質問 中屋敷 法仁さんから 山口さん・西尾さんへ

Q & A
__ 
前回インタビューさせて頂いた、柿喰う客の中屋敷法仁さんからご質問を頂いてきております。「立川談志さんが、『親を大事にしない奴は信用出来ない』と言っています。どうだ」。という。
山口 
親関係ですか。ちょっと重い話ですけど、大学を辞めようか悩んで、先日親に相談したんですよ。映像系の学校に行き直して進路を変えたいと。
西尾 
ああ・・・。
山口 
何言ってるんだと。遊んでないで帰ってこい、バカタレと。いくら活動するにしても大学だけは出ておけと。その頃は必死過ぎて視界が狭くなってたんですよね。大学に充てる時間を自分の映像の勉強やヨーロッパ企画に掛けたくて。結局3日間、親と話して。
__ 
なるほど。
山口 
就職先は自分の希望通り、映像関係に就く事は認めてもらって、でも今の大学だけは卒業する事に決めました。
__ 
偉いですね。いや、親と向き合うのもそうだし、自信の進路を持ってそういう風にきちんと喋れるって。
山口 
社会情勢的にも、自分の進路は間違ってないと思ってて。父親と母親と喋りました。特に親父とは絶対に話しあわないと納得してもらえない。もう、話すしかないんですよ。
西尾 
もう、解決はしたんですか?
山口 
してないですね。とりあえず大学を卒業する時期で。今は普通に大学生しています。思い知りましたね、絶対に大学とヨーロッパ企画は両立ムリです。どっちかがおろそかになるんで。上手い事出来なかったんですよ。
__ 
西尾さんはどうですか?
西尾 
大事にはしてますね。核家族とか、夫婦で二人暮らしとかは出来ないと思いますね。親とかその上の世代を排除した環境って想像出来ないですね。結婚するにしても、嫁入りか婿入りか。
山口 
同棲の憧れってないんですか?
西尾 
相手がいないと一人だけになるっていうのが怖いんですよ。親の意見が聞けない生活って考えられない。
山口 
二人で暮らしたいっていうのはないんですか?
西尾 
あるにはあるんですけど、二人だけの価値観だけになるってのが勿体無いんですよね。8人くらいで暮らしたいです。ウチ、祖父と祖母がめっちゃくちゃしんどい人なんですけど、それを見られる毎日の方が絶対濃いんですよ。
山口 
中々聞かないですね。いや、ちょっとプライベートな時間を一番内側に持ってくるんじゃないかなと。親とかは一段階外に置いて。僕、結構一人で居れるタイプなんですけど。
西尾 
一軒家に住んでると、襖一枚があれば結構知らないフリが出来るじゃないですか。だから1階・2階で完全に区切れるんじゃないかなって。大家族だったらこうなると思いますよ。

タグ: 結婚について もう、辞めたい


悩みますよね

__ 
今後、お二人それぞれ、どんな感じで攻めて行かれますか?
山口 
大学の卒業ですね・・・。知り合いで卒業出来なかった劇団員がいて、彼のブログに居たたまれない事が書いてあって、こうだけはなるまいと思ってます。
__ 
分かります。頑張ってください。西尾さんは。
西尾 
私も卒業したくって。いま院にいるんですけど、これの専門職として就職出来るように、まずはちゃんと卒業したいです。私は自分で作る人ではなく、人の作品を表すパーツとして働きたいんですよね。何か言われた時に役に立てるように。
山口 
どういうところに就職したいとかあるんですか?
西尾 
明確にはないんですよね。学芸員か、演劇系のスタッフも面白いなと思うし。
山口 
悩みますよね。
__ 
いや、二人ともめっちゃ選り取りみどりだと思いますよ。
西尾 
いえいえ。でも、向かう力がある人が凄いんじゃないかなって。私にはそういう力がないので、例えば売り込む力がある人がどんどん仕事を大きくしていくのが羨ましいですね。

