質問 高阪 勝之さんから 吉田 みるくさんへ

__ 
前回インタビューさせて頂いた高阪さんから質問を頂いてきております。「今まで一番、感銘を受けた本はありますか?」
吉田 
一番ですか。うーん。たくさんありすぎて・・・。まず幼少期はドラえもんでしたね。大学入ってから寺山とか、理屈っぽい本は読みまくりました。感銘?ベタですけど、中学の頃に呼んだ太宰ですかね。あとはアルトーの「演劇とその分身」とかは死ぬほど読みましたね。たくさん思いつくんですけど、順序は付けられないかなあ。

伸びる事、乗り越える事、前に立つ事

__ 
今後、どんな感じで攻めていかれますか?男肉としても個人としても。
吉田 
ダンスにしても演技にしてもラップにしても、常に、前に出来なかった事が出来るように、向上心だけは持ち続けなければあかんなと。ほんまに、それだけですね。
__ 
なるほど。
吉田 
「こういうセリフの出し方が出来るようになった」とか、そういう実感があるから楽しいというのはあるし。「こういう表現の市からもあるんだな」と、バリエーションを発見したときの喜びもあるし。そういう神経だけは忘れちゃいかんなと。ずっと研ぎ続けたいなと思います。
__ 
向上心。
吉田 
真面目に演劇の授業に参加しなかったメンバーが、舞台のセオリーを無視したりすると(僕なんかは古い人間だからか)イラっとするんですけどね。僕らは演劇教育に毒されていて、あいつらがアバンギャルドなのかもしれない。
__ 
アバンギャルド。まあお客さんの全員がそういう教育を受けている訳じゃないですけどね、きっと。男肉のその部分にはやっぱり可能性を感じるんですよ。
吉田 
もちろん演劇アンチな訳じゃないですけどね。面白い事をやろうと思ったらこうなったんです。

タグ: 今後の攻め方


楳図かずお「おろち」ポスター

__ 
今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントがあります。どうぞ。
吉田 
開けてもいいですか?
__ 
もちろんです。
吉田 
うわっ。
__ 
楳図かずおの「おろち」のポスターです。
吉田 
いやー。昔のマンガの巨人達の女の子の絵って可愛いんですよね。最近、エコエコアザラクのエコバッグを買ったところなので。楳図かずおじゃないですけど。いいですよこれ。「愛の奇蹟」とか、好きです。

タグ: プレゼント(書籍系)


ダークナイト・ライジング

__ 
今日はどうぞ、宜しくお願い致します。高阪さんは最近はどんな感じでしょうか。
高阪 
サマーオニック2012が終わって、次の男肉公演は僕は出演しないのでのんびりさせてもらっています。見れなかった映画とか、本を読んでみたりとか。
__ 
どんな映画をご覧になりましたか?
高阪 
ダークナイト・ライジングを見ました。あのシリーズが本当に好きで。
__ 
面白いらしいですね。
男肉 du Soleil
2005年、近畿大学にて碓井節子(うすいせつこ)に師事し、ダンスを学んでいた学生が集まり結成。J-POP、ヒップホップ、レゲエ、漫画、アニメ、ゲームなど、さまざまなポップカルチャーの知識を確信犯的に悪用するという方法論のもと、唯一無二のダンスパフォーマンスを繰り広げている。
kitt
演劇集団。メンバーは高阪勝之、岩田奈々、高橋明日香、土田英生。

タグ: 知識を付けよう


熱い霧の中で

__ 
SUMMER ONIC 2012の公演が終わりましたね。お疲れ様でした。面白かったです。
高阪 
ありがとうございます。本当は1ステージの予定だったんですけど、せっかくだからもう少しやったらいいんじゃないかという事で、1日2ステージになりました。
__ 
なるほど。
高阪 
えらい目に合いましたね。冷房が無かったというのが凄く大変だったんです。
__ 
そうそう、扇風機しかありませんでしたね。何せ、夏の教室にお客さんが数十人もいて舞台では激しく踊る男肉達とさらに照明がある訳ですからね。サウナ状態でした。
高阪 
僕らは踊っているので、そこまで気になりませんでしたが、相当暑かったようで・・・。来年からはちゃんと、冷房を入れるようにしたいですね。
__ 
途中からその暑さが良くなってきて、クーラーなんて要らないのではと思えてきました。作品としては、スーパーロボット大戦のコントが一番面白かったです。
高阪 
久しぶりにお客さんを全力で置いてきぼりにする作品になったと思います。僕らは楽しかったんですけど・・・。
SUMMER ONIC 2012
公演時期:2012/07/29。会場:元・立誠小学校。

