プリザーブドフラワー

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今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントを持って参りました。
三名 
ありがとうございます。
__ 
どうぞ。
三名 
(開ける)わぁ!
__ 
プリザーブドフラワー です。
三名 
可愛いですね。ありがとうございます。


十一月の小林まゆみ

__ 
今日はどうぞ、宜しくお願い致します。最近、小林さんはどんな感じでしょうか?
小林 
今年の11月に2本の芝居に出させて頂くのですが、その稽古が毎日のように。あとは、笑の内閣の本番もあって。
__ 
「笑の内閣」は「非実在少女のるてちゃん」の大阪公演ですね。ええと、11月の出演作とは。
小林 
KAIKA劇団「ビリビリ直子ちゃん」と、劇団ソノノチさんの作品です。KAIKAの方は、一昨日から稽古に参加して。今回は体を使った作品になりそうです。まだ台本が全部上がってきていないので、ワークショップが多いです。ダンスのシーンが多いですね。
__ 
の方は、田辺剛さんの新作戯曲をトランポリンショップと競作。11月にかなりのロングランですね。
小林 
ソノノチの中でもさらにチームを分けて。共演するのが初めてな人がいるので。とても楽しみです。
KAIKA劇団 会華*開可
[KAIKA劇団 会華*開可]京都市下京区・KAIKAに所属する劇団。「楽しいことをしているときの人は輝いていてステキ」という思いから、「楽しい」「やってみたい」「おもしろそう」とメンバーで共有できるものを模索しながら、作品を創ることをモットーとしている。2011年から始動した地域劇団。『楽しさのクオリティ』の向上を目指して活動中。(公式BLOGより)
笑の内閣
笑の内閣の特徴としてプロレス芝居というものをしています。プロレス芝居とは、その名の通り、芝居中にプロレスを挟んだ芝居です。「芝居っぽいプロレス」をするプロレス団体はあっても、プロレスをする劇団は無い点に着目し、ぜひ京都演劇界内でのプロレス芝居というジャンルを確立したパイオニアになりたいと、06年8月に西部講堂で行われた第4次笑の内閣「白いマットのジャングルに、今日も嵐が吹き荒れる(仮)」を上演しました。会場に実際にリングを組んで、大阪学院大学プロレス研究会さんに指導をしていただいたプロレスを披露し、観客からレスラーに声援拍手が沸き起こり大反響を呼びました。(公式サイトより)
第16次笑の内閣 「非実在少女のるてちゃん」
公演時期:2012/8月~10月。会場:こまばアゴラ劇場(東京)、ナンジャーレ(名古屋)、シアターZOO(札幌)、in→dependent theatre 1st(大阪)。
KAIKA劇団 会華*開可「ビリビリ直子ちゃん」
公演時期:2012/11/23~25。会場:KAIKA。
劇団ソノノチ
中谷と北海が大学在学中に4年間所属していた劇団テフノロGを卒業後、2008年に社会人劇団として集団を再結成。 メンバーはそれぞれにジャンルの異なった自身の作家活動や制作活動をおこなっているため、その得意分野を生かした舞台表現に今後注目が集まる。人と時間の繋がりを大切にしながら継続的に作品発表の場を持ち続けることを目標にしており、舞台表現とアート・デザインの複合性とその「これから」を探る(劇団名もこの「これから(その後)を探る」にちなんでつけられた)。(公式サイトより)

タグ: 今年のわたし


あれから

__ 
小林さんは劇団衛星を辞めてから、どんな感じで活動してきたんでしょうか?
小林 
三歩進んで二歩下がるみたいに、でもけして止まったり戻ったりはせずに進んできたと思います。辞めて、今振り返ると、自分が先輩に頼りきっていて、自分から積極的には動いていなかったんじゃないかなって。自分が舞台に出たい、先輩に教わりたいだけだったんだと思います。
__ 
今は、そうする事が出来ている?
小林 
辞めて、KAIKA劇団に入って旗揚げ公演をして。色々ぶつかり合いながらやっています。手を掛けた分だけ楽しいですね。芝居以外だったら、去年からキャラクターショーの司会のアルバイトをやっています。
__ 
司会!?
小林 
司会というよりはお姉さん的な。
__ 
凄い事やってたんですね。
小林 
去年の2月に面接に行って、流れ的なものを学んで。去年の夏ぐらいから、一人で出させてもらえるようになったんです。
__ 
いつか見てみたいです。
小林 
はい。是非。
劇団衛星
「小劇場での演劇でしか絶対に表現できない舞台表現」を極めるべく、1995年6月設立。「演劇人=アルバイト生活」の常識を破った、フリンジ業界における非常に珍しい専業演劇人集団である。京都を拠点に、既存のホールのみならず、寺社仏閣・教会・廃工場等「劇場ではない場所」で公演を数多く行い、茶道劇「珠光の庵」や裁判劇「大陪審」などの代表作を全国で上演。また、演劇のポテンシャルを利用したワークショップなど「演劇のないところに演劇を送り込む」活動を、幅広く展開中。(公式サイトより)

