さよならのための怪獣人形劇『パフ』

__ 
劇団しようよでは今年、『パフ』の再演がありましたね。東京、京都でツアー上演でした。その中の西村さんの演技で一番印象的だったのが、怪獣の鳴き声がですね、たまんない可愛さでしたね。「パフー」とかって。
西村 
ありがとうございます。良かったです。あれは何でやる事になったのかな、確か「おもちゃ箱をひっくり返したみたいな作品にしたい」と言われたからかな。内部でも評判が良くて、着信ボイスに出来たらいいねみたいな話になりました。
__ 
素晴らしい。待っています。ご自身ではどんな経験でしたか。
西村 
初演から数えて3回の公演をやってきていて、これだけ長い時間を共にする作品は他になかったんです。作品が変わっていく流れが面白かったというのもあります。作家は苦しんでいて、でもその結果がきちんと出たというのを目の当たりに出来て。嬉しかったです。
__ 
『パフ』は構成がとても面白かったですね。一つの楽曲のような戯曲でした。妄想の世界に逃げてしまった少年が現実の中に戻ってきてしまって、もう一度妄想の世界に旅立って、またもう一度現実と向き直すという。その構成自体が非常に美しくて、まとまっていました。
西村 
ありがとうございます。東京で色んな方に見て頂いて、構成に関するご感想も頂いて。思うのは、やっぱり別の地域の方に見て頂くのはすごく重要なんだなと。
__ 
というと。
西村 
私は元々九州の生まれなんですけど、京都で作った作品を東京に見せに行くと、京都よりもさらに広く、色んな価値観の人と触れ合う事になるんですよ。俳優としても成長出来るし、人生が広がっていくような気がします。
__ 
地方に行くって確かに大事ですよね。全然違う価値観の人に捉え直してもらう。というか、そうじゃなければ先入観がどうしても入ってきてしまうのかもしれない。
西村 
『パフ』では、描いていることのひとつに「災害」があるんですけど、京都と東京の受け止め方の違いはありますね。
__ 
そうですね、かなりバックグラウンドの違う人達ではありますからね。
西村 
はい。面白い事だと思うんです。また色んな作品を、違う土地に持っていけたらと思います。
さよならのための怪獣人形劇『パフ』再演ツアー
公演時期:2014/8/15~18(東京)、2014/9/5~7(京都)。会場:王子小劇場(東京)、KAIKA(京都)。

タグ: 自分を変えた、あの舞台 外の世界と繋がる 遠征公演 王子小劇場 再演の持つ可能性について 人形劇にまつわる話題 妄想


質問 横山 清正さんから 西村 花織さんへ

__ 
前回インタビューさせて頂きました、同じ月面クロワッサンの横山清正さんからです。「京都に来て一番驚いた事はなんですか?」
西村 
場所が分かりやすい事ですね。大体の方角を知っていれば何も迷う事無くバスに乗れるみたいなのが、田舎育ちなんでビックリしました。方向音痴でも生きていけるんだなあ、って。

