COMME CAとANNA SUI

__ 
今後、どんな感じで攻めていかれますか?
堀川 
これから定期的に、東京だけではなく京都でも公演をやれたらと思っています。
__ 
あ、いいですね。楽しみです。では、どんなお芝居を作って行きたいですか?
堀川 
「SF=すこしふしぎ」というコンセプトを掲げているんですが、そんな作品を作りたいですね。あと、男性はおしゃれな作品が苦手だと思うんですよ。おしゃれすぎず、でもスタイリッシュなものがいいんじゃないかなって思っています。
__ 
お洒落すぎず、しかしスタイリッシュな?何だか分かるような気がします。東京っぽい感じですよね!
堀川 
東京らしい作品って、私の中ではカットチェンジが多くて、パッパとシーンが切り替わるようなのを思い浮かべます。何かわかんないけど(笑う)、SFな感じで、都会っぽさを出していけたらと思います。
__ 
堀川さんの東京的な洗練さとは。
堀川 
コムサにアナスイを足したみたいな・・・ボーダーの世界にチョウチョを足したみたいな。
__ 
では、京都はどんなイメージですか?
堀川 
和ですね。今日も着物の女の子をたくさん見たんですよ。
__ 
私も今日見かけました。気合の入った感じのは舞妓さんなんだと思います。

タグ: 転調 今後の攻め方


かんさい絵ことば辞典

__ 
今日はお話を伺えたお礼に、プレゼントがあります。どうぞ。
堀川 
ありがとうございます。あ、本だ。えー、かわいい。今の私にピッタリですね。
__ 
絵が可愛いんですよね。
堀川 
これから関西、マスターしないと。
__ 
この本のいい所は、アクセントがきちんとついているんですよ。今の関西弁をよく表していると思います。

タグ: プレゼント(書籍系)


出会いは夜

__ 
今日はどうぞ、宜しくお願い申し上げます。
井村 
こちらこそ、宜しくお願いします。京都ロマンポップで作曲を担当させて頂いております、井村と申します。
__ 
ありがとうございます。高橋と申します。さて、井村さんは京都ロマンポップには「幼稚園演義」から参加という感じですか?
井村 
いえ、東京公演からです。最近入ったばっかりで。
__ 
あ、さかあがりハリケーンからなんですね。入団前はどのような事を。
井村 
高校時代から音楽活動はしておりまして、大学に入ってからバンドを組んでいました。芝居はというと、実は高校生から寺山修司の作品が好きで、「田園に死す」を見てました。あと、東京グランギニョル。そのぐらいから、演劇の連中は頭おかしいという事には気づいていたんですけど。
__ 
ああ、そうなんですね。入団されたきっかけは。
井村 
京都ロマンポップには、偶然入ったバーの向うに向坂がいたんです。「僕、バンドやってるんですよ」って言ったら、「いいねえーじゃあ曲作ってよ」って。
__ 
おお、バーテンにスカウトされるのは面白いですね。
井村 
何か直感で声を掛けられて・・・。気がついたら入団していました。まあまあ、やってみたら面白かったんで良かったです。
京都ロマンポップ
2005年、当時立命館大学生であった向坂達矢(現・代表)、よりふじゆき(脚本家)を中心として旗揚げ。以後一年に2~3本のペースで公演。ポップな新劇というスタイルを取り、芸術的・哲学的テーマを基調とした演劇を製作する。現在、次回公演さかあがりハリケーンvol.5
「ミミズ50匹(仮)」
の出演者募集中。
京都ロマンポップ第11回公演『幼稚園演義
公演時期:2011/8/26~30。会場:元・立誠小学校講堂。

