劇団内自立

___ 
佐々木さんは、努力クラブにあってどんな存在でいたいと思われますか?
佐々木 
合田くんとは全然別の存在でいたいと思いますね。相方ではあるんですけど、仲は全く良くないので、それが団体としてはしんどいところです。が、ある程度距離は取れてはいるんですけど。
___ 
なるほど。
佐々木 
普通に、合田団地・佐々木俊一と自立していたいですね。その上でお互い、リスペクトしていられたら。柿喰う客みたいですね。
___ 
おお、柿は確かにそういう関係性だそうですね。

タグ: 私の劇団について 相方


質問 桐山 泰典さんから 佐々木 峻一さんへ

Q & A
___ 
前回インタビューさせて頂きました中野劇団の桐山さんからです。「幸せだなあと思う瞬間は」。
佐々木 
劇研で仕込みが終わって、帰りに船岡温泉に行くというのが幸せですね。
___ 
銭湯ですよね。疲れが癒されるからですか?
佐々木 
何だろう。妙に何か、風情のあるところが好きなんですよ。船岡温泉に行くと、脱皮したような感覚になります。大体銭湯は好きなんですけど、船岡温泉は特に好きです。

タグ: 温泉の話題 銭湯の話題


『演技をする』っていう演技

___ 
佐々木さんは、何か思い出に残る芝居の体験はありますか?
佐々木 
客で言うと、下鴨車窓「王様」の時の岡嶋さんの演技ですね。今年は、あれをひたすら思い出しながら芝居していました。
___ 
凄いですからね。
佐々木 
例えば、他の登場人物に「兄さん!」って叫んで立ち上がって、ちゃんとした上手い演技をしながら、たまに手がピクピク震えてるんですよ。「うわ~この人、『演技をする』っていう演技をしてるよ~」って思って。ああいうのを見ると嬉しくなります。あれ、やっぱり計算してやってるんでしょうね。
___ 
織田さんのインタビューの時に、役に沿った外し方をするとか伺いました。衛星の稽古場でもそんな感じだったと思います。
佐々木 
すごいですね。憧れます。
___ 
では、舞台に立った時の思い入れの深い体験は。
佐々木 
色々ありますね。でも特にFrance_panは忘れられないです。
___ 
私は拝見出来なかったんですが、実験的な試みだったそうですね。
佐々木 
本当に勉強になりました。凄まじい経験値を得られたと思います。感謝しています。感謝感謝です。
下鴨車窓
京都を拠点に活動する劇作家・演出家の田辺剛が主宰するユニット。(活動紹介より)
下鴨車窓#7「王様」
公演時期:2010/12/16~2010/12/23(京都)、2011/1/29~2011/1/30(広島)。会場:アトリエ劇研(アステールプラザ多目的スタジオ)。

タグ: 尊敬している人


ドヒャー!ワー

___ 
佐々木さんがお芝居を始められたキッカケを教えて頂けないでしょうか?
佐々木 
大学に入って軽音部に入ろうと思っていたんですが、新歓ブースに行ったら何だか違うなと思って。その時に西一風が新人募集をしていて、チラシで「演劇なんて壊してしまえ」みたいな事を言ってて。でブースに行ったら全然適当で、全然勧誘する気がなくて。「うわ~素晴らしいここ」って思ったんです。
___ 
というのは。
佐々木 
ガツガツしていないのが好きだったんですかね。音響希望で入ったんですけど、そのうち役者もやらされて。
___ 
最初はどうでしたか?
佐々木 
最初は演技ってものが全くできませんでした。僕、演技って嫌なんですよ。今はまあ、良くも悪くも慣れましたけど、当時はドラマとか観てても「はいはい演技やろ」としかなれなくて。台本を渡されても、これを読んで会話なんか出来るわけないやんと。
___ 
なるほど。
佐々木 
稽古でも、劇の会話というものが全く出来ずに全部棒読みしてました。本番二週間前になって、急に何故か、セリフ全部叫んでやってました。
___ 
誰にも何も言われないのに?
佐々木 
はい、勝手に叫んでました。
___ 
素晴らしい。
佐々木 
もうわからへん、ドヒャー!ワーって。したら高田さんが面白がってくれてそのまま舞台に上がりました。
___ 
佐々木さんは、なぜ叫ばれたのでしょうか?
佐々木 
とりあえずその、会話風にセリフのやり取りをするのが嫌だったんです。そんな、嘘に塗り固めてしまうんじゃなくて。嘘やでーって。
___ 
嘘であろうという疑念があったんですね。もしかして、ヤケクソだった?
佐々木 
そうですね。そのときの出てた役者たちの中で、圧倒的に僕が役者を出来ていないのが分かっていたし。まあ、とにかく本番はあるからどうにかしないと、と思っていました。
___ 
今でも叫びたいと思いますか?
佐々木 
う~ん・・・思いますね。僕は今でも普通の会話劇は、きっと出来ないだろうなと思います。今でも「いま僕は嘘のセリフをホント風にやっています」という声が聞こえてきて。
___ 
お芝居しながらご自身を批評しているんですね。
佐々木 
それはありますね。忘れたくないです。

