主観的

__ 
仮説なんですけど、ホモセクシュアルという文化は世間から「あいつらはとってもエッチだぞ、とにかく閉鎖的で、気持ち悪い異質だぞ」という目で見られているんじゃないかと。
田中 
ええ。とくに日本ではまだ。
__ 
しかし男性が恋愛対象として男性を見るというのは、実際は全く不思議な事ではない、むしろ男性が男性の良さを理解する事は至極当然の事かもしれないんですよね、まあ仮説なんですけど。
田中 
なぜプライヤーがルイスを好きなのか、自分とは真逆の人を好きになるという構造なのかと最初は思ったんですけどね。今は、主観的な目線を見つけたいですね。
__ 
主観的な目線?
田中 
俳優としてこうしてやろうとかじゃなくて、まずそのシーンは何なのかとか、ルイスって何なのかとか、そういうものを見つけてからじゃないと、演技するときの視線なんてわかんないのかなと思います。
__ 
逆に、そうした視点を見つけ出せた時には、役を演じる上で必要な事が揃っているんじゃないですか?
田中 
そうかもしれません。が、僕が演じるプライヤーも人間なので。捉え方は固定出来ないんですよね。
__ 
他の俳優が複数の役を持って多面性を持っているように。

タグ: 人が人を好きになるってすげえじゃん 見られている事を意識する


質問 合田 団地さんから 田中 佑弥さんへ

Q & A
__ 
さて、前回インタビューさせていただきました、努力クラブの合田団地さんから質問です。「1.あなたが影響を受けているテレビ番組やタレントってなんですか?」
田中 
ダウンタウンは好きですね。「ガキの使い」とか。でも最近はTVをみなくなりました。
__ 
ありがとうございます。「2.野球チームで好きなのはどこですか?」
田中 
うーん。どちらかというとサッカーの方が好きなんです。


気が向いたもの

__ 
今後、どんな感じで攻めていかれますか?
田中 
今後ですか・・・。自分の事ですが、もっと趣味を増やしたいなと。芝居だけじゃなくて、いろんな事をやりたいなと思います。
__ 
なるほど。何でもいいんじゃないでしょうか。
田中 
はい。気が向いたものをやろうと。
__ 
子供の頃夢中になった遊びがその後の趣味の性質に影響を与えるらしいですよ。
田中 
ああー、子供の頃は何かのごっこ遊びが楽しかったですね。

タグ: 今後の攻め方


便箋と映画のチケット

__ 
今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントがあります。
田中 
ありがとうございます。
__ 
どうぞ。
田中 
あ、これは便せんですか?
__ 
もうひとつ。袋の中に・・・。
田中 
あ、映画の券ですか?
__ 
そうですね。それ、載っている映画を見て頂けるんですよ。上映期間内にどうぞ。

タグ: プレゼント(カード・チケット系)


努力クラブ「牛だけが持つ牛特有の牛らしさ」

__ 
今日はどうぞ、宜しくお願いします。先日の努力クラブ「牛だけが持つ牛特有の牛らしさ」大変面白かったです。お疲れ様でした。
合田 
ありがとうございます。ふざけたタイトルですよね。
努力クラブ
元劇団紫の合田団地と元劇団西一風の佐々木峻一を中心に結成。上の人たちに加えて、斉藤千尋という女の人が制作担当として加入したので、今現在、構成メンバーは3人。今後、増えていったり減っていったりするかどうかはわからない。未来のことは全くわからない。未来のことをわかったようなふりするのは格好悪いとも思うしつまらないとも思う。だから、僕らは未来のことをわかったようなふりをするのはしない。できるだけしない。できるだけしないように努力している。未来のことをわかったふりをしている人がいたら、「それは格好悪いしつまらないことなのですよ」と言ってあげるように努力している。(公式サイトより)
「牛だけが持つ牛特有の牛らしさ」
公演時期:2011/6/3~5。会場:人間座スタジオ。

