だから演劇や劇団が好きなんです

__ 
確かに劇団もコミュニティの一つですね。いわゆる批判されたり、かと思うと憧れられたり。
柳沼 
僕は、その劇団のちょっと気持ち悪い感じが大好きなんですよ。
__ 
というと。
柳沼 
出演者の人やお手伝いしてくれた人、みんないい大人なんですよ。仕事休んで平日の真っ昼間に集まって大道具を作ったりするんですよ。真剣に。作品を作るって何の補償もないし、今作ってる舞台セットだって自分達が作った事は誰も証明してくれない。のに、こんだけ一生懸命作ってる姿って、美しいなって。じーんときて、帰りに鴨川のほとりで泣いちゃったんですよ。
__ 
なるほど。
柳沼 
僕が頑張るのは当たり前ですけれど、この作品に参加した事を残すために釘一本でも打ってくださいとは呼びかけましたが、作業にそんなに積極的に参加してくれて。どうやったらリアルな壁に見えるかとか話し合うんですよ。各々が工夫して作業に当たるんです。これ気持ち悪いし、美しいんですよね。だから演劇や劇団が好きなんですよね。そういう姿を、八月の会に逆に投影してみたかったんです。

タグ: 初期衝動 一生懸命を描く


「ザ・悲劇」

__ 
この芝居、岡田ケンの半生を八月の会メンバーが演じる劇中劇がありました。そのタイトル案が「漂泊の家」か、「ザ・悲劇」。この「ザ・悲劇」を出すというのが面白かったですね。ふざけたタイトルじゃないですか。
柳沼 
そうですね。
__ 
でも、それは会のメンバーが岡田ケンの物語への客観性を失っていないことの証拠で。完全に岡田ケンの世界に没入している訳ではないというストーリー上の宣言だったと思うんです。
柳沼 
岡田ケンを神格化しないというのはちょこちょこ混ぜてましたね。みすぼらしいって表現したり。ケンの不幸に対しても、みんな感情移入するだけじゃなくて冷静に受け止めているんです。
__ 
岡田ケンは神ではなくあくまで、一人の人間である。
柳沼 
岡田ケンの遭った不幸って、誰にでも起こりうると思うんですよね。でもそれを不幸だ不幸だと評価するのではなく、まずみんなで認識しようと。今回一番大きなキーワードは相互認識だったと思うんですよ。お芝居の中で、良子役の阪本麻紀が「ケン君は私の話を聞いてくれた。だから私も聞かなくちゃって思った」と言うんですが、まず相手を受け止めようと言う姿勢ですね。理解出来ないと決めつけるんじゃなく、まず話を聞こうと。これは劇中だけではなく、稽古場でも行われていたことで。非日常的な、利害を越えた所での相互理解って、貴重な事なんじゃないかと。
__ 
人間同士の相互理解は、まず相手を受け止める事から始まる。
柳沼 
これから演劇活動を行うに当たっても、まずは相手を評価したり総括するのではなく、認識をしなければならない。その認識のあり方を知ってもらうために、舞台を作るというのが僕の使命じゃないかと思っています。
阪本麻紀氏
烏丸ストロークロックメンバー。俳優、音楽、制作を担当。

タグ: 非日常の演出 おふざけ タイトルの秘密


一線を超えた仲間

柳沼 
演劇って、別にブームにはならなくて良いと思うんですよね。生活を豊かにするために、細く長く続いてくれればと。また、演劇は、芸術性だけでは語れないぞと。
__ 
演劇は芸術からはみだしている?
柳沼 
90年代からもう、趣味嗜好って完全に個人化しているじゃないですか。人は人、俺は俺って、ともすれば自分の世界を確立しすぎているんじゃないかと。そうじゃなくて、お互いへの認識をしていったら僕たちは孤独なんて感じないよと。実際僕は、今回の作品のメンバーと頻繁に電話したり飲みに行ったりするわけじゃないけど、でも、久しぶりに会ったりするとニヤニヤしてしまう、元彼元カノみたいな、ある一線を超えた仲間なんです。そういう関係そのものに興味があります。
__ 
一緒に芝居を作ったら、仲間ですもんね。確かに、他では絶対出来ない信頼がありますね。
柳沼 
しかも、そういう関係を目撃したお客さんもいる。来てもらえた、さらに面白いと言ってもらえた。こんなに幸せな事って他にないじゃないかと。だからみんな、一緒に演劇をやって、良い作品を作りましょうよと言いたいですね。
__ 
そうですね。もしプロになったりしても、雰囲気を失わないでほしいなって思います。
柳沼 
粛々と作品づくりに臨みたいですね。長く続ける為に。

