THE ROB CARLTONと前田司郎作品

__ 
次の出演作は。
大石 
8月末に、THE ROB CARLTONさんに出演します。10月には、五反田団の前田司郎さんの作品のリーディング公演で、また北九州に行きます。
__ 
今後、どんな感じで攻めていかれますか?
大石 
やっぱり、自分の興味のある舞台に出続けたいです。最近、思うのは、長く相手と関係しあわないと出来ない作品もあるので、今までのつながりも、きちんと深めていきたいです。
__ 
ありがとうございました。これからも面白い人達に出会えるといいですね。
大石 
はい。でも、それだけでは、演劇を続けるには心許ない気もするので、常に演劇との自分の携わり方について、もっと考えていきたいです。

タグ: 深めていきたい


vol.312 大石 英史

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2013/春
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大石

ダーツセット

__ 
今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントを持って参りました。
大石 
ありがとうございます。開けていいですか?
__ 
もちろんです。
大石 
(開ける)ダーツ。これは、オシャレ感がゼロな僕としては、部屋に飾るだけで、少しオシャレ感が増すような気がします。僕をオシャレにして頂いて、本日はありがとうございました。

タグ: プレゼント(ゲーム系)


vol.312 大石 英史

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2013/春
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大石

画家の生

___ 
今日は、2013年7月7日~19日にNEW OSAKA HOTEL心斎橋で個展「vita-rhythm」を開催中のアーティスト、silsilさんにお話を伺います。実は10年ぐらい前から私と知り合いなんですよね。どうぞ、よろしくお願い致します。最近、silsilさんはどんな感じでしょうか。
silsil 
そうですね、ここ一年ぐらい前からライブペイントの活動が活性化してきていて。絵の製作以外にもライブアートという形で色んな場所に出させてもらっています。去年も年間で2~30本程行っています。
___ 
それは凄い。ひと月に2回強もライブペイントを。
silsil 
月に一本以上は、何かのイベントに出させてもらいました。絵を展示して販売してという絵描きから、アーティストという形態になってきているのかなと。
___ 
私も6月に拝見しましたが、大変良かったです。私はてっきり、バンド全ての演奏が終わって一つの絵が完成するものだと思っていたんですが、そうじゃないんですね。一つ一つのバンドの出番が終わって、それを区切りとして一つの絵が完成していて、最後に、経過の全てを結んだ絵が現れる。それが凄く新鮮でした。最初は蓮の花があって、女性の姿が現れつつあって・・・。
silsil 
ありがとうございます。
___ 
ライブペイントについてはまた後ほど伺うとして、お仕事以外のプライベートとしてはいかがでしょうか。
silsil 
いま、生活という感じは一切なくって。絵ばっかり描いてるんですよ。個展があったりイベントがあったりで、プライベートと言えるような時間はないんですね。もちろん遊びに行ったりはするんですけど、絵関係での繋がりだとか、ご飯行ったり飲みに行ったりの全てが絵に集約されるカンジです。旅行でも何でも。
___ 
それは完全に画家の生活ですね。
silsil 
こういう生活に憧れていたので。だから、部屋にはテレビも無いんですよ。
___ 
社会と切り離されている?
silsil 
そうそう、だから、世論と自分の考え方が明らかに食い違う時があるんです。それが面白い時もあります(笑う)。
silsil exhibition「vita-rhythm」(バイタリズム)
開催時期:2013/7/7~19。会場:NEW OSAKA HOTEL心斎橋。
silsil LIVE PAINT SHOW
開催時期:2013/6/16。会場:kiten2。

タグ: イベントの立ち上げ アーティストの生活


vol.311 silsil

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2013/春
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silsil