タグ: おふざけ タイトルの秘密


みんな死にましょうよ

__ 
一瞬聞いただけで残りますよね。さっき気づいたんですが、五・七・五ですよね。
合田 
あ、ホンマや。全然気づいて無かったです。
__ 
いいタイトルですね。牛の鈍重さ、4回も反芻するという執拗さ、時折発揮する野生。そういう、上品さとは無縁の牛らしさ。それが芝居の様々な場面に反映されていました。
合田 
はあ・・・。ちょっと分からないですけど。
__ 
お互いが話していてもちっとも理解の進まない登場人物たち、ほぼ全てのコントが最後は同じ結末―つまり全員が何か殺害されて、やがて夕陽に照らされると生き返って立ち上がり、斜陽に目を細めて終わる―を迎えるという繰り返し。
合田 
ふふふ。
__ 
まず、それにはどういう意味があったんですか?
合田 
とりあえず、ルールは守りたいなと思ったんですね。各コントの終わりに夕陽に照らされるというルールが決まったんですよ。で、やってる内に、「みんな死にましょうよ」って事になって。夕陽か死か迷ったんですけどね。先に死んで、夕陽を浴びる事にしました。
__ 
その、下らなさはもちろんとして。夕陽を浴びると今までのがまるでコントだったかのようになるんですよね。
合田 
夕陽、関係ないですからね。
__ 
だからあの一瞬、当助人物が本当に生き返ったという描写と、コントの練習が終わった役者たちの黄昏という図が同時に成立するんですよね。コントで描かれる下らない人々と、それを練習している役者達のわびしさが。
合田 
そうですか。めっちゃいいふうに解釈して下さって(笑う)。
__ 
いや、もちろん全部悪ふざけと取りましたよ。本当に下らないし。でも、あってもなくてもいいような芝居ではなかったですね。
合田 
ありがとうございます。

タグ: 殺す おふざけ ネガティブ志向 悪意・悪趣味


失敗する人間が好き

__ 
「牛」、一番のお気に入りは。
合田 
数字の奴が気に入ってるんですよ。あんまり周りの評判はよくないんですけど。
__ 
あ、私は好きでしたよ。ただただ「光る」という事しか言及されていない数字の表示をめぐって、エンジニア?と使用者?の男女が使用説明に振り回される話ですよね。やっぱり全員死ぬし、徒労感が素晴らしかったです。時間の無駄でした。
合田 
ありがとうございます。全く意味のない事を積み重ねていったりとか、同じ事を失敗するとか、わざと失敗するとか。そういう人間の行動がすごく好きなんですよ。
__ 
私も興味があります。人間はたまに、失敗したくなるんですよね。
合田 
昔、劇団紫の時に「バナナの皮」というコントをやったことがあるんです。道に落ちているバナナを見ている二人が、すべってこける人を想像するという話です。「そのすべった人は、起きあがってもう一度同じバナナに滑って転ぶはずだ」とか。
__ 
人間は、あえて失敗したがりますからね。
合田 
そうですか?
__ 
成長したい・進化したいという気持ちと、失敗したい・落ちこぼれたいという気持ち。実はどちらも、人間に備わっているんじゃないかなと。生命が持っている、進化へのベクトルとは矛盾しながらも。
合田 
マジすか。
__ 
失敗したところを誰かに見られたいとか、失敗した自分を可愛がりたいという自己愛とか、未熟な自分を認めてそのポジションにいることを確認したいとか。
合田 
耐えられないですもんね。ちゃんとしてる自分って。完璧な自分でいることには、疲れるし、そうありたくないのかも。
__ 
あるいは、他人の失敗を見たいという欲求もあるのかもしれません。
合田 
ああ、自分もあいつも駄目やと思って安心するんですね。完璧なものを求められるから、正しいやり方で仕事するんですけどね。

タグ: 成長拒否 悪意・悪趣味 とんでもない失敗をしてしまった


質問 森田 真和さんから 合田 団地さんへ

Q & A
__ 
前回インタビューさせて頂きました、尼崎ロマンポルノの森田さんからです。
合田 
凄いとこの人やないですか。ありがとうございます。
__ 
「今後、一緒にお芝居をやってみたい人はいますか?」
合田 
難しいなあ。やっぱり、上の世代の人とやってみたいのはありますね。京都ロマンポップの向坂さんに演出をさせていただきたいというのはありますね。お世話になってきたんで、単純にまた一緒にやりたいって感じで。あと、いわゆるおっさんに興味があるんですよ。
__ 
おっさん?
合田 
具体的に誰というのはないんですけど。立ってるだけで、こみあげてくるものってないですか?
__ 
わかります。味があるというか。

