あいつにだったら

__ 
匿名劇壇を立ち上げた時の事を教えて下さい。
佐々 
元々学内公演があって、福谷、松原、芝原と僕、それにもう一人がいたんですけど、それが最初でした。僕は第三候補ぐらいの役者だったんですけど、まあ第一弾の公演をやって。まあそれが良かったんですよね。次の公演までは、授業公演もしてたんですけど、正直、こんな芝居をするために大学に入ったんじゃないんだけどなあと思ってたんです。
__ 
なるほど。
佐々 
福谷と話したんです。僕は脚本とか演出は出来ないし、でも役者は頑張って出来るようになるから、お前が作演してほしい、劇団をやろう、と。まず二人になって、じゃあ誰に声を掛けようかと。まずは芝原と松原、それから今はもういない一人がすぐ決まって。あとダンスが踊れて可愛いヤツがいいと福谷が言って。一番最初に名前が出たのが東です。東を誘って旗揚げですね。
__ 
素晴らしい。
佐々 
もう、大学の授業でやっている公演がちょっと面白くなくて、じゃあ自分達で面白い事はしようと。でもやっぱり、福谷がいたからですね。福谷にだったらバカになって付いていけると思ったんですよ。今でもそう思っています。演出で何言っているか分からない時もあったんですけど、それに従ったら上手い事行くんですよね。
__ 
要するに福谷さんの事がみんな好きだという事ですね。
佐々 
そうだと思います。もうここまで来ると、好きというレベルじゃないかもしれないです。仲良しでもないし・・・いや、仲は良いのかな。

タグ: 旗揚げ


下剋上

佐々 
でも、役者同士でも戦っていたいですね。今回のフラッシュフィクションでも、男役者間で役は取り合おうと話し合いまして。下剋上だと。「自分の方が上手く出来る」と思ったら、福谷に言って、見せて。そういう姿勢は俳優として劇団として当たり前の姿勢なのかなと思っています。
__ 
そうですね。
佐々 
今はいい感じにバラけました。ウチの男はもう、ハングリー精神の塊です。
__ 
スター集団ですね、匿名劇壇。本当に応援しています。
佐々 
ありがとうございます。続いている限り頑張ります。

タグ: 「フラッシュフィクション」


質問 松原 由希子さんから 佐々木 誠さんへ

__ 
前回インタビューさせて頂きました松原さんから、質問を頂いてきております。「尊敬している俳優はいますか?」
佐々 
うーん。これはミーハー的なのも含んでますけど、レオナルド・ディカプリオです。最初はカッコ良いなと思ってたんですけど、今は面白くなってるじゃないですか。二枚目やのに二枚目じゃないのが凄く好きです。
__ 
格好良すぎて面白いになってる。
佐々 
カッコイイうえに、面白い。

自分、ギリ、暗い客席を前にして

__ 
佐々木さんが考える、魅力的な俳優って、つまり面白カッコいいという事?
佐々 
何て言ったらいいんだろうなあ。自分を管理している事でしょうか。
__ 
というと?
佐々 
緊張という事じゃなくて、自分の体を完全にコントロールしていたら、その内自分の周りもコントロール出来るんじゃないかと思っています。自己管理出来ている人、ですね。所作とかも、ナリじゃなくて自分で考えてやっている。福谷が良く言ってるんですが、瞬きがコントロール出来る、汗を調節出来る。自分をちゃんと、管理出来ているかどうか。
__ 
なるほど。
佐々 
美空ひばりも歌っている時、演出に従って自分を管理しているんですよきっと。大竹しのぶも、「泣いて欲しい」と指定された時に「右からですか?左からですか?」という質問が出たって伝説がある。そこまで自分を管理出来たらそれは凄い役者だろうと思うんです。管理出来ていたら、演出に従って自由に色々試せるんですよね。真っ白で立っている訳じゃなくて。
__ 
久々にそういう、禁欲的な考えをする役者に出会いました。
佐々 
感情だけで動く演技ってあんまり好きじゃなくて。熱くなっている演技の最中にも冷静でいたいんですよ。芝居中に何やっていたのか分からん、というのが怖いです。「ハムレットのようなもの」の時はまさにそうだったんですよね。所作一つ一つには拘っていたんですけど、感情を出すという事は大事にしていたので。自分が制御しきれるかギリのところを攻めていて。それはすごくいい経験だったんですけどね。
__ 
それは凄いせめぎあいですね。
佐々 
僕は動きを管理しようとしていたんですが、本間広大は良しとしてくれなくて。だらしない体であってほしい、役者としてちゃんと立たれたら嫌だ、佐々木誠として立って欲しいと言われたんです。
__ 
それは難しいなあ。
佐々 
セリフを喋りながらも頭で考えている別の事を想像させてほしい、みたいなスッゲー高度な事を言われて。それに挑戦した芝居になったと思います。出来てたかどうかは分かりませんけど。

