えーびーがた「地球ロックンロード」

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今日はどうぞよろしくお願いします。パフォーマーの小野村優さんにお話を伺います。最近小野村さんはどんな感じでしょうか。
小野村 
よろしくお願いします。最近はもっぱら、えーびーがたの稽古ですね。ちょうど1ヶ月前なので。
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3月14日(木)が初日で、公演は日曜日までですね。稽古はどんな感じでしょうか。
小野村 
まきゃ(真壁愛さん)がしっかり準備をしてきてくれているから、全体的にいいペースだと思うんですけど、私が自分の役をまだつかめていなくて。でも、面白くなる予感というのはみんながずっと持っていて。不安を抱えず、やるべきことをやっていこう、という雰囲気です。意見やアドバイスが終始飛び交い、とてもアクティブです。
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お客さんは、役者の悩んだ形跡とかは結構感じると思いますよ。だからきっと無駄ではないと思います。
小野村 
なんかこう、今悩んでることとかが全部ちゃんと面白いことにつながれば何でもいいなと思っていて。色々取り組んでいます。
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演技には色々な選択肢があるわけじゃないですか。声のトーンの調節であるとか、どこでブレスをするかとか、ここでどんな想念を持つか、とか。お客さんに理解を委ねるかそれとも説明してしまうかとか。やっぱり舞台だと、観客席と演技を共有・同期しているので、お客さん側にもパフォーマンスについてのイニシアティブが握られてるんですよね。だから逆に言うと、役者が悩んだ分、お客さんには解釈しがいのある演技が出来るんじゃないかと思っています。
小野村 
私の役は「うづき」と言って、30×30で上演した「ちゃりんこベイベー」と同じ名前なんです。でもその時と全く違う人間というわけじゃないんだろうけど全く別物だと思った方がいいのかな。「ちゃりんこベイベー」は30分間だけの彼女を切り取れば良かったんですけど、今回はそういうわけにはいかないので。試行錯誤しています。まきゃが過ごしてきた高校生活がベースの、半分フィクション、半分ノンフィクションという作品なんです。私はその世界の中で過ごしてきたわけじゃないから、「うづき」がどんな子なのか全く分かっていないんですよ、多分。
___ 
それは・・・おいそれとは何も言えないですね。
小野村 
でも本当に一つのきっかけで変わるということを知ってるんです。早くそれに出会えるように試したり聞いたり。多分、「うづき」と私の違い、もしくは共通点は何かということをつかめたらいいんじゃないかと思って。
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つまり今、小野村さんは役作りの渦の中にいるということですね。
小野村 
もう自分で自分のことが分からないぐらいテンパってるから、そうかもしれないと思いながら聞いていました。でもこういう、分からん!みたいな事とかも発信してもいいんじゃないかなと。いいんちゃう、って先輩方にも言っていただいて。
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挑んでますね。
小野村 
私個人としては凄くチャレンジな役ですね。絶対楽しくなるはずなんですよ。楽しいと思うためにも、今苦しんだり、準備して稽古しています。刹那的じゃないですか、四日間しか本番の期間がないなんて。お客さんに楽しんでもらうために、今苦しもうという感じですね。
___ 
苦しむって悪いことじゃないですもんね。頭ん中でずっと難しい計算をしていて、ストップモーションじゃないですけど、何かを生み出そうとしている人はそれだけで見応えがあると思います。
小野村 
その時何も進んでいないわけじゃないですからね。
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絶対に進んでいますよね。
小野村 
楽しいばっかりでは全然ないですけど、自分たちで公演を打つというのはこういうことなんだなあと思います。すごくたくさんの人にお力添えを頂いていますが、今までは客演として演劇に関わっていることが多かったんですけど、公演を作るって大変で、作品のことだけ考えていればいいというわけじゃないし。
應典院舞台芸術祭SDN2018参加 えーびーがた 初本公演『地球ロックンロード』
期間:2019/03/14 (木) ~ 2019/03/17 (日)
劇場:
浄土宗應典院 本堂
出演:小野村優、真壁愛、浅雛拓、福田恵(劇団レトルト内閣)、片岡百萬両(片岡自動車工業)
脚本・演出:真壁愛
料金(1枚あたり):2,300円 ~ 2,800円
【発売日】2019/01/15
早割:2500円
前売・当日:2800円
應典院寺町倶楽部:2300円(要証明)
公演日時:
3月14日(木) 19:30
3月15日(金) 19:30
3月16日(土) 13:00/18:00
3月17日(日) 13:00
スタッフ:
【舞台監督】今井康平(CQ)
【音響】八木進(baghdad cafe)
【照明】海老澤美幸
【舞台美術】青野守浩
【スチール】booyon
【宣伝美術】片岡百萬両(103studio)
【映像撮影】ワルタン
【制作】鈴木ありさ(尾崎商店)
【総合プロデューサー】片岡百萬両
【演出部】飯伏裕理
【動画素材】はちろ ゆき(BANZAI FILMS)

