ジャック・レモン

___
たみおさんが、嫌いな趣味ってなんですか?
たみお
あー・・・。映画とかお芝居とか漫画とかでも、うげーってなるのは、意味なく人が死ぬのが。
___
意味なく。
たみお
何かこう、中指立てて、舌にピアスして「ファッキュー」みたいなジャンルで人が死ぬっていうのはもううんざり。そういうのはもう帰りたくなる。ていうか帰る。
___
逆に、お好きな趣味は。
たみお
映画で、ああこの監督は絶対良い人やわと思ってしまうやつ。監督が、この主役を本当に愛しくて作ったんやろうなというのが伝わってくるのは凄い好き。
___
例えば、具体的には。
たみお
ジャック・レモンが出てくる映画が好き。「アパートの鍵貸します」とか。「あなただけこんばんは」とか、「お熱いのがお好き」とか、古き良き時代の。
___
何か愛らしい感じの。
たみお
昔の映画って、スローに流れるときもあるけど、苦痛に感じない。何だろう、役者が上手いのかな。

婦人

___
ユリイカって、どういう感じで始まっていったんでしたっけ。一番最初は「センセ、」だったと思うんですけど。
たみお
一番最初は「宇宙誘拐」から始まったんじゃないかな。
___
あ、そうでしたか。それから、もう何年ぐらい。
たみお
もう、8・9年くらいかな。
___
公演は1年に一回くらいですよね。
たみお
スローペースやね。
___
いちユリイカファンとして、今度どうなっていくのか楽しみです。
たみお
ね。どうなっていくんやろうね。
___
たみおさんは、今までのユリイカの作品で、これは、というものはありますか?
たみお
これは・・・?どの作品も、周りの人が凄く頑張ってくれるから。自分の力量的には全然いけてないんだけど。チラシとか舞台美術も、良い人に恵まれて。
___
ええ。
たみお
だから、これ作ったウチはイケてるわというのはないかな。
___
では、たみおさんの作品つくりは、一体何から始まっていくんでしょうか。具体的な例で「婦人」はいかがでしたか?
たみお
参加して欲しい人に声をかけたら、女子ばっかに。じゃあ女子揃いの話はどんなかなと。だから、周りの状況で出来るね。
___
そうだったんですか。
たみお
まず話ありきではない。だから駄目なんかな。
___
というのは。
たみお
この役者さんはこんな事を言うと素敵そうだとか、じゃあこんなシーンが展開したらいいのか、とか。人スタートやね。
1st Stage 『宇宙誘拐 -first dog in the space-』
公演時期:2001年9月。会場:京都大学西部講堂。

こんな感じ

___
こないだの「Dramatic Odd Theater」ですが、etwでも公演がありましたね。何か、カフェならではの理由があったんでしょうか。
たみお
etwが好きだからですね。
___
ああ、だから。
たみお
あと、お客さんと仲良くなりたかったから。力まずに。会場が広くなると力んじゃうから。
___
HEPでは、どこでされたんでしょうか?1階の広場とか?
たみお
ホールで。スタッフさんも皆良い人だったよ。
___
例の飴電球は使われたんでしょうか。
たみお
ううん。
___
残念だ。
たみお
(笑う)照明さんが凄く頑張ってくれて。何か、楽やねユリイカって。こんな感じってのをスタッフさんのほうが理解してくれるから、こうしたいっていうのを言ってくれて。
___
へえ。
たみお
こんなん言ったら怒られるかもしれんけど、傍観者みたいな感じで決めていける。
___
すげえな。

doratの蜂蜜

nakagawa
___
どうぞ。
たみお
あ、ありがとうございます。開けていいですか。
___
はい、どうぞ。
たみお
プレゼントっていいよねー。
___
あ、ビリビリに破って頂いても。
たみお
そうなん、なんかいややんそんなの。
___
割れ物ですので。
たみお
(開ける)はっ。おおー。
___
ハチミツですね。
たみお
わあ。いいの。
___
どうぞ。
たみお
ありがとう。めっちゃうれしい。種類がいっぱいあるよ。桜?すごーい。
___
まあ、ちょっと珍しいものを選びました。
たみお
蕎麦?
___
それ、けっこうおいしいんですよ。
たみお
何か渋い匂いがする。最近匂いフェチで。香水とか。いやん、めっちゃ嬉しい。

