質問 松居 大悟さんから 松葉 祥子 さんへ

Q & A
__ 
前回インタビューさせて頂いた方から質問を頂いてきております。ゴジゲンの松居大悟さんからです。1.初体験のエピソードを教えて下さい。
松葉 
何の初体験ですかそれは(笑う)。
__ 
ご自身で読み替えて頂ければとしか言いようがないですが、個人的には初舞台の感想とかお聞きしたいですね。
松葉 
初舞台。私が東京の小劇場に初めて立ったのが「ひげ太夫なんですよ。
__ 
あ、そうなんですか!
松葉 
役者を目指していた頃色んな事があって、辞めようかなと思っていた時にチラシを見たのがキッカケです。ワークショップに行かせてもらって、舞台に立たせて貰ったんですよね。最初は出来なかった事が、練習を重ねて出来るようになったんです。努力すれば側転とかが出来るようになるんだなって。
__ 
2.こいつ、俺の事が好きなんじゃね?って思う瞬間は。ちなみに松居さんはそう思った瞬間、相手の事が怖くなるそうです。
松葉 
うーん、気のせいだろうと思って、自分が意識しすぎだろって思うんですが。あ、休みの日の予定を聞いて来られた時かな。

ひげ太夫
ひげの女優たちが、その鍛え上げた肉体から、次々と繰り出してくる、濃いネタ、熱い殺陣、予想を裏切るストーリー。役者は全部女。一体これ、時代はいつで、どこの国なのか。必要以上に男らしい男が、舞台に居座り、話を込み入らせる。なまめかしい女も、ふとしたことで、ひげをはやす。(公式サイトより)

タグ: もう、辞めたい


vol.154 松葉 祥子

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松葉

革製のサスペンダー

__ 
今日はお話を伺えたお礼に、プレゼントがあります。
松葉 
まさかの!良いんですか。
__ 
どうぞ。
松葉 
男性にプレゼントをもらうのなんて、差し入れ以外に考えられないですねー(開ける)。おおー。サスペンダー。お洒落じゃないですか。
__ 
使えますかね?
松葉 
ベルト以外におしゃれなものが欲しいなと思っていたんです。実は私も。
__ 
あ、首とかに塗って香りを楽しむ奴ですね。これ欲しいと思ってたんですよ。
松葉 
ぜひ、夜行バスとかの中で。
__ 
ありがとうございます。

タグ: プレゼント(装飾系)


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松葉

ゴジゲン第9回公演「美しきラビットパンチ」

__ 
今日はどうぞ、よろしくお願いします。現在、ゴジゲンさんは駅前劇場で「美しきラビットパンチ」を上演期間中ですね。大変おもしろかったです。
松居 
ありがとうございます。
__ 
男だけの芝居でしたね。
松居 
時々やるんですよ。稽古場も全員男、しかも稽古期間中は全員禁欲するんですよね。2、3週間ぐらいずっと何も出来ないので、フラストレーションが溜まっています。
__ 
なるほど。
松居 
女性が稽古場に来たときは、盛り上がり方が半端じゃないですね。
__ 
何を禁じるんですか?
松居 
まずお酒がダメですね。今回は高校生の話なので、酒なしで盛り上がれなければダメだと。あえてストレスを全員で一緒に溜めることで団結力が強くなったと思います。いまぐらいが最高潮で、目が血走っています。舞台上ですべて吐き出そうとしています。
ゴジゲン
2006年、慶應義塾大学公認演劇サークル“創像工房 in front of.”において結成されたコメディユニット。2008年4月に正式に独立。主宰の松居大悟が全ての作・演出を手がける。ヨーロッパ企画主宰の上田誠氏が「意気の上がらない人たちがワチャワチャするコメディ」と称するように、不器用にしか生きられない人間達が紡ぎだす軟弱なシチュエーションコメディを上演。(公式サイトより)
ゴジゲン第9回公演「美しきラビットパンチ」
公演時期:2010/09/18~26。会場:下北沢駅前劇場。