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__ 
頭おかしいというのは重要ですよね。京都ロマンポップが頭おかしいと思われる部分とは。
井村 
賢そうでオシャレに見えるんですけど、よく考えるとスッカスカな事をやっているんですよね。中身がないんじゃないかと錯覚するんですよ。それは自分の音楽性に通じていて。中身スカスカ。
__ 
なるほど。井村さんは、スカスカなのが趣味なんですか?
井村 
結局、ナンセンスさが大きな趣味の一つなんだと思います。普通の服で出てくれば良いものをオムツを履いて出てきたりとか。その辺が好みなんですよ。演劇にしろ音楽にしろ映画にしろ、見て面白くないと娯楽じゃないんじゃないかなと思うんですよ。
__ 
そこが最低限の要素なんですね。最低条件に見えて結構難しいんですよね。もちろん、全てが全て、観客である私にとって面白くないから無価値という訳でもないと思いますが。
井村 
でも、これが「面白い」という定義が付けられていない芝居はただ「つまんねえなあ~」と思うだけなんですよね。どうしても。僕らもバンドをやっていて、よく言われていたのは「オナニーで終わりたくないよね」、やはりお客さんを交えたセックスにしないとダメなんじゃないかと思うんです。5曲中に1曲くらいはオナニーに走った作品でもいいかもしれませんが。
__ 
「男肉duSoleil」のように、全力でオナニーを行う劇団もありますね。
井村 
そういう方法もあると思います。
__ 
とはいえ、借り物のネタを行うような事はない。と思う・・・。つまり、「これが良い」と信じられるようなものがあるべきだと。
男肉duSoleil
池浦さだ夢を中心にしたパフォーマンスユニット。肉体を派手に使った、一歩間違うと意味不明なまでの過激な表現。

タグ: 表現=「自己満足、オナニー」?


寄り添う接地点

__ 
ひとつ伺いたいのですが、ライブで音楽を演奏する時。どうしてもお客さんが飽きている状態があると思うんですよ。風景が変わらない訳ですから。つまり、ライブではお客さんの身体の状態遷移を想像して付き合っていくのが難しいのではと思っていて。その辺りについては、どういう考え方をされているのかなって。
井村 
もちろん、全ての瞬間で盛り上がる事は不可能だとは思っています。例えば盛り上がるポイントを1曲目に持っていって、3曲目はクールダウンして、どこかに遊びの1曲を入れたりして・・・激しい曲ばっかりでも盛り上がりはするんですけどね。
__ 
ええ。
井村 
でも、自分がやりたい事とお客さんの体感の気持ちよさの接地点が最初の時点で重なるように組まないと、と思いますね。
__ 
それは、私がずっと考えている事と似ているように思います。お客さんを導入する事って大事ですよね。最初に遠ざける手段もアリだとは思っていますが。
井村 
最初に遠ざけるのはオナニー確定じゃないですか。「俺らこんな事やるし、ついて来たかったらついておいでよ」もちろんそれもアリだと思うんです。技術が高かったり、ステージパフォーマンスが強かったりしたら。でも、最初は演者が歩み寄るべきなんじゃないかなと。
__ 
演劇でも、最初の方で自分達はこうだ!とする作品よりも、空気を作って導入していく劇団って増えたと思いますね。

タグ: 手段を選ばない演劇人


質問 山口 茜さんから 井村 匡孝さんへ

Q & A
__ 
さて、前回インタビューさせて頂きましたトリコ・Aの山口茜さんから質問を頂いてきております。「自分の寿命についてはどう考えていますか?」
井村 
あまり気にはしていないですね。いつ死んでもいいです。後悔するのは生きている間ですからね。死んだら後悔しない訳ですし。作品作りでも悔いが残らないようにしているので。