【企画・製作】えーびーがた

縁と道と

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小野村さんが舞台を始めたのはいつからですか?
小野村 
何だろうな、一番の元をたどれば幼稚園の頃からピアノをやってて、その発表会が人前に出る機会でした。幼稚園のお遊戯会とか全部好きだったんですけど、小学一年生の時に初めてミュージカルを見たんです。子供ミュージカルで、有名どころだとアニーみたいな。そこから舞台への強い憧れを抱き始めて、でもその頃はいっぱい他の習い事をしていて、ダンスや芝居のレッスンには通えなくて。自分で舞台に立つということを決めたのは、高校選びでした。当時は塾に通っていて、進学校に進むかそれともダンス部のある高校に行くか迷っていたんです。でもどうしてもダンス部のある高校に行きたくて、塾の先生や親を説得して。それが本当の原点だと思ってます。
___ 
どんなダンス部だったんですか?
小野村 
部活を立ち上げた昔の先輩たちが作ったダンスが伝統として残っているんです。自分たちでも作品の振り付けはするんですが。
___ 
それはすごいですね。
小野村 
実は卒業した後に、私の祖母がその高校の卒業生だったと言うことを知りました。しかもそのダンス部がちょっと宝塚を意識してたんですよ。祖母がいた年に、宝塚の男役スターみたいなカッコいい女の先生がいたらしくて、放課後にその先生の所に行って一緒にダンスを踊っていたらしいんですよ。それが原点になってその部活が出来たらしいんです。
___ 
お祖母さまがOBどころか創設者だったんですね!
小野村 
そうですね。舞台に立つ原点はダンスですね。元々はミュージカルに憧れてるから、大学を選ぶときに色々迷っていました。私は目標がないと頑張れないんですけど、行きたい大学が決まっていないから受験勉強というものをあまり頑張れていなくて。で、いくつか日本の大学を回ったんですけど惹かれるところがなくて。海外にも憧れがあって、アメリカの大学のことを調べ始めていたんです。向こうの大学って専攻の幅がものすごく広くて。で、最初からコースをあまり決める必要がなく、2年まで一般教養を学び、その間に自分のやりたいことを決めればいいよという感じなんです。当時私は、日本という世界で自分がプレイヤー側で活躍できると思っていなかったんですよ。小劇場という世界があることも知らなかったし、プロになるしか道はないと思っていたから。それならエンタテイメントの裏側を勉強しようと思って、テーマパーク経営学という学科を学ぶために渡米しました。
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おお。
小野村 
そこの、一般教養のコースとは別に自由に選べるクラスの中で、ダンスとか芝居とかのクラスを取っていたんですが、年齢が40代50代の人達やおじいちゃんやおばあちゃんも普通に受講していて、その人たちはただ勉強したいから来てるんですね。本気でハリウッドやブロードウェイを目指している子たちもいて、それに対して「いやいや無理でしょ」、だなんて誰も言わない。本当に自由なんですよ。自由の国アメリカというのはこういうことなんだと思って。じゃあなんで私は、本当にやりたいことに挑戦していないんだろうと思って。そこで、プレイヤーとしての勉強ができる大学をアメリカで探して、転校しました。
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日本とは違う文化風土ですね。
小野村 
日本だと、成功する可能性がある人だけが挑戦出来て、条件的に無理だったら、そもそも自分からそういうチャレンジを辞めてしまう。今はだいぶ変わってきてると思うんですけど、昔は、少なくとも私の周りの世界はそんな空気だったように感じて。私自身がそういう見方をしてしまっていたのかなとも思っていて。12歳くらいにして、勝手に自分でもう遅いと思ってたんですよ。芸能界はもっと子供の頃からずっとやっているから行ける世界なんだ、みたいな思い込みをしてたから。

