恋をする

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神田さんは、恋愛についてどう思いますか?
神田 
さまざまな作品において恋愛は重要な題材となっていますが、岸田國士の『恋愛恐怖病』という戯曲に「人は誰しも、恋愛に真剣になると平凡になる」というセリフがあります「平凡」になるという衝撃。それは非常に大きいんじゃないかなと思っています。舞台で恋愛を題材にする時にその感覚を知らないと、無意識に自分を卑下したり他人を蔑ろにしてしまうのではないか。相手が平凡になった経験があるかどうかは、1時間話したらわかってしまうんじゃないかと思う。稽古って濃密な時間を共に過ごすことなので、そういう部分は如実に出てきてしまうじゃないかと思う。だから恋愛って一つの演劇ワークショップなのかもしれませんね。まあ恋愛をしなければならないというわけではないんですが、恋愛経験がないというのは他者への配慮を浅はかにしてしまうんじゃないかなと僕は考えています。

質問 しらとりまなさんから 神田 真直さんへ

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前回インタビューさせていただいたしらとりまなさんから質問をいただいております。「もし1万円を渡されたらどう使いますか?」
神田 
劇団地点を5回みます。以上。

今後の劇団なかゆびと神田さん

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今後どんな感じで攻めて行かれますか?
神田 
劇団なかゆびは、しばらくしたら学生劇団ではなくなります。僕も就職活動をして、働きながら演劇活動を続ける方法を模索していくでしょう。一番関心があるのはやっぱり、製作時間の短縮、及び予算の削減。安い予算で上質な作品を制作するにはどうすればいいのかなと。地点と同じように品質の高い作品を繰り返し繰り返し上演する、みたいな。京都が素晴らしいのは地点という素晴らしいモデルがあるということだと思います。地点は太田省吾の演劇の潮流の上にある。僕らも少し変わった演劇の流れを汲んでいると思っていて。僕は演劇があんまり好きではなく、苦手だ、そういうところから出発して、どうやって自分達にそぐうように作れるのか・・・これからも議論し、検証を続けていきたいと思います。
__ 
非常に重大な仕事ですね。とても楽しみしています。

コーヒーの絵本

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今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントを持って参りました。
神田 
本当ですか。ありがとうございます。(開ける)あ、これ知ってる。喫茶店の奥にこの本置いてあった。ありがとうございます。
__ 
インテリア代わりに。気になった時にふとめくっていただければ。

髪留め

__ 
今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントを持って参りました。
しら 
あ、噂の。何がもらえるんだろうと思って楽しみにしてきました。開けてもよろしいですか?
__ 
もちろんです。
しら 
ありがとうございます(開ける)。あ、可愛い。使いますこれ。髪留め欲しかったんですよ。可愛い。

「てまり」

__ 
ちなみに、「てまり」というネーミングはどこから来たんですか?
しら 
これはわたしが小さい頃から使っている自分の中だけのペンネームなんです。毬の感じも好きで。で本当にできるかどうかわからないんですけど、いろんな色の人をひとつの球体にするような、そういうこともできたらいいなと思っています。
__ 
いいですね。そういう場所になれば、とてもいいですよね。
しら 
「てまり」になると、楽なんです。居心地がいいなあ、と思います。役者や脚本家や演出家、にはなれないので。「てまり」と呼ばれるのが好きです。

もっと色々が

__ 
今後どんな感じで攻めて行かれますか?
しら 
てまりの中では、無理して作らない。必死で無理して面白くないものを作りたくない。てまりの中では自分に建前をつけないと言うか。折角そういう場所を作ったんだから、こうしないといけないとか人がこうしたら喜ぶとかじゃなくて、自分がこうしたいという思いを大事にしたいですね。
__ 
てまりを、逃げ道にするのではなくて、自分がこうしたいという目的のために使うということですね。
しら 
そうですね。理由があって作った場所なので。そして、呼んでもらえたら色んな場所に行きたいです。色んなオファーがあればいいなと思ってます。色々挑戦したいですね。そんなに上手じゃないんですけど歌うのも好きなのでもっと色々できたら。

