11月「京都かよ!」

__ 
伊藤さんは、今後どんな感じで攻めていかれますか?
伊藤 
とりあえず今年は9月に「点在する私」、11月にはPan_offIceプロデュースで「京都かよ!」というプロデュース公演をアトリエ劇研でやります。京都の劇作家さんに書いてもらって、それを大阪の俳優でやるという。一人芝居は悪い芝居の村上慎太郎さん。この企画は僕もワクワクしています。
__ 
楽しそうですね。
伊藤 
来年は2月に精華小劇場製作作品の演出補をやります。その後の予定は決めてないのですが、海外には行きたいですね。せっかく英語を勉強したので、演劇の勉強に行ってみたいです。
悪い芝居
作家・演出家・俳優の山崎彬氏と俳優の四宮章吾氏を中心に2004年旗揚げ。挑戦的な作品を、誠実な姿勢で創作。
司辻有香さん
劇作家。演出家。辻企画代表。
下鴨車窓
京都の劇団。アトリエ劇研プロデューサー、田辺剛氏が演出・脚本を務める。
夕暮れ社 弱男ユニット
2005年、京都造形芸術大学にて村上慎太郎の個人ユニットとして始動。ゲルニカとテポドンが戦ったり、男同士が愛し合いゴリラを人の子に育てて不幸になる等チープなストーリーと、俳優の個性や爆発力のある演技・スピード感溢れるテンポの良い芝居作りが特徴。(公式サイトより)

タグ: 今後の攻め方


月光荘画材店 スケッチブック

__ 
今日はですね、伊藤さんにお話を伺えたお礼にプレゼントがあります。どうぞ。
伊藤 
もう、ありがとうございます。プレゼントなんて久しく貰ってないです。
__ 
つまらないものですが。
伊藤 
(開ける)これは、メモ帳的な。さっそくこれにダメ出しを書こう。ありがとうございました。

タグ: プレゼント(文具系)


「THE DIVER」演出助手として

___ 
本日は、野田秀樹さん東京芸術劇場芸術監督就任記念公演「THE DIVER」の演出助手を務めた、金田一さんにお話を伺います。先ほどの公演を見せてもらいましたが、非常に面白かったです。お疲れ様でした。
金田一 
ありがとうございます。
___ 
いや、本当に良かったです。最後にも幕の間からもチラっと見れたし。
金田一 
あそこで効果音とか出してるんだけど、大丈夫だった?
___ 
いや、大丈夫だったよ。
金田一 
本当に。
___ 
久しぶりに頑張っている姿を見れて嬉しかった。
金田一 
久しぶりだもんね。
___ 
しかし、本当にもの凄い舞台に関わってるんだなあと。役者さんがやっぱもの凄くカッコ良かった。
金田一 
いや、凄いよ。プロだから。
___ 
まあ、プロだからね。当たり前と言えば当たり前の。
金田一 
本当に、あの人達をプロと呼ばずして誰をプロと呼ぶのか。
___ 
だから故にか、カッコイイしね。
金田一 
褒めても仕方ないけどね。格好良いってさ、自分への引け目から発していると思わない? あの人達のは、そこを超越したカッコ良さだと思う。
THE DIVER
野田秀樹氏の東京芸術劇場芸術監督就任記念公演。金田一氏は演出助手として参加。

タグ: 野田地図


vol.125 金田一 央紀

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金田一

ロンドンの街中で

___ 
今回の作品には、助演出として参加したという事ですが。ご自分にとって良かった事とは。
金田一 
そりゃあ、あの稽古場にいられたことでしょう。もちろん僕は僕なりに仕事があったんだけど、とにかく居られる訳ですよ。稽古初日は怖かったんだけども、有起哉さんがガチガチの僕に声を掛けて扉を開いてくれて。いっけいさんも何かとツッコんでて楽しかったし、大竹さんも週に2~3回、稽古場に差し入れ持ってきてくれるしね。今回、役者が4人だけだったから密な関係を作るのが必要だったのかもしれないけど、凄くフラットな雰囲気の現場でした。作品作りをする上で、スムーズに意見が出やすくなるようになっていたんだと思う。
___ 
なるほど。
金田一 
野田さんが、夢の遊眠社の話もしてくれる訳ですよ。僕は大学の時に憧れてて戯曲を大学の劇団でやっちゃうくらい好きだった訳だから。これは凄いことですよ。
___ 
幸せだなあ。ところで、野田さんとはどういうところで知り合ったの?
金田一 
大学を卒業してからロンドンに留学してたのね。演劇とミックスメディアの勉強をしていて。ある時期に、野田さんが今回の作品の製作で来てるというから、劇団や事務所に連絡して。
___ 
ロンドンで。
金田一 
そうそう。橋渡ししてくれる人もいたおかげで会えたし、仲良くなれた。ロンドンの街中の劇場の施設は1階にバーがあって、そこで色んな演劇関係の人や観客が溜まれるようになってるんですよ。楽屋口もないから、上演終了後はみんなそこで集まる。そういうところで会えたんです。その内気に入ってくれて。
___ 
なるほど。劇場のバーか。いいね。
金田一 
日本には中々そういう場所はないんですよ。もっとそういう場所が増えるといいな。