「役者のためのダンスワークショップ」

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最近のパフォーマーとしてのテーマは何でしょうか。
小野村 
私色々やってるんですけど、例えば「役者のためのダンスワークショップ」の話。なぜあれをやってるかと言うと、小劇場のダンスシーンの入っている作品、あれがなぜ入ってるかわからないことがあるんです。自然に入っている作品もあるんですが、そうでないものもあって。ダンサーではなく役者が振り付けを覚えて、何度か稽古したら終わりだったのかな、みたいな。その役の演技に関しては一挙手一投足を細かくこだわって作っているのに、ダンスに関しては、踊りになった途端にその役者さんそのものに見えてしまったりして。それを見てるのが辛くて。どれだけ技術が追いつかなくても、その役として動くことに意味があると思うんです。そこを知っている演出家も振付師も役者もダンサーも、関西にはあまり多くいないのではないかなと。そこに、凄い微力ながらも、そこを分かっている人が増えていったらいつか変わるんじゃないかなと思って、始めたんです。振り付けをもらった時に、役そのままで踊る技術。役作りと感情をかみ砕いて演技を作るのと同じように、ダンスについても考えることができたら。
___ 
なるほど。
小野村 
それと最近のテーマとしては嘘がないようにしたいです。嘘がないと感じる役者さんの演技は素敵だなと思っています。ダンスワークショップも一緒なんですよね、きっと。
___ 
きっと、舞台の上で役者の都合や欲や、リアルではない反応が出ると嘘と感じられるのかもしれませんね。
小野村 
私個人は一個一個を考えていかないと作り上げられないぐらい、ものすごく不器用なんです。それを感覚や技術で出来てしまう人もたくさんいて。当たり前の事なんですけどね、その役にとって嘘ではないようにしたいんです。めっちゃ芝居って大変、やればやるほど難しい、って思ってます。ダンスみたいにレッスンに通えるスタジオとかもないし。
___ 
あっても少ないですよね。
小野村 
WSとかも行ってみたけど、基礎から積み上げてもらえるわけではないし。だから人となりがそのまま出ちゃうのかな、と思って。そういう意味で言ったらその役者の素の部分を豊かにして行かないといけないなと思っています。自分が見て素敵だなと思う人たちも、きっとそれぐらい豊かだから。その辺りが私にとってのテーマなのかもしれません。

だから・・・

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あえて難しい話題なんですが、そういう役者の魅力が裏目に出てしまうこともあるのではないでしょうか。
小野村 
確かに、そこが難しいところなんですよね。それでも、私がやる必要はないじゃん、にはしたくない。そして今、私が良かれと思ってやっている演技が悪しかれになっていたりする。が、結局やってるのは私だから、きちんと役をつかんで、自分が滲み出たらいいなと思っています。
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何か一つでも確信に至ったら、それはもう通過することなく確信すると思うんですよ。それはもう手放さずにいるべきだと思います。
小野村 
うん、今は全然自信を持てるとこには行けてないと言うか、何もわからないという状態になってしまってるから、なんでも試せることはやろうとしています。めっちゃ迷惑かけてますけどね。まきゃも大変なのに・・・彼女は初の脚本演出ということに全く甘えていなくて。比べるものでもないですけど、ここから勝負して、観たことのないものを作ろうと言う挑戦をしています。私に関しては、誰も何も待ってくれない。
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そうですね、座組の中できっと、小野村さんが悩んでるということは理解して共有してると思います。
小野村 
去年、すごく静かな会話劇に出演させてもらったんです。あまりにも自分の人生にあった経験と似た役どころだったんですけど、何をしてもダメ出しされたんです。どこに原因があるんだろうとずっと悩んでいたんですが、演出家の方が(私の役は病気の婚約者の心配をし続ける女性なんですが)「病気の彼を責めているんではなくて、病気そのものを責めてるんですよ」と。そもそもそこが原点だと気付いた時に、演技が全部変わったし、やることなすこと良い方向になっていったんです。やり方がおかしいというよりは、そもそもの部分が大事なんですよね。
___ 
それが正解だと理解した瞬間のために、今準備してるんですよ。
小野村 
今日この後の稽古でその正解が見つかったらいいんですけどね。毎回、頭がプシューってなって終わるんですけど。
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近道はないですから。
小野村 
はい、だからやってるのかも知れないです。こんなに苦しくてうまくできないことが、まあこれまでもたくさんありましたけども、芝居こそこんなにも自分に合っていない、得意ではないものだと思っていて。だからやってるのかも知れないです。

不安、練習、そして

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カヨコの大発明『園楽』の時の小野村さんのダンス、凄く良かったです。手から星が出てるみたいに感じました。
小野村 
ありがとうございます。山田まさゆきさんが一人で歌ってる時にアドリブで踊ったり、SPEEDとか踊りましたね。
___ 
小野村さんが舞台に立つ時に必要とするものは何ですか?
小野村 
何だろう。練習。私緊張しないんですよ。でも練習不足の時は緊張します。やっぱり不安からですよね。量の問題ではなくて、確実に自分が納得できるところまでやっていないと本番に出れないです。それでも本番に出ないといけない時はどうしてもあって、不安なまま出るんですけど。緊張を無視して出演する事も出来るんですが。
___ 
ええっ、そんなことができるんですか。
小野村 
やっぱりテーマパークダンサーとして1日に何回も本番をしていると、慣れてくるんでしょうね。決して舐めてかかってるわけじゃなくて、程良い緊張感はあるんですけど、1日に何度も舞台裏とステージを行き来していると、普通の状態からふっと舞台に出られる状態になる。ただそれもきっちり稽古して、これだけやったという実感が必要なんですよね。
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稽古が実感になるのはいつからでしょうか。例えば、体に振り付けが完全に落とされたら実感になったりするんですか?
小野村 
ダンスに関して言えば、振りを覚えるのは当然で、その上で見せ方の流れが出来てどの瞬間の自分でも見せられると確信したら実感になります。感情を表現するダンスだとしたら、その感情を作るというところに自信がないとできないし。即興で踊る時とかは、瞬時にアウトプットできるかどうかというところが問われていたので、少し違いましたけどね。最初は無理だと思っても、私なら大丈夫みたいな空自信みたいなので乗り切ることもあります。

