kamehouse9esuohemak / 失敗を巡る散歩

__ 
今後、どんな感じで攻めていかれますか。
亀井 
今後は・・・そうですね。本当に、やった事のない事をやっていきたいです。それは先輩がやってきた事かもしれないですけど、僕がやった事のない事を発掘したいんです。カメハウスは、僕の見てきた事・感じた事がすごく反映されるんですけど、僕の人生が豊かなら面白くなるんじゃないかと思います。
__ 
なるほど。
亀井 
大阪で成功したら東京にいく劇団や人は多いですけど、僕はもう大阪でいい感じに安定して盛り上がれたら、東京ではなく海外に行きたいんです。全然違う文化に触れたいんです。劇団員にも同じ事を言ってるんですけど、「またまたー」って躱されてますね(笑う)。どうせ行くなら、日本人かよって言われるぐらい関係ない世界に一回行ってみて。それで手法も変わっていくと思うんです。常に安定したくはないですね。
__ 
安定した自分ではいたくないと。
亀井 
吸収したいんですね。僕が見ている情景って、僕の五感からきた経験から来ていると思うんですね。それは日本の中で蓄積されたものだから、それが海外だったら、どうなってしまうんだろうという。これも実験ですね。好奇心が抑えられなくて、稽古場でも絶対失敗するような演出をやってみる。失敗するんですけど、それを僕は見たいんです。
__ 
海外か・・・。失敗すると分かっていても、行かずにはいられない。実験せずにはいられない。
亀井 
周りは失敗すると言うんですけど、でも僕は失敗をしたいんだと思うんですね。面白くない芝居だと分かっていても、それでも真剣に作れる人になりたいです。

「CANNABIS WORKS」

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今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントを持ってまいりました。
亀井 
ありがとうございます。これは・・・僕、こういうの好きなんですよ。
__ 
LindaCubeのイラストレーターさんの作品集です。
亀井 
こういう世界観、好きです。


THE ROB CARLTON「ELDER STATESMAN'S GARDEN」

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今日はどうぞ、宜しくお願い致します。本日はTHE ROB CARLTONの皆様にお話を伺います。早速ですが、ご近況を伺っても宜しいでしょうか。
村角太洋(以下、ボブ) 
最近はもっぱら、次回4月公演の「ELDER STATESMENT'S GARDEN」の稽古ですね。
__ 
来月4月にHEPで上演する予定なんですよね。チラシによると庭についての作品という事ですが、まず、何故今回は「庭」がテーマなのでしょうか。
ボブ 
次はHEPホールという事ですので、広い空間を生かせられないかと思いまして。そこから庭が出てきたんです。
__ 
そうなんですね。THE ROB CARLTONは毎回、舞台セットに気合いが入っていますからね。やはり庭のセットが出てくると思うのですが、まずそのあたりが楽しみです。
ボブ 
ありがとうございます。毎回毎回進化していっていますね。出来上がりが楽しみです。
__ 
作品の見所をひとつ教えてくださいますでしょうか。
ボブ 
今回は今までで一番出演人数が多いんです。いままで出演してくださった方にもたくさん出て頂いているので、これまでの集大成になるかもしれません。
__ 
それは素晴らしいですね。
THE ROB CARLTON
京都で活動する非秘密集団。(こりっちより)
THE ROB CARLTON 9F「ELDER STATESMAN'S GARDEN」
THE ROB CARLTON 9F「ELDER STATESMAN'S GARDEN」
歴史は、庭で作られる。
ある晴れた日 穏やかなこの庭に
多くの男が訪れることになる 無論、思いがけずに
「庭」とは時としてそういう場所である
【公演日程】
2015年4月 17日(金) 19:30~
18日(土) 13:00~ / 19:00~
19日(日) 13:00~
*開場は開演の30分前、受付開始・当日券の販売は開演の1時間前より
【会場】HEP HALL
【料金】一般前売¥3,000 一般当日¥3,500 学生¥2,000(前売り・当日共)(整理番号付自由席)
【作・演出】村角太洋
【出演】THE ROB CARLTON(村角ダイチ/満腹満/ボブ・マーサム)大石英史/高阪勝之(男肉 du Soleil/kitt)/角田行平(男肉 du Soleil)/西垣匡基(マゴノテ)/古藤望(マゴノテ)/伊勢村圭太(夕暮れ社 弱男ユニット)/渋谷勇気
京都芸術センター制作支援事業

