『豚』一端

___ 
しかし、ピースによって3人とも全然違う作風でしたよね。創作の方法もやはり違うのでしょうか?
トミー 
私はきっちり台本を書いてくるんですけど、例えばcossiは、たとえば二つの言葉だけを使ってエチュードして、そこから形にしていく方法を取ったりして。
___ 
なるほど・・・。では、タマネギとかジャガイモを菜箸で掴んで競いあうというピースがありましたが、あれはcossiさんのですか?
トミー 
あ、あたしです。
___ 
そうだったんですか。ちなみに、あれはちゃんと点数が付いてたんですかね。
トミー 
あれ全然数えてないです(笑う)。流れ上、cossiが勝つことになってたんですよ。でも、ちゃんと本気でやるということは決まっていて。ルールもあったんです。普通の状態は菜箸を使って、タイムサービス中は「タイムサービス」とか言いながら手を使っても良くて、サービスタイム中はそれっぽい振りをしながら止まらなくちゃいけないという。
___ 
文章にすると全然伝わらなさそうですが面白かったです。これは覚えているのですが、トミーさんの担当されたものの一つに、「セカイ系」というタイトルの作品がありましたね。他の2人のメンバーがワンルームの中で王国をグダグダになりながら作り上げるという、唯一の具体的なコントでしたが。トミーさんの二人観がかいま見れたような。
トミー 
まんまあの二人そのままという訳じゃないですが、日常でよく聞くような会話っぽさを取り入れました。
___ 
面白い公演でした。podcastもあったし。ところであれは配信しないんでしょうか。
トミー 
一回配信しようという動きもあったんですが、ちょっとノイズも酷かったりして・・・。
___ 
公演に来た人だけのお楽しみだったと。
cossiさん
chikinメンバー。
山村麻由美さん
おなじくchikinメンバー。

タグ: はじまりのエチュード


「風景」

___ 
冒頭の段ボールの話に戻るようで恐縮ですが、確か後半、舞台を盛大に散らかすためだけのシーンもありましたね。
トミー 
「風景」というピースがあったんですけど、廃墟みたいに散らかった風景を出したかったんですよね。
___ 
それから溶暗して、とぼとぼ歩くシーンが印象的でした。
トミー 
あれは家に帰ってるシーンで、cossiはそれをモチーフにして作品を作りたかったみたいで。家に、「帰る」と「こもる」とでは逆の印象があると。前むきか後ろ向きかで。最初は宇宙をやりたいと言ってたんですけどね。

表現は3人それぞれ

___ 
chikinの魅力的な部分ってどこなんだろうと考えてたんですけどね。ある方と公演の際にお話したんですけど、柳川に似てると仰っていて。
トミー 
そうですね。私もずっと前に柳川さんを見た時に親近感が湧いて。好きなんですよ。
___ 
ご自身では、chikinの良いところはどこにあるとお考えですか?
トミー 
表現は3人それぞれで全く違っているんですけど、目指しているものは同じというところですね。考え方は全然違うのに、今のところ「こりゃムリだ」とはならずにやって行けるのが、不思議ですね。
___ 
調和していると。ストレスがない?
トミー 
全くないというコトではないですけど(笑う)。で、自分たちの紹介をする時に困るんです。「劇団」って名乗りたくないなと。
___ 
ああ、「劇団chikin」と。
トミー 
言いやすいから言ってるだけで。他に良い呼び方があればいいですね。劇団とか、演劇とかに縛られたくないなと思ってるんですよ。舞台公演だけじゃなくて、違った形式でchikinが出来るんじゃないかと。そこも良いところですかね。

宣伝映像

___ 
chikinなるものって、何なんでしょうか。女の子3人のトボけた感じなのかなと思うんですが。
トミー 
おちゃらけたいというのはあるかもしれないですね。スカした感じというか。
___ 
ええ。そうだ、今回の公演に行く前に、chikinの宣伝映像を拝見したんですよ。3人がコタツに入りながら脈絡のない会話をしているという。3人それぞれが全く別の話題をしているにも関わらず、会話が成立しているかのように見えるていました。あの感じ、chikin的でしたよね。
トミー 
あの台本も、夜中に3人で回し書きしてたんですよ。脈絡のない会話だけど、出来ているようにしようと。
___ 
成り立っていて、でも本当は成り立っていないということに薄々気づいてる感じがありましたね。
トミー 
あはは。ありがとうございます。撮ってくれた子達も良かったんですけどね。
『豚』宣伝映像

