地味

___
今後、何色何番としてはどのような展開をされていくのでしょうか。年に1、2回のペースで公演されるとの事ですが。
たかつ
地味にやりたいんですよ。何か、そう言うと皆笑うんですけど。
___
地味に。
たかつ
自分のペースを守っていく事が大事だなと。特に大それたことは考えていないので。出来れば、ずっと好きでいられたらいいなと思います。回りの期待に応えていかないと、とかもあるんですけど。むしろ、期待されているのかというのもありますが。でも、面白いとお客さんが言ってくれるのであれば半年に一回はやりたいと思うし。ずっと続けていくには、あまり見栄を張らないで行こうと(少し笑う)。多分、今までとおり私と村井さんがやりたい事を続けていくと思います。

タグ: 何色何番


ストイック

___
今後、たかつさんは役者としてはどんな感じで攻めていかれますか。
たかつ
実は、こないだの公演は、「役者をちゃんとやろう」と物凄く久しぶりに思ったんですよ。主役も、多分2年ぶりぐらいなので。呼んでる役者さんも、自分がいいと思った人だったので、肩を並べるんだと思って足掻いて足掻いて。でも演出もしなきゃいけなくて、集中出来なくてと凄く揺れ動いてて。本番では、自分が行きたかった所までいけたと思ってます。表現したかった表情であったりとか、そういうのが出たからお客さんが反応してくれたんだと思っているので。なので、今後は役者として、も、ちゃんとやっていかねばと思っています。
___
なるほど。
たかつ
ただ、どうなんですかね。まだ客演がしたいとか、そういう所までは行ってないですね。外で役者に集中出来るかどうか。役者として専念させてくれる所は、そもそも出させてくれるか?という所なので。中々。どちらかというと味のある役者ではなく、器用貧乏だと思っているので。反面、例えば、村井さんとかは味のある役者ですね。
___
そうですね。
たかつ
あの子は演出としては扱いにくいんですけど、自分のやりたい事をガンっと持ってくるし、まだこちらが決めかねている部分を「早く決めろ」ってせっついてくるので。でも役者としてそれは必要な部分なんだろうと思います。私が「こうしてほしい」と言った、それ以上のものを持ってくるんですよ。絶対。
___
それはいいですね。
たかつ
で、本番だとその3倍くらいのものを持ってくるんですよ。それが凄いなあと思って。あの子は自分に課しているものが凄い大きいので。
___
そうですか。
たかつ
私は、あそこまでストイックになれるかどうか。
___
ストイック?
たかつ
自分で、自分の最低限の目標を決めなくちゃならないじゃないですか。それは簡単に超えられるものじゃ駄目なんですよ。そこの加減がきついんですよ。あの子は自分に厳しいので、もちろん、人にも厳しいんですけどね。一緒にやってる相手でも、相手が本気じゃないと分かったら凄く怒るんで。「私は本気なのにあなたが本気じゃないんだったら、あなた以外の人と演技する」って言うんですよ。そしたら相手は焦って、じゃあ頑張るって。そういう時の相乗効果が、近くで見てると凄い面白いんですよ。私は、役者はそれぐらいやらなくちゃならんな、と思っているんで。自分はまだまだ、スタートに立ててすらいないと。
___
もう、精一杯やるしかないと。
たかつ
そうですね。自分を冷静に分析するという、演出の立場からの視点が強くなってしまいがちで。駄目だなと。
___
ふんふん。
たかつ
演出以上の事を持っていかないと駄目だなと。私は、役者に役を渡す時に、「これは私の作った役だけど、今後あなたの方がもっとこの役について詳しくなって下さい」と言うんです。役者は、演出の範囲を超えなくちゃならないんですよ。それが自分で出来るかどうかというと、中々出来ないんで。まあ、出来ない事をやれと言ってるんですが(少し笑う)。
___
ちょっとすみません、たかつさんの仰る演出という仕事ですが、これは具体的にどういう仕事なんでしょうか?
たかつ
まあ、簡単に言うとまとめ役ですね。全体の尺であったりとか、見せ方ですとか。作品の代表者なので。お客さんが観る芝居も、結局は演出を観ている事になると思うんですよ。なので、作品は全部その人の責任ですね。ただ今回は、結構役者に好きにしてもらってますね。「そこは駄目」とか、「それはもうちょっと言って」ぐらいしか言ってないんですよ。今回のは、ものすごく普通な会話と、そうでない、自分の中の世界との対比を見せたかったので。会話シーンでは、ほぼ何も演出してないですね。