タグ: 会場を使いこなす 世界観の作り込み


パーティーテーブルの向こう側

__ 
そういえば、ここ最近、THE ROB CARLTONの公演情報には具体的なあらすじが書かれなくなりましたが・・・今回は、どのようなお話になりそうでしょうか?
ボブ 
そうですね。今回のタイトルは直訳すると「元老の庭」という事で、時代設定としては明治時代の架空の日本です。時の総理大臣や各国の方々と、政治家たちが庭で語り合うお話になりそうです。
__ 
政治家達と庭、相性が良さそうですね。
ボブ 
調べたら、当時の元老の方々はガーデンパーティーをしたがっていたみたいで。庭をしっかり作って、園遊会を開催したい。つまり海外でいう政治サロンに恥じる事のない催しをしたいという。そうした価値観は、現代ではそこまで求められてはいないんじゃないかと思うんです。
__ 
政治家だからこそ、庭で語り合う、という事が重要だった?
ボブ 
もちろん彼らにはその先の話が何かあったんだろうと思うんですけどね。
__ 
なるほど。パーティーテーブルの向こう側に政局がある。
ボブ 
まあ、もちろん僕らのやる事ですので、お気軽にいらしていただければと思います。

タグ: 空気感を大切にした 見えないぐらい濃い交流 タイトルの秘密


庭のない時代に

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庭の魅力について、少し考えていたのですが・・・庭とは、住宅の設備でありながら同時に外部と接しているんですよね。自然と繋がっている。しかしあくまで管理は人の手で行われ、人と自然の間で揺れ動いている。これはもう、自然を加工する事によって地球を支配してきた人類にとっては、その生存戦略をなぞるような趣味と言えるのかもしれない。逆説的に。
ボブ 
そう、趣味なんです。ただ、実のところ庭って現代では中々見かけ無いんですよね。世の中にたくさんあるようで、それほどでもない。ガーデン用品というのはあるんですが、実際に使った事のある人は多くないと思うんですよ。そういう非日常の空間を、なんとか絞り出せないかなと。THE ROB CARLTONの舞台ではいつも、そういう事を思っていますね。
__ 
庭という、普遍的だが非日常の空間で。

タグ: 外の世界と繋がる


話題の「レ・カルテットトリオ」

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さて、「ELDER」については後でもう一度伺うとして・・・先日、ROB CARLOTNは大大阪舞台博覧会にも出展されていましたね。タイトルは「レ・カルテットトリオ」。幸運にも拝見出来ましたが、これも大変面白かったです。
ボブ 
ありがとうございます。良いふうにおっしゃってくださって。
__ 
コントにもミュージカルにも近い芝居でした。非常にまとまった作品でしたね。歌も非常に良かったです。ミュージカルとコントの切り替えが非常に刺激的な演出でしたね。
ボブ 
そうですね、実際どうなるかドキドキしながらやっていました。クルッて切り替わるのが単純に面白いなと思いながら作っていました。本番では照明とかもありましたしね。
__ 
そして、計算ボケ役のダイチさんのあの目つき。これが非常に良かったんですよね。下手側をあの「やったったで」的な表情で見回された度にそこのお客さんが沸いてました。
ダイチ 
あはは(笑う)
ボブ 
本当ですか。彼はボケては「どないでっか」みたいな役回りなので、それがハマっていたなら成功ですね。
__ 
もちろんです。3人の役柄が非常に考え抜かれていて、洗練されていました。あのフォーメーションは、いわば発明品でしたよ。
ボブ 
満腹が天然のボケの体で、ダイチが「ボケてやりましたで」というポジションでした。それが出来ているのであれば。
__ 
狙い通りだったのですね。何よりです。さて、初めての大阪での上演でしたが、いかがでしたか。
ダイチ 
大阪、遠いですね。
ボブ 
京都でやっているとどうしてもね。東京と距離感が似ていて、僕らも思い切りがいるところがあって。
__ 
それが、次回公演はいきなりのHEPですからね。楽しみです。
ボブ 
僕らも楽しみです。
大大阪舞台博覧会
公演時期:2015/2/21~22。会場:大阪市立芸術創造館。

