質問 鳥井 由美子さんから 榊 菜津美さんへ

__ 
前回インタビューさせていただいた、鳥井由美子さんから質問です。「作品を作ったり、何か行動をしたりするにしても、何か意味を考えますか?」
榊  
作品に限らず、日常でも、ですか?どちらかというと、行動した後に「こういう意味があったのかな」と考えますね。例えばバナナ学園とかはものすごい稽古量で、全員が全力で頑張らないといけなくて。あと、今やってるトープレも、自分の人生を振り返らないといけないので。
__ 
ご自身にとって最も大きな意味を持つ舞台は。
榊  
自分が出演していたものではないんですけど、上京して初めてみた舞台がひょっとこ乱舞の「旅が果てしない」だったんです。衝撃的だったんですよ。こんな世界があったんだって。すっごいぼそぼそ喋ってるシーンもあれば、キレイなダンスもあって。そうだよね、小さい声で喋ってても聞こえるよねって。その後出演させて頂いたプロジェクト文学でも私の好きなものが出来ていく過程を見れたし。
__ 
小劇場が好きだという事を上京前から確信していたんですね。
榊  
その答えを見た気持ちでしたね。

タグ: ダンスに興味あり


vol.283 榊 菜津美

フリー・その他。

2013/春
この人のインタビューページへ
榊

えへへ、私ね、段取リストなんですよ

__ 
大学では数学を学んでいるそうですね。
榊  
一家全員が数学科卒で、昔から好きなんです。父が数学教師で、実は小学校4・5・6と担任だったんですけど、その頃から好きになっていました。凄く理屈をこねる考え方で、周りからは「あの子数学科だもんね」と言われてます。
__ 
数学をやっていて、その筋道を立てた思考が俳優としての作業に生きた事はありますか?
榊  
段取りを覚える時ですね。こうなってこう、みたいな考え方をするので、段取りを覚えやすいです。あと、台本を覚える時。暗記があまり得意じゃないんですけど、流れを整理して覚えてます。
__ 
段取りが得意という方は初めて見ました。
榊  
えへへ、私ね、段取リストなんですよ。バナナ学園とかアマヤドリってダンスが多いので、その辺りが生きてきますね。
バナナ学園純情乙女組
二階堂瞳子を中心とする”永遠に卒業出来ないスクールガール調”を大義名分に挙げ、いつまでもセーラー服を脱ぎたがらない女子や男子の集合体。脚本担当は中屋敷法仁。中屋敷法仁が不真面目・不道徳に書いた脚本に対し、二階堂瞳子の間違いだらけの不適切・不衛生な演出が加わった時、現代の科学では到底解明出来ない亜空間が観客の前に現れる。(公式サイトより)
アマヤドリ
2001年 ひょっとこ乱舞結成。2012年3月 ひょっとこ乱舞爆破。同年、アマヤドリとして出発。作・演出の広田淳一を中心に、オリジナル戯曲で年平均3~4回の本公演を行う。(公式サイトより)

タグ: 段取リスト


vol.283 榊 菜津美

フリー・その他。

2013/春
この人のインタビューページへ
榊

関西の方とやってみたいです

__ 
今後、一緒にお芝居してみたい方はいますか?
榊  
私ここのところ関西に来て関西の方の面白さにびっくりしていて。関西の方とやってみたいです。こんなに面白い人たちと一緒になにかしたら私も面白くなれるかなと。関西のみならず、全国でお芝居を上演する事が増えて、これからも色んな地方で演劇を作れたらと思います。
__ 
素晴らしい。
榊  
東京でいうと、国分寺大人倶楽部が好きです。
__ 
国分寺大人倶楽部、面白いですよね!私も一度拝見しましたが、面白かったです。あの最後のおまけ公演が気になってしょうがないんですよ。
榊  
あの茶番、面白いですよね。あとは、体も効くようになりたいです。京都に来て地点を見たんですけど、この人達よう体が動くなーって。全然普通の喋り方してないのに、ものすごく伝わるんですよね。