尼崎ロマンポルノ
2005年1月近畿大学在学中、橋本匡、堀江勇気を中心に旗揚げ。劇団員は6名。「劇団のための作品ではなく、作品のための劇団」がモットー。実在の事件や状況を扱い、「フィクション」でも「ノンフィクション」でもなく、「フィクションに紛れるノンフィクション演劇」として上演を続ける。現実と妄想、あの世とこの世など、自由に空間を行き来しつつも、ノスタルジックな雰囲気を舞台化する。エンタメやアングラやポップやアヴァンギャルドなどの枠に囚われず「本格物」で勝負できる劇団をめざして活動中。(公式サイトより)

タグ: アングラ演劇という価値


おじさんについて

合田 
上の世代の人の事をばかにしてしまうかもしれませんけど・・・例えば、パパと一緒に下着洗わないでとか、年頃の娘に煙たがられるおじさんの、哀愁を誘うエピソードが一般的にあるわけじゃないですか。
__ 
ありますね。
合田 
そこに立ってるだけで、そういう情報がまといつくんですよね。そういうのとは違うおっさんもいるかもしれないですけど、そこに立ってるだけで悲しい存在、一緒に舞台に立っていただけたらと思いますね。
__ 
私もちょっと角度は違いますけど、面白いと思っています。ストリップ小屋の客席のおっさん。
合田 
あ、行った事ないです。
__ 
面白いですよ。ストリップ小屋ってある意味健全で。舞台上のストリッパーもいいですが、その下の客席で盛り上がってるおっさんや、飽きて寝ているお爺さんとか。マドンナに沸く男性というのが昔から好きなんですが、何だか、生命そのものって感じがするんですよね。
合田 
めっちゃわかります。実はおっさんって、幸薄そうな雰囲気でも、かっこいいんですよね。はげてて、情けなさそうで、小腹が出てても、ほんまはかっこいいんですよね。

タグ: 「異なる角度から」 「おじさん」について


団地妻について

__ 
おじさんに興味があるとの事でしたが、女性についてはどう思いますか?
合田 
おばさんという事ですか?
__ 
いえ、女性の好き嫌いですとか、女性の性的魅力であるとか。
合田 
いや、ネットに載せられない事しか言えないので・・・でも、女性で面白い人ってあんまりいないですよね。
__ 
うーん、「面白さ」が、さっき言われたように「新鮮さ」「意表を突く」と切り離せないのであれば、やっぱり女性性とは結びつきにくいのかもしれませんね。宇宙のロマンとか、過去の歴史ミステリーとか、男性性だと思うんですよ。
合田 
女性はもうそれだけで宇宙ですからね。そんなのに構ってられないでしょう。オシャレしたり、恋したり忙しいですよ。
__ 
女性は嫌いですか?
合田 
いえ、好きですよ。ネットラジオでずっと、そういう事言うてますもん。
__ 
あ、「団地妻撲殺ラジオ」ですね。
合田 
そうです。中学生の頃の同級生とやってます。
__ 
いいネーミングですよね。団地妻も撲殺も、まったくリアルじゃないのに血生臭い。
合田 
今日び、団地妻なんて聞かないですしね。団地妻なら撲殺しかないでしょう。