東洋サンバ

__ 
井村さんのやっていらっしゃるバンドは。
井村 
昔は東洋サンバという名前でやっていました。
__ 
素晴らしい名前ですね。
井村 
漢字+カタカナが好きなんですよ。あと、「北大路ロングスカート」。

ストイックな人

__ 
井村さんは、どのようなポリシーで作曲をされるのでしょうか。
井村 
出来るだけ無駄を省きます。入れるべきだからこそギターのソロを入れる。直感に従ってのみ作るのではなく、何となく曲を作らるのではなく、この小節はいらないなという意見が自分や周りから出てきたら省きます。
__ 
これはこの作品にとって余計であると峻別し、削る事。これは言ってみるとただそれだけの作業のように聞こえますが、作品そのものの価値を左右する非常に重要な作業だと思います。ある程度複雑な構成であればあるほど。では、井村さんにとって、そうまでして残すべきものの代表とは何ですか?
井村 
良い作品にしろ悪い作品にしろどんなものでも鑑賞すると、これは面白い、面白くない、ってどんどんストックが蓄積していくんです。すると、自分の中の直感と蓄積が実を結ぶことがあるんです。特定のテーマの音楽を作る時に情景が思い浮かんだりとか。
__ 
そうした感動を呼び込む為に、贅肉が不必要であれば削る事も必要かもしれませんね。しかし、それをする事でアーティスティックな意味での遊びがなくなっていってしまうかもしれませんね。
井村 
だからこそ、少しだけオナニーを入れるんですよ。5曲のうちの1曲を入れる。その曲を弾く時だけは自分も楽しい。理屈だけで作る曲もあるんですが、それだけでは面白くないので。人間らしい泥臭さをいつ見せるか、というぐらいの気持ちですね。そうした、本当に例外的な遊びを含めて総体としての作品を考える時に、結論として面白さを体系づけて語れる・作れる人が好みなんですよ。
__ 
その通りだと思います。ちょっと新しいお言葉ですね。構成だけではなく、配合的に創作を考えている感じですね。
井村さん作曲例:「ピース」


なくなった腕について

__ 
先ほど、個人の趣味を表現する事について仰っていたんですが、一つ思った事があるんです。音楽のライブで一小節演奏した時、あるいは一つのセンテンスを公開した時。その時受け手に共通のコンテキストがある場合は、受け手は送り側の内面までいきなり洞察する事が可能になるんですよね。
井村 
まず、自分の作品を出す事によって、自分自身がどう扱われるかというのは凄く重要な事だと思っていまして。
__ 
ええ。
井村 
例えば性格。根暗か?明るいか?さらには、どんなものを美しいと思うか?そこまで受け手に感じさせれば、作曲家としては成功ではないかと思うんです。何もないのに表現をする事は出来ない。それはただの感情の垂れ流しで。友達同士でならそれでもいいですけど。きちんと受け取って頂くには、そういう水準では難しい。
__ 
それは、非常に手厳しい意見となりますね。もちろん、よりもっと良いものを作ろうと思う人にとっては基本的だが重要な事でしょうね。
井村 
夢枕獏という小説家が「最強の小説を書きたい」と言ってるんですよね。僕らも、それを目指すべきなんじゃないか。もちろん、ターゲティングはした上で。少なくとも、観客席に何も伝わらないような、格好だけの作品は作るべきではないんじゃないかと思うんです。批判されるぐらいの主役になりうるような作り手を目指さないと、と思います。
__ 
より良いものを作ろうとするのであれば、演者側は甘えを排除すべき。そうした体勢で作られたものは、表現者の内面を客席に伝える力を持ちうる。
井村 
ミロのヴィーナスのように腕が無い事で鑑賞者のインスピレーションを刺激する例がありますね。
__ 
まあ、偶然にですけどね。
井村 
あの腕は、肩から先に存在していない代わりに僕らの中で接点として働いているんですよ。理想的な話かもしれないですけど、そのようにして、鑑賞者と演者の感性が寄り添うようにしないと行けない。もちろん個人差はあるんですが、そのような努力をしないといけないんじゃないかと思っています。

アンケートの不要さ

井村 
批判の話の続きで言うと・・・演劇の人がお客さんにアンケート配るでしょう、あれ僕気になっていて。何か、必要なのかなと。
__ 
不要という事ですか?
井村 
作品が良かったら集客に出るんですよ。アンケートで評判が良かった所で、京都の小劇場で友達知り合いばっかりの客席で、どういう意味があるのかなと。アンケート用紙は無くても、拍手の大きさや、お客さんの表情で分かるのでは。
__ 
弁解という訳じゃないですが、演者側としてはやる気の原動力になり、観客席に存在するリアクションへのニーズを満たすメディアでもあるんですよ。まあ、感想欄のないアンケートもあったんですけどね。辻企画という京都のユニットで、京都芸術センターで上演した際DM送付欄しかなかったという。
井村 
僕はそのやり方がスマートだと思います。感想を書きたかったら空いた所を使うわけですし。若造の、コンシューマーの意見かもしれませんが、客席からの応援で左右されないような、それぐらいのテンションを公演期間保っていないと、と思っています。
辻企画
京都造形芸術大学出身、作・演出の司辻有香によって2002年に旗揚げ。(公式サイトより)

