「妖怪」

__ 
今後、どんな感じで攻めていかれますか?
竜崎 
作家としてはリズム感を磨いていきたいと思います。ファンタジーという枠にいながら、今後は少し飛び出た事もやっていきたいなと思っています。
__ 
バートラムも、ジャンル的には童話ファンタジーなんですが、どこか飛び出ているように思います。
竜崎 
竜崎だいちって、結局ファンタジーよねと言われるのが嫌なので。唐突にお笑いの公演をやったり。飛び出たいですね。
__ 
俳優としては。
竜崎 
そうっすね・・・ここ最近、色んな役をやらせてもらっているので、もっと幅広くなりたいですね。化物みたいになっていきたいです。年齢不詳の、40代になっても子役が出来るような、「妖怪」になりたいですね。
__ 
ポタ子とか、そんな感じでしたよね。
竜崎 
ね。十代の役でしたから。もう説得力とか、どうしようかと思いながらやっていました(笑う)。

タグ: ファンタジー 今後の攻め方


ボビイ ブラウンのハンドクリーム

__ 
今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントがございます。
竜崎 
えっ。わーい。ありがとうございます。
__ 
どうぞ。
竜崎 
(開ける)おお。ハンドクリーム。かわいい。今、ハンドクリームが切れかかっていたので。ピッタリです。

タグ: プレゼント(化粧品系)


クリスマスの夜

__ 
今日はどうぞ、よろしくお願いします。本番直後で申し訳ありません。
本間 
いえ、僕の方こそ予定を合わせる事が出来なくて。
__ 
今日はクリスマスですね。
本間 
大阪はこんなに賑わうんですね。
劇団ドキドキぼーいず
2009年、産声を上げる。京都を拠点に舞台を創り続けている若手劇団。芝居を通じて『愛』を探求しており、ソレについて好奇心旺盛に妄想を頻繁に繰り返し、様々なベクトルを弾き出して具現化された作品は、常に最大級の『愛』に溢れている。ハイテンポかつ独特なリズムによって繰り出される言葉、そして全身の細胞を共鳴させて行われる身体表現によって作り出される世界は、平成生まれの咆哮に見える。片思いの男子学生の如く、不安と期待を胸に走り続けている。(公式サイトより)

十中連合「濡れると、渇く」

__ 
先ほどの十中連合「濡れると、渇く」。面白かったです。
本間 
ありがとうございます。
__ 
出演者を、俳優としてよりも人間の味を生かす演出方法なのかなと思ってずっと見ていました。切実な感じはしないけど、その分奇妙な味がありましたね。
本間 
今回は十中連合さんにしては珍しい部類の芝居だと思います。実は、僕が最初に見たときは全然面白くないって否定したんですよ。絶対、二度と見にこないって代表の渡邊さんに言って。でも、劇団しようよさんの公演をきっかけにスタッフが仲良くなって、でちょっとお話をして、出る事になりました。今回は芝居らしい芝居を作ったって、周りの共演者さんたちは言ってたんですよ。楽しんで頂けたなら何よりです。
十中連合「濡れると、渇く」
公演時期:2011/12/24~26。会場:ウイングフィールド。
劇団しようよ
2011年4月、作家・演出家・俳優の大原渉平と、音楽家の吉見拓哉により旗揚げ。以降、大原の作・演出作品を上演する団体として活動。世の中に散らばる様々な事象を、あえて偏った目線からすくい上げ、ひとつに織り上げることで、社会と個人の”ねじれ”そのものを取り扱う作風が特徴。既存のモチーフが新たな物語に〈変形〉する戯曲や、想像力を喚起して時空間を超える演出で、現代/現在に有効な舞台作品を追求する。2012年「えだみつ演劇フェスティバル2012」(北九州)、2014年「王子小劇場新春ニューカマーフェス2014」(東京)に参加するなど、他地域での作品発表にも積極的に取り組む。野外パフォーマンスやイベント出演も多数。2015年「第6回せんがわ劇場演劇コンクール」(東京)にてオーディエンス賞受賞。同年よりアトリエ劇研(京都)創造サポートカンパニー。(公式サイトより)

