物をやっているんですよ。
__ 
それはまた全然別な領域に行きますね。
せん 
沖縄の民族的な染め物の原色が好きなんです。紅型(びんがた)染めというのを勉強していて、ちょっとずつ衣装とまではいかないですけど、人間がキャンバスになるような、それをきた人が町に出ていって、一人歩きするアートとして、勝手にアートが町を歩いていくみたいな。
__ 
それは面白そうですね。やりたい事がどんどん出てくるって素晴らしいですね。
せん 
八方美人で・・・私も止まれない人間なのか。思い立ったら吉日みたいな。でもプツッと切れてしまう面もあるんですけどね。
__ 
なるほど。止まると死んでしまうみたいな。
せん 
だから一人だと危なっかしい、みたいな。
__ 
今後も、安心する事なく磨いていってください。
せん 
いつ死んでもいいようにしたいという念が自分の中ではあります。年を経る毎にまとまった表現も持っているとは思うんですが、その時までは学び続けていきたいですね。

タグ: 多方向に興味あり 今後の攻め方


夜空のブローチ

__ 
今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントがございます。
せん 
えっ。何という・・・。
__ 
つまらないものですが、どうぞ。
せん 
可愛い包み(開ける)あ、可愛い何これ。ピンですか。
__ 
はい。
せん 
銅版画なんだ。懐かしいー!小学校の頃授業でやった事があって、やりたいなと思ってたんですよ。プレス機が必要なんですよね、これ。
__ 
防水加工はしてあるそうですが、水気には気をつけて下さい。
せん 
やったー、嬉しい。可愛いです。

タグ: プレゼント(リング・ネックレス・ブレスレット系)


KYOTO EXPERIMENT 2014 フリンジ企画 オープンエントリー作品 第19次笑の内閣 福島第一原発舞台化計画-黎明編-『超天晴!福島旅行』

__ 
本日は笑の内閣上皇、高間響さんにお話を伺います。どうぞ、よろしくお願いします。最近、上皇はどんな感じでしょうか。
高間 
最近は快調に演劇活動を続けています。先日は京都舞台芸術協会の理事様にもなりましてね。あとは結婚ですかね。この間、ハワイいきましたね。
__ 
ありがとうございます。8年ぐらい前に取材した時と比べたら隔世の感がありますね。
高間 
あの時はですね、テキトーに答えすぎたなと。その時はプロレスしてたんですが、その頃とは全然違う事をやってますよね。
__ 
いやあ、言論に場を移してプロレスをしているじゃないですか。
高間 
まあ、時事ネタの方が伸びてますね。意外と。僕、このまま文化人になろうと思っているんですよ。
笑の内閣
笑の内閣の特徴としてプロレス芝居というものをしています。プロレス芝居とは、その名の通り、芝居中にプロレスを挟んだ芝居です。「芝居っぽいプロレス」をするプロレス団体はあっても、プロレスをする劇団は無い点に着目し、ぜひ京都演劇界内でのプロレス芝居というジャンルを確立したパイオニアになりたいと、06年8月に西部講堂で行われた第4次笑の内閣「白いマットのジャングルに、今日も嵐が吹き荒れる(仮)」を上演しました。会場に実際にリングを組んで、大阪学院大学プロレス研究会さんに指導をしていただいたプロレスを披露し、観客からレスラーに声援拍手が沸き起こり大反響を呼びました。(公式サイトより)
KYOTO EXPERIMENT 2014 フリンジ企画 オープンエントリー作品 第19次笑の内閣 福島第一原発舞台化計画-黎明編-『超天晴!福島旅行』
公演時期:2014/10/16~21(京都)、2014/12/4~7(東京)。会場:アトリエ劇研(京都)、こまばアゴラ劇場(東京)。