タグ: 京都と大阪・大阪と京都 転調


男臭いブランデーのような

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話題は変わるのですが、今回の取材にあたり、THE ROB CARLTONの歴史を紐解いていたところ一つ、気付いた事があります。キャストに女性が出てきた事がありませんね。
ボブ 
あ、そうなんですよ。実はそうなんです。
__ 
これに関しては非常に興味があります。
ボブ 
気付いたら、男だけの集団が周りにはないんですよね。だいたい登場人物には女性が一人はいる。僕らのように、男だけというのは割と珍しい。しかし別に狙ってやっていた訳ではなくて、単純に女優さんの知り合いがいなかっただけなんですよ。THE ROB CARLTON以前は満腹が女性役をやっていた頃もあったんですが。
__ 
あ、そうなんですね。
満腹 
あれは大失敗でしたね(笑う)。気持ち悪かった。
ボブ 
キャスティングするとき、いつも「次は女性ですかね」という話が出るんですが、なんとなく流れてしまうんです。男だけで収まっている。
ダイチ 
最近もそういう話は出るけど、流れてしまう。
__ 
初の女性、出るとしたら誰なんでしょうね。さて、THE ROB CARLTONは分別ある紳士だけが出てくる「限りなくコメディに近い芝居」というコンセプトですね。そして今回は特にですが、趣を追求するという男性性が前面に出ていると。これはまあ社会的ジェンダーに掛かってくる言い方なのかもしれないですけど。
ボブ 
そうですね、しかし「男のロマン」というのはジェンダーとは関係のない、割とソフトな言葉だと思うんです。憧れと呼べるものなんじゃないかなと思う。ただ、「シガールーム」を上演した時に、あるお客様には「面白いけど、女性にはウケへんかも」と言われた事があったんですが。
__ 
しかし女性も、「男のロマン」に強く惹かれる事がある。
ボブ 
そうなんです。男性女性問わず、カッコいいものなんですよ。
__ 
女性だからこそ、永久に分からない「男の秘密」に惹かれるのかもしれない。
ボブ 
僕ら男性も、そうやって女性に惹かれているのかもしれない。お互いに、ファンタジーみたいなところがあるんでしょうね。
__ 
「スカイ・エグゼクティヴ」はまさにそうした作品でしたね。企業の重役達が専用機の内部で取引先達と交渉戦をするんですから。
ボブ 
あれはなかなか、男くさい芝居でしたね、確かに。
THE ROB CARLTON 5Fスカイ・エグゼクティヴ
公演時期:2013/3/29~4/1。会場:元・立誠小学校 音楽室。

タグ: ロマンについて キャスティングについて コンセプチュアルな作品 男性性とは何か


質問 木下 健さんから THE ROB CARLTONさんへ

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前回インタビューさせていただいた短冊ストライプの木下さんから質問を頂いてきております。「何故、演劇を選んだんですか?」
満腹 
僕の場合、THE ROB CARLTONの前身の団体、洛西オールドボーイズからやっていて。それが終わって普通に就職して働いていたんですが、なんだか違和感というか。ちょうど会社を辞めたタイミングに声を掛けてもらって。THE ROB CARLTONに本腰を入れようと思ったんですね。彼らとなら行けるだろうと。
ダイチ 
僕は実は何でもよくて。人が声出して笑っているのを見たらめちゃくちゃ楽しいじゃないですか。元々バンドをやってたんですが、それでメシ食うというのは厳しいなと。音楽を辞めて、どうしようかなと思ってたらボブが「やるから」と。最初はただの手伝いにしようと思ってたんですが、まともに役者が集まらなかったんで。まあ、今は楽しいんでね。
ボブ 
僕の場合は、高校生の頃にクラスで劇をやることになって。僕が台本を書く事になったんです。書いた事無かったんですけど、役者もお客さんも同じ学校の人だから何でもウケるんですけどね。そこでね、ちょっと面白いなと思ってしまって。そこからぼやっと「やってみたいな」と。元々映画が好きで映画の脚本も書いてみたいと思っていたんですが、演劇はレスポンスが良いんですよね。やはり、ライブの良さ。
__ 
そうですね。
ボブ 
舞台だったら、もしかしたら面白いものが作れるかもなと。何事も出来ると思わないと出来ないですしね。そこから、舞台にベクトルがいったんですよね。
__ 
ライブを引っ張れる脚本が書ける、という事ですよね、それは。