質問 坂井 美紀さんから しらとりまなさんへ

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前回インタビューさせていただいた、坂井美紀さんから質問です。「あなたにとっての幸せは?」
しら 
幸せだなと感じるのは、牛塩タンを噛みしめているときですかね…

星のある旅行

__ 
旅行するならどこに行きたいですか?
しら 
どこに行くかより誰と行くかの方が重要かなあ。
__ 
確かにそっちの方が重要ですね。一人でどこかに行くなら?
しら 
本当にわたしインドアで・・・光線過敏症という皮膚疾患があって、簡単に言うと日光のアレルギーなんですけど。なので、できれば太陽に当たらずに生活したいんですよね。でも、そういうの無しに考えるなら、一回行ってみたいのは、南極かな。わたし小さい時に南極観測隊になりたかったんですよ。寒いところが好きだし、隕石拾いたいです。

笑の内閣「ツレがウヨになりまして」

__ 
ツレウヨ、意気込みがあれば教えてください。
しら 
ツレウヨの公演自体は見てないんです。でも話題になっているのは知っていました。たくさん歌を歌うシーンがあるらしいので、食い込んで行けたらと思っています。歌いたいです。初めて一緒に舞台に立つ人も多いので楽しみです。
__ 
一石を投じますね。ソウル公演は特に。4月に行くんですよね。
しら 
パスポート取りに行きました。今は「楽しめたらいいな」というぐらいの気持ちです。
第24次 笑の内閣「日・韓・米・春のツレウヨまつり」
公演時期:2017/4/21~22(ソウル公演)、2017/5/17~29(京都公演)。会場:ソウル公演未定、アトリエ劇研(京都)。

__ 
最近ちょっと、エゴイズムとサービス業に興味があって。その二つは全然反対のものなんですけど、お客様にサービスをしたいと思った時に、それが果たして本当にお客様のことを考えているかどうか。これは永遠の課題だなと思って。
しら 
はい。
__ 
そういう葛藤を乗り越えなければならないところにサービス業の難しいところがある。で、そこを乗り越えて、心の中に絶対に山のように動かない大きな部分を持つことができれば、それがサービスマンの完成した姿であり、侍なんじゃないかと思う。反対に、単にエゴイズムだけのサービスやパフォーマンスは、もう見ててすぐわかるんですよ。なぜならこちらがどういう気持ちになるのか想像されていないから。
しら 
2月の公演も、どこまで書いていいのか分からなくなった時期がありました。書こうと思えばいくらでも相手を傷つけることが書ける。でも、そうするとただの攻撃にしかならない。わたしはあの作品をラブレターにしたかったんです。そういうつもりで書いていて。でもやっぱり面白いのはスキャンダラスな方が面白い。噂話とか恋バナとか楽しいじゃないですか。過激な方が。でもそれをどこまで書くかって言うことにすごい悩みました。結果、そこを解決する方法が詩を書くという事でした。言葉を選ぶ作業。
__ 
言葉を選ぶ、というのはそれだけで聖なる作業だと思いますよ。
しら 
あれは難しかったな本当に。

来年はどんな年にしたい?

__ 
来年はどんな年にしたいですか?
しら 
来年は絶対に自主公演をします。夏か、秋ぐらいには新しく一本書こうと思います。必ず1年に1回は何か書かないとぶれそうなんで。自分の創作を、ちゃんとしたい。来年はそれを目標にします。
__ 
それはどんな場所でもどんな形でもいいから上演した方がいいですね。どんな作品にしたいですか?
しら 
とりあえず死にます。最初は映像にしようと思って、なんとなくの筋書きは書いてて。千葉の海に行ったんですけど、荒れてて入れなくて、断念して・・・。
__ 
なるほど。
しら 
まあ、自殺は現実の自分にはできないので。好きすぎて傷つけたくなるようなこと、あるじゃないですか。でも、相手がこっちのことなんとも思ってなかったら、傷つけるってかなり難しい事だと思うんです。幼稚なんですけど、その人を理由にして死んだら少なからずショックかなって。
__ 
復讐は自殺の大きな理由ですからね。
しら 
その方法が見つからないから、死を選んでいる、みたいな。

今年は、どんな年だった?