タグ: 結婚について 結婚したら・・・ 笑の内閣・プロレス芝居


「ダークツーリズム」

__ 
さて、笑の内閣の次回公演は、「福島第一原発舞台化計画-黎明編-『超天晴!福島旅行』」ですね。どんな作品になりそうでしょうか。
高間 
今まで内閣は「危ない事ばかりしている」と言われてきましたが全然危なくないんですよ。こんな安全な、例えばアニメマンガ規制とか、風営法とか、民族差別は良くないですとか。でもそんなの全然危なくない。少なくとも、演劇を見る人間から嫌われる意見ではないので。でも今回の「福島に観光に行きましょう」というのは不謹慎だ。という声はあります。
__ 
ですね。
高間 
だから今までのお客さんを手放すかもしれないんです。そういう意味では危険ですね。
__ 
確かに。
高間 
今まで、風営法とかネトウヨ問題は、「よくぞ芝居にしてくれた」と言ってくれた人が多かったんですよ。支持者がいたし、僕も彼らの力になりたいという気持ちはありました。売名したい気持ちももちろんありましたし、何より笑えるネタだったからです。でも、今回の作品の為に福島に取材に行った時はね、そういう風に、笑いという手段での表現が理解されなかったんですよ。当たり前ですけど、これまでもバカにしたりとか揶揄したりとかはしなかったです。でも、とにかく通用しなかったというのは、それは本当に悔しかったですね。
__ 
今回ばかりはそうですね。では、笑の内閣が今回、福島を取り上げる意義ってどこにあるんでしょうか。
高間 
福島の観光について、僕らが何かの糸口を掴めたらなと思っているんです。今回の作品は、東浩紀さんが提唱されている「福島第一原発観光地化計画」にインスパイアを受けたんです。凄く、僕の考えを肯定してくれたなと。震災後、実はこれまで興味本位で福島に行ってたんですけど、それで良いんや、と。僕個人としては福島は楽しい所なんですよ、あそこは観光地になっていい。それをダークツーリズムという言い方で広めてしまえば良いと。
__ 
「ダークツーリズム」ってつまり、怖いもの満たさという事?
高間 
要するに、死や悲しみのある場所に行く観光を肯定するという事ですね。災害遺跡、戦争遺跡に行く。言うたら原爆ドームもひめゆりの塔もそういう事になるのかなと。
__ 
そうですね、そういえばそうか。
高間 
要は、地元の人と軋轢を起こさないかどうかという事もあります。でも西成ツアーも行ってうまくいってますしね、大丈夫でしょう。そして、この芝居は「原発の是非を云々という芝居」じゃないです。それはもう、色んな諸先輩が既にやってくれているので、もう必要ないだろう。

タグ: 超天晴!福島旅行


いわきに着いて

__ 
上皇は、この作品にをご覧になったお客さんにどう思ってもらいたいですか?
高間 
笑ってもらいたいというのはもちろんですけど、福島に観光に行ってもらいたいですね。僕の原発についての考えなんかよりも。まあ大きいのは、今回参加の10数人、僕が企画しなければ、まず福島には行ってなかったでしょうから。実際に見てきたという体験は大きいんです。
__ 
そうですね。
高間 
あの丸山交通公園が、現地で面白い事を言わなくなって泣いてたんですよ。「高間さんここ無理っすわ」って。いわきに着くまではバスの中ではしゃぎまくってたんですけど、富岡に入ると押し黙ってしまってうるってなってましたね。
__ 
あらすじによると、今回の作品の舞台は滋賀県の高校の修学旅行の行き先を決める政治劇だそうですね。遠く離れた滋賀県から、どんな人達がどんな思いで福島を見るのでしょうか。芝居の結末も気になりますが、そうした意識の問題についても興味が出てきますよね。