タグ: 優しい嘘


もっと僕がクソになれたら

___ 
今後、どんな風に攻めていかれますか?
佐々木 
今年旗揚げして、ありがたい事に音響としての仕事も頂いてきて。努力クラブとしては、もっと僕がクソになれたらなと思っています。
___ 
クソとは、ナンセンスという事でしょうか?
佐々木 
そう言えるかもしれません。
___ 
例えば前回公演「牛らしさ」の時に、数字を数えるシステムのコントがあったと思うんですが、あれはナンセンスでしたね。
佐々木 
あれ、合田さんのインタビューの時に「時間の無駄でした」って言われてて、本当に「ああ、よかった」と思って。嬉しかったです。良い人やって。
___ 
ああ、良かった。あれは本当に見るだけ無駄でしたね。全然意味ないし。
佐々木 
そうですね。生産性が全くない作品で。
___ 
無価値な物って、この世にはなかなか無いと思うんですよね。空気でさえ価値があるし、ゴミでもなんでも燃やしたら暖かくなる。つまらない芝居だったら、次の誰かの芝居の肥やしになるかもしれない。でも、無駄な芝居はマイナスですよね。人を集めて何週間も稽古してあまつさえお金を取って、見せるのは0でもマイナスでもない、''。空白文字。リソースを無駄に使う。
佐々木 
確かにそうですね。
___ 
そんな馬鹿馬鹿しいから騒ぎが、実際楽しかったんですよ。
佐々木 
どうやったらよりマイナスなものを作れるか、計算出来るようになりたいです。

タグ: キチガイ 今後の攻め方


おもちゃセット

___ 
お話を伺えたお礼に、プレゼントがございます。
佐々木 
ありがとうございま~す。
___ 
どうぞ。
佐々木 
お~。クリスマスですね。(開ける)お~。ミスティスモーク、大爆笑ブーブークッション! それに丸メンコだ。
___ 
親戚のお子さんがいたら、ぜひ。
佐々木 
姉に子供が生まれたら使います。

タグ: プレゼント(ゲーム系)


卵かけご飯、大好き

__ 
今日はどうぞ、宜しくお願いします。
桐山 
はい! よろしくお願いします。
__ 
最近は、桐山さんはいかがでしょうか。
桐山 
中野劇団の本公演と、コント公演が終わって。年明けに東梅田落語倶楽部でネタ下ろしするので、その準備をしています。あとは土日どちらかの深夜にやみいちの稽古があって。平日は高校で教員をしているので、なかなかぼーっとする時間がなくて・・・
__ 
そうそう、桐山さんは落語をされるんですよね。確か、「玉子亭掛御飯」という名前で。すごく面白い名前ですよね。
桐山 
あ、そうなんですよ。まず名前で興味を持ってくださったりして。卵かけご飯、大好きなんですよ。
__ 
実は私も今日、食べてきました。
桐山 
おいしいですね~。
中野劇団
京都を中心に活動する劇団。脚本・演出の中野守氏の織り上げる、緻密なプロットのコメディ。
やみいち行動
面白い事や面白くない事をや面白いかどうかよく分からない事などを行う即興的演劇的行為集団。(公演チラシより)。年二回、京都大学文学部学生控室(通称ブンピカ)にて公演を行っている。脚本はなく、役どころの最低限の約束事によって成立する。無料。
中野劇団第13回公演「チャットルームでなぐり合い!」
公演時期:2011/11/4~6。会場:in→dependent theatre 1st。
「スイス金鉱」
スイス銀行主催のコントバトル企画。11月の第1回に、スイス銀行、ドアーズ、中野劇団の3団体が参加。
東梅田落語倶楽部
落語家・桂出丸に師事する社会人の落語演者集団。年に数回、大阪で発表会・寄席を行っている。