質問 サリngROCKさんから トミーさんへ

Q & A
___ 
今日はですね、この間インタビューを受けて下さったサリngROCKさんからトミーさんにご質問を頂いてきております。
トミー 
えっ。マジすか。サリng姉さんから。
___ 
はい。1.好きなお笑い芸人は誰ですか?
トミー 
最近はモンスターエンジンですね。夜中のあらびき団に出てるんですけど、神々のコントっていう。神様の生活を切り取ったネタをやるんです。
___ 
ありがとうございます。2.chikinの3人を動物に例えてみてください。理由も。
トミー 
cossiは女豹で。理由は昨日、豹柄を着てたらショップの店員さんに豹柄似合いますねと言われたらしくて。昨日は女豹と呼んでました。
___ 
昨日ですか。
トミー 
山村さんは・・・猫ですね。本人が猫っぽいのもあるし、猫好きなので。体から猫っぽいものが出てるんですよね。

chikinエンターテイメント

___ 
今後、chikinではどんなお話を書かれるのでしょうか。
トミー 
まだ全然決めてないですね。舞台公演なのかイベントなのかも決まってないんです。
___ 
なるほど。舞台公演だったら、「豚」みたいな形式の。
トミー 
そうですね、感想を聞いていると長編を見たいというお声も頂いているので、既作台本をやるかもしれないですね。
___ 
分かりました。では、chikinの作品を見た方には、どんな気持ちになって頂きたいですか?
トミー 
そうですね。持って帰ってもらうものは何でも良くて。楽しかったでもムカついたでも(笑う)。でも、楽しんで帰って頂けたら嬉しいです。
___ 
では、今後どんな感じで攻めていかれますか?方向性でも何でも結構です。
トミー 
舞台とか、イベントとか、ネットとかでも、がんがんchikinエンターテイメントを広めていきたいです。
___ 
ご自身の目標としては。
トミー 
楽しんで続けていきたいです。

タグ: 新しいエンターテイメント 今後の攻め方 単純に、楽しませたい


ニワトリの置物

tommy_present

___ 
今日はですね、トミーさんにお話を伺えたお礼にプレゼントがございます。
トミー 
あ、いいんですか。
___ 
どうぞ。
トミー 
何やろう。気になる。(開ける)
___ 
そのまんまのものですけどね。
トミー 
あーかわいい。いいですね。これはchikinに合わせて。
___ 
はい。
トミー 
ありがとうございます。顔の感じとかかわいいですね。凄い嬉しいです。

タグ: プレゼント(インテリア系)


王様ニキビ

___ 
今日は、宜しくお願い致します。
サリng 
宜しくお願い致します。
___ 
OMS戯曲賞受賞、おめでとうございます。
サリng 
ありがとうございます。
___ 
この間の「王様ニキビも拝見したのですが、受賞も納得の出来でした。今日はですね、チラシを持ってきておりまして。
サリng 
懐かしい感じがしますね、既に(笑う)。
___ 
この絵は、ご自身で描いておられるのですか?
サリng 
そうですね、いつも自分で。
___ 
あ、そうなんですか。そういえば、確かお母様が絵本作家の大西先生という・・・。
サリng 
そうなんですよ。何で知ってるんですか?
___ 
実は、学生時代から大西先生を存じていたんです。
サリng 
え!? 何でですか?
___ 
学校のPCでネットしてたら大西さんのホームページに行き着いて。一時期よく見てたんですよ。本当に、ネタとしても非常に優れたコンテンツだと思います。で、昨日サリngROCKさんの名前で検索してたら、久々に開いた大西さんのサイトに「娘がサリngROCKという名前で芝居をやってる」とか書いてあって。
サリng 
ええー、知ってはったというのがビックリですよ。逆に私が。めっちゃ嬉しいですね。
OMS戯曲賞
扇町ミュージアムスクエア10周年記念として創設された、小劇場の脚本に対し与えられる戯曲賞。
突劇金魚第9回公演『王様ニキビ~僕とマドンナ達と毒ライオン~』
会場:大阪市立芸術創造館。公演時期:2008年12月19日~21日。