「チーム」

__ 
本間さんは、今はどういう感じで芝居に関わっているのでしょうか。
本間 
僕はいま、京都造形大学の3回生なんですが、ドキドキぼーいずというチームを作って外部で活動をしています。一心寺シアターや、アトリエ劇研さんやアートコンプレックスさんで公演をさせてもらいました。ですが、数だけは打ってるのに圧倒的に集客が追いついてないんですよね。
__ 
なるほど。
本間 
最近は、メンバーの出入りもあったり。演劇とかチームって難しいなと思った一年でした。どの劇団さんも悩んでいると思うんですが。学生だったらなおさらなんでしょうね。モチベーションが違うし、面白いやつが多いのに、もったいない。
__ 
「チーム」という言葉を使われていますね。「劇団」ではなく。それは、どのような思いが込められていますか?
本間 
劇団というよりは、その前に作品を作る仲間じゃないですか。わざわざ固定したメンバーでやっていくんだから。劇団というと組織化されすぎちゃうんじゃないかと思っているんです。甘っちょろい考えだと言われるかもしれないですけど。僕は脚本・演出をするけど、あくまで同じラインに立っていると思うんですよ。皆のアイデンティティががあるわけだし、それ生かしていきたいというか・・・だから、そのチームでのみ出来る作品を作りたいと思っています。
__ 
素晴らしいと思います。チームとして捉えるんですね。
本間 
旗揚げしてから作ってた作品は、僕が売れる事に頭がいっちゃってて。それで叩かれたんですよ。「何がしたいか分からない」って。斬新な事をやっても、最初は興味を引くんですけど、やってる僕の方が興味をもっていなかった事に気づいてしまって。
__ 
ええ。
本間 
そうなっているのは、僕が一つ上にいたからなんですよ。高校演劇の頃は皆が率先してやっちゃうもんだから、いつも僕が一つ下で、いい意味でワガママを言えてたんですね、きっと。今は色んな事を引き受けちゃって、そんな余裕もなくなって。やりたがりだし(笑)
__ 
大変ですね。
本間 
チームがバラッバラになって、また僕一人でやろうと思っていた矢先。チームの一人が「そういう姿勢は違う」と言ってくれて。旗揚げして2年で、ようやく甘え方を知ったというか、チームを知ったというか。そうか、こいつらとはこうやっていくのかーと分かったというか。

タグ: アートコンプレックス1928


好きなセリフはあるんです

__ 
本間さんは、ご自身の作家生活で、どのような事を追求していきたいですか?
本間 
最近は、どんな物語を書きたいというのが無くなってしまって。台本には自分を通じたものしか書けない事に気づいたんですが、演劇しかやってこなかった人生って薄いんですよね。劇作家になるんだったら、もっと世界の事を知らないといけないんですよ。でも好きなセリフはあるんです。書きたい言葉があるんですよ、だから、その物語を書くための修行がいるんですよね。
__ 
修行を積む。
本間 
まず本を読まないといけないし、脚本を読まないといけないし。
__ 
でも、過去にも未来にも体験は埋まっていて、主観で見逃してしまった体験があるんじゃないかなと思うんですよね。
本間 
なるほど。
__ 
これからも、描きたいと思いますか?
本間 
物語じゃなくてもいいのかなと思っています。僕はダンスも興味があって手をつけていて、言葉を使わない表現って基本的には通じているんですよ。言葉を使わないから理解は出来ないだけで、身体性は伝わっているんですよね。演出がどうとかというよりは、その空間に存在している俳優の身体性から伝わるものがあると思うんです。だから、表現したい言葉を演劇でやるんだったら、その身体性と、言葉で紡いでいく物語を交差させないといけないんだろうなと、思います。
__ 
そうですね。
本間 
だから、物語を組み上げる事にばかりこだわらない方がいいかもしれない。セリフも、必ずしも大切じゃないかもしれないと思っています。脚本があって、それを元に作るというのは近代の考え方なので。
__ 
とはいえ、色んな可能性を排除するべきではないですよね。脚本から出発するのを否定は出来ないと思っています。価値を決めつけて切り捨てるよりは、ベターな方向を選んでいくべきなんじゃないかなと。
本間 
そうですね。恐ろしいのは、僕が悩んでいなかったという事なんですよね。ただこういう表現が新しい、そう思って発表していただけで、僕自身がそこに何も見いだしていなかったのが問題なんですよ。だから、「何がしたいか分からなかった」という感想を聞いて、今はなるほどなと思っています。自分から出てくる表現を見つめ直さないといけないですね。良いものも不味いものも喰って、しっかりとゲロ出さないと。