秘密が薫るとき

___ 
本日、女性を重大なモチーフとして描くsilsilさんにインタビューするにあたって。もう一度、私個人が抱く男女それぞれが持つ原理についての認識をまとめました。いわく「女性とは世界を出来れば全て手に入れたいという志向を持っており、男性は世界の頂点を目指す」という。こういう捉え方はいかにもステロタイプで、同権主義者としてはあまり良くないんですが。ただ、silsilさんの絵を見るにつけ、この認識にもそれなりに言い分はありそうだなと。例えば絵の一部を切り出してみても、複雑な水玉が混乱を起こさず配置されていて、それらは猥雑で複雑だけど、全体を構成するべく整った混乱を見せている。水玉の一つ一つ全てが「私の世界を何度も解釈して捉えてほしい」と言っているように思えて、それはこの世の女性全てを代弁するかのようです。ええと、まず、いま何故この描き方になっているのでしょうか。
silsil 
元々女性を描いていたんですが、女性の魅力を探すにつれ、どんな可愛くない子でも一瞬惹き込まれる瞬間があるんですよ。その一瞬というのは、私にとっては色気。それはただエロいという事ではなくて、何かが薫る瞬間が、どんな女の子にもあるんですよ。それを捉えたい。美しい子にも、一瞬怖い・悲しそうな瞬間がある。でもネガティブとされるそれらもまた美しかったり。そうした一瞬を描くために、技法として何層も何層も重ねているんですね。その都度、週毎くらいで顔が変わっていくんです。私以外には工程を見る方はいないんですが。
___ 
えっ、顔が変わっていく。
silsil 
そうなんですよ。哀しそうな顔にも見える時もあれば、何も考えてなさそうな日もあって、どこか怒っているような瞬間もあるんです。描き方としては、始めにあぶりだしで焦げを作るんですが・・・
___ 
あぶり出し。
silsil 
そうなんです。下書きに一回、レモンのインクを塗って焙っているんです。もちろん自然のものなので計画的にはいかないんですが、そうする事によって計画的ではないものがベースになる。その上に何層も女の子の像を重ねて、最後の水玉(途中にも入りますが)。これは感情の表現として描いています。自分にとって魅力的な女性の描き方を追求していったら、こういう技法になった、という感じですね。
___ 
何層も重ねるという事は、上に描き直すという事でしょうか?
silsil 
この作品であれば、薄い赤の作品があって、紫の作品、最後に赤の作品。目の印象もそれによって違ったりします。目って、少し違うだけで全然違う印象になるんですよ。細かい上がり下がり、大きさ、それらがちょっとずつ変化していくとこれになる、みたいな。
___ 
何だか、ちょっと納得出来ます。実は2年位まえか、中津で個展をされた時ありましたよね。あの時2回くらいお邪魔して、どちらも40分くらい居たんですけど。
silsil 
ええ。
___ 
あの時、実はしんどかったんです。絵の情報量が多くて。今回の作品はもっとそう。一つの絵を読み下すのにこんなに時間が掛かる。単純な表情じゃないという事もあるし、物理的に色々な顔が重なっているから。
silsil 
それと、最近の描き方として、目に光を入れないというのがあります。目に明らかなる方向性や意思を持たせない事にしています。一瞬を一つに限っていないので、光が射さないというか。それが傍から見ると魅力的な目に見えるのかも。嬉しそうにも見えるし悲しそうにも見える、微妙な所を描きたいと思っています。
___ 
目に光がない?それはもしかして、こっちと目を合わせていない状態かも。
silsil 
何かを考えながらどこかを見ていると、光が焦点を結んでいるんです。そうじゃない、目には光がなくて、だから焦点が明確でなくて。場合によっては鑑賞している人と目があっているし、全然違う方角かもしれないし。逆にそれは、この絵が生きている、のかもしれない。目が入って生きている瞬間じゃないけど、そのようなイメージが出るように、明らかな方向性がない状態を描きたい。
___ 
一瞬が重なりまくってる訳ですよね。そこに、ある種の時間の凝縮を感じます。その瞬間に生きている彼女に立ち会っている自分を自覚した時に、強い実感を覚えます。つまり、鑑賞者は、一つの絵に重なって宿った表情の輻輳に立ち会うんですね。そのうち、「この謎の表情をした女は何だろう。自分の周りに居た人物だろうか?」と戸惑うかもしれない。その戸惑いがsilsilさんの作品なのではないかと思うんです。
___ 
silsilさんは女性をモチーフにすることが圧倒的に多いですが、どうしてでしょうか。
silsil 
女性がキレイだなと思うのが大前提なんですが、二つ以上の感情が重なってる感じがするんですよ、女性って。真逆の衝動が同時に起きて、重なる瞬間が凄く楽しいです。無限に可能性があるんです。
___ 
絵を描き始めた時から、そうした認識はありましたか?
silsil 
当初はとにかく可愛い女の子を描きたくて描いてました。男性も描いてましたが、じきに女性だけを描くようになって、ご覧の通り今は女性の表情にフューチャーされていっています。女性の全身像も多かったんですけど、顔に何かがあるな、って寄ってってるんですね。
___ 
顔に?
silsil 
そうですね。レンズの焦点が合っていくように。
___ 
昔はパステル的な絵具の使い方が多かったですね。あの時代も、とてもキレイな具合に滲んでいました。
silsil 
今は飛沫のようになっています。インクの使い方は変わっていっています。カラーインクで描いていたんですけど、長期間保存すると色が退色していくんですよ。なので、出来るだけ長期間保存に耐えるアクリル絵具に切り替えました。その頃から、飛沫であったり水玉であったりの表現が増えていきましたね。

