1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45
46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60
61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75
76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90
91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105
106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120
121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135
136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150
151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165
166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180
181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195
196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210
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166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180
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当然
- __
- コックピットとか、大陪審の黒木さんのナビゲート役はいいですよね。好きです。
- 黒木
- ありがとうございます。山形ね。
- __
- ああ。
- 黒木
- いやー、いい仕事してると思いますね(笑う)。
- __
- ええ。
- 黒木
- 本当にね、あれは完成が遅れてしまって・・・。そうそう、最近ね、いい仕事をしているかどうか。これが世の中の基準になって。
- __
- いい仕事。
- 黒木
- お客さんにお金を払って見に来てもらってるわけで。それは凄く。大きな話ですけど。
- __
- いえいえ。僕も、何かの職人っていいなあと。いい仕事をして当たり前、のヒロイズムというか。この前、ある人と話していて。その人はベトナム※を見てああ、ありだなと思ったそうなんですよ。社会人でも、芝居はやり続けられると。大変だろうけど。
- 黒木
- 私は、蓮行さんが言う職業的演劇人っていうのがあまり理解できなかったんだけど。最近はそれはそれでいいかなと思えるようになった。もちろん、保障も何も無いけど。それでバイトをやめる時も、言い出し易かったし。それはそれで難しいこともあるけど。個人事業主としてやっていくていうのは。
美人
- __
- 紙本さんと話してて。黒木さんは、自分が美人であることを受け容れていないなと。
- 黒木
- いや・・・何かね。嫌な言い方ですけど、そうなんかなと色々思うんですけど。でも、商品価値がなきゃ意味が無い。なんかねー。演劇をやっているという事が深く関わっていると思うんですけど。美人としてそこに立っていて許されるのでなかったら美人でなくていいと思うんですよ。商品価値がなければ、別に。キレイで可愛い人は、ホントに可愛いからなあ。そのぐらいじゃなきゃ、美人として認められないんじゃないかな。
ハンコ
- __
- そうだ、プレゼントを。
- 黒木
- えっ。す、すいません。楽しみにしててください、就職祝い。
- __
- ああ、いいですよ本当に。(渡す)これ、けいぶん社で買ったんですけど。
- 黒木
- あぁすいません・・・。開けてみてもいいですか?
- __
- どうぞ。
- 黒木
- あっハンコや!うわー。嬉しい。ちょっと手紙を書こうと思ってて。ユニット美人の企画で。
院生
- __
- 今日は宜しくお願いします。
- 大角
- は、はい。これまでもう、大分インタビューしてはるんじゃないですか?
- __
- あー、これまでで30人くらいかな?でも、もう一度話したい人もいるし。時間を掛けて、じっくりやっていきたいなと。
- 大角
- 話の内容って、私生活的な事も含めてですか?
- __
- そんなにこだわってないかな。
- 大角
- 私、修士論文のテーマが演劇教育とかのことをやってて。参考になるかなって(このサイトを)見てたら人によって色んな事があって。ほとんどお喋りですし。
- __
- ああ、あまりこだわってやってなかったので・・・。今回はまあ、ちょっとテーマを決めてやっていきたいと思います。例えば大角さんが最近、気になっていることとか。
- 大角
- 気になっていること?ええ・・・?気になっていること。最近は就活ばっかなんで。その事ばっかりですね。
- __
- そうなんだ。あ、大角さんって今何回生でした?