「男亡者の泣きぬるところ」上海公演

__
最近は、上海公演が終わったところですよね。
筒井
そうですね。今回は「男亡者の泣きぬるところ」の中国版で、一部を中国語でやりました。
__
いかがでしたか。舞台から見ての、客席の反応など伺えれば。
筒井
もの凄く良かったですね。意外に。単純な動きやネタとかが受けていました。字幕も良いタイミングで出るし。むしろ大阪よりも沢山受けましたね。
__
へえー。凄いなあ。お客さんは、どんな層が来ていたんでしょう。
筒井
いや、若者が多かったですね。普通の。ただ、A席・S席が設定してあって。S席はただの1列目だったんですけど・・・。
__
ええ。
筒井
そのS席が300元して。1元は16円なんで、結構な値段でしたね。で、A席が80元なんですよ。
__
そんな差があるんですか。
筒井
小劇場とかだと逆に1列目は観にくい事があるじゃないですか。何か、そういう所に、感覚の差があるのかなと。
__
なるほど。
筒井
でも、物価が安かったですね。チョコレートとか、3~5元だったので。そこで80元も払うのは贅沢なんでしょうね。娯楽に関してはお金が懸かるという認識もあるんですかね。
ニットキャップシアター
京都の劇団。代表・演出はごまのはえ氏。個性的な俳優陣と高い集団力をもってごまのはえ氏の独特な世界観を表現する。
「男亡者の泣きぬるところ」上海公演
公演時期:2007年11月18~19日。会場:上海話劇芸術中心 Studio D6。

上海話劇芸術中心

筒井
その劇場さんは、上海では一番有名な、小劇場のホールでは有名なところで。言うたらMOVIXみたいなシネコンのような施設ですね。
__
へえ。
筒井
1階にも2階にも3階にも劇場があるみたいな。
__
夢のような場所だ。
筒井
凄いですよ、そんなのが京都にあったらたまらないですよ。でも、そこは稼働率もすごくて。年間600本も公演があるらしいんですよ。
__
へええ。そういう場所があるのも凄いんですが、それだけの数の劇団があるのが驚きですね。
筒井
何かもう、凄いですね。ものすごい数で。で、今回「男亡者」で参加した演劇祭は、各国から劇団を結構招いていて、1日目の夜から仕込みだったんですよ。まず僕らの前の劇団さんがまずハケないと何も出来ないんですけどね。
__
はい。
筒井
僕らの前の人達がまた遅いんですよ。ハンガリーの劇団で。
__
ハンガリアンが。
筒井
バイキングの子孫が。
__
そう言われたら遅そうなイメージありますね。悪いけど。
筒井
ハンガリアンも二日で2ステしたらしいんですけど、初日とくらべて芝居が30分長くなったと。
__
そんなに長くなるというのは聞いた事がないですね。
筒井
何か会話劇だったみたいなんですけどね。まあキャストがやたらいるんですね。しかもデカくて。
__
しかし世界中にいますね。演劇人が。
筒井
いますね。で、終わったら終わったで、次は仕込みがあるから撤収してくれなきゃならないのに舞台で何十人も集まって反省会を始めてるんです。
__
うわ、キツい。
筒井
ずっと帰らないし。
__
上海で。
筒井
上海で(笑う)。演出の人が「今回はダメだった」みたいな顔していて。
__
色々大変だったんですね。