タグ: 書いてみたいと思った 高校演劇 就職と演劇の二択 人生の節目 「目の前で起こっている」 入団の経緯 心を揺さぶる


ホテルの雰囲気

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ホテルとラグビーが、THE ROB CARLTONの構成要素だそうですね。個人的な話、私もホテルでアルバイトしていた事があったんですよ。ドアマンと受付をやっていました。
ボブ 
そうなんですね。楽しいですよね、ホテルで働くという事は。ホテルは非日常だと思うんですよ。
__ 
そうですね。
ボブ 
日常のようなホテルなんて、ちょっとがっかりするじゃないですか。まあホテルマンというのは演出するんですよ。出来るだけ胡散臭い格好や言葉遣いをしよう、とか。フランクなホテルマンもいらっしゃいますが、その対極にあるような、たとえば髪をガシガシに固めてピシピシ動くようなホテルマンがいたら嬉しいと思うんです。お客様は。芝居も同じように、お客様の理想像をしっかり具現化したいなと考えています。
__ 
それはまさに役作りですね。
ボブ 
そこはやっぱり、しっかり演じてほしいところだと思うんですよ。だらっとされたら嫌なので。嘘でもいいから過剰にしてほしいですね。お芝居も、お客様を迎えてほしいんですよ。そこに見合った、それを越えた満足をしてほしいですから。しょうもないホテルには二度と行きたくないものですよ。
__ 
そこが一番見えるところですからね。インテリアやタリフよりも。
ボブ 
そういう事ですね。もう一つの要素であるラグビーは、全員が高校のラグビー部だったからです。ラグビーって面白いんだよという事を、芝居を通して一人でも多くの人に伝えたいです。
__ 
「トーストマスターズ」のラスト、ボブさんの正装で出てくるんですが、その衣裳がラグビーの・・・
ボブ 
ラグビージャージの(笑う)。あれはラガーマンの最高の正装ですから。
__ 
最後に出てきた時、何故短パンになっていたのかと思いましたが、そういう事だったんですね。

タグ: ホテルの話 役作り=役割の分析 B級の美学 「変身願望」 優しい嘘 おふざけ あの公演の衣裳はこだわった 衣裳・ユニフォーム系


ROBのこれから

__ 
いつか、どんな事が出来たらいいなと思われますか?
ボブ 
ホテルを辞めるきっかけが、ある芝居をシアタードラマシティで見た事だったんです。やっぱり向こうでやりたい、と思ったんですね。言ってしまうと。シアタードラマシティでやりたいなと。
ダイチ 
それから、ロックフェスに出たいですね。
ボブ 
夏のね。それも一つの目標ですね。
__ 
すばらしい。それは見たいですね。
ダイチ 
こいつらは何がしたいねんって思われたいですね。
ボブ 
あ、そうですね。何なんだろうってなるけれど、気になってしまう。
__ 
スタイルを貫いていってほしいですね。

