「シティ派で」

__ 
作品的にはどんな展望が。
山村 
タイトルだけは決まってるんですよ。「シティ派で」という。仮なんですけど。
__ 
「シティ派で」。
山村 
社会派ではなく、完全にシティ派をバカにしてるんですけど。
__ 
面白そうですね。何だろう、私の感覚だと、15~20年前にシティ派という言葉が取りざたされて、それがこの10年で「アーバン」という言葉と入れ替わったんじゃないかな、と。夜景とビル街のイメージから、自然との邂逅みたいな。
山村 
シティ派というと、やっぱり昔のイメージを思い出してしまいますよね。
__ 
それをわざわざタイトルに持ってくるというのが、変態的でいいですね。どんな作品を。
山村 
トミーは生産と消費についての戯曲を書くらしいです。cossiはアラサーに敏感なので、それについて書くとか。
__ 
アラサー、この間podcastでやってましたね。
山村 
私は、この間街宣車見たんですけど・・・ずっと「政権交代」って言いながら走っていくんですよ。それを取り入れたパフォーマンスをやりたいです。
__ 
ものものしい雰囲気なんだけど、どこかゆるいんですよね。
山村 
そうなんですよ。よく見たら一人でやってるし、みんな見てみないフリしてるし。
__ 
いいですねー。公演時期はいつぐらいに。
山村 
今年中には公演したいと思ってます。
__ 
楽しみです。

タグ: アラサーになってしまった


質問 吉永 美和子さんから 山村 麻由美さんへ

Q & A
__ 
今日はですね、前回インタビューさせて頂きました、吉永美和子さんからご質問を頂いてきました。「愛用しているカバンの特徴と、それのどこが好きか」。
山村 
これなんですけど。もう大学入学から使っているので4年くらいですね。見た目以上にめっちゃ入るんですよね。パソコンとかも入りますし、皮だから凄い丈夫で。

   
山村さんカバン

__ 
おいくらしたんですか?
山村 
3万円くらいですね。どんな服にでも合うので、いつもこれですね。


一元化

__ 
今後、山村さんはどんな感じで攻めていかれますか。
山村 
うーん。いま、むっちゃバイトしていて、その隙間にM☆3とかchikinの公演の準備とかしているんですけど。そういうのが苦手なんです。お金を作る作業と作品を作る作業が二分している状態が。自分の中でうまいことバランスを取っていきたいなと思います。
__ 
一元化したいと。
山村 
それが出来たらうまいこといくような気がします。わがままなんですけどね。
__ 
難しいところですね。
山村 
どうもしっくりこなくて。
__ 
普通に会社員で芝居やってる人は、土日に稽古してますからね。凄いな、休めばいいのにとか思っちゃいますね。中野劇団さんとか。もの凄く面白くて、すげえなと。
山村 
うん。面白いですよね。
__ 
どこかでそういう方法を見つけられたらいいですね。
中野劇団
京都を中心に活動する劇団。脚本・演出の中野守氏の織り上げる、緻密なプロットのコメディ。
ベトナムからの笑い声
丸井重樹氏を代表とする劇団。手段としての笑いではなく、目的としての笑いを追及する。

タグ: 手段を選ばない演劇人 今後の攻め方


ネコのしおり

yamamura_m_present

__ 
今日は山村さんにお話を伺えたお礼に、つまらないものですがプレゼントがあります。どうぞ。
山村 
ありがとうございます。これ、開けてもいいんですか?
__ 
はい。
山村 
(開ける)おっ。猫じゃないですか。私、猫飼ってるんですよ。
__ 
トミーさんへの質問で、山村さんは動物に例えると猫だと伺っていたので。
山村 
好きなんですよ。猫。

タグ: プレゼント(可愛らしい系) プレゼント(文具系)