FRIXION Bizとミニケース

__ 
今日はですね、お二人にお話を伺えたお礼にプレゼントがあります。
山口 
あ、恒例の。これ貰えるの夢だったんですよ。
西尾 
私もこれが楽しみで。
山口 
(開ける)え?消えるボールペン・・・。
__ 
すごくキレイに消えます。
西尾 
あれですよね、ラバーで擦ったら消えるっていう。
__ 
60度で消えます。水性インクです。
山口 
へー。(試す)え、マジで!?
__ 
若干、ラバーのカスが出る場合がありますが。
山口 
これ、めっちゃくちゃいいです。こんなに凄いとは思わなかった。
西尾 
これは。
__ 
chikinというパフォーマンスグループの公演後に買ったものです。それはオマケで、プレゼントはそれが入っている箱ですね。
西尾 
ありがとうございます。何入れよう。

タグ: プレゼント(文具系) プレゼント(容器系)


ルドルフ「授業」

__ 
今回はルドルフ「授業」(作=ウージェーヌ・イヨネスコ)に出演される、ヨーロッパ企画の永野宗典さんにお話を伺います。よろしくお願いします。もう、そろそろですね。
永野 
そうですね。どうなるやら。
__ 
頑張って下さい。とても楽しみにしております。今日の稽古はどんな感じでしたか?
永野 
先週通し稽古があって、それが終わって一発目の稽古でしたね。通し稽古を受けて、色々と修正していっています。ちなみに、ラストシーン中心の稽古でした。芝居がどんどん練りこまれて、出来上がってきています。丹念に作られてますよ。
__ 
楽しそうな時期ですね。
永野 
そうですね。でも自分の役どころでまだ迷うところもあって。役の全体像もまだおぼろげなんですよ。その中で、どのくらいのスタンスで役を作っていけばいいのか。役者として、まだ芝居全体に追いついていない状態ですね。
__ 
言ってみれば、みんなで森の中をさまよっているような。
永野 
さまよっています。たまに美味しい果物を見つけて、みたいな感じで。水沼さんを先頭としてついていってますね。
__ 
はぐれてしまわないように?
永野 
こっちの道も面白いかもですよって、たまに提案したり。フラットな稽古場なので、言いやすいですね。
ヨーロッパ企画
98年、同志社大学演劇サークル「同志社小劇場」内において上田、諏訪、永野によりユニット結成。00年、独立。「劇団」の枠にとらわれない活動方針で、京都を拠点に全国でフットワーク軽く活動中。(公式サイトより)
ルドルフ「授業」
作・ウージェーヌ・イヨネスコ。演出・水沼健。出演・金替康博[MONO]・筒井加寿子・永野宗典[ヨーロッパ企画]。公演時期:2010年6月10~13日。会場:京都芸術センター。
ルドルフ
京都で演劇を上演する集団。

はぐれてしまわないように

__ 
金替さんから又聞きしたんですが、この「授業」東京でご覧になられたそうですね。
永野 
たまたま新宿のゴールデン街を歩いていたら、東京乾電池さんがやってたんですよ。教授役が非常にインパクトがありましたね。台本を読んだときには気づきませんでしたが、ちょっとエロティックなシーンもあったり。
__ 
今回金替さんが演じられるのは教授役だそうですが、芝居が後半に近づくにつれどんどん興奮していくと聞いています。最後にはとんでもない事をするという役回りだそうですが、女中役の永野さんはその間どうしているんですか?
永野 
それは見に来てもらわないと(笑う)大きく言えば、原作では女中は計約3回登場し、教授をたしなめたりするという役回りで。
__ 
そうですね。
永野 
でも、今回の水沼さんの演出によって非常に不可解な役回りになっています。稽古中、「これどこに向かうんだろう」って。どうしはるんだろうって僕も楽しみなんです。
__ 
もう、東京乾電池バージョンとも全然違う。
永野 
原作が解体されて、再構築されてる感じです。グロテスクだったりエロティックな雰囲気が、ユーモラスな印象になるんじゃないかなと。不条理劇なんだけど、可笑しみのある作品になると思います。