タグ: 後輩たちへ


質問 飯坂 美鶴妃さんから 小林 真弓さんへ

__ 
以前インタビューさせて頂きました、京都でフリーで俳優をされている飯坂美鶴妃さんから質問を頂いてきております。「舞台上に立っている時、何を考えていますか?」
小林 
お客さんの反応とか、段取りとかはどうしても考えますね。感じるのは、一緒に立っている人の状態です。今日は調子が良さそうだとか、テンポがいいとか。
__ 
なるほど。
小林 
笑の内閣のツアー中で感じているのが、自分のテンポだけで芝居すると、ボタンを掛け違えたように後の芝居が合わなくなってしまうんですよね。本番後も、演出から「ちぐはぐな感じだった」って言われてしまって。その次の回以降は、ムリに修正をかけるんじゃなくて、なだらかに乗って立てなおしていくようなイメージで演技していました。無理に我を通さない。声量とかでも、一人だけ大きくても、やり過ぎると差が見えてしまう。見てておかしくないくらいに合わせて行く感じです。
__ 
歩調を合わせるという事ですね。
小林 
はい。それが最近考えている事です。それが正しいかどうかは分かりませんけど。

タグ: 引き出し合う 段取リスト


MVPたち

__ 
その笑の内閣。東京公演から始まっていかがでしょうか?
小林 
ツアーは楽しいですね。
__ 
各地公演でキャストがどんどん変わっていっていますね。焼酎ステラさんが気になりますね。
小林 
そうなんですよ。もうホントに毎回ウケてて。アンケートのMVP、私も気にしてるんですけど、ステラさんが結構かっさらっていて。やっぱり、精度が高いんですよね。
__ 
小林さんの先生役もいいですね。
小林 
ありがとうございます。初演の中谷和代さん、私すごく尊敬していて。意識していました。でも、演出の方法も違う感じで持って行ってもらえて。今は、ありがたい役を貰ったなって思います。
__ 
お気に入りのシーンはありますか?
小林 
登場人物の中に腐女子がいるんですけど、彼女の心のなかを描写するシーンが面白いですね。幕の後ろで笑っています。

タグ: アンケートについての話題


20代は色々やりたいです

__ 
小林さんは今後、どんな感じで攻めていかれますか?
小林 
20代は色々やりたいです。と言いつつも、30歳の誕生日までに、やっていけるという目処が欲しいです。今はMCの仕事と舞台をやっていますが、声の仕事をやりつつ舞台も頑張って行きたいですね。これはまだ本決まりじゃないんですけど、ナレーションの技術が磨ける事務所に入りたいと思います。
__ 
なるほど。頑張って下さい。小林さんみたいに、自分にあった活動場所を見つけてやっていく人が増えれば嬉しいですね。フットワークを身につけて。
小林 
そうですね。自分のやりたい事にどんどん足が向けるようにしたいです。
__ 
そうして、ご自身の活動をオープンにしていったらいいんじゃないでしょうか。自己アピールという意味で。

