毎日が作品

__ 
楠さんは、ご自身の抱えるものを何かの形にするべきじゃないかと思う。いかがですか?
楠  
実は、いつかやりたいなと思っています。それは演劇という上演形態にはならないで、パフォーマンスのようなものになりそうなのですが。私が路上で水を持って道行く人とお話をして、概念を収集するんです。水は売っているのですが、すごく高い値段に設定して、売りません。水そのものではない時間やサービスを売ることで、物々交換をするんです。
__ 
水と、何を?
楠  
価値の話をやりたいんです。人が日常で受けている、形の無い価値。サービス産業の事を考えたいんです。私の水と交換して集まったお話や概念を一つの目に見える形にしたいんです。
__ 
つまり、概念を交換して収集する?
楠  
そう、そうなんです。タイトルが「水を売ること」というのは決まっています。私は演劇をするまでずっと絵を描いていたのですが、これをやっている間に久しぶりに絵を1枚描きたいです。作品の為に過ごしている時間を形にしたいから。稽古の時間も、毎日が作品だよという、日常を異化することがやりたいんです。

タグ: 町とアートと私の企画 路上パフォーマンス


vol.381 楠 海緒

フリー・その他。

2014/春
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楠

おにぎりメーカーとアイロン熱着式アップリケ付きハンカチ

__ 
今日はですね、お話を伺ったお礼にプレゼントを持って参りました。
楠  
わ、ありがとうございます。嬉しいです。
__ 
大したものじゃないんですけど、どうぞ。
楠  
ありがとうございます。(開ける)あ、おにぎりの!
__ 
そうですね。おにぎりメーカーです。
楠  
おにぎり、小屋入りの時によく作っていくんですよ。
__ 
それと、それを包むものもありますね。
楠  
あ、可愛い!

タグ: プレゼント(食器系) プレゼント(容器系)


vol.381 楠 海緒

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楠

ボンク☆ランドから遠く離れて

__ 
今日はどうぞ、よろしくお願いします。髭さんは最近、どんな感じですか?
髭だ 
最近は自分のところの稽古をしたり、先週は企画に出演してましたね。
__ 
そうそう、第二回くさび企画ですよね。ボンク☆ランドくさび企画へのご出演。見たかったです。
髭だ 
西さんが最高傑作だと言っていて。それについていく感じでした。
__ 
西さん、面白いですよね。
髭だ 
僕なんかでいいのかと思ってました。あの人は描きたい事がたくさんあって、僕がその中にいてもいいんだろうかと。
__ 
どんな作品だったんですか?
髭だ 
「バナナX」という、ありもしないヒーローの話を延々し続けて、それを知っている人間がどこにもいなくなってしまったという。それを知っている人がどこにもいないから、西さんはそれを喋り続ける。僕はそのバナナXを演じました。
劇的細胞分裂爆発人間 和田謙二
亀岡高校柔道部の先輩、後輩である、てんま1/2としゃくなげ謙治郎が嵯峨野山陰線車内にて発足。さらに髭だるマンを加え、増殖中。人の笑顔のために世間の良識と立ち向かう、穀物由来の素材系演劇集団。(公式BLOGより)
ボンク☆ランド
ボンクランドとはつまりボンクラの王国である/ボンク=bonk=一撃と言う意味もあり、一撃王国、転じてボンクラの一撃と言う意味もある/色々なものに一撃与えたい、せめて一撃浴びせたい、出来ればダメージを食らわせたい/そんな志を胸に、演劇とやらを武器に振るおうと決めました/冷やかし半分でも構いません/見物してみてくださいませんか…?(公式BLOGより)
くさび企画
公演時期:2014/12/31~12/31。会場:人間座スタジオ。

