「ROBC」

__ 
今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントを持って参りました。つまらないものですが・・・
ボブ 
いえいえ。
__ 
今回は本当に、役に立つかどうか分からないんですよ。
ボブ 
いえいえ。この世には役に立たないけれども素晴らしいものはたくさんありますから。
ダイチ 
(開ける)なんですかこれは。
満腹 
これは。
ボブ 
おっ。すごいじゃないですか。
ダイチ 
なるほど。
満腹 
おっ。
ボブ 
こう並べて・・・「CORB」
ROBC 
コーブ。
一同 
(笑う)
ダイチ 
いやいや、こういう事ですよね。「ROBC」。
ボブ 
ロブカールトンですね。
__ 
本当は「ROB C.」となるように、コンマが欲しかったんですが無かったので。申し訳ありません。
ボブ 
いやいいですね、これ。事務所作ったら飾りましょう。

タグ: プレゼント(インテリア系)


部室さんとBOXくん

__ 
今日はどうぞ、よろしくお願いします。最近、木下さんはどんな感じでしょうか。
木下 
今は仕事をしながら芝居をやっているので、バタバタしています。最近は「部室さんとBOXくん」の準備ですね。
__ 
あ、そうなんですね。そういえば、短冊ストライプは遠距離劇団だそうですが。
木下 
そうなんです、相方のごまみんとは北海道に行ってしまいまして。でも、毎朝skypeでやり取りしながらお互い動いてますね。
__ 
心が離れたり、とかは無いんですか?
木下 
これが3人以上ならぼっちみたいになったのかもしれないですけどね。二人の腐れ縁だからこそ、長い事出来るのかもしれません。劇団員やお手伝いは常に募集はしてるんですけどね。コンビやと周知されているんですかね。
短冊ストライプ
短冊ストライプは、ごまみんとと木下健による演劇企画ユニット。ごまみんとの企画により2006年夏から公演の度にメンバーを集めていたが、2010年4月にユニットとして再編成。目的のために演劇をするのではなく、演劇を手段として活用し、人と人が出会う場を提供する。仕事も本気、芝居も本気、世の中のこれからを考えながら活動中。(公式サイトより)
部室さんとBOXくん
公演時期:2015/5/16。会場:大阪中津 Live house Vi-code。

タグ: 相方


僕らの恩返しってなんだろう

__ 
「部室さんとBOXくん」中津vi-codeですね。どんなイベントにしたいですか?
木下 
実はこのイベント、3年半振りに開催するんですよ。その時以降、僕らとしては波に乗れた感じなんですね。「サクゴエラボラトリー」というイベントも開催出来たり。
__ 
「サクゴエラボラトリー」は私も拝見しました。決勝戦を見ました。面白かったです。
木下 
ありがとうございます。短冊ストライプとして、社会人になってからのすぼみ方がヤバかったんでそう言ってもらえると嬉しいです。僕らがその、学生劇団に凄く世話になっていて、あの時が一番楽しかったと思い込んでいるんですね。じゃあ、逆に恩返し出来るのってなんだろうと。
__ 
ええ。
木下 
その後僕らも色んなイベントとかに出たりしているんですが、広がった人脈をもう一度生かして、最後に恩返しする事が出来ないか、と。そういう事で、僕らは遠距離で離れているけど、今回のこのイベントをやろうやと。
__ 
なるほど。
木下 
そこに学生が来たら、「こんな先輩がおるんや」、「僕も頑張って演劇を続けよう」と思ってくれるかもしれないし、反対のことを思うかもしれないし。OBの方々に対しては、「あの頃は楽しかったな」、「こんな尖った若手おるんか」とか思ってもらいたい。なによりその日を楽しんでもらえたらいいなと思ってます。前回は講演会みたいになってしまったんですけど、今回は部室の雰囲気を作りたいなと。しゃべり場みたいな雰囲気が作れたらいいよねという話をしています。とは言っても、前回はきちっとしたイベントだったんですけど、今回は下らない事を真剣にしよう、という話をしていますね。