ひっくり返した先の、

__ 
拝見していて、後半でそれまで築きあげた物語を全てひっくり返すというのがおもしろかったですね。
松居 
はい。
__ 
私はそういうのが大好きなんですよ。でも「美しきラビットパンチ」は、最後にひっくり返して「どうだい!」じゃなくて、最後にもう一度本来の話に帰るというのが美しくて良かったですね。
松居 
あの展開は、良識の合る方には怒られたんですよ。
__ 
そうなんですか。
松居 
ひっくり返した先のシーンでミュージカルが始まるんですけど、そこで終わっていればきれいにまとまるのに、って。でも、僕が本当にやりたかったのはむしろその先に、果たして物語が待っていてくれるかという事なんです。キチガイじみてるかもしれませんけど。
__ 
そうそう、ひっくり返した後に本線の物語に戻っていましたね。それも、途中で戻れないぐらいの舞台転換や事件を起こしたのに。それって、ひっくり返す以上のエネルギーがいることなんじゃないかなと思うんですよ。
松居 
ありがとうございます。
__ 
そうした作品作りに挑んだのは何故でしょうか。
松居 
作品がどうだとか、感情移入できたかとか、そういうのってそれほど重要なのかなって思っていて。それよりは、感じてもらえる事の方がうれしいんです。今回の作品では生命エネルギーを描きたかったんです。常識だとか生死だとか、そんな当たり前のものを楽々飛び越しちゃうようなものに近づきたかったんですよね。目の前に起きているものが、与えられた真実なんだよって。今回の最後のシーンとか、わかんないけど泣けましたって言ってもらえるとやってよかったなと思いますね。
__ 
男性のキャスト7人が、最後は後ろ姿で泣くんですよね。
松居 
荒野と夕焼けの中で、泣くんですよね。生きているって素晴らしいじゃないかと、僕らなりの生命賛歌でした。

タグ: ミュージカルの話題


神聖なスポーツ。だからこそ

松居 
アフタートークで聞かれてびっくりしたのが、何でウサギの着ぐるみが出てくるんですか?って。
__ 
そういえば、タイトルが「美しきラビットパンチ」。そうか、デタラメで出した訳じゃないんですね。
松居 
一応僕の中では理由があって。そもそもなんでボクシングにしたかというと、本当にストイックなスポーツなんです、ボクシング。野球やサッカーみたいにバカにできない、神聖なスポーツ。だからこそバカにしようと思いました。色々調べると、ラビットパンチという言葉があったんです。
__ 
相手が後ろを向いた瞬間を狙う、反則ですね。
松居 
ラビットって、つまりウサギ。ウサギって一匹だと寂しくて死んじゃう動物ですね。で、あの部室にでてくるボクシング部員も一人だと本当の糞野郎で。でも、寄り添いあったらすごいエネルギーになるんです。

本当の糞野郎

__ 
本当の糞野郎。なるほど、前半の方は書き割りに等しいようなボクシング部員たちが、部の中心にいる熱いやつらを裏で茶化すみたいな感じですね。
松居 
あ、僕が高校時代にやってた事なんですけど。このテイストの芝居は3年くらい前からやりたいなと思ってたんですよ。今回は時期と、劇場の雰囲気と役者と気持ちがタイミングに合わさったので上演出来ました。
__ 
気持ちとは。
松居 
生きている事を伝えたいという、思いというか気持ちですね。死んだように生きているんじゃなくて、人に合わせるんじゃなくて、生きてる事。
__ 
部室の中でのランキングを、熱くない奴らが陰で言うシーン。身につまされるというか、人ってやっぱりそういうのが気になると思うんですよ、どうしても小さな関係性に身を置かざるをえないから。それが後半になって引っ繰り返されてというのが昇華でしたよね。学生服を脱ごうとしない、キャプテンの弟の・・・
松居 
優太郎くんですね。
__ 
そうそう、彼も服を脱がされて踊ったし。
松居 
あそこで初めて、全員で変な団結感が生まれるんですよね。高校生なんて生きるだの死ぬだの分かってる訳なくて。キャパシティがホントに狭くて、すぐいっぱいいっぱいになるし。そんな彼らが死に直面した時に、世界を創りだすんです。
__ 
SFとか宇宙とか言い出しますしね。
松居 
バカですからね。結果、舞台がひっくり返されて。
__ 
そこからのダッシュがすさまじい、熱い作品でした。

タグ: いっぱいいっぱいになってしまう


女性がいざ近寄ってくると怖い!?