質問 伊藤 彩里さんから 小野村 優さんへ

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前回インタビューさせて頂いた方から質問を頂いてきております。gallopの伊藤彩里さんからです。「五感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)のうち、どれか一つを超常級にするとしたらどれにしますか?」
小野村 
味覚。
___ 
それは何故?
小野村 
それだけご飯を食べるたびに幸せになれるから・・・こんなアホな答えでいいのかな。ハッピーになれるものはたくさんあった方がいいなと思うんですよね。

ハッピーの条件

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今日のインタビューはそろそろ終わりますが、何かお話になっておきたかったこととかはありますか?
小野村 
今回は私のインタビューだったので、私ベースの見方や個人的な役作りの話しかできてないんですけど、「地球ロックンロード」の世界観は本当に唯一無二だと思っていて。それが具現化するってすごいことだと思うんですよ。まきゃみたいな子って他にいないじゃないですか、あの子が発する言葉とか世界が舞台化するのを楽しみにしてもらいたいです。初作品なんて次元じゃない、見たことがないような個性と熱意のこもった作品なので、是非楽しみに来て欲しいなって思います。そしてぜひ、ご自身の青春を振り返って、懐かしんだり、甘酸っぱくなったり、ちょっと苦しくなったりして欲しい。
___ 
小野村さんの苦悩の結果も含め、楽しみです。小野村さんご自身は今後、どんな感じで。
小野村 
私本当に色々なことをしてるんですけど、MCとか英語とか、ダンス、芝居、でも結局全てが芸事に繋がった時にハッピーなんですよ。自分が舞台から見る景色も好きだけど、反面、客席の後ろから自分が関わった作品を見るのも好きなんです。色々手を出してるのは賛否両論あるかと思うんですけど、その全てがあって私なのかなと思っています。これからも色々な方法で芸事と関わっていきたいなと思っています。フェイズは色々変わるでしょうが、ずっと続けていきたいなと思っています。
___ 
色々なことに関わる、トータルな舞台人であってほしいですね。
小野村 
ありがとうございます。

モンロワールのラヴィアンショコラ

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今日はお話を伺えたお礼にプレゼントを持って参りました。
小野村 
えっ。ありがとうございます。
___ 
平らにした状態で開けてくださいませ。
小野村 
どういう事・・・(開ける)え、凄い!
___ 
割れてませんか。
小野村 
大丈夫みたいです。めっちゃ可愛い、食べたくない、飾りたい!え、やばい。これ、今日のイヤリングに似てません?

TPAM

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今日はgallopの伊藤彩里さんにお話を伺います。どうぞ、宜しくお願い致します。最近、伊藤さんはどんな感じでしょうか。
伊藤 
ちょうど昨日まで、gallopのメンバーでTPAMに行ってたんです。来年度gallopでTPAMのフリンジに出したいねってみんなで言っていて、その視察も兼ねて。TPAMは1週間位で全プログラムが終わるんですけど、お祭り感がすごくありました。横浜は京都に比べて会場になってる場所が多いのかな、1日のうちにいくつもの会場をハシゴして回れるようなスケジュールが組めました。それから、外国のお客さんがフリンジプログラムにもたくさん来ていました。そこもまた、ちょっと違う雰囲気かなと思いました。
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KEXのフリンジでも同じようにPRできたらいいですね。来年のTPAM参加、頑張ってくださいませ。
gallop
葵マコ、伊藤彩里、木村悠介、三鬼春奈の4人が、共同演出・出演を行うパフォーマンス・グループ。2008年『馬の最も速い走り方』(京都芸術劇場・春秋座舞台裏)で京都造形芸術大学 卒業制作作品 学長賞を受賞。2009年 chatty+gallop『確固たる空腹へ』(京都|アトリエ劇研)、2017年『ユートピア』(京都|スタジオ・ヴァリエ)を発表。俳優としての言葉、踊り子としての身体、メディア・アーティストとしてのテクノロジーを駆使し、パフォーマー4人のリアルな身体や言語から抽出されたイメージを、パッチワークのようにつぎはぎに構成し制作する。(公式サイトより)
カイテイ舎
2014年に結成。以来継続して、年一回の演劇公演に取り組む。新しい解釈と新しい舞台形態を演出することで、定評ある戯曲に今日的な命を吹き込み、幅広い観客層の鑑賞に堪え得るような作品として上演することを目指しています。