- 大角
- 今、M1っていって。院の1回生です。
- __
- じゃ、2回で卒業して・・・。
- 大角
- はい。
- __
- 就活始めるの早いですね。うん、早ければ早いほどいいのか・・・。
- 大角
- 何か、4月から一期生を採用しはじめるんですよ。どこでも。
- __
- そういう協定があるみたいですね。
- 大角
- 大きいところではそういうのの通りにやるんですが、小さい所はもう、早くて。早めに人材確保する。
hako
- __
- どうですか、hakoの活動は。※
- 大角
- hakoね。渡辺ひろこさんが面白い。稽古にならないくらい。
- __
- ああ、面白いですよね。
- 大角
- 凄いですよね。役になりきるというか。台本ないことを休憩中に喋らはるんですよ。今までにないくらい、渡辺さんという存在に頼りきりになってるから。変に安心感があって余計にユルユルになって。公演まであとちょっとしかないのに。で、こないだ渡辺さんが休みになったときにいつもの空気になって。それで焦りだして。
- __
- ああ、そう・・・。でも、そういうhakoの芝居、好きですよ俺。
- 大角
- あ、ああ。そうですか。
- __
- 何見たんだっけ?一回目の・・・。
- 大角
- 家庭訪問の。私がちょっとアレな。
- __
- あれか。面白かったなあ。
- 大角
- その後が牛乳パッタで。
- __
- あれも良かったなあ。フルで癒し系ですよね。
- 大角
- ぼんちゃん※が普段から癒し系なんですよね。それと肥田さんの脚本のもつムードが合っていて。それに私が乗っかったみたいな。すごくやりやすくて。
- __
- 東山※の空気と合ってますよね。
- 大角
- ずうっと東山でしかやってないから。どこか、別の小屋でやろうかって時に、どこもうちらとは合わへんってなって。東山の西田さんからは自立しろって言われてて。
- __
- はいはい。
- 大角
- 頼りすぎって言われて。あと、山口さんにも人材確保でお世話になったり。
- __
- なるほどねー。いや、でも俺、そういう、hakoみたいなチームがあってもいいと思うけどなあ。
- 大角
- 誰かに言われたのが、草食動物の集まりみたいだって。全員、がつがつしてないから。外の団体との交流もなくって。引きこもりっていうか社交的じゃないから、逆に手助けしたくなる、みたいな。感じですかね。
- __
- あ、あるある。
- 大角
- 演劇してる人って優しいですよね。
- __
- そういう習性みたいなのがあるのかもね。というか。一つくらいそういうチームがあってもいいんじゃないかと思うけどね。hakoの芝居の良さって、そういう、素朴さとか素直さが出てるから受けがいいんじゃないかなあ。
- 大角
- 今回も、めちゃくちゃ素朴ですよ。
- __
- ああ、そうなんだ。
- 大角
- ラストでも何も変わらんから。劇的なシーンがひとつも無くて、肥田さんが悩んでます。
- ※劇団hako
- 2003年度の演劇ビギナーズユニット(東山青少年活動センターが主催する演劇初心者のための企画)のメンバーで結成。メンバーは6名。演出・肥田氏による、日常の空気がぼんやりと舞台上に浮く作品。
- ※ぼんちゃん
- 劇団hakoのメンバー、小田宮さんの事。
- ※東山
- 東山青少年活動センター。
肥田さん
- __
- これから、hakoはどうなっていくんでしょうか。年に一回のペースでしたっけ、今は。
- 大角
- 今は・・・そうですね。年に一回ですね。色々な事情があって、来年度で一回締め切るって話してて。その時にもう一度みんなで話しあおうってなってて。
- __
- うん。
- 大角
- もしかしたら来年が最後になるかもっていうんで、4・9・3月に公演するってなってるんですけど。肥田さん※が「脚本書ける気がしない」って言ってるんで、9月は無いかもしれない。
- __
- あー、頑張ってるんですね。
- 大角
- 頑張ってますね。もう、どんどん肥田さんがやつれていくから。
- __
- 9月かー。楽しみですよ。
- 大角
- それまでには、何とか。
オーディション
- __
- 大角さんって、どんな経緯で芝居を始められたんですか?