__ 
ゴジゲンの芝居を通して、お客さんにどういう気持ちになってほしいですか?
松居 
僕らが掲げているのは、9割の人が笑って、1割の人が号泣するという。感じ方は別々でいいんですけど。
__ 
なるほど。
松居 
例えば、明日自殺しようとしている人が再来週にしようか、という。ちょっと生きてみようって思ってもらいたいです。
__ 
感じる作品なんですね。
松居 
ホントに最近なんですよね、そういうように思い始めたのは。以前はベタなコメディばっかりしていて。これでいいやと思ってたんですけど、そんな事をしていていいのか。誰かの心に届いて欲しいって思ったんです。
__ 
そう思われるようになったキッカケって。
松居 
先輩劇団のヨーロッパ企画さんにお世話になっていて。諏訪さんに「ゴジゲン」って名前を付けてもらったり。書き始めたのも、上田さんの芝居を観てというのがあります。でも、コメディやっていてもヨーロッパ企画さんに敵わないと思ったんですよね。
__ 
では、ゴジゲンではどのような芝居を。
松居 
第六回公演で「チェリーボーイ・ゴッドガール」という芝居を作ったんです。それは、童貞達が童貞を捨てたいと嘆いて、偶然合コンに行けて、童貞を卒業するかしないかでワチャワチャもめて。最後に女の子がやってきて、みんな怖くなるんです。それで全員集団自殺するっていう。
__ 
あはは(笑う)。
松居 
最悪のオチで、めちゃくちゃ怒られたんですけど、お客さんの一部がスッゲー良かったって言ってきてくれて。それまでどんだけ笑いを取っていても、そんな風に言ってくれる人はいなかったんですよ。すこしづつ、そちらの方にシフトしていっていますね。
__ 
恋人が欲しいと思いつつも、異性の方から近寄られると怖がって逃げてしまう。最近は恋愛から遠ざかる人が多いらしいですが、案外そうした恐怖が関係しているのかもしれませんね。
ヨーロッパ企画
98年、同志社大学演劇サークル「同志社小劇場」内において上田、諏訪、永野によりユニット結成。00年、独立。「劇団」の枠にとらわれない活動方針で、京都を拠点に全国でフットワーク軽く活動中。(公式サイトより)

タグ: 「ベタ」の価値 めっちゃ泣いた・号泣した その題材を通して描きたい


サマータイムマシンブルース

__ 
松居さんがお芝居を始めたキッカケとは。
松居 
当時は漫画家を目指してたんですよね。高校卒業直前に、集英社に持ち込みしたんですよ。ギャグマンガだったんですけど、編集者の人に「芸人のやってる事だね」ってパって投げられて。じゃあ芸人になろうと、大学の演劇サークルでコントをやったりしていたんですよ。2年位経って「そろそろ飽きてきた」なと思ってきた所に、駅前劇場で「サマータイムマシンブルース」に合ったんですよね。
__ 
あ、ここで。
松居 
だから、いまここにこれたというのは感慨深いですね。
__ 
小劇場スゴロクという奴ですね。ホントにあるんですね。
松居 
審査とかあるんですよ。2年くらい出し続けてました。隣のOFF・OFFシアターに行くのにもちょっと時間掛かるんですよね。ちょっと有名な劇団でも、いきなりは駅前劇場に来れないんですよ。
__ 
へえー。では今後、どんな感じで攻めていかれますか。
松居 
宮藤勘九郎さんを目指したいですね。ふざけていながらコンテンツは素晴らしいという。頑張りたいと思います。

タグ: おふざけ 今後の攻め方


質問 ハセガワアユムさんから 松居 大悟 さんへ

Q & A
__ 
前回インタビューさせて頂いた方から質問を頂いてきております。MUの脚本・演出家のハセガワアユムさんからです。1.物語を書くのは相当しんどいんですけど、しんどくありませんか?
松居 
いやもう、早く辞めたいです。
__ 
(笑う)
松居 
僕は絵を作るのが好きで。漫画にせよ芝居にせよ、絵を作るために、ぐっとくる為に台本を書いていますね。出来れば演出だけしたいなと。