gallop「石飛びこむ、鯉浮き上がる」

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gallopの「石飛びこむ、鯉浮き上がる」。大変面白かったです。とても静かな作品でしたが、石庭の岩のようにパフォーマンスが浮かび上がるようで、退屈だということはもちろんなく、音楽的な沈黙が全編に漂っていて。淡く、でも記憶には残り続けるような情景でした。面白かったです、というだけじゃなくて、何かを感じるのかを問うてくるような。
伊藤 
前回の作品は鮮やかなシーンがばっと出て切り替わっていって、じっくり見せるというよりはあちこちで爆竹が爆発しているようなリズム感やったと思うんです。今回は、去年とはまたちょっと違う時間の流れで作品が作れたらいいなという事をみんなで話していました。何なら脱がずに。そういう意味で色々チャレンジできて良かったです。成功したとは言い切れないところもあると思いますけど。
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「ユートピア」とは確かにかなり様相の異なる作品でしたね。
伊藤 
今回は「白夜」というキーワードをイメージし続けようと言ってました。
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白夜そのものに対して、ネガティブでもポジティブでもない、一つの概念に対してただ眺める。そのようなコンセプトがあったそうですね。
伊藤 
前回、お客さんの中にはストーリーを探して観てくれてた方も多かったみたいなんです。でもストーリーを探し始めると、次々に現れる景色の連続みたいなものは頭の中に入って来にくいんじゃないかなという気がします。そういう説明をパンフレットには書いてみました。例えば色々な景色が見えてくるなかで、なんとなくどこか繋がりがあるように思えてきたり、あるいは全然関係のないマカオの田園が突然出てきたり。でも全体から見ると自分にしか見えないであろう景色が見えてくるような。そんな感じがやりたかったのかなと思います。
gallop『石飛びこむ 鯉浮きあがる』

個々の思考と集団による思考、過去と未来、経験と直感。
相反するものさえ複雑に絡み合い、容易にひとつの形にはならないもの。
前作『ユートピア』では理想の場所を模索する姿を通して、現状に対する違和感を描いたgallop。今回は「白夜」をモチーフに新作パフォーマンスを上演します。

公演時期:2019年1月17日(木)~ 2019年1月20日(日)。会場:人間座スタジオ。

gallopの作り方

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gallopにおいて、構成や演出はどのような形で決まっていくのでしょうか。
伊藤 
再結成してから2回しか作品を作っていないので、こういう風に作っていますっていうのはおこがましいんですけど、去年の「ユートピア」は9年ぶりだったのでほぼ初めての制作に近かったんです。それにメンバー同士も離れた場所に住んでいたので、稽古期間の間に長いインターバルがありました。だから、4人それぞれが自分のやりたい構成を固めて、それをみんなで試してみるっていう決め方をしたんです。それぞれの案について一定期間具体的に稽古してみて、その後どれがいいかというのを決めようという計画だったんですけど…殺し合いみたいになっちゃうじゃないですか。
__ 
おお。
伊藤 
皆、自分の構成が一番いいと思ってるから、他の人の何が良くないかということを話し始めちゃって、それは結果的に作品にとっては生産的な時間にはならなかった気がする。だから、今年はそれはしないでおこうということになりました。今年のピース作りは序盤から結構うまく進んでいました。「こういうことがやりたい」とか「こういう景色が見たい」とか。稽古の後半期間で、構成の最初からの流れが「こういう感じになるよね」という風に決まっていきました。去年のユートピアでは劇場に入ってもラストシーンが決まらないみたいな事もあったけど、今回は稽古時間の使い方が全然違ったなと思ってます。
__ 
去年は泥沼化していたのを、今回はふんわりとした同意を大事にしたということなのかな。
伊藤 
いや、「ユートピア」での泥沼化みたいなんを、めっちゃ悪かったとも思っていなくて。「まあまあ、こういうことにもなるだろう」って。でも限られた時間を生産的な方向に活かそうと思うと・・・それと、今年も何となく「ふんわり」というよりかは。
__ 
ええ。
伊藤 
ピースがたくさん出てきた時に、それを構成の頭から組立ててみたら、何となく4人とも「これ以上のものはない気がする順番」、私たちに今出すことのできるピースや景色の構成が見えてきて。これ以外はないね、うんうん、となったんです。公演の1カ月位前にぴたっと一致して、帰り道で木村君と「なんか決まったなぁ」と言い合ってました。少なくとも「白夜」的なイメージに、4人で一緒に着地できる場所を見つけられたのかなと思います。
__ 
そういう状況に至る稽古場はとても難しいんじゃないかなと思いますよ。

