自分の面白い事をしよう

__ 
私が片山さんを初めて意識したのは、ミジンコターボでの「スーパーソニックジェット赤子」でのナサ中尉役がスパーク(犬)をスタンガンで気絶させる演技でした。その瞬間、照明が下から突き上げるように顔を照らし、残酷な表情が浮かび上がるという。
片山 
はい。
__ 
あのシーンは最高に良かったです。上手に付けられたシーンで、ケレン味がありながら、よくつけられているなと思いました。
片山 
あの公演の時は役を自由に作らせて頂けたんです。片岡さんは稽古場で全然怒ったりしないで、どんな演技をしても笑って受け止めて下さって、でも最後にまとめて下さるんです。だから私も、自分の面白い事をしようと、ひたすら遊んでいた感じですね。
__ 
目に浮かぶようです。
片山 
楽しかったですね。
ミジンコターボ
大阪芸術大学文芸学科卒業の竜崎だいちの書き下ろしたオリジナル戯曲作を、関西で数多くの外部出演をこなす片岡百萬両が演出するというスタイルで、現在もマイペースに活動中の集団、それがミジンコターボです。最終目標は月面公演。(公式サイトより)
ミジンコターボショートショートVol.8「スーパーソニックジェット赤子(大往生)」
公演時期:2011/10/26~11/06。会場:in→dependent theatre 1st(大阪)。王子小劇場(東京)。

タグ: 残酷な演劇


実は元々人見知り

__ 
片山さんは、どういうところからお芝居を始められたのでしょうか。
片山 
高校時代に演劇をやっていました。小さい頃から舞台に連れていってもらう事もあって、「いつか自分も」って思っていたんです。
__ 
なるほど。
片山 
舞台が好きで、小・中学校のちょっとした発表でも必ず出ていました。
__ 
劇場での初舞台は、いかがでしたか?
片山 
やっぱりお客様からお金を頂く公演なので、いつもより緊張しました。毎回毎回、きちんとしたものを見せないといけないという責任感がうまれました。
__ 
なるほど。失礼かもしれませんが、親しみやすい方ですよね。
片山 
いえ、実は元々人見知りで、恥ずかしがりなんですよ。今は、誰とでも仲良く出来るように心がけています。新しい人と知り合う事で、全然知らない事にチャレンジ出来るかもしれないので。
__ 
羨ましいです。私も結構人見知りが強いんですが、そういうふうになれるコツってありますか?
片山 
その人の事を知りたいと思う事やと思います。変な壁を作らずに。絶対これはこう、と決めつけるんじゃなくて、色んなものを受け入れる事かなと。
__ 
壁を作らずに、話せるようになるんですね。では、片山さんがお芝居を続けている理由とは。
片山 
小さい頃から、将来の事を心配する子供だったんです。画家になりたいとか保母さんになりたいとか。大人って、60歳になると定年になるじゃないですか。どんな仕事でも辞めないといけない。私は一生続けられるものがいいなあって思って、芝居を選びました。その思いだけは全然変わらないです。
__ 
そうなんですね。
片山 
お芝居はいくつになっても、その時その時で出来る事が違うので、毎回勉強だと思っています。吸収出来る事がたくさんあって、飽きない。こんな楽しい事は私にとっては他に無いと思っています。

タグ: 色んなものを吸収 自分は何で演劇を


質問 本間 広大さんから 片山 誠子さんへ

Q & A
__ 
前回インタビューさせていただいた、劇団ドキドキぼーいずの本間さんから質問です。「サンタクロースから貰うとしたら、どんなプレゼントが一番嬉しいですか?」
片山 
ホンマのサンタクロースなら、手伝わせてほしいですね(笑う)。そんな体験出来ないので。
__ 
いいですね。
片山 
どうやって回っているのか、何人で動いているのかとか。
__ 
ワクワクしますね。
片山 
ねえっ。一夜限りのすごい体験になりますよね。