タグ: 自分を変えた、あの舞台


ROBの遊び心

__ 
脱線しますが・・・ROBの作品は毎回、うまい棒がもてはやされる世界ですよね。
ボブ 
大体皆さん、気になっているんですよね。あれは何なんでしょうね。
ダイチ 
毎回ちょっと、何かしらのキーアイテムですよね。
__ 
私、「ザ・シガールーム」は拝見出来ていないんですが、きっと出てきたんだろうなと思っています。
ボブ 
「ザ・シガールーム」はですね、うまい棒の話でした。
一同 
(笑う)
ボブ 
うまい棒をめぐる大富豪達の話で、メインでしたね。
ダイチ 
単純に、ボブがうまい棒コーンポタージュ味が大好きなんですよ。
ボブ 
僕の世界観ではコーンポタージュ味が最上、なんですよ。
__ 
私はチーズ味です。
ボブ 
それぞれに最上級があるんですね。
__ 
いつの日か、やおきんと何かをしてほしいですね。
ボブ 
御社の製品はこんなに良いものだと。
__ 
何かオススメのアレンジはありますか?うまい棒の。割ってサラダに掛けたりだとか。
ボブ 
あ、形変えちゃう系ですか。うまい棒の魅力はやっぱり袋ですよね。袋がやっぱり、うまい棒らしさなんじゃないかと思うんです。誰が見ても分かるんです。もし輪切りにしてしまったら、遠目にはカールと区別が付かない。繋げて長くしてしまったら、それもちょっと違うのかなと。
__ 
うまい棒の完成性、それは袋と10円であること。
ボブ 
そして、みんなが知っている存在。
__ 
いつか、うまい棒のような存在になっていただきたいですね。
THE ROB CARLTON 7F ザ・シガールーム
公演時期:2014/2/7~11。会場:元・立誠小学校 音楽室。

紳士としてあるべき姿?

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本日は、THE ROB CARLTONのおもてなしの心を伺えました。では、一方で、お客様にはどのように思って頂きたいのでしょう。
ボブ 
次の「ELDER STATESMENT'S GARDEN」で言うと、政治家が出てくるとはいえゴリゴリの政治劇ではないんですね。僕らのやることですから。でも、みんな一生懸命なんだなと思ってもらいたいんです。「フュメ・ド・ポワソン」にしても「スカイ・エグゼクティヴ」にしても、何かしら一生懸命やっている。今回は国際政治に頑張る政治家達の奮闘を見守ってもらいたいなと思います。
__ 
先入観にとらわれず奮闘を見守る、常にフェアなオーディエンスでありたいものですね。そういえば確かに「スカイ・エグゼクティヴ」は、シチュエーション以上に彼らの奮闘がカッコ良かったんですよ。
ボブ 
そうですね、ビジネスのための戦いを、非常に限定された中での彼らの頑張りですよね。男の頑張る姿ってカッコいいじゃないですか。
__ 
半沢直樹がウケたのも、きっとそういう事ですよね。銀行員の泥臭い復讐劇で、笑いもチャラけた要素も無い。なのに若者などを中心に幅広い人気が出た。恋愛要素もないのに、若い女性にも大変な人気が出た。
ボブ 
チームとか、そういう要素があったのかもしれませんね。僕らはラグビーをしていたので、その、チームで努力して勝てたという部分に共感していますね。お芝居でもそういうプロセスを大事に描いていければと思います。
__ 
ホテルも、そういうチーム力の要素はありますよね。
ボブ 
そうですね、一人のゲストのために非常に多くの裏方が頑張っています。喧嘩もしますけど、最終的にはお互いを信じて結果を出す。
__ 
そういう、紳士としてあるべき生き方。心ゆくまで舞台で拝見したいですね。
THE ROB CARLTON 6Fフュメ・ド・ポワソン
公演時期:2013/8/30~9/2。会場:元・立誠小学校 音楽室。

タグ: 一生懸命を描く


今年は、アルティメットアタック

__ 
今後、どんな感じで攻めていかれますか。
ボブ 
今年はまず、HEPホールでの公演という大きな攻撃があります。今年で5年目に入りましたので、アルティメットアタックイヤーという事で、色々な面で攻撃的になっていこうと思っています。
__ 
なるほど。
ボブ 
今までは年に2回の本公演だったんですけど、そのスケールも大きくしつつ。何かもっと色々と、これまでの4年と全く違う事もしていければと思います。
__ 
とても期待しています。頑張ってくださいませ。

「ROBC」

__ 
今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントを持って参りました。つまらないものですが・・・
ボブ 
いえいえ。
__ 
今回は本当に、役に立つかどうか分からないんですよ。
ボブ 
いえいえ。この世には役に立たないけれども素晴らしいものはたくさんありますから。
ダイチ 
(開ける)なんですかこれは。
満腹 
これは。
ボブ 
おっ。すごいじゃないですか。
ダイチ 
なるほど。
満腹 
おっ。
ボブ 
こう並べて・・・「CORB」
ROBC 
コーブ。
一同 
(笑う)
ダイチ 
いやいや、こういう事ですよね。「ROBC」。
ボブ 
ロブカールトンですね。
__ 
本当は「ROB C.」となるように、コンマが欲しかったんですが無かったので。申し訳ありません。
ボブ 
いやいいですね、これ。事務所作ったら飾りましょう。