タグ: どんな手段でもいいから続ける 今後の攻め方 声のお仕事、細かい作業


フットワークの軽さ

__ 
小林さんが演劇に関わっているのは、どのような理由があるのでしょうか。
小林 
何にも飾らずに言うと、自分が楽しいからですね。それが始めて続けている根源的な理由です。赤字が出ても、お客さんから料金と時間を頂いているうえは、楽しい気持ちになってもらいたいです。相互に幸せになりたいですね。見に来てくれた人がいい気分で帰ってくれるときは、自分が楽しいので。逆に、皆さんどういう答え方をするんですか?
__ 
やっている事でまちまちですね。作演出の人は、社会への考え方も持っていて、俳優の人は表現への指向が強くて。でも、小林さんのように、自分の楽しさを主に考える人はあまりいないかもしれない。小林さんの楽しい事とは?
小林 
なんだろう。こういう時、どう飾ったらいいのか。元々大層な思想がなくて。でも、自分と周りが笑っている瞬間が楽しいという時間なんじゃないかなと思います。
__ 
今後、出てみたい舞台はありますか?
小林 
柿喰う客さんに出てみたいです。ドキドキぼーいズの本間さんが、福岡での滞在製作に参加してた事を知って。
__ 
ありましたね。
小林 
オーディションの情報を知ったとき、まず、福岡という事で線を引いてしまったんです。その後彼が行っていた事を知って。フットワークの軽さを見習いたいですね。次にそういう機会があれば、逃さず。

タグ: 見ている人が幸せになる


目玉焼きパンのブローチ

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今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントを持って参りました。
小林 
ありがとうございます。
__ 
大したもんじゃないですけどね。
小林 
(開ける)あ、かわいい。


基本的に元気です

__ 
今日はロロ範宙遊泳という東京の人気の若手二劇団の制作をされている坂本ももさんにお話を伺います。どうぞよろしくお願いします。最近はどんな感じでしょうか。
坂本 
基本的に元気です。最近はロロ範宙遊泳が参加した東京福袋が終わって、すぐロロの京都公演の稽古が始まりました。他の現場もあるので、行ったりきたりですね。
ロロ
平均年齢23.5歳の、東京で活動するカンパニー。主宰・三浦直之が触れてきた演劇や小説、映画、アニメや漫画などへの純粋なリスペクトから創作欲求を生み出し、同時多発的に交錯する情報過多なストーリーを、さらに猥雑でハイスピードな演出で、まったく新しい爽やかな物語へと昇華させる作品が特徴的。(公式サイトより)
範宙遊泳
Tokyoを拠点に活動する演劇集団。代表・山本卓卓(yamamoto suguru)が脚本・演出を勤める。人間に対する悪意をアイロニカルな笑いにかえ、一方で人間を苦し紛れに全肯定する「えせハッピー」な脚本。ジャンルにとらわれない「超自由」な活動を目指し、毎公演ごとに方法論を一新する演出。現在は「バーチャルリアリティ的リアル」と称し、遊園地のアトラクション、またはテレビゲームのような演出を展開する。(公式サイトより)

ロロ『LOVE02』

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ロロのLOVE02。来月10月に京都公演ですね。久しぶりにロロの本公演を拝見するのですが、すごく楽しみです。再演の作品だと伺っておりますが。
坂本 
元のLOVEは3年ぐらい前に作った作品で、LOVE02は今年2月にアゴラで上演したものなんです。京都で上演するバージョンは俳優が二人入れ替わりになるので、少し変わるかと思います。
__ 
ロロの作品はいつもボーイミーツガールを描いているという事ですが、LOVE02も?
坂本 
そうですね。LOVEという作品が三浦君の“好き”の絶頂期なんじゃないかなと思います。絶頂期早いですけど(笑う)。恋の話で、台詞がすごくピュアなんです。なかなかストレートに好きと言えないというのが作品に表れたりした時期もあったんですが・・・。
__ 
今回、LOVE02を京都で上演する狙いは。
坂本 
LOVE02は、絶対また再演したい作品でした。なので、美術は全部とっておいたんです。京都のお話を頂いた時、スケジュール的に新作は難しくて、だったらこれをみてほしいなと。フルスケールの作品は京都ではやったことがないというのもあり、3年目なのでやろうと決めました。
__ 
なるほど。とても見たくなりました。
坂本 
東京公演は反響が大きくて、多くのお客さんに共感いただけたみたいで。面白いです。見てほしいなって思います。
KYOTO EXPERIMENT 2012 フリンジ "PLAYdom"参加 ロロ『LOVE02』
公演時期:2012/10/5~9。会場:元・立誠小学校 講堂。