質問 ピンク地底人6号さんから 高阪 勝之さんへ

__ 
前回インタビューさせて頂きましたピンク地底人6号さんから質問を頂いてきております。「1.最近みたお芝居で面白かったのは何ですか?」
高阪 
NODAMAPの「THE BEE」ですね。見立てを効果的に使ったお芝居で、演劇ってこんな力を持つんだなと改めて思いましたね。
__ 
素晴らしい。「2.作品を作るにあたって、大切にしている事は何ですか?」
高阪 
役者として、周りとの呼吸ですね。男肉は滅茶苦茶をやっているように見えて、案外周りとの呼吸を計らないと上手くいかない事が多いんです。自分をどこまで出すか、という押し引きの意識ですね。
__ 
男肉は調和がベースにあって、そこからどう壊していくかという流れがありますよね。それがスリリングな一瞬を生み出しているように思います。「3.プライベートで何をしている時が楽しいですか?」
高阪 
音楽を聞いている時ですね。僕は黒人音楽が好きなんですが、家でHIPHOPを聞いているとちょっと踊ってしまうぐらいで。
__ 
「4.昨日見た夢は何ですか?」
高阪 
僕は寝付きが良くて、ぐっと眠り込んでしまうので、あまり夢は見ないですね。
__ 
「5.占いは信じますか?」
高阪 
都合がいい占いは信じます。朝の番組とかで自分の星座が下の順位に来ると、見なくなります。

「今から焼肉行かない?団長が呼んでるんだよ」

__ 
高阪さんはどういうところからお芝居を始められたのでしょうか。
高阪 
高校演劇からです。近大でも演劇をしていて、そこで男肉に出会いました。
__ 
大学教育で演劇をやっていながら男肉という、傍から見ると矛盾した流れにも見えますね。何故、男肉に入ったのでしょうか。
高阪 
2回生の時、男肉のメンバーの方から「今から焼肉行かない?団長が呼んでるんだよ」って電話が掛かってきて。えっえっ今からですか。今はちょっと、って言ったんですけど、来なよ!って。自主公演があるので一度断ったんですけど、その企画もポシャって。しばらくして団長達とすれ違った時、「今日稽古あるから」って言われたんです(笑う)。まあ、そこからですね。いつの間にか入ってました。
__ 
初期の男肉。大学内でのイベントで上演していたそうですね。
高阪 
近大時代の男肉は、学内では賛否両論の団体で。何かすると「ああ、また男肉か」みたいな言われ方をしていたんですよ。まあ、僕らもめちゃくちゃをやっていたんですけど。男肉に入って、「変わった」って言われた事があります。暴言を吐くようになった、って女子に言われて。
__ 
男肉に入ると変わる。
高阪 
やっぱり、男肉は異端児的扱いだったみたいですね。
__ 
それから数年を経て、タイトルに名前が出るという。
高阪 
そうですね。ありがたいですね。