タグ: 西さん


KYOTO EXPERIMENT 2014 フリンジ企画 オープンエントリー作品 第19次笑の内閣 福島第一原発舞台化計画-黎明編-『超天晴!福島旅行』

__ 
次の内閣、「福島~」ですね。今は稽古中ですね。
髭だ 
稽古真っ最中です。
__ 
どんな作品になりそうですか。
髭だ 
とにかく、いまの福島の事がもっと分かる作品になると思います。毎回、扱う題材について高間さんが異常な量まで調べてくるんです。そこに支えられた演劇に笑いも仕込むので、二つの意味で満足出来ると思うんですが、今回はいつもの内閣と違うなあという部分があるんですよ。
__ 
というと。
髭だ 
のるてとかツレウヨとか、規制や排除の流れに逆らった意見を持つ人をピックアップして取材して、という形だったんですけど。でも今回だけは、これがネタ的に面白いからやろうというスタンスじゃなくて。
__ 
つまり、高間さんとしての、福島原発事故への意見があると。
髭だ 
というより、ちょっと違った方面からの意見というか。言うて「笑の内閣」、名前は売れているし、お客さんが入るんだったらもっと見た目に派手なテーマはあるんです。だから、いま福島を取り上げる事はないだろうと思うんですよ。でもあえて取り上げている。
笑の内閣
笑の内閣の特徴としてプロレス芝居というものをしています。プロレス芝居とは、その名の通り、芝居中にプロレスを挟んだ芝居です。「芝居っぽいプロレス」をするプロレス団体はあっても、プロレスをする劇団は無い点に着目し、ぜひ京都演劇界内でのプロレス芝居というジャンルを確立したパイオニアになりたいと、06年8月に西部講堂で行われた第4次笑の内閣「白いマットのジャングルに、今日も嵐が吹き荒れる(仮)」を上演しました。会場に実際にリングを組んで、大阪学院大学プロレス研究会さんに指導をしていただいたプロレスを披露し、観客からレスラーに声援拍手が沸き起こり大反響を呼びました。(公式サイトより)(公式サイトより)
KYOTO EXPERIMENT 2014 フリンジ企画 オープンエントリー作品 第19次笑の内閣 福島第一原発舞台化計画 黎明編 『超天晴!福島旅行』
公演時期:2014/10/16?21(京都)、2014/12/4?7(東京)。会場:アトリエ劇研(京都)、こまばアゴラ劇場(東京)。

タグ: 超天晴!福島旅行


福島への勉強会

__ 
さて、笑の内閣の芝居そのものについて。内閣の芝居で気になるのはやはり役者の演技なんですよね。それは前提事項としてあるんですが。
髭だ 
(笑う)
__ 
今回、高間さんに何か意見があるという事は、それはつまり役者にもその意見は理解出来ているはずで。だったら、役者がその意見を通そうというなら、自然にその演技も理解しやすいものになっていくんじゃないかなと思うんですよね。
髭だ 
うーん。今回は4月から勉強会をしてますからね。オーディションもしてきたので、その部分でもちょっと違うと思うんです。何より、見て笑って頂けたらそれが一番です。そして、今回の芝居がキッカケで福島に興味を持って、旅行してみようというのはもっと嬉しいです。まあ、あまりそういう事は考えすぎずにいければいいですね。

今回は風俗王とかじゃない!?!?

__ 
今回、髭さんはどんな役を演じるんですか?
髭だ 
今回は下品じゃなくて、教養と知性がある、地位の高い役柄なんですよ。
__ 
今回は下衆ではない!今までは風俗王とかを演じていたのに。
髭だ 
そうですね、今回は客席から悲鳴が起こることはないと思います。
__ 
でもそんな役、髭さんに作れるんですか?
髭だ 
頑張ります(笑う)。自分は結構、考えすぎてしまう傾向があるんです。混乱してしまった末に、やはり自分の原点に戻っていくんですよ。最初に思った形に戻ってきますね。
__ 
というと。
髭だ 
飽きっぽい人間なので、最初のを突き詰めていかないんですよね。もしかしたらこうなんじゃないか、と考えたものは無駄じゃなくて、最初のにたどり着けるという事だと思います。
__ 
原点に戻るという事?
髭だ 
原点なんですかね。でも、一番最初に脚本を貰った時、「この人はこういう事を考えている人なんだ」と理解して、最終的にはそこに戻ってくる事はありますね。

笑の内閣に出会って・・・

__ 
髭さんがお芝居を始めた経緯は。
髭だ 
昔、ものすごく人見知りだったんですよ。引っ込み思案で。小学校で全校生徒の前で喋ったりするような機会でも、出来なくて。中学校の時に文化祭で演劇をしたんですけど、それが自分の行動とは全然違うような役柄だったんですが、結構ウケて。もっとやりたいなと思ったんですね。高校には演劇部は無かったので合唱部に入りました。大学の演劇部に入りました。未踏座です。先輩に九鬼さんがいるんですよ。同期にキタノ万里、2個下に森孝之、図書管がいます。いま考えると凄いメンツですよね。
__ 
笑の内閣との出会いは。
髭だ 
先輩の川崎さんという方に紹介頂いて、一度呼ばれたんですけど予定が合わなくて断ってしまって。3回生の時に、「非実在少女のるてちゃん」に出演して、それからほとんどレギュラーですね。プロレスにも2回くらい参加しています。いつも公演が終わると、「もういいかな」と思うんですけど次も参加しています。何なんでしょうね。題材が面白いからでしょうか。
__ 
笑の内閣。役者の演技が糞下手なのにこりっちで準グランプリを取るという荒業を成し遂げましたよね。しかもそれがあんまり話題になってないという。
髭だ 
不思議ですよね。高間さんが不思議な人だと思うんです。いやー、よく分かんないです。高間さんは。どこでも営業するんですよあの人は。どんな人間に対しても分け隔て無く営業をしてるんです。集客に対する姿勢は昔っから変わってませんね。もう結構売れてるやろうにあの人は何なんでしょうね、その貪欲さは。まあそうでもしないといかんのだとは思いますが。