タグ: 知識を付けよう


質問 竜崎だいちさんから 本間 広大さんへ

Q & A
__ 
前回インタビューさせていただいた、ミジンコターボの竜崎だいちさんから質問です。「クリスマスの一番の失敗談を教えて下さい」。
本間 
高校の頃のデートで、彼女をさしおいて帰っちゃった事ですね。家族と一緒に過ごすという風習があったので。馬鹿ですよね。
__ 
いいと思います。

タグ: とんでもない失敗をしてしまった


ブイブイ言わせたい

__ 
ドキドキぼーいず、今後はどんな挑戦をしていきますか?
本間 
2012年3月に9ステージの公演があります。それを京都学生演劇祭など他の会場でもやるんですが、あわせて14ステージ。公演としてより、演劇は同じ事を毎回出来るのかを再確認するという試みを行います。
__ 
なるほど。
本間 
僕は演劇を、与えるものだと思っているんです。ライブだから、共有でもあると思うんですが、結局は舞台から客席に与える形になると。だから、俳優達が全てのステージで弛まずにパフォーマンス出来るか、を確かめたいと思います。
__ 
本間さん自身は、どう攻めていかれますか?
本間 
京都をブイブイ言わせたいですね。僕らの年代はあまりいがみ合わずに、お互いに作品をちゃんと批判しあいながら高めていきたいですね。京都の小劇場がいい意味でぶつかりあえるようにしたいです。下の世代にもどんどん出てきて欲しいですね。
京都学生演劇祭
学生の街、京都。ここには多くの学生劇団が存在し、日々活動しています。しかし、それぞれの劇団間の交わりは少なく、この地の特徴を生かせないでいるのが特徴です。私たちは、この状況を何とかしたい。互いに触れ合い、競い合うことで互いに成長したい。京都の学生演劇、ひいては京都演劇界を活性化させたい。この演劇祭は、そんな思いのもとに生まれました。京都学生演劇の「今」、そして「これから」を見守ってください。京都演劇界の未来が、ここに集います。(公式サイトより)

タグ: 今後の攻め方


月刊・アートコレクター

__ 
今日はお話を伺えたお礼に、プレゼントがございます。どうぞ。
本間 
ありがとうございます。本ですか?(開ける)アートコレクター。
__ 
女性の内面的な美しさを描写というアプローチで再発見する感じが、恋愛っぽくていいんじゃないかと思いまして。
本間 
いいですねこれ! 僕は女の子が好きで、芝居のモチーフに使う事が多いので。ピッタリです。

タグ: プレゼント(書籍系)