タグ: ユニークな作品あります 再演の持つ可能性について


面白いと思える作品だから

__ 
坂本さんが制作をされている二つの劇団、ロロ範宙遊泳。まずロロの制作から始めたという事ですが、範宙遊泳にはどのように。
坂本 
蜷川幸雄さんの現場で範宙遊泳の大橋一輝と出会って。そこで、「日芸ならロロって知ってます?そこの望月さんと今度共演するんですよ」って言われたんです。「えー、私ロロです」って(笑う)。花ざかりのオレたちです。という団体の「三五大切」という作品で、プロデュース公演だったんですけど。範宙の山本卓卓が作演で、範宙のメンバーや同世代の俳優がたくさん出ていて。二回観に行きました。私の人生で今のところ唯一、自分でお金を払って二回観た作品です。
__ 
素晴らしい。
坂本 
ものすごい衝撃を受けて。すごい人たちがいるわと。それで気になって、範宙遊泳の公演を観に行きました。それもすごく面白かったです。
__ 
なるほど。
坂本 
印象的なのが、その公演から美術のたかくらかずきが参加してチラシも作ってたんですけど、会場の入口で初めて目にするまで、そのチラシを見たことがなかったんです。まあ、私が目にする劇場とかに行ってなかっただけかもしれないんですけど。めちゃくちゃいいチラシなのに、すごくもったいないなと思って。そのころ、範宙遊泳には制作がいなかったんです。自分達でやっていたんですね。公演後にご挨拶して、同年代という事で仲良くなって劇団間で交流もあって。本当に面白いと思った団体だったから、制作やりたいなぁってぼんやりと思っていました。

三浦君とは違うアプローチ

__ 
ロロ範宙遊泳。勢いの若手であるという認識をしているのですが、坂本さんが作品作りに掛けるモチベーションは何ですか?
坂本 
私が制作をしてるのは、作品が好きで、関わっている人たちが好きだからですね。私は元々、演出をやりたかったんですよ。
__ 
あ、そうなんですね。
坂本 
元々を言うと、蜷川幸雄さんの作品が好きで、ずっと観ていて。18歳の時にあるきっかけでお手伝いさせて頂いて、それから徐々にお仕事として現場につかせて頂くようになったんです。制作の一番下っ端とか、子役担当で袖付きの演出部みたいなこととか。すごく良くして頂いて、私はなんとなくこのまま就職するのかなぁと思っていたんです。
__ 
なるほど。
坂本 
その頃、日芸に通っていて、2009年に先輩達がロロを既に旗揚げして。2本目の15 minutes maidの作品で演出助手を頼まれて。その時のモチベーションも「こんなに面白いのに、もったいない」だったんです。“旗揚げから毎月芝居します”と銘打って毎月公演をしてた時期で、面白いんだけど、広報ができてなかったり制作面が弱くてもったいない。それで、ロロの作品作りに関わりたいなと思いました。
__ 
関わり方としては。
坂本 
ロロを見た時に、私にはこれはできないなと思ったんです。私は蜷川さんの芝居を観て、演劇やろうとりあえず演出だって思ったけど、でも脚本を自分で書きたいと思った事はないんですね。そうなると、演出を経験する事も少なくて。性格的に制作を頼まれることも多かったし、三浦君とは違うアプローチで関わるなら、制作だなと。
__ 
面白いと思うから、作品作りに関わる。ではその上で、どのようなポリシーがありますか?
坂本 
ロロ範宙遊泳も、自分が心から面白いと思えるのと、あと関わるメンバーがすごく素敵なんですよね。だからこそ生まれる作品だと思っています。そこがちゃんと、作品の奥に透けて見えてほしいというのが私の制作としてのポリシーです。例えば、作品が面白くても、作り手の人間性が良くないのは私は絶対嫌なんですね。せっかく素敵な人たちなんだから、この人たちがロロなんだよ、範宙遊泳なんだよって、作品のもっともっと奥もお客さんに透けて見えてほしいですね。
__ 
ほぼ同じ意見です。
坂本 
もちろん、作品が面白ければいいという意見もあるとは思うので、難しいところですけど。
15 Minutes Made
東京の劇団・Mrs.fictionsによるショーケース公演。6団体がそれぞれ15分程度の作品を上演する。