「こんなこと、百年掛かっても私には思いつけない!」

__ 
最近ご覧になって、印象深かったものはありますか?
吉永 
今年に入ってから良い芝居は多いんですよね。千年女優とか。
__ 
あれは素晴らしかったですね。あ、最近というか昨日なんですけど、東京から来た柿喰う客の「恋人としては無理」はいかがでしたか? 非常に稽古量を感じさせる完成度の高い作品だと感じましたが。
吉永 
勢いがありましたね。全体的に演技というよりは、振り付けに近かったように思います。私が行った回のアフタートークでは、フランスで初演した時に現地の観客から「君たちはドラッグをキメてから舞台に立っているのか?」みたいな質問をされたという話をしていました(笑う)。
__ 
あはは。
吉永 
あのテンションの入れ方はやっぱり異常だし、何より私には一生掛かっても出来ないものを見せて貰えました。
__ 
というと。
吉永 
芝居を観る上で、「ああ、これには絶対勝てない」というものが好きなんです。そういうのにもっと遭いたくって芝居を見続けているんです。例えば観ている時に「ここもっとこうしたらいいんじゃないかな」と思わせて貰いたくないですね。「こんなこと、百年掛かっても私には思いつけない!」とビビらせてくれないと満足できない。
千年女優
同名のオリジナルアニメをピースピットの脚本・演出家である末満健一氏が演出。出演はTAKE IT EASY!。公演時期:2009年1月16~18日。会場:HEP HALL。
柿喰う客
東京の非常に勢いのある若手劇団。このインタビュー実施前日に大阪・精華小劇場で公演「恋人としては無理」(公演時期:2009年3月25日~29日)を行った。

タグ: ピースピット 自分は何で演劇を


vol.116 吉永 美和子

フリー・その他。

2009/春
この人のインタビューページへ
吉永

一番恐しいケンカの仕方

吉永 
昔何かで書いたんですけど、私は芝居に共感なんか求めないんですよ。「私はこういうこと考えてるけど、あなたもこう思うでしょ?」という芝居ってあるじゃないですか。そういう芝居が一番受け付けないんです。「俺の世界観はこんなだ、俺はこう思う。で、どう?」みたいな観客の価値観にケンカを売ってくる挑戦的な芝居が大好きなんですね。
__ 
悪い芝居とか、まさにそんな感じですね。
吉永 
そうですね。それと、一番恐しいケンカの仕方をしているのが最近の松田正隆さんですね。去年のDICTEEは本当にどうしようかと。
__ 
え、どんなだったんですか?
吉永 
まず、韓国語も日本語も英語もバラバラに細断されててぶちまけた、みたいな。物語自体も、こっちに着地しようとしたらさっと流れを変えるという演出でした。爽快でしたね。
__ 
他にケンカを売っているところと言えば。
吉永 
ヨーロッパ企画もソフトに・・・。
__ 
あ、吉永さんの写真日記に一番多く名前が登場しますよね。ヨロ企。
吉永 
好きなんでね(笑う)。彼らはコメディでやってますけど、実は「これで笑えますか?」ってニコニコしながら言ってるんですよ。ゆったりと、でも確実に正攻法でケンカを売ってるんです。
__ 
なるほど・・・。お話を伺っていると、最近確かに、そういう挑戦的な作風の作品が多くなってきたような気がしますね。これはどういうトレンドなんでしょうか?
吉永 
多分ね、観客の数が少なくなったのが一つの原因なんじゃないかな。特に関西は一定数を保っているか下落方向にあるみたいで。だから逆に開き直って、自分たちの好きな表現に走り始めたんじゃないかな。こういう傾向がうまいこと続いてくれたらいいですね。関西の小劇場、色々言われてますけど、これは一つの可能性が生まれてきているんじゃないかなと思います。
悪い芝居
2004年12月24日、旗揚げ。メンバー11名。京都を拠点に、東京・大阪と活動の幅を広げつつある若手劇団。ぼんやりとした鬱憤から始まる発想を、刺激的に勢いよく噴出し、それでいてポップに仕立て上げる中毒性の高い作品を発表している。誤解されやすい団体名の由来は、『悪いけど、芝居させてください。の略』と、とても謙遜している。(公式サイトより)
松田正隆
マレビトの会を主宰する劇作家。
ヨーロッパ企画
京都の劇団。現代的なセンスの会話劇を得意とする。見ごたえのある作品性。

vol.116 吉永 美和子

フリー・その他。

2009/春
この人のインタビューページへ
吉永

ああー、インタレスティング!