タグ: 文化祭前夜 九鬼そねみ


稽古場

__ 
髭さんが今まで苦労した演技は何ですか。
髭だ 
去年のボンク☆ランドはきつかったですね。自分、才能無いなと思ってしまって。稽古場の空気に押されてしまったというのもあったと思います。
__ 
以前出演されたゲキバカは。
髭だ 
ゲキバカは上手くいってましたね。自分を出せたんだと思います。
__ 
つまり、女性の存在ではないですかね?女性にいいところを見せようとして頑張るとか。
髭だ 
そうですかね。まあそれは男だからあるかもしれません。
__ 
内閣はどうですか。
髭だ 
大丈夫だと思います。内閣は毎回カワイイ人がいるので。

質問 由良 真介さんから 髭だるマンさんへ

__ 
前回インタビューさせて頂いた、由良さんから質問を頂いてきております。「あなたが体力的・精神的に限界を感じたのはいつですか?」
髭だ 
一年前ですかね。あの時期はたくさん出てました。「65歳からの風営法」のツアーの合間に結婚式プロレスに出て。あの時期はフラフラでした。和田謙二の公演がその2ヶ月後にあったりして。
__ 
なるほど。
髭だ 
本当に、体力と気力の限界が見えるまで芝居してたんです。本当に、辞めた方がいいのかもしれないというぐらいやっていました。でも、いま辞めてどうすんの俺と思って。なら続けるしかないでしょう、となって。でもそこから、ガラッと変わったんですよ。今は出ないといけないなと思って。そこで今年大阪ゲキバカのオーディションを受けて、合格して新しい関係を得る事が出来て。そういう一歩を踏み出せたんですよね。一歩、飛び出してみたら辛くないんですよ。やってから後悔したらいいと思うようになりました。
__ 
髭だるマンの名前をみんなが知るようになればいいですね。
髭だ 
いやあ、もっと自信が付いたらいいなと思っています。ただ、舞台の上では「自分が誰よりも上手い」と思うようにしています。で、舞台を降りたら人一倍反省してます。これエリック・クラプトンっていうギターの上手いおっさんが言ってました(笑)
__ 
いつか、どんな演技が出来るようになりたいですか?
髭だ 
役を演じていても、髭だるマンとして見られているような気がするんです。その役の演技だと見られているんじゃなくて、「髭だるマンがまた気持ち悪い事やってる」って。そういう事がないようにしたいですね。
__ 
現状を打破したいと。髪型を変えたらいいんじゃないですか?
髭だ 
ああ、そういうところですかね。まあ、今までの髭だるマンとはかけ離れた役どころを経験したいと思いますね。

タグ: 追い詰められた時期 反省Lv.3


泥臭い王道を見るなら和田謙二!

__ 
「劇的細胞分裂爆発人間 和田謙二」について伺えればと思います。どんな作品を作られるんでしょうか。
髭だ 
まず、和田謙二は僕の後輩が作ったんですよ。面白い奴がいて。そいつがユニットを作ると聞いて、そこに乗れたらなと。一言で言うと、ベタ・王道ですね。主役を張れるような奴がいないので、泥臭く突っ走ればいいんじゃないか、という事になって。今後も何をやるにしても「全部ひっくるめて王道活劇だ!」って言うと思います。
__ 
素晴らしい。髭さんは、今後どんな感じで攻めていかれますか?
髭だ 
それはもう、飛び出したいですね。内閣以外で地方に行く、というのが目標です。だからどんどん、面白いなと思った企画を見つけて、オーディションを受けていきたいなと思っています。
__ 
そういう事が出来る内にね。