タグ: 野田地図 大竹しのぶ 差し入れ ガチガチな身体


vol.125 金田一 央紀

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金田一

野田さんはイチから・・・

___ 
さて、金田一君的に、今回勉強になった事とは?
金田一 
野田さんの作り方って凄い良いなと思っていて。芝居の基本を作る姿勢というか。例えば、今回の作品の冒頭で野田さんが一番最初にマイムでドアを開けて入ってくるでしょ。その時に効果音が「ガーン」と鳴ると。
___ 
ありましたね。
金田一 
野田さんは、演出手法としてそのシーンを0から作っていくんですよね。普通は安易に、何も意識せずに「ドアを開けるマイムをすると同時に音が鳴る」シーンを作るけど。
___ 
そういう共通認識というか、観客側もコンテクストを既に持ってるからね。
金田一 
野田さんはそうじゃなく、ルールや文法を、イチから作るんですよ。舞台上に出てきて、マイムでドアを開ける時に「キィー」って音を出す。すると、客席でおしゃべりしていた人たちが「あ、始まったんだな」と気づく。「ガーン」って音がするから舞台を見ると、野田さんがドアを締めた格好で止まっている。ここで客電が消えて、作品が始まるから、この切り替えが後々の舞台転換でも使えるようになる、と。そういう、一見基本的な手法を細かく無から作るのね。
___ 
なるほど。あそこは何故か鳥肌の立ったシーンだったけれど、そういう事をしてたんですね。観ていて安っぽい演出だとは全く思わなくて、カッコイイなと思ったんですよ。一見基本的なやり方に見えるけど、全然違う事で。
金田一 
うん。全然違う。
___ 
やり方を作るってことだよね。
金田一 
そう。もう30年も作ってるのにね(笑う)。なるたけ多くの人に表現を伝えたいから、僕たちは苦心するじゃん。だから、導入部分はきっちり作りたい。僕もそういう、舞台上での言語作りをしたいと思っています。

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金田一

「俺達はこれで行く」

___ 
金田一君が芝居を続けている、根本的な理由とは。
金田一 
何だろうね。それは僕もずっと考えていて。伝わっているという事の実感を強く感じられるのが演劇だからかな。酒を飲みながらわいわいやりながら喋れるじゃない。その感じが、芝居にはあるんじゃないかと。
___ 
分かります。
金田一 
舞台で芝居をやっていて、客席の人と、何かが通じ合っているという感触があるんですよ。何か面白い事を言って笑いが出るなんて、そんな単純な話じゃなくて。
___ 
たとえば、舞台は毎回違うナマモノである、だとか、客席の反応が舞台に返ってくるどうこうとかの話でもないですよね。
金田一 
うん。例えばあるシーンで、誰かが手を振り上げる、その時、「あ、みんないまここを見てる!」って感じる。その力強く振り上げた指の先を見てるって思うんですよ。今同じ場所で、私たちは同じモノを見て、同じ事を思いながらそこにいる、みたいな。
___ 
共感覚みたいな。
金田一 
面白い芝居を見ると、そういうのを強く感じるんだよね。そういう感覚をもっと感じたくて芝居を続けているのかな。
___ 
演劇って、何だろう、表現が伝わった時点でものすごく有り難いよね。全然違う人間同士がさ、同じ場所に集まってる劇場で。その濃さを上げるにはもう、伝える為の努力をとにかくしなければならない。だから、野田さんは0から芝居を作るのかもしれないなあ。だから鳥肌が立ったのかも。
金田一 
そうそう。あの「キィー」で、「俺達はこれで行く」って宣言してるんだよな。カッコイイんだよ。それを気合だと言うもいるだろう、古臭いだの新しいだの評価する奴もいるかもしれない。そうじゃなくてさ、「こうでいきます」って。自分たちの演劇の宣言なんだよ。中々ないと思うよ。