タグ: 観客との関係性


おもてなし用 紙コップ

__ 
今日はですね。お話を伺えたお礼にプレゼントがあります。
井村 
ありがとうございました。
__ 
どうぞ。
井村 
何だろう(開ける)。タンブラーですね。
__ 
紙製のものです。誰かをもてなす時に、紙コップでは物足りない時に。

タグ: プレゼント(食器系)


トリコ・A演劇公演2011「和知の収穫祭」

__ 
今日はどうぞ、よろしくお願いします。最近は、和知の収穫祭シリーズに入っておられますよね。和知での公演、行きたかったのですが・・・
山口 
いえいえ。遠いところでしたので。
__ 
手応えとしてはどのような。
山口 
まず場所がすごかったんですよ。明隆寺観音堂で、国の重要文化財に指定されているところなんですよね。音楽も、照明も良かったし。私は演出というよりはセッティングに徹していたみたいな。照明も役者も、全部自分たちでやってくれた感じで。
__ 
いやいやそんな。そういえば、第一部の公演をみる限り、あまりストーリーを重視した作品ではないのでしょうか。
山口 
ストーリーはあります。男の人が、妻と子供を捨てて理想の女の人を追いかけて出ていってしまうという。
__ 
そうなんですね。めっちゃ面白そうですね。ピカレスクじゃないですけど、色悪ものというか。
トリコ・A
トリコ・Aは、山口茜が「自分で戯曲を書いて演出をしてみたい」という安易な気持ちを胸に、1999年、勢い余って立ち上げた団体です。当初の団体名は、魚船プロデュースと言いました。以来11年間、基本的には上演ごとに俳優が変わるプロデュース形式で、京都を拠点に演劇を上演してまいりました。やってみると意外と大変だった事が多い様に思いますが、皆様の暖かいご支援のもと、現在も変わらず活動を続けております。(公式サイトより)
トリコ・A 演劇公演「和知の収穫祭」
オープニングパフォーマンス 「Scenic-風景-」
公演時期:2011/9/4。会場:京都府京丹波町大迫・とうがらし畑(雨天の為山口自宅にて)。
和知公演「Fete-祝祭-」
公演時期:2011/9/24~25。会場:京都府京丹波町下粟野 明隆寺観音堂。
京都公演「React upon-反応しあう-」
公演時期:2011/10/28~31。会場:元・立誠小学校。

タグ: ユニークな作品あります


街を離れて

__ 
そういえば、和知に住んでおられるんですね。いかがですか?
山口 
私、都会にいると周りの人の気配がすごく気になるんですよ。越してからはすごく静かで快適です。音楽要らないんですよね。
__ 
そうですよね。私も田舎育ちだったので分かります。
山口 
おおっ。どこですか?
__ 
静岡県の、富士山の近くです。もう、近くの家まで車を使わないといけないくらいの田舎で、地平線が見える酪農地帯でした。
山口 
あ、私が住んでいるところと一緒ですね。
__ 
冬になると、静かさの音が聞こえるぐらい静かで。
山口 
そう。

トリコ・Aがやってくる

__ 
それぐらいの田舎だから、じゃないですけど、地元の人としてはきっとワクワクしてたと思うんですよ。娯楽がないから、とかじゃなくて、僕らが住んでいる町にサーカスが来るってきっとすごく刺激的な事だとおもいます。
山口 
そうやと思います。お世話になってばかりなのに、律儀に見にいらしてくれるんですよ。ご近所さん同士の仲が良くて。都会と違ってネットワークの力が明らかに強いじゃないですか。
__ 
強いんですよね。私の村もそうでした。
山口 
みんな知り合いみたいな。
__ 
とはいえ、本番が終わるまでどんな反応が来るか予想が付かなかったのでは。舞台芸術に日々触れていたら話は別ですが。
山口 
地元の人は小劇場を見た事がないから、楽しんでもらいたいと思ってパンフレットにあらすじを書いたりしたんですよ。だから、訳が分からないというご意見は無かったです。
__ 
やっぱり、地元の文化遺産での催しですからね。その上で評判になっているというのは良いですね。