メッセージ 七味 まゆ味さんから 松居 大悟さんへ

Q & A
__ 
あと、柿喰う客の七味まゆ味さんから。「ちょっとしか知らない人なので、今度一緒に飲みに誘って下さい」と。
松居 
あ、じゃあちょっと。二人で行きたいですね。しっぽりと。長塚さんのお芝居の読み合わせの時に隣になったんですよ。丁寧で謙虚な方ですよね。誘って下さいとお伝え下さい。

Boulangerie LA SAISON のパン

__ 
今日はお話を伺えたお礼に、プレゼントがございます。
松居 
あ、パンだ。
__ 
みなさんと分けて頂ければと思います。
松居 
今日はあまり時間がないので、有り難いです。

タグ: 差し入れ プレゼント(食品・飲料系)


ここは秋葉原。

__ 
今日はどうぞ、よろしくお願いします。
かに 
よろしくお願いします。
__ 
ここは秋葉原ですね。
かに 
そうですね(笑う)でも、結構来ますよ。
__ 
あ、そうなんですか。
かに 
はい。
__ 
しかし、今日は本当にお会い出来てよかったです。かれこれ四年は聞いているんです、かにぱんさんの歌を。
かに 
そんなに。ベータ時代だったら、組曲とかからですよね。
__ 
そうなんです。かにぱんさんのスタンスというか姿勢に何かしっくりくるものがあって。ずっと好きでした。
かに 
あはは。でも続けるというのが一番大変ですからね。ニコニコで続けていると騒動があったりとか、引退する人って定期的にいますからね。
__ 
アカウント削除はさすがに洒落になりませんでしたね。
かに 
あのときはさすがにちょっと凹んだんですけどね。これはよくてなんでこっちはダメなの?というのはありますね。

vol.152 かにぱん。

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かにぱん。

まずは楽しんでほしい

__ 
さて、まずは気になっていた事。サイトに歌の動画をアップする時は、録音を全く加工していないそうですね。
かに 
しないですね。切り張りはするんですけど、音程やピッチは変えません。歌はメロディで作られるので、感情がそこに乗っていれば音程を外していても直したくないんです。もちろん、両方揃っているのが一番いいんですけど。
__ 
なるほど。だからか、素直な感じがするんですよね。気さくというか、素っぽい感じで触れてくる感じがありますよね。何だかいつも、自然に楽しい気分になるんですよ。
かに 
そうなんです、まずは楽しんでほしいんですよ。楽しさを感じて、一緒に、その楽しさの中に入ってきてほしい。私がやっている事を見て、そこに壁を感じないでほしい。どんどん混ざってきてほしいですね。
__ 
ニコニコ動画にはコメント機能というのがあって、動画に字幕のようにコメントを書き込めます。そこで、参加出来るという訳ですね。
かに 
だから、出来ればその動画が楽しくなるような事を書いて欲しいです。コメントを書き込んで完成されますからね。

タグ: メロディ 単純に、楽しませたい


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かにぱん。

次は関西にも!

__ 
ご自身の歌い手としての強みはどこにあると思われますか?
かに 
どっちかっていうと、生歌というか、肉声で直接人に聞いて欲しいんですよね。録音したものでもなるべく加工はしないし。ライブでも、直接聞いた人がどう思うかを想像して歌いますね。
__ 
そういえばライブ、最近よく出られてますよね。
かに 
あ、是非来て下さい。次は関西にもいけると思うんで。
__ 
そうなんですか!是非とも参ります。
かに 
やっぱり、録音して繰り返し聞けてしまうって、メリットもあるけどデメリットもある。ライブは繰り返し聞けないんですよ。そこが大事だと思うんです。いま、この瞬間しかその音は流れていない事の貴重さって。
__ 
最近芝居を見ていて、やっぱり生ってすごいことなんだなって思うんですよね。俳優が舞台上にいるって。
かに 
時間って、同じテンポで過ぎていくんですよね。誰にでも同じように。ライブは時間と場所をたくさんの人と共有出来るので、動画とは違う。
__ 
あれは完全な共有ではありませんからね。
かに 
同じ場所にいて同じ音楽を聞くってレアなんですよね。ライブでは、それを大事にしたいと思っています。

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かにぱん。

MCとかで、平気で話しかけてくる(!)