タグ: ロマンについて オシャレをしよう 男性性とは何か ネガティブ志向 女性的、それはなにか


何考えてるかわからへん

__ 
今後は、どんなものを書きたいですか?
合田 
僕はあんまり、劇団や作品を定番化したくないんですよ。この劇団ならコレ、みたいな。ぜんぜん予想が付かないような作品づくりをしたいんです。
__ 
それは何故でしょう。
合田 
ダウンタウンが出始めた時の評論に「彼らの笑いは予測が付かない、だから面白い」というのがあったんです。その言葉に影響を受けてます。
__ 
お客さんを純粋に驚かせたいという事ですか?
合田 
「面白い」の過程の前に、「驚き」は常にあると思うんですよ。最終的な目的は「面白い」ですので・・・
__ 
では、今後、どんな感じで攻めていかれますか?
合田 
今、色んな劇団が旗揚げされていますでしょう。
__ 
ええ。
合田 
その中に埋もれたくはないですね。「昔、努力クラブってあったね~」って、思い出されるくらいにはなっておきたいですね。
__ 
ああ、30年後ぐらいに回想されたらいいですね。
合田 
もう辞めるみたいな(笑う)。あと、さっきの意表を突く話に戻りますけど、何をやってくるか分からない感じになりたいですね。いつもはヘラヘラしてる担当で、あいつら基本はいい人やけど何考えてるかわからへんって思われている。不気味な感じになってたいですね。
__ 
うわさ話に困る感じの。
合田 
あそこの作品はヘラついてるぞ。みたいな。
__ 
ちょっと距離を置かれてるけど・・・
合田 
目を離せないみたいな。

タグ: ヘラヘラ笑う俳優 私の劇団について 今後の攻め方


ヨガ雑誌「Yogini」

__ 
今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントがございます。どうぞ。
合田 
ありがとうございます。開けさせて頂いても・・・
__ 
はい。
合田 
おほ、これはすごい。ビューティフルライフ? ヨガですか? いま、ヨガ流行ってるんですか。
__ 
まあ、定番ですね。
合田 
ちょっと大学で、インドの事を習ってからこの辺の事には興味があるんで。
__ 
あ、そうなんですね。良かった。

タグ: プレゼント(書籍系) ヨガの話題


KUNIO09『エンジェルス・イン・アメリカ』

__ 
今日はどうぞ、宜しくお願いします。森田さんは、KUNIOの「エンジェルス・イン・アメリカ」に出演されるんですよね。
森田 
はい。実はこの作品は2年前にも上演しているんです。その時にも出演はさせていただいたんですが、今度は第一部・第二部を連続上演するんですよ。
__ 
そうなんですよね。で、上演時間がなんと七時間を越えるという。
森田 
はい(笑う)。
__ 
しんどくはありませんか?
森田 
いや、まだ通していないので・・・。お客さんの方はどうでしょうね。途中で休憩は挟みますし、第一部・第二部で別の日で分かれてご覧になれるので、ご心配の方は二日に分けて鑑賞頂けます。
__ 
安心ですね(笑う)。
森田 
前回も3時間超えていたんですけど、結構お客さんの方も最後までご覧頂けたみたいで。
__ 
集中力が続く芝居という事だったんですね。
森田 
今回も頑張ります。楽しみにしていて下さると。
尼崎ロマンポルノ
2005年1月近畿大学在学中、橋本匡、堀江勇気を中心に旗揚げ。劇団員は6名。「劇団のための作品ではなく、作品のための劇団」がモットー。実在の事件や状況を扱い、「フィクション」でも「ノンフィクション」でもなく、「フィクションに紛れるノンフィクション演劇」として上演を続ける。現実と妄想、あの世とこの世など、自由に空間を行き来しつつも、ノスタルジックな雰囲気を舞台化する。エンタメやアングラやポップやアヴァンギャルドなどの枠に囚われず「本格物」で勝負できる劇団をめざして活動中。(公式サイトより)
KUNIO
演出家、舞台美術家の杉原邦生さんのプロデュース公演カンパニー。特定の団体に縛られず、さまざまなユニット、プロジェクトでの演出活動を行っている。(公式サイトより)
KUNIO09『エンジェルス・イン・アメリカ』
公演時期:2011/9/23~25(京都)。2011/10/20~23(東京)。会場:京都芸術センター講堂(京都)。自由学園明日館講堂(東京)。