タグ: 人脈・コネクションの大切さ 演劇のない地に演劇を現出 単純に、楽しませたい


面白いということって

__ 
私が最初に見たトリコ・Aの作品は、「肉付きの面 現代版―絵―」でした。それからは断続的に拝見しています。凄く好きなんですよ。
山口 
そんなー。ありがとうございます。そう仰って頂けるだけで。
__ 
いえいえ。ぜひ伺い事があるんです。私はトリコ・Aの作品を拝見する度に、「男性らしく・女性らしく」という意味でのジェンダーを強く意識するんですが・・・
山口 
それはもうちょっと詳しく聞きたいです。
__ 
私が勝手に思っているだけの事かもしれませんが、何だか演劇で受ける面白さの根元って、いわゆる男性的な攻撃的発想からくる事が多いんじゃないかなと思うんです。これはもちろん、実際の性とはあまり関係なく、文化的な役割としての男性性で。一方トリコ・Aの作品は豊かなイメージがあって、それが女性性的な印象があります。たぶん、論理的にユーモアを作り出していくんじゃなく。
山口 
ええ。
__ 
だから、最初に反発が自分の中に立ち上がる事もあるんです。ラストに近づくにつれて、良さに転化していくんですけど。面白さを定義づけて構築する余裕よりも、良さを生み出す力強さを感じる。
山口 
私は自分の作品を、女性的なものと言うよりは、未熟だなあと思っています。その未熟さの事を女性的であると言うならば、私はその女性的な部分を良いとは思わない。それに、私が常々感じる面白さは、その男性性的な面白さなんですよ。・・・昨日、子守歌代わりに「笑の大学」のDVDを見たんですけど、めっちゃ面白かったんです。ああいうのを見ると私にはとても真似出来ないと思うんですが、でもこういうレベルにまで行きたいとも思うし。
__ 
はい。
山口 
未熟であるが故の訳が分からなさには、安住したくないです。
__ 
いや、感性に訴えかける作品と、「せりふのないガラスの動物園」のように構成の強い作品もあって、何か意識されてるんじゃないかなと思っていました。あれは、本当に「男性性的な」面白さがあったと思う。
山口 
えー。ホンマですか。無意識ですね。明確に分けてないです。
__ 
そうなんですね。意外です。「ガラスの動物園」は本当に面白かったです。最初は脚本のシーンをダンスで表現したコンピレーションかとかと思わせておいて、徐々に物語りが姿を現して、最後は会話劇が展開するのはゾクゾクしました。
山口 
ありがとうございます。そう仰って頂けて。頑張ります。
トリコ・A「肉付きの面 現代版―絵―」
公演時期:2004/8。会場:アートコンプレックス1928。
トリコ・A「せりふのないガラスの動物園」
公演時期:2010/7/3~4。会場:アトリエ劇研。

タグ: エネルギーを持つ戯曲 ジェンダー・女性らしさ 男性性とは何か 女性的、それはなにか


接点

__ 
劇団のポジショニングについて。KYOTO EXPERIMENTのシンポジウムでこういうテーマがあったんですが、劇団が演劇村及び社会の中で生きていくには、自分たちがどういう団体であるのかを作ってプロデュースする事を意識していくべきだという話がありました。トリコ・Aは、どのような団体でいたいですか?
山口 
うーん。常に、演劇を全く見ない人たちと関わっていたいですね。活動を続けていると、どうしても狭いしちっちゃいから、その中で自分がどういう風に見られているかを意識し始めると勘違いを起こしやすいから。それを避けるために、全く関係ない人たちとの接点を持っていたい。「演劇活動をしています」という事を声高に言うんじゃなくて。
__ 
大事な事ですよね。
KYOTO EXPERIMENT
KYOTO EXPERIMENTは、京都国際舞台芸術祭実行委員会(京都市、京都芸術センター、公益財団法人京都市芸術文化協会、京都造形芸術大学 舞台芸術研究センター)が主催する、国際舞台芸術フェスティバル。(公式サイトより)