タグ: 今後の攻め方


サンタ・マリア・ノヴェッラ・ティ・サネリーアの歯磨き粉

nakagawa
___
今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントがあります。
たかつ
あ、見ました、このサイト。いつも貰ってるなと思って。
___
どうぞ。
たかつ
ありがとうございます。わ、どきどきする。えらく上等な袋ですけど。
___
いや、どうですかね。
たかつ
(開ける)ん?香水?チューブですね。あ、歯磨き粉。
___
そうですね。
たかつ
えらく立派な歯磨き粉ですね。世界最古の薬局。へー、凄いヨーロピアンですね。
___
何か、それは天然由来の成分を使っているみたいですね。
たかつ
私、そういうの大好きなんですよ。家でも、頭洗うのは石鹸由来のものを使っていて。オリーブオイルの入ったやつで体を洗ったり。やったー。使います。

タグ: 管・チューブ


__
今日は宜しくお願いします。
松田
あ、はーい。宜しくお願いします。
__
ええと、お会いするのは、初めてではないですよね。確か、ムーミンの挟み込みで。
松田
あ、あと「平凡なウェ~イ」の撮影で。
__
ああ、そうでしたっけ。あとですね、吉田寮の印刷室で。
松田
私、覚えてないです。わかんない、いたかもしれないですけど覚えてないですね。
__
あれ?
松田
いや、忘れてるだけかも。
__
・・・暑いですね。今日は。
松田
暑いっすね。
__
最近はいかがですか。
松田
最近ですか?わかんないです(笑う)
__
ああ・・・。
松田
いつも聞くんですね、初めに。決まりなんですか?
__
いつの間にか。まあ、駄目な感じの質問として。
松田
最近は、ショートショートの準備で。
__
いつでしたっけ。
松田
8月12日に、ヨーロッパメンバー内の予選があって。それまでに一本作らなくちゃいけなくて。でも他の人の作品に出てばっかりで、中々自分のが進まないんです。
__
やばいですね。
松田
やばいです。でも、頭の中で考えていた事を何とか書き出したので。大丈夫だと思います。
ヨーロッパ企画
98年、同志社大学演劇サークル「同志社小劇場」内において上田、諏訪、永野によりユニット結成。00年、独立。 「劇団」の枠にとらわれない活動方針で、京都を拠点に全国でフットワーク軽く活動中。本公演では、代表・上田誠の作・演出による、ある一定のシチュエーションにおける群像劇を数多く上演。(公式サイトより)
ヨーロッパ企画 第15回公演「ムーミン」
公演時期:2004年5月14~6月3日。会場:愛知・東京・京都各地にて。
アートコンプレックス1928
三条御幸町の多目的ホール。ダンス、演劇公演、ショーやワークショップ、展覧会等を開催する。
ヨーロッパ企画第17回公演「平凡なウェーイ」
公演時期:2005年2月~3月。会場:京都・東京・大阪各地にて。
ショートショートムービーフェスティバル
ヨーロッパ企画による映画祭。5分以内の映像作品を集め上映し、投票によりグランプリを決定する。

タグ: 群像劇


ところで君はUFOを見たか?

__
もう、ヨーロッパに入られて何年くらいでしょうか?
松田
1999年からかなあ。大学入って1年目のオリエンテーションで、上田さんと諏訪さんと石田さんに会って。それからですね。
__
もう8年。
松田
途中2年ぐらい休んでた時期もあったけど、そんな感じっすねえ。
__
ヨーロッパ企画の女優としてやってこられて、一番好きな舞台は何でしょうか。
松田
一番好きな舞台は、出てないけど、「ところで君はUFOを見たか?」というヨーロッパ企画の初めの舞台で。それは実際には見たことなくて。大学に入った一年生の時にビデオを見せてもらって、「去年こういう事をやっていて、これからもこういう事を続けていきたいんだ」という上田さんとかの話を聞いて。それがめっちゃくちゃ面白くって。びっくりして。画像も悪くてほとんど見えないのに。諏訪さんと永野さんが出てたんだけど、最後感動して泣いて。凄いなあと思って。
__
映像なのに。
松田
映像なのに。
__
凄いですねそれは。
松田
だからそれが、一番好きな作品というか。キッカケだったと思う。あとは、・・・嫌いなのはないなあ。「囲む」も好きだし。過去の、「苦悩のピラミッダー」とかを最近再演したから、またちょっと印象が変わったんだけど、全部いい作品なんじゃないかと思ってます。
__
なるほど。
松田
でも、UFOが一番面白かったなあ。あと、昔吉田寮でやったコントライブが。
__
「ヨーロッパ企画」。
松田
ああいうのまたやりたいですね。
__
もう、寮食使えないですからねえ。
松田
あ、もう使えないんだ。
__
地震が来るともう。
ヨーロッパ企画第1回公演SFシチュエーション2人芝居「ところで、君はUFOを見たか?」
公演時期:1998年10月。同志社大学学園祭企画として上演。
ヨーロッパ企画第22回公演「苦悩のピラミッダー」
初演公演時期:2000年4月28~5月1日。会場:京都大学吉田寮食堂。
ヨーロッパ企画第24回公演「衛星都市へのサウダージ」
初演公演時期:2000年8月25~27日。会場:スペースK.S。
ヨーロッパ企画プロデュース公演vol.1「ヨーロッパ企画」
公演時期:2001年5月25~5月3日。会場:同志社大学田辺校地多目的ホール、同志社大学新町別館小ホール、京都大学吉田寮食堂ホール。