タグ: エロスについて


やさしい不条理劇

__ 
私実は不条理劇を見るのはあまり経験がないのですが・・・
永野 
ですよね、上演される機会はあまり多くないですね。実は去年、ヨーロッパ企画の「冬のユリゲラー」が映画化された時に、三条御幸町に宣伝の一環でイベントカフェを開いた事があって。
__ 
「カフェ・ド・念力」ですね。
永野 
そこで、不条理劇の芝居を演出・出演したんですよ。
__ 
あ、ブログにありましたね。いかがでしたか?
永野 
まあ、お客さんの反応はぽかーんと(笑)。
__ 
ああ・・・。
永野 
でも、もの凄い勉強になりました。単純にやって見世物になるほど甘くないんですよね。で、作り込むほど真剣になれる感触もあって、そうして作ったシーンほどお客さんが見入ってくれる。
__ 
意味が伝わりにくい分、受け手にも送り手にも集中力が必要とされる。
永野 
はい。あ、今回の「授業」も不条理劇ですが、全然分からない脚本でもないし、見やすい雰囲気の作品になっていると思うので、全然大丈夫です(笑う)。

タグ: 見世物


質問 水沼 健さんから 永野 宗典さんへ

Q & A
__ 
前回インタビューさせて頂いた、水沼さんからご質問を頂いてきております。「好きな漫画は何ですか?」
永野 
福満しげゆきさんの作品が好きですね。感覚が、これは僕じゃないか、って思わせてくれるんですよね。細かい感情の機微が描かれていて、面白いんですよね。
__ 
私も好きです。ハラハラしますよね。
永野 
赤裸々で、刺激的なんですよね。

自分を満たす方法

__ 
永野さんが俳優を続ける理由とは。
永野 
やっぱり、日常の生活で吐き出せないところが多いじゃないですか。それをセリフで吐き出してるみたいな。それを苦にしない人もいれば、文字にする人もいる。スポーツで発散する人もいるし。
__ 
永野さんはどんなタイプ。
永野 
自分をもっと知ってもらいたいという思いが強いんでしょうね。だから俳優をやっているんじゃないかと。単純に、お客さんの前に立って笑わせたり感動させたりするのが好きっていうのもあると思うし。自己顕示欲が強いんじゃないですかね。
__ 
ご自身でそう仰るって、カッコいいですね。
永野 
今の言葉?(笑う)自分が人なみなのかどうかわからないけど、やっぱり固執していると思う。でも、これ以外には自分を満たす方法を見つけられていないですね。

ヨーロッパ企画第29回公演「サーフィンUSB」

__ 
あ、ヨーロッパ企画といえば次回公演が再来月に。タイトルがいいですね。「サーフィンUSB」
永野 
サーフィンものってどう舞台で表現するのか。現在、研究開発中です。
__ 
一昨年の年末のBRAVA!でやってたカウントダウンのコントで、サーフィンものがありましたね。
永野 
もともと作・演出の上田の中で、「波」というテーマを扱いたいとという思いはあったみたいで、その延長線上にBRAVA!でのコントもあったんでしょうね。本公演はもっと、非日常寄りになると思いますが。
__ 
実は今日、悪い芝居のアフタートークで上田さんが出てきて。舞台上に扱いづらい要素を載せるという事について話されてたんですよね。振り返ってみると、ヨーロッパ企画の公演では、完全にコントロールの利かないものがよく出ますよね。
永野 
地形演劇ってよう言ってますけど(笑う)。その上で、役者の体がライブで動いている面白さがあるんでしょうね。
ヨーロッパ企画第29回公演「サーフィンUSB」
作・演出・上田誠。公演データは>>公式サイトへ

