笑顔をみたいから

__ 
これまでに関わった現場で、一番印象深いものを教えてください。
芝  
うーん、それはやっぱり、この間の「レディバード・レディバード」かも。プロデューサーさんがいて、事務所があって、タレントさんがいて・・・という現場の衣装につくのは初めてだったんです。すごく、要求される事が細かくて。深く考えないといけないんだなあと。もっともっと色んな事を考えないといけないんだなあと。衝撃でした。感性だけじゃ駄目で、計算しないといけないんだなあって。
__ 
おお、プロの現場ですね。
芝  
勉強になりましたね。作品だけの事だけじゃなくて、誰を立たせていくか、とか、今までとは違う考え方、バランスのとり方が必要でした。
__ 
なるほど。それはもう、プロのスタッフの現場ですからね。裏方という場での、ご自身の適性度はどうだと思われますか?
芝  
どうだったんだろう?でも、補助をするのが自分には向いているのかな。どうやったら現場が上手くいくか、考えるのは好きです。補助力が衣装の仕事にも生かされていると思うし。プロの現場は、大変だけど楽しんでるぐらいじゃないとやっていけないと感じました。

タグ: プロの仕事 単純に、楽しませたい


「母になる」

芝  
最近は、子供を産みたいと思っていて。プライベートですけど。そこは私も「IN HER THIRTIES」みたいに、衣装やっていくのか子供を産むのか迷っています。インハーの役者さんたちはみんな結婚や出産に前向きじゃなかったんですよ。でも、私の保育士時代の友達はもう2~3人産もうかという感じで。
__ 
両立は出来ると思いますか?
芝  
いや無理やと思います、衣装についたらそこしか考えられなくなるので。
__ 
うーん、そうなんですね。では、お子さんを産んでから、出来る範囲で、というのは難しいでしょうか?
芝  
勝手の分かっている現場だったら出来ると思うんですよ。商業だと、子供を産んでからは厳しいんじゃないかと思いますね。だから、インハーはいい経験になりましたね。自分の事をちゃんと考える時間になりました。
__ 
芝さんは母になる事に憧れている。どういうところからその憧れは始まっているんですか?
芝  
元々子供が好きなんですね。だから保育士になったというのもあるし。後は、生活を変えたいという願望もあるし。新しい段階にいきたい、そんな気持ちがあります。
__ 
そして、子供を産んでみないと分からない。
芝  
そうですね。

タグ: 結婚について 母になる 迷っています 結婚したら・・・


いいスタッフになりたい!

__ 
いつか、どんな演劇に関わりたいですか?
芝  
シス・カンパニーが好きなんで、シス・カンパニーの公演に関わりたいです。いつか、浅野和之さんの早着替えを手伝えたら最高ですね。
__ 
今後、どんな感じで攻めていかれますか?
芝  
楽しく、自然体で柔らかく攻めたい。つい、いっぱいいっぱいになってしまって、もっと親しみやすいスタッフでいたいと思います。いると和らぐ。癒されるまではいかなくても。そんなスタッフでいた方が絶対いいなと思います。
__ 
そうするためにはどうしたらいいんでしょうね。
芝  
心の余裕かなあ。
__ 
大切ですよね。忙しい時に話し掛けられても表情に出さないようにしたり、ちょっとしたタイミングでお礼とかを言ったりとか。
芝  
そうですね。難しい。

タグ: 自然体


好物はエビと耳たぶ

__ 
ちなみに、芝さんはどんな保育士だったんですか?
芝  
私は、笑顔だけが取り柄の。
__ 
なるほど。子供好きがしそうな気はしますね。
芝  
そうですね、子供好き、耳たぶ好きなので。
__ 
そう、「耳たぶ」が好きだってインハーのプロフィールに書いてましたね。
芝  
好きなんですよ、耳ばっかりみてますよ。路行く人の耳たぶを。「耳めっちゃいい形してますね」とか言ってしまうんです。気持ち悪いでしょう。あと、エビが好物です。回転寿司いくと12皿ぐらい食べます。大食いなので。ただ、後で蕁麻疹が出ますね。アレルギーなので。
__ 
私はエビとレモンの組み合わせが好きですね。トムヤムクンとかが好きです。
芝  
あーおいしいおいしい。タイ料理。
__ 
今日はありがとうございました。
芝  
ありがとうございました。