タグ: エロスについて 色気なるものの謎 焦点を絞った作品づくり


vol.311 silsil

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2013/春
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silsil

質問 小林由実さんから silsilさんへ

___ 
前回インタビューさせて頂いた、小林由実さんから質問を頂いて来ております。「若さと健康と美容の秘訣を教えて下さい。」
silsil 
若さ。何も意識しない事ですね。健康は自分に結構備わっているから何もないんですが(丈夫なんですよ。自分が疲れないので他人に自分と同じぐらいタフなスケジュールを求めたりとか、迷惑を掛けてしまう事もあるぐらい)、美容は、自分がキレイだと思うものを食べたり着たり。
___ 
キレイだと思う食べ物?色合いとか盛り付けとかですか。
silsil 
ドッグフードみたいにどさっと盛りつけられたものって毎日は食べられないじゃないですか。でも、ドッグフードでもキレイに盛りつけられていると美味しそうだなと思うんじゃないかと。そういう風にして食べれば、キレイなものを食べてるなと思うので。見た目が全てですね。

タグ: 色んな秘訣集


vol.311 silsil

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2013/春
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silsil

ループ

___ 
silsilさんが絵を描き始めたのはどのような経緯があるのでしょうか。
silsil 
物心付いた時から描いていました。が、姉も描いていて賞も取ったりして、ずっと日陰の身でした。一向に褒められないけど、好きだから描いていました。
___ 
ずっと続けていたんですね。
silsil 
そうですね。高校では、全部の教科のノートに自分の絵や写真を切って貼ってしていました。こういう仕事をグラフィックデザインと呼ぶんだと知って、それで専門学校のグラフィックデザインコースに入学しました。入った後に、イラストを使うような授業があって。どの素材も気に入らなくて、自分でまた描き始めました。
___ 
その時に私と会ったんですかね。どこの大学でしたっけ・・・。
silsil 
甲南女子大の学園祭でしたね。どんな人でも可愛い女の子になるヘンな似顔絵師をしてました(笑う)。おばあちゃんが来ても可愛い女の子になりますけど、いいですか?って。
___ 
それは素晴らしいですね。似顔絵師なのに、自分の表現を曲げない。
silsil 
まあ、そう見えるので。ゴリゴリした男の人がきても、可愛い方がええなと思って女の子を描いてました。
___ 
おばあちゃんが来ても可愛い女の子が出てくるというのがいいですね。
silsil 
もう一度やりたいですね。あれはお小遣い稼ぎでやってました。「料金はお気持ちだけ下さい」って。露店をやってから色んな出会いがありました。本当に。クラブイベントに出演させてもらって、その先で個展に呼ばれて、またその先で・・・そういうループで今の活動のベースは出来ているので。ストリートで絵を描いていたその時間は大事だったと思いますね。
___ 
しかも、ムーンビームマシンのイベントにも出て。
silsil 
はい。ライブペイントを見に来ていらして、そこでお話が膨らんでいって。ムーンビームマシンの方々って、エンターテイメントに真っ直ぐなんですよね。舞台って凄く大変ですよね!みんな、何でこんなのやってるの、ってくらい大変でした。私なんて、そんなに演技はないので大変ではないはずなんですが・・・
___ 
そうですよね。
silsil 
すごく練習するじゃないですか。毎週2、3日の練習を2・3ヶ月して、公演は2~3日、一瞬で終わってしまうのに。
___ 
壮大なムダに見えるでしょうね。でも、それは傑作を生み出す為に仕方ない事だと思っています。画家の方にとっても同じかもしれませんが、傑作って皆、それと分かるじゃないですか。見たら。
silsil 
確かに。
___ 
その傑作なんて、いつでも作れる訳じゃないし、どんな条件が揃っていてもまだ足りない。俳優個人の力とか意識とか存在がこの世に具現化していて、しかも観客がその意味を分かっていないと成立しないし。そんな時には、舞台と観客の間にとても濃い応酬があるんです。
silsil 
確かに。私も舞台に出させて貰った時に物凄い感動がありましたね。みんなで一個のものを作って表現して。舞台に立つ興奮が、それまでの辛さを全て消し去るという。あれはビックリしましたね。ものすごい快感もあって・・・