ツタヒコ部屋を出る

___ 
かなり脱線してしまいましたが、「王様ニキビ」。ちょっと紹介すると、主人公の青年ツタヒコはオタク的なオモチャ屋さんのアルバイトで、現実世界の周囲の人をかたどった人形を使って遊んでいるという。全体的にキッチュな作品でしたね。
サリng 
そうですね。
___ 
ラストでツタヒコが虫取り網や虫取りカゴを持って部屋を出るのが印象的でしたね。今回は再演ということですが、初演とはどのような点が違うのでしょうか?
サリng 
めっちゃ改訂していますね。初演は主人公が女の子で、出てくる家族も違いますし、登場人物もかなり違います。テーマは一緒なんですけどね。男の子が主人公になることで、オタクな感じもはっきりとなりました。
___ 
ああ、分かります。これはネタとして面白いな、と思ったのが、風俗店で偶然に会った陶芸教室の先生に通って、ついに部屋に呼んだらバイト先の店長とハチ遭わせして先生が店長に惚れてしまってそのまま店員になってしまうという展開が面白かったですね。
サリng 
楽しんでもらえて良かったです。
___ 
サリngさんのお気に入りのシーンは。
サリng 
その陶芸教室の先生の回想シーンがお気に入りですね。陶芸を舞いながら教えて、「作りたいものの大きさに合わせて粘土をまとめてね~」とかいう。
___ 
その先生が今風俗嬢として目の前にいて混乱する、みたいな。あれも笑えました。

ハッピーエンドになりきらない

___ 
しかし、女子が沢山出てくるんですね、サリngROCKさんの作品って。好きなんですか?モチーフとして。
サリng 
そうですね。笑える滑稽な女子が好きですね。女子がバカな事をしているのが、男子のそれより好きなんですよ。
___ 
滑稽な女子ですか。
サリng 
バカであってほしいですね。思いっきり笑ったり泣いたりしてほしいんです。あと、女性作家は男子の事が上手く書けないとか言うじゃないですか。そういうのもあるかも知れません。良く分からないから書くことがあまりないというか。
___ 
王様ニキビ」は男子が主人公でしたね。
サリng 
はい。ですが、女子を書くのとそう変わらず書けたと思います。男性のお客さんから見たらどうなのか分からないんですけど、どうだったんでしょうか。女々しいというか。
___ 
いえ、彼の気持ちは良く分かりました。目の前に嫌なことがあったら逃避してしまう描写とか。「お嬢マン」という言葉が最近言われてますよね。仕事や恋にあんまりガツガツいかない男性の事を言うらしいですけど。
サリng 
「オトメン」みたいな感じですか?
___ 
そうです。「王様ニキビ」のツタヒコはまさにそれで、というか全登場人物中、彼だけがそこから成長することなく終ってしまうという。結構身につまされた人も多いんじゃないかなと思いました。後半のシーンで、ツタヒコの分身であるライオンが彼に代わって同窓会行ったり辞めたバイト先に行ったりしますよね。
サリng 
行きますね。
___ 
そこでは彼の存在はほとんど無かった事にされていたかのようにスルーされて、という。現実逃避しまくってたら世界そのものに置いてかれた、という事なのかなと思いました。
サリng 
あれはどう説明すればいいんでしょうねえ。難しいですね。私は、あのライオンがツタヒコの分身とまでは思っていなかったです。人間ではない生き物が「僕ツタヒコ」って自己紹介して、「あ、そうだったん」って言われるぐらいツタヒコの存在が小さかったという描写がしたかったんです。
___ 
キツイですね。彼自身が思っているほど、他の人には重要ではなかったと。
サリng 
自分がいないところで攻撃されていると思いこんでいたけど、実際周りは見てないし何ヶ月間かいなくなってたらどんな姿をしていたか忘れられてる、っていうのを誇張した感じですね。
___ 
やっと起きたツタヒコが、何故かアウトドア趣味に目覚めて虫取り網を持って部屋を出ていきましたね。今さら少年帰りをするツタヒコと、置いていかれるライオンとの温度差が劇的でした。
サリng 
あまりハッピーエンドになりきらない終わりが好きで。ツタヒコ自身はすがすがしい感じで部屋を出ていくけど実は忘れられていますみたいな。
___ 
忘れられるのは嫌ですね。
サリng 
そうですね。自分から変わっていかなきゃ、という事ですね。