__ 
さて、京都の演劇シーンについてすこし伺いたいと思います。関西の中の京都の小劇場は、吉永さんにはどのように映りますか?
吉永 
まず土地柄として、アーティストへの理解があるんですよ。簡単に比較してしまうのはどうかと思うけど、やっぱり大阪は商売の町じゃないですか。だからわかりやすい笑いや感動を求める人が多いんじゃないかと思います。一方、京都の人はわかり易い価値は余り求めていないと思う。
__ 
理解ですか。京都の、例えばカフェなんかそういう事例が多いんじゃないかなと。新しくカフェを作り始めていたら、いつの間にか近隣の人達がお店作りに参加してたり、ノリが良い。
吉永 
モノを作ることへの理解が、根本的にあるんですね。だから京都は、本気でモノを作りたい人にとっては幸せな場所だと思います。
__ 
その代り、作り手側の甘えは許されないのかな、と思いますが。
吉永 
そうですね。観る人の目は厳しいと思います。
__ 
都市全体にそういう考え方が浸透しているとすると、作品にはどのような傾向が生まれるでしょうか?
吉永 
「楽しい」より、「面白い」の方が重視されるようになると思います。英語で言うとentertainとinterestingの違いですね。もちろん全部が全部とは言わないですけれども。
__ 
エンターテインよりインタレストの方ですか。ああ、昔NEXTの都木さんに「作品は最低でもエンターテイメントでなければならない」と言われて、凄く納得した覚えがあるんですけどね。前衛劇でも何でも。
吉永 
それはインタレストという意味だったのかもしれないですね。作り手にとって、エンターテインというのは時に足かせになりかねない。そういう強迫観念は要らなくて。そればかりだと、さっき私が言った共感を求める態度に終始してしまう気がする。いいんですよ、ケンカ売って。
__ 
それを吉永さんが買うと。
吉永 
で、爽快なケンカが終わって劇場を出る時に「あーインタレスティングだった」って。それが一番理想かな。
NEXT
京都を中心に活動するリアリズム系現代演劇ユニット。

タグ: 新しいエンターテイメント


vol.116 吉永 美和子

フリー・その他。

2009/春
この人のインタビューページへ
吉永

「今回どうだった?」「つまんなかった」

__ 
さて。吉永さんは、お芝居を作る側に立ったりはしないんですか?
吉永 
昔、ある演出家さんにこう言われた事があって。「あなたの役割は、一番よい観客である事だと思う」って。
__ 
というのは。
吉永 
私年末に、石原正一さんです」って答えたんですね。
__ 
内閣と言えば大阪で公演がありましたが。
吉永 
その公演に、イベントでの私の発言を聞いて来たお客さんが来たそうなんですよ。そういう時こそ、生きてて良かったと思います。私の仕事は演劇人に取材して良い記事を作ってナンボなんですよ。その記事を読んだお客さんに劇場に足を運んでもらって初めて私の仕事は完了するんです。その上で面白いと思ってもらうのが究極の目標ですね。だから、どちらかというと、表現者側よりは客席にいたいですね。一番良い観客として色んなお芝居を観聞きして、他のお客さんに伝える。
__ 
今のご自身はどうですか?
吉永 
やってる側にしたら一番厄介な観客だと思う(笑う)。好き嫌いあるし、見たいと思うものしか見ないし。ハッキリ言うし。
__ 
あ、ハッキリ言うんですか。
吉永 
はい。付きあいでは見ないんですよ。「今回どうだった?」「つまんなかった」って言っちゃうし(笑う)。やっぱり作品をストイックに観て、その上で自分の感想はちゃんと持ちたいですね。
石原正一さん
劇作家・演出家・俳優。主に大阪で活動。石原正一ショー
笑の内閣
2005年、元劇団紫高間響が代表をつとめるプロデュース団体として結成、後に劇団として旗揚げ。プロレスを演劇に組み込んだ作品を作り続ける。派手なプロレス演出の完成度は高く、しかも笑いを取るための努力を惜しまない。
男肉duSoleil
代表・池浦さだ夢を中心にしたパフォーマンスユニット。肉体を派手に使った、一歩間違うと意味不明なまでの過激な表現。