タグ: 人脈を繋げる イベントの立ち上げ


下らない事を全力で

木下 
学生時代って、そういう時代だったと思っているんですよね僕は。何の根拠もなく「オレは正しい」とか、先輩ぶってみたりとか。少なくとも僕と僕の周りはそんな感じだったんです。まあ結局、楽しんでもらえればそれでいいんですよね。
__ 
下らない事を全力でやるパーティー。盛り上がったらいいですね。
木下 
まだ何をやるかとかは言えないんですけど、盛り上げたいなと。
__ 
敬意を払いあえるような関係が築ければいいなと思うんですよね。芝居を辞めていくにせよ、何にせよ。
木下 
僕も大学を卒業前後はなかなか芝居が出来なかったんです。やっと関わりだしたのが入社して3年掛かってたんです。まあ見には行ってたんですけど。土日は絶対出勤の職場なので。大体土日が稽古なので、ムリなんですよね、仕事柄。でもどうしてもやりたかったんですよ。卒業後に演劇をやるにしても25歳ぐらい迄続けて終わってしまう人が多いと思うんですけど、芝居を辞めて行った人が、芝居を続けている人に対して、「何やまだ芝居続けてるんか」とか思われても続けるべきやと思うんですよ。
__ 
それは何故ですか?
木下 
個人的には、辞めていった達が後悔するぐらい凄い事をしたいと思ってるからですね。結果を出したいというか。小劇場ってやっぱり結果じゃなくて過程を見られがちだと思うんですよ。それはめっちゃ良い事でもあるし、悪い事もあるなと思ってて。やっぱり結果を出さないといけないんかなと思いますね。

学生時代の無茶な事

__ 
学生時代の無茶な事、ですね。興味があります。
木下 
学生の頃はむちゃくちゃやってました。とある野球漫画の舞台化をやった時、森ノ宮プラネットホールに入りきらないぐらいお客さんが入って。それが学生時代のピークでした。「それかん」ていう阪神間の学生劇団の有志を募ってやりました、短冊ストライプのピークです。
__ 
今はどんな事をやりたいですか?
木下 
アホな事を真面目にやって、共感を得たいなと思っています。個人的な目標は、プラン9の本公演に出る事、咲くやこの花賞を取る事。頑張ったら、ムリじゃないんやなと思っているんですよ。可能性はあるんや、きっと、と。
それかん
阪神間の学生劇団が一同に会する飲み会、年間約5回開催。『それいけカンゲキ大作戦!』という、各団体の公演情報を記載した広報紙なども発行していた。現在では多い時に100人以上が集まり、終盤には参加団体により公演の宣伝を行う。今では、大学間を越えたプロデュース公演のキッカケの場ともなっている。

僕の可能性

__ 
小劇場で演劇を続ける。とても難しい事の一つだと思うんですよ。サクゴエラボラトリーには一つの可能性を感じましたよね。二人芝居のコンクールって、興味を引きやすいと思う。今やっていないのがちょっと悔しいですね。
木下 
札幌で復活したいなぁ、と相方と言ってます。関西では色々事情があってもう出来なくなって。本公演は去年、無理からやったんですが大分と大変やったし、相方も札幌にいるんで、次は厳しいですね。だからこそ「部室さんとBOXくん」から何か次のキッカケを掴みたい、と思っています。
__ 
なるほど。
木下 
でも二人だけだと動けないというのがあって、ちょっとどうしたものかな、と。そう、実は僕、今度FM千里で子供さん向けの朗読番組に出演させて頂ける事になって。ご縁を頂けて。
__ 
あ、そうなんですね。
木下 
一人芝居のトライアル枠の稽古をしていた時に、朗読会の代表の方に偶然見て頂いて。そこからお話を頂きまして。
__ 
人の縁という奴ですね。
木下 
そうですね、屋外で練習をやっているからこそ、という感じでした。
__ 
意気込みを教えて下さい。
木下 
生放送らしいんですが、その現場がオープンで、実際見に来られる子供さんもいるという事なんで、泣かれないようにしたいと思います。顔が怖いので。

出会いが待ち受けている

__ 
過去の交流会で、どんな実りがありましたか。
木下 
僕らで言ったら、サクゴエラボラトリーが開催出来たという事。個人的には劇団を卒業された方とその劇団の現役生が飲んでたのを見たり、参加して出会った事がキッカケで、次の舞台で共演されている事がかなりあったり。世代が離れるとこういう交流は無いと思うので、そういう出会いがあったら嬉しいですね。それを、もっと劇団の枠や世代を越えた交流が出来たらなと思っています。憧れの人と話せたというのを見ると、僕としては嬉しいですね。
__ 
なるほど。定期的にやれたらいいですね。
木下 
そういう声は色んな方面から伺っているんですけど、なかなか・・・僕らもさすがに29歳とかなので。大学の後輩との交流も厳しくなってきて。だから今、このイベントをやってくれる後輩を探しているんですよ。僕らの良いところは引き継いで、悪いところは改善してくれるような。