タグ: 傑作の定義 新しいエンターテイメント


vol.311 silsil

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2013/春
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silsil

チーク

silsil 
この作品、角度によって表情が変わるんですよ。
___ 
輪郭も無いですしね。
silsil 
不思議なもので、離れるとエッジが見えるという人もいますね。
___ 
チークが年々濃くなっていく気がしますが、いかがでしょうか。
silsil 
そうですね、気持ちがここに集中してるからかもしれないですね。目のあたりに。

タグ: 「異なる角度から」


vol.311 silsil

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2013/春
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silsil

一つの絵

___ 
いつか、どんな絵が描きたいですか?
silsil 
みんなが飲み込まれる絵が描きたいです。でも、意見が分かれると思うんですよ。私が良いと思う絵と、お客様が良いと思う絵は違う。ただ、同じ人間なので共通する部分はあると思うんですよ。描いた作品で、全員の心が一つに飲み込まれればすごく楽しいと思いますね。
___ 
それは、私の言葉で言うと傑作と言えるかもしれません。
silsil 
そうですね。
___ 
全ての人間はバラバラである。しかし、人間には普遍的なテーマがある。それを、silsilさんという画家が描く。
silsil 
それが夢なんですね。一緒の部分があって、そこに引き込まれるんです。どの部分がどの方向でもいいんですけど、一つに引き込まれればいいな。
___ 
例えば。
silsil 
この絵にしたって、悲しいと思って・好き、という人と嬉しいと思って・好きという人がいる。バラバラなんですが、悲しくても嬉しくてもネガティブでもポジティブでもどちらでもいいので、この一つの絵に見ている人の感覚全部が集中するような感じでしょうか。

