豆電球のささやき

たみお 
それから、KYOTO EXPERIMENTに出すので、日本語でも英語でも通じるもの。
___ 
それはめちゃくちゃお題が多いですね。移動できて、大人も子供も楽しめて、言語的にも問題ない。まさに、サギノモリラボとの共作ですね。
たみお 
題材としては、3.11の震災が大きいです。当時、気の向くままにトークショー等で色んなジャンルのアーティストさんがどんな事を考えているかを探っていくと、3.11の事を少しづつ消化しよう、癒やそうとしているような気がしたんですね。もちろん、構造的な事は解決出来ないし、そう簡単な事ではないんですけど。でも各々、少しづつアートで形にして、光をあてよう、癒やそうとしているんじゃないか。そう思ったんです。
___ 
最初にオフレコでお話していただいた、ある仕掛け・・・とても象徴的ですよね。
たみお 
ユリイカ百貨店でずっとテーマにあった事も、引き続いているんです。大切な人を亡くした誰かに、「今は目に見えないけれど、いつか立ち直れるようになっている、より良く生きる事が出来るようになっているんだよ」というメッセージ。有り難い事に、子供が出来てからもそれはすれ違わなかったんですね。自分の世界観が、子育てとケンカしなかった。むしろ、子どもたちにもっとそれと出会って欲しいなと。それは今回の事と重なって、ユリイカでやっていた事をそのまま作品にしてもいいんだなあと。
___ 
お子さん向けの公演でもあるという事ですね。
たみお 
小学生まで無料なんですね。子供達にも見て欲しいと思います。おとなにも、子供越しの風景を見て欲しいですね。童心に触れるというか。難しい事を扱うのもいいですけど、芝居はそういう迷宮の部分があってこそなので。でも、それは私には向いていなくて、私が作れる、ビジュアルとアイデアが少し変わっているというのが出来ればいいかなと思っています。今回の上演時間は45分と短いんですけど、やっていければと思います。

タグ: 子供が見て喜んで、且つ同時に批評家が唸ってしまう 震災 書いてみたいと思った


ドラマチックは終わらない

___ 
ユリイカを休止されている間、結婚して出産して、子育てもして。その間、お芝居はされていなかった?
たみお 
全然していなかったです。
___ 
必要ではなかった?
たみお 
もうやらないだろうなと。すごく申し訳ないんですが、過去の頂いたアンケートも「ありがとうございます」と手を合わせて焼却しました。
___ 
あ、お焚き上げしたんですね。
たみお 
色々溜め込んでいた衣裳とか脚本とかも。データで残せるもの以外はほとんど処分したんです。これからどうやって生きていこうかなあ、と。それぐらいに、いろいろご縁を頂いて、友人夫婦二人のための本を作らせてもらう事になったんです。二人のこれまでの人生と、出会いを一つの物語にまとめたものです。ちゃんと製本して、永遠に残るようにしようと思っています。
___ 
素晴らしい。
たみお 
その人の人生が、実はすごくドラマチックだということ。すぐ隣に生きている人の存在がすごくドラマチックなんだなと気付くきっかけになりました。それはもちろん、ユリイカでもずっとやってきた事ではあるんですけど。ずっと何かを作りたいというのはあったんです。
___ 
休止している間に、出会うべきものには出会っていたんですね。
たみお 
作家として必要な孤独は埋められていたんです。

