メイプルシロップ

__ 
今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントを持ってまいりました。
福井 
恒例のやつじゃないですか。こんな僕にも貰えるんですか。
__ 
大したものじゃないので。
福井 
(開ける)あ。
__ 
メイプルシロップです。
福井 
ありがとうございます。料理もするんで嬉しいです。使います。

タグ: クッキングの話題 プレゼント(食品・飲料系)


Quiet.Quiet「赤色エレジー」

__ 
今日はどうぞ、よろしくお願い申し上げます。高山さんは最近、どんな感じでしょうか。
高山 
最近はQuiet.Quietの「赤色エレジー」の稽古をしています。
__ 
そうなんですよね。稽古はいかがですか。
高山 
不条理劇なんですけど、こんな戯曲やるんだな、と。これどうやって面白くするんだろうと思ってたんですが、最近面白くなりそうだと思えてきました。稽古を初めて2・3週間なんですけど。
__ 
なるほど。どんな作品になりそうでしょうか。
高山 
匿名劇壇の佐々木さんが主人公なんですけど、学生運動してるんですよね。その中でのお話です。
__ 
立松和平の「光の雨」を読んだんですけど、陰惨な話でした。学生運動の内ゲバってどうしても。
高山 
僕も最初台本を読んだ時はかなり陰惨な雰囲気を感じたんですけど、演出でどうなるかを楽しみにしてほしいです。とにかく、作品作りで戦っています。頭抱えて、うわあ難しいなあとなりながら戦っています。
__ 
楽しみです。
Quiet.Quiet
2013年9月設立。団体名称はQuiet.Quiet (クワイエット.クワイエット)。 Quiet.Quietは身体性に特化した演劇表現にて心象風景を浮き彫りにし、世界の何処に行っても直感的に理解ができる表現、言語での理解を必要としない演劇を究極的な目標としています。 また、Quiet.Quietは演劇作品の発表だけに留まらず、様々な分野で活躍するアーティストやクリエイターとの共同制作を通して、前衛的な作品・公演の発表、海外進出を予定しています。(公式サイトより)
Quiet.Quiet「赤色エレジー」
公演時期:2015/2/25~3/1。会場:KAIKA。

vol.400 高山 涼

フリー・その他。

2015/春
この人のインタビューページへ
高山

高山さんはジャグリングがうまい

__ 
さて、去年高山さんが参加された日本海。面白かったです。稽古場見学に寄せさせて頂いたんですが、稽古場でジャグリングの練習をされていましたね。楽しそうでした。上手でしたよ。
高山 
半年前からジャグリングを始めまして。稽古のアップにいいなと思って持ち込んだんですよ。
__ 
稽古場のみんなが影響を受けて行っている感じがあって、イイ感じでしたね。
高山 
去年、あるフラッシュモブに参加して、そこで偶然京大のジャグリングサークルの方と知り合って。触発されたんです。実は高校の時もジャグリング部に入ろうと思ったんですけど、結局器械体操部に入りました。彼によって当時の熱が蘇ってきたんですよね。集中力もいるし意外に運動量もあって、家でもやっています。
__ 
ジャグリングって脳のストレス解消にもなるみたいですね。手を動かす時に三次元的な把握をするので、認識能力のストレッチになるとか。
高山 
ボケ防止になるそうですね。今の稽古場でも続けています。ちょいちょい、やらせてって言われたりするんですよね。広まっていければと思います。

vol.400 高山 涼

フリー・その他。

2015/春
この人のインタビューページへ
高山

日本海 第一波「カゾクノカタマリ」

__ 
カゾクノカタマリ」。大変面白かったです。ご自身としてはどんな作品でしたでしょうか。
高山 
ありがとうございます。勝二さんからお話を頂いた時に、僕自身を生かしたいと言って下さって。あんまり深い事を考えずに、自分だったらこうするだろうというのを出来るだけ忠実にした、という感じでしょうか。
__ 
そう、役者の人が語る個人的な思い出、という報告劇みたいな形なのかな、いや、それが見やすく加工されて編集されていて、その塩梅がとても趣味が良くて、分かりやすく楽しめる形になっていたと思うんです。高山さんは思い入れのあるシーンはありましたか。
高山 
岩崎果林さんが僕の母の役を演じられていて、子供を演じる僕が公園で迷子になっていたところをそのお母さんに見つけられたシーンがありまして。それを受けて、芝居の後半で、呆けた母を僕が探すシーンですね。僕はあの芝居でははしゃぐ役回りだったので、その分大事にしたいシーンでした。やればやるほど、果林さんが僕の母に似ているように見えてきて。辛かったですね。
__ 
覚えています。寂しいシーンでしたね。
日本海 第一波「カゾクノカタマリ」
公演時期:2014/12/4~8。会場:あああああああ。