タグ: 今の作品に集中する


vol.311 silsil

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silsil

回帰

___ 
今後、どんな感じで攻めていかれますか?
silsil 
攻める・・・(笑う)今、アーティストって少ないと思うんですよ。こじんまり、小奇麗にしないといけないような世の中になっていると思うんですよ。オシャレにしないといけない、みたいな。
___ 
なってますね。気を遣い合うのが普通みたいな。
silsil 
何か、誰かの意見やアドバイスのままに作品をつくったり、お客さんが欲しいというものばかりを用意したりであるとか。もちろんお客さんに感謝するのは前提ですけど。でも、「じゃない」ものを提案したって、そこに「感じる」ものがあれば皆がノってきれくれると思ってるんです。自分の思う「これが良い」と思うものを大きなスケールでやれれば良いですね。
___ 
それは本当の意味で、攻めですね。
silsil 
ライブペイントにしても、世の中の端っこに置かれてる感じがしてて。ライブの添え物だったりイベント会場での余興だったり。見ていても地味じゃないですか。だけど、私が思っているのもは違う、だからセンターに持ってきたんです。パーツの組み合わせではなくて、共存している。ひとつの時間と作品を生み出すようなライブ。あ、6月に観ていただいたイベントは“そう”なんです。
___ 
素晴らしい。
silsil 
最初は不安もありましたが、お客さんも、そのうち趣旨を分かって下さって。沢山の方が遊びに来てくれるようになりました。他にもきっと、私が出来る形がどこかにあると思うんです。
___ 
何故、そうした事をされたいと思うのでしょうか。
silsil 
アート=「訳の分からない奴でしょ」という思い込みが世間にはあるんですよね。その両極に、意味が分からない事が高尚だという刷り込みもある。そして、それは許しでもあり、社会から解離しているとも言える。どちらの先入観も好きじゃないんです。(個人的には難解な作品を観に行くのは好きなんですけど。)すると、複雑な作品を避けて、分かりやすく簡略化したものしか無くなっていく。いわゆる「おしゃれ」な感じ。人の生活に近いものと遠いもの、どちらかしかないという状態になっていて、間がないんですよ。でも、他の方向性があるんじゃないかと考えていて。それが、私の攻める方向になるんじゃないかと思っています。
___ 
それが、普遍的な傑作を作りたいという事にも繋がるんですね。
silsil 
私の作品・イベントなどを通しての活動は、愛に垣根はない、人間として愛する思想がベースにあります。世の中に「存在しない」ものはない。色々な出来事は世の中としては「ない」ことになっていて、その、あるんだけど見えなくなっている違いを認める事が出来れば・・・違いを排除するのではなく、認識を持ったり知ったりする事で、世界は少し変わるんじゃないかとも思って、作品を作っています。カテゴライズするのがいいのかは分かりませんが、LGBTを応援するのもその中のひとつだと思っています。普遍的な傑作、人の心に回帰する様なものを表現したいですね。

タグ: オシャレをしよう 垣根の無い世界へ


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2013/春
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silsil

TRANSIT

___ 
今日はお話を伺えたお礼に、プレゼントを持って参りました。
silsil 
ありがとうございます。開けていいですか?
___ 
もちろんです。
silsil 
お、これは。「TRANSIT」。あ、いいですね。
___ 
カザフスタンとか、誰もあまり行った事のない国を旅するガイドブックだそうです。

vol.311 silsil

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2013/春
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silsil

絵具とルブタン

silsil 
この個展を企画するタイミングで、ちょうど女性のファンの方が増えてきていて。女性が興奮する事をしたいなと考えました。その一つに、汚して喜ぶというのがあると思うんですよ。このルブタンの靴が汚れていくのを見ると、いいええぇ~ってなるんですよ(笑い)。それとは反対に、絵は何も無い所から生まれていって、でも靴は汚れていって。汚れるのは良くないという価値観を、ルブタンの靴を目の前で汚す光景を見せる事で、見ている人の中で浮上させる。そういう教育を受けていないのに、何故良いと思うんだろう?とにかく、そういう興奮を共有しました。
___ 
汚れてはならないものを目の前で汚す。
silsil 
汚れてはならないものだけど、皆汚したいと思っているものなんですね。そして、汚れても美しくなる事が、事実そこにある。それは女性性にも若干リンクしてる。そこに、共通の何かが表れるんじゃないか。そんな実験でもありました。実際、汚す場面を強調して見せるシーンでは会場から悲鳴が上がりました。でも、楽しーっという。興奮してるんです、彼女たちも私も。でっしょー?みたいな。そういう「感じ」。

タグ: 汚す


vol.311 silsil

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2013/春
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silsil