タグ: 泣く観客 どう思ってもらいたいか? めっちゃ泣いた・号泣した 政治とパーティー 反応し合う


笑の内閣VSネトウヨ

__ 
さて、「ツレがウヨになりまして。」の韓国公演を画策されているそうですね。大変興味があります。やったら絶対面白いと思うんですよ。
高間 
いやー、実現出来たらハクが付くと思いますわ。劇団としてというのもありますけど、ネトウヨというのが日本でも笑われているよという事を示せるんですわ。だって、向こうでだってネトウヨなんて一部のバカで、大半の冷静な人たちは日本に対しては是々非々でやってるんですよ日本人と同じように。そういう話をですね、日本と韓国で真面目にやっている人たちは沢山いるんですけど、僕らのようにギャグでそれを示せる存在があってもいいと思うんですね。
__ 
それが実現すれば、日韓関係については大いに革新的な事件になると思うんですよ。ネット右翼・・・個人的な認識ですが、正直、日本のネトウヨは全然気合が入っていない腑抜けだと思っている。あれは日本という勝ち馬に乗りたいだけの野次馬に過ぎないと思う。昆虫だと言い切ってもいいかもしれない。そういう彼らを笑ってあげる事は、彼らにとって救いに繋がるんじゃないか。それが出来たら・・・。ネトウヨにひとこと、言いたいことはありますか?
高間 
一言では済まないですね。ま、ツレウヨを見て欲しいです。あれだけtwitterで、チョンだなんだと言ってきて結局一人も観に来てないんですよ。いや来てるのかもしれないですけど、観たという事を表明してほしいですね。そうじゃないと意味がない。要するに、そんなに熱心じゃないんでしょうね。
__ 
上皇とネトウヨとの戦いは、始まってもいない。
高間 
ネット上で散々、「高間は在日だ、反日だ」と煽られましたけど、僕は日本人です。でも両親は日教組です。それはネットを使えば5分で出てくる事実なんですけど、「高間響は在日だから反日なんだ」だという明らかなウソと、「高間響の両親は日教組だから反日なんだ」という本当の事(いや反日なのは本当じゃないけど日教組の息子ってのは本当ですからね)、どちらが説得力があるかは一目瞭然なのに、その手間を掛けられない人たちなんだと思うと全然怖くないです。一人、熱心に調べた人がいてその人はちょっと根性あるなとは思いました。
__ 
それ以外は怖くないと。
高間 
怖くないというより、面白くないですね。靖国参拝批判の時の「オバマは在日」は面白かったですけどね。あのね、表現規制派の人とかは頑張ってますもん。アグネス・チャンとか、僕から見れば方向性は間違っているんですけど、もの凄く頑張ってます。表現規制するために。反対派より努力してるんです。
__ 
内閣は努力しないネトウヨが嫌い?
高間 
いや僕は努力嫌いなんで・・・。面白くない人が嫌いですね。
第18次笑の内閣「ツレがウヨになりまして」
公演時期:2013/12/19~22(東京)、2014/2/14~16(北海道)、2014/2/28~3/4(京都)。会場:こまばアゴラ劇場(東京)、シアターZOO(北海道)、アートコミュニティースペースKAIKA(京都)。

タグ: 北海道出身 ヘイトスピーチ 世界がズル剥け


無努力主義

高間 
努力の話が出たので。僕はね、無努力主義というのを提唱してるんです。僕が何の為に演劇をやっているかというと、人類は究極的には努力を必要としなくなるというのが目標だと思うんです。努力が好きな人が多いですけど、努力をしなければ生きていけないというのは人間が未熟だからだと思うんですよね。だらだら生きていけないというのはおかしいし、そうじゃない今に満足して頑張っているというのは進化を否定していると思うんです。
__ 
なるほど。
高間 
努力ナシに夢が叶うようにしないといけないんですよ。人類は今までも楽になるように努力をし続けてきましたけれども、それを完全に無くす為の技術開発が必要なんです。まあそんな努力、僕は大変だからしませんけれども残念ながら。

楠 海緒さんから 上皇へのご質問

__ 
前回インタビューさせて頂いた、楠海緒さんからご質問を頂いてきております。畏れ多くも、この場をお借りして申し上げさせて頂きます。「今までで一番嬉しかった事は何ですか?」
高間 
たくさんあるな。やっぱり、良い公演をした時は嬉しいですね。
__ 
その中での一番は?
高間 
結婚式プロレスですかね。結婚したのと、良い公演だったというのがダブルですからね。もうノロケやな。
__ 
あともう一つ。「あなたが、意外だと人に言われるのはどんな事ですか?」
高間 
「意外といい人」ですね。偽悪者ぶってますから。根はいい人だ、って。まあ根以外はどうか分かりませんが。