- 大角
- 私ね、変ですよ多分。えと、まず中学生の頃にオーディション一杯受けてて。プロダクション経由の劇団に入ろうってしたら親に止められて。高いし。高校入って、それでも続けたいって言うんだったら考えてあげるから中学生の間はやめてって。でもオーディション受けるのが趣味になってて。映画のも歌のも受けて。高校入って二年間養成所入って。でも、何かしっくり来なかったのと、その、2年いるくせに進級とかもなくて。で、大学入って1・2回生と授業だったり遊びだったりで一杯一杯で、3回生になってまた芝居をやりたくなって。
- __
- うん。
- 大角
- 3つくらい上の先輩がビギナーズユニット※に入ってて。で、そのつながりで。しばらく、大阪の養成所と同時でやってました。
- __
- そんなことやってたんだ。養成所とか。知らなかった。どんなんだったんですか?大学時代のは。
- 大角
- 何かちょっと、新劇の人達が教えてる所で。喋り方が古いって言うか、やり方が古いっていうか。合わなかったんですよ。一年目二年目の先生はまだ理解があって違うことをしても逆に喜んでくれたんですけど、今年の先生は人と違うことをすると怒るんですよ。
- __
- ああ・・・。
- 大角
- 「他の人の注意を聞いていなかったのかお前は」って。でも、そんな人と同じふうには出来ませんって、私は私のやり方でやりたいんですって言ったら嫌われたみたいで。
- __
- うーん。
- 大角
- 試されてたのかもしれないけど。ちょっと・・・。今はhakoでやってます。
- __
- そんなの全然知らなかった。
- 大角
- いやいやいや・・・。
- __
- そういう人が、hakoにいるって面白いなあ。
- ※肥田さん
- hakoの作・演出家。
- ※ビギナーズユニット
- 東山青少年活動センターが毎年主催する演劇初心者のための企画。
チーム
- __
- 就職して、仕事に余裕が出来たりしたら、またお芝居したいとか思いますか?
- 大角
- うん、多分したくなると思いますよ。今まで、二年間ぐらい芝居をしていなくても済んでいた時期はあったんですけど。二年ですね。
- __
- そうか・・・。hakoに限らず、色んな所に出たいとか?
- 大角
- そう、出たいですね。hakoだけじゃなくて。でも、hakoも肥田さんがいる限り続くと思いますよ。ぼんちゃんも何だかんだでやると思いますし。私も、哲平くん※も何だかんだで。
- __
- いいチームになってますよね。20年とか30年とかも続いてくれてたらいいなと思いますね。
- 大角
- そんな(笑う)
- __
- 小劇場自体ね。
- 大角
- あー。どうなんですかね。
- __
- hakoももちろん。
- 大角
- どうやろうなあ・・・。
- __
- 50代のメンバーのhakoがあったら、それは見たいなと。
- 大角
- 4・50かあ。逆に、それぐらいになってから集まってみたいですね。
- ※哲平くん
- 劇団hako所属、平井哲平氏。
コップ
- __
- 今日は、来てくださってありがとうございます。そのお礼として、プレゼントがあります。
- 大角
- ええそんなー。私何も・・・。これ、開けていいですか?
- __
- どうぞどうぞ。
- 大角
- あ、割れ物だ。コップ?あ、可愛い。わー、凄い。
- __
- 一応、セットで。
- 大角
- 私、この間こういう大きいカップ買おうかなと思ってたんですよ。
- __
- まじすか。
- 大角
- 全部入るじゃないですか。スープとか味噌汁とか。
- __
- 良かった、喜んでいただけて。
- 大角
- わーい。誕生日でもないのに誕生日の気分です。
新京の動物園
- __
- そろそろ始めていきたいと思います。
- 高原
- はい。・・・久々やなー。
- __
- うん。
- 高原
- どういう展開で話していくの?
- __
- 適当に。
- 高原
- はは。
- __
- 前は本当に適当だったんだけど。最近は真面目に。高原さんと会ったのは新京の動物園※の時だったよね。確か、炊き出しやってた。
- 高原
- ああ・・・。
- __
- 高原さんて、まず、芝居を始めたキッカケって何だったの?
- 高原
- もうね、なんとなく。
- __
- 何となく?