セリフ

__
役者として、今後こういう風になりたいとかはありますか?
松田
言えないセリフとかがない人になりたいと思います。やっぱりテレビとか舞台とか見てると、凄く変なセリフとかがあるじゃないですか。
__
ありますね。
松田
でも、役者さんはそれを言えるんですよ。ぜんぶコンテキストがあって、それが体の中に無ければ言えないという事を平田オリザさんか誰かが言ってて。ヨーロッパの芝居って、会話言葉重視だから気持ち悪いセリフって本当にあんまり無くて。言いやすいセリフばっかりで。
__
そうですね。
松田
でもやっぱり、外の世界はそうでもないし、言いやすいセリフだからいいという訳では決してなくて。ヨーロッパにしろ何にしろ。だから、言えないセリフがある、理解出来ないセリフがあるという事は多分あたしが駄目なのだと思うので。
__
いえいえ。
松田
ちゃんとそこを広げていける人になりたいなと思ってます。テレビとか見てるとちゃんと、どの役者さんも、「これ言えるんだ!」ってセリフをちゃんと言えてるから。ドラマとか映画とかできるだけ見るようにしてます。そもそも好きだったんですけど。ちょっと、そこを気を付けて行きたいなと思います。
__
言えないセリフ。
松田
何か説明っぽかったりとか、嘘みたいなとか、今の時代では言わないだろうとか。それを言える人になりたいなと。だから、そういう事を考えたら、街の人とかの会話を聞いたりするのも大事かなあと思って。

タグ: 言えてるセリフ 外の世界と繋がる


不思議

__
最近、何か考えている事はありますか?
松田
考えている事?日々、「これ何かに使えるなあ」とか「これ面白いな」とかは結構考えてるんですが。そういう事とは別に?
__
何か、あれがこうなってこうなるんだろうなあ、的な。
松田
あれがこうなってこうなるんだろうなあ?
__
原理的な。
松田
何だろう。最近、ABCラジオの「ヨーロッパ企画の試験放送」で「不思議バインダー」っていうコーナーをやってて。その中で世の中の不思議な事を言い合うってのをやってて。ちっちゃい時の記憶の中で、変な思い出とか。例えば上田さんが小さい時に野球の大会に出たんだけど、誰かがホームランを打って。でもその後、お父さん達とかクラスの先生が会議みたいに集まってそのホームランが無かった事になって。
__
ええ!
松田
それが子供心に何故か分からなかったとか、そういう不思議を喋るコーナーで。私が最近、そのコーナーの為に考えてたのが、東京とかすごく離れた所に住んでいる友達と、近くに住んでいる京都の友達から同時刻にメールが来た事があって。
__
へえ。
松田
同じ時刻に3通くらい。それは地下とかに入ってたからとかじゃなくて。 それが凄いなあと思ってて。同時刻に全然違う場所の人が私の事を考えてたんだなあと。
__
もう因縁としかいいようがないですね。
松田
それが凄い面白くって。結構そういうことあるんですよ。
__
よくあるんですか。
松田
はい。原理とか越えてて、何とも言えへん。
__
松田さんの顔とか声が、例えばラジオから聞こえてきたりとか、それを聞いた人が3日後あたりに思い出して、とかそういう事じゃないですよね。
松田
ないでしょう。何か。友達って、その子のこと考えてたりすると連絡あったりするんですよ。逆に、私が連絡すると、ちょうど今私のこと考えてたんだよみたいなこととかもあるし。もう頭とか超えてて。その手の説明がつかないこととか、気になるなあ。
__
分かります。
松田
あと未確認生物のUMAとかのページが面白くて良く見ますね。不思議で。
__
あ、不思議なのが好きなんですね。
松田
不思議好きっすよ。
__
「好きっすよ」。
松田
ええ(少し笑う)。説明つかない事って大事だなあと思いますね。理由を超えた所にも何かがあるんだと思うとすごく面白い。