vol.116 吉永 美和子

フリー・その他。

2009/春
この人のインタビューページへ
吉永

質問 犬飼 勝哉さんから 吉永 美和子さんへ

Q & A
__ 
前回インタビューさせて頂きました、わっしょいハウスの犬飼さんから質問です。1.「ご自分のお仕事で、やった事のない人には絶対分からない、大変なことはなんですか?」
吉永 
うーん。何だろうなあ。取材させてもらった人の意外な一面を見てしまうかな(笑う)。こんな人だったのか!というのもあり、こんないい人だったのかというのもあり。
__ 
ありがとうございます。2.「お芝居を見ているあなたの、一番の不安とは何ですか」
吉永 
自分の感性ですね。一般的な人と全く同じじゃダメなんですよね。微妙に進んだ場所にいなければいけないけど、かと言って離れすぎてもいけない。
__ 
逆に、不満はありますか?
吉永 
そりゃつまんない芝居見た時ですね。チラシを投げつけたくなるくらい。

わっしょいハウス
京都を中心に活動する演劇ユニット。

タグ: 意外にも・・・


vol.116 吉永 美和子

フリー・その他。

2009/春
この人のインタビューページへ
吉永

ケンカ・ケツを蹴り上げる

__ 
吉永さんは、今後どんな感じで攻めていかれますか。
吉永 
「ケンカはいつでも買います」という態度でいきます。対劇団・観客だけじゃなくて、対演劇社会、対メディア、対東京とか。
__ 
攻撃的ですね。
吉永 
例えば「演劇って面白いの?」って聞かれた時に、いつでも、しっかり責任を持って受け答え出来るように理論武装して準備したりね。
__ 
ロックですね。
吉永 
私、ローリング・ストーンズが好きなんですよ。彼らの音楽を聴いて「自分も含めて、世界の全てに対してケツを蹴り上げ続けろ」というオピニオンを得て、それに従って今までずっと生きてます。生きてる限りは、ケンカを買い続けて行きたいですね。誰も、私が大人しく引っ込んでる姿を想像できないだろうし。
__ 
分かりました。今後も、そんな吉永さんを見続けて行きたいと思います。
吉永 
ありがとうございます。

タグ: 今後の攻め方


vol.116 吉永 美和子

フリー・その他。

2009/春
この人のインタビューページへ
吉永

J-PERIOD 立鼓形茶筒

yoshinaga_m_present

__ 
本日はお話を伺えたお礼に、プレゼントがあります。
吉永 
これ、楽しみだったんですよ。
__ 
期待外れでないと良いんですが。どうぞ。
吉永 
何か、プレゼントを貰う機会ってあまりないんですよね。選んでいる時が楽しいんですよね(開ける)。おお、渋いものが。
__ 
茶入れみたいですね。小物入れなどとしても良いみたいですし。
吉永 
わーい。ありがとうございます。