タグ: ハッピーエンドについての考え方 ライオンの話題


OMS戯曲賞

___ 
ところで、脚本を書き始めたのはいつぐらいからなのでしょうか。
サリng 
突劇金魚の旗揚げ公演からなので、6・7年前からですね。
___ 
お芝居を始められたキッカケは。
サリng 
高校演劇からです。大学の演劇サークルを引退する間際に、「LOVE THE WORLD」っていう西田シャトナーさんの劇団に入ったんです。そこで、もっとちゃんと続けようと思って旗揚げしたんです。
___ 
それから6年後にOMS戯曲賞ですからね。
サリng 
ねえ。びっくりしますよね。ほんまにまだ実感ないですね。どう捉えていいか分からないぐらいで。私、最終選考残ったのも初めてで、まさか大賞とは思ってなかったんですよ。
___ 
いえいえ、今後とも頑張って下さい。
サリng 
ええ、もう一回何か、脚本で賞取らないとマグレだと思ってしまうし。でもそう思ってると取れないんですかね(笑う)。

やさしさの連鎖

___ 
さて、今後サリngさんはどんな作品を書いていかれるのでしょうか。
サリng 
どんなん書いていこうかな。おそらく、性格が悪い主人公を出すのは変わらないと思います。
___ 
王様ニキビ」のツタヒコは内向的でちょっと変態でしたが、そういう意味ですか?
サリng 
というより、周りの人たちの人形を作ってそれをいじめてるみたいな。
___ 
性格が醜いという?
サリng 
一般的な「いいコ」とは逆の人物像がいいですね。ちょっと意地悪な部分があったり。私の作品で出てくる人は全員、コミュニケーション不全が原因で変人なんですけど、だからストーリーラインがベタだとしても面白おかしく観れるような、のがいいですかね。あとは、その都度興味がある題材で書いていくので・・・。どんどん変わっていく気もしますし、ずっと変わらない気もします。
___ 
わかりました。サリngさんは、ご自身の作品を見てどのような気持ちになってもらいたいですか?
サリng 
そうですね。周りの人に優しくなろうと思ってもらいたいですね。それで実際に優しくされた人がまた別の人にも優しくして、ネズミ講みたいに広がっていったらいいですね。
___ 
やさしさの連鎖ですね。
サリng 
そうですね。周りの世界と自分がずれていて生きにくいというのが毎回テーマなんです。世界を居心地よくするために、他の人にちょっとだけ歩み寄る、という。恥ずかしいですね。

タグ: 登場人物が好きになれない 恥ずかしいコト


ROCK

___ 
サリngさんにとって、2008年はどんな年でしたか?
サリng 
年に3本も公演したり、劇場さんに呼んでもらう公演が増えたり、OMSを取ったり。激動でしたね。
___ 
あ、2007年はそうでもなかったとか。
サリng 
いえ、OMSを受賞した「愛情マニア」を公演した年でしたし、それspace×dramaの賞も頂いたりしたんです。
___ 
あ、そのspace×dramaって「シマウマの毛」の。
サリng 
そうなんですよ。
___ 
確か、私と同じ劇団衛星のファックジャパンが劇評ブログに感想を書いてて。
サリng 
書いていただいてましたね。
___ 
「脚本・演出の方の名前がROCKだったからロックな芝居だと思ってたら惜しかった、のです」とか。
サリng 
そうなんですよ、私ROCKって名乗ってるわりにはロックじゃないんですよね。ロックな感じになりたいんですけど、小心者で。あ、目標を名前にしてるんです(笑う)。
___ 
では、ご自身にとってロックになるとはどういうことなのでしょうか。
サリng 
ええと、周りを気にせずもっと堂々とする事ですかね。アホな事したり、破天荒に生きる、大きな借金する、無謀になるとか。常識を打ち破る反抗精神という事なんじゃないですかね。
___ 
たぶん、ロックし続ける、つまりロールしなければならないんですよね。2009年はどんな年にしたいですか?
サリng 
周りの変化に対応出来るよう勉強したいですね。感性だけじゃなくて、ロジックを持ちたいですね。今まで自分で勝手に放出して、他の人がそれに共感してくれるという感じだったんですけど、今後は自分の意識で、自分も周りもコントロールしていければと思います。そういう、持って行き方の勉強の年になりそうですね。
space×drama
シアトリカル應典院での演劇祭。