タグ: 退団したら・・・ 結婚したら・・・ 孤独と演劇


母性が爆発

___ 
作家に必要な孤独を、家族の存在によって埋められた。それは、たみおさんにとっては喜ばしい事?悲しむべき事?
たみお 
ユリイカ百貨店は、2001年からずっとやってきて。必ずハッピーエンドにするという事で作品を作ってきています。いい景色が見たいという願いは最初から変わらないですね。舞台美術がキレイという事は、見ている景色がキレイという事だから。私が見たかったんです、その景色を。
___ 
なるほど。
たみお 
何かが欠落していたんでしょうね。
___ 
欠落があったから、風景を見たかった。
たみお 
それはあるかもしれない。ずっと何かが孤独で、現実って辛い事が多いな、って思ってたんです。せめて劇場に夢を求めていたんですが、年を経て好きな人と結婚して、子供が出来て、その子供が育っていく過程で、想像していなかったぐらいの母性の爆発があったんですよ。
___ 
母性の爆発。
たみお 
そうなんです、母性の爆発。産まなければ爆発しなかったと思うんですけど。子供が笑うともう、それでいいかと思ってしまう。凄く幸せな反面、ずっとモノ作りをしていた自分との葛藤があって。何か作りたいという思いと母性とで。実は3年間、それほど穏やかな毎日でもなくて、子供が寝た後に家出したり・・・
___ 
そうなんですか。
たみお 
そんなに穏やかに子育てしてた訳でもなくて、葛藤してたんです。

タグ: 母になる 子供についてのイシュー ハッピーエンドについての考え方 家出についてのイシュー 会場を使いこなす


ママのなまえ

たみお 
自分の時間がコントロール出来ないし、思考回路を全部子供に取られる。でも、可愛いという気持ちが抑えられなくて、これが多分愛なんだろうなと思うんです。何かを作りたいという葛藤は残っていました。でも、ひとりになれない。
___ 
今は折り合いが付いている?
たみお 
今はそうですね。旦那さんには申し訳ないと思いながらも。長女には、「今のママの方が断然いい」と言われるんです。
___ 
ご長女はおいくつになったんですか。
たみお 
四歳です。
___ 
小さいのにそんな分別が!
たみお 
うちの子は凄いんですよ。ってどの親も言うんでしょうけど。「今のママの方がいいよ。でも『たみお』じゃないよね、たみおって変な名前はやめた方がいいと思う」ってすごい真剣に言われました。
___ 
今回は・・・?
たみお 
(笑う)名前を変えようと思ったんですけど、一応たみおにしていました。この間のリーディング公演の時も、私が「たみお」と呼ばれる度に「違う!」って凄い言われました。

タグ: 母になる 舞台に立つまでの葛藤


質問 真壁 愛さんから たみおさんへ

___ 
前回インタビューさせていただいた方から質問を頂いてきております。この春に解散しましたミジンコターボという劇団。その女優であった一人、真壁愛さんから質問です。「いま、何に興味がありますか?今後、何か新しく始めたい事はありますか?」
たみお 
海外のフェスティバルに出たい。なんか行きたい。新しい事なのかな。
___ 
新しい事だと思いますよ。この真壁さんは一日三時間ぐらいしか寝れないぐらい元気を持て余しているような人で、大阪から東京に自分の夢の為に行ったんですよ。今しか出来ないから。
たみお 
色んな方とお話していて、ある方が「人生は短いんだから、狙うなら大きいところを狙った方が良い」と。カッコいいですよね。親になったらそんな事出来ないと思ってたんですが、そういうアプローチもあるんだなあ、と。

・・・出会えて良かった

___ 
この作品を一番見てもらいたいお客さんはいますか?
たみお 
見てもらいたいお客さん、は、既にご予約を頂いております。客層という事なら、若い方に見ていただいて「こういうのもあるんだな」と思ってもらいたいし、お芝居が初めての方にも、めっちゃ見ている方にも、子供にもおじいちゃんおばあちゃんにも見てもらいたいし。そうですね、劇場をシェアする方の層が、バラバラであってほしいです。色んな反応がごちゃまぜになってくれたらいいなあ。
___ 
素晴らしい。共通して、どう思ってもらいたい?
たみお 
お話の作りはシンプルにしています。役者さんの面白い部分を出せたらと思っていますね。何か、こんなの出てきたぞ!って、単純に出し物を楽しがってもらいたいです。そこしかないかな。
___ 
サギノモリラボの仕掛けが楽しみですね。
たみお 
こうなってほしいというのはあるんですけど、お客さんの反応は全然予想出来ないですね。
___ 
端的に、お客さんに何を手渡したいですか?
たみお 
どうして「TWO」かと言うと・・・「一人では何も出来ない」、という。誰かと出会う事で、何かが出来上がっていくんですよね。既に出会っている人たちを改めて想って、出会えていたんだなという実感を手渡したいんだと思います。でも、そもそも自分という存在が、誰かと誰かが出会った末に出来上がっているんで・・・出会えて良かった、という。