質問 衣笠 友裕さんから 木下 健さんへ

__ 
前回インタビューさせて頂いた方からの質問を頂いた方からの質問を頂いてきております。衣笠友裕さんからの質問です。「人を笑わせるための姿勢が何かあれば教えて下さい」。
木下 
僕は、これというのが一つありますね。押して押して、一歩も引かずに押し続けると。一歩も引かずにやり続ける、みたいな。
__ 
なるほど。
木下 
僕はそこですね。引いて良かった事はあんまりないですね。僕が引く時は演出から指示された時だけです。
__ 
自由にやれたらいいですね。そういう運びになったらいいですね。

押して押して、押し続ける

__ 
押して押して、押し続ける・・・接客業としてはどうでしょう?
木下 
(笑う)仕事になると、必ずしもそうではないですね。それでは結果が出ないこともあるので・・・ああ、難しいな。
__ 
舞台上での演技は商品を売っているんだとするなら、役者は自分の演技を理解している、という前提があると思いますが、いかがですか?
木下 
僕やったらあえて、隙を見せますね。どっちかというと下らん話をして、僕の事を知ってもらって。ああ、僕仕事めっちゃ好きなんですよ。ある程度話して、仲良くなって、楽しく買ってもらうという。
__ 
なるほど。それは販売店員としては完成形の一つでしょうね。
木下 
僕のテーマとしては、シュッと来られたお客さんに対してはシュッと返したり、それで上手くいかない場合も何度もありますけど。
__ 
やっぱり、販売の技術としてあるんですね。

したい事が出来る内にやっておく

__ 
これから舞台を始められる方に一言お願いします。
木下 
色んな人の話を聞いて、まず自分が、面白い、正しいと思う事をやってください。
__ 
今後、どんな感じで攻めていかれますか?
木下 
学生劇団に所属している後輩らには「部室さんとBOXくん」に沢山来てほしいですね。見るイベントじゃなくて、人と人が出会うイベントなので。個人的にはラジオがその前にあるんで。こっちで短冊ストライプとしてアクションを起こせるのは僕だけなんで、好きな劇団に出演出来るようになりたいですね。したい事が出来る内にやっておくのが僕の生き方だと思っています。

カラフルな付箋

__ 
今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントを持ってまいりました。つまらないものですが。
木下 
ありがとうございます。大きいですね。(開ける)うわ、めちゃオシャレ。めっちゃシャレてるじゃないですか。

タグ: オシャレをしよう


fukuiiiiii企画「歪ハイツ」

__ 
今日はどうぞ、よろしくお願い申し上げます。最近、衣笠さんはどんな感じでしょうか。
衣笠 
よろしくお願いします。最近は、大学の卒業前なので引っ越しの準備とかで忙しいです。
__ 
京都を出る準備ですね。後顧の憂いなく旅立ってほしいですね。
衣笠 
そうですね。もう会えない人もいるのかもしれないので、少し寂しいです。
__ 
衣笠さんは京都造形大なんですよね。大学での思い出を教えて下さい。
衣笠 
お芝居の勉強を4年間やってきて。色んな人たちと一つのモノを作るという事の大変さを毎回のように痛感していました。あまり、大学の外で遊んだりとかはほとんどありませんでしたね、海に行ったりとか。
__ 
そうなんですね。
衣笠 
でも、普通の大学生とはきっと違って、中身のある4年間だったと思います。作品製作の中で楽しい事を見つけたり、人間関係を作っていったりとか。
fukuiiiiii企画「歪ハイツ」
公演時期:2014/2/14~15。会場:元・立誠小学校。

タグ: 出立前夜 引っ越し


あくまで想像でしかないけれど・・・

__ 
fukui企画「歪ハイツ」。とても面白かったです。衣笠さんのやっていた役が、アパートの住人たちを洗脳して陰惨なリンチを繰り広げさせるというとんでもないサイコ野郎でしたね。見ていて怖かったです。
衣笠 
ありがとうございます。僕もやっていて怖かったですね。
__ 
ご自身でも?
衣笠 
終わってから色んな人に「キヌって怒ったらあんな感じよな」って言われて。そんなワケないて否定するんですけど、役にハマってたと。これは自分はちょっと危ないんちゃうかなと思うんですけど、でも反面やりやすかったんですよ、確かに。何でやりやすかったのかは分からないんですけど。それが良い事かどうかも分からないですけど。
__ 
やりやすかったというのは、気持ちが理解出来たという感じ?
衣笠 
いや、気持ちは全然理解出来なかったです。振る舞いとか喋りがスッと入ってきて、自分の口から言葉にしやすかったんです。台本の力なのかもしれないです。
__ 
仕草とか、表情とかかもしれないですね。実はさっきインタビューしたダンサーの方が、ダンスを放棄するような踊りがしたいと仰っていてですね。自分の演技を置いてこれる、そんな演技が実践出来たという事かな。
衣笠 
もし自分がああいう立場になったらこうするやろうな、という決め付けでやってました。それだけ自分で決めつけたのがたまたま嵌ったと思うんですよ。見当ハズレだったら「やりにくかった」という感想になったと思うんです。
__ 
自分の考えとたまたま合っていた、から。
衣笠 
そうですね、人を殺した事も、人に通電した事もないので分からないんで理解はきっと出来ない。あくまで想像でしかないんですけど、ちょっとは寄せられたのかなと思っています。