タグ: イベントの立ち上げ 賛否両論


毎回違うものを提示するのが・・・

__ 
男肉の魅力を教えて下さい。
高阪 
やってる側の魅力なんですが、すごくスリルがあるんですね。僕らは台本を使わずに全て口立てで行うんです。だから、本番直前どころか本番中にもセリフが変わるんですよ。
__ 
というと。
高阪 
袖で団長が、「この回で○○○○って言え」って来るんですよ。団長はかっちり固まったものを作りたくはないみたいで。生でやっている以上、毎回違うものを提示するのが醍醐味だと考えているようです。それを味わえるのが役者としては楽しいですよね。観る側としてはどうか分かりませんけれども。
__ 
個人的な話ですが・・・何故こうまで私は男肉に執着するのか。それは多分、その一過性なんじゃないかなと思うんですよ。当時就活していて、演劇を辞めようと思っていたんですが、ピリオドを見た時に、そういう一瞬の熱狂だけを追い求める男肉パフォーマンスに立ち会う事が出来て。
高阪 
はい。
__ 
一時いっときのパフォーマンスが、とにかくその時だけのものだと気持よく割り切ったスタイルに元気づけられました。悪趣味なまでに自分達の好きなものを詰め込んで、100%のオナニーの強度を信じる男肉。可能性を実感したんですね。人間の出来る事には限界があって、でもベストを尽くせばそれで良いんだと。男肉の魅力は、そうした、一瞬にして生まれるアイデアの冴えにある。
高阪 
僕もそこは魅力だと思います。作り方が独特なんですね。自分たちの好きなものをどんどん放り込んでいく。面白いと思っているものについての雑談で稽古が終わった事があるぐらいです。

タグ: 表現=「自己満足、オナニー」? 悪意・悪趣味 もう、辞めたい


全力で振り切れ

__ 
とはいえ、男肉もずっとそのままではいられない。肉体的な衰えというものがあります。
高阪 
(笑う)
__ 
それをどうクリアしていくか、だったり、どう良さに変えていくか、であったり。色々なお考えがあるとは思いますが、今後男肉はどうなっていくのでしょうか。
高阪 
そうですね。僕らもほぼ全員20代後半に突入して。稽古している時も肉体的なキツさを感じる事はあります。でも、それと反比例する形でダンスのシーンは増えていき。
__ 
そういえば、かなり多くなりましたね。作品の最初の方と最後の方に集中するようになりました。
高阪 
昔はもっとバラついていたんですけどね。僕らは一切キレイに踊れないので、上演中に疲弊していく体を見せたいのかな。団長の狙いはそこにあるのかもしれません。
__ 
疲弊する身体。確かにあれはとても面白いです。
高阪 
話はそれますが、たまに、音に合ってないとか振りが揃ってないとかアンケートには書かれるんですけどね。申し訳ないなとは思いますけど・・・。
__ 
無視すればいいと思いますよ。マジで。男肉はそれを切り捨てる事で新しい魅力を発見したと思っていますので。
高阪 
そうですね、稽古でも、揃える事よりも全力で振り切っているかどうかを重視しているので。
__ 
ええ。それに、出来ますしね。MEAT COMPLEX 1928の時とかにそういうダンスありましたしね。
高阪 
ただ10年後、同じような事をやれているかどうかというのはちょっと分かりません。このまま、作品からダンスシーンも少なくなっていって、コント集団に近くなっていくのかな?と。でも、僕らがそれをやっても絶対面白くないですしね。
__ 
そんな事はないと思いますけどね。でも、男肉の最高の魅力とは冴えだと思うんです。昔、陰核が「モンキーマジック」に合わせて斜めってるダンスを披露してたと思うんですが、あれは客席で気分が悪くなるくらい爆笑しました。あの冴えは、本当にどこに行ってもないと思うんです。あの冴えは30歳代までに消えてしまうものではないんですよきっと。作品が不定形である事によって生まれる柔らかさが、その土台になっていると思う。
MEAT COMPLEX 1928
公演時期:2009/05/01~3。会場:ART COMPLEX 1928。

タグ: アンケートについての話題 X年後のあなた


kitt「梢をタコと読むなよ」

__ 
kittについて。公演が11月に迫りましたね。
高阪 
はい。土田さんのワークショップや会議を重ねています。
__ 
あのチラシを拝見して、キャストがほうぼうから集まってきていて。そもそも、どのようなキッカケで生まれたユニットなのでしょうか。
高阪 
僕がMONOさんの公演に客演させて頂いて、で本番直前に事故に遭ってしまって。「もうダメや芝居辞めなアカン」ってなってた時に土田さんから手紙を頂いて。
__ 
おお。
高阪 
一緒にもう一度、芝居が出来るようにって励まして頂いたんです。「ああ、こんな事を仰ってくれる方もいるんだ」って。何とか回復して、土田さんに会いに行ってお話して。
__ 
なるほど。
高阪 
ありがたい事にスケジュールを調整して下さって、一回ユニットとしてやってみようという事になりました。客演さんも、普段は一緒にやらないような人を集めて。
__ 
そう、世代を越えている感じがいいですよね。チラシもキレイな感じがするし、見やすくて誰でも行けるような感じになればいいなと。
高阪 
土田さんも、MONOとはまた違う作品にしたいとか。もちろん僕も、男肉とは全然違う丁寧な会話劇をすると思います。僕は飽きっぽいところがあって、男肉ばかりやっているとたまには。というか、一番最初メインはそっちだったんですけどね。
__ 
そう考えると、メンバーがそれぞれ違う活動もしていますね。
高阪 
男肉は一人一団体制と言っていて、すみだが映画やって菊地がコンテンポラリーダンスのようなものをやっていて。そういう奴らが集まると半裸で踊っているみたいな。