タグ: SFについて


そのまま出てきた言葉

__ 
いまここで、ロロ範宙遊泳がウケているのはいったいどういう事件なんだろうかと考えています。
坂本 
今、ウケているのかはちょっとよく分からないけど・・・。それぞれの魅力という意味で言うと、三浦くんの書く言葉って本当に当たり前の言葉なんですよ。対家族だったり、対友達だったり。でも誰でも感じる気持ちが台詞になったとき、恥ずかしくなるぐらい胸キュンだったりするので、珍しいのかな。それを狙って計算で書くのではなく、素直に生み出せてしまうのが。
__ 
結果的に、それを正直に受け取って感動出来るのが大きな事件なのかなとは思います。
坂本 
高校生を遙か昔に過ぎ去ったお客さんのその頃の気持ちを、呼び水のようにして呼び出す・・・みたいなことがおこるのかな?一時期、恋愛ってこんなにきれいなもんじゃないだろって思ったりもしましたけど・・・でもそれは三浦直之が楽しませたり感動させたりしたくて捏造したものではけっしてなくて、そのまま出てきた言葉だから。
__ 
ロロ。呼び水になるんですね。それはきっと、彼らが普遍性を持っているからかもしれないですね。ビートルズ的な。そこに立ち会えさせてくれるんですね。範宙遊泳はいかがでしょうか。
坂本 
範宙遊泳を見たのは、山本くんがものすごく渇いていた時期だったんです。
__ 
というと。
坂本 
私的に蜷川さんのシェイクスピア悲劇とか寺山修司とかを観た時と似た感覚で、客席で大泣きしてたんです。最近、多幸感に溢れた作品が多いと思うんですが、範宙は冷めた目線で、すごくヒリヒリ渇いていて。でも笑えるし、奥の方にハッピーも同居しているような気がしていて。それはちょっと珍しいなと思いますね。範宙らしさというか。
__ 
なるほど。「ガニメデからの刺客」を拝見したときに、それは感じました。もう一度、じっくり拝見したいです。
KYOTO EXPERIMENT 2011 フリンジ GroundP★参加 範宙遊泳「郷土物語宣言第三弾「ガニメデからの刺客」」
公演時期:2011/10/11~13。会場:元・立誠小学校。

タグ: 泣く観客 ラブストーリー シェイクスピア


同じ人間を描いてる

__ 
一般的な話。2002年に流行したものと2012年に流通しているものを比べた時、何だかそれほど違和感がない。10年前ものが今でも面白い。これって、何だか、今のポップの繊細で丁寧な、粗もクセも心地よく調節された表現が普遍性を持ちつつあるような気がします。ロロの芝居も何だか、その流れの上にあるような気がします。いかがでしょうか。
坂本 
ある人に言われたんですよ。「ロロのみんなって、友達が死んだりとかしてないでしょう」って。確かにそれはそうかもなって、わかんないけど。みんなそれなりに色々あるけど、何かに飢えた事もなく、生命の危機を感じず、そこそこ幸せにここまで生きてきて、そういう重大な事に直面してないんですよねあんまり。例えば戦争とか、デモとか、饑餓とか。だから三浦君はああいう作品を作れるんじゃないかなぁ。比較する訳じゃないですけど、範宙の山本の方はちょっと違う気がするんですよね。だからより渇いているのかな。どちらが豊かとかそういう事じゃないんですけど。
__ 
分かります。でも、二人に共通しているのは、嘘を付かず書いている、そういう気はします。
坂本 
そうですね。それはすごくあると思います。例えば三浦君は、稽古場で絶対怒鳴ったりしないんですよ。山本君は結構自分で権力を持っていて。そこも対極なんですけど、ありのままでやっているというのが共通していて、そこが信頼出来るんです。書くものも、アプローチは違えど同じ、人間を描いているんじゃないかなって。そういう印象があります。

タグ: 見ている人が幸せになる 繊細な俳優


質問 小林 みほさんから 坂本 ももさんへ

__ 
前回インタビューさせていただきました、小林みほさんからです。「1.制作をずっと続けて行きたいと思いますか?」
坂本 
思っています。でも、ずっと続けていくかどうかは分かりません。子供ほしいし、みたいな。ただ、辞めたいと思った事は一度もありません。
__ 
ありがとうございます。「2.30代になって、自分の意見がある程度通るようになったら何をしたいですか?」
坂本 
影響力のある立場になったらってことですか?。
__ 
はい。
坂本 
自分が企画・プロデュースした公演をやってみたいですね。色々構想はあるんですけど、やっぱり私は三浦と山本をぶつけてみたいです。
__ 
それは見てみたいですね。
坂本 
でも、影響力か・・・あんまり想像出来ないなあ。みんなで集まって楽しく呑めたら、それで。