タグ: 反省Lv.3


ハカイダー

__
筒井さんがニットに入ったのは、いつからでしたっけ。
筒井
新京の動物園からですね。元は仏教大学の紫だったんですけど。ごまさんとか大木さんとかとは被ってないんですけど。1回生の時のニットの旗揚げ時にも、まあお手伝いとして参加して、それからですね。
__
そしてハカイダーとなり。
筒井
ハカイダーはニットキャップ1年目の間だけですね。
__
ハカイダーとは一体・・・?
筒井
ハカイダーとはですね、今は亡きといったらアレですが板橋薔薇之介から、「お前はもうちょっと殻を破れ」とか「はっちゃけたキャラクターは、まず芸名から」という感じで付けられたんですね。
__
付けられた。
筒井
ハカイダーと言ってもヒーロー物ではなくて。僕は実家がお寺なんですね。
__
ああ、なるほど。だからか。
筒井
そう、破戒僧から来ていて。戒律やルールを破ってめちゃくちゃしたれ的な感じで。
__
(笑う)だから。へえ。
筒井
それが由来ですね。今ハカイダーって呼ぶのは岡嶋さんくらいですね。それが1年間続いて。
__
1年だけだったんですね。
筒井
まあ、1年目がですね、「スロウライフとことこ」という企画をやっていてすごくしんどかったんですね。5回を通じて、新しいライフスタイルを提案するという。
__
ありましたね。
筒井
「おっぱいブルース」。その期間、僕はハカイダーでした。で、ニットキャップとしてのデビューは「喉骨のフルート」でしたね。
新京の動物園
ニットキャップシアター電視游戲科学舘合同公演。2002年9月、京都大学西部講堂にて上演。
ハカイダー
筒井さんの芸名。
板橋薔薇之介さん
元・ニットキャップシアター俳優。
「スロウライフとことこ」
2003年のニットキャップシアターの公演シリーズ企画。
ニットキャップシアター「おっぱいブルース」
公演時期:2002年12月6~10日。会場:アトリエ劇研 。
ニットキャップシアター第15回公演 スロウライフとことこ vol.2-? 大阪現代演劇祭ステップシアター参加作品「喉骨のフルート」
公演時期:2003年11月14~16日。会場:大阪市立芸術創造館。
ニットキャップシアター第13回公演 スロウライフとことこ vol.3「愛のテール」
初演公演時期:2003年7月12~17日。会場:アートコンプレックス1928。
ニットキャップシアター第14回公演 スロウライフとことこ vol.4「フェイスレコード」
公演時期:2003年9月20~23日。会場:京都市東山青少年活動センター。
ニットキャップシアター第16回公演 スロウライフとことこ vol.5 「虹のカマドウマ」
公演時期:2003年12月5~14日。会場:アトリエ劇研。

タグ: 名称の由来


ニット病

__
今後、筒井さんは役者としてどんな感じで攻めていかれますか。
筒井
やっぱり、会話劇向いてないなあと(笑う)。向いていないというか、動きたがるんですよ。落ち着きがないというか。次の「愛のテール」で、どれだけ自分の欲を・・・
__
破壊できるか。
筒井
うん、自分のそこを突き詰めて、疲れたとなった時に、静かなものをやれればいいなと思っています。
__
そうですね。
筒井
この間、rimという劇団の作品に出させてもらったんですけど。
__
「かえる」でしたね。
筒井
「かえる」ですね。中々ね、難しいというか。思った事が出来ないというか。やっぱりニットキャップ大好きなんで・・・。
__
というのは。
筒井
お客さんに分かりやすく正面を向いて演技したりとか、そういうのがつい出てしまう。ニット病と言われているんですけど。
__
まあ、サービスというんですかね。
筒井
うーん、サービス精神が強くなってしまう。劇団にいると。でもやっぱりそれで、ちょっとずつ劇団としても個人としても能力的に向上出来てこれたというのもあるんですけど。
__
そうですね。ええ。
筒井
「お客さんに媚びきろう」と(少し笑う)。
__
媚びきる。
筒井
その上で、お客さんの予想を上回ろうというスタンスですね。
__
私は、そういうサービス精神と、ごまさんの文学的な雰囲気を、作品ごとに適切なバランスで保っているのがニットの凄いところだと思います。
筒井
そこのバランス感覚は絶妙ですね。ごまは。
劇団rim「かえる」
公演時期:2007年9月8~9日。会場:スペース・イサン東福寺。

タグ: 役者向いてない 今後の攻め方


__
筒井さんにとっては、ニットにせよ外部出演にせよ、公演の最初から最後までに関わるというのはどういう事なのか、お聞きしたいんですが。
筒井
うん。そうですね。あまり気持ちの良いものではないですね(笑う)。絶えず、プレッシャーやストレスが掛かる、のだけどまだ立ってる。実は逆に、追い詰められたいんじゃないかな。
__
追い詰められたい。
筒井
そういう、しんどいのが好きな、Mなんじゃないかな。
__
舞台上に上がる快感みたいなものはありますか。
筒井
それはもちろんあります。ウケたら嬉しいですし。何だろうな。まあ、演劇やってる人ってしんどいしんどい言いながらやってるし。そういう体質の人が多いんじゃないですかね。相当。でも、しんどいのが終わった後のお酒がおいしいとかはありますね。