気持ちは分からないけれど

__ 
「エンジェルス・イン・アメリカ」。KYOTO EXPERIMENT 2011の公式プログラムですね。稽古が始まってどのくらいでしょう。
森田 
始まって一ヶ月くらいですね、この6月いっぱいは第一部の稽古を行っています。台詞は今入れている最中なんですが、今回も台本はあまり削らないようにしているので、やっぱり上演時間はかなり長いですね。
__ 
森田さんはどんな役なんでしょう。
森田 
他に何役かあるんですが、主な役は天使ですね。題名にもある通り。2年前の第一部の時は、パンツ一丁で出ました。
__ 
面白そうですね。
森田 
今回はさすがに違うと思いますけど。
__ 
この作品は、森田さんにとってはどんな作品なのでしょうか。
森田 
非常に新鮮な感覚なんですよね。戯曲として、何十年も前に書かれたものとは思えないんですよ。
__ 
というと。
森田 
何役かキャストがあるとさっき言ったんですけど、実はそういう配役とテキストが組合わさっていて、俳優一人に様々な暗喩が重なるんです。
__ 
別の役が、最後には天使姿の森田さんの影に重なると。
森田 
はい。通してご覧頂いたら、様々なシーンに込められた意味がまとまったり、あるいは離れて別の解釈が生まれたり。もし疲れるとしたら、それは上演時間が長いという事ではなくて、テキストの量や多重性を解釈するのに体力を使うから、かも。
__ 
重厚そうですね。内容としても、何だか深刻な感じがして気になるんですよね。
森田 
アメリカの近現代と、ゲイカルチャーを扱った作品です。僕がそうだという訳ではありませんが、やっぱり、知らないというだけで実は身近に存在するんだと思うんですよ。そういうのって。
__ 
そりゃそうでしょうね。
森田 
まあ、そう簡単にカミングアウトなんてしませんもんね。
__ 
アメリカの終末感とゲイカルチャーの非生産感が合わさった劇空間になるんじゃないかなと期待してるんですよ。いや今ゲイを非生産だと言ってますけど。
森田 
うーん。例えば、僕も変わった容姿をしているので、ちょっとそのあたりの気持ちは分かるんですよね。
KYOTO EXPERIMENT
KYOTO EXPERIMENTは、京都国際舞台芸術祭実行委員会(京都市、京都芸術センター、公益財団法人京都市芸術文化協会、京都造形芸術大学 舞台芸術研究センター)が主催する、国際舞台芸術フェスティバルです。(公式サイトより)

タグ: 下着の色


目立つことについて

__ 
あ、うーん。その、森田さんの特徴的な外見については確かにちょっと伺おうと思ってたんです。
森田 
はい。
__ 
失礼な話、やっぱり個性的な容姿って舞台上ですごく映えると思うんですよ。ガリガリの体、目がやたら大きい、声が甲高い、歌が超上手い。
森田 
あはは。
__ 
どうしても舞台上で目を引く存在として、私の中では刻み込まれていて。
森田 
ありがとうございます。
__ 
ご自身が俳優をやろうと思ったきっかけは、もしかしたらそういう部分にある?
森田 
どうでしょうね。多分、子供の頃から漠然と、自分の行動で目立ったり笑ってもらったりするのが好きで。高校の頃から演劇を始めていたんです。
__ 
なるほど。

タグ: 目を引く役者とは


質問 イガキアキコさんから 森田 真和さんへ

Q & A
__ 
前回インタビューさせていただきました、イガキアキコさんというヴァイオリニストから質問を頂いております。「たゆたう」という音楽ユニットをされていて、舞台関係だと劇団子供鉅人に音楽を提供したり、舞台に立つ事もある方です。「ご自身が演劇を続けている理由は何ですか」?。
森田 
やっぱり、自分が社会に対して一番深く爪痕を残せるのは役者なんだろうなと思っていて。先ほどおっしゃっていただいたんですが、やっぱり見た目のインパクトとかには自信があるので。
__ 
それはきっと、森田さんが頭の中で考えている戦略の以上に、森田さんという身体がそう考えているのかなと。
森田 
ええと・・・?
__ 
現象としての森田さんが、そういう風に社会に影響を与えたいと思っている?
森田 
そうですね、でも理由は単純なんですよ。僕がそこに存在したという証を残したいんですね。まだ言葉でまとめられていないんですが。とにかく、プラスの方向に転がるような影響を与えられたらいいですね。
__ 
本当は、プラスの方向がどこかに向いているかどうかより、その力そのものに興味がある?
森田 
・・・ありますね。