役への執着

__ 
笑の内閣の一番のネックは芝居の質だと思うんですよ。それはお客さんによるかもしれないですけど、色んな作品を見てきたような人には物足りない。だから説得力が削がれるんじゃないかといつも思っている。
高間 
それはですね、重々自覚しているんです。問題はいくつかあって、まず僕の演技が下手であるという事。それは僕が出演しなければ解決するんです。もう一つは、僕は芝居が下手でも気にならない演出家なんですよ。
__ 
そうなんですね。
高間 
まるで気にならない訳でもないんですけど。上手い役者には声掛けなくなっちゃったんですよね。演出としての欲が浅いんでしょうか。
__ 
今回は上手な人が何人もいるじゃないですか。少なくとも私は、自分の演技を責任持って作って来てくれればそれで何も文句ないです。
高間 
そうしてくれる役者がしてくれればいいんですよ。僕よりも役に執着してくれればそれでいいです。今回出てないですけど田中浩之とか小林真弓とかは書いた僕より執着してるんです。そういう人については信用しています。やっぱり脚本家としての比重が強すぎるんですよね。ラジオドラマでやったら実は充分かもしれない。

タグ: ラジオドラマ 役者に求めるもの


笑の内閣が今面白いと思っていること

__ 
笑の内閣。次は何を取り扱いたいと思いますか?
高間 
いっぱいあります。名誉男性とかは面白そうですね。
__ 
名誉男性?
高間 
言うたら今回安倍内閣に入閣した女性議員ですね。あの人達は社会進出している女性としてもてはやされながらも、一般的な男性よりも女性差別的です。
__ 
そういう意味での名誉男性?
高間 
そうですね、心にチンコが生えているから、発言がね笑っちゃうんですよ。キチガイだなと。例えば夫婦別姓反対論ってホントに愚かだと思っていて。でも、選択的夫婦別姓であるべきなんですよ。他人に口を出されたくない、夫婦の間で苗字を決めたいという人の心を踏みにじっているからですよ。
__ 
そうですね。
高間 
よその家庭の問題に口を出すべきじゃないし、もし仮によその家庭が崩壊したとして、何かお前に損する事があるのかと。関わるな、と思いますね。年賀状の宛名がわからんとか、どうでもいいことのためにね。夫婦同姓強制制なら反対しますが。
__ 
それが名誉男性のネタ、なんですね。
高間 
そういう名誉男性的な発言って面白いなと思いますね。それと、江戸しぐさは面白いですね。腰浮かせとか。電車の無い時代にそんなマナーが生まれるかっ、とかね。時泥棒という、電話のないはずの時代に生まれたアポイントメントのマナーとか。でもそんな出所不明の「江戸しぐさ」が、歴史的事実として教科書に載って行くんですよ。
__ 
それは面白いな。
高間 
それから、牟田口廉也。インパール作戦で失態を犯して、その後も自分は悪くないと弁明し続けたり切腹しようとして誰にも止められなかったり葬式で自分は悪くないというビラを撒いてもらったりした人なんですけど。
__ 
ああ、撤退時に冷ややかな視線を浴びた人ね。
高間 
日本軍の無能さは面白いですね。そういう人間でも出世出来たという日本軍のシステムがお笑いなんだと思うんですよね。これからの左翼は「戦争は悲惨だ」とか言っても通用しないですよ。太平洋戦争は米軍の戦力が巨大だったから負けた訳ですけど、同じ軍力でも負けたでしょうねこんな組織じゃ。同じ戦力でも将軍で負けます!

タグ: わたしの得意分野


もう、無難に行きたい

高間 
あとは、またプロレスはしたいですね。みんな年食っちゃったからなあ。僕が、プロレス団体のメイクになった方が面白いぐらいになってますし、笑の内閣にとってプロレスというのはお荷物になってる状態で。
__ 
でも、結婚式プロレスは去年だったじゃないですか。
高間 
その前に2年ブランクがありましたからね。でも、すっ太郎みたいな場外でプロレスを挑んでくる若手とそういう事をやりたいという気持ちはありますね。
__ 
挑戦してきてくれる若手、ね。
高間 
やっぱりね、噛み付いてきてくれるというのは嬉しいですよね。
__ 
最後の質問です。内閣は今後、どんな感じで世の中にケンカを仕掛けていきたいですか?
高間 
安全に行きたいですね。もう、無難に生きていきたい。
__ 
えっ・・・!?
高間 
いやあ、だって、僕就職出来なかったから芝居してる訳ですから。妻ともしっかり話しましたけど、芝居辞めて就職しようにも高間響で画像検索したら上祐史浩さんや鈴木邦男さんと一緒に写ってる写真が出てくるんじゃ面接受かんないですからね、続けてた方がまだ可能性あるだろうと。
__ 
うーん。
高間 
やばい事をtwitterに排泄的に書いたり、やばい本心を煙に巻きながらも書いたり、でも全部バランスを取って書いているんですよ。どれが自分の本心か分からなくなってきましたから。このインタビューだってどこまで本心か。