SIGG Bottle

nakagawa
__
本日は、お話を聞かせて頂いたお礼にプレゼントがあります。
筒井
あ、いいんですか。
__
どうぞ。
筒井
ありがとうございます。見ても。
__
どうぞ。
筒井
何だろう。お礼も何も持ってきてないんですけどね・・・。上海から帰ってきたノリで喋ってるだけですしね。
__
いえいえ。
筒井
(開ける)これはなんですか?
__
水筒ですね。
筒井
水筒。カッコいい。

唐仁くん

__
唐仁原さんから、質問をお預かりしているんですが。
真野
私に?
__
はい。今回、夫婦役で出演されるそうですが、それに関してだと思います。「どこまで許されますか?」
真野
何だそれ(笑う)。でも、唐仁君はすごく好きなんですよ。だから、「どこまででも」って。
__
あ、お伝えしておきます。
真野
前のオムニバス公演でも夫婦役していたんです。年の差はあるんですけど、唐仁くんは落ち着きがあって。だから、多分モテるんです女の人に。分かんないんですけど、唐仁くんを知らない私の周りの人が中野劇団を見て彼を好きになって。評価を周りから聞くと自分の中でもさらに評価が上がって(笑う)。
__
なるほど。

タグ: 『モテ』


尊敬

__
真野さんは、お芝居を始めたのはいつからだったんでしょうか。
真野
大学に入ってからです。元々観るのが好きで、でも高校生の時とか、演劇ってちょっとというのがあって隠していて。テニス部に入ってました。大学に入って、学校から一番近い京大のに入って。
__
今に至ると。では、今までやっていて楽しかった舞台はなんでしょうか。
真野
ほとんど楽しかったけど、やっぱり尊敬している役者さんと芝居出来るのが楽しくって。だからお話を頂いた時も、誰が出ますか?と聞く事が多いです。魅力的な人が出ていると、それは是が非でも、となりますね。
__
なるほど。
真野
尊敬している人と芝居できた時はとても楽しいですね。

「vibes」

__
最近ご覧になったお芝居で、印象的なものはありましたか。
真野
何を見たかな。芸術センターで、「vibes」を観ましたね。
__
ああ、藤原さんが出てた。芸セン2007の。あれ、広かったですよね。
真野
広い?
__
あ、空間が。芸センの一階が、黒幕を垂らして背の高いパネルを置いただけでものすごく広く感じられたんですよ。
真野
ああ、そうです。
__
面白かったですね。
真野
そうですね。周りでは、難しいという声が圧倒的だったですけど。
__
途中寝るかもなとか思ってたんですが、途中から緊張感が上がってきて、眠気が吹き飛びましたね。何だか、やりたい事が出来ていたという感じでした。
真野
良かった。でも、それくらいかな、最近で見に行ったのは。
__
あんまりご覧にならないんですね。
真野
そうなんですよ。昔は四季とか、大きなところが好きで良く行ってたんですが。
__
真野さんの場合、劇場に足を運ぶきっかけとなるのは、何ですか?
真野
誰かが出ているから、で見に行く事はありますね。何も関係ないのに行って、それで面白かったのは中野劇団がそうですね。
__
あ、中野劇団。私も「楽屋ちゃん」のチラシが目立っていたので行ってみたらものすごく面白かったのでびっくりしましたね。こういう人達がいるのか、とか。
真野
うん。
dots「vibes」
公演時期:2007年8月。会場:京都芸術センター。
藤原大介氏
俳優。演出家。劇団飛び道具。
筒井加寿子氏
女優。
中野劇団第4回公演『楽屋ちゃん』
初演公演時期:2005年12月9~11日。会場:アトリエ劇研。