- 高原
- 直感や勢いでいつも動くんだけど。「新京~」の年に友達とヨーロッパに行こうっていう話があって。それがやめになってでどうしようかなって時に、ヴァリエで見た「小さなもうひとつの場所」※の公演の挟み込みに募集チラシがあって。あっこれやってみようかなって思って電話して。
- __
- ああ。
- 高原
- その時の話では、週2、3回来てくれればいいいって話だったんだけど。
- __
- ははは。
- 高原
- そういうもんなんかと思ってたんやけど、全然そんなんじゃなかった(笑う)。
- __
- 週2、3回って適当だなー。
- 高原
- うん、適当やったね。・・・最初行ったときは何だこの人たちは、みたいな。みんな地味やん。最初は入り込めなかった。
- __
- で、一緒にやっていく内に。
- 高原
- うん。やっぱホール入りしてからかなー。あれ悲惨やん。西部講堂で単管組んで。初めてやったから芝居ってこんなもんかなーって思ってたけど、(他を見たら)全然そうじゃなかったみたいで。
- __
- 実際本番を迎えてみると、タッチしていない部分が初めて見られる訳で、参加している身でも本番まで分からないよね。で、驚いたり。
- 高原
- そうそう。
- __
- 地味だと思ってた人達が。
- 高原
- そんなん見せるんか。凄いなと思って。
- ※新京の動物園
- ニットキャップシアター、電視游戲科学舘合同公演。2002年9月、京都大学西部講堂にて上演。
- ※小さなもうひとつの場所
- 「別役実戯曲を『正しく』上演するためにつくられた」ユニット。藤原康弘、広田ゆうみなどが参加。
山椒
- __
- ニットに入ったのは、いつ頃から?
- 高原
- 参加作品は男亡者※から。
- __
- 制作として。
- 高原
- 全然出来てないけどな(笑う)。
- __
- そうだ、言い忘れてた。「どん亀」※お疲れ様でした。
- 高原
- ああ、ありがとう。高橋くん、どれ見たの?
- __
- 全部。
- 高原
- あそうなの?どれが良かった?
- __
- どれも良かったよ。最後の山椒はピリ子※、あれの意味の分からなさが良かった。
- 高原
- いいよねあれ(笑う)あれは元々、昔からごまに「お前何か芸名付けろよ」って言われてて。「山椒はピリ子にしろよ」って。それ。
- __
- あの意味の分からない口調が好きだったなあ。何であんなんだったの?
- 高原
- あれは、普段とは全然違う口調でキャラ作りしろって話で。ほんで、私の中では山椒はピリ子はやっぱり小っちゃいイメージがあって。モデルにしたのはムーミンの・・・。
- __
- あいつか。
- 高原
- 生意気な感じとか。でもノド痛めたし、声通りにくいし、滑舌悪いし。最悪だった。
- __
- 最悪だったか(笑う)。いやでもね、話の中で目立たないポジションでありながらメチャクチャ目立つ矛盾はいいなと思った。
- 高原
- はは。それ狙ってたからそういってもらえるとめちゃ嬉しい。
- __
- 衣装も良かったし。
- 高原
- 半分、あたしの私物。
- __
- そうなんだ。
- ※ニットキャップシアター第17回公演 「男亡者の泣きぬるところ」
- 公演時期:2004年10月1日~18日。会場:アトリエ劇研
- ※どん亀
- ニットキャップシアター 精華演劇祭 vol.3 参加作品「どん亀演劇祭V3」。どん亀シリーズとは、ニットキャップシアターのコメディシリーズ。不幸の申し子どん亀の不器用な生き方は観客に共感を与え、笑いと涙を同時に誘う。
- ※山椒はピリ子
- どん亀シリーズの内の1本の高原さんが演じた役名。
課題
- 高原
- でもなー。色々課題は残ったわ。
- __
- それはどんな?
- 高原
- もっとやれたんじゃないか。
- __
- 欲が?