__ 
今後、かにぱんさんはどんな感じで攻めていかれますか?
かに 
本当に「楽しい」を追求していきたいんですよね。自分の好きな事をして食べていけるってすごい幸せだなって思っていて。それ以上に、楽しいを商売にして共有して、一緒に楽しいねって言っていけたら最高なんですよね。
__ 
なるほど。
かに 
動画だけじゃなく、イベントでも、同じ楽しい空間を生んで、「これはいい」って思ってペイ出来るというのが理想ですね。まず私が楽しくて、みんながのっかってくる事でより楽しくなる。それが条件なので、形はあまりこだわっていません。CDであるかもしれないし、ライブイベントかもしれないし、一日カフェを開催したり。その根幹は同じ「楽しい」。
__ 
「楽しい」を共有する。
かに 
楽しいというのは一番共有しやすい感覚なんじゃないかなと思っています。偉い人でも年上の人でも。共有した後に、悪い事は残らない。歌を聞いてもらって、上手いと思われるよりも楽しいと思われる方が私としてはうれしい。私が楽しく歌ってるから。上手に唄おうとはしていないんです、実は。
__ 
よく言われる'10年代(てんねんだい)。楽しさを素っぽい感じでコンテンツを生んでいく人たちの事を指すんだと思うんですよ。上手というよりは親しみやすい作品を作るんですよね。
かに 
だって、舞台と観客席って高さが違うんですけど、それはあくまで舞台が見やすいようにしているんであって、どっちが立場的に上かなんてないんですよね。私はそこに「凄い事やってるんだぜ」って気持ちで立ってる訳じゃなくて。むしろ、観客席にいる人と同じ空間を共有している事を大切にしたいですね。私のライブにくるお客さんは凄く口だししてくるんですよ。
__ 
それは面白い。
かに 
MCとかで、平気で話しかけてくる。それも、内容が普段の雑談のノリなんですよ。「かっこいー」とか、下から上へのそれじゃなくて。ウチのイベントは全然違います。ふつうに会話してきます。あのアットホームさは大事にしたいですね。
__ 
舞台と客席が、段差があるのではなく斜面で繋がれている感じがしますね。
かに 
うん。で、見ている人同士も交流を大切にしているんですよ。
__ 
大阪にオリジナルテンポというパフォーマンスユニットがあって。そこの前説の注意事項が「携帯はOFFにしなくて大丈夫です。おしゃべりしてもかまいません。むしろ、おひとりで来た方は隣の人と仲良くなって帰って下さい」って。
かに 
(笑う)それは滅多にいわないですね。
__ 
ネットの発達によって、交流しやすい素地が観客席にもある。これはニコニコ動画というシーンでも、小劇場でも同じですね。そこで、イベント空間で「楽しさを共有する」という切り口で売り出していくプロデュース形態が現れるのは一つの趨勢ですね。


オリジナルテンポ
2002 年に演出家ウォーリー木下を中心として設立。台詞を一切使わないパフォーマンスグループとして活動中。(公式サイトより)

タグ: 反応し合う 観客との関係性 今後の攻め方


vol.152 かにぱん。

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2010/春
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かにぱん。

一緒に番組を作っているんですよね。

かに 
私、今転換期なんですよね。自分がしたいことを出来るところまでやってみて、出来なかったらしょうがないって思っています。
__ 
ええ。
かに 
だから、この先あと数ヶ月でのたれ死んでしまうのか、それとも楽しくやっていけるのか。っていう分岐点なのかなって。今後ますます、かにぱんどうなっちゃうんだろうという感じで見守っていただけると。
__ 
特色をどのように打ち出していけるかだと思うんですよね。私はきっと、かにぱんさんの特長は「人なつっこい」ところだと思うんですよ。何というか、人に好かれるタイミングを逃さない気がする。
かに 
ラジオとかもそうですね。
__ 
そうそう、かにぱんさんのラジオは面白いんですよね。
かに 
私もすごいなと感じるのが、書き込んでくれる人も面白い事を書こうとしてくれているんですよね。リスナーも一緒に、俺だって面白い事言ってやるよって。それを私も拾って。一緒に番組を作っているんですよね。
__ 
それは、従来のラジオではなかなか難しいところでしたよね。特別なシステムや人手が必要だし。
かに 
そういうインタラクティブな機会は逃したくないですね。

