雑音について

___ 
そうそう、イガキさんはおもちゃでも演奏が出来るそうですが。それは、どうした発想なのでしょうか。
イガキ 
別におもちゃじゃなくてもいいんですよ。それって、今ここで聞こえている音が何に聞こえて、どう音楽に転じるかという話ですか?
___ 
はい。
イガキ 
例えば話している声の高低や、食器とか洗い物をしている音がリズムを刻んだり。全てが音楽になりうるんです。身の回りの者がすべて楽器だと考えられるんですよ。おもちゃは扱いやすい楽器になり得ますね。
___ 
原理的な話、今我々が認識出来る限りでは、この宇宙で最も多様性のある音が生まれているのはここ地球だと思うんですよ。人間がいて、個別性から多様性が生まれているから。だからこそ、それらに音楽を見出す事は難しい。作ろうとしても難しいのではないかと。
イガキ 
うん。実は、雑音を音楽にしてみたことがあるんです。
___ 
すごい。
イガキ 
人間の音感覚は、西洋音楽で生まれた音階には当てはまらないんですよね。ヒトの口からでた声も、言葉のせいで認識できなかったメロディがある事もあるんですよ。
___ 
面白いですね。
イガキ 
TVのニュースを楽譜に起こしてみたりしました。人間の耳って、凄くたくさんの音が聞こえているんです。でも全ての音を拾おうとするとすぐにパンクするんですよね。
___ 
そう考えると凄いですよね。実はこのICレコーダーと同じく、人間の声には指向性を備えているらしいです。人間の耳は言葉にかなり集中出来る能力があるんですよ。
イガキ 
あたし、実は聴こえる音を制限できない病気に罹った事があるんです。
___ 
それは、耳の病気ですか?
イガキ 
いや、まだ原因は不明なんですけど。三半規管がおかしくなって、耳鳴りと同時に全ての音が判別しにくくなる状態になるんですよ。例えば今話している声以上に、皆の声がダイレクトにバーッと脳みそに入ってくる。
___ 
キツイですね。想像しにくい。どの位のペースでくるんですか?
イガキ 
まだ2回くらいです。でも二度と来ないで欲しいですね。人間の体も、それぐらい宇宙だって事ですよ。

タグ: 管・チューブ 「多様性と受容」への批判 メロディ


質問 小中太さんから イガキアキコさんへ

Q & A
___ 
さて、子供鉅人の女優、小中太さんから質問です。「1.今、何が欲しいですか?」
イガキ 
新しい体かな。若返りとかじゃなくて。自由な体が欲しい。腰痛とか肩こりがあるので、この夏は整体に行く予定です。上半身が左に歪んでいて、バイオリンを構えるとバランスが取れるようになっちゃって。
___ 
なるほど。「2.ハンドミキサーいりませんか?」
イガキ 
もう持っています。残念でした。

タグ: 整体の話 楽器の話題・バイオリン


質問 押谷 裕子さんから イガキアキコさんへ

Q & A
___ 
前回インタビューさせて頂きました、押谷裕子さんから質問です。「今目の前に、タイムマシンがあります。どんな時代のどこにでも行けるとしたら、どこに行きたいですか?誰と話したいですか?」
イガキ 
うーん、過去かあ・・・。今って、凄い時代だと思うんです。こんなに大きなパラダイムシフトに立ち会うとは思ってなかったんですよ、子供の頃は。今こそがいい時代とは思わないですけど、ここを離れたいとは思わないですね。過去の真相にはもちろん興味がありますけど、知らなくてもいいかなって。
___ 
分かりました。ではタイムマシン関係なく、誰とでも話せるとしたらどんな。
イガキ 
もし出来るのなら、地球ではない所に住んでいる人と話してみたいかな。