__ 
しらとりさんにとって、今年はどんな年でしたか。
しら 
今年は本当に出会いの年でしたね。次の企画の丸山交通公園さんとも今年の出会いでしたし。てまりの公演の時にとにかくいろんな人に招待を出したんです、見てもらえなかったら評価してもらえないと思って。丸山交通公園さんとはその時に出会いました。
__ 
なるほど。
しら 
丸山さんが、笑の内閣に出演する女優を探していた制作さんにわたしの名前を出して下さったらしくて、そこから笑の内閣に出演させてもらいました。そこで、横山さんとか髭だるマンさんとかとも知り合って。今まであまり付き合ってこなかった人たちに、今までされなかったような可愛がり方をしてもらったり。飲み会とかいろんな集まりに行かせてもらいました。わたし、学生劇団とかすごく羨ましかったんです。今の付き合いって、そういう感覚に近いのかなって思ってます。とても幸せだなと。わたし、大学は女子校で、夜は演劇学校に通っていたのでサークルにも入ってなかったし、その演劇学校でも結構ツンツンしてたんで。
__ 
それは丸くなったのかもしれませんね。
しら 
そうですね、大人になったのかも。大事にしたい出会いだなと思います。

わたしの場所

__ 
しらとりさんの妄想。どこから来るものなんでしょうか。
しら 
クリスチャンの家系で、わたし自身もそうなんですけど、だからか、人間と神様がいるの世界にあまり差を感じていないんです。実はわたし、生まれるまでの記憶があるんです。お母さんのおなかの中にやってくるまでの記憶や、お腹の中にいた頃の記憶がおぼろげにあって。そういうところにわたしの原点はあるんだと思います。割とスピリチュアル系なんですけど・・・現実的なのに夢見がちというか。
__ 
心の中にそういう場所があるということですね。
しら 
そうですね。幸福なことだけではなく、不幸に思うことも全て必然だと思っていて。中学生の頃や、ここまで来るまでに「生きていたくない」と思ったことが何度もあったんですけど、そういう時期を必然と捉えられたのは、どこかに救われる場所があるからだろうなと思います。
__ 
原点がある。戻れる場所がある。
しら 
そうですね、困った時に帰れる場所があるというか。
__ 
どんな苦境にあったとしても必ずつながっている部分があるということですね。

受け止められないわたし

__ 
なぜ自分のことを打ち明けずにいられないのか。そこはどうですか。
しら 
たぶんわたしは、自分のことを隠しておけないおしゃべりなタイプなんですよ。小学校の頃まではそれで許されてたんです、自分で台本を書いてみんなで演劇ごっこで遊んだり、なんでも好きなことに挑戦できました。でも中学生になると違ったんです。学区の関係で町中の中学校に行くことになったのですが、そこでは受け入れられませんでした。小学校の頃と同じ感覚で発言してたら、総スカンにあって、イジメにもあって。中学2年生から卒業するまでは保健室登校で、不登校の時期もありました。そこから、自分の思った通りに喋ることにすごい恐怖を抱くようになって。小学校の頃の、自分の発言を自由にしていた頃が自分にとっては、理想で楽なんですけど、今の自分とそことのギャップがしんどくて。あの時のように自分の妄想を形にしてみせることが精神の安定につながるような気がしています。
__ 
自分の発言ができていた頃に戻る。
しら 
戻るというか、苦のない状態になるために何かを書いたり舞台に立ったりしてるのかもなあと思います。

本当は話したいの

CopyRight Saori Kawanishi
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しらとりさんのてまり。最初の公演『おそらく深夜』から10ヶ月が経ちました。女の子の夢の話でしたね。面白かったです。
しら 
そうですね、妄想をオムニバス形式でまとめた作品でした。わたしがいつもしている妄想を舞台に乗せるというだけの、恥部晒し舞台みたいな・・・
__ 
いえ。伺いたいんですが、しらとりさんにとっては、自分の妄想を他人に見せるというのはどういうことなんでしょうか。
しら 
基本的に、わたしはあんまり人と話すのが得意ではないんです。心の壁も厚くて、知人には常にATフィールドを全開に張っていると言われているくらいで。自分のしゃべくりが面白いと思えなくて、喋りたくないんですけど、でも作品という形にパッケージしてしまえば、作品として人に話せる気がする。本当は聞いて欲しいんだけど言えない話がたくさんあるんです。
__ 
一旦体裁を整えたいということですね。
しら 
そうですね、そうしたら許されるなと思って。
__ 
言えない事を言うと離れられてしまうかもしれない。けれど、聞いてほしい。だから作品にする。
しら 
わたし対誰かのお喋りだったら、「あなたのことがわからない」とか「変わってるね」で終わってしまうことも、作品にすれば、ひとつの作品として語ってもらえるようになるんじゃないかなと思うんです。
てまり第一回公演『おそらく深夜』
公演時期:2016/2/25~27。会場:シアターカフェNyan。