タグ: 今後の攻め方


今まで共演してきた人たちがいついなくなるのかも本当に分からない

髭だ 
ちょっといいですか。
__ 
ええ。
髭だ 
僕が高校3年の頃、親父が急死したんですね。何の前触れもなく、くも膜下出血で。昨日まで普通に動いてたのに、翌日動かなくなってしまったんです。そういう事があってから、人生について色々考えるようになりまして。多感な時期に、何で!?と。神様なんていないんだなと。
__ 
なるほど。
髭だ 
でも、親父が死ななかったら、推薦をもらって京都の大学に来ることも無かったんですよ。翻弄されているなという事に腹が立って。演劇とかドラマとかを見ていると、そういう人生のドラマは出てきますよね。でも何かどれもキレイなんですよね。そういうのが、何だかすごく嫌で。
__ 
ええ。
髭だ 
何で、余命を宣告されているのにあなたはそんなに凛としていられるの、と。死ぬ直前にでも、「死にたくない」と一言言って欲しいんですよ。もっと足掻いてほしいんです。絶対言うはずやん、素直に口に出してもいいと思うなあ。本当に、人はいついなくなるのか分からないんですよね。僕もいつまで演劇を続けていられるか分からない。今まで共演してきた人たちがいついなくなるのかも本当に分からない。大切にしないといけないなと、日々思っています。
__ 
そうですね。足掻いてほしい。
髭だ 
だって、人間は死ぬ為に生きている訳じゃないんですよ。

タグ: 今、手が届く距離にかの人がいる事


枝豆メーカー

__ 
今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントを持ってまいりました。
髭だ 
ありがとうございます。
__ 
どうぞ。大したものではないんですが。
髭だ 
(開ける)枝豆?
__ 
レンジで枝豆が作れる奴ですね。

タグ: プレゼント(食器系)


神楽師募集

__ 
今日はどうぞ、よろしくお願いします。笑の内閣の由良さんにお話を伺います。最近、由良さんはどんな感じでしょうか。
由良 
最近、獅子舞をやる会社に就職しました。400年続く旅する芸能集団で西日本を中心に色んな場所を回っています。
__ 
それは凄い。どんな経緯で。
由良 
たまたま「神楽師募集」という謎の求人を見つけたんです。前回KAIKAで『ツレウヨ』やった時に松原の道祖神さまに「遠くに連れて行ってください」と真剣にお祈りしたので、向こうの世界から呼ばれたんじゃないかなと。
__ 
獅子舞って正月にしか見れないと思ってました。
由良 
多いときには年間300日ぐらい旅をしてるそうです。
__ 
そうなんですか!
由良 
月20日ほど仕事するんですが、基本的に雨の日以外休み無しです。3週間くらいずっとあちこち巡り歩いて、終わったら1週間から10日くらい休んで、それからまた旅に出るという暮らしです。この生活してると曜日の感覚がなくなりますね。ベテランになると戦前からやっている方もいると聞きます。
__ 
披露するのは、獅子舞だけなんですか?
由良 
八舞八曲といって、いろんな芸がありますね。伊勢神宮の使いとして、山間の集落に呼ばれて、家を一件一件回って玄関とかで獅子舞を踊ったり。たまに神社も回ったり。踊りや音楽だけでなく曲芸なんかもやります。何十年か前までは今よりもっと人数も多くてサーカス団みたいで、それは華やかなものだったそうです。でも、だんだん担い手が減っていって、今では廃業した組や廃れてしまった芸がたくさんあるみたいです。僕の入った組も人手不足に悩んでまして、猫の手も借りたい情況です。実は体力的にはかなりきついですね。日が昇る前に起きて、来る日も来る日も外を歩き回って、夏は暑いし、冬は寒いしで。慣れない事が多いんですが、出来るようになったらまた違うんだと思います。
笑の内閣
笑の内閣の特徴としてプロレス芝居というものをしています。プロレス芝居とは、その名の通り、芝居中にプロレスを挟んだ芝居です。「芝居っぽいプロレス」をするプロレス団体はあっても、プロレスをする劇団は無い点に着目し、ぜひ京都演劇界内でのプロレス芝居というジャンルを確立したパイオニアになりたいと、06年8月に西部講堂で行われた第4次笑の内閣「白いマットのジャングルに、今日も嵐が吹き荒れる(仮)」を上演しました。会場に実際にリングを組んで、大阪学院大学プロレス研究会さんに指導をしていただいたプロレスを披露し、観客からレスラーに声援拍手が沸き起こり大反響を呼びました。(公式サイトより)(公式サイトより)