宇宙人と話す

___ 
宇宙人と話したい。言葉の問題が無ければいけますね。望む答が返ってくるとは限らないですけどね。
イガキ 
天体がこうもたくさんあるのなら、話せる生命体がいる確率はゼロじゃない。だとしたら、どんな生活をしてるのかなって。
___ 
ロマンがありますね。
イガキ 
知的生命体がいない確率の方が低いんじゃないかなと思っています。
___ 
そして、我々に接触してこない訳はないだろうと。
イガキ 
知的であるなら、こちらの事も知りに来るんじゃないかなと。
___ 
どうせなら、彼らには失望させられたくはないですね。
イガキ 
そうですね(笑う)。向うもそう思っているでしょうね。でも、あっちはUFO持ってるんで、まだまだこっちが追いついていないかもしれない。
___ 
さらに、生活も全然違うでしょうね。趣味も文化も違う。とはいえ、実はそれほどうちらの文化が劣るとは思えないです。相当多様性あるし。もし奴らがショボかったら、言葉は悪いけど教育が必要になるのでは。
イガキ 
どうなんでしょうね。それはピグミー族に対して文明を押し付けるようなものじゃないかなあ。それに、向うから来る説を取るなら、よっぽど科学が進んだ大先輩という事になるはず。
___ 
では、こちらが彼らに合わせる必要がありますね。どちらにせよ、お互いの市場が欲しいなら、手を取り合うじゃないですけど、ある程度の痛みは覚悟した付き合いとなりますね。
イガキ 
生きている内に、そんな事があるといいですね。
___ 
そう遠くない未来には、あるんじゃないかなと思うんですけどね。全然話が通じないかもしれないですけど、その時にはかなり高度なコミュニケーション力が必要になりますね。

タグ: ロマンについて


風呂敷専門店・京都唐草屋の風呂敷

___ 
今後、どんな感じで攻めていかれますか?
イガキ 
より自由に。より多くの人と一緒に現場を共にしたいです。
___ 
わかりました。ありがとうございます。今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントを持って参りました。
イガキ 
ありがとうございます。あら。(開ける)おおーっ。風呂敷ですか。
___ 
はい。
イガキ 
次のたゆたうのレコ発イベント、アルバムの一曲毎に一つグッズを作ろうと思っているんです。その内の一つを風呂敷にしようと思っていました。

タグ: 今後の攻め方


(インタビュー終了)

めっちゃ生き生きしてた

__ 
すみません、今日は大事な時間を使わせてしまって。今日はどうぞ、宜しくお願い致します。
押谷 
いえいえ。とんでもありません。こちらこそ、お願いします。
<
__ 
早速ですが、押谷さんはどういうきっかけから演劇を始めたんでしょうか。
押谷 
始めたのは仕事にも慣れて余裕が出て来た頃です。それまでを振り返った時に、まだやっていない事があるなあと思ったんですよ。
__ 
ええ。
押谷 
その時なら、まだ自由が利くと思ったんですね。仕事を辞めて、AI・HALLファクトリーに参加したのが最初です。
__ 
やりたかった事というのは、そのままお芝居だったんですか?
押谷 
その前から声優とか、演じる事に興味があって。でも環境とか年齢とか当時の進路とか、将来の展望を考えるに、現実的な道を選んで来たんですよね。いつか出来たらいいなと思っていながら、なかなか決断できずにいました。
__ 
なるほど。初舞台はどうでしたか。
押谷 
観るもの聞くもの全てが楽しかったですね。14、5人で、見ず知らずの人が集まって一つのものを作り上げていくのが、過程も結果も楽しくて。仲間と一緒に作りあげたものがすごく愛おしかったんですね。
__ 
なるほど。
押谷 
親を公演に呼んだんですけど、「めっちゃ生き生きしてた」と言ってくれたんですよね。自分も楽しかったんですけど、周りもそう言ってくれた事が、自分の大きなステップになったと思います。
__ 
なるほど。ありがとうございます。
演劇ユニット昼ノ月
昼の月は美しくないか? 月は夜、という世間の先入観をうちやぶる私たちのめざすものがそこにあります。見えにくいひるの月。見えてないのだけれど、実は、あるんだ。そこに。そこを見つめよう。そこに出現させよう。そういう思いで結成したチームです。(公式サイトより)
上品芸術演劇団
伊丹アイホール演劇ファクトリー最後の卒業生である、9期生の上杉晴香、押谷裕子、清良砂霧、脇野裕美子と、チーフディレクターである鈴江俊郎(office白ヒ沼主宰)のユニット。(公式サイトより)