梅田にて冬

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今日はどうぞよろしくお願いします。最近、しらとりさんはどんな感じでしょうか。
しらとり(以下、しら) 
 よろしくお願いします。最近は、丸山交通公園さんの企画している、オール京都という団体の制作についていて。稽古に行ったり会議をしたり。
__ 
「オール京都」。
しら 
本当にオールなのかという感じなんですけど。「沼楽屋大爆発」という作品で、面白いんですよ。後はもうずっとバイトをしています。
__ 
ああ、ギアのスタッフなんですよね。
しら 
そうですね。そっちは色々と、難しいところもありながら楽しく仕事をしています。当日運営だけではなくて、公演に関する仕事もさせてもらったり、勉強になります。
__ 
おお、凄いじゃないですか。
てまり
“てまり”は
演劇がいまいちわからなくなってしまった「しらとりまな」が、原点回帰を目的に始めたごく私的な企画のようなものである。

その名前は「いろいろな色の糸が絡まり合って、ひとつの球体をつくるような作品がつくりたい」という理由からつけられた。

ここでは女と男の話をすることになるだろう。

等身大の、ダサくてサムイ作品づくりを目指している。

丸山交通公園ワンマンショーとオール京都「沼楽屋大爆発」
公演時期:2017/1/21~23。会場:立誠小学校音楽室。出演:丸山交通公園 石田達拡 小林欣也 西村花織(劇団しようよ) ピンク地底人2号(ピンク地底人) 山下ダニエル弘之 横山清正(気持ちのいいチョップ)他

冬の可愛いお召し物

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今日はどうぞよろしくお願いします。癖(HEKI)、そしてトイネスト・パーク代表の坂井美紀さんにお話しを伺います。今日は可愛いお召し物ですね。
坂井 
ありがとうございます。冬になると、みんな暗い色の物を着るようになるので、自分はできるだけ明るい服を着ようと思ってます。今こそピンクとか着ようと思ってます。
トイネスト・パーク
劇団ミルクティが“トイネスト・パーク”に名前を改めかえってきた! 『遊園地』をモチーフに可愛く、楽しい作品をお届け致します♪

「叶わなかった願いや想いは、じゃあどこへ行けばいいのかしら」

トイネスト・パーク
Second Parade『LAST ORDER』
脚本・演出 坂井美紀
◆日時 2017年2月24日(金)~26日(日)
24日(金)13:30 / 18:30
25日(土)13:30 / 18:30
26日(金)14:00
◆会場 人間座スタジオ

癖(HEKI)
菅一馬と坂井美紀により結成。10月と11月に公演。(公式サイトより)