語るための演劇

柳沼 
演劇でどうかなるってぜんぜんイメージ出来なくって。劇作家だったら他に書き下ろしたりとか、大学の先生になったりとか。俳優だったらテレビに出たりとか。・・・どれにもあまり興味持てないんですよね。
__ 
自分達の世界をもっと多くの人に見てもらいたいというのが、そんな人達の根本的な動機だと思いますが・・・。
柳沼 
それを否定するつもりはないですが、違うやり方もあるんじゃないかと思うんですよね。小劇場はまだニーズを掘り出せていないだけで、必要とする人たちはたくさんいるんじゃないかと思うんですよね。嫌いな人はもちろんいるとしても。
__ 
というのは。
柳沼 
現代の生活で違和感を覚えている人は沢山いるわけでしょう、不満を抱える人が。
__ 
マスメディアの娯楽消費だけでは満ち足りていない筈の人々がいる。
柳沼 
演劇、特に小劇場演劇がそもそも社会に対するアンチテーゼから始まっているわけですから、そういう人たちにどんどん演劇という媒体を使って、生でお客さんに見せて訴えてほしいと思っています。確かにマスメディアやインターネットに比べて、観ている人は少ないけれど、これらが情報の共有であるのに対して、演劇は時間と空間、それと感覚を共有できる希有な場所です。この媒体を使って、今まで演劇を知らない人にどうやって関わってもらうかを考えています。
__ 
具体的に、どのような人々が。
柳沼 
特に興味があるのは、団塊の世代より上の方々ですね。そのあたりの方の話しを聴きたいし、舞台の上で語ってほしいと思っています。年表と年表の隙間にいるはずの、メディアで語られないささやかな個人が、個人の目線で戦争や高度成長などについて語るんです。テレビや映画のネタにはならない題材と、それらでは実現できないやり方で、過去を切り取っていきたいと思っています。

タグ: 僕を消費してくれ


質問 HIROFUMIさんから柳沼昭徳さんへ

Q & A
__ 
前回インタビューさせていただきました、役者のHIROFUMIさんから質問を頂いてきております。1.役者の個性についてどう思われますか?
柳沼 
僕は、無意識なところにしかないと考えているんですよね。あまり上手な役者を使おうとは思わないのは、魅力が意識化されているから。この人下手やなあというのが面白いなと。舞台に上がった途端チック症になったりとか。
__ 
2.どういうキャラクターの役者が好きですか?
柳沼 
2つあります。もの凄く頑張る人・・・下手やのに、練習しまくってそこを乗り越えられる人。
__ 
セリフがちゃんと言えるようになれる人ですね。
柳沼 
今回出ていた犬飼君。彼はクセが強いし、いわゆる器用ではない。でもそこを克服しようとして作り上げて稽古場に持ってくる。カッコええなと思いますね。
__ 
もう一つのタイプは。
柳沼 
何を考えているか分からない人・・・特に頑張らなくともお客さんが身を乗り出して聞きにいく人です。得やなと思いますね。

演劇の神様

__ 
今後、どんな感じで続けて行かれますか?
柳沼 
演劇の神様っていると思うんですよ。良い作品を作ったら、お金が還ってくるという事はないですけど、もの凄く良い気分になれる。それは、こちらが作った作品をお客さんにきちんと受け止めてもらえるから。だから、この舞台をまず認識してほしいですね。感動しなくてもいいから、まず。
__ 
舞台を見てもらう幸せですね。
柳沼 
もちろん良い作品を作らないと見てもらえない、そうじゃなかったら続けられないので。作る人・出る人・見る人が全員幸せになるような、良い作品を作れる限りは続けられると思います。

タグ: 見ている人が幸せになる


ファイルボックス

__ 
今日はお話を伺えたお礼に、プレゼントがございます。
柳沼 
おっ。いいんですかね。包みを見るだけでうれしくなりますね(開ける)。あ、かっこいい。これに5年間を詰めます。

タグ: プレゼント(文具系)


最近どうですか?