シャンソン

__ 
いくつか、短い質問です。片山さんはデザイナーもやっているんですね。
片山 
まだまだ仕事とは言えないんですけど、何回かやらせてもらっています。
__ 
今後、どんな挑戦をしていきたいですか?
片山 
知らない事なら何でも挑戦していきたいです。お芝居じゃないんですが、歌もやってみたいです。
__ 
というと。
片山 
私、シャンソンが好きで。いつか、そういう事が出来るようにもなってみたいです。
__ 
いいですよね、シャンソン。フランスの雰囲気が。
片山 
いいですよね~。あと、フランス映画も好きなんですよ。カトリーヌ・ドヌーブさんが好きで彼女の映画はよく観てます。いいですよね。多くを語らないんですけど、雰囲気とかいろんなもので伝わってくる人間心理が面白いなと思います。

赤いハート柄のミニ湯たんぽ

__ 
今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントをもって参りました。どうぞ。
片山 
あー! ありがとうございます。(開ける)かわいい! 湯たんぽですね。好きなんですよ。
__ 
あ、もうお気に入りのものがあるんですね。
片山 
でも持ち運び出来るものは無かったので。嬉しいです。サンタさんですね。
__ 
いえいえ。
片山 
ちょっと、持ち歩きたいと思います。稽古場が寒い事があるので。

タグ: 赤色


この一年は長かったなあ

__ 
今日はどうぞ、宜しくお願い申し上げます。
竜崎 
宜しくお願いします。
__ 
今日は関西の超人気劇団、ミジンコターボの竜崎さんにお話を伺えるという事で。大変嬉しいです。
竜崎 
ありがとうございます。あまりお話をする経験が無いのですが、頑張ります。
__ 
どうぞ、お気兼ねなく。竜崎さんは、最近はいかがですか?
竜崎 
そうですね、この間参加させてもらったストーンエイジさんの公演も楽しかったですし、ここ一年はずっと良い公演に参加させてもらっていました。
__ 
そんな今年もそろそろ終わりますね。
竜崎 
そうですね、今年は何やかやと色々ありました。この一年は長かったなあと思います。新人が入ったり。ミジコターボでは15 minutes made・ショートショートで東京に2回も行きました。個人的に行った石原正一ショー「ハリーポタ子」の客演と中崎町ミュージアムスクエア「日曜日よりの使者」の東京番外公演を含めると、トータルで一ヶ月くらい、東京に行ってた計算になるんです。去年までは全然行ってなかったのに。
__ 
激動でしたね。
ミジンコターボ
大阪芸術大学文芸学科卒業の竜崎だいちの書き下ろしたオリジナル戯曲作を、関西で数多くの外部出演をこなす片岡百萬両が演出するというスタイルで、現在もマイペースに活動中の集団、それがミジンコターボです。最終目標は月面公演。(公式サイトより)
劇団The Stone Age!!!
1998年、夏――。大阪シナリオ学校卒業生で立ち上げた劇団「SALT MAKERS」解散後、鮒田を代表とし、坂本・緒方・中井の4人で劇団「The Stone Age」を旗揚げする。現在劇団員は、アサダを加えた中年男5人と閑社明子(制作)の6人。橋の下、この世とあの世の境目などを舞台に一幕で展開するオモロ儚い作品を上演。また、悪の秘密結社ショッカー、倒産寸前の女子プロレスなど特異な世界の人々の熱血を描く青春ドラマチックコメディも手掛ける。目指す作品は笑いとドラマの奇跡の融合。2007年より公演活動休止。2010年から新しい公演シリーズを立ち上げ、活動再開。(公式サイトより)
15 Minutes Made
東京の劇団・Mrs.fictionsによるショーケース公演。6団体がそれぞれ15分程度の作品を上演する。
石原正一さん
劇作家・演出家・俳優。主に大阪で活動。石原正一ショー
第24回石原正一ショー『ハリーポタ子』
公演時期:2011/9/13~20(大阪)。2011/9/23~26(東京)。会場:in→dependent theatre 1st(大阪)。下北沢シアター711(東京)。
公演時期:2011/05/04。会場:エビス駅前バー。