タグ: クッキングの話題


今治のタオルストール

__ 
今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントがございます。
芝  
ありがとうございます。イェー。開けていいですか?
__ 
もちろんです。つまらないものですが。
芝  
(開ける)おお。青やし。かわいい。夏にいいですね。あこれ、今治やし。私愛媛なんですよ。ぴったり。かわいい。私、紺のイメージありますか?
__ 
そうですね、その時の髪型がボーイッシュだったからか。
芝  
うれしい。そうそう、Q本さんへのインタビューのプレゼントありましたよね。あれ、稽古場で開けてくれたんです。私とおはぎちゃん(ピンク地底人6号)で食べまくりました食いしん坊なので。
__ 
プレゼントとして史上最高の使われ方をしてくれましたね。ありがとうございます。

タグ: 差し入れ


がっかりアバター「あくまのとなり。」

__ 
今日はどうぞ、よろしくお願いします。最近、松下さんはどんな感じでしょうか。
松下 
最近は稽古でいっぱいいっぱいです。本番2週間前なんです。
__ 
がっかりアバター次回公演「あくまのとなり。」の稽古、ですね。いっぱいいっぱい。これまでに経験した中で、一番いっぱいいっぱいになったのはどんな時ですか?
松下 
ウーン。けっこう毎回、いっぱいいっぱいになっちゃうんです。次はこういう事に気を付けようとメモを取ったりしてるんですけど、それでも焦燥感に駆られてしまいますね。
__ 
なるほどね。演劇を抜いたら?
松下 
引っ越します。実家に戻ります。同じ大阪なんですけど、お金や時間の面でがっかりアバターに掛けられるだけ掛けようと。次の公演終わったら速攻引っ越します。
がっかりアバター
結成2011年6月。主催の何とも言えない初期衝動からほぼ冗談のように結束。2011年6月vol.1『岡本太郎によろしく』2012年11月vol.2『啓蒙の果て、船降りる』(ウイングカップ2012受賞)2013年6月vol.3『俺ライドオン天使』(公式サイトより)
がっかりアバター「あくまのとなり。」
公演時期:2014/5/15~19。会場:シアトリカル應典院。

タグ: 出立前夜 いっぱいいっぱいになってしまう 引っ越し


集団になりつつある、がっかりアバター

__ 
次のがっかりアバター「あくまのとなり。」とても楽しみです。昨日乾さんと夢子オンデマンドさんにお話を伺えて、色んな事が分かりました。
松下 
そうなんですね。何を言ってましたか・・・?
__ 
まず、がっかりアバターはロックバンドである事。
松下 
たまにアンディが言ってますね。
__ 
そして、アンディさんにみんな賭けてるというような言い方をしていて。今の、全速力でやっていっているという勢い、その正体を知りたいです。
松下 
結構、毎公演、本番2週間前ぐらいに通せるぐらいにしてしまうんですよ。バーっと作ってしまって。それをその段階で全部壊すみたいな事をするんですね。今までの演出を全て変えたり、脚本の大部分をカットしたり差し替えたりとか。私が出た「啓蒙の果て、船降りる」ではラストのページが差し替わったんですよ。
__ 
なるほど。
松下 
変化球じゃないですけど、シフトチェンジしていくんですよ。アンディはそういう事をするので、キャストはこなせないんですよね。こなしてる感で演じられない。アンディはキャストのエネルギーってよく言ってるんです。宗教っぽいですけど、目に見えないエネルギーが必要とされる作品を作る劇団なのかなと思います。今までの自分を壊さないと出来ないのかなと。
__ 
改めて。がっかりアバターって、どんな劇団だと思いますか?
松下 
これまでのがっかりアバターは、皆が言っているみたいにアンディありきで坂本君に付いて行ってたんですね。それはこれからも変わらないし、みんな完全に大好きなんですけど、最近やっと、劇団として、それぞれの役割が決まりつつあるのかなと。まとまりつつあるのかなと思います。劇団の旗揚げが1年半前なんですけど、ようやく。
__ 
なるほど。
松下 
これまでは作品を作る度に集まって、公演してという感じだったんですけど。今はきちっと将来の事を考えだしたりしていて。集団になりつつあるんだと思います。
__ 
すばらしい。私は、がっかりアバターが生き残っていくなら、どんな形でもいいですけどね。
がっかりアバター第二回公演「啓蒙の果て、船降りる」
公演時期:2012/11/10~11。会場:ウイングフィールド。