タグ: 役づくりの成功


主役・脇役

__ 
造形大で学んだ事が「歪ハイツ」にどんな感じで活かされたと思いますか?
衣笠 
今回は主役でした。4年間で主役をやった事はなく、いつも脇役ばっかりだったんです。あんなに出ずっぱりなのはあれが初めてで。自分の中で、あれだけの台詞を言えるのか、2時間舞台に立てるのか。でも、主役も脇役もやる事は一緒なのでやり方を変えようとは思わなくて。で、目立とうとも思っていなかったんです。どっちもやりたいんですしね。今回の歪ハイツで言えば、主役と言えば主役ですけど、最後に生き残るのは他の人だったし。「歪ハイツ」は皆が主役だったのかなと思うようになっていて。
__ 
なるほど。
衣笠 
そういう意味で、オレが目立つぞというのはなくて。皆目立ってほしい、っていう気持ちがありました。ずっと脇役やってきたからというのもあったのかなと思います。結果的には目立ったのはあるかもしれませんが、脚本により焦点を当てられたんじゃないかと思っています。4年間の経験が、上手いこと還元出来たのかなと思っています。

タグ: オーガナイザーの企み 焦点を絞った作品づくり


二択

__ 
お芝居を始められた経緯を教えて下さいますでしょうか。
衣笠 
実は高校が、結構いい私立で、そのまま大学に内部進学で上がれたんですよ。高3の夏に試験があって、その認定も貰ったんです。そのまま行くのが、何か違うなと思いまして。はっきりとはしてなかったんですけど。そのまま大学に上がったら親しかった友達と一緒にいれるし、生活は変わらなかっただろうし。
__ 
ええ。
衣笠 
でも他のいい大学に行けるほど成績は良くなかったんで、芸能界に入るか自衛隊に入るか、だったんですよ。それを母親に言った時に、「自衛隊いいんちゃう」って言われて。
__ 
ええっ。それは凄いですね。
衣笠 
内部進学の事は自分に任せると言われてて。行くんなら自衛隊でもいいんちゃう、と。先生に相談したら「俳優を目指すならこんな所があるよ」と薦めて下さって。二週間後に面談入試があったので、受けたれ、と思って入試して。で、受かって。受かったんなら入ろうか、と。めっちゃ俳優になりたいと思ってきた訳ではないんです。

一本のインパクト

__ 
造形大に入られての印象、いかがでしたか。
衣笠 
映画学科なんで高原キャンパスだったんですけど、最初の印象は怖かったですね。やっぱり芸大なんで、難しそうな絵とかいっぱい飾ってあるじゃないですか。最初は少し苦手だったんです。難しそうやな、と。今思うと芸大の方が自由なんですけど、あの時は普通の大学のほうが好き勝手出来てたんだろうなと思っていましたね。
__ 
高原校舎は確かに、ちょっと物々しいですよね。
衣笠 
映画製作の為にみんな走り回ってて、みんなピリピリしてたんですよね。ものすごい緊張した覚えがあります。入ってしまえば気楽なんですけどね。
__ 
入学当初に衝撃を受けた作品は何ですか?
衣笠 
舞台で言えば、僕らが入学した年の五月に一本公演があったんです。先輩にあたる大西礼芳さんの一人芝居でした。大学で見る初めてのものだったんで、その時のインパクトは凄かったです。生で先輩が芝居をしてる、ああ、こうなれるんやという期待が湧きました。

タグ: 衝撃を受けた作品


何も決まってないけれど・・・

__ 
しかし、よう東京に行く決意を固められましたね。
衣笠 
いえ、でもあまりまだ何も決まってなくて。一昨日まで東京に行ってたんです。今までの自分の出演をまとめたDVDと写真と手紙をまとめて、色んな事務所に行ってきました。オーディションをしてない事務所にも行って、「一度でいいのでお話させてください」って、これだけ預かって貰えないでしょうかと。やっぱり厳しいなという手触りで、多分見てもくれへんやろうなと。もちろんオーディションのある事務所さんにも相談させて頂いているんですけど。
__ 
手応えが無かった?
衣笠 
そうなんですよ。
__ 
まあ、受付の人はそうなるでしょうね。いい結果になる事をお祈りしています。