タグ: 声優になりたかった


演劇ユニット昼ノ月「顔を見ないと忘れる」

__ 
実は、演劇ユニット昼ノ月の公演は拝見しております。一度だけなんですが、「顔を見ないと忘れる」。凄く面白かったです。
押谷 
うわ、本当ですか。ありがとうございます!
__ 
あの作品は、二口さんとの激しい掛け合いが良かったですね。
押谷 
そうでしたね、監獄に入った旦那さんとの。一つ一つの掛け合い。そこには一見責めるような言葉があるかもしれない、でも二人の関係は、表面上の言葉の応酬だけじゃなくて。
__ 
愛がある駆け引きというか。
押谷 
そうですね。どれだけそういう言葉が並んでも、優しい作品だったんだと思います。
__ 
絆ですよね。
押谷 
はい。夫婦というだけではやっぱり語り尽くせないんですよ。離れ離れになってしまって、さらに強くなった間柄がありました。

AAF リージョナル・シアター2011-京都と愛知-
京都舞台芸術協会プロデュース公演『異邦人』

__ 
今回の山岡さんの「異邦人」。台本はまだ読んでいないのですが、絆というほどロマンチックなものではない、人間関係そのものが抽出される話なんじゃないかなと勝手に想像しています。どう読まれましたか?
押谷 
私もまだ模索中なんですよね。とても日常的なんですよ。身近なんです。人というものが抱える寂しさとその先にある祈りのようなものを浮き彫りにする作品なんじゃないかなと思います。
__ 
寂しさ。それはどのようなものなのでしょうか?
押谷 
人って、誰しも孤独だと思うんですけど、そういうものを抱えながら人と関わり合いたいんですよね。その時の辛さや、確かな感触を通して、「人」を描き出した作品だと思います。
__ 
なるほど。避けようがないですからね、孤独って。
押谷 
難しいんですよね。人と関わる上で、例えば強がったり、ウソをついたり。その人が内側で求めていることが、たくさんのフィルターを通して相手に届く。届いた時には、なんだかおかしな事になってしまっていたみたいな。
__ 
会話劇でですか?
押谷 
そうですね。日常的なんですよ、どこにでもいるよね、という人たちなんです。そこがまた、共感出来るポイントだと思います。
AAF リージョナル・シアター2011-京都と愛知- 京都舞台芸術協会プロデュース公演『異邦人』
山岡徳貴子・作。柳沼昭徳・演出。公演時期:2011/6/9~12(京都)、2011/6/18~19(愛知)。会場:京都芸術センター、愛知県芸術劇場小ホール。