タグ: ユニークな作品あります 私の劇団について オーガナイザーの企み


向き合う

__ 
今回の「あくまのとなり。」見所を教えてください。
松下 
基本的には、全部の作品をどんな視点から見ていただいても面白いように作るのが理想ですね。あの、乾も夢子も「以前とは違う」と言ってましたか?
__ 
はい。まあその、下ネタがないとかそういう事ですね。
松下 
その、今回は登場人物の人生だったりとか背負っている痛みに焦点を当てていて。今回、役者一人につき一役のみなんです。モブというのはなくて、自分の役と向き合っています。
__ 
なるほど。
松下 
それぞれ生きているキャラクターの人生がそれぞれ衝突したりするんです。その時に見えるものの為に、もっと深く踏み込んだ芝居を作ろうとしているんだと思います。これまでと同様、勢いは保ちながら。

タグ: 役をつかむ


ウソのない[1]

松下 
今までのがイラストの展示だとしたら、今回は実写の動画という感じですね。どっちがいいかという事ではなく、表現の方法として。
__ 
絵を見る時、それを理解する道のりが私は好きなんですよ。映画は、もちろんそういう部分もありますけど受動的な理解の仕方なのかなと思うんです。主導権は映像を映す画面にあるから。がっかりアバターが映像に入ったというのは興味深いですね。
松下 
本当にそうですよね。イラストの時はお客さんに答えを想像してもらえるので。ごまかしが出来たじゃないですか。私達の事を実際以上に良く受け止めてくれるお客さんもいて。今回はごまかしが効かない、嘘を付いていた部分がばれてしまう領域にきたんじゃないかと思います。
__ 
逆に言うと、本番の為に役者が考えて来た事が現れない訳はないので。頑張ってください。

タグ: 嘘のない


質問 夢子オンデマンドさんから 松下 あゆみさんへ

__ 
前回インタビューさせていただいた、夢子オンデマンドさんから質問です。「演技する上で心がけている事はなんですか?」
松下 
えー。なんでしょう。月並みな事しか言えないかも。
__ 
たしか公式HPには、松下さんはスタニスラフスキー信者だと書いてますね。
松下 
あれ勝手に書いてるんですよ、もうー。スタニスラフスキーは高校の頃から勉強していて。でも毎日やってる訳じゃないんで信者とか言われても。
__ 
例えば、「おしゃれな炎上」の時は肉屋の娘役でしたね。実父にレイプされて家出する・・・
松下 
「おしゃれな炎上」は反省点が多くて。まず、私と父役の子は家族になれてたのかなと。そういう部分をきちんと自分の中で考えておくのはもちろん大事なんですけど、それは舞台上では忘れないといけないのかなと。舞台上で役の設定を考えてしまうと、見られているという自意識みたいなものが、役である事に影響を与えてしまうのかなと。
__ 
忘れた方がいい?
松下 
そうですね、私・松下あゆみという役があるとしたら、私を演じる役者さんはその役(22歳女)の全ての蓄積を意識するとは思えないんですよね。これまでに過ごしてきた蓄積や時間によって仕草や言葉が生まれるんですけど、でも、そういう仕草や言葉を、例じゃない私松下あゆみが意識しているかというとそうじゃないんです。でも私を演じる役者さんは意識しないといけないんですけど、舞台にあがった時にまで意識しているかというと、していたとしてもそれはその役者さんの蓄積や意識なんですよ。
__ 
役者本体と役者の役作りは漸近するけれど条件的に重ならない、ということ?
松下 
役作りした上で、それぞれの意識を深く見れるようにしたいんですよ。どうしたらいいですか?
__ 
スタニスラフスキーはどういうアプローチをしたんですか?
松下 
善人を演じるには、その人物の悪人の部分を見つけろ、って書いてて。でも、簡単に結論を急ごうとは思ってません。スタニスラフスキーは膨大なシステムなんですけど、長い時間に渡って考えが変わっていった部分もあるんです。私、勉強が終わるまでは結論を出さないようにしておこうと思います。