癖(HEKI)「蠅とサカナ」

__ 
癖(HEKI)、お疲れ様でした。大変面白かったです。ご自身では、どんな作品になったと思いますか?
坂井 
ありがとうございます。私は初演を見ているんですけど、今回の再演は後半の展開とかが変わったんです。最初は「なぜこんなに変えるんだろう」と思って、菅くんにも聞いていたんですけど、最終的には楽しくやれました。結果としてはこういう形でもありだったのかなと。どっちも好きになれたという感じです。
__ 
私は初演は拝見していないんですけれども、とても面白かったです。役者の演技が良かった。坂井さんの演技がすごく面白かったです。一つ忘れられない演技があって、片想いしている女の子が彼にアタックする時に、ずっと右ストレートを連打するが全部避けられると言う。アプローチをしてるけれども全部単調な攻撃だから、避けられている、という演技でしたね。一生懸命パンチを続けるんですけど、軽く避けられてる。
坂井 
ボクシングに詳しくなくて、ボクサーの人から見たら全然ボクシングではないんですね。自己流なのでどこまでリアルに再現出来ていたか分からないですけど。
__ 
ほかの役者もまた凄かったですよね。たとえば、楠海緒さん。思い切りのいい演技でした。居酒屋のシーン、大股を広げて座っていたり、土下座して借金のお願いをしたり。
坂井 
なんやかんや、合田さんと楠さんにすごくお世話になって。5年ぶりぐらいに役者をやったんですが、当初不安だったんです。でも、お二人に色々アドバイスを頂いて。お二人のお力添えがあったということが自分の中でもとても大きいです。お二人のエネルギーにすごく引っ張っていただいたんです。
__ 
あの二人はあの年代の中ではトップランナーですからね。
坂井 
そうですね、めちゃめちゃ尊敬してます。
__ 
やりがいのあったところは何ですか?
坂井 
私、人に接触するのが苦手で。結構合田さんにアプローチする演技があったんですけど、いかに殻を破っていくのか課題でした。その時も合田さんが「もっときてくれていいよ」と言ってくれはって。緊張感とかが和らいでいったんですね。私個人はあまり自信がない性格の人間なので、ぐいぐいアプローチしていく役に寄せられるか不安でした。
__ 
あと、個人的には坂井さんが踊ってるところが、とても良かったです。
坂井 
踊るのはすごく好きなんです。
癖(HEKI)「蠅とサカナ」
◎公演日時◎
2016年11月16日(水)18:30~
◎公演場所◎
元・立誠小学校 講堂

Cast
楠 海緒
合田 団地(努力クラブ)
坂井 美紀(トイネスト・パーク)
村松 佳紀(劇的集団忘却曲線)

劇団ミルクティの旗揚げ

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さて、いよいよトイネスト・パークについて伺いたいと思います。トイネスト・パークは、改称前は「劇団ミルクティ」だったそうですが、まず、どのような経緯で旗揚げされたのでしょうか。
坂井 
私は元々、精華大学の演劇部・劇的集団忘却曲線に所属していたんです。じつはあんまり、他のメンバーに比べて演劇に打ち込んでいたわけではなくて。でも最後は卒業制作としてたった一回きりの有志公演のつもりで行ったのが劇団ミルクティでした。それがきっかけで「もうすこし演劇を続けてみたいな」と思うようになったんです。そして、『今後も芝居を続けます』という意思表示を込めて、「トイネスト・パーク」に改名致しました。
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なるほど。お芝居を始めたのはどんな経緯がありますか?
坂井 
小学生の頃は芸人になりたかったんです。芸人さんが大好きで、そもそも面白いことがすごく大好きだったので。クラスでもチョケたりしていました。反面、自分をアピールするのが苦手で、人前に立って何かをするというのは性格的には向いていないなーと思って。でも何かしら作品を作るということは好きだったんですね、中学と高校は美術部だったりしていました。
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なるほど。大学では。
坂井 
京都精華大学に入学したとき、色々サークルを見て回っていたんですが。で、高校からの友達と一緒に精華大学に入学したんですが、その子がゲーム好きで。でも大学のゲーム研究会はボードゲームがメインで、「そういうゲームがやりたいんじゃないよね~」ってなって。その次に興味があった演劇部の部室覗きに行ったらロクヨンがあったんです。「演劇部にはロクヨンがある。じゃあ演劇部に入ろうよ」と。演劇がやりたいんじゃなくてゲームがやりたくて入っちゃったんです。だから周りの子とは違って、最初はあんまり演劇に対して熱が無かったんですよ。
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なるほど。
坂井 
で、4回生の時に劇団ミルクティを行ってみたら・・・最初はすぐ終わるかなと思ってたんですけど、終わってみたらもっと演劇をやりたいなと思うようになっていました。旗揚げ公演の際にアンケートに「嫌なことを忘れるくらい楽しい時間だった」と書いて下さるお客様が多くて、それがとてもジーンときました。お客様に少しでも日常の嫌なことを忘れてもらえたらなあという想いの下、演劇をしています。そして、劇場全体を包む何か楽しいことを、お客様はもちろんなんですけど、役者やスタッフにも楽しんでもらえる場所になればいいなと思っています。