タグ: MONO


不定形

__ 
今後、どんな感じで攻めていかれますか?
高阪 
男肉は、いわゆる普通の劇団とは違うと考えています。各メンバーが自分の活動を持っていて、集まると不定形の作品を作って、その時にしか生まれないパフォーマンスをするという。連帯がユルいんですね。好きな人同士が集まって、好きな話をしながらゆるく作品を作っていく。これには良くない部分もあるとは思うんですが、今の態勢でもっとメインステージに行けるんじゃないかと思うんですね。
__ 
はい。そのやり方で生まれるあの愚かさとか祝祭性が、少なくとも私は好きですし、もっと多くの人に受け入れられうんじゃないかなと。

タグ: 今後の攻め方


山羊汁(沖縄物産にて購入)

__ 
今日はお話を伺えたお礼に、プレゼントを持って参りました。
高阪 
楽しみにしておりました。
__ 
これ、買った当時はただ単に「美味しそう」という理由だったんですが、家で調べてみると色々曰くつきのものでした。
高阪 
ありがとうございます(開ける)これは・・・。
__ 
山羊汁です。山羊のあぶり肉を使ったスープだそうです。
高阪 
山羊は食べた事がないので楽しみです。やっぱりこれは僕のイメージがあって。
__ 
いえ。そういうのは全然無かったんです。後で考えてみたらそうかもしれないと。さらに翌朝ネットで調べてみたら恐ろしい精力剤だそうで。
高阪 
うわ。本当ですか。大丈夫かな。
__ 
男肉公演の最中に飲んだりとか考えたんですけど、正直、すごく疲れた日の後ぐらいがいいんじゃないかと。
高阪 
じゃあ、疲れた公演日の翌日で。


おはぎと6号の一人芝居

__ 
今日はどうぞ、よろしくお願いします。6号さんは最近はいかがでしょうか。
6号 
ピンク地底人の大阪公演が終わって、その後に一人芝居をINDEPENDENTとエキチカヘブンで上演して。武者修行的でしたね。
__ 
一人芝居。
6号 
私、プロジェクト俺の穴という一人ユニットでもあるんです。そこで作ったお話なんですよ。戦後のイナゴ売りの少女が、イナゴの息子に恋をして振られるという話でした。
ピンク地底人
京都の地下は墨染に生まれた貧乏な三兄弟。日々の孤独と戦うため、ときおり地上にあらわれては演劇活動をしている。夢は関西一円を征服することと、自分たちを捨てた母への復讐。最近は仲間も増え、京都を中心に大阪にも出没中。(公式サイトより)

タグ: ピンク地底人


いいチームなんじゃないか

__ 
ピンク地底人第十回公演「明日を落としても」の大阪公演が終わりましたね。いかがでしたでしょうか。
6号 
もう怒濤のように始まって、巻き込まれたように終わりましたね。私は主人公へのレポーター役だったんですけど、途中から立ち位置が不安定なんです。これ、何でなんだろうって自分でもよく分からなくなっていました。本番を迎える前まで全体が見えなくて。でも、公演中、こんな感じなんだって自分で分かるようになって。
__ 
見ている側としては、そういう疑問込みで面白かったですよ。
6号 
東京公演では意識的にその役になれるといいなと。そう、ピンク地底人は3号さんの作品の「感じ」をみんなで実現しようぜって意識で一致してるんです。地底人達はもちろん、今回は客演さんたちも色々意見を出してくださって。「明日を落としても」はすごくいい座組だと思います。
__ 
劇作家の世界観を理解しているんですね。それはきっと、劇団員の一番重要な仕事だと思います。
6号 
そういう信頼感はあるので、いいチームなんじゃないかと思います。
ピンク地底人暴虐の第10回公演「明日を落としても」
公演時期:2012/6/30~7/1(大阪)、2012/8/17~8/19(東京)。会場:インディペンデントシアター2nd(大阪)、王子小劇場(東京)。

タグ: この座組は凄い 混成軍的な座組 王子小劇場


ガチャガコ!