__ 
gallopの稽古において、どのようなことが起きてほしいですか?
伊藤 
ちょうどそんなことを横浜で話していたんです。私はパフォーマンスをやるにあたり、私たち自身にも魅力がないといけないんじゃないかなと思っていて。パフォーマンスでは演劇とはまた違う形での魅力みたいなものが必要なんじゃないかなと。演劇は役を演じているから、俳優そのものだけというより、そこに「役」ってものも入ってきている。パフォーマンスでは、自分たちがどういう私生活をしていて、どういう場所に立脚しているか、その人がどのようなチャレンジをしているか、その強度とか必然性をもっと重要視してもいいのかなと思っています。
__ 
その人に宿っている魅力というのは、舞台に上がったら一瞬でわかりますからね。
伊藤 
そうですね。演劇だったら役柄や台詞を武器として戦うこともできるけど、パフォーマンスの場合は自分自身に由来したり、まとわっていたりするものがどうしても使われることになる気がしていて。私自身、「この人、なんか見ちゃうな」ってなるにはどうすればいいのかなと考えています。それをハシゴにしたら、もっと本質的なところに入っていけるような気がしています。
__ 
逆に演劇だと、その人自身の人柄というものを持ち出すのは観客としてはあまり良くないかなと思ったりするんですけどね。
伊藤 
演劇だと、役と俳優っていう全然違う別の軸を生きてきた2人が出会うところを観たい。と思うと、その人自身のことを言われても・・・と思うのかもしれませんね。

質問 にさわまほさんから 伊藤 彩里さんへ

__ 
前回インタビューさせていただいた安住の地の俳優、制作者のみさわまほさんから質問を頂いてきております。「最近見た夢の話を教えてください」。
伊藤 
夢の話ですか、何か見たかな。一時期、夢ノートをつけてたことがあったんですけど、人とメールしてた夢を書いたせいで現実とごっちゃになったことがあったのでやめちゃいました。
__ 
危険ですね。
伊藤 
一番最初に書いた夢は、広い芝生に立っていて、なんじゃこれはと思っていたら天井の方にも芝生が広がっていて。そしたら視点がぐーっと上の方にあがっていって、私は三角定規みたいな角度の芝生の間に立っていたって夢でした。
__ 
聞いてて思ったんですけど、人間って古代から夢を見てますけど、映像技術って夢が一番最初だったのかなと。人間には映像についての本能があるかもしれない、そう考えると不思議だなって。
伊藤 
ああ、そうかもしれないですね。夢を再現するために映像が出来たんかな。

寺町二条

__ 
演劇を始めたのはいつからですか?
伊藤 
私は高校の演劇部からでした。それまでは演劇ってものは全然知らなくって、大勢の人の前で喋ることも苦手だったんです。友達に誘われて高校の部活の説明会に行ったら、演劇部が出ていてて、なんとか新入部員を勧誘しようと頑張っていました。「オペラ座の怪人」の稽古をやっていて、その中で、セリフを読んでみようっていうちょっとした体験コーナーがあったんですよ。私は、こんな恥ずかしいことはようせん、と思ってました。絶対この部活は向いてないやろうと思ってたんですけど、「じゃあ明日、部活のボックスで待ってるね」と言われて…行かなあかんかな、と、正直に行ったのが最初でした。それからあれよあれよと部員になり、その年に役者デビューもさせてもらい。右も左も分からないまま始めたのがきっかけです。
__ 
高校からだったんですね。
伊藤 
具体的に続けていこうと思ったのは、芸術センターで「Jericho」という作品を観た時でした。松田正隆さん作、三浦基さん演出で、内田淳子さん出演の。それを高校生の時に観て、「ああ、こういう演劇もあるんや」と思ったんです。あと、私が高校3年生の時に作った作品を森山直人先生が面白いとおっしゃってくださったんです。それで、京都造形大学に行ったらこういう舞台をやれるのかなと思って。
__ 
それはどんな作品だったんですか?
伊藤 
「寺町二条」というタイトルで、2組の女子高生の話です。寺町二条の交差点は道路と道路が斜めに交差する感じになってるんですけど、実際にそこにある、朝の開店前のレストラン前と、真夜中のコンビニ前での会話。4人は一応知り合いなんだけど劇中では朝の2人と真夜中の2人は交わらない。共通の友人がいるんだけれども来る気配はない。梶井基次郎の「檸檬」と、高村光太郎の「レモン哀歌」が引用される作品でした。私が高校生だったとき寺町二条には、「檸檬」の主人公が丸善に持っていくレモンを買った果物屋がまだあったんです。
__ 
めちゃくちゃ高度な話じゃないですか。そりゃ面白いわ。
伊藤 
長いセリフはあまり書かなかったです。「うん」とか「あぁ」とかのセリフで、日陰に入るか入らないかの駆け引きをし続けてるみたいな。「Jericho」を観たあとでめっちゃ頑張ろう!と思ってたのもあったなあ…。顧問の先生に助けてもらいながら作りました。