タグ: 今年のわたし


楽しませる事

__ 
忙しい中でも、変わらないイズムはありますか?
竜崎 
「楽しませる事」やろうなあと思います。お客さんに楽しんで帰ってもらう事が一番だなって。この間大掃除してたら、「いたずら王子バートラム」の映像が出てきたんですよ。半年経ったので客観的に見れたんですが、これ楽しいなあって。
__ 
私も拝見しましたが、楽しい公演でした。
竜崎 
秋にショートショートを東京で演るって決まった時、どうやったら受け入れられるのかなって色々考えたりしました。けど、蓋開けてみれば案外楽しんでもらえて。それが嬉しくて。ミジンコターボは、楽しませるのが一番なんやろうなと思いました。
__ 
ショートショート、「儂が燃えて死ぬまでの噺(大炎上)」「スーパーソニックジェット赤子(大往生)」でしたね。東京公演はいかがでしたか?
竜崎 
大阪と変わらず笑ってもらえたのが一番嬉しかった。ただ、東京の方の方が素直にお話を見てくれはるなあと。大阪はネタで笑ってくれて、東京だとストーリーで笑ってくれるんですね。
__ 
動きが面白いとかではなく、話の流れなんですかね。
竜崎 
きちんとお話を聞いてくれて、笑ってくれるんです。ネタで笑ってもらう時も勿論うれしいんですが、そういう時は役者冥利に尽きるなあって、嬉しいかったです。
__ 
同じ日本でもこんなに違うんですよね。デス電所の東京公演を見た時、大阪だったらここは絶対笑うだろうという所ではあまり反応がなく、話の流れが面白い時にこそ笑うみたいな。
竜崎 
まあでも、笑いも含め反応が貰えるんだなって安心しました。大きな収穫だなと思います。
__ 
それについては、ちょっと考えている事があって。実は、今日のインタビューの前にミジンコターボの事を考え直していたんです。やっぱり、「観たら必ず好きになる劇団」なんじゃないかなと思ったんです。東京のお客さんも、ミジンコターボを単純に好きになったのではないかと。
竜崎 
わぁ。それはめっちゃ嬉しいです。
__ 
難しい作品は批評する事で何倍も広がりを持ったり、楽しい作品はエンターテイメント性が優れていて力強い説得力を持ったり、でも、それはどこまで行っても、ときめきのような、恋心を掻き立てるような要素にはならないんじゃないかと思っていて。ミジンコはそうした力を持っているんじゃないかなと、この間のショートショートの時に思ったんですよ。
竜崎 
お客さんの心が動いてくれてはるという事ですよね。片岡の台本はホンマにサービス精神が旺盛で、お客さんを楽しませる作品なんです。笑かして、感動させて。お客さんも好きになりやすいんかなと思います。
ミジンコターボ09「いたずら王子バートラム」
公演時期:2011/5/20~23。会場:HEP HALL。
ミジンコターボショートショートVol.7「儂が燃えて死ぬまでの噺(大炎上)」
公演時期:2011/10/26~11/06。会場:in→dependent theatre 1st(大阪)。王子小劇場(東京)。
ミジンコターボショートショートVol.8「スーパーソニックジェット赤子(大往生)」
公演時期:2011/10/26~11/06。会場:in→dependent theatre 1st(大阪)。王子小劇場(東京)。

タグ: 難しい演劇作品はいかが ちゃんと楽しませる 単純に、楽しませたい


二人とも、見せたいものが違うんです

__ 
さて、ミジンコターボには脚本家が2人いますよね。竜崎さんと片岡百萬両さん。しかも二人の作品はそれぞれ、似通っているようで全然違う。同じ劇団なのに、タイトルを聞いただけで違うって分かるんですよね。
竜崎 
そうなんですよ。全然違ってるんです。初期は私が脚本を引き受けていたんですが、途中から片岡も書くようになって。実は最初に片岡の脚本でやった時、大丈夫かなってなりはしました。
__ 
ええ。
竜崎 
ずっとファンタジーやってたのに会話劇やん! その時のアンケートに、「この方向で行くのなら、もう見ません」ってのがあって。
__ 
ああ・・・。
竜崎 
でも、見分けてくれたらいいのかな、と思ったんです。本公演とショートショートと。逆に、ショートの方しか見たくないという人もいると思うんですよね。片岡とは、好みが違う事からめっちゃ喧嘩するんですよ。
__ 
えっ、そうなんですか。
竜崎 
男女ですし。見せたいものが違うんです。でも、その二人が喧嘩しながら融合して作品作りをするのが、ミジンコターボの良い所なのかなと思っています。
__ 
でも、ミジンコターボの良さをそれぞれ100%引き出していて。