見事に楽しんでいってくれる

__ 
今日はどうぞ、よろしくお願いします。
影山 
お願いします。
__ 
子供鉅人のブリュッセルツアー、お疲れさまでした。先日に米田さんと億さんに伺ったのですが、大変充実されていたようで。何よりです。
影山 
ありがとうございます。楽しかったです。
__ 
他にも各地でツアーをされたの事ですが、日本とヨーロッパ、公演の反応にはどのような違いがありましたか?
影山 
上演している作品に対して、積極的に楽しみに来るという姿勢があったと思います。これは僕が言うと変に聞こえるかもしれないんですが、日本だと何だか、舞台から一歩引いて見る体勢があるんじゃないかなと。
__ 
そうかもしれませんね。
影山 
向こうだと、こちらが表現しているものに対してどんどん食いついてくれるように思います。言葉も違うし、セリフも字幕なのに。何だかそういうお客さんの姿勢っていいなあと思いました。せっかく、お芝居やパフォーマンスをお金を払って見に来てくれるので、見事に楽しんでいってくれるのは嬉しいですよね。
子供鉅人
2005年、代表の益山貴司、寛司兄弟を中心に結成。奔放に広がる幻視的イメージを舞台空間へ自由自在に紡ぎ上げる。(公式サイトより)
子供鉅人 演劇公演ツアー 2011 バーニングスキン
公演時期:2011~2012。会場:東京・大阪・ベルギー各地。

ワニをボコる

__ 
勝手に思っているに過ぎないんですが、子供鉅人はアウェーにあっても、そこを自分たちの劇場に変えてしまう力がありますよね。例えば、2010年のOSPF「オパフェ!」での参加作品。15分の芝居でありながら、完全に子供鉅人公演になっていたように思います。
影山 
あれは良かったですね。お客さんで見たかったです。
__ 
最初は8分くらいBABさんが一人語りをして、その後はバンドの演奏付きで5分踊って。カーテンコールまでやってしまって。しばらく暗転して、もう一度演奏が始まって影山さんがワニと戦うという。カメラマンを随行させて、フラッシュの中それが見えた時、完全に取り込まれたような気がします。
影山 
短い時間の中で、ああいう形によく出来たなと思いますね。
__ 
毎回出てくるあのビニールのワニ。一体、何なんでしょうか。
影山 
何でしょうね。何かを象徴していると言い切ってしまうには惜しい物体だと思っています。でも、必ず必要なものだと思うんですよ。
__ 
ワニである必要があるのかないのか、不思議なものですよね。
影山 
大きくて緑色でカラフルで、ちょっと光っていて、それが突然現れる、というのが面白いんですよね。
__ 
それが、フラッシュを炊いた時にしか見えず、さらに駆られているという。非常なインパクトがありました。鉄板ネタとして、今後も見たいですね。
影山 
歌舞伎みたいに、定番になれればいいですね。

タグ: カーテンコール


水先案内人

__ 
さて、バーニングスキン。大変謎めいた作品で。影山さんはカウボーイ役でしたね。
影山 
色んな解釈があると思うんですけど、僕は主人公のマリが生み出したキャラクターなんじゃないかと思っていて。
__ 
なるほど。
影山 
マリは本当はお茶目な女の子で、こういう人達がいたら癒されるかもという心の働きがあるのかもしれません。
__ 
それが、自分の妄想に取り込まれていくと。
影山 
というか、その水先案内人は僕だったと思うんですけど。
__ 
子供鉅人で影山さんは結構な割合で穴を掘っていますが・・・。
影山 
そうなんですよ。高校の時も益山さんに演劇を教えて貰っていたんですけど、おじいちゃん役で、やっぱり穴を掘っていました。そこから始まったんです。
__ 
あの、スコップを持ち上げる瞬間に力を溜めて、すぐクンッと力を離すのが美しいですよね。
影山 
ありがとうございます。

タグ: お茶目さについて 妄想


ランナーズハイ

__ 
影山さんは、一体どういう所からお芝居を始めたんですか?
影山 
僕は高校からです。その演劇部はコンクールで全国に行くような実績があって。「全国、行きたいですね」って言ってしまって。それから辞められなくなっちゃいましたね。
__ 
そこに益山さんもいたんですね。
影山 
益山さんはコーチとして、たまに教えにきてくれたんですよ。そこから子供鉅人を旗揚げする事になって、「やりーや」って誘われました。
__ 
なるほど。
影山 
それから演劇を続けています。辞められないですね。ランナーズハイのようになっています。
__ 
でも、ご自身にしか出来ない表現が出来ているというのはうらやましいです。
影山 
嬉しいですが、残酷な言葉です(笑う)。
__ 
後悔していますか?
影山 
全然していないです。客観的にみたら、後悔していると思うべきなのかもしれませんが。逆に、こんな面白い事を知らないのは損やぞと言いたいぐらいです。
__ 
なるほど。