タグ: プレゼント(インテリア系)


部室さんとBOXくん

__ 
今日はどうぞ、よろしくお願いします。最近、木下さんはどんな感じでしょうか。
木下 
今は仕事をしながら芝居をやっているので、バタバタしています。最近は「部室さんとBOXくん」の準備ですね。
__ 
あ、そうなんですね。そういえば、短冊ストライプは遠距離劇団だそうですが。
木下 
そうなんです、相方のごまみんとは北海道に行ってしまいまして。でも、毎朝skypeでやり取りしながらお互い動いてますね。
__ 
心が離れたり、とかは無いんですか?
木下 
これが3人以上ならぼっちみたいになったのかもしれないですけどね。二人の腐れ縁だからこそ、長い事出来るのかもしれません。劇団員やお手伝いは常に募集はしてるんですけどね。コンビやと周知されているんですかね。
短冊ストライプ
短冊ストライプは、ごまみんとと木下健による演劇企画ユニット。ごまみんとの企画により2006年夏から公演の度にメンバーを集めていたが、2010年4月にユニットとして再編成。目的のために演劇をするのではなく、演劇を手段として活用し、人と人が出会う場を提供する。仕事も本気、芝居も本気、世の中のこれからを考えながら活動中。(公式サイトより)
部室さんとBOXくん
公演時期:2015/5/16。会場:大阪中津 Live house Vi-code。

タグ: 相方


僕らの恩返しってなんだろう

__ 
「部室さんとBOXくん」中津vi-codeですね。どんなイベントにしたいですか?
木下 
実はこのイベント、3年半振りに開催するんですよ。その時以降、僕らとしては波に乗れた感じなんですね。「サクゴエラボラトリー」というイベントも開催出来たり。
__ 
「サクゴエラボラトリー」は私も拝見しました。決勝戦を見ました。面白かったです。
木下 
ありがとうございます。短冊ストライプとして、社会人になってからのすぼみ方がヤバかったんでそう言ってもらえると嬉しいです。僕らがその、学生劇団に凄く世話になっていて、あの時が一番楽しかったと思い込んでいるんですね。じゃあ、逆に恩返し出来るのってなんだろうと。
__ 
ええ。
木下 
その後僕らも色んなイベントとかに出たりしているんですが、広がった人脈をもう一度生かして、最後に恩返しする事が出来ないか、と。そういう事で、僕らは遠距離で離れているけど、今回のこのイベントをやろうやと。
__ 
なるほど。
木下 
そこに学生が来たら、「こんな先輩がおるんや」、「僕も頑張って演劇を続けよう」と思ってくれるかもしれないし、反対のことを思うかもしれないし。OBの方々に対しては、「あの頃は楽しかったな」、「こんな尖った若手おるんか」とか思ってもらいたい。なによりその日を楽しんでもらえたらいいなと思ってます。前回は講演会みたいになってしまったんですけど、今回は部室の雰囲気を作りたいなと。しゃべり場みたいな雰囲気が作れたらいいよねという話をしています。とは言っても、前回はきちっとしたイベントだったんですけど、今回は下らない事を真剣にしよう、という話をしていますね。