タグ: 頭が真っ白になる 瞬きの数をコントロールする俳優 自分で考えてきたもの、の価値 大竹しのぶ


やりやすいばっかりでやっていても成長はないのかも

__ 
本番が上手くいく稽古の秘訣を教えて下さい。例えば、今回で言うと?
佐々 
一回一回の稽古を流してやるんじゃなくて、ちゃんと集中すること。自分をちゃんと管理していたら、自分のところの稽古でも失敗しないんです。出ハケとかの段取りも同じで、それがしっかり出来ないという事は演出された事が出来ていないという事。毎回きっちり再現していたら、本番で変な事故は起こらないと思います。
__ 
なるほど。では、段取りと演技プランが衝突する場合もあるかと思うのですが、匿名劇壇ではどうしていますか?
佐々 
そういう場合は福谷が必ず気付いてくれます。僕らはその心配をする必要がなくて、僕ら役者は僕ら全員で作り上げる演技プランに従って磨けばいいんだと思う。修正はウチの演出がやってくれるんです。少なくとも匿名劇壇はそうですね。あまり、ウチでやっていてやりにくいなと思った事はないですね。まあ、やりにくいぐらいの状態が一番いいのかもしれませんね。やりやすいばっかりでやっていても成長はないのかも。しんどい身体、僕は好きなので。
__ 
素晴らしい。でも、一度決まった段取りを崩してでも魅力的な演技プランが見つかった場合は?
佐々 
僕はすぐに言いますね。代表に。「こういうのが自分にはあるんだけど、見て」と。ウチの劇団員は結構、全員言うんじゃないかな。それでダメだったらダメだし。どこに客演させてもらってもすぐ言いますね。

タグ: 今の作品に集中する 出ハケについて 色んな秘訣集


目論見

__ 
いつか、こんな演技が出来るようになりたいというのはありますか。
佐々 
2時間まったく動かない演技がしてみたいですね。逆に。こういう役がやりたいとかは実はあまりなくて、例えば人形のように、自分の身体を制御するだけの2時間。出来るようになったら凄いなと思いますね。今のままじゃ出来ないと思うんですが。
__ 
今後、どんな感じで攻めていかれますか。
佐々 
バイト辞めたいです。演劇一本にしたいです。でも一過性の売れてる売れてないじゃなくて、とにかくお芝居を頑張って・・・何にせよ、たくさん吸収したいです。

タグ: 色んなものを吸収 いつか、こんな演技が出来たら 今後の攻め方


フィリップ・K・ディック「宇宙の眼」

__ 
今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントを持ってまいりました。
佐々 
ありがとうございます。何だろう。開けていいですか。
__ 
どうぞ。大したものではないですが。
佐々 
(開ける)初めて見た。何ですか。
__ 
それはですね、SFミステリの傑作だそうです。海外SF小説の大家が若い頃の一番筆が乗っている頃に書いた傑作ですね。
佐々 
えー、僕ミステリが凄く好きなんです。コナン・ドイルとかアガサ・クリスティーとか全巻持ってるんですよ。めっちゃ嬉しいです。
__ 
良かった。笑える作品だそうですよ。

タグ: プレゼント(書籍系)