タグ: その題材を通して描きたい 俳優を通して何かを見る


質問 田中 浩之さんから 押谷 裕子さんへ

Q & A
__ 
前回インタビューさせて頂きました、田中さんから質問を頂いてきております。「1.対人関係を円滑にするにはどうすればいいでしょうか?」
押谷 
あはは。自分でも上手く進めていると思っています(笑う)。これは職業柄、対人関係が上手くいかへんと仕事が何も出来ないので。
__ 
え、何をされているんですか?
押谷 
看護師をしています。元々はそんなに明るく無かったんですけど、自分の居場所を保つ為に、相手の警戒を解ために試行錯誤しながら振舞っていたら結果的に今の私になった。それが唯一私が出来た方法で、だから今、苦もなく出来ていると思うんですけど。
__ 
コツとは。
押谷 
まず自分から相手を認めてあげる。そうしたら自分も認められるんじゃないかと。自分の行う処置を受け入れてもらわなければ仕事にならないんですが、相手がどういう状態だったらこれを受け入れてくれるのかなって。
__ 
毎回想像するんですか。
押谷 
はい。毎回というか、ずっとその連続なんです。患者さんとの関係が続く中、ずっとです。すると、自然と相手の求めている事や気持ちを察知する力が高まって来るんですよね。そういうスキルは、仕事を通してどんどん高くなって来たような気がしますね。
__ 
仕事を通して。
押谷 
上から高圧的にすると、人は心に蓋をするじゃないですか。だから柔らかく、和やかに、かつ自分の意見を通せるように。ですが、人との関係を円滑に進めていける反面、その分相手と思うようにぶつかれなくなるんですよ。円滑に人と関係するだけが良い事とは思わない。
__ 
そのスキルが、ご自身に身についたと実感した時、どう思われましたか?
押谷 
・・・壁を感じましたね。私は一人だって感じたんですよね。「私の言う事聞けよー!」って叫び出せない。自分で作り出している事だけど、壁を感じて。一人だって思うときがある。私は誰にも本心を言わないんじゃないかって。
__ 
うーん。仲間って必要ですよね。

力を自分の中に貯めて

__ 
押谷さんは、今後どんな感じで攻めていかれますか?
押谷 
現状としては、同じ上品芸術演劇団の鈴江さんが東京に行っているんですよ。だから、今はそれぞれが別の場所で個々の力を磨いて、ある時に持ち寄って一つの作品を作れたらいいなと思っています。
__ 
なるほど。そういえば、押谷さんは様々な活動をされていますよね。梶川さんと二人芝居したり。
押谷 
はい。色々な魅力的な人と組んで、表現する力を自分の中に貯めて行ければなと思っています。
__ 
さっきインタビューした田中さんも、作演したいと言ってましたね。
押谷 
あ、そうなんだ。負けない(笑う)。
鈴江俊郎氏
劇作家。演出家。office白ヒ沼代表。
脇野裕美子氏
上品芸術演劇団メンバー。

タグ: 今後の攻め方


ヨーグルトカップ

__ 
今日はお話を伺えた御礼に、プレゼントがございます。
押谷 
あ、ありがとうございます。いいですか?
__ 
もちろんです。
押谷 
磁器ですか?これ。すごいキレイ。
__ 
ヨーグルト用の器です。澄んだ白ですが、ヨーグルトを入れるとさらに白さが引き立つようです。
押谷 
すごい。ありがとうございます。

タグ: プレゼント(食器系)


AAF リージョナル・シアター2011-京都と愛知-
京都舞台芸術協会プロデュース公演『異邦人』

__ 
今日はどうぞ、宜しくお願いします。
田中 
お願いします。
__ 
今回の「異邦人」に出演されるとの事で。楽しみです。
田中 
ありがとうございます。頑張ります。男を見せられるように。
__ 
ああ、そういえば確か、周りは全員女性でしたね。
田中 
そうなんですよ。稽古の度にいじってもらってます(笑う)。
__ 
ところで、本番まであと一ヶ月程度ですね。稽古はどんな感じですか?
田中 
今は、役者全員に台詞が入って、一回目の通しをやった状態ですね。とはいえ、軽く流してやってみる、という形です。
__ 
というと。
田中 
演技をものすごく付けるわけではなく、たとえば役者が自分の気持ちのいい間で芝居をするのではなく、流れを確認していくような感じですね。
__ 
どのような効果が出るのでしょう。
田中 
今はまだ、俳優同士の関係性が浅いんですよ。だからこそ、少しずつでもいいから場が固まるのを待っているんだと思います。
__ 
場ですか。
田中 
舞台上の空間です。それをものすごく意識するので、俳優が会話する時の摩擦で、空間に熱が入るのを待っているんだと思います。
__ 
では、まだ特別な演出は入っていない?
田中 
そうですね。台詞がポンポンとキャッチボール出来るように。なんかこう、台詞を言う為の間もとらないようにしています。
__ 
俳優同士の人間関係に、身体が慣れるようにしている感じですね。