タグ: 生き方と世の中の為に動く


音嫌い・5号

__ 
今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントを持ってまいりました。今回は本当に大した事無いものです。ただ、上皇に謹呈する意味のある物です。
高間 
ありがとうございます(開ける)。
__ 
それはですね、簡単に言うと大きな音がなるスプレーです。防犯グッズですね。
高間 
前回も似たようなものだったような気が。
__ 
あれはホイッスルですね。今回は緊急避難用です。いきなり誰かに襲われた時に使ってください。
高間 
大きいな。どうやって持ち歩くかですよね。
__ 
・・・奥様に持っていただくとかはいかがでしょうか。
高間 
それはいいですね。奥さんにプレゼントしよう。

タグ: プレゼント(凶器・防犯系)


演劇で忙しい毎日

__ 
今日はどうぞ、よろしくお願いします。最近、楠さんはどんな感じでしょうか。
楠  
よろしくお願いします。最近は笑の内閣の稽古です。それと、笑の内閣の公演が終わった週に時間堂の大阪公演に出演します。あとは今週末、東京で木ノ下歌舞伎の本番があって、演出部で参加しています。現行の出演者さんになった2年ほど前から毎回付かせていただいているのですが、横浜、京都、チリにも連れて行っていただきました。おめでたい事をいっぱいやるダンス作品で、裏付き作業がとても大変なんですけど、一応リーダーのようなことをしています。
__ 
素晴らしい。
楠  
いや全然なんです(*>ω<*)
時間堂 [つながる] ツアー2014 [東京 大阪 仙台 札幌 福岡]「衝突と分裂、あるいは融合」
公演期間:2014/10/25~26(大阪)。会場:in dependent theater→1st。
木ノ下歌舞伎
歴史的な文脈を踏まえた上で現行の歌舞伎にとらわれず新たな切り口から歌舞伎の演目を上演する、木ノ下裕一と杉原邦生による団体。古典演劇と同時代の舞台芸術がどう相乗作用しうるかを探究し、新たな古典観と方法論を発信、ムーブメントの惹起を企図する。あらゆる視点から歌舞伎にアプローチするため、木ノ下裕一が指針を示しながら、さまざまな演出家による作品を上演するという体制で、京都を中心に 2006 年より活動を展開している。(公式サイトより)
東京発・伝統WA感動「日本の伝統芸能×ストリートダンス Part2」
公演時期:2014/9/27。会場:スパイラルホール。

タグ: 最近どう?


vol.381 楠 海緒

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2014/春
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楠