居残りドリル

__
松田さんはラジオの台本やブログなど、様々な文筆活動もされておりますが、今後はどういった方向で書きものを続けて行かれるのでしょうか。
松田
いやあ、何でも書きたいですよ。自分に何が向いているのか分からないし、書いている量も少ないし。だからとりあえず、今はお声を頂いたものはやりたいなと。ちょっと忙しくなったら書くことを忘れちゃったりするんで、書くことを忘れないようにブログやってるんですけど。
__
読んでおります。
松田
あ、ありがとうございます。読んでるんですか。
__
はい。あれは、改行をあまりされませんよね。
松田
ブログや、日記のつもりでやってないので。書きたいことを書くために、ブログというツールを使っているぐらいの気持ちなので。ブログをやっているという気持ちではないです。
__
何か、見たまま感じたままを素朴に書かれていますよね。
松田
読みにくいとかあるかもしれませんけど、あれ、結構、「この段がこの文字で切れるのはイヤだから前を一文字減らして」とか調節してて。
__
ああ、はいはい。
松田
そういう気の使い方はしています。「書くぞ」っていう気持ちで書くようにしてるんで。書こうと思ったら毎日でも書けるんですけど、例えば「今日はカフェに行ったよ」とか。食べたものの画像載せたりとか。そういうのはしないでおこうと思って。書けるものを見つけた時に書くというか。でも梨花とかともさかりえのブログとか、あとは友達のブログを読むのは凄く好きで、でも自分はそういうのをしなくてもいいなと思ってます。
__
これは書けると思われたものを見つけた時に書くという事ですが、最近の日記で男の子がお母さんに「今日の天気はどうだった?」と聞かれて・・・。
松田
はいはい。「まぶしかった」。
__
あれは凄いですよね。
松田
あれは凄いですよね。聞いた瞬間、びっくりして。
__
あれは。ええ。
松田
その子が、空をみてまぶしいなあと思った感じがぐわあって分かって。で、結構、街の人とか喫茶店とかで隣に座った人のいう事が面白かったらメモったりしてるんですよね。
__
へえ。セリフで、単純なものが心に響くというのは中々ないですよね。
松田
本人達は、別にどうこう思ってないから凄いなと。
__
芝居に強引に絡めてしまうと、台本を書く人はご自分の趣味とかがどうしても直接的に影響するから、逆にそういう凄いセリフは生み出すのが難しいのかもしれませんね。
松田
そう、自分では多分考え付かないから。子供のいう事って凄いなと思っていて。子供英会話教室で一年くらい先生してたんですけど、その時に子供が言う事が凄くて。授業が終わった後にめっちゃメモ取ってましたね。

タグ: 言えてるセリフ


おまじない(silsil)とAMERICAN RAG CIEのフルーツ皿

nakagawa
__
今日はありがとうございました。
松田
いえいえ。
__
お話を伺えたお礼に、プレゼントがあります。
松田
恒例の。
__
ええ。どうぞ。
松田
うわ大きい。なんかいっぱいあるよ。しかもAMERICAN RAG CIEってめっちゃいいお店じゃないですか。
__
どうぞ、開けて頂いて。
松田
何?いっぱいある。え、何?壊しそうで怖い。これ、こっちと関係あるね(開ける)。
__
ええ。
松田
意図があるんですか? 毎回。
__
今回はあります。
松田
汲み取れるかしら。
__
・・・。
松田
え?(はがす)夏?
__
ですかねえ。
松田
正解は何ですか?
__
こちらにローマ字で書いているのですが。
松田
「あいをかんじるこころ」?「ゆめをかなえるちから」?前向きなメッセージを頂いたという事ですね。
__
はい。
松田
ありがとうございます。ラグシーにこんなもの売ってるんですね。
__
いや、それはラグシーの製品ではないです。そのカードに。
松田
え、この人が描いたものですか?
__
これは、silsilというイラストレーターに描いて頂いたものですね。
松田
へー。手が込んでますね。