タグ: 演技の理解、その可能性 舞台にいる瞬間 反省Lv.4 家出についてのイシュー 役作り=個人を通した視界 見られている事を意識する


アバターズ

__ 
演劇を始めた経緯を教えてください。
松下 
高校演劇をしていて。私の入っていた高校が、芸能文化科という特殊な科だったんですね。部活というよりは授業で演劇を学んだんです。そこでスタニスラフスキーに出会ったんですよ。部活と授業の、演技の深さの違いが面白かったです。これは一生かけて勉強しないと分からないなと。
__ 
がっかりアバターに入ったのはどのような経緯が。
松下 
「啓蒙の果て、船降りる」で参加したときに、アンディさんに「入ってよ~」って言われてて。本気かどうか分からなかったので、「う~ん」って言ってたら、気付いたらHPに自分の名前があったんです。あ、入ったんやって。劇団員なんや、あたし。
__ 
なるほど。すでに動かせないぐらいのポジションとして坂本さんの中にあったんですね。では、がっかりアバターの魅力とは。
松下 
劇団員に凡人が一人もいない事ですかね。
__ 
そうですね。
松下 
キャラクター性が強くて。なかなかこれだけのメンバーが揃う事はないと思います。
__ 
乾さんの髪の毛はさらさらだし、夢子さんは色々すごいし、松下さんは・・・
松下 
私はよく、アバターの中ではまともだと言われます。アンディとかにはクソアマとか言われますけど・・・
__ 
それは愛情表現ですね。そして葛原さんは。
松下 
葛原さんは凄いですよ。夢子オンデマンドよりも凄い精神状態かもしれない。
__ 
え、そうなんですか。あの夢子オンデマンドを超える?
松下 
わかんないですけど。明日、がんばってください。

タグ: 愛情表現 乾寿々香 その人に出会ってしまった 私の劇団について


ウソのない[2]

__ 
いつか、どんな演技が出来るようになりたいですか?
松下 
ずっと、その芝居の世界が広がり続けるような芝居がしたいです。上演時間は2時間だけだけど、その前もあとも世界があって、そこをただ切り取っただけみたいな芝居がしたいです。
__ 
世界がずっと残っていく・・・?お客さんの心に、そしてよくわからないけれどこの宇宙に?
松下 
はい、個人的にですけど。その為には、存在にウソがあったらダメだなあと。架空の物だから、ウソがないようにしたいですね。お客さんに対しては、ピエロみたいな存在でいたいです。世界中の最も底辺でありたい。尊敬されたいとかではなく、「こんな人達でも存在しているんだから、生きよう」って思ってほしいな、って。2年後、全然違う事を言ってるかもしれませんけど。