おいおい白身どうしてん

桐山 
いいですよね、卵かけご飯。
__ 
桐山さんは、卵かけご飯に何をかけて召し上がられますか?
桐山 
僕はバターをかけますね。あとはkiriというクリームチーズ、ポテトチップスを砕いてかけたり、サバ缶を炒めてかけて食べるのも美味しいですよ。
__ 
具材をかける系なんですね。
桐山 
それが、色んな変遷を経て、実は今はあまり何もかけてないんです。
__ 
それは、醤油しかかけないという事ですか?
桐山 
はい、醤油はかけます。色んな方にお土産として全国の醤油をもらったりするんですよ。そのぶん卵は上等なものをと心がけています。・・・卵の話ばっかりじゃないですか?
__ 
実は卵かけご飯は、このサイトのテーマの一つなんですよ。
桐山 
えっそうなんですか。知らなかったです、ごめんなさい。
__ 
いえいえ、どこにも書いていないので・・・。でも底流にしっかりとあると思います。
桐山 
そうなんですね。へええ。
__ 
考えるに、その、ご飯と卵だけがあの料理の要素だけではないのではないかと。具材の風味、出自という縦糸と、混ぜる時の気温や食べる人間の状態が様々に絡まり合う営みだと思っています。味覚にしたって複合体験な訳ですから、最も単純な料理ですが。風味と温度という、全く違う現象が一つになる体験そのものだと思うんです。
桐山 
マリアージュですね。
__ 
はい! そこに何をかけるかというのはけっこう重要なテーマだと思っています。私は最近、何もかけないんですよ。すると卵の甘みとご飯の甘みだけが・・・
桐山 
そうそう、そうですよね。ああ、ついにそこまで。
__ 
あえて塩味を外すことで、素材と繋がる。
桐山 
おいしいと思います。僕も醤油がたまたま無かった時にそうして食べて。それ、冷やご飯で作ると、卵の風味が生きますよね。
__ 
そうですよね! もう一つ考えなくてはいけないのは、白身について。欲張りな発想で、白身を抜いた黄身だけで作る玉かけご飯なんてものは・・・
桐山 
うーん。
__ 
ですよね。
桐山 
白身がおいしいんですよね。僕も、黄身だけを使う料理がなんとなく許せないんですよ。おいおい白身どうしてん、って。
__ 
白身には白身の味わいが、黄身とは比較されるまでもなく、確固として存在すると思うんです。黄身こそが美味しいという構造から脱却せずにご飯と卵を混ぜあわせてしまって、果たして僕らは多様性について語れるんだろうか、と。
桐山 
何か、卵かけご飯でここまで語り合えるんですね。嬉しいなあ。

狂ちゃんが今も

__ 
桐山さんがお芝居を始められたのは。
桐山 
僕は完全に大学からですね。最初はSF研究会に入ろうと思ってたんですが、新歓説明会行こうとして迷って辿りつけなくて。その時近くにあった潔癖青年文化団(現・劇団ケッペキ)の立て看を見て、新歓公演を観たんですよ。蓮行さんの「希望の島奇譚」という作品でした。
__ 
ああ、初演ですね。
桐山 
桶雅景さんも出てはって、役者さんがみんな凄く面白くて、大好きで。この人たちなんか本気で怒ったりしてる!って感動して。
__ 
その頃に、何か思い入れのある役はありますか?
桐山 
新人公演でケラリーノ・サンドロヴィッチの作品を上演した時に「バカの狂ちゃん」という役をやらせてもらいまして。終了後、「狂ってたよ」って言ってもらったんです。徹頭徹尾バカな彼に、ものすごく感情移入することができた感覚があって。何か、あの狂ちゃんが、今もまだ身体のどこかにいる気がするんですよ。たまに、うずくんです。
__ 
それが、桐山さんの演技のおかしみに通じているのかもしれませんね。
ケラリーノ・サンドロヴィッチの作品
劇団健康時代の「スマナイ。」という、映画「モンティ・パイソンのホーリーグレイル」のパロディ作品でした。バカの狂ちゃんは、周囲がおかしくなっていく中で、「バカにもいいとこあるですよ~」とひたすら楽しく歌い続ける役でした。(桐山さんより)