KYOTO EXPERIMENT 2014 フリンジ企画 オープンエントリー作品 第19次笑の内閣 福島第一原発舞台化計画-黎明編-『超天晴!福島旅行』

__ 
次回は笑の内閣、ですね。どんな作品になりそうでしょうか?
楠  
面白くなると思います。今回の作品に参加するメンバーは、この夏に本当に福島旅行に行ってきました。私はみんなと一緒には行けなかったのですが、5月に高間さんたちと少人数で行っています。
__ 
そうでしたね。
楠  
難しい状況にも直面しましたし、一方でわかっていたことも沢山ありました。原発についても、ゼロにするとかしないとか、問題はそこではないんだと尚更思いました。どちらか一つということはないんです。私は原発がゼロの世の中よりも、原発に賛成とか反対とか、いろんな人が自由に意見を言える世の中がいいと思っています。
__ 
手応えがあるんですね。
楠  
一言で言うと福島をネタに公演をうつことなるのですから(そういうわけではないのですが)、いろんな気持ちになる人がいるのは当たり前です。特に内閣は、実際の中身よりも宣伝などの外面がチャラいですし。だから福島に行って「これはだめだ」と思ったら出演しないでおこうと思っていました。自分の良心と相談して。福島に行ったとき、コメディをやると言ったら「絶対笑えないから不可能」と言われたこともあります。私は、笑えないものから笑いを生むことはアーティストができることのうちの一つだと思っていて、高間さんはそれができる人だと思っています。だから参加を決めました。
笑の内閣
笑の内閣の特徴としてプロレス芝居というものをしています。プロレス芝居とは、その名の通り、芝居中にプロレスを挟んだ芝居です。「芝居っぽいプロレス」をするプロレス団体はあっても、プロレスをする劇団は無い点に着目し、ぜひ京都演劇界内でのプロレス芝居というジャンルを確立したパイオニアになりたいと、06年8月に西部講堂で行われた第4次笑の内閣「白いマットのジャングルに、今日も嵐が吹き荒れる(仮)」を上演しました。会場に実際にリングを組んで、大阪学院大学プロレス研究会さんに指導をしていただいたプロレスを披露し、観客からレスラーに声援拍手が沸き起こり大反響を呼びました。(公式サイトより)(公式サイトより)
KYOTO EXPERIMENT 2014 フリンジ企画 オープンエントリー作品 第19次笑の内閣 福島第一原発舞台化計画-黎明編-『超天晴!福島旅行』
公演時期:2014/10/16~21(京都)、2014/12/4~7(東京)。会場:アトリエ劇研(京都)、こまばアゴラ劇場(東京)。

タグ: 超天晴!福島旅行 生き方と世の中の為に動く


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楠

ピンク地底人3号との一人芝居「暗闇から手をのばせ!」

__ 
先日、細見美術館でピンク地底人3号さんとの一人芝居「暗闇から手をのばせ!」がありましたね。見たかったです。
楠  
嬉しいです。ありがとうございます。
__ 
どんな経験でしたか。
楠  
一番大切で、大事な作品になりました。初めての一人芝居で。
__ 
見たかったですね。
楠  
3号さんは今回が初めましてとういわけではなかったのですが、作品を一緒に作るのは初めてでした。けんかもいっぱいしました。
__ 
あ、喧嘩してたんですか。
楠  
はい笑。言い争いとかにはならないのですが、沈黙のけんかというか、、私もしょっちゅう泣いてました。内容は、一人の女の子と納棺士の話です。この金髪も作品の為に染めました。会場での声の聞こえ方や見え方の問題もあったし、私自身の技量の問題もあったのですが、嬉しいことも嫌なことも沢山言われました。
__ 
反響があったという事ですよね。良かったじゃないですか。ご自身としてはどんな経験になりましたか。
楠  
一つあげるとしたら、私は本当に取り繕って生きていたんだなあ、と、そういう事に気付きました。
__ 
というと?
楠  
稽古の間中、ずっと3号さんに「取り繕わないで」と言われてたんです。「もっと、普段の喋っている時・喧嘩しているときみたいにしてほしい」と。「演技で怒っている時よりも、今みたいに喧嘩して泣いている時の方が切実で、それをやってほしい」、って。それなりに演劇をやってきて「演技しているモード」みたいなものは私には無いと思ってたんですけど、やっぱりあったんですね。いつの間にか勝手に身に付いていた。それに普段誰かと喋る時においても、多かれ少なかれ取り繕っているんですよ。
ピンク地底人3号 × Quiet.Quiet 真夏の合同公演
公演時期:2014/8/27~29。会場:細見美術館内 CAFE CUBE。