__ 
今日は、よろしくお願いします。
HRFM 
お願いします。
__ 
最近はいかがですか?
HRFM 
今日これから、内閣の打ち上げがあります。で、明日から新しい勤め先で初出勤です。
__ 
あ、そうなんですか。頑張って下さいね。

vol.137 HIROFUMI

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2010/春
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HIROFUMI

第10次笑の内閣「THE SCHOOL OF THE RINGS」を終えて

__ 
さて、先日の笑の内閣「SCHOOL of the RING」お疲れさまでした。面白かったです。
HRFM 
ありがとうございます。
__ 
HIROFUMIさんはハミダシ王子という、とても気持ちの悪い役を非常に好演されていましたね。
HRFM 
二面性のある優等生というイメージで演じさせて頂きました。爆発的にウケるキャラクターではなく、まあくすくすと。
__ 
気をつけたことはありますか?
HRFM 
あまりテンションを上げない事ですね。普段はテンションをとにかく上げて演技をすることが多いのですが、今回は堂々と振る舞う事を意識していました。
__ 
終演後のHIROFUMIさん引退セレモニーもありましたね。楽しかったです。眞野さんの歌がやたら上手かったのが印象に残りました。プロレスもしたし。
HRFM 
あのプロレス、実はセレモニーをやる当日に聞かされて。高田会計くんが上手だったので助かりました。
__ 
最後にはボコされてましたね。
第10次笑の内閣「THE SCHOOL OF THE RINGS」
公演時期:2010年2月26~28日(北海道)、2010年3月12~14日(京都)。会場:シアターZOO(北海道)、ArtComplex1928(京都)。
HIROFUMIさん引退セレモニー
京都公演2月14日の昼ステージ終演後に開催。ここでHIROFUMIさんは俳優を引退。

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2010/春
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HIROFUMI

とんでもない内容

__ 
これまで、一番キツかった公演とは?
HRFM 
何年か前に出た公演で、セリフと出番がどんどん減っていった事があったんです。
__ 
そんな事があったんですか。
HRFM 
台本1ページ丸ごとなくなっていたり、悔しい思いをしましたね。
__ 
HIROFUMIさんのキャラクターを生かしきれなかったんでしょうね。反対に、出られて良かった作品というのは。
HRFM 
去年の笑の内閣の番外公演ですね。とんでもない内容だったんですが、短編オムニバスだったので、色んな役柄が出来て楽しかったです。
__ 
私もあの公演は非常に楽しかったです。笑の内閣の良さが十分に生かされていたように思いました。あそこにHIROFUMIさんがいたというのが、個人的には凄く青春ぽくて。好きです。
笑の内閣の番外公演「笑の内閣のネタが危なすぎて色んなところから苦情がきそうな短編集」
公演時期:2009年8月22~24日。会場:吉田寮食堂。

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2010/春
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HIROFUMI

何にも代え難い人たち

__ 
芝居をやっていて、何か良かった事は。
HRFM 
内閣をはじめ、大切な仲間に出会えた事です。本当に、何にも代え難い人たちです。

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2010/春
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HIROFUMI

質問 村上慎太郎さんからHIROFUMIさんへ

Q & A
__ 
さて、前回インタビューをさせていただきました弱男ユニットの村上慎太郎さんから質問を頂いてきております。1.あなたにとって、演劇の教科書はなんですか?
HRFM 
演劇の教科書というものはないと思います。逆に言うと、何でも教科書になると思います。芝居も、TVドラマも、周りの人も。
__ 
お芝居をする上で、影響を受けた人はいらっしゃいますか?
HRFM 
中学の頃、声優の子安武人さんにハマった事があります。アニメなんかだと凄いかっこいい役を演じるのに、ギャグも出来たり。ラジオのトークは面白いし。いろんな事が出来る人に憧れていました。

タグ: 声優になりたかった


vol.137 HIROFUMI

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2010/春
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HIROFUMI

タオル

__ 
今日はお話を伺えたお礼に、プレゼントがあります。
HRFM 
ありがとうございます。(開ける)タオルですか。大事に使わせて頂きます。

タグ: プレゼント(衣服・布小物系)