タグ: 人脈を繋げる イベントの立ち上げ


下らない事を全力で

木下 
学生時代って、そういう時代だったと思っているんですよね僕は。何の根拠もなく「オレは正しい」とか、先輩ぶってみたりとか。少なくとも僕と僕の周りはそんな感じだったんです。まあ結局、楽しんでもらえればそれでいいんですよね。
__ 
下らない事を全力でやるパーティー。盛り上がったらいいですね。
木下 
まだ何をやるかとかは言えないんですけど、盛り上げたいなと。
__ 
敬意を払いあえるような関係が築ければいいなと思うんですよね。芝居を辞めていくにせよ、何にせよ。
木下 
僕も大学を卒業前後はなかなか芝居が出来なかったんです。やっと関わりだしたのが入社して3年掛かってたんです。まあ見には行ってたんですけど。土日は絶対出勤の職場なので。大体土日が稽古なので、ムリなんですよね、仕事柄。でもどうしてもやりたかったんですよ。卒業後に演劇をやるにしても25歳ぐらい迄続けて終わってしまう人が多いと思うんですけど、芝居を辞めて行った人が、芝居を続けている人に対して、「何やまだ芝居続けてるんか」とか思われても続けるべきやと思うんですよ。
__ 
それは何故ですか?
木下 
個人的には、辞めていった達が後悔するぐらい凄い事をしたいと思ってるからですね。結果を出したいというか。小劇場ってやっぱり結果じゃなくて過程を見られがちだと思うんですよ。それはめっちゃ良い事でもあるし、悪い事もあるなと思ってて。やっぱり結果を出さないといけないんかなと思いますね。

学生時代の無茶な事

__ 
学生時代の無茶な事、ですね。興味があります。
木下 
学生の頃はむちゃくちゃやってました。とある野球漫画の舞台化をやった時、森ノ宮プラネットホールに入りきらないぐらいお客さんが入って。それが学生時代のピークでした。「それかん」ていう阪神間の学生劇団の有志を募ってやりました、短冊ストライプのピークです。
__ 
今はどんな事をやりたいですか?
木下 
アホな事を真面目にやって、共感を得たいなと思っています。個人的な目標は、プラン9の本公演に出る事、咲くやこの花賞を取る事。頑張ったら、ムリじゃないんやなと思っているんですよ。可能性はあるんや、きっと、と。
それかん
阪神間の学生劇団が一同に会する飲み会、年間約5回開催。『それいけカンゲキ大作戦!』という、各団体の公演情報を記載した広報紙なども発行していた。現在では多い時に100人以上が集まり、終盤には参加団体により公演の宣伝を行う。今では、大学間を越えたプロデュース公演のキッカケの場ともなっている。

僕の可能性

__ 
小劇場で演劇を続ける。とても難しい事の一つだと思うんですよ。サクゴエラボラトリーには一つの可能性を感じましたよね。二人芝居のコンクールって、興味を引きやすいと思う。今やっていないのがちょっと悔しいですね。
木下 
札幌で復活したいなぁ、と相方と言ってます。関西では色々事情があってもう出来なくなって。本公演は去年、無理からやったんですが大分と大変やったし、相方も札幌にいるんで、次は厳しいですね。だからこそ「部室さんとBOXくん」から何か次のキッカケを掴みたい、と思っています。
__ 
なるほど。
木下 
でも二人だけだと動けないというのがあって、ちょっとどうしたものかな、と。そう、実は僕、今度FM千里で子供さん向けの朗読番組に出演させて頂ける事になって。ご縁を頂けて。
__ 
あ、そうなんですね。
木下 
一人芝居のトライアル枠の稽古をしていた時に、朗読会の代表の方に偶然見て頂いて。そこからお話を頂きまして。
__ 
人の縁という奴ですね。
木下 
そうですね、屋外で練習をやっているからこそ、という感じでした。
__ 
意気込みを教えて下さい。
木下 
生放送らしいんですが、その現場がオープンで、実際見に来られる子供さんもいるという事なんで、泣かれないようにしたいと思います。顔が怖いので。

出会いが待ち受けている

__ 
過去の交流会で、どんな実りがありましたか。
木下 
僕らで言ったら、サクゴエラボラトリーが開催出来たという事。個人的には劇団を卒業された方とその劇団の現役生が飲んでたのを見たり、参加して出会った事がキッカケで、次の舞台で共演されている事がかなりあったり。世代が離れるとこういう交流は無いと思うので、そういう出会いがあったら嬉しいですね。それを、もっと劇団の枠や世代を越えた交流が出来たらなと思っています。憧れの人と話せたというのを見ると、僕としては嬉しいですね。
__ 
なるほど。定期的にやれたらいいですね。
木下 
そういう声は色んな方面から伺っているんですけど、なかなか・・・僕らもさすがに29歳とかなので。大学の後輩との交流も厳しくなってきて。だから今、このイベントをやってくれる後輩を探しているんですよ。僕らの良いところは引き継いで、悪いところは改善してくれるような。