- 高原
- 家屋全壊※は、ステージ数長かったから。芝居全体が。公演スケジュールの前半と後半で、演出の注文が変わって、テンポをめちゃ早くしなくてはあかんかって。それで坂口さんとかがテンポを上げたり。しかも芝居を作っていくのが上手いし。
- __
- うん。
- 高原
- 芝居の長さが当初と十分以上違うねんか。その変化にすぐ対応できへんかった。
- __
- 坂口さん※が作っていくっていう話だけど。観客の反応を見て芝居をコントロールしていくといくとか、そういうことだよね?
- 高原
- うん。
- __
- 舞台にいながらにして、観客の反応を理解するのって難しいじゃないですか。でも坂口さんは、具体的にはどういう感覚なのか分からないけどそれを捉えてる。で、サッカーで言うアイデアみたいに芝居を作っていくみたいな。ロナウジーニョのドリブルのように、本番で発揮されるアイデア。
- 高原
- うん、この公演ってよくサッカーで例えられてて。サッカーっていうかフォーメーションっていう部分で。どういうプレイが「家屋全壊」で求められているかっていう話があって。相手をみてパスを出すんじゃなくて、この辺にいるやろなって想像して打つみたいな。そういう信頼関係みたいなものが求められてて。時間の短縮のためにも。そういう意味で、坂口さんて直感で見てはるし、そのパスにわたわたしてしまっていたな、とか。そういう反省はある。
- ※どん亀演劇祭のvol.3 家屋全壊
- 公演時期:2006年3月8日~12日。会場:精華小劇場。
- ※坂口さん
- フリーの役者。
カップ
- __
- 今日はありがとうございました。
- 高原
- いえいえ。
- __
- お礼に、プレゼントがあります。
- 高原
- やったー。開けていい?
- __
- どうぞ。
- 高原
- マメやなー・・・(開ける)あ、可愛い。へー。ありがとう。
- __
- いえいえ。
- 高原
- 面白いなこのカップ。
辛い
- 首藤
- あ、僕、高橋君の家で録るもんだと思ってました。※
- __
- あ、前はそうしてたんですけど。わざわざ来て頂くのもアレかなと思いまして。
- 首藤
- (メニューを見て)何か食べましょうか。
- __
- ここ、結構辛いですよ・・・。※そろそろ、初めていければと。
- 首藤
- はい。
- __
- よろしくお願いします。
- 首藤
- ああ、宜しくお願いします。(ビールが来る)・・・「チャウンビール」。
- __
- どうですか。日本のビールと比べて。
- 首藤
- あんまりクセがない。(ラベルを読む)何か、国際コンテストで金賞を受賞してるらしい。
- __
- マジすか。
- 首藤
- 「さっぱりとした口当たりに加えて飲めば広がる贅沢なコクと香りが贅沢なビールです」。
- __
- ちょっといいですか。
- 首藤
- どうぞどうぞ。
- __
- 頂きます。あ、おいしい。
- 首藤
- ねえ。
- __
- なかなか。
- 首藤
- ・・・何を話していいやら。
- __
- いや、適当に。
- ※高橋君
- インタビュアーの苗字。
- ※結構辛い
- ベトナム料理店だった。
出会い
- 首藤
- 初めて高橋くんと会った時が、マカロニマーチの時かな。高橋シェフのマカロニレシピていう企画があって。※
- __
- ありましたね。そんな料理うまくないのに。何やったんだっけ?