いつも

__ 
いつか、どんな演技が出来たらいいと思われますか?
衣笠 
あんまり、お手本にしている俳優さんとかはいなくて。どんな方を見ても凄いな、この人はこんな演技も出来るんやと思って見ていて。最終的に、この人の芝居は何やってもこんな感じ、というんじゃなくて、色んな役に挑戦していきたいです。そうした中で、自分の引き出しが増えればいいなと思っています。最終的にこうなりたい、というよりかは、どんどん違う方向に進んでいきたいと思っています。こんな役もやれるんや、と思われたいですね。
__ 
ご自身の演技を見てもらった方に、こう思ってもらいたいとかはありますか?
衣笠 
小学校以来会っていなかった友達が舞台を見に来てくれた時、「自分やと分からんかった」って言われた事があります。
__ 
おおー。
衣笠 
それは十何年と会っていなかったから、そりゃ分からんやろうという話で終わったんですけど。今後、色んな人に顔を覚えてもらって、作品を見てもらった後に「君やと思わんかった」と言ってもらえたらなと思います。
__ 
「いつも同じ」と思われたくない。
衣笠 
そうですね、僕は結構、変な役ばかりやりたがるんですよ。

タグ: 「いつも同じ」と思われたくない 覚えてもらう


こういう映画が、自分にはガツンときます

__ 
変な役をやりたい?それはまさに「歪ハイツ」のような?
衣笠 
そうですね、何か、ピュアな恋愛モノというよりは、ドロドロとした作品の方がやりたいのがあって。あと、物凄いアホみたいなコメディもやりたいし。そういう方に興味が行ってますね、いまは。結構、自分で言うと恥ずかしいですけど恋愛とかそっちに行きやすいと言われがちなんですけど、僕自身は全然そっち向きじゃなくて。
__ 
なるほど。
衣笠 
映画とかを見ていて、「こういう役がやりたい」と、ちょっと悩むぐらい思ったりしてますね。
__ 
具体的に、どんな映画ですか?
衣笠 
「クラッシュ」という洋画で、ある交通事故を基点にした群像劇です。事故の当事者や、たまたまそこに居合わせた人たちが事故の前後の過程を描いた作品です。全員普通の人たちなんですけど、どこか変わった性癖があったり家庭事情があったり人種差別があったり。主役という主役はいないんですけど、凄く広い世界を見ている気がして。
__ 
その世界の臨場感がある、そんな感じかな。
衣笠 
そうですね、主役がバッチリ決まっている映画ってその人を主軸に見ているんですけど、クラッシュみたいな映画は誰にも感情移入せずに、一人一人の感情とか思いをちょっとずつつまみ食いしていく感じがしていて。別に、登場人物達の話という感じじゃなくて、こういう世界があるよね、という提示なんですよね。人ってこうだよね、という感じで終わっていくんです。そういう映画が、自分にはガツンときます。

タグ: 恥ずかしいコト 群像劇


質問 松永 渚さんから 衣笠 友裕さんへ

__ 
前々回インタビューさせて頂いた、松永渚さんから質問を頂いてきております。ちなみに衣笠さんは俳優以外にも映画監督と舞台の演出をされるんですよね。
衣笠 
監督は3回生の頃に1度。演出は4年間で3回だけしました。
__ 
そこで「演出家と役者、監督と切り分けられていると思うんですが、ご自身の気持ちの違いがあれば教えてください。」
衣笠 
俳優をする時は出来るだけ下っ端でいこうと思っています。言われた事をやりながら、たまに反発しながら。そうやって演出と戦っていこうと思っていますね。でも監督とか演出をする時は下っ端では出来ないので。出来るだけ人の上に立っているという意識を持っています。大学で舞台をやっている時は、やっぱりプロではないので。出てもらう役者それぞれが、ちゃんと今後の役者としての生活に影響を与えられるような演出をしていかないといけないなと思っていました。
__ 
それは、良い影響?悪い影響?
衣笠 
多分、悪い影響も与えているとは思うんですが(笑う)僕も含め成長途中なんで。後輩の子達が出た時は、その成長を促せて、もっと飛躍出来るように。結局はライバルを育ててる感じになっちゃうんですけど、それぞれの芝居が上手くなっていっているのを見ると嬉しくなりますね。