タグ: 一人では何も出来ない 「初めて芝居を見たお客さん」


見守る星を指さして

たみお 
子供を産んでからブログを停止してしまっていて。ある日突然、「待っています」というコメントを頂いたんです。その方と最近お会いする事が出来たんです。
___ 
ええ。
たみお 
この人が私の事を待っていたんだなあ、私の作品を見て下さってたんだなあ、という実感があって。私のひとつの支えになっているんですよ。遠くの方に見える星みたいなもので、そういう風に思ってくれる人がどこかにいるんだなと。生きる上でありがたかったんです。
___ 
時折にしか見えないけど、そこには確実にある星。
たみお 
誰かのふとした言葉で救われるものなんですよね。ちなみにメッセージをくれてたのは浮遊許可証の坂本見花さんでした。嬉しかったです。ほかにも色んな方に救われてます。

タグ: 浮遊許可証


母になった作家の作品

___ 
最後の質問です。今後、どんな感じで。
たみお 
子供との時間を大事にしたいです。子供が可愛いんです、やっぱりね。その気持ちを大事にしながら、物語を作っていきたい。作ることが誰かの役に立つという事が分かって、それがとにかく嬉しくて。そういう点で創作も続けていきたいです。
___ 
なるほど。
たみお 
そのバランスをどう取るかというのが今後の自分の課題なんだと思います。続けていって、素敵だねと言われていければなと。
___ 
京都の宝物劇団として認知されていて、もう期待されているじゃないですか。
たみお 
ありがとうございます。その期待に添えるようでもありたいと思うんですけど、もう今の、子供が可愛くてしょうがないような状態の自分による創作というスタンスは変えられないんですよ。他人の子でも可愛いし、誰かと話していても「こんなに大きくなって」と感動してるぐらい。そういう自分の作品がどういうものになるのか、出会っていけたらと思います。
___ 
母になった作家の作品。どうなるんでしょうね。
たみお 
普通の人にも物語があって、それに気付いたのは演劇人だけじゃなくて、大津のお母さん達からもでした。言えば普通のOLさんと話す機会ってあまり無かったんですけど、話が面白かったり意外な視点を持っていたり。特別な人は限られているんだと勝手に思いこんでいたんですけど、みんな特別なんですよね。SMAPの歌みたいですけど。

タグ: 子供についてのイシュー


箸置き二種四点

___ 
今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントがあります。
たみお 
ありがとうございます。すみません。
___ 
大したものではないです。
たみお 
(開ける)あ、かわいい。お箸置きですね。すぐままごとに連れ去られていくので大事にします。
___ 
もう一つあります。トマト型ですね。
たみお 
あ、かわいい。

タグ: プレゼント(食器系)