- 首藤
- エビとかのパスタ?だっけ。スープとも言えない、魚介類の煮込みみたいな。
- __
- アレかあ。
- 首藤
- 僕、全く食べれなかったんだけど。
- __
- ああ・・・
- 首藤
- 甲殻類がダメなもんで。注いでもらったんだけど返しちゃって。
- __
- そうでしたか。
- 首藤
- (食べる)ちょっと辛いですね。
- __
- ジワジワと来る辛さですね。
- ※ベビー・ピー#3 マカロニマーチ
- 公演時期:2004年7月4~7日。会場:京大西部講堂。
感動
- __
- 一番感動を受けた舞台とかありますか。
- 首藤
- あれかな。劇団☆新感線の「レッツゴー!忍法帳」。※三年前かな。それは、うん、ずっと最後まで笑って見てて。
- __
- へえ。
- 首藤
- 何かもう、あの初めてみた阿部サダヲさんとか古田新太さんとか見て。あ、これ凄いなと思って。
- __
- はいはいはい。
- 首藤
- 二時間ぐらいあったんだけどずっと笑って見てて。一人で梅田から帰って。あ、やっぱ違うなって思って。
- __
- なるほど。僕はあんまりそういうの見てないなあ。ファミリー向けのものなら見たことありますが。今思い返してもあの価値が分からなくて。ちょっとうらやましいです。
- ※劇団☆新感線 レッツゴー!忍法帳
- 公演時期:2004年1月22~2月22日。会場:サンシャイン劇場。
流れ
- 首藤
- あと、去年の夏にヨーロッパ企画※の本番中に、劇団健康さんの公演を見に行って。
- __
- ええ。
- 首藤
- それもやっぱね。・・・。
- __
- 刺激的ではなかった、とか?
- 首藤
- 刺激的・・・。いや、ずっと笑ってみてたんだけど。ああいう人たちの芝居は見てて単純に凄いなって思ったし、ああいう芝居はいつぐらいから出来るようになるんだろうと。
- __
- それは円熟してるってこと? 落ち着いているとか。
- 首藤
- いや、流れは一緒だと思うんだけど。そういう人らって元々持ってるのもあると思うけど。劇場が大きくなるにつれて、何かこう変わるのか。
- __
- うん。
- 首藤
- まあね、ナイロン100℃とかにしても最初は小さい所から大きくなっていったわけだし。単純にこういう芝居がしたいなっていうのもあるし。
- ※ヨーロッパ企画
- 京都の劇団。現代的なセンスの会話劇を得意とするようでいてノリはアバウト。しかし見ごたえのある作品性。
- ※ヨーロッパ企画第13回公演 サマータイムマシンブルース2005
- 公演時期:2005年7月。
ブロードウェイ
- __
- 我々これからどうなっていくんですかね。人気も実力もある人も出てきてるけど。いや食っていけるかどうかはまあいいとして。果たしてこれからどこに向かっていってるのかを知りたい。ぶっちゃけ経済的なことはどうでも良くて。せっかく人気も実力もあるひとが出てきてるんで、こういう状況がもっと長く続けばいいと思うんですけど。あんまり、分かんないから。
- 首藤
- んー。
- __
- もっとみんな芝居やればいいのにとか思いますよね。
- 首藤
- ・・・デンユウ※
- __
- はい。
- 首藤
- 小原さんとか国本さんが京都をブロードウェイ化する計画を立てている話をしてて。※
- __
- ええ。
- 首藤
- 京都の町がブロードウェイみたいになれば、というプロジェクトだったらしいんですが。劇場が町に何個もあって、あそこはロングランやってて、今日はここが芝居やってて。
- __
- うん。
- 首藤
- 街の演劇環境がそういうふうになったら多分僕らはもうちょっと自由に色々やれるんじゃないかと。僕は卒論で、芸術的分野における経済的側面ていうタイトルで、要は芝居で僕らは飯を食えるのかと、というのを書いたことがあって。
- __
- ええ。
- 首藤
- その時に京都三条御幸町ブロードウェイ化計画を調べていて。
- __
- そんなのがあるんだ。
- 首藤
- 外国に比べて、日本は、芝居をやってる人が続けれる環境が中々出来てないから。それは承知でやってるんだけど。これから増えていくかと言ったら、まあ平行というか減っていくかもしれない。少子化だし。
- __
- ええ。
- 首藤
- 僕らが、その、出来ない事を上手いこと、お金が回ってくれたら・・・。まあでも、京都でやってる人らはやってるしね。