vol.400 高山 涼

フリー・その他。

2015/春
この人のインタビューページへ
高山

尖った奴でいること

__ 
高山さんがお芝居を始めたのはどんな経緯があったのでしょうか。
高山 
僕は同志社大学の第三劇場から始めたんですけど、大学に入った時は全然、演劇をやろうとは思っていなくて。とりあえずどこかのサークルには入ろうと思っておりまして、例えばバレーボールサークルとかに入ろうと思っていたんですけど、でも運動系のサークルは京田辺キャンパスにしかなくて。今出川キャンパスには文化系しかなかったんですよ。どうしようと思って。入学時にはいっぱい、サークルの新入生募集のチラシをもらったんですけど、そこに第三劇場のチラシがあって。ちょっと調べたら生瀬勝久が昔いた、らしくて、それでなんとなく入ったらこんな事になってしまって・・・(笑う)
__ 
なるほど。
高山 
本当になんとなく、深く考えて芝居を始めた訳ではないですね。今続けていいるのは、こうやって色んな所に出させて頂いて、もっと自分の存在を世に知られたいなあというのが働いて。というか、子供の頃から自分は普通のサラリーマンにはならないだろうなと思ってたし、親にも「アンタは普通に就職とかしなさそうだね」と言われてたし、今はとにかく冒険してみたいなと思って。フリーター1年目です。就活もせず、みんなが就活を始めると同時に金髪にして、シーズンが終わったところで戻して。尖った奴とゼミの友人から言われていました。
__ 
演劇を始めた頃にご覧になった、衝撃を受けた作品はありますか?
高山 
今はもう無くなってしまったんですけど、ひげプロ企画ですね。凄すぎて。引くと同時に、出演された方への憧憬があって。

タグ: 学校の新入生歓迎 衝撃を受けた作品 尖った事をやりたい


vol.400 高山 涼

フリー・その他。

2015/春
この人のインタビューページへ
高山

質問 野村 有志さんから 高山 涼さんへ

__ 
前回インタビューさせて頂きました、オパンポン創造社の野村さんから質問を頂いてきております。30歳の時、あなたは何をしていますか?
高山 
キツい質問ですね・・・理想は、八嶋智人みたいになりたいですね。なんとかそれを現実に出来るように頑張ります。あの感じが本当に好きで。
__ 
分かります。
高山 
自由というか、あの人のポジションが凄く好きで。目指したいというか。

vol.400 高山 涼

フリー・その他。

2015/春
この人のインタビューページへ
高山

自分を変えた、ひげプロ企画とピンク地底人

__ 
これまで、自分を変えたキッカケとなった舞台はありますか?
高山 
ひげプロ企画の旗揚げ公演「蒲田行進曲」に参加した事ですね。ヤスという、最後には階段落ちをする役をやらせてもらいました。二回生の時です。それまでは芝居は飽くまで趣味で、一段落ついたら就活しようと思ってたんですけど、僕の芝居の出来が全然駄目で、家帰って泣いたりして。芝居始めて1年半くらいでしたが、7?8分ぐらいの長台詞があったんですよ。
__ 
おお。
高山 
その公演が本当にしんどくて、その時の記憶があんまりなくて。終わって1ヶ月くらい、ぼーっとしてました。でも、それを見に来て下さったピンク地底人3号さんから出演のお誘いをいただいて「マリコのために」に出たりして。その二つの作品が転機だったと思います。
__ 
その前後で、どんな違いがありますか?
高山 
とりあえず、自分のサークルとは距離を置きました。なんて言うんですかね、飽くまで僕の周りを見ての意見ですが学生劇団はやっぱりサークルだなと思いました。友達とワイワイしたい子と、本気で芝居をやりたい子が綯い交ぜになってて許される空間だし。嫌になったら出ていけるのもあったので。