大阪俳優市場2014に出演して

__ 
今日は、真壁愛さんにお話を伺います。宜しくお願いします。真壁さんは最近、大阪俳優市場を終演されたばかりでしたね。いかがでしたか。
真壁 
こちらこそ、よろしくお願いします。今回の大阪俳優市場、本当に出演出来て良かったです。今まであまり気付く事の出来なかった事に気付かされたという、そんな経験でした。
__ 
というと。
真壁 
役者全員で一緒に芝居をしていて気付く事が多かったです。AチームとBチームに分かれて公演を行ったんですが、私はBチームで役者のリーダーをさせてもらったんです。
__ 
凄いですね。
真壁 
ミジンコターボでは後輩だったので、引っ張って行くみたいな経験はしたことが無かったんです。むしろ先輩に遠慮したり、積極性がなかったり、緊張しすぎていたり。今回は同世代、ほとんどが年下の子と芝居してたんですが、昔の自分の姿がダブって見える気がしたんです。あ、これが今までの自分がやっていた事なんや、と。つまり、同じような事はもうしたらあかんなと。今は、早く次の現場に行きたいですね。もっと自分を試したいです。
ミジンコターボ
大阪芸術大学文芸学科卒業の竜崎だいちの書き下ろしたオリジナル戯曲作を、関西で数多くの外部出演をこなす片岡百萬両が演出するというスタイルで、現在もマイペースに活動中の集団、それがミジンコターボです。最終目標は月面公演(公式サイトより)。2014年春、解散。
大阪俳優市場
大阪俳優市場とは…
若手俳優の育成と発掘 若手俳優の育成と発掘を目的としたもので、売り出し中の芸能事務所各社イチオシの若手俳優、女優を舞台を通して芸能関係者にアピールするものです。3人の演出家からなるオムニバス公演。年に2回公演があり、1人だけではなく全員が主体となった形で、3人の演出家からなるオムニバス形式の3つの話を若手俳優、女優が演じます。若手俳優、女優発掘の場所 芸能関係者にとってはこれから芽を出す、これから輝く俳優、女優たちを見つける絶好の機会です。また、若手俳優、女優達にとっては自分をアピールするまたとないチャンスです!!(公式サイトより)
大阪俳優市場2014
公演時期:2014/8/27~31。会場:世界館。

タグ: 俳優を通して何かを見る


vol.376 真壁 愛

フリー・その他。

2014/春
この人のインタビューページへ
真壁

「めぐさん」って呼ばれて

__ 
ミジンコターボで後輩だったという立場が、大阪俳優市場では逆にリーダーだった。そこで気付かれる事が多くあったと。
真壁 
任された当初は何をしたらいいねんってなったんです。ただ、とりあえず笑っておこうと思ったんです。いつ、何があっても、現場では笑って。怒るのは私じゃないな、と。そういう意味ではユルいリーダーだったかもしれません。
__ 
怒るのは別の人、と割り切ったのは偉いと思いますよ。話をしに行きやすいリーダー。
真壁 
下の子にも「めぐさん」って呼ばれて。「ここってこうしたら面白いですかね」みたいな事を聞いてきてくれるので、じゃあやってみようや、みたいな流れが多かったです。逆に私の方が勉強になりましたね。役者の他にもアイドルやモデルもいるストイックな稽古場なんですよ。皆で試行錯誤しながら、一つの作品をつくれたというのが、個人的にはいいタイミングで出来たと思います。
__ 
事務所の人がスカウトに来る、というのが俳優市場の大きな特徴だと思うんですけど、そこでチームワークが芽生えるのは素敵ですね。

タグ: 役をつかむ


vol.376 真壁 愛

フリー・その他。

2014/春
この人のインタビューページへ
真壁

東京俳優市場2014に出ます

真壁 
稽古が始まる前に、皆で人狼ゲームをしようと提案したんです。ミジンコターボでも、稽古が始まる前にゲームしていたのでそういう経験からですね。もちろん時間は区切って、演出家が稽古場に来るまでに稽古もして。演出はテノヒラサイズの湯浅さんで、指示されていた稽古もして・・・
__ 
コミュニケーションも、稽古も工夫してされていたんですね。それはきちんと、立派な稽古場になっていますね。
真壁 
リーダーだから言う訳じゃないですけど、皆の成長し具合が分かりますよね。
__ 
それは真壁さんが一番成長したと思います。
真壁 
いやー、どうでしょう。私の相手役の子も、ずっと相談をしてくれて。日増しに演技が凄く良くなっていって、感動でした。みんなと得たものはとても大きかったです。参加して良かったです。
__ 
真壁さんは、次回の東京俳優市場への出演も決まっていますね。思いを教えてください。
真壁 
色んな方に、「東京で今の芝居を続けてたらダメだよ」って言われてます。でも見たことないし分からんし・・・いやすみません私こんな感じなんですよ(笑う)。とりあえず、今までやってきた事を全て出したいですね。知らない事ばかりですし、知らない演出家の方だし、初めての土地の、もちろん初めての劇場で。何が出来るか、というよりも、何かをしたい、みたいな好奇心が強いです。
__ 
真壁さんを使い尽くして下さい。
真壁 
ホンマですね(笑う)、自分で自分を使い尽くしていきますよ。
東京俳優市場2014
東京俳優市場は、2006年に開始し今年で8年目20回目の公演を迎えました。若手俳優の育成と発掘を目的としたもので、売り出し中の芸能事務所各社イチオシの若手俳優、女優を舞台を通して芸能関係者にアピールするものです。3人の演出家からなるオムニバス公演が年に2回公演があり、1人だけではなく全員が主体となった形で、3人の演出家からなるオムニバス形式の3つの話を若手俳優、女優が演じます。若手俳優、女優発掘 芸能関係者にとってはこれから芽を出す、これから輝く俳優、女優たちを見つける絶好の機会です。劇作家・演出家は業界で活躍しているプロの作家、演出家のもと、レベルの高い舞台を提供します。(公式サイトより)