「わたしじゃない」

__ 
6月の「わたしじゃない」について少し伺えればと思います。この作品は、以前アトリエ劇研で上演した記憶がありますが。
伊藤 
そうなんです。前回の出演者である増田美佳さん、三田村啓示さん、私に加え、今回はさらにもう1人加わるんじゃないかという話をしています。東京でも上演する予定です。出演者の方からもこういうことをやりたいっていうアイデアが出てきたりしてるので、新しいことにもチャレンジしたりするんじゃないだろうかと思っています。
__ 
カメラオブスキュラを使った演出ですよね。室内の、映像灯ではない明りを用いた映像という事で、その場の空気感が如実に反映されるんですよね。それがすごく面白いなと思っていて。
伊藤 
5月後半ぐらいから稽古が始まる予定です。東京で上演して、京都に戻ってくる予定です。木村君が演出と、テキストの翻訳をするんです。出版されている「わたしじゃない」の翻訳は女性の言葉で書かれてるんですが、三田村さんが演じることを想定して、フラットな言葉に置き換えるように翻訳し直してくれてました。
__ 
あの独特な空気感がもう一度見れるのが楽しみです。

軟着陸

__ 
一つの物語演劇ではなく、ピースで構成されたパフォーマンス作品を構成演出するにおいて、複数のパフォーマーの間で「これがいいよね」という同意が同時に出来たということに、何か重要なものを感じるんですよ。例えばそれは「勢い」というものではないか。
伊藤 
勢い。
__ 
ある1人の演出家によるイメージがメンバー全員から同意された時、作品そのものにエネルギーが宿り、傑作として立ち上がるという事がやはりあると思うんですよ。でも、gallopの「石飛び込む、」の場合はトップダウンの演出家が1人いたわけではなく、しかし4人が「これだよね」という合意に着地したということに、強く惹きつけられるものがあります。
伊藤 
私もそう思う、これだよね、となっていったのはすごく変な時間だったなと思ってます。なんであんなにスムーズだったんだろう。
__ 
例えばメンバーのうち1人が、自分のやり方やイメージに強いこだわりを持っていたとしても、それがうまく共有されなければ動かないじゃないですか。
伊藤 
そうですね。
__ 
他のメンバーに、まるで決定事項であるかの如く意思を強く伝えようとしても「そんな事聞いていない」となるわけじゃないですか。根回しと言うか調整や呼びかけをしないといけないんですよね。
伊藤 
そうですね、事前の打合せとか裏会合みたいなのを必要だったりとかはしますよね。再結成からまだ2回目ですが、演出家が1人の方がスムーズに決まっていたんだろうなと思います。同じ事をひとつ決めるにも、全員の歩調が合っている事を確認しながら進むからめちゃくちゃ効率悪いなとは思います。
__ 
そうなんですよね。全員で同じ段階を、例えば1人が一つ飛びにならないようにする。チームプレイだなと思います。
伊藤 
皆がある程度バラバラの方向を見ているけれども、共有するところも多々あってみたいな。これを繰り返していくうちにもっと面白いものが生まれてくればいいなと期待しています。
__ 
お互いの懐に、ちょうど良く踏み込むのがきっと重要なんでしょうね。
伊藤 
そうですね、拒否とか否定ではなくてちゃんと批評をする。「これは面白くない」と一瞬で蹴る事は出来るけど、そうしないように気をつけています。どれだけ馬鹿馬鹿しいことを提案されたとしても、普段の私なら絶対やりたくないような事だって一度はやってみて、その上で改めて自分の意見を言う。そういう風にやってくのが大事なのかも。

同じ方向

__ 
今後、どんな感じで攻めて行かれますか。
伊藤 
横浜で話していたのは、メンバーの間で共通する基礎的な身体性を作る稽古をしてみてもいいかなと。一瞬、全員が同じ方向を向く、そんな光景を作り出せるような。変な例えですけど、朝顔を育てる経験が必要なら、馬鹿馬鹿しくても朝顔を育ててみる。私には私なりの朝顔の育て方があって、木村君や三鬼さんのやり方もそれぞれあって、きっと朝顔に対する感想も違う。でも朝顔を育てた結果、なんか「分かるわー」と、共通するような部分も生まれる、みたいな。今はバラバラの状態だから何か共通の経験とか体験をやってみて、その上でメンバーの方向性がどういう風にバラバラなのかを考えてみるのもいいのかなと思ってます。今年は葵マコちゃんがお休みなので、また作品や作り方も変わるかもしれないんですが。
__ 
なるほど。
伊藤 
私は何年か舞台に関わってなかった時期があったんですけど、ここ何年かまた色々な方からお声をかけていただいたりして嬉しいです。今年は8月にはカイテイ舎の公演も予定しているので、もしよかったらそちらの公演と、その後のgallopもぜひいらしてください。
__ 
ありがとうございます。楽しみです。