タグ: めっちゃ泣いた・号泣した 一段落ついた


vol.400 高山 涼

フリー・その他。

2015/春
この人のインタビューページへ
高山

風に身を置く1

__ 
いつか、どんな演技が出来るようになりたいですか?
高山 
見た人が、自分もああなりたいと思ってくれるようなお芝居ですかね。そのお客さんがお芝居やってるかどうか関係なく、TVしかりYoutubeしかり、そう思わせるような人っていると思うんですけど。いまの自分も、そういう人たちの姿を心に置いてやっているところもあって。お芝居というか、人としてみたいなところもあるかもしれないです。
__ 
舞台に立っている時の高山さんの軽い感じが好きなんですよね。飄々と立っているようで、でも緊張感がある。
高山 
ありがとうございます。知らない人に、僕を見ていただいて「ああなりたい」と思っていただけたら嬉しいです。もちろん作品も面白いと思って頂けたら嬉しいです。

タグ: いつか、こんな演技が出来たら


vol.400 高山 涼

フリー・その他。

2015/春
この人のインタビューページへ
高山

風に身を置く2

__ 
この人といつか、作品を作りたい、そんな方はいらっしゃいますか?
高山 
作品作りというか、演劇以外の場にも興味があります。コント師であるとか、パフォーマンスであるとかの間に小芝居を挟んだり。違う畑の人と一緒に作って、考えを伺ってみたいと思っています。
__ 
というと。
高山 
お芝居を5年やってきて、いや5年しかやってないんですけど、良く分からない事ばかりで。その中でこう、自分に違う風を入れるというか。もっと良く分からなくなるかもしれないですけど。
__ 
新しい風。
高山 
ジャグリングに出会ったのも何かの縁ですし、もっと他のジャンルにも出会っていきたいなと思っていますね。
__ 
今後、どんな感じで攻めて行かれますか?
高山 
もっと、自分から自分を売り込んでいきたいなと思います。積極的にヨソに行きたいです。基本受け身なので、ちょっと、WSしかりオーディションしかり。本当に腰が重いので、動かざるをえないところに自分を置こうと思います。

vol.400 高山 涼

フリー・その他。

2015/春
この人のインタビューページへ
高山

言葉にするとそこでそれが固定されてしまう気がして恐怖症

高山 
本当に僕はお芝居において、自分の考えを言葉にするのが下手で。考えるよりは感じる事を大事にしているんだと思うんですが、例えば演出家に「いま、どうだった」と言われても、何か・・・
__ 
ええ。
高山 
困ってしまうというか。お芝居って矛盾する事を同時に進めないといけなかったりするじゃないですか。考えない演技を考えてする、とか。そこを言語化するのが本当に難しくて。twitterとかで、自分の演劇に対する考えを書く人がいますけど、考えが固定されてしまう気がして。この言葉に出来ないふわふわしたものが、割と今の自分にとって大切なものであるというか。
__ 
なるほど。
高山 
自分の考えを言葉に出来ないことに対して、悩んでますね。
__ 
演技を実践するというのは凄く大切ですけど、感覚を言葉に分解する試みも、また一つの実践だと思っています。評論する事で整理される情報はあり、もちろんそこで無くなってしまう情報もあるんですけどその勇気を持つのも、前に進む為の力になるかもしれないですよね。

タグ: わたしとわたしの矛盾 言葉以前のものを手がかりに


vol.400 高山 涼

フリー・その他。

2015/春
この人のインタビューページへ
高山

ドア掛け型フック

__ 
今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントを持っていまいりました。
高山 
(開ける)これは・・・!?
__ 
ドアに設置するタイプのフックです。
高山 
はい、頑張って掛けるところを探します。多分、あります。