ショートショートムービーフェスティバル

__
最近はいかがでしょうか。
中川
最近は、そうですね。来月からスタートするショートショートムービーフェスティバルというイベントがあって。それの実行委員長なので、その準備ですね。
__
予選が確か、8月の。
中川
12日ですね。元々この企画は5分以内というのがルールだったんですけど、今年は全員タイトルを黄金に限定して作品を作ってもらう、という形にしてます。そのイベントが一応4つあって。他にも色々イベントが。
__
どうですか、進行としては。
中川
うーん。盛り上がりが今ひとつわかり辛いかなと。ヨーロッパメンバーは、もちろん全員が作品を作ってるんですけど、一般の方とかゲストの方とかの作品がまだ届いてないですし。まだちょっと作ってもらってる最中ですからね。お芝居とかだったら、割と盛り上がってる感じがわかるじゃないですか。こういうイベントって、盛り上がりが見えにくいというか。うん・・・。
__
頑張ってください。きっと成功します。
中川
はい。なんすかそれ(笑う)。
ヨーロッパ企画
98年、同志社大学演劇サークル「同志社小劇場」内において上田、諏訪、永野によりユニット結成。00年、独立。 「劇団」の枠にとらわれない活動方針で、京都を拠点に全国でフットワーク軽く活動中。本公演では、代表・上田誠の作・演出による、ある一定のシチュエーションにおける群像劇を数多く上演。(公式サイトより)
ショートショートムービーフェスティバル
ヨーロッパ企画による映画祭。5分以内の映像作品を集め上映し、投票によりグランプリを決定する。

タグ: 群像劇


芝居

__
中川さんは、初めてヨロパに出演されたのは。
中川
一番最初にちゃんと出演したのは、「衛星都市へのサウダージ」。2000年ですね。
__
7年前ですね。
中川
7年前。
__
私は初演の「衛星都市へのサウダージ」を見てるんですが、そこの会場が思い出せなくて。
中川
会場はね、スペースケーエスという、錦市場のあの辺ですよ。いま美容院だかになってるんじゃないかな。
__
ああ。2階か3階の。
中川
2階ですね。すごい狭いとこ。
__
懐かしいなあ。面白かったです。さて、今後についてなんですが。中川さんはこれからどんな感じで攻めていかれるんでしょうか。
中川
攻めていく。役者として?
__
制作的な立場としても結構なんですが。
中川
ええと、みんな役者以外の事にも興味があったりして。僕は、役者もするし、イベントの運営全般もやったり、司会もやったりですね。あと、ホームページ内にヨーロッパスタジオという、企画をやるコーナーがあって。週一でラジオをやったりしますね。ザ・スタンバイズっていう。
__
なるほど。役者としては。
中川
まあ、ヨーロッパ企画で言えば僕に振られる役というのはあると思うので、それをちゃんとやっていきますし。それ以外の事も凄い楽しくって。今漫才が凄い面白くって。
__
漫才。
中川
去年M-1に僕ら出てるんですが、まあ一回戦で落ちてるんですけど。基本的に劇団って作家が台本を書いてそれを公演するじゃないですか。それ以外は個人の活動でしょ。で、やっぱり作品作りを役者が個人個人でしていく事がそれぞれのプラスになるだろうなっていう。そういう事をちょっと思ってて。だから、漫才のネタを書いたりラジオでやってみたり、そういう企画が役者に還元出来るかな、と思ってやったりしてますね。
__
役者が様々な企画を通して学んで行けるという。
中川
そうですね。
__
結局、個々の芝居って定量的に評価しにくいところがありますよね。上手い下手というのは一目でわかるけれど。だから、難しい仕事でもありますし。数値化出来ないというか。その辺が、色々やっていくしかないという事ですね。色々管理もしにくいでしょうけど。管理つったらアレかもしれませんが。
中川
でも、その上手い下手っていうのも、好みの部分って凄く大きくて。まさに数値化出来ないという所で。でも、僕らの場合一本のステージで30本くらいやるんですが、その全ての回である程度の平均点以上を取らなきゃならないんですね。そうしようと思ったら、役者の仕事を数値化しないといけないというか。というのは、最近上田と話してますね。
__
うーん。
中川
僕らの作品は、物語というか、一個一個の笑いがお客さんに伝わるかというのが大事なんだけど、例えば何か台詞を言う時に、隣の役者が立ってるか座ってるかとか、どちらを向いて喋ってるかっていうとか、声のトーンとか。数値化ではないけれど、やっぱりチェックポイントが増えていくというか。それは多分しなきゃいけない事だと思う。舞台上に上がって、ただその場の雰囲気で面白い感じでやる、ってんじゃなく。だからそこが、キチンとなってないとある程度以上は取れないなと最近思いますね。
__
分かります。例えばタバコを吸うにしても、この向きで吸わないと生まれないものがありますよね。かと言って硬くなってしまっても。
中川
もちろんそうなんですけどね。その場で生きる事も面白いから。それに対応するためにも、ある程度決めておかないとならないというか。難しいですね。
ヨーロッパ企画第24回公演「衛星都市へのサウダージ」
初演公演時期:2000年8月25~27日。会場:スペースK.S。
ヨーロッパ企画第22回公演「苦悩のピラミッダー」
初演公演時期:2000年4月28~5月1日。会場:京都大学吉田寮食堂。