タグ: ファンタジー アンケートについての話題


あ、これ炎やわ、バートラム暴れてる

__ 
「バートラム」の前半のシーンで、片岡さんが演じるバートラムが牢獄で威張るシーンがありました。そこで唐突に、ダンスシーンが始まりましたよね。音響照明も使って、ダンスチームも出てくる、迫力のあるショーが。あれの運び方は凄く理不尽なのに、強力な説得力がありました。あれはナンセンスで、祝祭的なものを感じたんですよ。何だろう。
竜崎 
あれは、何でああいう風になったのか・・・。普通に牢獄のシーンを書き進めている内に、バートラムが暴れだしたんです。
__ 
おお。
竜崎 
何やろうなあ。牢獄に閉じ込められるシーンを想像したら、私が抑圧に対抗してああいうシーンになったのかなあ。
__ 
なるほど・・・。理不尽というよりは、当然なのかもしれませんね。言葉が無いだけに、視覚言語になっていたと思うんです。一気にお伽話の世界に引きこまれました。
竜崎 
私もあそこは好きなシーンで。私、本を書くのと同時に選曲もしていて。結構序盤に。あの時に流した曲を聞いてのインスピレーションだったかもしれません。あ、これ炎やわ、バートラム暴れてるって思って、ほんならこういうパフォーマンスが出来るわって。
__ 
それは、どういう創作のスタイルと言えるのでしょうか。
竜崎 
私が、想像が立ち上がらないとどうしてもシーンを思い描く事が出来ないんです。曲を聞くと、ばっと立体的に広がる。テーマソングからタイトルが決まる事もあります。これ、他の作家さんが聞いたらどう思うか分からないですけど。
__ 
戯曲を書く竜崎さんは、一つの大きなうねりになっていると捉えた方がいいのかもしれませんね。

タグ: 大・大・理不尽


Q文字ヘアについて

__ 
竜崎さんは先生役になる事が多いと思うんですが、やってていかがですか?
竜崎 
年上の役。最初は完全に抵抗がありました。持って生まれた童顔も相まって最初の頃はしんどかったですが、今は楽しいです。
__ 
私はあの髪型が好きなんですよ。必ず、額の上でQ文字にクルンって丸まってますよね。
竜崎 
あれは片岡の指定です。
__ 
そうなんですか!
竜崎 
お正月のショートショート公演で、あの髪型やれて言われて。片岡はそれが似合ってると思ったんでしょうね。それから毎回やれ言われて。今はトレードマークになってます。この間、自分でも出来るようになりました。
__ 
よく似合っていると思いますよ。東京のお客さんにもそれで焼き付けられてると思いますよ。脱却したいですか?
竜崎 
いや(笑う)。このまま墓場まで行きます。