タグ: めっちゃ泣いた・号泣した 一人芝居 ピンク地底人


vol.381 楠 海緒

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楠

『思っている事をちゃんと言う。そして、自分が今どう思っているのかを確認してあげる』

楠  
取り繕うというのは別に二重人格だとかそういう事じゃなくて。社会での生きやすさのためにやっていることです。取り繕っている私が、ある程度批判されたり嫌われても、別にその私はいいや、嫌われたのはコーティングしてる私だからと思えます。武装しているんですね。本当の私が嫌われるのはとても怖いです。それに本当の私は基本的に嫌な事を考えているので、それを表にだすと無駄な争いを生みます。
__ 
なるほど。
楠  
だから、それをやめようと思いました。難しいですね。思っている事を言う方がよっぽど難しい。
__ 
そうですね。
楠  
次に出演する時間堂さんはマイズナーメソッドを実践されていて、その中のひとつ、リピテーションをWSオーディションでやったんですが、それが私の中ではすごい体験だったんです。今日までも、一日もそのことを思い出さない日はないくらいです。
__ 
というと?
楠  
一対一で向かい合って、自分の目に見えている事、自分が感じている事、相手が思っていると思う事を口に出して、繰り返すんです。
__ 
相手の言葉を復唱するんですね。
楠  
そうでもいいし、自分の言葉を復唱してもいいです。やめたくなったらやめてもいい。そのルールだけ説明されて「さあやりましょう」って始まりました。私、その相手の人とめっちゃやりにくかったんです。正直ハズレを引いたとすら思いました。でも、そんな事口に出せないじゃないですか。
__ 
普通はね。
楠  
モヤモヤしていたら黒澤さんが来てくれていて、深呼吸して、手に力が入っているその手を言葉にしてみてと言われました。それが衝撃でした。「やりにくい。やりたくない」って初めて口に出しました。それから私は、いかに自分が思っている事を口にしていなかったかに気がつきました。ちゃんといろんなこと考えているはずなのに口元に高性能のフィルターがかかっていて、選別された言葉しか出していなかったんですね。
__ 
なるほど。でもそれは誰でもそうですけどね。
楠  
そう、誰でもそうなんですけど。私にはそれがすごくショックだったんです。私はこんなに取り繕っていたんだと。自分の汚さも知りました。ワークの後に感想を言い合う時間があって、よれよれでそのことを伝えたら、黒澤さんは「さっきまでの笑顔のあなたより、それを言う今のあなたの方が魅力的だよ」と言ってくれました。私は特に高校生くらいまでが生きにくくて、大人になるにつれて自分を上手に取り繕えるようになり、ある程度の生きやすさをどんどん獲得していってたんです。でもこの一言で、それを辞めようと思いました。『思っている事をちゃんと言う。そして、自分が今どう思っているのかを確認してあげる』。
__ 
それが、「暗闇から手をのばせ!」と、時間堂のオーディションで得た事なんですね。
楠  
とても幸せなことなのですが、私はいま求めている世界に立てている事にある程度充足しています。twitterに書く事も減りました。私はtwitterが好きで、これまでは実際に口にできないけど考えていることはここに書いていたんです。少しだけ自分のことわかってほしいって願いをこめて、やってたんですけど。それはもう必要ないんですよ。
__ 
ぶっちゃけましたね。
楠  
でも、まだまだだと思います。思った事を言えないこともあるし、やりたい事だってあります。もっと自分に「今はどう?」って聞いて、確認してあげたいです。
時間堂
時間堂は、演劇をつくる団体です。1997年から活動をはじめて、東京を本拠地としています。代表者は黒澤世莉です。(公式サイトより)