質問 本條 マキさんから サリngROCKさんへ

Q & A
___ 
今日はですね、前回インタビューさせて頂きましたFrance_panの本條さんからサリngさんへの質問を頂いてきております。1.最近お気に入りのお菓子はなんですか?
サリng 
ポテトチップス的なものに、チョコレートが掛ったものが好きです。
___ 
なるほど。あれは食べたことないんですが・・・。
サリng 
凄くおいしいです。
___ 
今度、チャレンジしてみます。2.好きな作家さんは?
サリng 
小説だったら川上弘美、マンガだったら魚喃キリコ、小劇場だったら、今はやってはらないけど芝居屋坂道ストアの角ひろみさんですね。
___ 
3.女性を演出するとき、男性を演出するとき、それぞれ何かこだわりがあれば教えて下さい。
サリng 
何ですかね・・・。性別の違いで特にこだわるところはないように思いますね。
___ 
演技を付ける時はどんなところに気を配られますか?
サリng 
毎回違う方法を試したりするんですが、最近は、気持ちの分からん感じでセリフを言われると「そのセリフはどういう気持ちで言ったん?」て確認する事がありますね。
___ 
気持ち重視ということでしょうか。
サリng 
そうですね。あと、クサイ芝居が苦手ですね。

色んな感じで認識されたい

___ 
今後、サリngROCKさんはどんな感じで攻めていかれますか。
サリng 
作家と呼ばれるよりも、作家であり演出であり役者でもあり、ていう感じで認識されていきたいですね。今作家という認識が強いですけど。
___ 
私の中ではまさにそうですね。役者・・・そういえばアドシバのアシスタントをされているんですよね。
サリng 
はい、去年の7月からです。
___ 
あれ面白いですよね。
サリng 
また来てください。そういうのもしたり、色んな感じで認識されたいですね。
対戦型演劇バラエティ・アドシバ!
アドリブ芝居のイベント。対戦型。支配人:上田ダイゴ氏。関西小劇場の俳優にテーマを与え、アドリブ芝居を競う。

タグ: 今後の攻め方


VANILLABEANS YOKOHAMA のショーコラ

saring_present

___ 
今日はですね、サリngさんにお話を伺えたお礼に、プレゼントがあります。
サリng 
そんな、いいのに。
___ 
いえいえ、どうぞ。
サリng 
何ですか?開けさせて頂いてもいいですか?
___ 
はい、どうぞ。
サリng 
すみません、何か。
___ 
いえ、そんなに大したものではありませんし。
サリng 
(開ける)あ、チョコレート菓子。
___ 
そうですね。
サリng 
何か高そうな。すみません、気を使わせて。
___ 
それ、職場で頂いた事が以前あったんですけど、ものすごくおいしかったんです。今まで食べたお菓子の味が吹っ飛ぶレベルの。
サリng 
へー。
___ 
あ、いやお口に合いませんでしたら捨てて頂いて構いませんので。
サリng 
(笑う)いえいえ、そんなまさか。

タグ: プレゼント(食品・飲料系)


M_Produce ACT4『寿歌西へ』

__ 
今日は宜しくお願い致します。
本條 
宜しくお願いします。
__ 
つい先日終わったところだと思いますが、M_Produceの公演に出演されておられましたよね。お疲れ様でした。今はどんな感じですか?
本條 
はい。今は稽古が無いので、お芝居を観に行ったりしています。
__ 
色々大変な公演だったと思いますが、いかがでしたか。
本條 
初めてづくしでしたね。初めての京都公演・演出家さん・共演者の方々で、とても緊張していたんですけど、演出の山口さんがお芝居を俳優を遊ばせながら作られる方だったので、変に聞こえるかもしれないけど楽な気持ちでお稽古できました。
M_Produce
演劇制作者・丸井重樹さんのユニット。プロデュース公演、俳優育成のワークショップ、舞台芸術関係者が集うサロンの開催を総合的に行う。
M_Produce ACT4『寿歌西へ』
会場:アトリエ劇研。公演時期:2009年1月9日~13日。
山口浩章さん
演出家、俳優。劇団飛び道具所属。ユニット「このしたやみ」。