vol.400 高山 涼

フリー・その他。

2015/春
この人のインタビューページへ
高山

「オパンポン☆ナイトvol.3 曖昧模糊」

__ 
今日はどうぞ、よろしくお願いします。オパンポン創造社の野村さんにお話を伺います。3月に東京公演「曖昧模糊」がありますね。実は去年の大阪公演、私は途中まで拝見していました。めちゃくちゃ面白かったんですが、個人的な事情により途中退場してしまったのです。大変申し訳ございません。非常に興味を引かれるタイミングで劇場を後にする事になりました。本当に申し訳ございませんでした。
野村 
いえいえもう全然。見ていただいただけで。
__ 
いやしかし、あのタイミングで退場してしまったのは本当に申し訳なく。今はただ、続きが気になっています。
野村 
ではもう、王子小劇場でお待ちしていますので。
__ 
おお・・・見たいです。東京にはそろそろ行きたいと思っていたんですよ、本当に。
オパンポン創造社
2004年8月、野村侑志よる独り芝居「青春」にて旗揚げ。関西を中心に活動し、旗揚げより全ての作品の脚本・演出を野村侑志が務め、ペーソスと笑いを融合させた作品が支持されている。旗揚げより作品を発表し続け、その数は番外公演を併せ約5年足らずで二十作品以上。昨年は、劇団としての活動を完全に休止し、作品、そして役者のスキルアップを目的とし外部出演を勢力的にこなす。主宰の野村は、昨年2011年、一年間で海外公演含め十四本の作品に参加。(こりっちより)
オパンポン創造社 創設十周年記念『オパンポン★ナイトVOL.3 曖昧模糊』
公演時期:2014/3/6~3/8。会場:王子小劇場。
オパンポン創造社・十周年記念&第2回 Short Act Battle優勝ご褒美公演
公演時期:2014/5/16~18。会場:Live Space B.SQUARE。

タグ: 王子小劇場


希望

__ 
「曖昧模糊」、ご自身としてはどんな作品なのでしょうか?
野村 
お芝居していると本当に色々な方とお仕事をするんですけど、中でもアイデンティティを突き詰める作品を作られている方もいる中で、僕の作品というのは自分自身のちっぽけな世界の中で生きていく、転んでも生きていこうという。「曖昧模糊」は短編集なんですけど。
__ 
はい。
野村 
ちょっと話変わるんですけど、昨日劇団Mayの金哲義さんのドキュメンタリーを見に行って。面白くて、そしてもの凄く衝撃的で。自分は本当に作品を作っていっていい人間なのか迷って、落ち込んでしまったんですよね。
__ 
なるほど。
野村 
そう思ってても、自分にしか作れないものはあると思うんです。自分の作品で、誰かにちょっとでも勇気を与えられたらなと思っています。最終的に、ご覧になったお客さんがほっこりして帰っていって下さったら。
__ 
私が見た「曖昧模糊」は正にそんな空気感の作品でしたね。空気がね、いいんですよ。
野村 
何かその・・・どういう状況にあったとしても最後には希望があるんだよ、という事を言いたいんですね。本当にちっちゃい事なんですけど。諦めなければ幸せになれるんじゃないか、みたいな。現実でそれを言うと単なる綺麗事で終わっちゃうんですけど、お芝居ならそれを体現出来るんじゃないかと思うんです。