黄金

__
何か最近、お考えになっている事はありますか?
中川
うん、ショートショートの事で言えばオープニング映像の事とか。前回だったら、上演の順番を決める時のクジ引きをオープニングに使ったんですけど。そのクジ引きを寝起きで引かせるとか。バイト先に僕が行っちゃうとか。そんなんを考えたり、あとは漫才のネタを考えたり。ですね。
__
SSMFですが。今回の、黄金という縛りが、私はぶっちゃけかなり制限を感じるものではないかと思ってしまうんですけども。
中川
そうかと思います。
__
製作する人は、「ここから入っていかなくちゃなんないんだな」みたいな。
中川
うーん。まあ、4回目になるんですけど。映画祭っていうのは、こういう言い方をするとアレですけど、何となく出来てしまうというか。で、それは僕らがやってもしょうがないと思うんですよ。ヨーロッパ企画という劇団が、普通の映画祭を作ってもしょうがないなと思って。でも前回までのままだと本当に普通の映画祭になってしまう。どこにもない映画祭を作ろうと思っていて、それを考えたときに、一個のタイトルに絞って作ってもらったら変な映画祭になるんあじゃないかと思って。
__
変な映画祭。
中川
こんなの見たことないという。タイトルにしても色々アイデアはあったんですよ。レインボーとか、トキメキとかジャンボとか。色々出た中で、「黄金」というのが言葉としても力があるし、馬鹿っぽいし。キラキラしてるし。
__
「金」だけでいいものを黄とかつけるからしつこいですよね。
中川
色んな意味にも取れるし。ゴールデンウィークだったり。
__
ベストという言葉にもつながりますしね。
中川
だから、みんな「黄金」というタイトルだから黄金を探しに行くみたいなベタな事はしないなと思うんですよ。このタイトルをどうクリアするかという所で、変な映画祭になるんじゃないかなと思ってるんですよね。
__
みんなのある意味での一致した障害があるから、そこを越えようとして変なテンションになる、という事なんですかね。

タグ: 映画の話題 「ベタ」の価値 タイトルの秘密


メガネ掛け

nakagawa
__
ええと、実は本日16時半に、ヨーロッパ企画の松田さんにインタビューをしてきました。
中川
あ、え、そうなの?
__
はい。
中川
へー。
__
で、中川さんに何か質問はありますかと伺ったんですが。
中川
はい。
__
「特にない」。
中川
あはは。
__
一応それだけはお伝えしておこうと。聞きたい事があったら本人に聞く、との事でした。
中川
あー。
__
という感じですね。はい。ええとですね、今日はお話のお礼に、プレゼントがございます(渡す)。
中川
プレゼント?ああ、そんなんでしたね。最後に。これ、その人にちなんだものなんですか?
__
一応は。
中川
(開ける)これは何ですか?
__
それはメガネ吊りですね。首から下げる。
中川
僕はメガネキャラとされてるんですね完全に(笑う)。
__
まあ、お会いした時から常にメガネを。
中川
ありがとうございます。メガネ吊りをプレゼントされてしまった。
__
しかもですね、いま掛けられているメガネには多分付けられないんですね。
中川
あ、つるが細くないとね。残念なプレゼントですね(笑う)。
__
ええ・・・。

仕事

__
今日は雨のなか、ありがとうございます。今回は清水さんのお仕事の内容について、伺っていきたいなと思っておりまして。考え方ですとか。
清水
難しいですね。舞台監督というのは、関係者はよく分かっていると思うんですけど、劇場入りしてからはもちろん設営をしなくちゃいけませんね。セット、照明、音響などのシステムを使えるようにしなくちゃならない。で、最終的には役者が板の上に乗って稽古して本番となるんですけども。劇場入りしてからの段取りを管理して、責任をもって本番を迎えなくちゃならない。だから、守備範囲が広いんですよね。例えばですが、ヨーロッパにおけるオペラとか、大きな規模での舞台監督ってのは何種類かあって。公演の予算組みの時にスタッフ予算を振り分ける人。それから、実際に現場で仕込み・ばらしの指揮をする人ですね。あとは稽古にずっとついていて、本番の現場で進行をする人。3人くらいに分担されているそうです。
__
そうなんですね。
清水
日本だと、特に予算のない小劇場の世界ではそれもみんな一緒くたになっていて。僕は稽古の現場についていて、本番の進行もするというのが、一番楽しみながら出来るやり方かなあと。ただ、実際は稽古にあんまり行けなかったりとか、通し稽古一回見て本番とか、そういう場合ももちろん多々ありますし。
__
ありがとうございます。作品に関わってから始まる、全体的の流れの中で、清水さんが一番大切にしている事ってありますか?
清水
一番大切にしている事?
__
いや、全部大切かとは思うんですが。
清水
それは、表現者のやりたい事に出来るだけ即してあげられれば一番いいですよね。ただ、予算的にも人数的にも無理であるとか、日程にも限界があるとかがありますからね。それでも僕らはああしたい、こうしたいというのを実現していかなくちゃならない訳ですから。物理的に不可能な事もありますが、お金がなくても経験や技術や知識があればこなせる事もあると思うんですね。その辺は勉強していかなくちゃならない所なんですけど。限られた時間の中で、やりたい事が出来るように持って行くのが大切だと思いますね。まあ、色んなジレンマがありますけどね。
__
色んな制限がある中で、一つの作品になるって事は凄い事ですよね。でも、それだけに難しいですね。
清水
ただ、スタッフっていうのは、演出家の表現したいというのを本番で実現しなくちゃならない訳ですからね。だから、舞台監督ってのはやるだけの事をやらなくちゃいけないんですね。