__ 
「明日を落としても」でのおはぎさんの台詞というか、効果音を声で出すのがあったと思うんですが。
6号 
はい。
__ 
その中で一つすごく面白いのがあって、自動車の運転の効果音の「ガチャガコ」って。あれはえらく面白かったです。
6号 
実は、竹子さんとそこばっかり練習していました。周りからも「そんなにいいから」って(笑う)。
__ 
いいですよね。それを何とか、インタビュー記事で伝わるようにしたい。
6号 
「ガチャガコ」!
__ 
そうそう、それですね。
6号 
この音、第9回公演「マリコのために」から引き継いでいる音で。
__ 
あ、そういえばそうですね。何かを開けるような音を、そんなに6号さんのギャグとして独立しているようなイントネーションで。それが出てくるのは中盤の、作品がひっくり返るシーン。ギャグとして成立した瞬間、劇空間を打ち開いたような気がしました。あれでお芝居の感覚が変わったように思います。
6号 
やったやった。
__ 
いいアクセントとして凄く機能していました。単なる擬音なのに、おはぎさんのキャラクター性が色濃く出てきたのがいいですね。
6号 
アンケートにもいくつか、書いてくださってましたね。劇中劇のシーンは本番直前までおとなしめだったんです。
__ 
あ、そうなんですか。
6号 
本番が迫ってから「皆もう、そこははっちゃけてやっていいよ」って。突然だったので意図は分からなかったんですけど、劇中劇なんだと自分達でも自覚出来て。ボイスパフォーマンスについても最初は探り探りだったんですよ。楽日はみんな、勝手が分かったのか好き放題でしたね。
ピンク地底人反逆の第9回公演「マリコのために」
公演時期:2011/12/15~18。会場:東山青少年活動センター。

タグ: アンケートについての話題


「受け入れられてる感じしたよ!」

__ 
東京公演の意気込みを伺えれば。
6号 
二週間ぶりに稽古が再開して同窓会気分で、でもやってみたら案外覚えていて。だからその分、精度を上げるように改善していくようにしています。最後の一週間で作ったシーンもあり、手探りでやっていた部分もあるんですね。自分達で把握しきれなかった部分を明らかにして、自分達のやっていることを緻密に再構成していけばもっと面白くなるのかなと。
__ 
なるほど。
6号 
単調だという声もあったので、そこを改善する方向で色々試しています。
__ 
大阪での公演を経た作品。お客さんがたくさん入るといいですね。
6号 
そうですね。初めての東京ですからねー。東京で芝居をしている人にアドバイスを聞いたら、やっぱりかなり口コミが大切みたいなんですね。初日の評価とか。東京に前乗りして、劇場にチラシを置かせてもらうという計画をしています。
__ 
そうそう、初日が大事なんでしょうね、きっと。
6号 
本当にウケるといいですね・・・。大阪公演のどこかの回で、ものすごい拍手が起こった回があったらしいんですよ。終演後に3号さんが「おいおいすごい拍手だったな!受け入れられてる感じしたよ!」って興奮してたんですね。やってる方は必死で、拍手の大きさまで気付けなかったんですが。
__ 
へえ。
6号 
今までにない拍手の量だったらしいです。それがね、東京に続けばいいなと思います。