タグ: ドキュメンタリー 迷っています


脚本家としての変化

__ 
今回の東京公演、企画のきっかけは。
野村 
オパンポン創造社が10年になりまして。一度、5年を迎えた日に東京に行ったんです。その時は公演する事自体が目標だったんです。
__ 
10年!
野村 
というか、元々の始まりは16歳の頃から芸能事務所に入ってて。25ぐらいの時に辞めて、何も仕事がなくて。でも芝居がしたいと思った時にどうするべきかと思って、まずは一人芝居から初めたんです。10年経ってがむしゃらに走ってきたんですが、それが東京ではどう評価されるんだろうか、試したいんです。記念という意味もありますが。
__ 
では、去年の「曖昧模糊」はどんな手応えがありましたか。
野村 
何よりも、自分が面白いと思って書いているところでちゃんと反応が返ってきたんですよね。昔は自分のやりたい事しかやってこなくて、それがズレているという事もあったんですけど。(良いか悪いかはともかく)お客さんとの感覚が一致してきている感触があります。これは別に妥協している訳じゃないですけど。
__ 
はい。
野村 
しょうがなしに始めた脚本が、やっと楽しくなってきた気がします。
__ 
身について来た?
野村 
いや、身に付いたと言ったら勘違いした人みたいな感じですけど(笑う)なんだか、自分なりに形というか方程式が出来上がってきた気がします。
__ 
なるほど・・・去年、BLACK★TIGHTSの桜×心中ですごいカッコ良く主演されてたじゃないですか。
野村 
あ、ありがとうございます。
__ 
何かその時も感じて、今も改めて感じたんですけど、野村さんの作るものって気合を入れて“パッケージング”された手作り品って感じで好きです。
野村 
いやでも、まだまだ全然分かってない事は多くて勉強中なんです。今までは見ていただく時は不安だけだったんです。でも、今は見ていただきたいという欲が出てきましたね。楽しくはなってきたんですかね。
__ 
素晴らしい。
~BLACK★TIGHTSpecialnights vol.6~「桜×心中」
公演時期:2014/2/20~24。会場:世界館。

タグ: 目を引く役者とは 出立前夜 「変身願望」 手作りのあたたかみ 作家として不安はない 観客との関係性 作家としての課題


2015年のオパンポン創造社

野村 
やっと色々なところから声を頂いてきているんですが、作品作りを続けたいという気持ちは強く持つようになってきました。脚本のお話も頂くようになってきて。
__ 
というと。
野村 
4月にテノヒラサイズさんに作演と出演をさせていただく事が決まっていまして。本当に、最初に始めた頃には外で作演するなんて考えた事もないので。後悔しないようなものにしないといけないので。4月のそれが終わらない事には僕の2015年は始まらないです。
__ 
2015年は、まずはそこですね。
野村 
まずは3月の東京公演を忘れずに。

役者、野村

__ 
演劇を始めた経緯を教えて下さい。
野村 
中学までは野球部だったんですけど、高校からは帰宅部でした。何もやることがない僕を心配して親が芸能事務所を勧めてくれたのがキッカケです。TVに出れたらいいなぐらいのミーハーな感じでした。
__ 
役者をやってこられて、身につける事に出来た最大のものはなんですか?
野村 
これは作演をやっているからかもしれないんですけど、例えば嫌な事があって、「これは面白いから覚えておこう」と俯瞰で見れるようになった事です。悩むよりは、もしかしたらこれが芝居に役立つかもしれないとネガティブな方向に行かないマインドを手に入れたんですね。このシチュエーション、逆に面白いって感じれるようになったのかも。人生をちょっと楽しめるようになった気はします。
__ 
凄いなあ。状況の中にあって、それを一度とらえ直すみたいな。
野村 
現実逃避するのに近いかもしれないですけど、逆に鮮明に覚えていて、振り返るんですね。まあその時はその時で真剣に悩んでいるんですけど。

タグ: フィードバック SeizeTheDay


質問 伊藤 えりこさんから 野村 侑志さんへ

__ 
前回インタビューさせていただきました伊藤えりこさんから質問を頂いてきております。「最近モテてる野村さん。モテの秘訣を教えてください。あと、お誕生日おめでとうございます。」
野村 
モテてないです!モテたいです。人前に出る以上は。誕生日についてはありがとうございます。
__ 
なるほど。伊藤さんのようにね。
野村 
そうですね。

タグ: 『モテ』 色んな秘訣集


誰かの中に続いていく作品を創りたい

__ 
作演として、どんな作品を作れるようになりたいですか?
野村 
希望としては、一人でもいいので、見て下さる方が何十年先に思い出してくれる作品ですね。一本でもいいから作れれば表現者としては最高だなと。ざっくりとした答えになっちゃいますけど。
__ 
見た人の人生に関わるような?
野村 
書き続ける事で、見に来て頂いた方に伝えられる方法論を探したいですね。
__ 
去年のオパンポンの居心地の良さが印象に残っています。といってガツガツしていない訳じゃなかった。ちゃんと演劇の空気が底にあったんです。あの、包まれている感覚が今後、どんなものになっていくのかが楽しみです。