形にしたい

__ 
竜崎さんは、一体どういうところからミジンコターボに入ったのでしょうか。
竜崎 
片岡とは高校の頃から先輩後輩の仲で。片岡がLOVE THE WORLDをやっている時は私は芝居を離れていて。そのあとミジンコターボ旗揚げする時に何故か尼崎から引っ張り出されたんですよ。
__ 
なるほど。
竜崎 
その時は何で私が呼ばれたんやろうというのがあったんですけど、でもあの時の「おいでや」って言われたのが無かったら今の私はないと思います。
__ 
今、ミジンコターボを続けている理由とは。
竜崎 
ありがたい話、片岡・竜崎のブランドの作品を待って下さっているお客さんがいるというのが一番でかいですね。二人で作っている作品が私も大好きなので。それを、形にしたいという気持ちが一番強いです。
__ 
ありがとうございます。では、どんな劇団であってほしいですか?
竜崎 
外から見た感じだったら、家族。でも、個人的にはメンバーそれぞれが責任を持つような、会社みたいな劇団であってほしいなあ。
__ 
なるほど。・・・私は私の考えを押し付ける気持ちは無いんですけど、場合によっては会社員より演劇人の方が強い責任を持つ事があると考えています。責任を拡散させようがないという意味で。しっかりした劇団ならなおさら。演劇作品って、どこのバランスも崩せないかと思うんです。さらに、お客がお金を払う場・かつ巻戻し編集不可の総合芸術作品の上演という、決定的な「本番」を持つという、考えようによっては、最も逃げ場のない職業だと思っています。
竜崎 
そう、そうかも知れませんね。私は会社員をやったことが無いので、ちゃんと仕事されている方はもっと大変なのかなと思っていて。だから、会社員と思われるぐらいしっかりしないとなと思っています。
__ 
そうですね。でも、やっぱり一つの会社の中でも、創造的で生産的なパフォーマンスが出来ている人って一握りだと思いますよ。だから、ビジョンを持って活動出来ているミジンコターボは凄いなって。思います。
竜崎 
ありがとうございます。頑張ります。何だか、褒められてばかりで・・・。

タグ: 自分は何で演劇を


質問 影山 徹さんから 竜崎 だいちさんへ

Q & A
__ 
前回インタビューさせて頂きました、子供鉅人の影山さんから質問です。「運動会の徒競走で、『よーい』と『ドン』の間に何を考えますか?」
竜崎 
凄い質問(笑う)。無心です。勝ち負けとか考えない。自分がどれだけやれるかという。
__ 
考えていなくて、集中しているんですね。十分だと思います。

タグ: 演劇は勝ち負け?


ミジンコ月に行く

__ 
竜崎さんは客演も多いですよね。今後、出てみたい芝居はありますか?
竜崎 
色々あります。こないだ出させてもらったストーンエイジさんみたいな、会話がメインの芝居にももっと出てみたいですね。あと、学生時代から維新派さんが好きなんです。いつか、出てみたいと思います。
__ 
なるほど。
竜崎 
これは完全に、どうなるんか分からないんですけど(笑う)。あの世界観が大好きで、一つの記号になってみたいです。あと、開けた野外舞台に巨大な美術が出現するのが大好きで。いつかミジンコでもやってみたいです。
__ 
白塗りの竜崎さんを見てみたいですね。巨大といえば、ミジンコターボの最終目的は月面公演だそうですが。
竜崎 
そうですね、いつかやってみたいと思います。
__ 
私も良いと思います。
竜崎 
まずはJAXAに入って、トレーニングをしないといけないですね。
__ 
ミジンコという微生物が月に行くという物語ですね。とても素敵だと思います。

「妖怪」

__ 
今後、どんな感じで攻めていかれますか?
竜崎 
作家としてはリズム感を磨いていきたいと思います。ファンタジーという枠にいながら、今後は少し飛び出た事もやっていきたいなと思っています。
__ 
バートラムも、ジャンル的には童話ファンタジーなんですが、どこか飛び出ているように思います。
竜崎 
竜崎だいちって、結局ファンタジーよねと言われるのが嫌なので。唐突にお笑いの公演をやったり。飛び出たいですね。
__ 
俳優としては。
竜崎 
そうっすね・・・ここ最近、色んな役をやらせてもらっているので、もっと幅広くなりたいですね。化物みたいになっていきたいです。年齢不詳の、40代になっても子役が出来るような、「妖怪」になりたいですね。
__ 
ポタ子とか、そんな感じでしたよね。
竜崎 
ね。十代の役でしたから。もう説得力とか、どうしようかと思いながらやっていました(笑う)。