二人静

__ 
今日はお話を伺いたお礼にプレゼントを持って参りました。
伊藤 
ありがとうございます。
__ 
おやつかな。(開ける)あ、可愛い。見たことない。これは和三盆のお菓子?ありがとうございます。

にさわさんの最近

___ 
今日はどうぞ、よろしくお願い致します。安住の地の俳優・制作者、にさわまほさんにお話を伺います。にさわさんは最近、どんな感じでしょうか。
にさわ 
よろしくお願いします。最近は集団迷子の制作と、安住の地の次回公演のオーディションの準備をしていたりしています。
___ 
お忙しいんですね。
にさわ 
公演終わって少しは暇になるかなと思ったんですけど、全然忙しかったです。休みの日の方が動いてるかもしれません。
___ 
休む暇もなく。
にさわ 
ちょいちょい休んでます。
___ 
演劇以外ではどんな感じですか?
にさわ 
最近、着物が好きで。休みの日に着物でその辺に出かけたりしています。メンバーにはまだ言ってないですけど、こそこそ着てます。
安住の地
2016年7月に結成。京都を拠点に活動。
安住の地のラジオ「の地ラジ」
Twitter @nochiradio

安住の地「ポストトゥルースクレッシェンドポリコレパッショナートフィナーレ」

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安住の地の「ポスト」・・・覚えさせる気がないと評判のタイトルですね。メンバーの皆さんは覚えたんでしょうか。
にさわ 
そうですね、最初は全然覚えられなかったんですけど、だんだんと呪文みたいに言うのが楽しくなってきて。最初は「ポスコレ」って略してたんですけど。このタイトル、まずどういう意味だろうと思ったんですけど、意味は特にないということでした。かっこいいという印象を受けたメンバーも多かったです。プリキュアの必殺技です、って会う人会う人に言ってました。最後ビックリマークだし。
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「ポスコレ」、大変面白かったです。複雑な演劇作品でした。他の出演者と同様、にさわさんも複数役を演じられていましたね。
にさわ 
私は、お母さん役と女子高生役でした。他の人がもっと役は多かったので、大変だー、って。
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複数役なのに、あんまり衣装を変えずに演じてましたよね。普通はちょっと、布や帽子とかを使いますよね。
にさわ 
一応、見てて目印になるような物を役の切り替わりとしてつけてはいるんですが、場面で連続して出ている人とかもいるので、アイテムを変えるので精一杯みたいな。
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それにしては混乱は少なかったように思います。
にさわ 
今回はあんまり混乱しなかったという声がアンケートには書かれていました。どうしてなんだろうと思ってたんですが、それぞれの役が境遇が違ったり世界線が違ったりしていたからかも。
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その辺りもなんだか不思議と、作品の内容と絡んでるような気がしたんですよ。もちろん衣装を変えて「これは違う役ですよ」と宣言するのは効果的な演出だと思います。ですがそれをあえてせず、しかしてアノニマスな味の衣装でもなく、しっかりオシャレで可愛い特徴的な衣装。で全く違う別の役を演じている。そこには何かの暗示があるような気がする。というより、何らかのメカニズムがあるような気がしますね。演技の説得力の方が勝ってたんですよね。
にさわ 
そういうところが小劇場演劇っぽいんですよね。ウチは。そういうところにアナログさが出るのが。早着替えでも何かの効果でもなく、演技の力でやろう、というのが。
ロームシアター京都×京都芸術センター U35創造支援プログラム”KIPPU” 安住の地「ポスト・トゥルースクレッシェンド・ポリコレパッショナートフィナーレ!」
会場|
ロームシアター京都
住所: 〒606-8342京都府京都市左京区岡崎最勝寺町13 https://rohmtheatrekyoto.jp/access/ 

公演日程|
2019年1月
17日(木)19:30
18日(金)14:30 / 19:30 
19日(土)14:30  / 19:30
20日(日)11:00 / 15:00
受付開始は各回45分前
開場は30分前

料金|
一般:3,000円 当日:3,500円
U25:2,500円 当日:3,000円
高校:1,000円(前売・当日一律)

出演|
中村彩乃 森脇康貴 日下七海 にさわまほ 山下裕英
武田暢輝 柳原良平(ベビー・ピ―) タナカ・G・ツヨシ
【映像出演】ぶんけい(パオパオチャンネル)

スタッフ|
作・演出:岡本昌也・私道かぴ
舞台監督:平林肇
舞台美術:森脇康貴
音響:椎名晃嗣(劇団飛び道具)
照明:河口琢磨(劇団飛び道具)
映像:岡本昌也
衣装:大平順子
宣伝美術:岡本昌也・日下七海
イラスト提供:JewelSaviorFREE(http://www.jewel-s.jp/)
物販:大平順子・日下七海
制作:安住の地
制作協力:渡邉裕史(ソノノチ)
ライター:朴健雄 一人静
カメラマン:中谷利明 大平順子
メイク:篁怜
協力:CoRich舞台芸術!・劇団飛び道具・鍵山千尋
主催:安住の地
共催:ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団) 京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)・京都市