タグ: 野田地図 自分は何で演劇を


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金田一

質問 伊藤 拓さんから 金田一 央紀さんへ

Q & A
___ 
ここで、前回インタビューさせて頂いたFrance_Panの伊藤さんからの質問をさせて頂きたいと思います。1.演劇の社会的地位は高いと思いますか?
金田一 
自分たちが何歳であるかによって違うんだろうな。僕らが小学生だった頃はアイドルになりたかったと。そういう時に、演劇の地位は結構上だよね。だけど段々、年を取るにつれて色んな職業を知ると段々平等になっていく訳で。お金が回る仕事と回らない仕事があると分かって来て、就職活動を始める時期には、同世代の演劇の社会的地位はガクンと下がっているかもしれない。
___ 
しょうがないけどね。
金田一 
でも、お金を稼げる年齢になった連中に「俺芝居やってるぜ」って言うと、すげえ!とか羨ましいとかの反応になるんですよ。それも3年位経つと、「お前どうやって食ってんの?」って。常に荒波に揉まれているんだと思う。この社会全体でどうこうというのは、あんまり考えない方がいいんじゃない? まあ、演劇と社会との信頼関係がもうちょっとあればとは思う。
___ 
ありがとうございます。2.月に何本くらい芝居を見ますか?
金田一 
9月入って、まだ2本。ロンドンにいた頃はもの凄い本数を見ていた。一月に12本くらいかな。

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金田一

メッセージ 七味 まゆ味さんから 金田一 央紀さんへ

Q & A
___ 
あと、七味まゆ味さんからメッセージを頂いてきています。「今度また一緒に飲もう。がんがってねっ」。
金田一 
がんがる。がんがる。


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金田一

勉強するしかないよ

___ 
金田一君は、今後どんな感じで攻めていかれますか?
金田一 
とりあえず、いっぱい勉強します。勉強するしかないよ。野田さんの演出の仕方とか、たくさんノートに取れたし。色々な経験を形にしたいな。
___ 
おおー。頑張ってください。今後の予定としては。
金田一 
G2さんがブロードウェイミュージカルの「ナイン」て作品をやるんだけど、その脚本の翻訳に参加してます。自分の予定を言うと、色々ワークショップをやっていまして。その成果として友達と一緒に曽根崎心中をやりたいと思ってるんですよ。
___ 
あ、心中モノ。
金田一 
何だかねー、あの芝居は。ひどい話だよ。何であれが恋物語の手本になっているのか、その辺をちょっと考えてみたいなと。

タグ: ミュージカルの話題 今後の攻め方


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金田一

TAKEO KIKUCHIのソックス

___ 
今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントがあります。
金田一 
ありがとうございます。ワクワクしてたんだよ。
___ 
どうぞ。
金田一 
タケオキクチ? 時計で有名だよね。開けていい?
___ 
もちろん。
金田一 
靴下? 柄が何かロンドンっぽいね。ありがとうございます!

タグ: プレゼント(衣服・布小物系)


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金田一

最近どうですか?


芝居の経験なんて全然無かった

__ 
澤村さんは、いつからニットキャップシアターに入られたのでしょうか。
澤村 
一応、2006年の12月から正団員です。それまでは芝居の経験なんて全然無かったんですよ。2006年のビギナーズユニットの演出がニットのごまのはえで、その流れのままなだれ込んでしまったんです。それまで、ニットの芝居は見たことなかったんですけどね。ごまの作品は、劇団衛星さんとの企画のクール&5しか見た事が無かったんで。
__ 
あ、そうなんですか。
澤村 
初めてからまだ2年ちょいの、ペーペーですね。
__ 
じゃあ、そろそろ稽古場に慣れ始めた感じですかね。
澤村 
ちょっとづつですね。困らない程度には、自分のスタイルが出来つつあると思います。まあ、迷惑を掛けない程度には(笑う)。みんなからすれば出来てねーよって怒られるかもしれないですが。
ニットキャップシアター
京都の劇団。代表・演出はごまのはえ氏。個性的な俳優陣と高い集団力をもってごまのはえ氏の独特な世界観を表現する。
劇団衛星
京都の劇団。代表・演出は蓮行氏。既存のホールのみならず、寺社仏閣・教会・廃工場等「劇場ではない場所」で公演を数多く実施している。