タグ: 分岐点


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2010/春
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かにぱん。

質問 松井 周さんから かにぱん。 さんへ

Q & A
__ 
前回インタビューさせていただいた方からご質問をいただいてきております。サンプルの松井周さんからです。1.何をしているときが一番幸せですか?
かに 
気の置けない仲間としゃべっている時ですね。アットホームさがハンパないですね(笑う)。打ち解けている仲間とならどこにいてしゃべっていても、そこが家みたいな。
__ 
2.今思い出しても頭を抱えるぐらい恥ずかしい経験をしたことがありますか?
かに 
うーん・・・ないなあ。思い当たらないですね。
__ 
本当ですか。
かに 
羞恥心が欠落しているかもしれませんが、全部肯定して今がある。連続している自分の歴史だから、どこかの一部分を否定しても、今の自分は分岐点を進んできた結果なので、肯定するしかないんですよ。だから今があると思うしかない。失敗しても頭を抱えるほど恥ずかしいとは思わないですね。

タグ: 分岐点


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2010/春
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かにぱん。

AgronaturaROリップクリーム(ダマスクローズ)

__ 
今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントがあります。
かに 
ホントですか?恐縮です。
__ 
どうぞ。
かに 
ありがとうございます。(開ける)あ、リップクリームですね。歌い手仲間の人から、リップノイズを防ぐ用に使っているものをプレゼントで頂いた事もあります。使わせて頂きます。

タグ: プレゼント(化粧品系)


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2010/春
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かにぱん。

KYOTO EXPERIMENT フリンジ“HAPPLAY” 

__ 
今日はどうぞ、よろしくお願いします。さて、そろそろHAPPLAYですね。
杉原 
ようやくチラシが出来たんですよ。どうぞ。
__ 
ありがとうございます。
杉原 
中を開くと・・・
__ 
おお、カラフルですね。
杉原 
整頓されている感よりも、ごちゃっとした感じが出ればって(笑う)。
__ 
何か、これだけ見ていても楽しげでいいですね。KYOTO EXPERIMENTのフリンジ企画としてアトリエ劇研で行われる「HAPPLAY」。杉原邦生さんがコンセプトを担当し、劇場の内部を1ヶ月ピンク色に染め、招聘した10団体が公演を行う企画。さて、これら団体を選ばれる基準とは何だったのでしょうか?個人的にはアート寄りなのかなあと思うのですが。
杉原 
アートというよりは、ハッピーにしてくれるカンパニー/アーティストを集めたつもりです。僕個人の演劇に期待するものって、観て幸せになれるか、なんですよ。
__ 
観て幸せになる。
杉原 
お金を払ってまで「うーん」って考え込むような作品は、僕は率先して観ようとは思わないんです。普通、一般的に、特殊な趣味以外の人はそういうものを好んで観たくはないんじゃないかなと。
__ 
杉原さんとしては、どんな作品が観てハッピーになれますか?
杉原 
僕が舞台を観たいと思う理由はすごくシンプルんなんです。演劇を観て楽しい気分になりたい、感動したい、興奮したい。本当にそれだけ。それと、演劇って英語に直すと〈PLAY〉じゃないですか。やっぱり遊びがそこで展開されてないと面白いと思えないんですよ。そういう意味で、今回HAPPLAYに呼ばせて貰った人たちはピンク色の劇場を使って十二分に遊んでくれると信じています。本当に。〈HAPPY〉と〈PLAY〉両方を兼ね備えた舞台が観たいんです。ふたつの言葉を合わせたのが企画名の「HAPPLAY」ですから(笑)だから、ワクワクして劇場に来てくれると本当に楽しめる企画になっています。是非来て欲しいです。
__ 
個人的には、まずピンク色に染まった劇研が楽しみですね。それだけでも観に行く価値は絶対にありますね。
KUNIO
演出家、舞台美術家の杉原邦生さんのプロデュース公演カンパニー。特定の団体に縛られず、さまざまなユニット、プロジェクトでの演出活動を行っている。(公式サイトより)
KYOTO EXPERIMENT フリンジ“HAPPLAY” 
フリンジ・パフォーマンス企画として、アトリエ劇研で1ヶ月にわたって新進気鋭の若手アーティストたちの作品を紹介。(公式サイトより)
KYOTO EXPERIMENT
世界から舞台芸術の<現在>が集う、京都初の国際舞台芸術フェスティバル。「KYOTO EXPERIMENT」では、国内のみならず世界各国から最先端の作品を紹介し、さらに、ここに集う人々の交流によって、次代を切り拓く新たなヴィジョンが創造されるための開かれた場を目指している。(公式サイトより)