タグ: プレゼント(容器系)


vol.116 吉永 美和子

フリー・その他。

2009/春
この人のインタビューページへ
吉永

前田司郎の見たいもの・ザ・プーチンズとわっしょいハウス

__ 
今日はどうぞ、宜しくお願い致します。
犬飼 
お願いします。今日は一応、次に出演するイベントのチラシを持ってきたんですけど。
__ 
前田司郎の見たいもの・ザ・プーチンズとわっしょいハウス」。
犬飼 
東京のテルミンを使った音楽ユニットとやるんですよ。演劇と音楽を使った公演です。
__ 
面白そうですね。東京ですか。
犬飼 
京都でも上演する予定なんで。
__ 
おお、楽しみです。
前田司郎の見たいもの・ザ・プーチンズとわっしょいハウス
五反田団・前田司郎氏がコーディネーターする、アトリエヘリコプター企画公演。会場:アトリエヘリコプター。公演時期:2009年4月10~12日。

なぜ、「わっしょいハウス」?

__ 
犬飼さんと浅井さんわっしょいハウス。いつ頃から活動を始められたんですか?
犬飼 
出来たのは結構最近です。2006年に、壱坪(ひとつぼ)シアターで「アウトドア」っていう1時間くらいの二人芝居をやったんです。それからですね。ライブイベントや、演劇企画に出たり。
__ 
なぜ、「わっしょいハウス」と。
犬飼 
大学に来る前からの友達が、何かをやる団体を作りたいと言ってて。その名前が「~~ハウス」にしたいって言うんですよ。その時に浅井が「じゃあ、わっしょいハウス」にしようって。そこからですね。特に意味はないですけど(笑う)。
__ 
浅井さんとは、どういう。
犬飼 
実は高校からの同級生なんですよ。
__ 
なるほど。だから息が合う。
犬飼 
やっぱりね、浅井の話は面白いんですよ。ネタ話をたくさん持ってるんです。話術師ですね。
__ 
ああ、一度聞いてみたいですね。
浅井浩介さん
わっしょいハウス所属、俳優。
壱坪シアター
京都の小さな劇場小屋。元は木屋町に位置していたが、2009年現在は烏丸五条に移転。

「人は死んだら木になるの」

__ 
こないだの山口茜さんの台本を使った「人は死んだら木になるの」に参加されましたよね。とても面白かったです。まるでMacのCMみたいな、アーバンな感じで台本を紹介する、という。先の2グループのものと全然違った切り口だったので新鮮に感じました。例えば、冒頭のAVに出ることになってしまったアイドルのモノローグを浅井さんさわやかに語ったりとか。
犬飼 
あれはよくやれたな、と思いますね。でも、半分演出放棄みたいになっちゃっていて、個人的には反省点が多いです。前の肥田さん改造計画の時同様になってしまったというか。
__ 
オリジナルの台本で上演する時は、お二人が普通に会話をするというものらしいですが。
犬飼 
こじんまりとした感じでやってます。一番最初に芝居を作り始めた時は最初は浅井に台本を書いてもらってたんですが、これなら普通にいつもの会話を再現した方が面白いんじゃないかなと思ったんですね。
__ 
会話を録音して、台本に起こすと。
犬飼 
だから、エチュードで作ったということになるんでしょうね。それを何回も再現できるようにやって出来たというのが当初の作品でした。
__ 
それだけで成立するぐらい面白かった。
犬飼 
脚本を用意するより面白かったと思います。お題を決めて話したら、まあまあいいんじゃないの、っていう出来になったんです。中心は浅井のネタ話なんですけどね。
人は死んだら木になるの
欄干スタイルプロデュース公演。山口茜さんの同名戯曲を3団体が演出し、上演する。わっしょいハウスほか、欄干スタイル・このしたやみが参加。会場:アトリエ劇研。公演時期:2009年2月11~15日。
山口茜さん
主に京都を拠点に活動する劇作家。トリコ・Aプロデュース主宰。現在、文化庁新進芸術家海外留学制度研修員としてフィンランドに滞在中。
肥田知浩改造計画
欄干スタイルプロデュース公演。劇団hakoの劇作家・演出家の肥田知浩さんの脚本「犬の眼、石の耳」を3団体が演出し上演。会場:アトリエ劇研。公演時期:2008年4月18~20日。