『ガールズ、遠く―バージンセンチネル―』

__ 
これまで出演してきた舞台の中で、自分を変えたものは何ですか?
西村 
やっぱり、劇団しようよの『ガールズ、遠く―バージンセンチネル―』でした。今までやった事のない芝居だったので大変でした。ゾッとした体験でした。
__ 
というと。
西村 
ひとりの男の子の人生についての作品で、私はその彼女の役で、彼をずっと見つめる演技でした。虚構の人物が、実際にはそこにはいないけど彼を見つめている、という芝居で、例えば視線の持っていき方や歩き方も全部指導されて。こういう風にやったらこう見える、みたいなヒントを貰って、そこから自分で組み立てたんです。そういう作業はやった事がないので、そこから自分の芝居も変わってきたのかなという気がします。
__ 
自分の演技を外から見る、その視線を導入されたという事ですね。それもリアルタイムで。もしかして、今でもそれは苦手?
西村 
今ではそっちの方が好きですね、その抽象的な感じ。逆にリアルな女性を演じるのが苦手になりましたね。
__ 
リアルな女性といえば、「月面クロワッサンのおもしろ演劇集」での『強く押すのをやめてください』。以前丸山交通公園さんにインタビューさせていただいた時に、「西村さんをひどい目に遭わす」というのが彼の至上命題だったそうですね。その予告通り、西村さんはかなりひどい目に遭っていましたが。
西村 
はい、遭ってました(笑う)。
__ 
それでも『バージンセンチネル』の方がしんどかった?
西村 
はい、でもどうでしょうね、『バージンセンチネル』での経験があって、『強く押すのをやめてください』につながっていったと思います。自分の演技を客観視するようなことがあったからこそ、ひどい人間を演じる事も出来るんじゃないかって。
『ガールズ、遠く―バージンセンチネル―』
公演時期:2012/4/26~30。会場:京都市東山青少年活動センター 創造活動室。

タグ: 自分を変えた、あの舞台


信念に触れる

__ 
今は、どんな事に興味がありますか。
西村 
新しい人たちと芝居を作ったりしたいですね。違う地域の人とも芝居したいです。今年初めの劇団しようよの『スーホの白い馬みたいに。』の東京公演で東京の役者さんと芝居を作って。信念の違いを感じたんです。凄く強い信念があって。もちろん、京都の方ともお芝居を作っていけたら。

ピリピリの時間

__ 
舞台上で、どんな事を考えていますか?
西村 
あんまり何も考えていないですね。稽古でやってきたことをやってるつもりです。集中しています。最近ようやく、舞台照明や音響の演技プランと一緒に芝居することに注意しようとしはじめました。
__ 
全体のキッカケというか呼吸とか、いまの光や音を感じながらやっているんですね。
西村 
そうですね、そういう状況の事をやっと考えるようになって。全体を把握して動く、みたいな。そこからお客さんの調子とか状態とかにも意識が向き始めていますね。
__ 
今まで一番集中した舞台は?
西村 
象牙の空港の『トブトリ・トレナイカ』でした。あの作品は一人で1ページくらいセリフを喋ったりしていて、すごくのめり込んでました。
__ 
見てました。面白かったです。ちょっと不条理な作品でした。
西村 
ありがとうございます!
__ 
集中している時は、どんな感じがしますか?
西村 
ピリピリしてますね。役に集中した時の恍惚感とかはなくて。何だろう、高校の頃は気持ち良くはあったんですけど、こっちに来てからはそういうのはなくなりました。
__ 
いつか、そういう気分になる事があるのかもしれませんね。
西村 
そうかもしれないですね。
象牙の空港
京都大学学生の伊藤元晴が自身の作・演出作品を上演する個人ユニットとして設立。(公式サイトより)
象牙の空港#1「トブトリ、トレナイカ」
公演時期:2012/3/8~11。会場:思文閣美術館地下一階CAVE。

タグ: 今の作品に集中する 舞台全体を見渡せる感覚 音効照明との息合わせ


「理想は邪魔をしないこと」?

__ 
お客さんにこう思ってもらいたいとかはありますか?
西村 
同じ劇場空間で、一から丁寧に積み上げていく関係なので。舞台と客席で、一緒に世界を立ち上げられるような関係性を結べたらいいなと思っています。
__ 
なるほど。その為に何が必要で、何が不必要だと思われますか?
西村 
何だろう・・・お客さんが世界を感じる時に邪魔をしない事だと思います。
__ 
ノイズを与えない事かな、表現したい事を伝えて、あとは邪魔になる演技をしない事。
西村 
そうですね、自分が大切にしたい事と、お客さんが大事にしたいことは違ったりするので。
__ 
そのズレを演出家が合わせていくという事なのかもしれませんね。