ツッコミはじめました

__ 
中野劇団とやみいち行動に出演される事が多いと思うんですが、二つを比べて、何だか笑いの形がちょっと違いますよね。
桐山 
そうだと思います。中野劇団ってきっちりと作るんですよ。中野さんが僕に求めている役割もあるのかな、とも思います。
__ 
中野劇団だとツッコミも多いですよね。やみいちはボケ倒しなのに。
桐山 
落語を始めてみて、それまでできなかったツッコミもやらざるを得なくなったんです。それで、いけると思って下さったのだろうか、と・・・。どういう風に見てはりますか?
__ 
変な話、中野劇団では笑いを取りに行く、やみいちでは笑われる、みたいな感じだと思うんです。その、とぼけたキャラクターは、ご自身のどこから出てきているのでしょうか?
桐山 
「とぼけた」・・・うーん、「とぼけた」という表現は、僕の中では「大人の余裕が出た表情」なんです。竹中直人さんとか。僕はどっちかというとむしろ、目の前の事に心奪われすぎてたりとか、突然来た事に反応しきれないというか、そういう、視野狭窄なんですかねー。あと、自分は多動気味なので、もしかしたらそういう部分が、そう思われるのか・・・。
__ 
多動気味! やみいちだと確かに、そんな感じですよね。
桐山 
それでそこに、何も言えないくらいどんどんセリフがかぶせられてくるから。焦って、えっえっ、てなって。

もう一度始める

__ 
桐山さんは、一時期芝居を遠ざかっていた時期がありますよね。
桐山 
そうですね、仕事に就いてから3~4年、遠のいていました。
__ 
もう一度始めるというのは凄くエネルギーのいる事だと思いますが。
桐山 
そうなんですよ、何の舞台を観ても辛く感じる事がありました。何で僕はあそこにいないんだろう、って。でもブランクが長かったので、芝居の世界にどう戻ったらいいのか分からなくて。活動再開したのは、由良部正美さんの舞踏のワークショップからでした。
__ 
あ、そうなんですね。
桐山 
それから、まだ何かやれるかも・・・、と少しずつ思えてきて。やみいち行動に復帰させてもらったり、中野劇団に出させてもらったり。これからも、働きながらできる範囲で続けていきたいな、と思います。

タグ: 俳優のブランク


質問 藤田 かもめさんから 桐山 泰典さんへ

Q & A
__ 
前回インタビューさせて頂きました、ニットキャップシアターの藤田かもめさんから質問です。「1.女性の色気ってどうしたら出ますか?」
桐山 
凄い質問ですね・・・うわ、何だろう。女の子役をやった経験からですけど、身も心も相手の事を好きになる、それも堂々と好きになる、という姿勢がいいと思います。「誰がなんと言おうと、私はこの人の事が好きなの!」って、堂々としていると色気が出るんじゃないかと思いますね。
__ 
ああ、分かります。男性もそういうのを見るとほれぼれしますね。「2.自分は女性らしい男性だと思いますか?男性らしい男性だと思いますか?」
桐山 
うわっ、難しいですね・・・半々だと思います。または6:4で男性かと。
__ 
ジェンダーフリーでいいと思います。

タグ: 色気なるものの謎


共犯関係以上の何か

__ 
次の方への質問を頂きたいのですが。
桐山 
そうですね、「どういう時に幸せを感じますか?」でお願いします。
__ 
かしこまりました。ところで桐山さんは、どういう時に幸せを感じますか?
桐山 
色々ですね、仕事からの帰り道に街の光を見上げる時、受験に合格した生徒とハイタッチした時、舞台に立っている時にお客さんと気持ちが通じあった時・・・とかですかね。
__ 
気持ちが通じ合った時とは?
桐山 
うーん・・・基本的に、共演者・お客さんと共犯関係を結べる事はあるんですけど、それをもう一つ超えた次元で通じる時って、あると思うんですよ。役者も観客も全員が、その次元に行けてびっくりしている、みたいな。もちろん錯覚かもしれないですけど。
__ 
なるほど。
桐山 
そういう時は後で、良かったよと言ってもらえたり。前に一度落語の時に、気づいたら、喋っている自分を完全に俯瞰で見ているもう一人の自分がいたんですよ。幽体離脱だ!と思って。ほんの一瞬だけそういう認識がありました。
__ 
理想の自分?
桐山 
その瞬間まで相当ウケていて、かなりいい感じでやれていたんじゃないかと思います。でもそう認識した瞬間に、崩れそうになったのであわててその状態から離れました。何とか戻したんですけど・・・
__ 
自覚した瞬間、消えるんですね。
桐山 
ギリッギリのラインだと思うんです。共犯関係以上の何かだと思うんですよ。滅多にないと思うんですが。そういう瞬間って、客席にいても感じられるものなんじゃないかなと思います。
__ 
まず、生身で同じ時空間にいないと成立しない共犯関係というものがあって、さらに上の階層でのやり取りがあるという事ですね。パフォーマンスと、客席からの反応と、様々なものが一致したんでしょうか。
桐山 
そういう事かなと思います。
__ 
小学生の頃、物凄くおいしい目玉焼きに出会ったんですよ。元は只の卵なのに、風味が何だか構造的で。味覚のフレームを総動員しないと分からないような味でした。卵かけご飯も同じ事で。
桐山 
多層的ですよね。