劇団しようよ「アンネの日記だけでは」

__ 
今日はどうぞ、よろしくお願いします。小林さんは最近、どんな感じでしょうか?
小林 
よろしくお願いします。今年に入ってから芝居には出てなかったんですけど、劇団しようよに出させてもらう事になりました。8月に本番です。久しぶりの稽古に参加していて、それ以外は普通に大学生してます。しようよに出演される方はみんな所属があるので、私だけ「大学生の小林です」って自己紹介するのが、何だか面白かったですねー。
__ 
ありがとうございます。芝居以外では?
小林 
実家に帰る事が多くなりました。滋賀と京都を行き来してます。あと、卒業論文を結構力入れて書いてます。あとバイトして稽古行って。
__ 
大変充実されてるようで。
小林 
いえいえ。
劇団しようよ
2011年4月、作家・演出家・俳優の大原渉平と、音楽家の吉見拓哉によって結成。京都に拠点を構え、演劇作品のみならず、路上パフォーマンス作品などをコンスタントに発表。2012年には初の北九州公演を実施、その他イベント出演など多数。 私戯曲のようだとも評されるほど「私性」が高く、しかしあくまで物語を志向する戯曲と、その反面、いまここの空間と時間をなによりも丁寧に扱う、ライブ感を押し出した演出が特徴。徹底して個人的、ゆえに普遍。そんな物語が、この場所とこの時間から揺らめきたち、ふたたびそこに溶けていく。舞台上と客席のあいだに幻をうつし出す、そんな作品をお届けします。(公式サイトより)
劇団しようよ「アンネの日記だけでは」
公演時期:2013/8/9~12。会場:KAIKA。

タグ: 卒論についての話題


vol.310 小林 由実

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2013/春
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小林

恥ずかしくて美しいもの

__ 
劇団しようよ「アンネの日記だけでは」。今はどんな稽古を。
小林 
このところはとても劇団しようよらしい稽古というか。脚本・演出家の大原さんが悩む時期らしいです。俳優サイドと相談しながら色んな演出を試しています。稽古場で作ったモノが成立してるのかどうか探っていて、こんな土台を作りながらやってたんだって。結構新鮮で面白いです。
__ 
一番楽しい時期のようですね。
小林 
月面クロワッサンの西村さんと森さんが本番前で稽古場にいないので、色々試して遊んでる感じです。
__ 
どんな作品になるのでしょうか。
小林 
ほとんど、核の部分は出来てるみたいです。でも、その台本を上演したい訳じゃないとも仰ってて。どんな作品になるんだろう・・・?ええと、大原さんの文章、私は凄く好きで。結構恥ずかしい感じの事を書いてくれるじゃないですか。それをマジメにやったら、すごく見てるとこう、恥ずかしいけどキレイな感じ(もしかしたらそういうものを作りたいんじゃないかもしれないですけど)。バランスよく、作品に出来たらいいと思います。女性ばかりだし、KAIKAという劇場も普通の場所じゃないので、いい意味で劇団しようよ的なものにならないんじゃないかなと思います。
__ 
つまり小林さんは、恥ずかしくて美しいものを欲しいと。
小林 
あの、そういうものを好きな自分が嫌いなんですよ。自分めちゃ子供やなと思う部分を隠そうと思って生きているんですが、全く隠れてないんですが、そういう自分の嫌いな部分をくすぐるのが大原さんの文章と作品なんです。大原さんにも言ったんですが、あんまりかなという印象を受けた作品でも、でもホンマは「私、こういうの好きやな」と。そういう複雑な気持ちはあって。スーホの時も、女性ばかりの芝居を大原さんがしたらどうなるんかなと思って。
__ 
ユニット美人のような。
小林 
そうですね、女性が演出を付けた女性というものと、男性が演出を付ける女性ってこんなにも違うんだなと。結構それが衝撃で。それでまた、大原さんも独特な女性観を持っているので。そこに興味を持ちました。それからしばらくして、大原さんから「女性ばかりの芝居をしようと思ってるんですが」って。ああ、出ます!と。

タグ: わたしとわたしの矛盾


vol.310 小林 由実

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2013/春
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小林