タグ: 残酷な演劇


バラバラ感

__ 
子供鉅人の魅力とは。
影山 
最近思ったのは、どこの劇団よりもメンバーの個性がバラバラだという所ですね。僕と、あと小中さんは役者をしたいんですけど、他のメンバー達は音楽が好きだったり、面白そうだからやっていたり、楽しい事が単純に好きだったり。本当に個人個人の集まりやなと。
__ 
なるほど。
影山 
そのバラバラ感が、独特の空気を出していると思います。たまにそれが悪影響になっているかもしれませんが、一丸にならないのはあると思います。僕も色んな事に手を出していこうと思います。
__ 
本当の所は分からないんですが、周囲の影響をあまり受けていない感じがします。異物感がありますよね。いい意味で。まず作品がそうだし、やり方が違うから世界観の大本が、何だか小劇場的ではないのが好きです。
影山 
何だか、芝居をやっているんですけど、ジャンルが違うような感じだったりするのかなと。
__ 
そうした存在感は、いったいどこから。
影山 
何でしょうね。ボスと寛治さんの存在が大きいかもしれませんね。

質問 重松 よしこさんから 影山 徹さんへ

Q & A
__ 
前回インタビューさせていただいた、重松さんから質問です。「ホール入りの最中に、必ず口にされるものはありますか?」
影山 
チョコレートを食べます。甘いものが大好きで。

生きたいな

__ 
今まで、目標にしていた役者像はありますか?
影山 
芝居を始めた当初、自然な人間像を表現したい、という気持ちがあったんです。人間性や性格、どう生きていくのか、人間を自然に表現する事だけを大事にしていて。でも、子供鉅人に入って、ボスに「そんなの下らないぞ」と言われたんです。言葉に出して主張した訳でもないのに。
__ 
伝わってたんですね。
影山 
それは、「演劇では面白くない、エンターテイメントとして成り立たない」という事だと思うんですが。それから月日が経って、今はボスの考えに魅力を感じています。
__ 
というと。
影山 
益山さんは「動き」について凄く考えていると思うんですよね。歌舞伎のような見栄のように、表現の一つとして独立したものとして。動きで分かりやすく見せるのは、単純に面白く見せる事が出来る。
__ 
なるほど。
影山 
でも、僕はそこに一つ引っかかっているんですよ。役者が空のまま、ただ動いても面白くないんじゃないか。せっかくだから生きたいなと思うんです。内面と動きと、その二つは矛盾する考え方なんですけど、両方とも取り込みたいと思っています。
__ 
観客に印象を与える為に動きをシャープに削る方向と、人間像を表現するために内面を重視する方向。確かに、矛盾するかもしれませんね。
影山 
でも、俳優はそもそもが矛盾した存在と言えるんじゃないかと。舞台でも、リアルな感情を感じるんです。役としても人間としても。それを誇張した演技を試したりして。怒られますけど(笑う)。でも、どんどん反抗していこうと思っています。演出の言った事を大事にしつつ無視する。これも矛盾していますけど。
__ 
本番での空気感を大事にしつつ、お客さんに近づけるといいですね。

タグ: わたしとわたしの矛盾


がま口財布・飛行機柄

__ 
今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントをもって参りました。どうぞ。
影山 
ありがとうございます。嬉しい。昨日誕生日だったんですよ。
__ 
あ、そうなんですね。
影山 
(開ける)これ、がま口財布じゃないですか。欲しかったんです。
__ 
マジですか。
影山 
この柄、僕っぽい感じですね。運気が上がりやすそうです。細木数子によると、僕は大殺界だそうで。これで抜け出せると思います。