タグ: 『東京』 稽古とコミュニケーション能力


vol.376 真壁 愛

フリー・その他。

2014/春
この人のインタビューページへ
真壁

ラフ!

__ 
大阪俳優市場についてもう少し。真壁さん個人は、どんな事がミジンコターボ時代と違ったのでしょうか。
真壁 
今までは「こうしよう」「ああしよう」というのを決めて稽古場に行ってたんです。つまり堅くなってたんですね。相手がいつもと違った事をしてきても応じれないぐらい。心の部分でも、失敗したくない・怒られたくないという気持ちが強かったんだと思います。でも大阪俳優市場の稽古場に関しては、今この場に任せようという気持ちでいました。
__ 
身構えなかった、という事ですか。
真壁 
ラフな気持ちで「稽古場に行こう」と思えていたんです。以前は思いついたアイデアを全部メモって稽古場で試したりしてたんです。今回は、思いついてもすぐ忘れるようにしました。
__ 
なるほど!
真壁 
今まで堅すぎて、真面目だと言われてたぐらいだったのに。いい意味で気楽になれたのかなと思います。稽古を楽しいと思えたんです。
__ 
素晴らしい。
真壁 
私もビックリですね、まさかこういう風に思えるなんて。
__ 
稽古場で出てくるのに任せる。その場の空気に任せてしまう。
真壁 
ガチガチに緊張した状態で稽古場に来ていたんですが、それって本来の自分じゃないな、って。何でこんな、ヨソ行きの顔になってるんだろう、って。スタイルを変えようと思うようになってたんですね。でも、結構勇気が要りましたね。モノを考えずに稽古場に行くなんて。もちろん何かは考えているんですけどね。今後、それがどうなっていくかは分からないです。でも、もうちょっとラフなスタンスで行って、そこで出てくるものを大事にして、楽しむようになりたいな、と。
__ 
なぜそういうふうに、変わろうと思ったんでしょうか?
真壁 
というのも、やっぱり同じBチームのメンバー達から、気づかされたんです。本当に自由に振る舞えているメンバー達を見たからですね。リーダーなのに悩みすぎている自分と比べたら、あの子たちはなんて自由で思いきり良くやれているんだろう、って。相談しに来てくれた子たちに「もうちょっと元気にやったらいいんじゃないかな」ってアドバイスしたら、「それは自分こそやん」ってなりました。じゃあ自分も、悩んで堅くなっていくスタンスじゃあかん、これを捨てて別のものを得られるチャンスだなと。今の自分にとっていい方向に繋がったと思います。

タグ: 俳優の「素」を生かす ガチガチな身体


vol.376 真壁 愛

フリー・その他。

2014/春
この人のインタビューページへ
真壁

ストイック!