タグ: 役者はノイズを産み出す機械? 丁寧な空気づくり


色んなプランに向けて

__ 
いつか、こんな演技がしたいというのはありますか?
西村 
あんまり身体能力が高くないので(笑う)、素早く動けるようになりたいです。あまり素早く動かないイメージがあるみたいで、払拭したいです。
__ 
今後、どんな感じで攻めていかれますか?
西村 
そうですね。月面クロワッサンしようよと、色んなプランを立てているので。それらに向けて自分を磨いていきたいです。

タグ: どんな手段でもいいから続ける いつか、こんな演技が出来たら 今後の攻め方


壁掛けカレンダー

__ 
今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントを持ってまいりました。
西村 
ありがとうございます。これはここで開けてもいいんでしょうか。
__ 
もちろんです。お願いします。
西村 
ありがとうございます(開ける)。これはカレンダーですか?
__ 
そうですね。壁掛け型カレンダーです。両端にそのクリップを付けて頂いて。
西村 
これでちょっとは部屋がオシャレになるかも。

タグ: プレゼント(文具系)


主軸

__ 
今後、どんな感じで攻めていかれますか?
横山 
月面クロワッサンでの活動を主軸にして頑張って行きたいです。月面クロワッサンの企画で一人芝居をやったんですけど、そういう風に自分で発信する企画を持ちながら、周囲とも頑張っていきたいし、出来たら上の世代の方に声をかけて頂けるよう頑張れたらと。自分の技術不足を感じる事が多いので、技術も磨いて、自分にしか出来ない武器をもてるよう、気付けるよう頑張りたいです。

タグ: 一人芝居 今後の攻め方


花札

__ 
今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントを持ってまいりました。
横山 
あ、ありがとうございます。ウワサの。
__ 
つまらないものですが。
横山 
開けても宜しいですか。
__ 
もちろん。
横山 
ありがとうございます。開けさせて頂きます。・・・あ、花札ですか?しっかりした奴だ。
__ 
まあ、お正月にでも遊んで頂けたら。
横山 
シーズンですもんね。


面白がってもらいたいんです

__ 
今後、どんな活動をしたいですか?
横山 
うーん・・・周りに面白がってもらえるような役者になりたいなと思います。人前に何故立つかと言うと、楽しんで貰いたいからだし。何かこいつ、見捨てられないな、何考えてるんやろうみたいな、そういう風に思って貰えるような役者になるのが自分の理想なのかなと思っています。映像も勿論ですけども、舞台にずっと立ち続けれるよう頑張りたいと思います。
__ 
なるほど。「くりかえしへこむ」の時の横山さんの演技で面白かったのが、3人のいじめっこがその父親に復讐されそうになりながら辛くも逃げ出して、でもその内一人がやっぱり殺してもらおうと戻ってくるというシーンの、そのヘラヘラした顔ですね。
横山 
ええっ!めっちゃ嬉しいです。
__ 
ちょっと憑き物が落ちた、みたいなあの表情。
横山 
突拍子もない結論かもしれないけど、彼は本気なんですよね。死んだらそれはそれで解放されるし、復讐する側も楽になるし。思い切って明るく、満足したようにやろうと。
__ 
なるほど。ところで、今後やってみたいジャンルはありますか?
横山 
会話劇ですね。今後というか、これからもですね。ただ、ベタな演技というか、演技らしい演技やキャラと向き合ってみたい気持ちはあります。うまく言えないのですが。大学に入って、前田司郎さんとか、岩井秀人 さんの演技体に凄く憧れていたんですよね。生活感の出し方というか、絶妙なラフさというか。ただ、そこから離れて自分なりの演技のリアリティーを見つけたいと思っています。
月面クロワッサンVol.7「くりかえしへこむ/閻魔旅行」
公演時期:2014/9/26~28。会場:人間座スタジオ。