重松さんが作った渋いチラシ

__ 
今日はどうぞ、宜しくお願いします。ずっとお話を伺いたかったです。
重松 
あ、ありがとうございます。
__ 
重松さんは、最近はいかがでしょうか。
重松 
劇団ZTONの幕末紅蜀葵が終わって、ART COMPLEX 1928で4月からロングランを開催するギアの準備に入っています。
__ 
あ、ギアですね。私はこれまで4回くらい拝見したのですが、面白いですよね。重松さんはどのような形で関わっているのでしょうか。
重松 
チラシなど宣伝媒体のデザインと、あとは細々した事です。作ったものを色々持って来ました。
__ 
ありがとうございます。いいチラシですよね。ギアのチラシ、中央の歯車の赤が落ち着いていて、いい色ですよね。
重松 
廃工場が舞台のお話なので、そのイメージに合わせています。
__ 
渋いですね。
劇団ZTON
2006年11月立命館大学在学中の河瀬仁誌を中心に結成。和を主軸としたエンターテイメント性の高い作品を展開し、殺陣・ダンスなどのエネルギッシュな身体表現、歴史と現代を折衷させる斬新な発想と構成により独自の世界観を劇場に作りあげ、新たなスタイルの「活劇」を提供している。(公式サイトより)
劇団ZTON エンタメストライク「幕末紅蜀葵」
公演時期:2011/12/2~4。会場:ART COMPLEX 1928。
ギア -日本発・日本初!ノンバーバルパフォーマンス-
公演時期:2012年4月1日(日)~。会場:ART COMPLEX 1928。

意外な存在

__ 
多分、結構色々な方が驚くかも、というか私が一番驚いているんですが、ZTONやイッパイアンテナで笑いを取りまくっているあの人が、まさかアトコン関連のイカしたチラシを作っている人と同一とは思わないですよね。
重松 
いえいえ。
__ 
宣伝美術に名前があって、まさかこの人が!ってなりました。どういうところから、そうした二足のわらじを履くようになったのでしょうか。
重松 
芝居の方は高校の頃からです。当時は美術部に入っていたんですけど、何故かコントも作ったりしていたんですよ。それが幸か不幸かウケて、油絵を描いてコンクールに出展するかたわら、そういう事もしていました。
__ 
では、高校の頃から既に兼業状態だったと。絵も描かれていたんですね。
重松 
実は、このギアのイラストも私が描きました。父が絵を描くのが好きで、母が書道家で。その影響を受けていたと思います。大学も成安造形大学でした。
__ 
なるほど。
重松 
演劇は、よってらっしゃい一座に入って、実はニットキャップシアターの旗揚メンバーなんですよ。
__ 
あっ。そういえば、重松さんをニットで見ているかもしれない。

タグ: 意外にも・・・


満足してもらえるかどうか

__ 
芝居でもデザインでも、演出家やクライアントの要求するものを形づくる仕事だと思うのですが、もし共通する成功要件があるとしたら。
重松 
やっぱり、最後に成果を受け取ってもらえて、満足してもらえるかどうかですよね。
__ 
なるほど。形にして納品するだけではダメなんですね。
重松 
そうですね。誰がそれを受け取るのかを考えた上で、要求についても理解して。自分が何をやりたいか、というのは後の話だと思います。
__ 
先ほど頂いたショートムービーのイベントのチラシ。これは単純ながら良くできていますね。これは、どのような筋道があるデザインなのですか?
重松 
「映画館」からイメージを連想して、紙カップのドリンクを使おうと思いたち、素材として使うためだけに、マクドナルドにジュースを買いに行きました。気軽さと手軽さが簡単に伝わると思いました。
__ 
さらに、立体的な描かれ方をしているので容量も感じられる。このイベントのように、一日中会場にいて映画を楽しむ事も出来るんですよね。