Will Be SHOCK Entrance Gate
京都を中心に活動する演劇ユニット。
AAF リージョナル・シアター2011-京都と愛知- 京都舞台芸術協会プロデュース公演『異邦人』
山岡徳貴子・作。柳沼昭徳・演出。公演時期:2011/6/9~12(京都)、2011/6/18~19(愛知)。会場:京都芸術センター、愛知県芸術劇場小ホール。

タグ: 会話のキャッチボール


自然に何かが

__ 
今回、役者としてやってみたい事はありますか? 先ほど伺った、「男を見せる」の他に。
田中 
今回は会話劇なんですけどね。そこで行われている会話自体は割と普通の言葉なんですけど、その裏に確実にあるものが表現出来たらと思っています。
__ 
山岡さんの作品ですからね。その、裏に潜んでいる人間性の影がね。
田中 
ええ、台本を読んだ時からずっと、何かあるなと思っています。
__ 
ええ。
田中 
誰でも生活する上で、絶対に悩むと思うんですよ。僕もそうだし。本番に自分の演技持っていって、ちゃんと悩んでやっているんだって見えたらいいなと思います。台本に書いてある文章の下に、生活が根ざしているんだ、って。
__ 
そうやって、田中さんご自身が悩んでいるんですしね。何だろう、どこかで伝わると思います。
田中 
本当に、そういう事なんでしょうね。僕の想像力がないせいだと思うんですけど、ステレオタイプな、パターン化されたような表現しか想像出来なくなってたんですけど。そういう、むやみに力が入ったものは嫌がられる現場なので。自然に何か出てくればと思うんですよね。

そういう「恥ずかしい」

__ 
ご自身は、悩む体をさらす事について、抵抗はありますか?例え舞台の上の演技としても。
田中 
うーん・・・。もしかしたら、そういう「恥ずかしい」という気持ちも表現しないといけないかもしれませんね。
__ 
そうそう、山岡さんの戯曲のすごいところは、人間関係の中の自意識の描き方にあるんじゃないかなと思っていて。登場人物が相手と話しながら、自分のキャラクターを作り上げていくんですよね。そこには嘘があったり、弱みが見え隠れして、たまらないんですよ。
田中 
そうですね、弱いところも強いところもありますよね。悩みますよね。
__ 
身体作り、人間作りか・・・。いま思いついたような事なんですが、京都の舞台芸術が得意とするところだと思うんですよ。
田中 
ああ、そうかもしれませんね。そこに仲間入り出来るように頑張ります。

タグ: 優しい嘘


変われた事の証明

__ 
田中さんは、今後どんな感じで攻めていかれますか?
田中 
あのー・・・。実は、作演をしたいという願望があって。
__ 
おお。観たいです。
田中 
大きいところに出させてもらうというのもありますので、今年なのかなと。自分の中で、何かやらなければいけないのではという思いが沸き上がってきているんです。でも、自分より若い人の作品を観ていると、よくみんなこんなものを書けるなと思って・・・。
__ 
なるほど。ええと、どのような初期衝動があるのでしょうか。
田中 
芝居を始めた当初からその思いはありまして。当時つきあっていた彼女に、「俺しんどいねん」「めっちゃ頑張ってるのにうまく生きていけない」って、弱音でしか自分を表現出来なかったんです。だから、そういう自分を表現する芝居がしたかったんですよ。
__ 
なるほど。
田中 
もし次に付き合う女性がいたとしたら、そういう事じゃない事を言いたい。
__ 
どうして、そうネガティブになっていったのでしょう。
田中 
なかなか周りに馴染めなかったからでしょうね。喋っている相手の気持ちが分からなかったり。だから僕なんかが芝居なんか、やっていいのか不安でした。
__ 
それが、どこかで馴染む力を手に入れた?
田中 
はい。何とか、芝居を始めた頃から少しずつ。絶対それはあるんですよ。だから演劇には感謝しています。変われた事の証明として、自分の中で残したいだけなのかもしれませんけど。
__ 
変化ですね。
田中 
だから、あまり派手で明るい作品にはならないと思うんですけどね。
__ 
私はその、それが結局上演されなくても、この話が聞けただけで十分ですけどね。