タグ: 客席と舞台の共犯関係


少しでもいいから自分から

__ 
今後、どんな感じで攻めていかれますか?
桐山 
長く続けたいな、というのはあります。あと、今まではとにかく呼んでもらえたら嬉しいな、幸せやな、と思ってたんですが、少しでもいいから自分から何かをやりたいな、と思えてきました。
__ 
具体的なイメージはありますか?
桐山 
来年、役者の落語会を京都でやってみたいですね。
__ 
劇研寄席みたいな。
桐山 
ああ、劇研寄席。大好きです。ああいう事を、定期的に出来たらいいなと思います。長く続けていけたらな、と。
劇研寄席
アトリエ劇研の年中行事。俳優5~6人による新春落語。

タグ: どんな手段でもいいから続ける 今後の攻め方


名入れ済みお箸

__ 
今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントがございます。
桐山 
ありがとうございます。
__ 
どうぞ。
桐山 
(開ける)お箸ですか! ちょっとこれは・・・卵かけご飯の話に関連してますね。
__ 
はい。そのお箸、裏側に・・・
桐山 
うわっ! えっ! いいんですか? これ、めちゃくちゃ嬉しいです。ほんまに幸せです。

タグ: プレゼント(食器系) プレゼント(プレミアム系)


踊れるかも

__ 
今日はどうぞ、宜しくお願いします。藤田さんは、最近はいかがですか?
藤田 
つい先日、コンドルズの合宿ワークショップが終わった所です。WSの成果としてのコンドルズ公演での前座も終わって、非常にいい経験になりました。元々身体は固かったんですが、終わって私、身体動かせるかもって(笑う)
__ 
へえ! そうなんですね。どんな内容だったんでしょう。
藤田 
まず、参加者のバラエティが広いんですよね。女子中学生もいれば、私みたいな小劇場系の俳優もいて、上は年配の男性が60歳になってダンスを始めたなんて人もいて。
__ 
バラバラですね。層が。
藤田 
3つの作品を連作とするんですが、合宿中ずっとダンスの事ばっかり話しあうんですよ。楽しかったです。
__ 
身体、動かせるようになりましたか?
藤田 
まず、近藤さんの言うとおり、身体を動かす上で固くなるのは「こう動かしたらカッコイイんじゃないか」「こうしたらカッコ悪いんじゃないか」という思いがどこかにあったんでしょうね。合宿は初めて会う十六人で作るものだったので、カッコイイ悪いなんて言っている場合じゃないんですね。膨大な振り付けを覚えて行くので、気がついたら踊ってました。
ニットキャップシアター
京都を拠点に活動する小劇場演劇の劇団。1999年、劇作家・演出家・俳優のごまのはえを代表として旗揚げ社会制度とそこに暮らす人々との間におこる様々なトラブルを、悲劇と喜劇両方の側面から描いてゆく作風は、新しい「大人の演劇」を感じさせる。日常会話を主としながら、詩的な言葉を集団で表現することも得意とし、わかりやすさと同時に、観客の想像力を無限に引き出す奥深さも持っている。(公式サイトより)