タグ: 俳優の「素」を生かす 「ベタ」の価値 ヘラヘラ笑う俳優 単純に、楽しませたい


質問 芝原 里佳さんから 横山 清正さんへ

__ 
前回インタビューさせていただいた、匿名劇壇の芝原さんから質問を頂いてきております。「五感の内、どれか一つを犠牲にして代わりに一つを特化出来るとしたらどうしますか?」一応、その特化というのは「感度を無限に高められて、情報を無制限に記憶出来て、任意に抑制出来る」にしておきましょうか。
横山 
うーん。味覚をオフにして聴覚を特化します。本当に聞き間違いが多くて・・・。演技する上でも、自分の声がどう届いてるか、完全に把握出来たらとも思いますし。
__ 
ありがとうございます。聴覚か・・・相手の体内の音まで聞こえたら強いですね。医学と組み合わせればガンの早期発見とか出来るかもしれない。ちなみに私は味覚を犠牲にして嗅覚を高めます。かなり自由に対象を選べるし、空間に残った情報だとか、残っていない情報だとかで探偵みたいになれるかもしれない。
横山 
いいですね。
__ 
味覚も嗅覚でカバー出来るし。
横山 
そう考えると、味覚を伸ばすメリット・・・ないかもですね。

自分しか面白くないものかもしれない、というポイントを狙いたい

__ 
月面クロワッサンで、どんな事を発信していきたいですか?
横山 
今はKBS京都さんで深夜ドラマを作らせて頂いているんですけども、何かこう・・・見ている人が、「確かに面白いけども、これは僕しか、私しか面白いと思わないんじゃないの?」みたいな、個人が持っている面白さのツボに届くような、クスッとしてもらえるようなものが出来たらと思います。
__ 
ああ、幅広く面白い感じじゃないんですね。
横山 
うーん、そうですね。幅広く面白いと思ってもらえたらとも思うんですけどもね。
__ 
気軽に見れるけど、深みがあるみたいな。
横山 
はい。そういう風に出来たらなと思っています。

いまでもどう受け止めていいのか分からないあの出来事

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さて、笑の内閣の「福島~」について。京都公演がひと月前に終わりました。どんな反響がありましたか。
横山 
アンケートを見ると「福島に実際に行ってみようと思った」とか、純粋に興味を持ってくださった方が多くて。「福島に対して何も考えていないじゃないか」という感情的な否定意見はほとんど無かったように思えます。距離が離れているからこそ、そういう引いたところからの意見が多かったのかもしれませんが。
__ 
ご自身としては、福島に対してどんな意見を持つようになりましたか。
横山 
稽古に入る前に今回の座組の方たちと福島に行ってきて、かなり認識が変わりました。放射能による被爆や津波の怖さが、自分の中で凄くリアルになって。町や駅が流されてしまった光景や立ち入り禁止のゲートや誰もいない住宅街。津波や地震の被害と原子力事故による放射能漏れが与えた被害は当たり前だけども違うんだなとか。被災にあった人もそれぞれ違う意識を持ってるだろうし、ましてや被災にあわれた方と僕らとでは、と考えると。
__ 
そうですね。現地にいた人たちとの意識の違いは大きいですよね。
横山 
震災のあったその時間、僕は京都で演劇公演の総括をするミーティングをやっていまして。後輩が携帯で「これちょっと見て下さいよ、こんな事が起こってるらしいですよ」って見せてくれて。現実感が無かったんですよね。どう受け止めたら良いのか分からなくて。その日家に帰ってTVを付けたら砂嵐で、でもネット上からはどんどん情報が入ってきて。悲惨なことが起こっていて。けども、自分の周りが劇的に変わることはなくて。本当によくわからなかったんですよね。でも3年以上経って、実際に現地に行ってみて、自分の中の震災の衝撃や問題意識が形になったというか。
__ 
この間、作演出の高間さんがNHKのラジオに出演されましたよね。その時のtwitterの感想に、「観光地化計画」という副題がどうしても傷ついてしまうという意見がありました。正直それはそうだろうなと思ってしまいますよね。
横山 
ただ、高間さんもラジオで言っていた通り、強い言葉を使う事で興味を引くという。それは手段としてはあると言っていて。
__ 
果たして、被災地としての福島に興味本位で遊びに行っていいのか?という問い。でも、少なくとも、これを演劇で問うのはやっぱり意義があると思うんですよね。ダークツーリズムが今回のテーマですが、理不尽に傷付いた人間に対して、どのように相対するべきなのか。実際にコンタクトして、どんな作用が生まれて、誰が救われたり、あるいは誰かが傷付いてしまうのか? そこは演劇こそが特権的に考えられる領域なんだと思う。直接のコンタクトを主体にしたメディアだから。
横山 
僕自身も今回初めて笑の内閣さんの芝居に出させてもらって、高間さんの考えに触れて。高間さんが最終的にどういう作品にしたいのか、僕もすべて掴んではいないかもしれませんが、今回、この役で呼ばれた役割を果たしたいですね。自分が出ることで、このお芝居がより見やすいものになればと思っています。