タグ: ファンタジー 今後の攻め方


ボビイ ブラウンのハンドクリーム

__ 
今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントがございます。
竜崎 
えっ。わーい。ありがとうございます。
__ 
どうぞ。
竜崎 
(開ける)おお。ハンドクリーム。かわいい。今、ハンドクリームが切れかかっていたので。ピッタリです。

タグ: プレゼント(化粧品系)


クリスマスの夜

__ 
今日はどうぞ、よろしくお願いします。本番直後で申し訳ありません。
本間 
いえ、僕の方こそ予定を合わせる事が出来なくて。
__ 
今日はクリスマスですね。
本間 
大阪はこんなに賑わうんですね。
劇団ドキドキぼーいず
2009年、産声を上げる。京都を拠点に舞台を創り続けている若手劇団。芝居を通じて『愛』を探求しており、ソレについて好奇心旺盛に妄想を頻繁に繰り返し、様々なベクトルを弾き出して具現化された作品は、常に最大級の『愛』に溢れている。ハイテンポかつ独特なリズムによって繰り出される言葉、そして全身の細胞を共鳴させて行われる身体表現によって作り出される世界は、平成生まれの咆哮に見える。片思いの男子学生の如く、不安と期待を胸に走り続けている。(公式サイトより)

十中連合「濡れると、渇く」

__ 
先ほどの十中連合「濡れると、渇く」。面白かったです。
本間 
ありがとうございます。
__ 
出演者を、俳優としてよりも人間の味を生かす演出方法なのかなと思ってずっと見ていました。切実な感じはしないけど、その分奇妙な味がありましたね。
本間 
今回は十中連合さんにしては珍しい部類の芝居だと思います。実は、僕が最初に見たときは全然面白くないって否定したんですよ。絶対、二度と見にこないって代表の渡邊さんに言って。でも、劇団しようよさんの公演をきっかけにスタッフが仲良くなって、でちょっとお話をして、出る事になりました。今回は芝居らしい芝居を作ったって、周りの共演者さんたちは言ってたんですよ。楽しんで頂けたなら何よりです。
十中連合「濡れると、渇く」
公演時期:2011/12/24~26。会場:ウイングフィールド。
劇団しようよ
2011年4月、作家・演出家・俳優の大原渉平と、音楽家の吉見拓哉により旗揚げ。以降、大原の作・演出作品を上演する団体として活動。世の中に散らばる様々な事象を、あえて偏った目線からすくい上げ、ひとつに織り上げることで、社会と個人の”ねじれ”そのものを取り扱う作風が特徴。既存のモチーフが新たな物語に〈変形〉する戯曲や、想像力を喚起して時空間を超える演出で、現代/現在に有効な舞台作品を追求する。2012年「えだみつ演劇フェスティバル2012」(北九州)、2014年「王子小劇場新春ニューカマーフェス2014」(東京)に参加するなど、他地域での作品発表にも積極的に取り組む。野外パフォーマンスやイベント出演も多数。2015年「第6回せんがわ劇場演劇コンクール」(東京)にてオーディエンス賞受賞。同年よりアトリエ劇研(京都)創造サポートカンパニー。(公式サイトより)