カストリ社第三号解散公演「花田一郎の述懐」

__ 
今日はどうぞ、よろしくお願い申し上げます。最近、松原さんはどんな感じでしょうか。
松原 
宜しくお願いします。最近は元気です。毎日稽古をしています。
__ 
カストリ社第三号解散公演「花田一郎の述懐」ですね。フラッシュフィクションという形式の、短い作品が数多く次々と上演されるスタイル。とても楽しみです。どんな公演になると思われますか?
松原 
私、まだがっかりアバターさんの作品は見てないんです。今からすっごい楽しみです。今は自分の劇団の作品を作っていて、これをがっかりアバターさんの作品と合わせたらどんな感じになるんだろうと。
__ 
素晴らしい。どんな事になるんでしょうね。今回の公演の、意気込みを教えて下さいますでしょうか。
松原 
どうだろう、面白いものにしたいという気持ちはあります。超短編一つ一つどれも全く違う作品なんですが、丁寧に。でもはっきり切り替えていけるように。
__ 
丁寧なフラッシュフィクション。
松原 
確実にやっていくというか。一つ一つをないがしろにしないで、確実にやっていけば、一本通しで見た時に面白いものになっているんじゃないかと思います。
匿名劇壇
2011年5月、近畿大学の学生らで結成。旗揚げ公演「HYBRID ITEM」を上演。その後、大阪を中心に9名で活動中。メタフィクションを得意とする。作風はコメディでもコントでもなく、ジョーク。いつでも「なんちゃって」と言える低体温演劇を作る劇団である。2013年、space×drama2013にて優秀劇団に選出。(公式サイトより)
カストリ社第三号解散公演「花田一郎の述懐」
作/福谷圭祐(匿名劇壇)・坂本アンディ(がっかりアバター)・演出/福谷圭祐(匿名劇壇)・坂本アンディ(がっかりアバター)。公演時期:2014/11/7~9。会場:SPACE9(スペースナイン) 阿倍野ハルカスウイング館9階。
がっかりアバター
結成2011年6月。主催の何とも言えない初期衝動からほぼ冗談のように結束。2011年6月vol.1『岡本太郎によろしく』2012年11月vol.2『啓蒙の果て、船降りる』(ウイングカップ2012受賞)2013年6月vol.3『俺ライドオン天使』(公式サイトより)

タグ: 炎上、がっかりアバター 最近どう? 丁寧な空気づくり


4年間

__ 
松原さんがお芝居を始めた経緯を教えて下さい。
松原 
元々、舞台に立つ仕事がやりたいなと思っていたんです。でもどう始めればいいのか分からないし、なかなか食べていけない道である事は分かっていたので、誰にもやりたいと言えませんでした・・・高校卒業時、大学に行くにあたって、やっと自分の道は自分で決めてもいいんじゃないかと思えるようになって。高校の時にジャズダンス部に入っていた事もあり、実技試験で入れる近畿大学の舞台芸術専攻に入学しました。
__ 
東さんと同じ部活だったそうですね。
松原 
そうなんです。お互い全然進路の事は話していなかったんですけど、後々聞いてみたら同じ大学の同じ専攻を受けてて。ビックリでしたね。
__ 
近畿大学に入っていかがでしたか。
松原 
自分達で一から作品を作る勉強になりました。あとは何人かとの良い出会いがありました。基本的には4年間自分達でやりたい事をやっていましたね。
__ 
匿名劇壇の旗揚げの経緯を教えて下さい。
松原 
上回生が1回生にスタッフワークを教える勉強会公演というのがあるんです。その上演作品に福谷が立候補して、それで出演者として声を掛けられたのが今の匿名劇壇の初期メンバーですね。福谷、芝原、佐々木、そしてあともう一人今就職しちゃった子がいるんですけどその子と、私の4人です。そこから次も公演やって、その次もやって、気付けば今に続いています。

タグ: 旗揚げ


匿名劇壇の魅力

__ 
東さんにインタビューした時、旗揚げに声を掛けられなかったと悔しく思ったそうですよ。
松原 
あの時は、たしか東は別の公演に参加してたんですよね。次の公演の時はすぐ声を掛けられてましたよ。
__ 
そうなんだ!個人的にホッとしました。では、匿名劇壇の前身としての最初の公演の感想を教えて下さい。
松原 
実は福谷がどんな作品を書くのかその時全く知らなかったんです。だから内心怖かったんですけど、渡された台本を読んだら面白くって。面白い作品だったし、刺激的な公演でした。毎日稽古場に行くのが楽しみでしたね。
__ 
公演後、どんな事を話しましたか。
松原 
特に何も話さなかったです。終わってしばらく経った日の授業後に福谷から「次また公演をやろうと思うんだけど、もし良かったら出てくれる?」と言われました。で、次も出た。みたいな。旗揚げしよう!という感じは全然なかったですね。
__ 
匿名劇壇の魅力を教えて下さい。
松原 
自分でやってるのでなかなか客観的には分からないですけど、私から見るとどの役者も素敵に思えるし、どの作品も面白い事です。本当に幸せな事に、今のところずっとそう思えています。