タグ: 震災 ウェブ上の感想 生きている実感 アンケートについての話題 大・大・理不尽


京都に出会い、京都で出会う

__ 
横山さんがお芝居を始めた経緯を教えてください。
横山 
そうですね。小学生の時に学芸会で褒められたのがきっかけだと思います。それで、中学校、高校と演劇部に入って・・・。なんというか、お芝居をやってる人たちと居るのが楽しかったんですよね。そして、高校2年の頃にヨーロッパ企画さんの「サマータイムマシンブルース2005」を生で観劇して、それが凄く面白かったんですよね。漠然と関西に憧れを持っていたこともあって、大学進学を機に札幌から京都にきて、劇団立命芸術劇場に入団して、月面クロワッサンと出会って。
__ 
月面クロワッサンに出会ったのはどんなキッカケが。
横山 
第一回の学生演劇祭ですね。僕はその時脚本、演出として参加していまして。僕らの次に月面クロワッサンが上演するというプログラムの日があったんですけど、終演後、主催の作道が「すいません。横山さんのお芝居を拝見させて頂いたのですが、ちょっと暗いなと思いまして。僕と一緒に前説をして空気を和らげて貰えませんか」と声を掛けられて、作品と作品の合間に前説をやる事になったんですよね。びっくりしました。その流れのまま月面クロワッサンを初めて観劇して、「どっちみち阪急河原町」という作品だったのですが、明るくて突き抜けた素直なお芝居で、本人とのギャップもあって凄く記憶に残っています。
__ 
2011年に横山さんが「バイバイ、セブンワンダー」で客演されていましたね。入団されたのは2013年でしたね。2年ほど、考えられていたと。
横山 
はい。卒業後、就職せず演劇を続けるかどうか悩んでいたこともあって。ただ、作道の演劇を続けるとは、仕事にするというのはどういう事なのか。作家としてだけでなく、プロデューサーとしての発想やバイタリティーに強く惹かれて、入団しました。
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素晴らしい。ベンチャー企業に入ったという事ですね。
横山 
そういうことなんですかね。けども、新しい取り組み方をしているというワクワク感はあります。もちろん僕たち自身も、自分達のやっている事が正しいのかどうかはわからないですけど。
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正しい事を正しいやり方でやったら何も問題はないと思います。
横山 
それが一番難しい事ですけどね(笑う)