タグ: 非日常の演出


何を人に気を使って・・・。

__ 
今後、どんな感じで攻めていかれますか?
永野 
自分の作った世界を人に見せることに意欲が沸いています。作品を発表していきたいなと思います。一方で、俳優業も、自分の面白いと思う表現をきっちりパッケージして人前にたてるように突き詰めていきたいなと。もっともっと真剣にやっていきたいなと思います。完全に自己顕示欲のあらわれですけどね(笑)。そこをいかに満足させるかということで。自分のやりたいことしかやらないという覚悟で、2010年は動いていきます。
__ 
いいと思います。
永野 
あはは。でも、演劇っていう好きなことやれるメディアでやってて、何を人に気を使っていく必要があるのかと。色んなアーティストがそうしてきたと思いますし。ビビってても仕方ないと。後悔しないように生きようと思います。

タグ: 今後の攻め方


ジタバタ

__ 
永野さんは、一時期より随分落ち着かれましたよね。
永野 
あ、それは自分でも思います。一時はもっと焦ってて、早く売れなきゃとかもっと力を付けて劇団引っ張らなきゃと思ってたんだけど。
__ 
ええ。
永野 
それは今でも思ってはいるけど、何だか凄く浅はかなところであがいてたんですよ。それで結局媚びたり、人の目を気にしてやってそうやって自分が舞台に出たり色々なメディアで出演させて貰ったりして、それで自分に芯があったかというとそうでもなかった。どうやったら面白がって貰えるか?って。もちろん、その計算はしてもいいと思うんですけど、何か足りなかったんじゃないかなと。ちょっと、人の顔色を伺うのはやめようかと。
__ 
ジタバタしてもしょうがない。きっとそういう心境になるには、ジタバタしなければならなかったんだろうなと。今の永野さんはなんというか、ご自身の立ち位置を定められたんだろうなと思います。素晴らしいなと思います。
永野 
少し前に、自分の芝居、しょうもないなと落ち込んだ時期があって。そこから開き直って落ち着いているという感じですね。まあ、ここからブレないようにしたいなと思います。これで逆に、つまらんくなったらいやだけど(笑う)。

ドレッシング

__ 
今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントがあります。
永野 
マジで? そんな。いいの?
__ 
どうぞ。
永野 
3つありますけど・・・(開ける)あ、ドレッシング。ありがとうございます。

タグ: プレゼント(食品・飲料系)


一人芝居「いきなりベッドシーン」大阪公演

___ 
今日はお疲れ様でした。七味まゆ味さん一人芝居の大阪公演。independent-theater1stでの公演でしたね。タイトルは「いきなりベッドシーン」。タイトルからしてとても刺激的な作品でした。
中屋敷 
こういうコンセプトの作品にしようと、タイトルを決めてから作り始めるんですよね。今回は生き急いでいる人を描こうと思いました。作品内容とタイトルと関係ないからって怒られるんですけど、むしろ大いに関係あるんです。
___ 
青春を皮ごとまるかじりする女子高生の話ですもんね。公演後のアフタートークでも仰っていましたが、女子高生を描きたい?
中屋敷 
いや、僕のテーマを伝えるのに女子高生というのが一番いいなと思っていて。彼女たちのリアルな感情というよりは、話を伝えてもらう役柄としてピッタリなんです。
柿喰う客
中屋敷法仁の演出作品を上演する演劇集団。演劇の虚構性を重視し、「圧倒的なフィクション」の創作を続ける。虚構性の高い発話法/演技法を追求し、人間存在の本質をシニカルに描く。その姿勢から「反・現代口語演劇」の旗手として注目を浴びる。(公式サイトより)
一人芝居「いきなりベッドシーン」大阪公演
「INDEPENDENT:ex」参加作品。公演時期:2010年4月26日(月)~28日(水)。会場:in→dependent theatre 1st。
七味まゆ味氏
柿喰う客所属俳優。