ポリシー

__
役者の仕事について。役者が稽古場でやる作業で、演出とのイメージのすり合わせが一番難しいと思うんです。作品のイメージなんて、具体的なステージと抽象的なステージが絡まっていて、完璧に役者・演出家間で共有するのが難しいんじゃないかと。
真野
でも、多分そこが一番楽しい作業かな、と思う。ぶつかり合いの繰り返しというか、私はなるべく、演出に言われるそのままを表現したいです。私は、そっちなんです。自分で感じたイメージを再現するんじゃなくて、どれだけ演出家が言っているものに近づけるかが私の作業だと思っています。もちろん、役者によって持っているポリシーは違っていて良いと思っているんですけど。

息の長い役者さん

__
真野さんは、今後どんな感じで攻めていかれますか。
真野
うん、これあんまり褒められた事がないんですけど。それでも、ずっと変えていない目標で。続けたいです。
__
続ける。
真野
息の長い役者さんになりたいから。続けていく事以外に目標を向けると、続けていく事が不可能になる場合がある、と思っていて。私は、同じ考えの人だけしかその世界にいないというのは、あんまりどうかと思っているんですね。色んな考えの人がいるべきだと思っています。
__
いや、私は、これからどんどん、そういう人が出てくるんじゃないかと思っています。京都のみならず。中野劇団とかベトナムとか、そういう感じですしね。
真野
うん。何か、やり方はそれぞれでいいと思うんですよ。でも、私の芝居に対する愛情は強いと思うので。
__
それは、どういう。
真野
私、記憶のある時からお芝居が好きだったんです。
__
記憶がある時から。
真野
多分、3・4歳だったと思うんですけど。祖母や母が劇場通いをするような人達で、その頃から好きだったんですね。何らかの形で関わっていたんですね。

タグ: 今後の攻め方


FIXIN Village (ボルドー 2005年)

mano_present

__
今日はお話を伺えたお礼に、プレゼントがあります。
真野
えー。
__
どうぞ。
真野
うわあ。(開ける)ありがとうございます。
__
いえいえ。
真野
これは、何ですか。
__
ワインです。
真野
白?
__
赤ですね。
真野
あ、ホントだ。ありがとうございます。飲みます、今晩。


そろそろ本番

___
中野劇団ですが、そろそろですね。
唐仁原
一月後には終わってる状態ですね。
___
今回は長編だそうですが。
唐仁原
そうです。
___
珍しいですね。
唐仁原
1年に一回の公演ペースで、状況的に長編がやりづらかったので。2001年の作品の再演です。私も中野で長編は始めてで、役どころもやった事の無い役で。
___
それは。
唐仁原
実年齢よりもだいぶ年上の・・・。どうしたものかという感じです。
___
なるほど。
唐仁原
すこしづつ糸口は見えているので、何とか間に合わせますが。
中野劇団
京都を中心に活動する劇団。脚本・演出の中野守氏の織り上げる、緻密なプロットのコメディ。
喀血劇場
2004年9月頃に旗揚げ。唐仁原俊博が主宰。劇場を名乗りながら、その実たったひとりの劇団である。すなわち、喀血劇場=唐仁原俊博。(公式サイトより)

vol.66 唐仁原 俊博

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唐仁原

「もう一回やろう」

___
唐仁原さんはいつからお芝居をされているんでしょうか。
唐仁原
始めたのは中学三年の時で。その演劇部の顧問の先生が立命館の月光斜でやっていた、割とバリバリと取り組む人で。部員がいなかったので停部していたんですが、4人で始めました。それから、中・高と。
___
大学に入学されてからも、お芝居をされていたのでしょうか。
唐仁原
入学してからは、あまりやる気はなかったんですよ。もういいかなと思っていて。でも吉田寮のお祭り的な奴には参加していました。その寮祭の芝居とかに参加していたのですが、だからと言って芝居に戻る訳でもなく。で、1回生の夏休みに帰省して、高校の頃の演劇部の顧問に「人が足りないから出てくれ」って言われて出たんですね。その本番をうちの親がビデオで撮ってて。それが・・・何かこう。いたたまれないというか。これ下手やなあと思って。それで、「俺、これで終わったら全然ダメだ、もう一回やろう」と思ったんですよ。
___
なるほど。
唐仁原
でも別に、ケッペキに入る訳でもなくふらふらと。たまたま知り合いになった人達で昔テント芝居をやった人達と組んで、野外の公演とかをやっていました。
___
どくんごとかですよね。西部の前の広場で見た事があります。
唐仁原
そうですそうです。まあ、どくんごじゃないんですけど、精華の水上ステージとか、島根県の沖ノ島ででかいテント張って芝居してました。その旅の終わりごろに、京大のNFで何かやろうと思った時に「喀血劇場」というのが出来て、公演を打つ事になったんです。