タグ: 外の世界と繋がる 宇宙の話 一瞬を切り取る いつか、こんな演技が出来たら 世界 X年後のあなた


つながる、そこにいる

__ 
芝居を始めた頃に見た、衝撃を受けた作品を教えて下さい。
松下 
衝撃を受けたクセに劇団名やタイトルを覚えてないんですけど、イタリアの学校周りのカンパニーが関西外国語大学で上演してて。それを無料で見れたりするんですよ。8割イタリア語、1割英語、1割日本語の芝居。何が凄いかは分からないんですけど、ずっと見れて。
__ 
なるほど。
松下 
ただそこにあるんですよ。見てる時に、その中に私もいるような感覚があるような。芝居を見ているんですけど、私もそこにいるんです。芝居だとは分かってる筈なのに、そこで起こっている事を全く疑ってなくて。それがずっと、心にあるんですね。
__ 
昔インタビューした人がイギリスに留学した時にみた、観客と役者の目線が同じ高さの演劇があったそうです。ちょっとそういう、雰囲気があったりするのかな。
松下 
本当に、私達を意識してなくて。お客さんに見せるという意識がないのかもしれない、だけど見せられるんです。どう作っているんだろう。

タグ: 衝撃を受けた作品 海外で出会ったハコ


学んでいる、学んでいく

__ 
今後、どんな感じで攻めていかれますか?
松下 
売り方とかの意味ではなく、他劇団と差別化していければと思っています。劇団メンバーが全員、アクが強い人ばかりなので、それを絶対潰さないように。もっともっと生かせるようにしていきたいです。
__ 
個人としては。
松下 
私は、ずっと学んでいくという姿勢を忘れないようにしたいです。俳優として常に新しい事だったり、俳優とはなにかという事を学ぼうと思います。
__ 
頑張って下さい。応援しています。

シャボン玉発生器

__ 
今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントを持ってまいりました。
松下 
すみません。
__ 
どうぞ。
松下 
拝見しても宜しいですか?
__ 
もちろんです。本当に大したものではないので。
松下 
(開ける)あ、シャボン玉。かわいい!乾と遊びます。

タグ: プレゼント(可愛らしい系) プレゼント(インテリア系)


HIRAMEKI.のリング

__ 
今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントがございます。どうぞ。
夢子 
ありがとうございます。贈答品ですね・・・(開ける)袋の中の袋だ・・・(開ける)趣味のいい・・・これオシャレな、高い、私が一生入れないお店・・・(開ける)・・・あ、指輪ですか?私、指輪した事ないんですけど、指輪ってどこに付けるものなんですか?
__ 
はまる指に付ければそれでいいと思いますよ。
夢子 
はまる指に(笑う)hirameki。私に一番ない物や。私面白い事出来なくて、アンディさんに「(私が)決めうちするとおもんない」って言われたことがあるんですよ。乾さんはそういうところ、めっちゃ上手いんですよねえー。

タグ: オシャレをしよう プレゼント(装飾系) プレゼント(リング・ネックレス・ブレスレット系)


夢子 
がっかりアバターの下ネタについて、もう少しお話しておきたくて。本当に下ネタはカツオブシ程度で、下ネタを扱っている事でちょっと笑われたりされるのは何か違う気がするんです。下ネタをあざ笑うという事は、自分の性をもあざ笑う事なんじゃないか。性はネタではなくて、生きる上で欠かせない事なんですよ。
__ 
ええ。
夢子 
生を生む為の性。その生も性を持っている。とても重要な事なんですよね。
__ 
茶化したくない?
夢子 
したくないです。性にウソはないじゃないですか。好きな子の前で勃起したり濡れたり、そういう反応は演技出来ない部分だと思う。そこを包んでネタにしてしまう部分が、がっかりアバターにはあるのかなと思います。でも「がっかりアバター=下ネタのとこやろ」と言われると、ちゃうわ、と思います。気になってくださる部分としては必要だと思いますけど。
__ 
実は私こそが、「がっかりアバター=下ネタ」で興味を持った部分もあって。でも、がっかりアバターの下ネタにとても切実なものを感じていました。あのとんでもない登場人物達が、その苛烈な生を全うする上で必要としていた性、が、放つ濃い匂い。今回はその中心部に何があるのか踏み込むという感じなのかな。
夢子 
あ、そう、twitterの感想で書いて下さいましたよね。切実って。嬉しかったです。