タグ: 伝説的な公演


vol.283 榊 菜津美

フリー・その他。

2013/春
この人のインタビューページへ
榊

私のネアカが生かせるような

__ 
今後、どんな感じで攻めていかれますか。
榊  
いま結構、キャピキャピして生きてるので。それは残しつつ、ちょっとは大人の魅力も備えたいなと思います(笑う)。演技の幅を広げていろんな舞台に立ちたいという気持ちはあまりなくて。それよりも、私のネアカが生かせるような元気な演技をもっともっとたくさんの方に見ていただいて、たくさんの方に元気になってもらいたいです。
__ 
私としてはなんとしても生き延びてもらいたいですね。
榊  
(笑う)嬉しいです。生き延びます。

タグ: 舞台に立つまでの葛藤


vol.283 榊 菜津美

フリー・その他。

2013/春
この人のインタビューページへ
榊

atatのサムバッグ(赤)

__ 
今日はお話を伺えたお礼に、プレゼントを持って参りました。
榊  
わーうれしいー。もしや私にもらえるのかなって思ってて。
__ 
もちろんです。
榊  
ありがとうございます(開ける)これは・・・サムバッグ?入れ物なんですね。これめっちゃいいですね私赤好きなんですよー!「切符だってお菓子だってライターだって入れられる」。大阪に来たので、これに飴ちゃんを入れて配ります。すてきー。

タグ: 赤色 プレゼント(ポーチ系)


vol.283 榊 菜津美

フリー・その他。

2013/春
この人のインタビューページへ
榊

デ・4「名づけえぬもの、断片的な記憶」

__ 
今日はどうぞ、よろしくお願いします。川北さんは、最近はどんな感じでしょうか。
川北 
最近はバイトして稽古しての毎日で、忙しいですね。「デ」の「名づけえぬもの、断片的な記憶」に出演するんですけど、その稽古です。でも、ものすごく面白いんですよ。
__ 
おお。
川北 
まず台本が、今まで見たことがない感じで。ほとんど小説みたいで・・・
__ 
え、見せてもらっていいですか?あ、本当だ。演技を全部文章にしてるんですね。
川北 
こういうふうに台詞のカギ括弧がほとんどなくてト書きなんですよね。
__ 
というか、ほぼ小説なんですね。ところで、今回の「デ」に出演するきっかけをお聞きしてもよろしいでしょうか。
川北 
2、3年前に出演しました烏丸ストロークロックさんの作品で、私を見ていただいてたみたいで、今回この出演が叶いました。
「デ」
2011年、市川タロの個人ユニットとして活動開始。場所と記憶を俳優の身体を通しながら見つめ直すことを模索する。過去の活動に2011年10月『ルーペ/私のための小さな・・・・・・』。(公式サイトより)
デ・4「名づけえぬもの、断片的な記憶」
公演時期:2013/2/12(京都)、2013/3/12~13(横浜)。会場:UrbANGUILD(京都)、横浜STスポット(横浜)。
烏丸ストロークロック
1999年、当時、近畿大学演劇・芸能専攻に在学中だった柳沼昭徳(劇作・演出)を中心とするメンバーによって設立。以降、京都を中心に、大阪・東京で公演活動を行う。叙情的なセリフと繊細な演出で、現代人とその社会が抱える暗部をモチーフに舞台化する。(公式サイトより)

タグ: 音効照明との息合わせ


スタッフワークも俳優も

__ 
川北さんはテクニカルスタッフであり俳優なんですよね。そうなっていったのはどのような経緯があるのでしょうか。
川北 
近畿大学の演劇学科では、みんな演技コースの他にスタッフワークを一つ選ぶ事になっているんですよ。そこで照明を選んでいたら、卒業後も照明をする事になって。あと、音響や制作関係にも手を伸ばしていきたいなと。
__ 
凄いですね。何でもできる感じですね。
川北 
いえいえ。でも極めていきたいのは俳優の方で、それで京都の各団体に出させていただいているんです。最近。