タグ: 一人芝居


フ ワ フ ワ

___ 
見ている間中思っていたんですけど、本日の七味さんの演技。すごく喋れてるし、振れてるなって思ったんですよね。ピッタリ、役の人間をこなしているというか。
中屋敷 
七味さんはアイデアも豊富で、落とし込みも凄いので、どんな突飛な台詞や振りでも簡単に飲み込んじゃうんです。やってて凄く楽しかったですね。この作品では、主人公の彼女を「ああこれは訳の分からない頭のおかしい人だ」と切り捨てて見てほしくなくて。共感する前に、意味が分かる演技をしてほしかった。そんな知的好奇心を揺さぶる作品に仕上げたいと思いました。彼女は行動として理由が通っていましたから。単なるキチガイじゃなくて。
___ 
なるほど、絶対共感は出来ないけど、意味が通ってるから分かるキチガイなんですね。ずばり伺いたいのですが、今日の七味さんはどうでしたか。
中屋敷 
今日はブレがいい方向に行った日だなと思いましたね。ベースが凄くしっかりしているうえ、ブレがあればあるほどファンタジスタを生み出すような。他の女優さんだったらブレがあるのはしょうがないみたいに諦めちゃうので。
___ 
ええと、今回出演された七味さんご自身はどうでした?
七 味 
今日はフワフワしてたねって言われちゃいました。
___ 
あー、なるほど。
七 味 
ちょっと、テンションが上がりすぎちゃって。
___ 
初日という事もあって?
七 味 
そうですね。もう少し落ち着いていきたいです。でも、今日のお客さんはすごくウケてもらえましたね。反応が東京よりも激しかったような。
___ 
かなり笑いが起こってましたね。
中屋敷 
その辺は人によりますね。最後のシーンとか、特に(ここは笑っていいのか?)と迷うと思います。
___ 
最後のシーンは衝撃的でしたね。

柿喰う客第16回公演「露出狂」

___ 
さて、次は露出狂ですね。
中屋敷 
はい。
___ 
東京公演は5月19日から、大阪は6月8日からですね。
中屋敷 
GWにトルコで公演するので、帰ってきてからすぐですね。
___ 
みどころは。
中屋敷 
群像劇ですが、よくある集団の中でのぶつかりあいじゃなくて、集団の中で個人がつぶされていく様を描きたいと思います。
___ 
チラシによると女子高サッカー部の話らしいですね。登場人物はすべて女性、しかも女子校の部活。
中屋敷 
そうそう。女集団のルールの中で、個人がどのように生き抜くのかという。けして可愛い女の子が集まってルンルンする芝居ではないです。
___ 
素晴らしい。
中屋敷 
集団て何だろう。そんな事を考える作品です。女同士のドロドロしたぶつかりあいとか、そんな浅いものではないですよ。あるいは青春もので、部活で空気が悪くなってだんだんとみんなの心が離れていくみたいな展開あるじゃないですか。でも現実はそんな事ないんですよ。3年間過ごすんだから。
___ 
そうですね。結局数日後には元通りになったりしますからね。心に何かを抱えながらも。
中屋敷 
もっとじっとりした何かですね。集団の中で個人の意志がなあなあになっていく。集団からは逃げられないですから。
___ 
尊重されるべき個人の人格が集団によって狂わされる。あー、それ、凄く見たいです。楽しみです。
柿喰う客第16回公演「露出狂」
公演時期:【東京公演】2010年5月19日(水)~31日(月)・【大阪公演】2010年6月4日(金)~8日(火)。会場:王子小劇場(東京)・精華小劇場(大阪)。

タグ: 世界がズル剥け 群像劇


柿喰う客を見て、何を持って帰ってもらいたいですか?