タグ: 子供鉅人 残したいという気持ち 自分は何で演劇を


一人でよく歌ってた

__ 
実は依然、France_panで森田さんの歌を聞いた事があります。「We are the World」でしたね。やたら上手でしたが、トレーニングとかを受けていらのですか?
森田 
特にないですね。田舎育ちなので、一人でよく歌ってたんですね。それでですね。
__ 
近くに人がいないのっていいですよね。誰もいないところでの芝居の稽古って必要ですよね。
森田 
一人で歌っていると、遠くの方まで自分の声が響いているのが見えるんですよ。
__ 
見える?
森田 
いや、そうとしか言えない感覚なんですけど。
__ 
遠くの地上が、自分の声を反響しているときに、発声した肉体感覚が延長されて、身体が同一性を保持しようとして代わりに感覚を伸ばそうとする?
森田 
というよりは、声が響いている場所に目をやると、景色が自分の声を聞いているんですよ。もちろん自分も含め。そういう時に自分を取り巻く、町とか、道路とか、学校とか、家が聞いている景色に含まれるんです。
__ 
ええ。
森田 
その時に自分が、その中にある事と、もしかしたらそこから外れている存在かもしれないってちょっと思うんですよね。
__ 
寂しく感じますか?
森田 
どうでしょう?何か、開放感もあるし、早く帰りたいという気分もあるんです。
France_pan
04年結成。演劇における恥ずかしい境界を壊しつつ護りつつ、覚束無い言葉のコミュニケーションを軸に、真面目と不真面目の中間地点を探り続ける。揺らいじゃった身体性、現代人の悲喜劇性、ペンペケピーな前衛性。作品はポリリズミックに展開。観客の過剰な能動性や批評眼の重要性を各方面に訴えながら、演劇知の可能性を弄ぶ。(公式サイトより)
Pan_offIceプロデュース「京都かよ!」
公演時期:2009/11/13~15。会場:アトリエ劇研。

一人だけのサーカス

__ 
森田さんは、ご自身の姿を舞台に上げて、どのように感じてもらいたいですか?
森田 
出来るだけ、「あの人どうなっているの?」って思ってもらうのがいいですね。
__ 
一人だけのサーカスみたいな。
森田 
あはは。それはいいですね。ぱっと見で印象に残ってもらうと、幸せですね。
__ 
逆に、その身体で不便に思う事はありますか?
森田 
力仕事にはどうしても不向きなので・・・。仕込み、ばらしの時に力のかかる作業が出来ないんですよ。平台とかを一人で楽々運んでみたいですね。
__ 
太ったりは出来ないんですか?
森田 
なかなか太らないんですよね。役の幅が狭くなってしまうのが悩みですね。
__ 
なるほど。

あの人どうなってるの

__ 
今後、出演してみたい芝居とかってありますか?
森田 
うーん。エンタメのお芝居には一回出てみたいですね。
__ 
あ、出演された事はないんですね。意外ですね。
森田 
劇団の方がそういうカラーではなく、アングラなので。
__ 
では、今後どんな感じで攻めていかれますか?
森田 
もっと、「あの人どうなってるの?」と思ってもらえるように。不思議な存在を目指していきます。
__ 
不思議な存在。俳優の方向性をそういう感じで考えている方は珍しいように思います。
森田 
不思議な存在、いいんじゃないかなと思って。
__ 
私はなんというか、その森田さんの不思議さは格好良さに結びつくんじゃないかと思うんですが。
森田 
そうなったらいいですね。もっと自分の身体に対してストイックになっていけたらと思います。
__ 
ダイエット?
森田 
ダイエットは出来たら面白いですが(笑う)、トレーニングしたいですね。もっと絞って生きたいです。

タグ: 今後の攻め方 ダイエットについての話題 アングラ演劇という価値


保冷剤入り首巻タオル

__ 
今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントがあります。
森田 
ありがとうございます。これは?
__ 
首を冷やすヤツです。保冷剤が入っていて、それを入れて首に巻くとずっと涼しくいられるグッズです。
森田 
これはドンピシャですね。夏、苦手なんですよ。こういうのがほしいなってずっと思っていて。首を冷やすといいって言いますもんね。出かける度にあったらいいなと思っていたんですよ。

タグ: プレゼント(衣服・布小物系)