タグ: 俳優の「素」を生かす 外の世界と繋がる もう、辞めたい


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楠

出会いと別れ

__ 
FTPというか、劇団衛星との出会いと別れについて、です。まず、どんな経緯で入ったんですか?
楠  
4回生の時に声優の養成所に通っていて、他にも大学で演技の勉強ができるようなところがないか探したところ、蓮行さんが教えている授業を見つけました。子供たちとお芝居を作るWSを学生が企画実践する授業です。そこで京都の演劇と出会い、アルバイトの期間を経て、卒業後フリンジシアタープロジェクト(FTP)に入りました。
__ 
そして、辞めた。
楠  
そうです。今でも顔向け出来ないぐらい、迷惑を掛けたし申し訳ないと思っています。でも、FTPを辞めなければ出会えない人たちや舞台に沢山出会えました。FTPにいないと出来ない経験は山ほどあったんですけど、FTPを辞めないと出来ない経験が私にはたくさんあったんです。私はそれを選べて良かったです。辞める辞めないで悩んでいた時相談に乗って下さった方々には、今でも本当に感謝しています。辞める事自体も迷惑になる状態で本当に苦しかったですが、それでも、辞めたことを後悔したことはないです。
__ 
じゃあ、良かったんですよ。それは。
楠  
でも申し訳ないです。たいしていい働きも出来なくて・・・。
__ 
だからこそ、楠さんがもっと大きくなって、衛星を見返すぐらいの存在になってもらわないと困るじゃないですか。
楠  
それは、そうなのかもしれないですね。
__ 
楠さんは、いまどんな感じで演劇を続けていきたいですか?
楠  
FTPで働いて、辞めて、それで思うんですけど、今の京都で役者として演劇を仕事にするというのは、ステージ以外の部分で働くしかないんですよ。私はワークショップや教育に興味がないので、時間やお金だけをみれば割りのいい仕事が他にいくらでもある。だから今は割り切って、アルバイトで効率よくお金を稼いで、それで自分の演劇をしています。とても幸せです。
__ 
なるほど。
楠  
演劇教育で働くプロのあり方もその功績も、凄い事だと思います。でも私は、お金を稼げることだけが演劇のプロなのではないと思っています。
劇団衛星
「小劇場での演劇でしか絶対に表現できない舞台表現」を極めるべく、1995年6月設立。「演劇人=アルバイト生活」の常識を破った、フリンジ業界における非常に珍しい専業演劇人集団である。京都を拠点に、既存のホールのみならず、寺社仏閣・教会・廃工場等「劇場ではない場所」で公演を数多く行い、茶道劇「珠光の庵」や裁判劇「大陪審」などの代表作を全国で上演。また、演劇のポテンシャルを利用したワークショップなど「演劇のないところに演劇を送り込む」活動を、幅広く展開中。(公式サイトより)

タグ: お金の事 声優になりたかった 退団したら・・・


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楠

質問 髭だるマンさんから 楠 海緒さんへ

__ 
前回インタビューさせて頂いた髭だるマンから質問を頂いてきております。「本当に辛くなったらどうしますか?」
楠  
あ、髭ちゃん。嬉しい。どうやろう、私はあんまり、辛くなったからリフレッシュというのはしないと思います。それはそれとして取り込んでしまうというか。短期的な話でいくと、体がしんどくなったらお風呂に入りますね。

タグ: お風呂


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楠

変やけど変やないよ

__ 
辻企画にも出演されてましたね。タイトルが「私、秘密知ってるの」
楠  
凄い、凄い経験でした。司辻さんにはたくさん影響を受けています。一緒にC.T.T.に参加した宮階さんにも。
__ 
なるほど。
楠  
司辻さんはよく、「どっちでもええんやで」と言ってくれます。私も何かある度に、自分に「どっちでもええんやで」と言ってあげます。そして他人に対してもそういう風に接する。それはとても、いろんな可能性を増やす事だと思うんです。他にも司辻さんは、私に「海緒ちゃんは変やけど、変やないよ」と言ってくれました。それが私は生きてきた中で一番しっくりきた言葉で。私、高校生ぐらいまでよく変な子扱いを受けていて、楽しくなかったんですよ。でも、自分が変だという認識はあるんです。だから「変じゃないよ」と言われると(そんな事ない、変や)って思う。でも「変やで」と言われると、それはそれでものすごく傷つくんですね。「変やけど変やないよ」は、一番ホッとしました。私はこの言葉にすごく救われています。
辻企画
2002年に旗揚げ。主宰・司辻有香。全ての作・演出を司辻有香が務める。京都を拠点に活動。主な作品に、「I love you(In the bed)」(第2回京都芸術センター舞台芸術賞佳作受賞)、「世界」(京都芸術センターセレクションvol.25参加作品・第14回OMS戯曲賞最終選考ノミネート)、「不埒なまぐろ」(第8回アトリエ劇研舞台芸術祭招聘作品)等がある。根本的に描く「愛」と「生」に特化される世界は、過剰さと激しさを持ち、「皮膚感覚的」とも称される。
辻企画『私、秘密知ってるの。』
C.T.T.参加作品。公演期間:2014/07/29~30(C.T.T.京都)、2014/08/13~14(C.T.T.大阪)、2014/08/27~28(C.T.T.名古屋)。会場:アトリエ劇研(C.T.T.京都)、ウィングフィールド(C.T.T.大阪)、ナンジャーレ(C.T.T.名古屋)。

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vol.381 楠 海緒

フリー・その他。

2014/春
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楠