「これは劇場だった砂です」

__ 
今回の作品の最後で、30分に及ぶ異様に長いセリフがありましたね。印象的というか、よくやるなあと思いました。
本條 
あれは固有名詞の順番ががなかなか覚えられなくて、初めて自分の記憶力が心配になりました。
__ 
固有名詞にしても、「これは岡嶋秀昭だった砂です」とか、役者の名前が出てきたあたりがぞくっとしましたね。他にも、「これは劇場だった砂です」とか、客席の照明が点いたりとかどんどんメタになっていって。
本條 
そうなんです。重く発しているわけではなかったんですけど、客観的に観るとドキッとするだろうなと思いました。
__ 
にしても、30分間あの集中力でセリフを発されたのは凄いなと思います。
本條 
昔読んだ豊川悦司のインタビューに、俳優に最も必要なのは集中力だと書いてあったんですよ。今回あのシーンを演じさせて頂いて、本当に本当にそうだなぁと思いました。
__ 
分かります。前に他の方に取材させて頂いた時に、「目の前で緊張している人間が見られるのはパフォーミングアーツだけ」だという話が出たんですよ。
本條 
そう考えると凄い芸術ですよね。他にも舞台美術とか音楽とかいろんな要素はありますけど、俳優の身体ってやっぱりとても一番重要ですよね。

こんなに残ってた

__ 
そもそも、本條さんがお芝居を初められたキッカケを伺っても良いでしょうか?
本條 
大阪外国語大学(現大阪大学)に在学していたころ、今France_Panの主宰をしている伊藤から「コントをしないか」って誘われたのがキッカケです。最初は軽い気持ちで出たんですけど。
__ 
ああ、コントから。ちなみに、どのような。
本條 
ケラリーノ・サンドロヴィッチや、いとうせいこうのコント作品や、伊藤が書いたコントだったり。
__ 
初めての長編、いかがでしたか。
本條 
すごく怒られたんです。下手で。しかも私、宮崎出身なので宮崎弁が抜けなくて。でもその公演が終わった後、燃え尽き症候群ですごく気が抜けちゃったんです。その時ちょうど3回生で、就職活動もしなけりゃならなかったんですけど、お芝居続けたいなぁって。
__ 
そうだったんですね。しかし、何で燃え尽きてしまわれたのでしょうか?
本條 
私、小学校から大学までほぼ帰宅部の子だったんですよ。だから人前に出たりはおろか、一生懸命ワーッてやるという事があんまりなかったんですね。でも初めてお芝居に出演して、私にもまだこんなにパワーがあったんだなあって、自分にびっくりしました。苦しいけど、こんなに楽しいことがあるんだって、もうちょっとやりたい、と思うようになったんです。
__ 
ちなみに、どんな役柄だったんですか?
本條 
男の子と同棲してる女の子のお話で、デイジーっていうんですけど。彼のことが凄く好きなんですけど、同じ部屋の中にいるのにすれ違うんです。二人ともいるのに、電話で会話したりとか。最後に私は電話の線をはさみで切って出ていって、男の子が戻って家のインターホンを押すと象の鳴き声が「パオーン」って。
__ 
ああ、それはシュールでもの悲しい話ですね。
本條 
悲しいお話でした。

タグ: 一生懸命を描く


France_pan×トイガーデン 混同公演
「Slave Hunting/どれい狩り」

__ 
すみません、実は申し訳ないことに、France_panの公演を拝見した事がないんですよ。いつも興味はあるんですが、なかなか行けなくて。
本條 
いえ、いいですよそんな。今年4月にまたやるので、良かったら。
__ 
宜しくお願い致します。ちなみに、どんなお話なのでしょうか?
本條 
安部公房の「どれい狩り」という作品を、トイガーデンと合同でやります。前半をTOYGARDENの安武さん、後半をFrance_panの伊藤が演出します。お話としては、あるお金持ちの屋敷の主人が病気ということになっていて、それをインチキで治療しようとする人や、別の形で主人に取り入ろうとする者、そして「ウエー」という動物でも人間でもないものも出てきて、どうなるのか・・・みたいな、ちょっと不思議なお話です。
__ 
楽しみにしております。