タグ: 古典芸能など アーティストの生活


KYOTO EXPERIMENT 2014 フリンジ企画 オープンエントリー作品 第19次笑の内閣 福島第一原発舞台化計画-黎明編-『超天晴!福島旅行』

__ 
笑の内閣の次回公演は、「福島第一原発舞台化計画-黎明編-『超天晴!福島旅行』」ですね。どんな作品になりそうですか?
由良 
福島を題材にするために、実際に現地への取材もしながら、でもいつもの通りの笑の内閣ですね。
__ 
内閣は社会問題を扱った作品を多く発表されていますね。演劇界ではともかく、マスコミ・ネットからかなり多くの反応を得ています。由良さん個人は、どんな感慨がありますか。
由良 
このままでいいんだろうかと思います。
__ 
ええ!?
由良 
話題が盛り上がっているのは分かるんですけど、中身がそれにつりあっているんだろうかと思いますね。内閣の致命的な部分として、芝居が下手というのがあるんです。表現の技術が未熟というか、遊び心がない。
__ 
正直、私もそこは庇いようがないですけどね。
由良 
ちゃんと、お芝居としていつか、良いものを作らないといけないと。台本は読んでみると割と面白いんですけど、演劇的な工夫がないというか、それを形にするのがほんとに下手なんです。台本の面白さを確実に舞台に持ち込んで、いろんなものがうまく組合わさった面白さが出来れば。内閣の芝居は頭には訴え掛けてくるんですけど、感覚的に訴えかける要素が貧しいんです。見せ方が平板で芝居としての厚みがない役者の演技だけでなく、もっと劇場という空間の使い方を工夫できないかなと。
__ 
逆に、内閣の芝居にしかありえない感覚がウケている可能性もありますけどね。
KYOTO EXPERIMENT 2014 フリンジ企画 オープンエントリー作品 第19次笑の内閣 福島第一原発舞台化計画-黎明編-『超天晴!福島旅行』
公演時期:2014/10/16~21(京都)、2014/12/4~7(東京)。会場:アトリエ劇研(京都)、こまばアゴラ劇場(東京)。

タグ: 超天晴!福島旅行 いつか、こんな演技が出来たら


内閣と出会う

__ 
由良さんがお芝居を始めた経緯を教えて頂いてもよろしいでしょうか?
由良 
たまたまですね。5年くらい前に内閣のプロレス番外公演『サマーナイトヘル2009』を見て、楽しそうだと思って。観客を巻き込んだあの変な一体感にあてられたのかもしれないです・・・
__ 
当時はプロレスですね。そして今は政治でプロレスしてますね。内閣に入ったのは。
由良 
家庭環境がギスギスして、うんざりしていて。ため込んだものを吐き出したい、という思いがあったんですね。別に演劇でなくてもよかったのですが、内閣は変な人が多そうで、そういう連中の仲間になって馬鹿騒ぎしてみたかった。
__ 
吐き出せていますか?
由良 
ちょっとずつ。家族の事は問題として残ってはいますが。
__ 
素晴らしい。溜まった澱を、表現する事で社会に還元しているんじゃないですかね。

タグ: 笑の内閣・プロレス芝居


質問 白井 宏幸さんから 由良 真介さんへ

__ 
前回インタビューさせていただいた、ステージタイガーの白井さんから質問を頂いてきております。「自分のチャームポイントはどこだと思いますか?出来れば、筋肉でお願いします。」ちなみに、白井さんはお尻だそうです。
由良 
足です。
__ 
足のどこですか?
由良 
ふくらはぎですかね。
__ 
ああ、ちょっと分かる気がします。

体を酷使した日々

__ 
ちなみに由良さんはカポエラをされてますよね。プロレス公演でやってましたよね。意外でした。
由良 
京都駅の近くの道場に通っています。本部はブラジルにあるんです。結構由緒がある道場なんですよ。向こうの世界にはものすごい人がいっぱいいて、同じ人間とは思えない動きをするんですよ。
__ 
おお。
由良 
僕らの所属してるグループを経営している人、つまり僕らの師匠の息子さんが、去年アゼルバイジャンで行われた世界大会で優勝したんです。
__ 
凄いな。私、カポエラの事は知らなかった。
由良 
組み手の中で、動きがシンクロした時が凄いですね。上手な人がやると踊っているように見えるんです。
__ 
役者として、これまでの内閣の公演で、苦労したのは?
由良 
舞台上で苦労したことはあまりないですね。3年前、初めてプロレスをやったんですけど、ほんとに体を酷使するんですね。五体満足で帰れるんだろうかとピリピリして、観客の目線を気にする余裕もなかったです。それ以来感覚が麻痺したみたいになって舞台でプレッシャーを感じることがなくなりました。失敗しても怪我をする訳じゃないので。それよりもコミュニケーションで苦労したり失敗することが多いです。子どもの頃から本当に人と話せなくて、今まで散々人に怒られてきたので何とかしたいです。昔に比べたらこれでもまだマシになった方なのですが、なかなかうまくいかないですね。役者として以前に人としてどうなんだろうと、いつも悩んでます。