質問 榊菜津美さんから 川北 唯さんへ

__ 
前回インタビューさせて頂いた、東京で俳優をしている榊菜津美さんから質問です。「テクニカルでの経験が俳優の仕事に生きる事はありますか?」
川北 
最近、俳優をやっていて分かったんですけど。声とか、身体の動き一つで表現の結果が変化する事に改めて気づいて、凄い事だなと驚いています。演技を加減する事と、オペで微妙な変化を調整する事って、似ている気がするんですよね。
__ 
ええ。
川北 
本当に感覚的な話なんですけど。照明のフェイドとカットで操作する時、俳優として舞台に立つのと同じぐらい疲れる時があるんです。一つのシーンを暗転させて、「ああ、一緒に演技してたんだな」という感覚があるんですよ。

タグ: 音効照明との息合わせ


自然光

__ 
照明を操作するとき、舞台の上の俳優と同じように演技している感覚があるという事ですが・・・。
川北 
そこは本当に感覚的なので、それこそ技術的にやらないといけないなあと。それが課題ですね。
__ 
川北さんがそういう感覚を得られたのはきっと、自分の言動がライブでリアルタイムに表現になっていく現場にいるから得られる感覚なんでしょうね。照明卓と舞台という二つの視点から、その一瞬に立ち会うから。
川北 
そうかもしれません。
__ 
そこでどのようなものをどう表現するに意識的になれるか。少なくともそれは、アーティストとしての必要な要件の一つかもしれませんね。
川北 
もちろん、どちらをやっている時でも目立ちすぎるのは良くないし、かと言って目立たなすぎるのも。例えば昨日、下鴨車窓の「煙の塔」を見たんですけど、やっぱり魚森さん凄い!って。自然だけど、でも強調する部分があって。
__ 
あれは確かに、自然により近づいた表現でしたね。霧の中の夕焼けなんて、普通でも中々体験しないのに分かる。光の波長が違うのかな。PCのディスプレイの光と自然光って全然波長が違うから、それが結構、人の認識に影響を与えるんじゃないかという気はする。
下鴨車窓
京都を拠点に活動する劇作家・演出家の田辺剛が主宰するユニット。(活動紹介より)
下鴨車窓#10『煙の塔』
公演時期:2013/1/31~2/5。会場:アトリエ劇研。

タグ: 反応し合う


川北さんの照明プラン

__ 
川北さんが照明プランを作る時にまず気を付ける事はなんでしょうか。もちろん、指定もあるとは思いますが。
川北 
大切にしている事。一度、男肉duSoleilの照明をやっていたとき、舞台セットのプランに併せていった方が良いのかなと思ってたんです。でも、その前に男肉の照明をやっていた人に、「もっと個性を出していった方が良いよ」と言われたんですね。自分にしか出来ないプランを組んでいったほうが良いのかなと思いました。だから、それは役者としても同じなんですけど、これはやった事ないでしょうみたいなのを考えたいです。淡水の照明をしている時も、凝ったやり方を意識しています。
__ 
具体的にはどんな?
川北 
人物を目立たせるのはもちろんですが、「自然光には勝てない」という認識がまず大事なんですよね。私、葛西健一さんの照明が凄く好きなんですけど、自然光にリアルに近づけているんですよ。そういうことが出来たら素敵やなと。男肉はそういうのではないなと思ってたんですけど、自分がプランを組んでいるんだったら、もっと工夫を加えていってもいいのかなって。
__ 
いかに自然に迫れるか。
川北 
この間組んだ作品のプランでも、自然光と時間の経過を再現しようとしていました。今後も、そこにはチャレンジしたいですね。
男肉duSoleil
2005年、近畿大学にて碓井節子(うすいせつこ)に師事し、ダンスを学んでいた学生が集まり結成。J-POP、ヒップホップ、レゲエ、漫画、アニメ、ゲームなど、さまざまなポップカルチャーの知識を確信犯的に悪用するという方法論のもと、唯一無二のダンスパフォーマンスを繰り広げている。