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HIROFUMI

柳川第21回公演「フランケンシュタイン」

__ 
今日はよろしくお願いします。浦島さんは、最近いかがですか?
浦島 
2月にある柳川の本公演に向けての準備中です。あと、もう一ヶ月しかないですね。12月のナントカ世代に出た事で色んなお話を頂いて、夏ぐらいまでにはずっと予定が入っていて。保つかな、という感じです。
__ 
柳川楽しみですね。公演タイトルを教えて下さい。
浦島 
「フランケンシュタイン」というタイトルです。フランケンシュタインって、あの怪人の名前ではなくて作った博士の名前らしいんですけど。それが出てくるかどうかは分かりませんが。
__ 
頑張ってください。
柳川
1998年、立命館大学の学生劇団を母体に結成。洗練されたシチュエーションコメディを目指すも、良くも悪くも洗練されず「なんだかよくわからない、面白いのかどうかすら、ちょっと判断しかねる笑い」を目指す、どちらかと言えば、ひとりでこっそり観に行きたい劇団。(公式サイトより)
柳川第21回公演「フランケンシュタイン」
公演時期:2010年2月20~21日。会場:アトリエ劇研。
インタビュー時期について
このインタビューは2010年1月末に実施した為、話題に触れている公演は記事公開時既に終了しています。

新人公演やってもらうよ?

__ 
浦島さんが芝居を始めたキッカケとは。
浦島 
僕、実は凄い田舎に生まれたんですよ。で、ちょっと恥ずかしくて言えなかったんですけど、テレビに出たいとこっそり思っていて。でもそんなことを言っている人は周りには一人もいなくて、中学に入ると現実的に。
__ 
なるほど。
浦島 
大学でメディア系の学部に入って、自分でも撮るようになっていたんですが、やっぱり自分は出る方になりたかったんですね。で、昔からつるんでいた仲間と話していて、そうだ劇団に入ろうという話になって。他の仲間は色々劇団を見に行っていたみたいですが、僕は一番最初に見た柳川に入ろうと思いました。ここ、面白いじゃんと思ったんです。無限洞に呼び出されて、面談してもらいまして。
__ 
いかがでしたか。
浦島 
面食らいましたね。初対面なのに、新人公演やってもらうよ?って言われて。
__ 
では、今続けている理由とは。
浦島 
純粋に、楽しいからですね。柳川だけだとしんどかったんですけど、いろんなところから声を掛けてもらって。嬉しいんですね。
__ 
楽しい。

タグ: 自分は何で演劇を


ナントカ世代8『ろ・こ・こ』

__ 
この間のナントカ世代、面白かったです。
浦島 
ありがとうございます。いや、よく分からないんですよ。自分たちでは。
__ 
ご自身ではどんな作品でしたか?
浦島 
まず、体力的にかなりしんどかったですね。いつもは精神的にヘトヘトになるんですけど、今回は劇研を8周走って叫んだ直後、驚いて息を止める芝居を入れたりするので、普通にしんどいのと(笑う)。
__ 
冬で暖房が効いてますしね。
浦島 
だから、口がカラカラになるんですよ。あと、延命さんに負けなかった。まあ北島君が稽古場でよく言うんですけど、男が負けて女が勝つんですよ。僕の役は毎回スズキスズオって言うんですけど、必ず言いくるめられるんです。でも今回、最後の直前までスズキスズオとしてそこまでひよらずにいけたかなと。
__ 
何故スズキスズオは虐げられるんでしょうか。
浦島 
全部女性を美しくみせるため、みたいです。演出の北島君から僕にちょいちょい来る指示は「光に当たってなくていい」。ひどい時には、全てのアンケートに一枚も僕の事が書かれずに終わった事もあって。でも、僕にとっては良かったのかもですね。何だアイツはとか書かれずに、引き立て役に徹したという。
__ 
匿名性の高い役柄ですよね。そう考えると、バランス感覚のいる特殊な役どころですね。目立ってはいけないが、コロスでもない。
浦島 
そうですね。延命さんを可愛く見せるための役なんでしょうね。ところどころで、延命さんを可愛くするシーンを入れてたりするんですよ。
__ 
最初の方でネコミミを使ったり。
浦島 
そういえば今回、最初の5分で舞台の仕掛けを全部使っちゃいましたね。
__ 
あー、タライが丸出しに見えているところから始まって、地蔵が浮遊したり。
浦島 
電話が飛んだり。もうそれ以降全部使っちゃって。舞台装置の丸山君の仕事の半分くらいが消費されましたね。
__ 
あれはパフォーマンスとして凄く面白かったです。序盤で手の内をさらけ出されて、警戒を解かれる感じがしました。劇場の時間を共有する側として、なんとも共犯者的な感覚がありましたね。
ナントカ世代
「正確な日本語」と嘯く特異な言語感覚に支配された規律(ルール)と、したたかな美意識によって用意する絵本のような突き放した風景描写(マナー)により織り成す、独特としか言えない割には中庸な世界観が身上。(公式サイトより)
延命聡子氏
女優。