タグ: 稽古とコミュニケーション能力 舞台にいる瞬間 外傷・内傷


芸を持つ自分

__ 
お客さんの、どんな反応が嬉しいとかってありますか?
由良 
舞台に上がっている時はあまりお客さんの反応が気になる事はないです。舞台に上がっていると一人になれる感覚があるんです。自分でいる必要はなくて、その役になっていればいいだけだから、余計なことに煩わされないですむので。
__ 
気が楽なんですね。そうか、人間、役の演技に徹している時は確かに楽かもしれませんね。
__ 
今後、どんな感じで攻めていかれますか?
由良 
これまでもやっとした感じで芝居を続けていて、これからも続けていくかどうか迷ってたんです。でも劇団の名前が売れたりしてきていて、このままでは自分が期待に答えられるかどうか分からなくて、獅子舞の仕事を始めた理由のひとつにそれもあります。これからも舞台を続けるんだったら何か、芸を持つ自分であらなければならないなあと思っています。
__ 
頑張って下さい。応援しております。

タグ: 迷っています ポジショニング不安 今後の攻め方


メタリックナノパズル

__ 
今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントを持って参りました。
由良 
ありがとうございます。開けてもいいですか?
__ 
どうぞ。
由良 
(開ける)おお。
__ 
ペンチとかが必要なんですが、組み立てるとカッコいいですよ、それ。

タグ: プレゼント(ゲーム系) プレゼント(インテリア系)


ステージタイガー#005「MATCH」最強の一人芝居フェスティバル“INDEPENDENT:14”忍ジャガー

__ 
今日はどうぞ、よろしくお願いします。ステージタイガーの役者、白井さんにお話を伺えます。白井さんは最近、どんな感じでしょうか。
白井 
そうですね、色々と演劇のお仕事で呼ばれる事が多いです。有り難い事に。ステージタイガーと、independentの一人芝居、それから滋賀県で撮影している「忍ジャガー」の特撮ドラマに出させてもらっています。
__ 
お忙しいですね。
白井 
そうですね、嬉しいです。忙しくさせてもらっています。
__ 
さて、まずはステージタイガーの次回公演「MATCH」。チラシに書いてある粗筋を拝見するに、今年のABC春の文化祭ステージタイガーが上演された作品と似ているような気がするのですが、いかがでしょうか。
白井 
そうですね、設定としては似ていますが、全く新しい作品として楽しんで頂けると思います。文化祭の時の作品と同じく、主人公は飛脚ではあるんですが、配役は全然違うんですね。江戸時代、ある飛脚が想いを寄せる人が大阪にいると。その彼女がいる大阪でもまた別のストーリーがあるんですね。江戸と大阪は別々で、大阪チームと江戸チームはあまり絡まないんですけど、最後の最後で少しだけ接点があるんですね。
__ 
その瞬間が楽しみですね。どんなトーンのお話になりそうでしょうか。
白井 
時代が幕末、戦乱という程でもないんですけど、その頃の話です。言ってみればそれほど壮大な話ではないですね(ステージタイガーは、人間、ヒューマンドラマを扱う事が多いんです)。ご期待に添いたいと思います。
ステージタイガー
俳優達の鍛え上げられた圧倒的な筋肉。それに最大限の負荷をかける事により、人間の奥深くに眠る野生のエネルギーを創出する。そんな超体育会系演劇を目指すステージタイガーは、関西を代表する強く、切なく、そして狂おしい劇団です。15名を越える劇団員で、自主公演だけに収まらず、ライブハウスから廃校まで、年10本以上のイベントにも出演中。今日もあなたの元へステージタイガー。もう、君にムキキュン。 (公式サイトより)
ステージタイガー#005「MATCH」
公演時期:2014/10/23~26。会場:シアトリカル應典院。
最強の一人芝居フェスティバル“INDEPENDENT:14”
公演時期:2014/11/27~30。会場:in→dependent theatre 2nd。

タグ: 次の公演 一人芝居 単純に、楽しませたい