タグ: 初期衝動 今後の攻め方 残したいという気持ち


質問 ごまのはえさんから 田中 浩之さんへ

Q & A
__ 
前回インタビューさせていただきましたごまのはえさんから、質問を頂いてきております。「1.夏の暑さ対策は何かありますか?」
田中 
出来るだけ何もしないようにしますね。寝てます。
__ 
どこかに行ったりとか。
田中 
うーん、夏らしいレジャーは本当に、笑の内閣の夏合宿に行ったっきりですね。
__ 
あ、あれは楽しそうでしたね。「2.色々なコンビニがありますが、どれが一番好きですか?」
田中 
ファミリーマートです。
__ 
理由は。
田中 
店頭で売ってるファミチキがおいしいんですよ。味が濃くて。
__ 
食べごたえがある。
田中 
はい。

penco TAPE WRITER

__ 
今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントがございます。
田中 
ありがとうございます。
__ 
どうぞ。
田中 
(開ける)これは・・・?
__ 
シールパンチャーですね。
田中 
すごい。よく劇団の工具が無くなるので、貼っておきます。こんなんあるんですね。

タグ: プレゼント(ツール系)


ニットキャップシアター第29回公演「ピラカタ・ノート」

__ 
今日はどうぞ、よろしくお願いします。
ごま 
うん、ごめんね。遠くまで来てもらって。
__ 
とんでもありません。さて、最近は「ピラカタ・ノート」が終わった所ですね。非常に面白かったです。お疲れ様でした。
ごま 
ありがとう。
__ 
ピラカタという、架空の街そのものをテーマにした作品でしたね。傑作だったと思います。
ごま 
ありがとう。苦節14年にして(笑う)。これからも頑張らなきゃと思います。
__ 
応援しています。頑張ってください。
ニットキャップシアター
京都を拠点に活動する小劇場演劇の劇団。1999年、劇作家・演出家・俳優のごまのはえを代表として旗揚げ社会制度とそこに暮らす人々との間におこる様々なトラブルを、悲劇と喜劇両方の側面から描いてゆく作風は、新しい「大人の演劇」を感じさせる。日常会話を主としながら、詩的な言葉を集団で表現することも得意とし、わかりやすさと同時に、観客の想像力を無限に引き出す奥深さも持っている。(公式サイトより)
ニットキャップシアター第29回公演「ピラカタ・ノート」
公演時期:2011/03/12~13(名古屋)、2011/04/09~11(東京)、2011/04/15~19(京都)。会場:千種文化小劇場(名古屋)、下北沢 ザ・スズナリ(東京)、アトリエ劇研(京都)。

タグ: 傑作の定義


自分専用神話をつくろう

__ 
もう本当に、面白いシーンを上げるとキリがないのですが・・・。国生み神話をモチーフにした冒頭から非常に面白かったです。あの二人の掛け合いが、色々な見立てが重なっていて。例えば松下幸之助や京阪電車が擬人化の上に神格化されて、痴話喧嘩の末に二社が交わって枚方市が出来るという。庶民的なウソ神話から始まる広がる壮大な箱庭感を感じました。
ごま 
いやー、やっぱり神話っていいよね。みんな一人ひとり、適当に自分専用の伝説なり神話なりを持ったらいいのに。
__ 
というと。
ごま 
色んな事が相対化されて無価値になればいいのにって願いはあります。例えば「ピラカタ・ノート」には天皇家になぞらえた松下電器の総務部長一家でてくるんだよ。
__ 
幸之助松下ノ神の系譜ですからね(笑う)。
ごま 
あのニセ天皇は相対化を超えて、ほぼ嫌がらせなんだけど(笑う)。

タグ: 伝説的な公演