__ 
本番で何か気付いた事はありますか?
真壁 
袖にいる時の自分は今までと全然違いましたね。今までは「次だな!」とビシッと身構えてました。今回は「さあ次出るでー」みたいな、いい意味でふざけてたかもしれないですね。舞台に出たら切り替えるんですけど、リラックスしてたと思います。「何でそんな笑ってるですかー」みたいな、でも、そんな感じでいこってなってましたね、ウチのチームは。
__ 
今までの稽古の積み重ねがありますからね。
真壁 
もちろん劇団公演の緊張感の良さも分かってますけど、でも、個人個人が何かに向かっている集りだったので、それぐらい共有した気持ちがあった、という事じゃないかな。ストイックに目標に向かう人たちばかりで、自分もそうなろうと思いました。その上で、調子に乗らないように気をつけて頑張っていました。

タグ: 調子のってた おふざけ


vol.376 真壁 愛

フリー・その他。

2014/春
この人のインタビューページへ
真壁

DIY!

__ 
そのネックレス、いいですね。
真壁 
あ、これ、自分で作ったんですよ。
__ 
そうなんですか!?

vol.376 真壁 愛

フリー・その他。

2014/春
この人のインタビューページへ
真壁

やるなら、やるべき時に

__ 
東京に行く理由は。
真壁 
完全に、自分の夢のためですね。
__ 
というと。
真壁 
私が芝居を始めるきっかけが、いまや世界的に有名な大人計画の阿部サダヲさん。
__ 
ああ、なるほど。
真壁 
阿部サダヲさんのお芝居をずっと見に行ってたんですよ。グループ魂のライブもずっと見に行っていて。「いつか、この人と共演したい、何かしらで近づきたい」と思って。それでお芝居を始めたんです。
__ 
なるほど。
真壁 
ずっと、東京には行きたかったです。いつか阿部サダヲさんと共演する、というのは滅茶苦茶大きい夢ですね。それもあって東京にいきます。大阪にいたら、「あ、もうここでいいや」で終わっちゃうと思うんです。自分はダメになると思う。
__ 
なるほど。
真壁 
やるなら、やるべき時に。
__ 
今がそのタイミングだと。真壁さんが決めたんだから、今がそのタイミングなんでしょうね。
真壁 
東京をノしてきます。あかん、これはきっと怒られる(笑う)でも、きっと反対にノされるんですけどね。
__ 
真壁さんは得体がしれないな。
真壁 
ですよね、あんまり自分の事喋り慣れてないから。
__ 
でもそれが、向こうでいい感じの何かになることを願っています。

タグ: 境界を越える・会いに行く 出立前夜


vol.376 真壁 愛

フリー・その他。

2014/春
この人のインタビューページへ
真壁

質問 作道 雄さんから 真壁 愛さんへ

__ 
前回インタビューさせて頂いた、月面クロワッサンの作道さんから質問です。ちなみにこの人達は25歳台なんですけど、TVドラマを作ってるんですよ。30分枠の。それを京都テレビで放映してるんです。この間会社を立ち上げたそうです。
真壁 
へえー、すっご!
__ 
代表の作道さんから質問です。「演技の事を考え過ぎて、夜眠れなくなったりする事はありますか?」
真壁 
(笑う)ありますね。私の場合は、不安で眠れないというより、作品の妄想に走ってしまうんですね。それが楽しくて、興奮して眠れないという事が多いです。
__ 
妄想!
真壁 
例えば、自分が一つの作品を打っているとして、その事ももちろん考えるんですけど、「こういう話あったら面白いよなあ」って。以前見た夢を一人芝居にしたらどうだろう、とか。ワクワクして眠れないんです。
__ 
出演者でありながら、その作品のファンになっているんでしょうね。
真壁 
そうですね、きっと。まあ私は元々、あまり寝ないんですけど。
__ 
え、普段はどのくらい眠るんですか?
真壁 
3、4時間くらいですかね。6時間も寝たら寝すぎというぐらいです。疲れていたら逆に眠れないし、寝るのって体力使うから・・・体力があり余ってて眠れない場合もありますね。