タグ: 拍手についてのイシュー 出立前夜 東京公演前夜


「マリコのために」

__ 
おはぎさんは結局、何者なのでしょうか。
6号 
造形大出身なんです。その知り合い関係で芝居してて、大阪に移ってからはしばらく松竹芸能に入ってました。そこから劇団に入ったり辞めたり、プロジェクト俺の穴を立ち上げたりして、結局そこでも一人になって。ピンク地底人には、「マリコのために」に出演した後に入りました。
__ 
6番目に入ったから6号ですね。
6号 
実は、好きな数字を選んでいいよと言われて。でも8号は既に使われていたので6を選びました。私、6月生まれだし。
__ 
地底人に入った理由は。
6号 
C.T.T大阪で、俺の穴と地底人が一緒だったのでそこで知り合いました。「ある光」がすごくサイケデリックな作品で面白くて。その後、4号さん(竹子)に誘われて「マリコのために」に出ました。したら、意外と違和感が無かったんです。別にそんな、気を使ったり使われたりする事もなく。
__ 
私も「ある光」におはぎさんが出てると思ってましたからね。
6号 
ホンマですか、出てないです。マリコからです。
__ 
昔から出てるような感覚ありますけどね。
6号 
自分でも違和感なくスッと入れて。でも、まだ入って日が浅いので、3号さん・2号さん・竹子さんのコンビネーションにまだ入りきれていない気はします。
__ 
それはきっと、時間が解決してくれそうですけどね。堂々としていたらいいと思います。
ピンク地底人空前の第8回公演「ある光」
公演時期:2012/7/8~10。会場:シアトリカル應典院。
C.T.T大阪
C.T.T.とはContemporary Theater Trainingの略で「現代演劇の訓練」を意味する。1995年に京都のアトリエ劇研で発足し、70回以上の上演会を行う。現状、3カ月毎の上演会を予定。(公式サイトより)

タグ: ピンク地底人


質問 ピンク地底人5号さんから ピンク地底人6号さんへ

__ 
前回インタビューさせて頂いた5号さんから質問です。「『おはぎ』という芸名の由来を教えて下さい」。
6号 
私本名は千萩って言うんですけど、それで小学校くらいのあだ名が「おはぎ」だったんですよ。それが嫌で違う名前で読んでもらってたんです。でも大学で自己紹介した時、「昔おはぎって呼ばれていました」って言ったら、そのまま。呼びやすかったらしいです。
__ 
そう。地底人ではおはぎでありかつピンク地底人6号さんなんですよね。しかも、4号さんは「クリスティーナ竹子」ですからね。
6号 
それ、私も気になってたんですよ。2号さんに聞いたら「竹子の方がわかりやすいかなと思って。おはぎは俺の穴と地底人の活動を分けるために6号表記にしてるよ」って言われて。2号さんの気づかいですねぇ。これは今後の活動における繊細な部分ですよ。当の本人である私はそういうセンスが無いんですがね(笑う)だから、わっしょい出来る宴会隊長を目指してるんですけど。
__ 
ありがとうございます。二つ目の質問です。「芝居を続けるモチベーションを保つコツはありますか?」
6号 
めっちゃ漠然としますけど、明日を夢見るという事かな。何の夢だろう。わかんないけど。

タグ: 繊細な俳優 名称の由来


もっとあるでしょ

__ 
今後、おはぎさんはどんな感じで攻めていかれますか?
6号 
とりあえず、一人芝居でコテンパンにやられたので。今は、みんなでやる芝居をやろうと思っています。そうじゃないと広がらないのかなと。何だかんだ言って、キャッチボールをする必要を感じました。私は結局、相手のリアクションから自分の芝居を広げていっていたんですね。
__ 
そういうタイプだった。
6号 
一人芝居の稽古で「もっとあるでしょ」って演出のあんこに言われ続けたんです。うーん、どうやったら出てくるのか?って。相手をもっと大切にした演技を高めて、最終的には一人芝居も出来たらいいなと。
__ 
観客の想像力を掻き立てる戦いですからね。おはぎさんなら飽きたらずに頑張っていけると思います。
6号 
ありがとうございます。

タグ: 会話のキャッチボール 今後の攻め方


コサージュ

__ 
今日はですね、お話を伺えたお礼に、プレゼントがございます。
6号 
おおっ。ありがとうございます。凄いですよね毎回。
__ 
いえいえ、そんな事ないです。どうぞ。
6号 
(開ける)あ、コサージュ?
__ 
ですね。
6号 
ありがとうございます!着けます。可愛い。

タグ: プレゼント(装飾系)