タグ: 自分を変えた、あの舞台 その人に出会ってしまった 入団の経緯 学芸会


KYOTO EXPERIMENT 2014 フリンジ企画 オープンエントリー作品 第19次笑の内閣 福島第一原発舞台化計画-黎明編-『超天晴!福島旅行』

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笑の内閣「福島第一原発舞台化計画-黎明編-『超天晴!福島旅行』」、拝見しました。面白かったです。滋賀県の中学校を舞台に、修学旅行に福島を選ぶ教員達の政治抗争劇。そろそろ東京公演が・・・
横山 
ありがとうございます。そうですね。京都と東京では、原発含め東日本大震災の影響や捉え方が違うだろうし、福島の方が観劇にいらっしゃる可能性もずっと高いので、緊張していますね。
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理想的には、福島の人も東京の人も笑ってくれるのがいいんだと思いますけどね。
横山 
はい。とても難しい事とは思うのですが、頑張りたいです。それが福島に関心を持って頂けるきっかけになってくれるようであれば本当に嬉しいです。僕の役柄は旅行代理店の社員で、本筋に絡むというよりは賑やかしが中心なので、コメディリリーフとしての役目を果たせたらと思っています。
笑の内閣
笑の内閣の特徴としてプロレス芝居というものをしています。プロレス芝居とは、その名の通り、芝居中にプロレスを挟んだ芝居です。「芝居っぽいプロレス」をするプロレス団体はあっても、プロレスをする劇団は無い点に着目し、ぜひ京都演劇界内でのプロレス芝居というジャンルを確立したパイオニアになりたいと、06年8月に西部講堂で行われた第4次笑の内閣「白いマットのジャングルに、今日も嵐が吹き荒れる(仮)」を上演しました。会場に実際にリングを組んで、大阪学院大学プロレス研究会さんに指導をしていただいたプロレスを披露し、観客からレスラーに声援拍手が沸き起こり大反響を呼びました。(公式サイトより)(公式サイトより)
KYOTO EXPERIMENT 2014 フリンジ企画 オープンエントリー作品 第19次笑の内閣 福島第一原発舞台化計画-黎明編-『超天晴!福島旅行』
公演時期:2014/10/16~21(京都)、2014/12/4~7(東京)。会場:アトリエ劇研(京都)、こまばアゴラ劇場(東京)。

タグ: 超天晴!福島旅行 政治とパーティー


「」会へ参加!

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今日はどうぞ、よろしくお願いします。最近、横山さんはどんな感じでしょうか。
横山 
よろしくお願いします。ここ最近は、12月頭にある笑の内閣さんの東京公演に向けて、稽古の毎日です。それと、京大のNFで玉木青さん率いる「」会の本番があります。今日これから、ですね。
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今日、これからなんですか。
横山 
はい。今日の14時開演なんですよ。エチュード主体の企画を2時間ほど。
月面クロワッサン
2011年、代表の作道雄を中心に活動を開始。演劇作品と映像作品の両方を発表、京都から作品を発信している。メンバーは、11人、平均年齢23歳。演劇・映像作品ともに、サスペンスやファンタジーなど、ジャンルは多岐に渡っているが、基本は群像劇のスタイルである。演劇では、笑えて、かつノスタルジックな物語性を中心とした会話劇を得意とし、vol.6「オレンジのハイウェイ」で、大阪に初進出。映像方面においては、2012年秋のWEBドラマを経て、2013年7月から連続ドラマ「ノスタルジア」をKBS京都にて3ヶ月にわたって製作、放送。地上波進出を果たした。また、「企画外企画劇場 IN 京都」などのバラエティーイベントの主催、WEBラジオの定期配信など、 様々なスタイルを持った活動で、新しいエンターテイメント創作者集団としての地平を開拓している。(公式サイトより)

受賞した作品が来年ようやく上演される日々

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今日はどうぞ、よろしくお願い申し上げます。最近、芝原さんはどんな感じでしょうか。
芝原 
最近は何かと舞台に立つ機会が連続してて、楽しくやらせてもらっています。去年に私、「日本の劇」戯曲賞をとったんですけど、それが来年三月に上演されるので、その打ち合わせをしたりしています。ちょっと、楽しい日々を過ごしてます。
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素晴らしい。スペシャルな日々という事ですね。
芝原 
ですね。
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その受賞した作品が、「マッシュ・ホール」ですね。上演されるんですね。
芝原 
(上演)まだ先ですけど。やっとか!っていう感じです。こんな感じで(自分が書いた戯曲が上演されるのが)続けばいいんですけどね。
匿名劇壇
2011年5月、近畿大学の学生らで結成。旗揚げ公演「HYBRID ITEM」を上演。その後、大阪を中心に9名で活動中。メタフィクションを得意とする。作風はコメディでもコントでもなく、ジョーク。いつでも「なんちゃって」と言える低体温演劇を作る劇団である。2013年、space×drama2013にて優秀劇団に選出。(公式サイトより)