タグ: 貴方の為に★ 続ける事が大事


全部やっておきたいんです。オパンポン創造社

__ 
役者として、いつかこんな演技が出来るようになりたいとかはありますか?
野村 
いやもう、何でもしたいんで何でもしているんですけど、この年になってもメディアの最前線で活躍してはる有名な俳優の方とたくさん仕事をしたいという気持ちは強いです。関西小劇場の年上の方ともお仕事したいんですけど、やっぱりそういう気持ちはウソでも持っておかないと、とは思いますね。
__ 
なるほど。
野村 
桜×心中とか、ふだんやらないジャンルのお芝居とかにも挑戦していければと思っています。全部やっておきたいです。
__ 
今後、どんな感じで攻めて行かれますか?
野村 
10年オパンポンをやってきて。ようやく色んなところから呼んでもらえるようになって。最初の目的は達成できたはずなので。これから自分はどこまで走れるかですね。著名な方とも仕事が出来るようになりたい・・・普通の人みたいな言い方ですけど。それから、これまで自分は横の繋がりはあんまり持ってなかったんですけど、もっとお客さんに見てもらえる・関西小劇場が盛り上がる方法を模索出来ればと思っています。横の繋がりがあんまりないので独自という形にはなると思うんですけど。
__ 
最後に。改めて、オパンポン創造社東京公演の意気込みを教えてください。
野村 
今回も見切り発車で始めてしまって、動員が壊滅的な状況になっているんですけど・・・それはそれでしょうがないんですけど、諦めずに、一人でも多くのお客さんに見て貰えるように頑張っています。作品は面白いので。大阪公演は評判良かったんですけど、それをなぞるんじゃなく、良い公演にしたいです。
__ 
オパンポン野村さんは何かこう、私の中では今の関西小劇場の中でのユニークさを引き受けている感じがします。個人的にははまりますよね。ところで、オパンポン創造社ってどういうところから付けた名前なんですか?
野村 
中島らもさんが好きやったんですよ。始めて劇場に日程を押さえに行ったとき、劇団名を聞かれて。何も知らずに行ったんで、用意してなくて。その時偶然持っていたらもさんの短編に「おぱんぽん」って書いてあっって。生み出していくという意味で、色んなものを生み出していこうと。

タグ: 俳優のブレイクスルー B級の美学 いつか、こんな演技が出来たら


ファンタジーの不可解さって

__ 
作家としても幅を広げている野村さん。どんな作品を書きたいのですか?
野村 
何かあるんですかね。この前もテノヒラサイズさんで短編集のうちの一本を書かせて頂いたんです。ドキュメンタリーシリーズという事で、普段自分が思っている事を書いたんですよ。というか、どんな作家さんでも同じだと思うんですけど、自分が思っている事しか書けないものなんですよね。僕は普段、インドア派なんですけど、もうちょっと余所に出ていって、事件に巻き込まれなきゃならんなと。書ける範囲が限られてるな、とは、ね、思っています。
__ 
領域を広げる、という事ですね。
野村 
でも、ファンタジーの書き方にも興味があるんですよ。ファンタジーの中に生身の人間を置くやり方、とか・・・
__ 
ありえないファンタジーの世界や人物に、さらに訳の分からない事をしてもらう事で、自分の影の部分を投影しようとする、とかかもしれませんね。そこには現実の不合理さも流れ込んでいるのかもしれない。それで解消するような部分はあるかもしれない。だから、ファンタジーの住人には全然理解出来ない行動をとってもらいたいですね。
野村 
ああ、なるほど。
__ 
魔王とかにはもっと不可解であってほしいかな。
野村 
面白い事を聞きました。なるほど!書いてると気持ち悪くなるんですよね・・・矛盾を矛盾と思わなくなっていくのが大人やと思うんですけど、矛盾過ぎると気持ち悪くなって、途中で筋を通したくなってしまうんですよね。これで芝居をやっていけるんだろうか。
__ 
いやあ、これからどんどん、表現は色々な面から切り詰められていっていくような気がするので。遊びと余裕のある表現を大切にしてもらいたいです。ワガママかもしれないですけど。

タグ: ドキュメンタリー 訳の分からないボールの話 ファンタジー 事件性のある俳優 わたしとわたしの矛盾