質問 个寺 ギンさんから 坂本 ももさんへ

__ 
先日インタビューさせていただきました、小寺さんからも質問を頂いてきております。「最近、自分の身の回りに起こった事件を教えてください」。
坂本 
事件かぁ。そんなにないなぁ。この間範宙遊泳のメンバーでディズニーシーに行って、そこで埜本幸良がビーサンで来て、しょっぱなで紐が切れて、たまたまバッグに入ってた黒ビニテで処置した事くらいかな。足をグルグル巻きにして。そんなもんです(笑う)。

自分が楽しいからやっている事なので、どっちも120%やるつもりです。

__ 
今後、どんな感じで攻めていかれますか?
坂本 
劇団としては今までとかわらず、自分達がやりたい事がどうやったら成立するか、なおかつそれがどうやったら面白いかつお金になるかを模索していくと思います。個人としては、今二つ劇団を抱えていて、さらにZuQnzに所属していてままごとにも関わっていて。ちょっと追いつかなくなってきているので、何かしらの制作体制を整えていきたいです。
__ 
なるほど。
坂本 
逆に質問してもいいですか?
__ 
もちろんです。
坂本 
二つ劇団をやってるってどう思いますか?
__ 
面白い事だと思いますよ。制作者が二つ劇団を持っているというのは、確かに珍しいですね。一般的には「何だか忙しそうですごい」感じがするんじゃないでしょうか。
坂本 
なるほど。結構どこに行っても、すごいねとか大変だねって言われちゃうんですよね・・・。でも、自分が楽しいからやっている事なので、どっちも120%やるだけなんですけどね。

タグ: 今後の攻め方


五色豆と金平糖

__ 
今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントを持って参りました。どうぞ。
坂本 
ありがとうございます。綾乃ちゃんが何かもらってましたね。開けていいですか?
__ 
もちろんです。
坂本 
(開ける)かわいいー!へー。すごくキレイな箱。金平糖ですね。
__ 
そちらの箱は五色豆です。箱自体も飾り箱なので。
坂本 
はい。制作アイテムに加えます。これは京都の?
__ 
そうなんです。三条大橋の有名なお店なんですよ。せっかくなので。


何とかかんとか

__ 
今日は、今年6月に突劇金魚に入団された个寺ギンさんにお話を伺います。どうぞ、よろしくお願い致します。个寺さんは、最近はいかがでしょうか。
个寺 
最近は何とかかんとかやってますね。これまでフリーで演劇やってたんですけど、どこかに入ろうと思って。昔からの知り合いでもある山田さんとの繋がりもあり、突劇金魚に入団させて貰う運びになりました。そんな感じです(笑)

演劇って何でもありなんだ

__ 
なるほど。个寺さんって、お芝居を始めたのはいつからなのでしょうか。
个寺 
大学4回の頃に、美術部の子と友達になって。そのつてで演劇部に遊びに行ったりするようになったんです。でも、幼稚園の頃から、役者ってのに、ずっと憧れてたんです。・・・と言いながらずっとサッカー少年でした。地元の学校に演劇部がなくて。演劇科はあるんですけど・・・。
__ 
お生まれは。
个寺 
宝塚です。
__ 
あ、そうなんですね。
个寺 
なんか、正面きって叫ぶ。みたいなイメージがあって・・・というか、演劇を知らずに学生時代過ごしてました。だから、映像の方に興味が向いていましたね。映画に出たり、自分で作ってみたりしたかったんです。大学のときに、演劇に関わってみたら、あ、演劇って何でもありなんだーって。だったらちょっとやってやろうって。そこから演劇を始めていました。
突劇金魚
関西学院大学の演劇グループSomethingの99年度生(OG)、サリngROCKを中心に結成。2008年12月に蔵本真見が入団。2012年4月に个寺ギンと山田まさゆきが入団。現在6名で活動中。独特な関西弁のセリフまわしで、他にはない世界をつくる。不器用な登場人物たちのチョット毒あるお話を、派手目の極彩色でイロドる世界観。音で刺激。見た目で刺激。プププと笑って、チクッと刺される新感覚。2008年「愛情マニア」で第15回OMS戯曲賞大賞。2009年「金色カノジョに桃の虫」で第9回AAF戯曲賞優秀賞。2010年夏には渡辺えりユニットえりすぐりに関西女流作家の1人として脚本を提供している。(公式サイトより)