タグ: 天才スタッフのひらめき


vol.57 清水 忠文

フリー・その他。

2006年以前
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清水

制限

__
やっぱり、物理的に難しいこともありますよね。
清水
失敗はね、数限りなくありますよ。どうしてもありますよね。結構へこみますよね。
__
逆に、成功した時の手ごたえみたいなのも。
清水
それはありますね。でも本番が終わったらこちらは撤収がありますからね。
__
ああ、そうですね。
清水
うれしいですけど、劇場の時間制限もありますので。撤収もそこそこ危険が伴いますから、気を抜けないですね。
__
打ち上げに参加出来ない場合もありますからね。
清水
ああ、それはもちろんありますね。そんなん仕事だからしゃあない。
__
お体にお気をつけください。

vol.57 清水 忠文

フリー・その他。

2006年以前
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清水

方向

__
今後、舞台監督としてはどんな感じで。
清水
ちょっと、先の事は分からないですね。いろんな事情もあって。そうですね。まあ、いい歳なんでね。ちゃんとその、仕事として成立していかなくちゃならないと思うんですけど。
__
はい。
清水
まあ、やっぱりその、厳しいですからね。商業演劇とは違いますから。たとえば、舞台美術家だったらプランさえ手渡せば何本も何本も同時に進めていけるわけですが。舞台監督は現場にいなければ話にならない訳で。複数のプランを抱えたら大変だなわけです。そんな事は出来ないですね。かと言って単価もそんなに上がんないですしね(少し笑う)。どんなんですかね。厳しいですね。それから、京都の色々な大学で演劇をしている方がいますよね。その人が、京都や関西という土壌では仕事として成立しないという現状を知らないままスタッフ志望として出てきても、受け止めるところがない。
__
はい。
清水
それは、その子達にとってはとても不幸なことだと思います。生活が苦しくても好きだからやっているという分にはいいと思うんですけど、いい歳になってくると責任の問題も出てくる訳ですよ。手前勝手な話ですけど。そこはちょっと、どうしたらいいのかなと。
__
ご心配されていると。
清水
いや心配というほどのもんじゃないんですけど、それは切実な問題としてありますよね。どういう風に、若い世代の人たちに場を提供出来るのかなと思うんですよね。特に京都というのは、観客を多く動員出来る劇団はあまりないですよね。たいがい劇団としてどこかに出てっちゃうでしょ。ただその、メジャーになりつつある劇団とは仕事してても面白いですよね。まあ、でも難しい問題ですよね。
__
難しいですよね。
清水
という事を最近考えてますね。