罪悪感

__ 
芝居を半年くらい休んで、今また稽古場に戻ってきて。何か思うところはありますか。
小林 
12月までお芝居に出ていて、その時にイッパイアンテナを退団しました。その時、芝居は自分にとって趣味なんだなという事に気付いたんですよ。というのも、劇団に何年も所属させてもらって。自分が出来る事を増やすという必要に迫られて、なら自分は何が出来るの?と自問した時に、出てこない自分が居たんです。演劇をどういう風に社会に見せて行くのか?とか、宣伝美術としてどんな良い物を作りたいのか。イッパイアンテナの小林として考えてと言われて。もちろんそうしたかったんですけど、出て来なかったんですよ。
__ 
なるほど。
小林 
凄く、それがイヤだったんですよ。そういう事をしたくなかったんです。何で自分はこんなんなんだろうと、何か自己嫌悪を感じて。よくよく考えてみると、自分はお芝居を仕事にしたくないんだなあと、なっちゃったんですよ。やっぱり自分にガッカリしましたね。イッパイアンテナの皆がプロ意識を持ってやってたというのに憧れていて尊敬していて素敵だなあと思って、自分もそうなりたいと思ってたんですが、自分はそうじゃなかったんです。何で自分がそうなってるのか、いっぱいいっぱいになっているからだろうかと。だから、一旦休もうと。
__ 
それで、普通に大学生をしていて・・・
小林 
その間も、演劇に対する気持ちは変わらず、自分はそうなんだなあ・・・と思い。実はそうじゃなかった、という可能性も信じているんですけどね。いつか。
__ 
趣味で演劇をするというのも大変ですけどね。
小林 
そうですね、確かに。一旦話は戻りますけど、劇団しようよで芝居に戻った時に、稽古場での居方とか演技の仕方が変わったという事ではないんです。小林由実として芝居をする事は変わらなかったんですが、それ以外のこととのバランスは取り易くなった様に思います。
__ 
なるほど。
小林 
芝居以外の事をするのに罪悪感があったんです。私は芝居をしていなければならないと。今後しばらく、ご縁が無ければ芝居には出ないと思います。趣味なんだなと思ったと同時に、趣味として同じペースで続けようとは思っていなくて。
__ 
それはどういう心の動きなのでしょうか。
小林 
何だろう。元々、単純に芝居が好きでやっていた人間でしかないので。劇団に所属してそれなりに立場が出来たけど、必要に駆られて自分の仕事を次々と入れたりしていて。劇団衛星の皆さんとか、坂口修一さんとお仕事させて頂いて。坂口さんは、予定が無いと不安になる、って。それが芝居で仕事をする事なんだなあ、自分には分不相応だな、と思ったんです。こうして自分のペースを落として、自分の演劇人としての能力は絶対に低下するけど、それでも一回、自分は回り道するべきだろうと。思ったんです。
__ 
3年間イッパイアンテナにいて。大学生のその貴重な時間を芝居してくれていて、見せてくれていてありがとうございました。
小林 
いえいえ。でも今、この決断が出来て良かったなと思いますね。良いのか悪いのかはともかく、後悔は出来ないですね。
イッパイアンテナ
同志社大学の学生劇団「同志社小劇場」のOBを中心として、2007年11月に旗揚げされた演劇団体。 主な演目はコメディとコント。 劇場を気持ちよく走り抜けるライブ空間にすべく日夜活動している。(公式サイトより)

タグ: 罪悪感


vol.310 小林 由実

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2013/春
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小林

若く・キレイに・長生きする

__ 
今やってみたい事はありますか?
小林 
え、雑談めいた感じでいいですかね。マッサージの資格が取りたいです。マジで非現実的な話なんですけど、お金と時間に余裕があれば。手に職系の資格が欲しいです。マッサージ、得意なんですよ。親にやっていたというのもあるんですけど。健康で長生きするというのが最近のテーマになっていて、若く・キレイに・長生きすると。美容系というのは突飛やな、あ、マッサージの資格欲しいかもと。チャレンジしたいですね。

タグ: 資格を取ろう


vol.310 小林 由実

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2013/春
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小林

私も父のように

__ 
目標にしている人はいますか?
小林 
父親かな・・・?父は凄いんですよ。親って絶対的なものなんで、そういう意味では母もそうなんですけど。
__ 
ええ。
小林 
父はひたすら寡黙な人で、ウチは5人姉妹なんですけど、家族を養うために一生懸命働いて。お父さんがいるから、絶対道は逸れちゃいけないと思うんですよね。
__ 
昔、娘=父親を疎んじるものという構図がありましたが、最近はそうでもないんですね。
小林 
子供を育てるという目的の為に仕事を辞めなかったし、私達に苦労もさせないし、そのお陰で私も芝居出来たし。だから、私も父のようになるのは前提ですね。好きな事をする前に、自分も責任を果たす。子供を育てるのを第一にしているのを良しとしている父親のようになりたいです。第一にしたい、という訳ではなく目的をしっかり果たすという意味で。