タグ: 見ている人が幸せになる


KYOTO EXPERIMENT「HAPPLAY」特別企画『文化祭 in KYOTO』

__ 
そうそう、杉原さんご自身の作品も上演されるんですね。『文化祭 in KYOTO』。これは今年の9月に東京で初演されたものですね。
杉原 
そうです。アゴラ劇場<サミット>ディレクター任務の最後を飾った作品になりました。盛況に終わって。
__ 
盛り上がったんですね。羨ましい。
杉原 
京都は京都でまた違う仕上がりになると思います。楽しみにしてきて欲しいです。あ、これ、出演者は全員経験不問の一般公募で集めたんですよ。
__ 
そうなんですか!
杉原 
東京では沢山応募があって、最終的には31人の出演者になりました。中にはバナナ学園純情乙女組の上野くんとかも応募してきてくれて。
__ 
それは観たかったですね。
杉原 
一般公募は僕にとっては大事な方法のひとつなんです。普段演劇には関係の無い人達と一緒に稽古すると凄く新鮮なんですよね。芝居経験のない人たちに演出をつけるとき、かえって自分たちが普段どれだけ異常で特殊なな事をやっているのかが分かるんです。いろんな意味で。
__ 
アンチテーゼでもあるんですね。そうだ、なぜ文化祭という題材なのでしょうか。
杉原 
好きだからですね。好きなんですよ、文化祭。
__ 
あ、まさにそのままの意味。
杉原 
はい(笑う)。全部自分達で作るって、ものすごくワクワクするんです。こういう楽しい事を、狭い世界で閉じ込めておくのはホントにもったいない。
__ 
ええ、演劇界というね。
杉原 
だから出演者を公募して、彼らが呼んで遊びに来てくれたお客さんとも交わって。演劇って、作品を上演する場というよりはイベントの場だと思ってるんですよね。
__ 
そういえば、杉原さんが演出していたりプロデュースしている作品は何かしらイベントがありますね。出演者が上演前にロビーで喋っていたり、トークショー付きだったり。HAPPLAYもそうだし。
KYOTO EXPERIMENT「HAPPLAY」特別企画『文化祭 in KYOTO』
公演時期:2010/10/28~29。会場:アトリエ劇研。
バナナ学園純情乙女組
二階堂瞳子を中心とする”永遠に卒業出来ないスクールガール調”を大義名分に挙げ、いつまでもセーラー服を脱ぎたがらない女子や男子の集合体。脚本担当は中屋敷法仁。中屋敷法仁が不真面目・不道徳に書いた脚本に対し、二階堂瞳子の間違いだらけの不適切・不衛生な演出が加わった時、現代の科学では到底解明出来ない亜空間が観客の前に現れる。(公式サイトより)
劇団競泳水着
2003年に早稲田大学在学中の上野友之が旗揚げ。物語性の高いストレートなラブストーリーを、時に映像的でありながら物語を伝えるのに最適な「構成」で魅せる「劇団競泳水着式トレンディードラマ」を中心に上演。第七回公演「なだれる」において、2007年王子小劇場・佐藤佐吉賞の優秀脚本賞(上野友之)を受賞。(公式サイトより)