そういう感触が掴める瞬間

__ 
それまでは大変だったと。
澤村 
いっぱいいっぱいでしたね。今は、少しは楽しめるくらいには余裕を持てています。
__ 
ニットの稽古場が楽しいって、結構凄いことだと思いますよ。厳しいと伺っておりますので。澤村さんは、例えばどういう時に楽しいと思われますか?
澤村 
あるシーンで、自分のセリフに馴染んでくると、その時に他の役者がどういう芝居をしているかが見えるようになるんです。例えばそのシーンでの大木湖南が、どういうことをしているか。それが分かって対応しながらシーンを作れている瞬間は楽しいですよね。
__ 
周りが見え始めてくると。
澤村 
作・演出のごまの世界が分かってくるようになってきたんですよ。その瞬間、作品に係わっている、そういう感触が掴めるんですよね。
大木湖南氏
ニットキャップシアター団員。俳優。
安田一平
ニットキャップシアター団員。俳優。

タグ: いっぱいいっぱいになってしまう


KUNIO06『エンジェルス・イン・アメリカ-第1部 至福千年紀が近づく』

__ 
次回澤村さんが出演される、KUNIO「エンジェルス・イン・アメリカ」。どんな役どころなのでしょうか。
澤村 
今回、初の外人役なんですよ。セリフは日本語なんですけど(笑う)、出ずっぱりで外人。
__ 
KUNIOさんの演出はいかがですか。
澤村 
凄く丁寧に作っている感じがしますね。演技を細かく付けていきます。ある程度自由というよりは、「このシーンはこうしてほしい」という風に明確なビジョンがある。特に僕の役に対しては。それでいて結構、「君の才能に任せるよ」って、冗談であの人言うんですけど。東京弁で(笑う)。
__ 
なるほど。
澤村 
カッチリしているんですよね。作品も社会派で、こういう硬派な作品に参加出来て嬉しいですね。
__ 
貴重な体験ですね。
澤村 
初めてのマジメな役です。また違う澤村をお見せできるんじゃないかと。
__ 
見どころとしては。
澤村 
アメリカそのものを体現した作品になっています。政治とか人種問題とか、マイノリティとか。日本人には分からない宗教観も出てきます。そういった、日本と同盟関係にあるアメリカという国の、知識としては知っているけど感覚的にはほとんど知らない文化。これを舞台に、細かく描いた人間関係が大きな見どころじゃないかと思います。
KUNIO06『エンジェルス・イン・アメリカ-第1部 至福千年紀が近づく』
京都芸術センター舞台芸術賞2009ノミネート演出家上演作品。公演時期:2009年9月19~20日。会場:京都芸術センター。
KUNIO
杉原邦生氏。京都造形芸術大学大学院芸術研究科博士課程在籍。演出・舞台美術多数。

小さな映画館で

__ 
さて、お芝居を始められたキッカケを伺っても宜しいでしょうか?
澤村 
ずっと、小さい頃から憧れていたんでしょうね。実は僕の実家が小さな映画館をやっていて。
__ 
そうなんですか。素敵ですね。
澤村 
本当に、ニューシネマパラダイスみたいな小さな映画館で。だからか、昔から演じる事や観せる事に興味があったんでしょうね。でも役者を始めるって中々一大決心じゃないですか。決心が付かなかったんですよ。映画を撮ったり、作品の興行をする立場なら職業として確立していますし。そっちの方へ行けばいいんじゃないかと迷った時期もあったんですけど。
__ 
映像に関しての勉強とかも──
澤村 
大学の時、映像制作の授業の選抜に受かって、一時期、CM制作のプロの講師に師事した事があったんです。
__ 
授業を受けるのに試験があるんですか。
澤村 
それだけに周りは面白い奴ばっかでした。おもしろい作品を作るのが好きだったんですね、僕も同級生も。けどそんな楽しい中でも「何か違うな」と感じるようになったんです。そんな中で授業を受けていたからか、やっぱり、出たいという気持ちが募ったんですね。そんなこんなで迷ってたら、留年しちゃって(笑い)、たまたまビギナーズユニットのチラシを見て、これかもなと思ったんです。そこで出会ったのが、ごまのはえでした。