役者さんとバチッと合った瞬間

__ 
照明スタッフとして、喜ばしい瞬間は何ですか?
川北 
感覚的な事になってしまうんですけど、役者さんとバチッと合った瞬間が一番好きですね。
__ 
表現に対する両者の思惑や実践が、ライブで噛み合って、理解したという実感があったんですね。
川北 
そうですね。例えばある場面転換で、役者さんが下を向いていきながら溶暗するんですけど、そのタイミングと絵を合わせられるか、ですね。「あ、出来た」と思えた時は、その役者さんと通じあえた気がして、うれしいですね。
__ 
俳優としては嬉しい瞬間は。
川北 
この間イッパイアンテナの「バードウォッチングダイアリーズ」でずっと走らされたんですけど(笑う)キャッツさんに「走った後の顔の火照りと汗だけで2000円取れる」と言われて。そういうのを言われると凄く嬉しいですね。一生懸命という言葉って格好悪いなと思うんですけど、実際にそれを見せられたらカッコいいんですよ。そういう姿を生でみたいんじゃないか。それを見せられたら良かったと思いますね。
__ 
行為としてね。存在として見せる。
川北 
そうですね。
イッパイアンテナ
同志社大学の学生劇団「同志社小劇場」のOBを中心として、2007年11月に旗揚げされた演劇団体。主な演目はコメディとコント。劇場を気持ちよく走り抜けるライブ空間にすべく日夜活動している。(公式サイトより)
クールキャッツ高杉のイッパイアンテナジャックvol.2「バードウォッチングダイアリーズ」
公演時期:2012/12/13~17。会場:スペース・イサン東福寺。

タグ: 役者の汗を見せる 一生懸命を描く


「オセロット企画」

__ 
今後、やっていきたい事はありますか?
川北 
私、オセロット企画という劇団に所属しているんですよ。去年の8月に公演してから動けてないんですけど、私自分の劇団が凄く好きなんですよ。台本が凄くよくて、脚本・演出の水上宏樹の本を作品にしたくてしょうがないです。台本はいいんですけど演出と役者が良くないと言われてしまうんですよね。だから、今いろんな舞台に出させてもらっています。
__ 
今後、どんな感じで攻めていかれますか?
川北 
私、4月で26歳になるんです。
__ 
若っ。
川北 
いえいえ。もうどんどん若い子がでてくるので、半端な事は言ってられないなと。言ってられない時期になってきたなと。俳優としての弱点が分かってきたので、どんどん克服していきたいです。
__ 
なるほど。
川北 
2月・3月の「デ」で、新しい面を見せられたらと思っています。

タグ: 私の劇団について


ベレー帽

__ 
今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントを持って参りました。
川北 
ありがとうございます。プレゼント、貰うのなんて久しぶりですね。(開ける)あ、ベレー帽!
__ 
はい。
川北 
うち、めっちゃ勇気がなくて手が出なかったんですけど可愛いなと思ってて。ありがとうございます!うわ可愛い!
__ 
おっ、似合いますね。
川北 
やったー。めちゃくちゃテンションあがりました。横浜に持っていきます。

タグ: プレゼント(装飾系)