___ 
柿喰う客を見て、何を持って帰ってもらいたいですか?
中屋敷 
ワクワク。
七 味 
ワクワク。
___ 
ワクワク。
中屋敷 
細胞が活性化してほしいですね。
___ 
ペースメーカーを無理矢理打ち込まれたみたいな。
中屋敷 
もう怒りでもいいし楽しいでも笑いでもいいんですけど、心拍数がちょっとあがればいいなと。心拍数を上げるには体のどこを刺激すればいいと思いますか姉さん?
七 味 
頭?
中屋敷 
正解です。柿のお芝居は感覚に訴えて、さらに複雑なテーマも多い。あなたの人生について問いかける事もする。難解ではないけれど単純に受け止める事の出来ない作品に熱い魂を乗っけて、観客の心を揺さぶるんですよ。
___ 
私も、「恋人としては無理」を見た時に活性化した気がしますね。あそこまでハイペースに言えてる・振れてる芝居を見せられると、やっぱこれは凄いなと。
中屋敷 
外国に行ってもウケるのはそこですね。
___ 
あ、そうなんですか。
中屋敷 
僕らを見てると、ドキドキするって。

タグ: 言えてるセリフ


人気劇団として見ないで

中屋敷 
でも、最近は柿へのイメージというのがちょっと固定化されているのかなと思います。無名の若手と思って見てほしいんですよ。
___ 
あ、その辺が問題。
中屋敷 
初めての人が「柿って評判なんだよね。さあ、楽しませてよ」って感じで来られんですけど、何も前情報のない状態で見て頂くとより楽しめると思います。外国で上演した方がやりやすいのはそこですね。
___ 
なるほど。
中屋敷 
素の状態でお願いしたいです。玲央クンカッコイイとかそんなのいいですから。彼も望んでないし。一人の役者として見てほしいです。人気劇団を見に来たじゃなく、作品を見てほしいです。
___ 
先入観はいらない。
中屋敷 
僕らはどんどん新しい方向ものを作ります。だから、前の公演の事なんか一切わすれて。
玉置玲央氏
柿喰う客所属俳優。

タグ: 玉置玲央さん


質問 cossiさんから 中屋敷 法仁さんへ

Q & A
___ 
さて、前回インタビューさせて頂きましたchikinのcossiさんからのご質問です。1.稽古場に集まってからどのくらいで稽古が始まりますか?
中屋敷 
集合時間から20分後に始まります。最初の10分は準備と、だらだらする時間。その後10分はみんなでちゃんと雑談をします。最近どう?って。そうしないとみんなフワフワした状態で始まっちゃうので。堅いお稽古ごとじゃないんだから、軽い雑談ぐらい出来るコンディションじゃないと。
___ 
ありがとうございます。2.学校で好きな科目は何でしたか?
中屋敷 
あー、全部好きですね。僕は勉強大好きだったので。

すすむ。

___ 
今後、柿喰う客はどんな感じで攻めていかれますか?
中屋敷 
とりあえず、今後はどうするかというのはあまり決めていないですね。柿として売れる事にはならないと思います。柿は元々、お互いをリスペクト出来るメンバーが集まっているので、劇団としてもっと成り上がる!って躍起になるという事はなくて。みんな勝手に売れて、年に1回くらいは再結集して公演するぐらいでいいかなと。
___ 
中屋敷さんをはじめ、柿喰う客の方々は演劇をやりたくて集まったのではなく、作品を作りたくて集まったんですよね。それが凄く新鮮に聞こえました。作品を思い返して、さらに納得しています。似てるようで全然違いますよね。
中屋敷 
やりたい事がなくなったらやめちゃうかもしれないです。でも全然アイデアが尽きないですね。どんどん生まれてます。常に最先端を追い求めていこうと思います。やった事のない事しかやりません。ついてきて欲しいです。

タグ: 今後の攻め方


ジェルタイプの歯磨粉と豚毛の歯ブラシ

___ 
今日はですね。お話を伺えたお礼にプレゼントがあります。
中屋敷 
おっ。やったあ! まさか貰えるとは思わなかった。
___ 
どうぞ。
中屋敷 
(開ける)おっとこれはやっちゃったな。すげえこれ。何これ。
七 味 
ハミガキ!
中屋敷 
健康マニアなのでうれしいです。

タグ: プレゼント(医療・薬品系)