最初は夢中

__ 
藤田さんは静岡育ちなんですよね。関西にいらしたのはどういう。
藤田 
ニットキャップシアターに入りに来ました。大学を卒業して芝居をしようと思った時に色々観ていたんです。実は元々劇団八時半が好きで、そのつながりで劇団八時半の長沼さんが出ている「お彼岸の魚」を観て、凄いと思って。
__ 
「お彼岸の魚」。面白かったですね。では、ニットに入った瞬間を覚えていますか?
藤田 
最初、東山青少年活動センターで上演した「ニットの世界」にお手伝いに行ったんです。その時に団員募集をしていたので。自己紹介する時、25歳ですって言ったら、「あっ、あんまりフレッシュじゃないね」って(笑う)。その時に3人新人が増えたんです。ニット的にも、新人を一気に3人も入れるというのはそれまで無かった事みたいで。お互いに、どうしましょうかって感じでしたね。
__ 
初舞台は。
藤田 
「クレームにスマイル」でした。漫才コンビの役で。「アザラシペニ太の冒険」というネタがあって、どう動くかを考えたり・・・最初は夢中でした。とにかく、自分が出来る事を全部ぶつけようと。
ニットキャップシアター第22回公演「お彼岸の魚」
公演時期:2006年12月22日~2007年5月20日。大阪:in→dependent theatre 2nd、東京:下北沢 駅前劇場、愛知:愛知県芸術劇場小ホール、福岡:ぽんプラザホール。
ニットキャップシアター第24回公演「クレームにスマイル』(再演)
公演時期:2008/11~12。会場:ART COMPLEX 1928(京都)、下北沢 ザ・スズナリ(東京)。

ニットキャップシアター第30回公演「さらば箱舟」

__ 
ニットキャップシアターの第30回公演、「さらば箱舟」。どんな感じでしょうか?
藤田 
もう稽古は始まっていて、頭からシーンを作っていっています。全体的な流れが見れるようにしたいんだと思います。
__ 
作品的には。
藤田 
「ピラカタノート」で培った文法での作品づくりが見られると思います。ただ、ニットが初めてという人がほとんどなので、その辺りが結構しんどいかもしれません。うちの稽古場での指示は結構独特なので・・・。
__ 
というと。
藤田 
私が入団した時、「稽古場での指示やダメ出しがちょっと分かりにくいから、慣れるのに時間が掛かると思うよ」って言われたんです。確かに、時間が掛かりました(笑う)。例えば今回、出演者の男の子が一人でセリフを言うシーンがあるんですけど、ごまが「大道芸人が大勢の子供の前で喋っているように」「子供にナメられないようにしてほしい」って言うんです。それで大混乱してしまって。
__ 
比喩を使うんですね。
藤田 
いや、単にすごいことやりそうな人だという感じが出て欲しい・・・ということだと思うんですけど(笑う)。
ニットキャップシアター第30回公演「さらば箱舟」
公演時期:2012/2/10~2012/2/12。会場:AI・HALL。
ニットキャップシアター第29回公演「ピラカタ・ノート」
公演時期:2011/03/12~13(名古屋)、2011/04/09~11(東京)、2011/04/15~19(京都)。会場:千種文化小劇場(名古屋)、下北沢 ザ・スズナリ(東京)、アトリエ劇研(京都)。

いつもより飛んじゃいました

__ 
ピラカタノート。非常に面白かったです。色々な役をされていたと思うんですが、思い入れの深いものはありますか。
藤田 
やっぱり、サワイカズエですね。
__ 
ああ、ラストシーンでトラックに撥ねられてた。
藤田 
撥ねられた後に歩くのはヒラカタノートから変わっていないシーンなんですが、結構苦労しました。高原に相談してみたり、振り付けとして考えてみたりしたんですが上手くいかなくて。で、実際に吹っ飛んでみたんですよ。
__ 
おお。
藤田 
そうしたらやっぱり痛くて・・・倒れて、身体が痛かったんですけど、無理くり立ち上がりました。その感情がしっくりいったので、本番でもそうしました。
__ 
痛そうでしたね。
藤田 
京都公演の楽日、それで肋骨にヒビが入ったんですよ。
__ 
えっ。
藤田 
両親が見に来ていて、気合が入っていたんだと思います(笑う)いつもより飛んじゃいました。
__ 
凄いですね。
藤田 
あと、愛人の役も好きでしたね。
__ 
色っぽかったですね。
藤田 
本当ですか? ニットには色気がないと言われていて。もっと欲しいですね、女らしさが。

質問 上田 展壽さんから 藤田 かもめさんへ

Q & A
__ 
前回インタビューさせて頂きました、突劇金魚の上田さんから質問です。「初対面の相手と、どう接しますか?」
藤田 
うーん・・・話し役に回るべきか、聞き役に回るべきかを考えますね。
__ 
基準はありますか?
藤田 
相手が、自分自身の面白いと思う事を話し始めたら聞き役にまわります。やっぱりお互いに様子見しあう時ってあると思うんですが、そういう時は私が話し役ですね。あんまり、自分から喋るのは得意ではないんですけど。