一つの場所に留まっていなくてもいけそう

__ 
今日はどうぞ、宜しくお願い致します。制作者の鳥井さんにお話を伺います。最近はどんな感じでしょうか。
鳥井 
最近になってきて、あまり一つの場所に留まっていなくてもいけそうな気がしていて、ワクワクしている感じです。
__ 
一つの場所に留まらなくてもいい?
鳥井 
去年知り合えた方達から仕事を頂ける等して、私が活動出来る場所が増えたんですね。私は主に制作という仕事をやっているのですが、その内容は舞台作品を形にしたり、その成功のために人やスケジュールを管理したりするんです。その領域が増えつつあるんです。
名前はまだなゐ
2005年3月に杉田真吾を中心に<芝居とは呼べない何か>を作るという曖昧なコンセプトにより始動。カフェ・ライブハウスを中心に活動を始める。作品発表の大半をブッキングイベントにて行い、活動当初よりバンド・パフォーマンス・大道芸・コントなど様々なジャンルの表現者と一つのイベントを作り上げることで異種の表現との交流を行う。(公式サイトより)

その周りを取り囲んでいるもの

__ 
つまり、鳥井さんは管理と広報活動を行なっているという事だと思うんですが、それを始めたキッカケを教えて頂けますか。
鳥井 
最初は全然関係ない仕事をしていたんです。そこに、ある人とイベントを開く事があったんですね。最初は全然分からなくて。でもイベントの実行を通して、現場の裏方が好きだったんだと自覚したんです。元々好きだったんですね、きっと。そこで、制作という仕事に自分のやりたい事を見つけられました。「名前はまだなゐ」というユニットと活動をするようになってから、管理運営の仕事になっていきました。
__ 
イベントの制作。宣伝というのもありますね。それを一番最初に行ったと。
鳥井 
宣伝する時は、友達に声を掛けるというのが一番簡単で基本的な方法なんですけど、それが意外と難しいんですよ。友達だからと言っても、面白いと思ってもらわないと来てもらえないんですね。どうしたら面白いと思ってもらえるか。私が関わっているというだけじゃ、中々。自分だったらどうだろうと考えても、やっぱりそうなんです。
__ 
どうしたら、イベントに来てもらえるか。友達が来てくれるとは限らない。面白いと思わなければ来てくれない。鳥井さんは、そういう状況になった時、どういった手法があると思いますか?
鳥井 
作品の内容はもちろん紹介するんですが、その周りを取り囲んでいるもの、例えば舞台とか衣装とか。そうした周辺に目を向けた宣伝をしたりしますね。自分自身も専門的な目を持っている訳ではないので、自分の勘が大事です。
__ 
その周りを囲んでいるものに興味を感じる?
鳥井 
私は作品の内容にはもちろん興味がありますけど。私も演劇だけを専門にやっていきたい訳ではないので、美術・衣装・音楽と、そういう部分が好き。それぞれの作家さんたちとも、一緒にやっていければと思います。

タグ: イベントの立ち上げ


いい予感がしたんです

__ 
作品の周りにある、興味を引く要素。そうした切り口を見つけたのはどのようなきっかけがあったのでしょうか。
鳥井 
ままごとという東京の劇団があるんですが、その「スイング・バイ」という作品に友達が出ていて。小劇場で初めて見たのはそれが初めてだったんですけど、入場券がタイムカードだったんですよ。会社の話だったからかな、それをタイムカードの機械に入れてもらって、がちゃっと押してもらって。
__ 
楽しそうですね。
鳥井 
当日パンフレットに、作家の人の言葉で自分の個人的なエピソードが書いてあって。作品は会話劇で、言葉の響き合い方が音楽のように感じたんです。そう感じたのは、合唱団に入っていたのもあったのかな。
__ 
先入観があったんですね。
鳥井 
こういう演劇があるんやと。それまで、こういう日常の会話を使った演劇があるとは思っていなくて新鮮でした。この人たちが人気なのであれば、もっとこういう劇団や作品がもっとあるんじゃないかなって、いい予感がしたんです。
__ 
では、鳥井さんが待望しているアーティスト像を教えてください。
鳥井 
フットワークが軽くて、製作に対しての考え方が柔軟な人ですね。一つの事にこだわらないであるとか、演劇の枠を広げようであるとか、他のジャンルにも興味を持っていてその経験を自分の作品に生かせる人ですね。