タグ: 世界観の作り込み


アトリエ劇研「12」企画

__ 
浦島さんがこれまで出られた中で、これはという作品ってありますか?
浦島 
劇研の「12」企画ですね。
__ 
「12」。どんなお話だったんですか?
浦島 
12人の男が、ある場所に集められて「ここはどこだ」っていう。その内全員チェリーボーイだという事が分かって、一致団結して抜けだそうという。僕はその中でタイガーマスクの役だったんですよ。みんなズボンを脱がされてるだけの中で、僕だけマスクとリングシューズの。おいしかったですね。男性チームは思いっきり遊んでたんですけど、やっぱり共演していた人たちが凄かったですね。ちゃんと出ている人達はこうなんだ、と。岡嶋さんとか。稽古場でめちゃめちゃショックを受けたんですよ。今僕も、その時の彼らぐらいの年に来てるので。
__ 
そういえばそうですね。
浦島 
客演の稽古場でそろそろ年下の方が多くなってきて。まあバカなお兄さんではいたいと思いますが、締めるところは締めるようでありたいなと。
アトリエ劇研「12」企画
当時、アトリエ劇研にて行われたプロデュース公演。京都で活躍していた俳優を集めた公演を男女2チームに分かれて上演。
岡嶋秀昭氏
俳優。
山口吉右衛門氏
俳優。
大木湖南氏
俳優。

本番で突然出たものは、ナシ。

__ 
浦島さんは、今回のナントカ世代に出て良かった事ってありますか?
浦島 
まず、また呼んでくれて良かったなと。いつ切られるか分からないといつも思ってるので(笑う)。あと、ちょっと楽しめたんですよ。
__ 
いつもは楽しめない。
浦島 
いつもは、相手役に対してずっと気を配っているので余裕がないんですよ。実は結構、所作の一つ一つに対して全部タイミングと内容が決まってたりするんです。例えばタバコを灰皿に持っていって、灰を落として戻ってくる時にこの角度で腕を止めて相手の視線を感じてから上半身をこの角度まで起こしてセリフを言うとか。そんなのを自然に見えるように、破綻を来さないように体に落とさなきゃダメなんですね。一個でも漏らすと次に進めなかったりするから。間違えると後で北淳がニヤニヤしながら「浦島~ん」てくるんで。
__ 
めちゃめちゃ高度な事してるんですね。
浦島 
まあ、全部が全部という訳じゃないですけど。でも、稽古場でやった事以外は絶対に本番ではしないです。稽古場で作ったものを精度を上げて舞台に上げるので。本番で突然出たものは、ナシ。
__ 
本番でポッと出たものが稽古場で作ったものより面白い訳がないと。
浦島 
そうですね。それで良しと言われるまでやるんで。特に、ああいう作品では。いや、ここでもうちょっとやったら単純にウケが取れるなと思う場面はあるんですけど。我慢ですね。やっちゃったら、「なにお客さんに媚売ってるの」って言われます。

質問 森衣里さんから浦島 史生さんへ

Q & A
__ 
森衣里さんから浦島さんにご質問を頂いてきております。1.好きなギャグマンガはなんですか?
浦島 
うーん。森衣里はなんて。
__ 
「すごいよ!マサルさん」を書いたうすた京介だそうです。
浦島 
高校生の時に「伝染るんです。」を見てびっくりしましたね。よく読んでました。
__ 
2.年上が好きですか?年下が好きですか?
浦島 
どっちも好きです。それぞれの良さが。
__ 
3.出演の決め手はなんですか?
浦島 
基本的には断る事はないですね。やった事のない人とやるのは、好奇心が刺激されますね。

ガラス製の徳利

__ 
今後、浦島さん的にはどんな感じで攻めていかれますか?
浦島 
今まで見てくれなかった人が見てくれるようになってきているので、その繋がりを活かしていければと思います。客演の話は断らずに。
__ 
分かりました。ありがとうございます。今日はですね。お話を伺えたお礼にプレゼントがあります。
浦島 
あ、見た事がある。ありがとうございます。
__ 
大したものじゃないですよ。
浦島 
(開ける)なんですか?
__ 
ガラス製の徳利ですね。二重になっています。
浦島 
これアレですかね、熱燗は冷めにくくて、冷たいものはそのまま。

タグ: プレゼント(食器系) 今後の攻め方