「チーム」

__ 
本間さんは、今はどういう感じで芝居に関わっているのでしょうか。
本間 
僕はいま、京都造形大学の3回生なんですが、ドキドキぼーいずというチームを作って外部で活動をしています。一心寺シアターや、アトリエ劇研さんやアートコンプレックスさんで公演をさせてもらいました。ですが、数だけは打ってるのに圧倒的に集客が追いついてないんですよね。
__ 
なるほど。
本間 
最近は、メンバーの出入りもあったり。演劇とかチームって難しいなと思った一年でした。どの劇団さんも悩んでいると思うんですが。学生だったらなおさらなんでしょうね。モチベーションが違うし、面白いやつが多いのに、もったいない。
__ 
「チーム」という言葉を使われていますね。「劇団」ではなく。それは、どのような思いが込められていますか?
本間 
劇団というよりは、その前に作品を作る仲間じゃないですか。わざわざ固定したメンバーでやっていくんだから。劇団というと組織化されすぎちゃうんじゃないかと思っているんです。甘っちょろい考えだと言われるかもしれないですけど。僕は脚本・演出をするけど、あくまで同じラインに立っていると思うんですよ。皆のアイデンティティががあるわけだし、それ生かしていきたいというか・・・だから、そのチームでのみ出来る作品を作りたいと思っています。
__ 
素晴らしいと思います。チームとして捉えるんですね。
本間 
旗揚げしてから作ってた作品は、僕が売れる事に頭がいっちゃってて。それで叩かれたんですよ。「何がしたいか分からない」って。斬新な事をやっても、最初は興味を引くんですけど、やってる僕の方が興味をもっていなかった事に気づいてしまって。
__ 
ええ。
本間 
そうなっているのは、僕が一つ上にいたからなんですよ。高校演劇の頃は皆が率先してやっちゃうもんだから、いつも僕が一つ下で、いい意味でワガママを言えてたんですね、きっと。今は色んな事を引き受けちゃって、そんな余裕もなくなって。やりたがりだし(笑)
__ 
大変ですね。
本間 
チームがバラッバラになって、また僕一人でやろうと思っていた矢先。チームの一人が「そういう姿勢は違う」と言ってくれて。旗揚げして2年で、ようやく甘え方を知ったというか、チームを知ったというか。そうか、こいつらとはこうやっていくのかーと分かったというか。

タグ: アートコンプレックス1928


好きなセリフはあるんです

__ 
本間さんは、ご自身の作家生活で、どのような事を追求していきたいですか?
本間 
最近は、どんな物語を書きたいというのが無くなってしまって。台本には自分を通じたものしか書けない事に気づいたんですが、演劇しかやってこなかった人生って薄いんですよね。劇作家になるんだったら、もっと世界の事を知らないといけないんですよ。でも好きなセリフはあるんです。書きたい言葉があるんですよ、だから、その物語を書くための修行がいるんですよね。
__ 
修行を積む。
本間 
まず本を読まないといけないし、脚本を読まないといけないし。
__ 
でも、過去にも未来にも体験は埋まっていて、主観で見逃してしまった体験があるんじゃないかなと思うんですよね。
本間 
なるほど。
__ 
これからも、描きたいと思いますか?
本間 
物語じゃなくてもいいのかなと思っています。僕はダンスも興味があって手をつけていて、言葉を使わない表現って基本的には通じているんですよ。言葉を使わないから理解は出来ないだけで、身体性は伝わっているんですよね。演出がどうとかというよりは、その空間に存在している俳優の身体性から伝わるものがあると思うんです。だから、表現したい言葉を演劇でやるんだったら、その身体性と、言葉で紡いでいく物語を交差させないといけないんだろうなと、思います。
__ 
そうですね。
本間 
だから、物語を組み上げる事にばかりこだわらない方がいいかもしれない。セリフも、必ずしも大切じゃないかもしれないと思っています。脚本があって、それを元に作るというのは近代の考え方なので。
__ 
とはいえ、色んな可能性を排除するべきではないですよね。脚本から出発するのを否定は出来ないと思っています。価値を決めつけて切り捨てるよりは、ベターな方向を選んでいくべきなんじゃないかなと。
本間 
そうですね。恐ろしいのは、僕が悩んでいなかったという事なんですよね。ただこういう表現が新しい、そう思って発表していただけで、僕自身がそこに何も見いだしていなかったのが問題なんですよ。だから、「何がしたいか分からなかった」という感想を聞いて、今はなるほどなと思っています。自分から出てくる表現を見つめ直さないといけないですね。良いものも不味いものも喰って、しっかりとゲロ出さないと。

タグ: 知識を付けよう


質問 竜崎だいちさんから 本間 広大さんへ

Q & A
__ 
前回インタビューさせていただいた、ミジンコターボの竜崎だいちさんから質問です。「クリスマスの一番の失敗談を教えて下さい」。
本間 
高校の頃のデートで、彼女をさしおいて帰っちゃった事ですね。家族と一緒に過ごすという風習があったので。馬鹿ですよね。
__ 
いいと思います。

タグ: とんでもない失敗をしてしまった