タグ: 子供についてのイシュー 一生懸命を描く 家族という題材


vol.310 小林 由実

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2013/春
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小林

部品の一個

__ 
映像作品への出演もありましたね。ご自身にとってはどのような体験でしたか。
小林 
すごく面白い体験でした。藤井組という方たち制作のびわ湖放送でのお仕事で、私はちょっとしか出ないんですが、そこの方々と何回かお仕事させてもらいました。現場は演劇とちょっと違っていて、音響さん・照明さん・監督さんと同じレベルで役者がいるんです。そこが面白いんですよ。私の価値観だからそうじゃない現場もあると思うんですが。私のやってきた小劇場だと、役者が中心なんですが、映像を撮る現場だと役者が部品の一個でしかないという感覚。
__ 
へえー。歯車の一つ、みたいな?
小林 
そう、それが凄く好きなんです。素材の一個でしかないんですが、自分がどう使われるのか想像が膨らんでいくみたいな。で、結構長編の映像に出させてもらいました。それも割とハードで、初日からダイビングプールに一日中潜ったり、2月の和歌山の海に、夜9時に潜ったり。
__ 
ハードですね。
小林 
大変なんですよ。セットは全て本物を用意しないといけないし。反面、すごく嘘も付ける。

タグ: 映像の現場


vol.310 小林 由実

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2013/春
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小林

質問 為房大輔さんから 小林 由実さんへ

__ 
前回インタビューさせて頂いた、劇団ZTONの為房さんから質問です。
小林 
私、前回ZTON見ましたよ。
__ 
面白かったですよね「天狼ノ星」。小林さん宛の質問です。「おすすめの少女漫画と、おすすめのシーンを教えて下さい」。
小林 
おすすめの少女漫画は、私の恋愛観を構築した「彼氏彼女の事情」です。
__ 
うわっ・・・為房さんも同じく「彼氏彼女の事情」だそうです。
小林 
ええっ・・・!?今度語りましょうと伝えておいてください。魅力的なシーンは、主人公の妹が恋愛について説くんですが、そこがとてもなるほどな、と。この作品、登場人物一人ひとりに人生があるんですよ。それらが独立してイキイキしてるのがいいんですよ。それぞれの生き方みたいのが。女性として生きるための参考文献としてます。

タグ: ラブストーリー 恋愛至上主義


vol.310 小林 由実

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2013/春
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小林

「売り言葉」

__ 
いつか、どんな演技がしたいというのはありますか?
小林 
出来る事なら、歳取ってからの芝居がしてみたくて。演技的には下手になってるかもしれないですけど、どう深くなっているか見てみたいですね。
__ 
演技自体が充実しているという事かな。
小林 
中学生の頃に大竹しのぶさんの「売り言葉」を見て。何か、満ち満ちているなと強く感じたんです。次の瞬間になにをするのか分からない、みたいな。それが自分の演劇の始まりだったんです。そういう演技をしてみたいと思います。

タグ: 大竹しのぶ


vol.310 小林 由実

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2013/春
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小林

この人達に恩返し出来るような

__ 
今後、どんな感じで攻めていかれますか?
小林 
攻めていく・・・。寄り道回り道だと思うんですけど、気になる事のつまみ食いをしたい期間です。自分の方向性が分からなくなってしまうので、この期間はあんまり長く置きたくはないんですけど。気になる所にいって、収縮させて、沢山実りある事を見つけられたら。
__ 
素晴らしい。私は10年前、そんな事を喋れなかったからなあ。立派ですね。
小林 
いえいえ。悩みまくりですよホントに。この何年間かは魅力的すぎる人たちと仕事出来ていたので。なるべく、この人達に恩返し出来るような人間になりたいです。なれるように頑張ります。

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vol.310 小林 由実

フリー・その他。

2013/春
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小林