vol.57 清水 忠文

フリー・その他。

2006年以前
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清水

遊劇体

__
清水さんは、そもそも大学時代から舞台監督をされていたんですか?
清水
いや、最初は役者をやっていたんですけど。卒業してからですね、劇団にそういう人材がいなかったのでシフトして。24、5歳でしたかね。だと思うんですけど。16、7年ぐらい前ですね。舞台監督を始めて間もない時に、春日小学校で行われた芸術祭典京都という京都市の催しがありまして。そこでいきなり遠藤さんという当時のプロデューサーの方がいらしたんですが、その方にいきなり舞台監督の仕事をいただきまして。あまりにも僕の経験と釣り合わない仕事で。ただ、周りの方にとても良くして頂いて。怒られもしましたけど、それがとても印象深いですね。とてもどきどきしながらやってました。
__
はい。
清水
あと、遊劇体さんとも一回だけお仕事しました。その時も始めたばっかりで右も左も分からない時代で。仕込みの現場に、未完成の大道具が搬入されてきたり、とか。
__
実は最近、遊劇体を初めて拝見しまして。
清水
ああ、そうですか。
__
とても面白かったです。
清水
当時はね、全然違ってたんです。アンダーグラウンド的な。西部講堂でやってたんです。
__
野外公演もあったんですよね。
清水
野外もありましたし、中でもやってたんですけど。劇場の退出時間とか入り時間とか無かった訳ですよ。24時間好きな時に作業してたから。そういうスタッフ達をまとめようとしてたんですけど、中々言うことを聞いてもらえなかったり。キタモトさんに慰められながらやってましたね。
__
その時代を見たかったです。
清水
当時は当時でまた、今とはだいぶ雰囲気が違った作品を作られてましたね。今は今で、新しい事をされてますけど。
__
こないだ見たのは、凄くしっかりした作品で。
清水
何ていう作品ですか?
__
「天守物語」という。
清水
5月か6月ですよね。
__
非常に丁寧でした。
遊劇体
1983年12月、京都大学演劇部を母体として団体結成。1984年7月キタモトマサヤの作・演出で野外劇を上演、旗揚げ。1990年までは京大西部講堂でのみ公演活動。91年より現主宰キタモトマサヤが実質上の主宰となり、野外劇場での公演のほか小劇場にも進出し公演活動を行う。(公式サイトより)

vol.57 清水 忠文

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清水

ルーペ

__
今日は雨の中、ありがとうございました。お話を伺えたお礼にプレゼントがございます。
清水
ありがとうございます。
__
どうぞ。
清水
これは開けさせてもらっても。
__
どうぞ。
清水
(開ける)これは何・・・?よく分からない。滑車に見えるんですが。
__
あ、それをずらして頂いて。
清水
スライドするんだ。
__
スライドします。ルーペです。
清水
ルーペ。ああ、目が悪くなってきたから嬉しいかもしれない。ありがとうございます。


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清水

Afro13 Vampire Killer 台湾公演

__
今日は、宜しくお願いします。
新良
はい、宜しくお願いします。
__
台湾、お疲れ様でした。
新良
楽しかったです。めっちゃ。
__
マジですか。
新良
やばかった。
__
出演者6人くらいでしたっけ。
新良
ええと、日本人が二人で、台湾人が5人です。でも、ほぼ台湾の人としか絡まないので・・・。もう全然通じなかったです。
__
全然ですか。
新良
エチュードで作っていくんですけど、もうね、英語もダメだし、日本語も私の役的にあまり使えないみたいな感じで。
__
じゃあ、一応セリフは台湾の言葉で。
新良
いや、何か、半々。
__
へえ。次は8月でしたっけ。
新良
8月、BlackChamberで。
兎町十三番地
2005年3月13日結成。作・演出・中川昌紀氏。歌とダンスを中心に、幻想的な世界を紡ぐ。
Afro13 Vampire Killer 台湾公演
公演時期:2007年6月8~10日。会場:皇冠劇場。
BlackChamber
大阪市住之江区の名村造船跡地の劇場。

キリエ・カルテット

__
新良さんは、専門学校から、でしたっけ。
新良
いえ違いますよ。大阪芸大。ウチの劇団は、皆芸大です。
__
いつも、稽古は、どんな感じで。
新良
稽古ですか?ウチは公演の稽古しかしないんですけど、2、3ヶ月前から、土日だけ集まってやるんですけど。もー何だろう、エチュードとかも絶対しないし、台本渡ったら立ち稽古をして、一回やったらそこはもうあまりしないですね。あとはもう、ダンスとか。
__
へえー。すごい。
新良
だから一回休むと、死が待っている感じの。
__
次の公演は確か。
新良
「キリエカルテット」が、10月大阪で、11月東京です。
__
あ、行きます。
新良
あ、是非。一週間やってるので。
__
一週間か。
新良
8月が一番忙しくて。一週目に、ガンダム系のに二つ出るんですよ。で、二週目がVampireKillerで、3週目がガンダム講談の東京公演で。で、土日は全部兎町の稽古が入ってて。
__
一週間毎ですね。
新良
そうなんですよ、でもほぼ歌だけなので。大変なのはアフロ13が。でもその間に兎町が着々と進んでいるので、私には確実に死が待っているんですけどね。
__
マジですか。
新良
ホントに。恐ろしい。
__
死ぬとどうなるんですか。
新良
最悪ですね、もう。演出も出来てないと、何も言ってくれないから、そのまま自分の責任になりますね。相手役の人が聞いておいてくれれば大丈夫なんですけど。でも私が稽古のスケジュール組むんですけどね。一応演出助手なので。
兎町十三番地04公演「キリエカルテット」
公演時期:2007年10月16~11月04日。会場:大阪市立芸術創造館。

タグ: ガンダム