タグ: 匿名劇壇のおこり


カストリ社第三号解散公演「花田一郎の述懐」

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カストリ社第三号解散公演「花田一郎の述懐」。もうじきですね。どんな仕上がりですか。
芝原 
ちょっと前に、上演順が決まりました。通してやってみて、ちょっと変わるかもしれませんが、基本的な構成がようやく出来たなという状態です。色んな面白いものがあるので、楽しみにしていて欲しいです。
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稽古を少しだけ見学させて頂いたんですが、何か、仕上がっていっているような感触がありましたね。どんな配置で作品が並ぶのかも楽しみです。
芝原 
私も楽しみです。がっかりさんは今日また順番変えたんですけどって言ってましたね。大変そうです。
__ 
見に来られるお客さんに一言。
芝原 
みんな、どんな事言ってました?
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東さんは、一つ一つ別の作品なので、リセットして見てもらいたいと仰ってましたね。
芝原 
それも楽しいと思うんですけど、続きを想像するってのも楽しいと思いますよ。フラッシュフィクション、プロローグとかないので割と自由に想像を楽しめると思うんです。
__ 
確かにそうですね。
芝原 
だから、あの後どうなったのかとか、その前はこんなだったろうなとか、想像したら楽しいんじゃないかと思います。でも次々と続いていくから疲れちゃうかも。怒涛のラッシュなんで。まあ、自由に楽しんでください。あと、今回の舞台は客席がこう、舞台を囲ってる感じになっていて、客席を別の位置から見たら見えなかった部分が見えてわくわくすると思います。
__ 
役者が舞台に残して去っていく、みたいなのが楽しみですね。
芝原 
その余韻が積み重なっていくので、最後の方はそれはもう凄い事になっているんじゃないかな。「廃材を振り下ろすまで」と「あしたてんきになあれ」ではそれぞれ違うものをするので、是非どっちも見て欲しいです。
カストリ社第三号解散公演「花田一郎の述懐」
作/福谷圭祐(匿名劇壇)・坂本アンディ(がっかりアバター)・演出/福谷圭祐(匿名劇壇)・坂本アンディ(がっかりアバター)。公演時期:2014/11/7~9。会場:SPACE9(スペースナイン) 阿倍野ハルカスウイング館9階。

タグ: 劇団のおわり 「フラッシュフィクション」


役者と空気感

__ 
役者として、最近のテーマはなんですか。
芝原 
(今回は)割と自分の中にある感情でやっていますね。リアルさとか生々しさを意識しています。そっち系です。
__ 
最近よく考えているんですが、役をリアルに演じる時も、やっぱり見世物にしないといけないですよね。
芝原 
そうですね、例えば、ささやくという演出が付いていても、(その声が)客席に届かなかったら意味がなかったり。劇場に入らないと分からない事も沢山あるので、早く劇場入りしたいです。
__ 
そうですね。そこでしか確認出来ないことはありますよね。その、リアルな人間か・・・難しいですよね。普通の日常会話で、細かい言い方をリアルタイムで内省したり検証したりって、実は難しい事ではない(何故かは知らないけど)。でもそれが演劇になると途端に難しくなる。相手がどう受け止めるかを考えて決めないといけないから。
芝原 
その場の空気を作るのが役者のお仕事なんじゃないかな。
__ 
劇場の空気感みたいな事ですかね。
芝原 
そうですかね。

タグ: 舞台にいる瞬間 見世物 美しい1ミリ