向こう側への憧れ

__ 
しかし、本当に子供の頃からだったんですね。
澤村 
何かあったんでしょうね、スクリーンの向こう側への憧れみたいなものが。役者になる事を親に話したんです。そしたら「まあ、こういう稼業をしていて、そっちの方向に行きたがらない訳ないなあ」って。それが僕だと認めてくれたんですね。親不孝者ですけど。
__ 
いえいえ、そうでもないと思いますよ。しかし、映画の方面の方だったんですね。その上ご実家からとは。
澤村 
小学校三、四年の頃から手伝いをしていました。特に毎週土日は地方の公民館に行って、移動映画館をやるんですよ。会場の設営、つまりスクリーンの準備や遮光、それから受付のモギリまで。だから芝居を始めて受付に立ったりとか、あまり違和感はありませんでしたね。大学生時代は映画館でバイトしてましたし。
__ 
興行する側に、生まれつきいるという感じですね。
澤村 
そうですね(笑う)。シネフィルと言われるほど映画を見ている訳じゃありません。それよりも、たとえばチラシを見て、その興行の予算や成績を予測したりとか。映画を見るよりはそんなことを考えるのが好きだったんですね。完全に興行師(笑い)。その辺の知識というか勘は、ニットで制作を兼任している今でも役に立っていると思います。

質問 山本 握微さんから 澤村 喜一郎さんへ

Q & A
__ 
前回インタビューさせて頂きました、劇団乾杯の山本さんからご質問を頂いてきております。1.これ知っている人絶対いないだろうけど、面白い作品ってありますか?
澤村 
「僕達のアナ・バナナ」という、ニューヨークを舞台にした映画です。エドワード・ノートンが監督と主演やっていて、ベン・スティラーも出てるんですが。けして有名な作品じゃないんですけど、そうですね、「エンジェルス・イン・アメリカ」とちょっと似てて。アメリカ文化と宗教をテーマにした人間ドラマですね。コメディタッチで、神父とユダヤ教のラビが幼馴染で仲良くケンカするという。秀作です。
__ 
ありがとうございます。2.今度飲みにいきませんか?
澤村 
マジですか? 僕、ほとんどお酒飲めないんですけど、いいですか? ぜひ行きましょう。

タグ: 映画の話題


自分らしくきちっと

__ 
さて、澤村さんは今度どんな感じで攻めていかれますか?
澤村 
やり始めた頃は、こういう役がやりたいとかこんな役者になりたいとかばかり思っていて、苦しんでいたんですけど・・・でも最近は割とそういうのは無くなってきたんですよ。自分らしくきちっとやれればと思います。例えばごまのはえや客演に呼んで下さった演出の方が、僕にその役を振ってくれた理由をちゃんと考えて作品作りに当たりたいですね。
__ 
自分に期待されていることを把握すると。
澤村 
演出の望むものと、さらに期待以上のものを持っていけるようになりたいと思います。それが今のところの目標ですね。まあ、そういうことをキチンとしていけばどんどん仕事は繋がっていくだろうと思っているので。
__ 
素晴らしい。
澤村 
まあ・・・売れたいですよね(笑う)。あと、こないだ自主映画のお仕事に行ったんですけど、映像の現場はやっぱり違いますよね。瞬発力が求められるんですよ。当日台本を渡されてはい作って下さいって。ヒリヒリするような緊張感がありました。楽しかったです。また、映像の仕事が貰えればいいなと。だから最終目標は銀幕ですね(笑い)。

タグ: 感性ではなく考えて表現出来る人 映像の現場 今後の攻め方


CODE headwearのチューリップハット

__ 
今日はお話を伺えたお礼に、プレゼントがあります。
澤村 
あ、例の。ありがとうございます。(開ける)あ、帽子ですね。こういうタイプ欲しかったんですよ。
__ 
そりゃ良かったです。
澤村 
ノッポさんみたいになるからやめとけとか言われてたんですけどね。ありがとうございます!

タグ: プレゼント(装飾系)


普通による芸術‐普通芸術

__ 
今日はどうぞ、宜しくお願い致します。最近はいかがですか?
山本 
今、ここFLOATで展覧会をやっています。簡単に言うと、僕が考えていることをまとめた文章を飾っているんですけども。
__ 
前回の公演の時も展示されておりましたね。新しい劇団の形を色々提示するみたいな。
山本 
今回はそれだけじゃないですね。共通するのは、特別な技術がなくても芸術を生み出すことが出来るという、普通芸術の考えで展示を行っております。
__ 
普通芸術とは。
山本 
例えば一般的な会社員として働きながら生活しながらでも、作品を作り発表する事は可能だと思うんですね。もしそこに金銭のやりとりがなければ、もっと自由に出来ると思うんです。
__ 
そういえば、前回公演「街街」も無料でしたね。
山本 
はい。芝居を観に行くとお金が掛かるし、となると選ぶ側としては好きなものしか観たくない。やってる側も選ばれている以上は、期待されているものばかりを提供しようとすると。そういうあり方に疑問があるんです。
__ 
今日は、そのあたりも伺えればと思います。
FLOAT
大阪市西区安治川の展示スペース。