タグ: ウェブ上の感想 感想がトシと共に変化していく 自分の演技を客観的に見る 下ネタを考える 女性と下ネタ


歩いていく、歩いていこう

__ 
夢子さんはいつか、どんな演技が出来るようになりたいですか?
夢子 
心の強い役者になりたいです。自分の一生もままならないのに、人の一生をもうひとり分生きるなんておこがましいかもしれないんですけど・・・心を強くしたいです。
__ 
次回公演「あくまのとなり。」の意気込みを教えて下さい。
夢子 
今回の作品は、劇団の運営としてももっとしっかりしようと力を入れていて。作品の生み出し方も、大事に大事にやっていて。役者達も凄く大事に育てているんです。これまでは各々が役について悩んでアンディさんがそれを繋げるという感じだったんですけど、今回は全員で悩みを共有して、皆で育ててるんです。実際にディスカッションもしました。ラストは、今までのがっかりアバターになかった向こう側に初めて到達するかって感じです。それを目指しています。
__ 
きっと行けると思います。今後、どんな感じで攻めていかれますか?
夢子 
いま、坂本さんと松下さんが凄い頑張ってて。がっかりアバターとして次にやっていく事がどんどん決まっていっているんです。その中で、調子に乗らずに地に足を着けてやっていきたいです。役者として売れたいかどうかはともかく、劇団として売れたいです。その強みになる役者になりたいです。そして、お客さんの方に歩いていける作品を作れるようになります。

タグ: いつか、こんな演技が出来たら


質問 乾 寿々香さんから 夢子オンデマンドさんへ

__ 
乾さんから質問を頂いてきております。「恋をした事はありますか?」
夢子 
うっわぁあ。ありますよ。人並みに。やはり、種(しゅ)を残さないといけないので。乾さんからそういう事を聞くとは思わなかった。

花のように過激に生きる

__ 
前回公演「おしゃれな炎上」での、目玉になり果てた弟を食べて踏みつぶす演技が良かったです。あのシーンがあったから、全体の印象が引き締められたと思うんです。
夢子 
ありがとうございます。アンディさんが生んでくれた役を精一杯やって生きて死にたいですね。アンディさんの書いた台詞って、嘘っぽくなく心から口に出せるんです。その人物として物語の中で生きていられるんですよ。私なんてただの24・女・フリーターで、何もかもうまく行ってないのに、でもそんな役の役者でいると、すごく楽になれるんです。
__ 
嘘をつきたくない。アンディさんのセリフは、自然に出せる気がする。
夢子 
上演時間2時間の夢の間、生きてるという感じを得たいです。「俺ライドオン天使」の時、お客さんの感想ツイートの中に「生きるってこんなに過激だったのか」という表現があって。
__ 
おお・・・。
夢子 
普通に生きている事が既にドラマなんだ、って思って。私、これまで出演した3作品全部で「幸せになりたい」ってセリフを喋ってるんですよ。お金とか安定した生活とかそういう意味じゃなくて。
__ 
夢子さんの演じた人物は全員追い詰められた人生だったと思います。解放されたい、という事だったのかな。
夢子 
全員、それぞれにエグい生き方をしていて。今回の作品は痛みとか愛とか葛藤を描いています。目を逸らさずに幸せを見つめています。ひどい事をする人物にも背景や環境や抱えている痛みがあって、その痛みや負い目がお客さんの中にもあったりしたら、どこか肩の力が抜けると思うんです。そういう所が、がっかりアバターにしかない魅力なんじゃないかと思います。
__ 
がっかりアバターは今まで地獄を描いてきたと思うんですよ。「誰の心の中にも地獄がある」、これは闇金ウシジマくんの評論の一つなんですけど、何故地獄絵図を見ると心が楽になるのか。もしかしたら地獄という情景に心が行く事で、抑圧から解放されるんですね。それが魅力と言えるでしょうね。
がっかりアバター「おしゃれな炎上」
公演時期:2013/12/27~12/29。会場:ウイングフィールド。

タグ: 観客に血を流してもらいたい 舞台に立つまでの葛藤 背景が浮かびあがる 炎上、がっかりアバター 優しい嘘