タグ: 「初めて芝居を見たお客さん」


切り込んでいくタイプの制作者

__ 
制作としての鳥井さんが関わる重要な部分とはどこでしょうか。
鳥井 
切り込んでいくタイプなんです。人見知りではあるんですが・・・人と人、団体と人を結ぶ事が、私のやるべき事だと思っています。他の業界の人であるとか、自分達の魅力を知ってもらえるような広報活動ですね。
__ 
作品と人をつなぐという事ですね。
鳥井 
演劇関係の人だけではなくて。いますごく必要だと思うのは、演劇作品の舞台になるのは、劇場だけじゃなくてもいいんじゃないかって。どういう場所も、舞台になりえるんじゃないか。自分達を知ってもらえる場所を探して、そこから出会いがある事を信じたいです。出会いがないと何も起こらないんですよね。人が人を呼んでくれると思っているので、選り好みせずにアプローチを掛けないといけないなと。
__ 
確かに、切り込んでいくタイプの制作者なんですね。では、喜ばしいのはどのような時でしょうか。
鳥井 
もちろん、作品やイベントの感想で「面白かった」と言ってもらえたときです。でも実は、会場にお客さんが来てもらえているのを見るのが嬉しいんです。友達でも初めての方でも、時間を割いて来てくれているのに変わりはないし、「面白いだろう」と期待してくれているんですから。だからもちろん、最初から最後まで笑ってもらえる訳ではないんですよ。どう思うかはお客さんなので。足を運んでもらえたというのが全ての答えやなと、そこから先の事はお客さんにお任せしています。

質問 福田恵さんから 鳥井 由美子さんへ

Q & A
__ 
前回インタビューさせていただきました、レトルト内閣・安定志向の福田恵さんから質問を頂いてきております。「演劇をしていて一番損した事・得した事はなんですか?」
鳥井 
何でしょうね。演劇って、何となくちゃんとしたフォーマットがあると思うんですよ。「こうでなければいけない」とか、「こうであるべきだ」とか。そう言う人の声が強く届いてくる。私にも形式を探ってしまうところがあるので。もしかしたら、他のジャンルから入ったらそこを気にしなくて良かったかもしれない。一方で、形式がある事でどうしたらいいのか分かるというのもあるんですけど。
__ 
では、一番得した事は。
鳥井 
やっぱり、お客さんを迎えて見てもらえるという、おもてなしの精神がきっちりと身に付いたところですね。そこから出発して、だんだんと親しみやすい近づき方を考える事も出来るし。私の中では、演劇の業界ってしきたりがきっちりと決められているイメージがあるんです。
__ 
自分の方法を探りやすい?
鳥井 
そうですね。ぐだぐだとしたラフなものから出発していたら、大切な部分に最後まで気づかなかっただろうなと。いい意味でも悪い意味でも、きっちりとしていると思うんです。その緊張感は、嫌いじゃないですね。

タグ: おもてなしの精神


勇気をもって、自分のやり方

__ 
今後、どんな感じで攻めていかれますか?
鳥井 
自分の名前をもっと知ってもらえるように、同時に、自分が興味あるものをたくさんの人に知ってもらえるようにやっていきたいです。これからも多くの人に会って、話して。それから、勇気をもって、自分のやり方を作っていきたいです。
__ 
自分のやり方を作る。
鳥井 
人から教えてもらったやり方に終始していたら、本当にやるべき事に気づけないんです、きっと。そうじゃなくて、必要な事と不必要な事を判断して、仕事のスタイルを作っていきたいんです。自分の部屋を作るように。

タグ: 今後の攻め方


赤いイヤリング

__ 
今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントがございます。
鳥井 
ありがとうございます。
__ 
大したものではありませんが、どうぞ。
鳥井 
ありがとうございます(開ける)。あ、かわいい。
__ 
付けられますか?
鳥井 
はい。赤、好きなんですよ。

タグ: 赤色 プレゼント(装飾系)