タグ: はじまりのエチュード 反省Lv.4


浅井さんのお話

犬飼 
けど、今思うとそれはやっちゃいけない事だったんですよね。作れないからと言って、放棄するな、と。今思うと楽な道を選んでたんですよ。
__ 
出てきたアイデアをそのまま使うというのは、それはそれであるとして、創作する者の態度としてどうか、ということですね。
犬飼 
そうです。だから、脚本と演出を僕が担当するようにしました。今回のこれも、僕が書いて演出することになっています。
__ 
内容としては。
犬飼 
宮部さんと浅井の二人芝居ですね。語りをベースに、物語を起こせないかと思ってるんですね。人が一人行方不明になって、その人についてのお話なんです。全然深刻じゃないんですけどね。
__ 
手ごたえはいかがですか。
犬飼 
初期に比べれば全然成立していると思います。色々な問題はあるんですが、まあまあ何とかなるだろうと。
__ 
犬飼さんは、浅井さんのお話を構成して戯曲に落とすという作業をされる訳なんですね。ネタを加工して受け入れられやすい形にプロデュースすると。
犬飼 
ただ単発で面白い話をしても演劇として弱いんですね。エピソードだけではなんともならないんですよ。単純でもいいから筋を通すことで、何とか物語にするという作業をただただやっています。だからまず、執筆活動のために書く力をつけたいですね。

劇場の雰囲気が、なんか苦しい

__ 
今後、わっしょいハウスはどんな感じで。
犬飼 
この公演後に、C.T.T.に参加する予定です。その後はまだ何も決まってないんですけど、一回は本公演をやっておきたいですね。
__ 
本公演にこだわりがあるんようですが。
犬飼 
そうですね。とりあえずは安くやりたいですけどね(笑う)。照明とかもあまり使わない形式で。
__ 
なるほど。どんな感じの公演を作りたいのでしょうか?
犬飼 
気楽にやりたいですね。劇場の雰囲気が、割と苦しいって思っちゃうんですよ。きゅうきゅうづめというか。ライブイベントで音楽の人とやるときはおしゃべりもOKだったりするんですよね。そういう、ゆるいものにしたいなと。やっぱり僕は、前田さんの五反田団みたいなのが好きなんですよ。チラシが手書きで、舞台もイスだけだったり、俳優も普段着だったり。すごくいいなあって思いますね。もちろん、そうじゃない派手なものも好きですが。
C.T.T.
舞台作品の試演会。Contemporary Theater Trainingの略。1995年に設立され、既に50回以上開催されている。

質問 トミーさんから 犬飼 勝哉さんへ

Q & A
__ 
前回インタビューさせて頂いたchikinトミーさんから質問を頂いてきております。1.最近ハマっている食べ物は何ですか?
犬飼 
食べ物にはあんまり執着はないですね・・・。お腹が減ったらあるものを食べるという。
__ 
2.最近町で見た面白い人・物は何ですか?
犬飼 
昨日、大学の卒業式だったんですけどね。人だかりがものすごく面白かったですね。本当にたくさんなんですよ。
__ 
分かります。同じ式典に集まってる大量の人。
犬飼 
僕、一人だったんですけどね。その寂しさのコントラストもあったりで。

カエルのマウスパッド

inukai_present

__ 
今日はですね、犬飼さんにお話を伺えたお礼にプレゼントがあります。
犬飼 
ありがとうございます。
__ 
どうぞ。
犬飼 
(開ける)何ですか。
__ 
マウスパッドですね。
犬飼 
僕マウスパッド持ってないんですよ。ぴったりです。

タグ: プレゼント(文具系)