タグ: アドレナリン 妄想 元気が有り余っている


vol.376 真壁 愛

フリー・その他。

2014/春
この人のインタビューページへ
真壁

謎に、引き寄せられて

__ 
これまでに、自分を変えた舞台はありますか。
真壁 
自分を変えたというなら、ミジンコターボの作品は、確実に自分を変えたと思います。今、フリーで活動してる自分がいるのはミジンコターボの作品に出たからだと思います。それと、一人芝居ですね。あれは本当に、やって良かったと思います。
__ 
どんな作品だったんでしたっけ。
真壁 
桂枝雀さんの「動物園」という落語を元にした、ニート男役の芝居でした。ライオンの着ぐるみを被り、動物園でライオンのフリをするみたいな作品ですね。演出をして下さった片岡さんには感謝です。一人芝居、もっとやりたいですね!
__ 
演劇を続ける上で、どんな事が謎?
真壁 
謎・・・?演劇自体が私にとっては謎ですけどね!何だろなあ。演劇をしていると、普段絶対こんなところに目をむけへんやろうみたいな着眼点ってあるじゃないですか。そういう作品を見たり、自分がやったりとかして。改めてその着眼点が新鮮に見えたら面白いって思いますね。
__ 
なるほど。
真壁 
知らなかった目線を体験すると、日常でも違う目線に気付けたりするんですよ。それって面白いですよね。ヒネくれているように取られる事もあるんですけど、自分でその着眼点が見つけられるようになったら面白いですよね。

タグ: 一人芝居 落語 ライオンの話題


vol.376 真壁 愛

フリー・その他。

2014/春
この人のインタビューページへ
真壁

無限迷路

__ 
いつか、どんな演技が出来るようになりたいですか。
真壁 
女性ですね。
__ 
というと。
真壁 
私の中で決定的に無い部分です。このひと、大人で女性やなっていう人の内側から滲み出る女性らしさ。包容力と言えるものかもしれないんですけど。ミジンコターボの解散公演でお母さん役だったんですけど、全く自分に無い部分なんで。めっちゃ色んな作品を見て参考にしました。お母さんといっしょとかも見てました。
__ 
なるほど。
真壁 
それがスッと演じられるようになるのは、いつなのかな。
__ 
その役を演じるべき役者、というのはどうしてもあると思っています。解散公演での真壁さんの王妃役は、正直、カジュアルな感じでしたね。
真壁 
お姉さん的な感じになりましたね。後悔はないんですけど、そこに関しては、自分としても納得のいっていない部分があります。色んな役をやらせてもらったんですが、上品さは掴めなかったですね。どうしても。元々体育会系でちょっとボーイッシュなところに行ってしまうので、それが違ったらどこに行こう、無限迷路をさ迷う感じ。
__ 
上品さ、ね。
真壁 
女の人として生まれたからには、一度くらいはそう思われるような芝居をしたいですね。

タグ: キャスティングについて 劇団のおわり いつか、こんな演技が出来たら ジェンダー・女性らしさ 女性的、それはなにか


vol.376 真壁 愛

フリー・その他。

2014/春
この人のインタビューページへ
真壁

オーディションと私

__ 
真壁さんは東京でオーディションを受けまくると思うんですけど、自分のどういう部分を見せたいですか?
真壁 
特技が見たいと言われたら、ずっとバスケをやってたのでそれを使うかな。音楽に合わせてフリースタイルを披露したりします。あと、歌、楽器だったらピアノはちょっとだけ弾けるんですけど。
__ 
バスケ部だったんですね!
真壁 
全国大会に出ました!昔ですけどね。今でも超練習してるんですけど、これを見せてもいいのかなあって疑問を持ちつつ…
__ 
いやあ、そんな疑問はいらないんだと思います。少なくとも審査員を楽しませるという目的があるので、審査員席の奥の壁まで伝わるように演技するべきだと思います。まずはノリを一緒に楽しんでみたら。
真壁 
そうですよね。どうしても必死になるから、そういう観点は無かったですね。受かる受からんは別にして、面白かったら印象に残るかもしれないし。

タグ: オーディション 印象に残るシーンを作りたい


vol.376 真壁 愛

フリー・その他。

2014/春
この人のインタビューページへ
真壁