- __
- うん。・・・単純に、学生劇団がキーなんじゃないかと思うけど。
- 首藤
- うん。
- __
- 単純に、交流を持ったほうが良いと思いますね。今の学生劇団の人は上の世代の劇団はあまり知らないらしいから。僕らについてもそれは同じかもしれませんけど、寂しくなった気がします。
- 首藤
- 昔に比べて付き合いは減ったかもね。例えば、僕のいたACTが無くなりそうなんですよ。
- __
- ああ。
- 首藤
- 今劇団員一人だけで。でその子も引退で。今ACTを残す会を行っています。
- __
- うーん。
- ※デンユウ
- 京都の劇団、電視游戲科学舘の略。大がかりな舞台装置、凝った音響・照明、しかし行き過ぎない美意識のもとに作られたエンターテイメント演劇を得意とする。
- ※電視游戲科学舘 惑星組曲
- 電視游戲科学舘の3回目のロングラン公演。公演時期:2004年4月29日~5月22日。会場:アートコンプレックス1928。
- ※小原さん
- アートコンプレックスグループ統括プロデューサー。
- ※国本さん
- 電視游戲科学舘代表、国本浩康氏。
今後
- __
- 今後、こうなっていきたいとか。
- 首藤
- 今後ですか。とりあえずベビーピー※に。
- __
- 頑張って下さい。去年の「茶色い絵本」※は面白かったなあ。
- 首藤
- そうですね。ああいうコントとかいいですね。単純ですからね。
- __
- あと、今日は来てくださった御礼として、プレゼントがあります。(渡す)
- 首藤
- あ、それはありがとうございます。
- __
- どうぞ。
- 首藤
- 開けてもいいですか。
- __
- どうぞどうぞ。
- 首藤
- (開ける)あ、お皿だ。
- __
- ええ。かなり迷って。
- 首藤
- へえ~。あ、ちょっとプラスチック系ですね。
- __
- ええ。
- 首藤
- ありがとうございます。
- __
- はい。
- 首藤
- 誕生日とかでもないのに。
- __
- 喜んで頂いたようで良かったです。
- 首藤
- 今ホント、お皿とか無かったんですよ。割れてて。
- __
- 普段使いにして頂ければ。
- ※ベビーピー
- 根本コースケ氏などによる演劇ユニット。ナンセンスコメディ、熱いジョジョ劇、お祭り芝居など、想像力を強く掻き立てられる作品群。
- ※ベビーピーのコント 「茶色い絵本」
- 会場:ブンピカ。
堅い話
- __
- 今日はちょっと、堅い話を出来たらなと思いまして。
- 延命
- おおお。
- __
- 何か頼みましょうか。
- 延命
- ・・・ここはオススメカフェの一つですか?
- __
- あ、コーヒーがおいしいですよ。それとも何か食べますか?
- 延命
- あ、食べてもいいんですか?
- __
- ええ。・・・やたら高いんですよ。
- 延命
- あ、じゃあ私もコーヒーだけで。
- __
- 最近どうですか。
- 延命
- 最近・・・風邪が長引くようになりました。
- __
- ああそうなんだ。体力が。
- 延命
- 年が・・・。今日は何を着ようか迷いました。
- __
- ああ、何かロックな感じですね。・・・。黙っちゃいますね。
- 延命
- ああー。ホント最近、言葉が出なくなっちゃって。
- __
- 人と話してないと・・・。少・F・年※はどうですか。どんな話なのかなと。
- 延命
- 千葉麗子という人の、親子三世代の話なんですけど。
- __
- ええ。え、本人?
- 延命
- 本人ではなくて、架空の。
- __
- 少年の芝居ってどんなのだっけ?
- 延命
- どんな感じなんですかね。よく古川日出男っていう小説家の作品に似てるらしいです。何か、宇宙船が宇宙の凄い遠くまで行ってたり、携帯のメールが世界中で繋がってたりする時代の話みたいで。
- __
- 今回は延命さんは何役なんでしょう。
- 延命
- 本編とは全然関係ない役なんですけど。まだ最後までいってないから分かんないんですけど。
- __
- 無関係性ですね。少・F・年ってそういうの好きそうですよね。
- 延命
- 毎回関係ない人出てますね。
- ※少・F・年
- 延命さんと松本健吾(少年A)氏を中心とした演劇サークル。
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