タグ: 見られている事を意識する


フィンランドから

__ 
さて、フィンランドに2年もの長い間研修にいらしていて、まずはいかがでしたか?
山口 
今年の9月で日本に帰ってきて、ちょうど2年になりました。これまでは、人にそれを聞かれたら「しんどかった」って答えていたんです。でも、最近になってようやく、余りにも貴重な体験だった、楽しかったと思えるようになりました。
__ 
なかなか行けないですからね。
山口 
ヨーロッパの町並みを何かで目にしたり、向こうの友達から連絡が来ると、郷愁が生まれるんですよ。そんなこと、行く前はなかったなあって。
__ 
それは絶対そうですね。住んでいた町ですもん。
山口 
行ってみてください。
__ 
ああ、行きたいなあ。私、実は中学生の頃はホームステイしていました。
山口 
どこですか?
__ 
アメリカの、インディアナの酪農地帯でした。
山口 
酪農に縁がありますね。
フィンランドに研修
山口氏は2007年から2年間、文化庁新進芸術家海外留学制度研修員としてフィンランドに留学している。

質問 田中 遊さんから 山口 茜さんへ

Q & A
__ 
さて、前回お話を伺った田中遊さんから質問を頂いてきております。「1.お酒はどのくらい飲まれますか?」
山口 
あ、私飲めないんです。めっちゃ飲めるように見られるんですけど、1滴でも飲むとしんどくなります。
__ 
ありがとうございます。そうなんですね。「2.芝居を見る時は、どの席で見ますか?」
山口 
一番奥の真ん中の席です。
__ 
あ、遊さんと一緒ですね。お客さんが、芝居のどういうところで受けているかが分かりやすいとか。
山口 
あー、そうかもしれませんね。

集中への入り方について

__ 
今後、山口さんはどんな感じで攻めていかれますか? 普段の生活でも何でも結構です。
山口 
最近になってようやく、集中に入るやり方を掴んだんですよ。でも、そうするとボロボロになってしまって。
__ 
どのようなやり方ですか?
山口 
とりあえず、自分が男とか女とかを忘れるんですよね。自分が女だと考えている内は集中出来ないんです。朝起きた格好のまま、洗面所にも行かずに書き初めて。一日中、書く事が頭から離れないようにするんです。
__ 
ハードですね。
山口 
でも頭だけが先行すると身体がボロボロになるんですよ。どうやったらバランスがとれるかなという。
__ 
それは、体力を高めたらいいんじゃないですか?
山口 
そうですね、何か始めようと思って。
__ 
ウォーキングすると心肺能力が上がって、体が酸素を取り込む力が上がるんですよ。私もやっていますが、いいですよ。
山口 
歩くか。分かった。
__ 
さて、今後、トリコ・Aとしてはどんな作品を作っていかれたいですか?
山口 
単純に、お客さんが楽しんで笑って帰ってくれたらそれだけでいいです。道のりは長いですけど、頑張ります。
__ 
分かりました。個人的には、踊る岩田由紀さんがみたいですね。クリスチネの時に、ガスマスクを付けて踊る姿が可愛かったです。
山口 
私もそう思います。踊ってもらいます。

タグ: 今後の攻め方 単純に、楽しませたい


中深の絵皿

__ 
今日は、お話を伺えたお礼にプレゼントがあります。
山口 
ありがとうございます。
__ 
ちょっと割れ物ですので・・・
山口 
あ、可愛い。
__ 
絵皿です。ちょっと変わった形ですが、少し深いので便利かと思います。カレーとか。
山口 
私、フィンランドに行ってからお皿集めに凝りだして。ありがとうございます。
__ 
それは良かったです。

タグ: プレゼント(食器系)