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唐仁原

「どんだけ芝居臭いか」という

___
ご自分では、ご自身をどんな役者だと思っておりますか。
唐仁原
何ていうか、持続力がないなと。多分ひらめきとかは人並みにあると思うんですけど。例えば稽古場でパッと閃いたのに、それを続ける事が出来ないんですよ。だから例えば、演出をつけてくれる人が「この前のアレみたいな感じでいいから」と言っても、もう出せない(笑う)。自分で出した壁に当たるという事が多々あります。
___
で、本番で別の絵が出てしまったり。
唐仁原
レコーディングしておきたいとか思いますね。それが出来るようになれたらいいなあと。お客さんにとっては本番だけが残るものなんで。毎回、そこで苦しみます。あの時、俺どんな風にやったんだっけ、というのがわからなくなって。登場人物になりきるっていうのではなくて、自分と役の接点を探して、「これは使えそうだ」というのをほじくりかえして広げていくタイプなので。あの時、俺はどういう掘り方をしたのか分からなくなって。
___
難しいですよね。
唐仁原
一番最初に見ていただいたのって、何でしょう。
___
「楽屋ちゃん」に出ておられましたね。いかがでしたか。
唐仁原
やみいち出てたら、普段舞台上でやってることがどんだけ芝居臭いかという事が分かったというか。例えば、「えっ」というリアクション一つとっても、アドリブと稽古を付けた芝居では全然違いますから。やみいち完全な自然体という訳じゃないんですけど、芝居がかんない方がいいよねと単純に思いました。
___
あれ、ライブですからね。
唐仁原
今年も、大晦日に出るんですよ。
___
是非参ります。
唐仁原
まあ、年忘れという事ですので、もし忙しかったら切り捨てて下さい(笑う)。
中野劇団第4回公演『楽屋ちゃん』
初演公演時期:2005年12月9~11日。会場:アトリエ劇研。
やみいち行動
面白い事や面白くない事をや面白いかどうかよく分からない事などを行う即興的演劇的行為集団。(公演チラシより)。年二回、京都大学文学部学生控室(通称ブンピカ)にて公演を行っている。脚本はなく、役どころの最低限の約束事によって成立する。無料。

タグ: 続ける事が大事 自然体


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唐仁原

「か?」

___
芝居の稽古は自分との戦いだとか良く言われますが、最近稽古中で引っ掛かった思いつきやアイデアですとか、そういう事があれば。
唐仁原
結構、何ですかね。自分は人を見ているようで見ていないなというか。例えば、次は「おじさん」の役をやるんです。資料として「おじさん」の出る映画とかを見てみたんですけど、そこから何を拾ってきたら良くなるのか迷ってしまって。感情とかの部分は何とかなると思うんですけど、外見の部分というのは難しくなるなと思って。
___
外見とは、仕草ですとか。
唐仁原
そうですね。中々。後は、私は疑問系の「か?」の語尾が上がるというのを凄く指摘されていて。だから語尾が上がってたら脳に電極を埋め込んでそれに電流を流し込んで下さいと。だから、本番でも語尾が上がってたらものを投げつけていただきたいと。あとは、何でも経験しておかないとなあ、と思います。
___
例えば。
唐仁原
まあ、何でもいいんですけど、普段の生活では絶対にやらない事をしなきゃならないなと思います。例えば川に飛び込んでみたり。別に川に飛び込む必要はないんですけど、幅のある人間になりたいなと。
___
幅のある。
唐仁原
何かをやるにしても、色んな引き出しがある人とない人では全然違うやろうと。表現するのが上手いという訳じゃないから、他の人が経験した事のない事を沢山経験しておかなくてはという感じですね。

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唐仁原