貴重な経験

__ 
今日は宜しくお願いします。最近はいかがですか。
丸山 
そうですね。ちょっと前まで色々な事をしなければならないと焦っていた時期にありまして。そういう状態で失敗を重ねてしまったんですね。自分の納得出来るものが出来ないばかりか、周りの人たちに多大な迷惑を掛けてしまいまして。
__ 
なるほど。
丸山 
最近は、そういう事情もあって美術の仕事はセーブしていこうと思っています。
__ 
抑えていくと。
丸山 
もちろん、新しい仕事のお話を頂くのは嬉しいのですが、同時に色々な事を進めていく力量がないので・・・。もちろん、余裕があれば別ですが。今の所美術を引き受けているのはナントカ世代だけですね。
__ 
今は、腰を落ち着けて取り組んでいるという感じでしょうか。
丸山 
そうですね。正直、自分がどのようなものが得意なのか模索しきれていないんですね。こなしてきたプランの数もそう多くないので。ならば、じっくりこなしていこうと。
__ 
じっくりやっていくというのは、とても貴重な経験ですね。
丸山 
あとは、大道具としての仕事も早くこなせるようになりたいですね。それが出来ると出来ないのでは大違いなので。
ナントカ世代
劇作・演出・音響、北島 淳氏による劇作の上演を行う演劇企画。強い美意識によってあらわれた空間と、人を食ったようなユーモア。冷たい客観性をもったまま優しい気持ちになれる、複雑な情緒のある芝居。
悪い芝居
2004年12月24日、旗揚げ。メンバー11名。京都を拠点に、東京・大阪と活動の幅を広げつつある若手劇団。ぼんやりとした鬱憤から始まる発想を、刺激的に勢いよく噴出し、それでいてポップに仕立て上げる中毒性の高い作品を発表している。誤解されやすい団体名の由来は、『悪いけど、芝居させてください。の略』と、とても謙遜している。(公式サイトより)

vol.114 丸山 ともき

フリー・その他。

2009/春
この人のインタビューページへ
丸山

キッカケ

__ 
ええとですね、丸山さんの美術の仕事として初めて印象が深く残ったのは、ニットキャップシアター「喉骨のフルート」での復讐装置だったんですよ。
丸山 
「ザ・過剰」。
__ 
あれは凄く良かったです。ドクロがリアルで、これがカギ代わりに自転車に付けられてたらやだなあと(笑う)。
丸山 
あれは美術というより、小道具の仕事ですね。実はああいう、細々としたものも引き受けているんですよ。
__ 
そういった諸々の造形のお仕事を始めたのは、何がキッカケだったのでしょうか。
丸山 
それこそ、小学生の頃からものを作るのが基本的に好きだったんですね。変な形のものを作るのが好きで、ずっと続けている事なんですよ。絵も描いていました。その延長ですね。
__ 
なるほど。どんな点が楽しいと思われますか?
丸山 
「これはこういう風に作るものだ」という定石があるものを作るよりは、これはどういう風に作ればいいんだろう? とゼロから考えるのが好きですね。大道具は、定石があるものが多いんですが、それがない大道具や小道具をどう作るかを考えるのが。
__ 
ああ、それは物凄く分かります。
丸山 
さらにどう安く上げるか(笑う)。まずは100均に行ったりして。
__ 
まずはね(笑う)。
丸山 
自分で言うのは少し違うかもしれませんが、ものを作る才能が自分にはあったとして・・・。舞台にしろ、小道具にしろ。それで関わった舞台が面白くなったら嬉しい。キッカケとしては、多分それが根本だと思います。
ニットキャップシアター 精華演劇祭 vol.3 参加作品・どん亀演劇祭V3「喉骨のフルート」
どん亀シリーズとは、ニットキャップシアターのコメディシリーズ。不幸の申し子どん亀の不器用な生き方は観客に共感を与え、笑いと涙を同時に誘う。

タグ: 自分は何で演劇を


vol.114 丸山 ともき

フリー・その他。

2009/春
この人のインタビューページへ
丸山