タグ: 私の劇団について 自分の演技を客観的に見る 劇団力


スベるのが怖くて怖くて

__ 
昨日、杉原さんに「いま、匿名劇壇で面白い役者は誰ですか」と聞いたところ、松原さんだと即答されまして。
松原 
おおーっ。
__ 
何故かというと、1回目の立ち稽古から面白い演技を提案してくるからだ、と。単に面白いんじゃなくて、その役として合っている、「分かってるなあ」と思わせる演技をされるという事でした。
松原 
それを私で思うとはかなり意外です。私そんなにアイデアマンでもないから、1回目の稽古嫌いなんですけどね。もう何にも出来ない状態から始まってるので、前半は苦しくて苦しくて。いやぁ、意外ですね。
__ 
なるほど。私が最後に松原さんを拝見したのは、「二時間に及ぶ交渉の末」の時でしたね。ギャグが面白かったです。人質役のリアクション芸と、家電販売員のセルフノリツッコミが光ってました。
松原 
もうスベるのが怖くて怖くて・・・でもやってみると楽しかったですけどね。
LINX'S PRIME
公演時期:2014/9/27~30。会場:TORII HALL。

タグ: 俳優の提案作業


とにかくやってみよう

__ 
松原さんの、最近の役者としてのテーマは何ですか。
松原 
最近は、とにかくやってみよう!というのがありますね。凄く。今、自分の中で芝居が凄く楽しくなっていってるんです。これまでは出来ない事だらけで苦しかったんですけど、最近は「出来なくてもいいじゃないか」ぐらいには思えるようになって。
__ 
素晴らしい。
松原 
人に嫌われたくなくて極度に自意識過剰だったのが、今やっと人並みに落ち着いてきたのかもしれません。失敗して嫌われてもいいやと思えるようになって、何でもやってみよう精神になったんです。すると、芝居ってこんなに楽しかったんだと思えてきて。出来ない事は山ほどありますけど。今は出来ない事は自分の伸びしろを発見したと無理矢理思うようにしています。
__ 
素晴らしい。では、今、注目している劇団員は。
松原 
これは全員ですね。本当に。最近になって入った新しい団員の存在もみんな面白くて注目しています。彼らが入って来たのが私自身のターニングポイントになったというか、正直凄く刺激を受けました。これからも、もっと盗んでいけたらなと思ってます。元々いる皆は、成長の幅が見えると焦りますね。うわぁ、あんな事も出来るようになったのか!みたいな。

タグ: ターニング・ポイント


質問 杉原 公輔さんから 松原 由希子さんへ

__ 
前回インタビューさせていただきました、杉原さんから質問を頂いてきております。「良い役者とは」。
松原 
難しいなあ。相手役の方自身が(演技巧くなったな自分)と思えるような演技が出来る人かな。
__ 
というと?
松原 
相手役に気持ちよく芝居させてあげられる役者が良いんだと思います。
__ 
会話劇を例にすると?
松原 
相手役Bが怒るという芝居をしなければならない時、B自身が「怒る」に持っていくのではなく、気づいたら怒っていたみたいな。それが良い役者というか。Aの役者がコントロールしているという事なんですけど。相手が出したい音をこっちが引き出す、みたいな。
__ 
相手役が、怒っている事に気づかないぐらいスムーズに怒れる。そんなコントロール力。
松原 
という事はAの役者は、凄く怒らせる言い方が出来たという事ですよね。現象を生める役者が上手いなあと思います。
__ 
会話のキャッチボールの筋書きを把握して、逃さない人と言えるのかもしれませんね。
松原 
会話劇が凄く上手な人と演技した時って、自分もなんか上手になったような気がしてしまうんですよ。向こうが返してくれるし、自分が動きたいように動けるし、みたいな。
__ 
つまり、向こうがこっちの演技を理解してくれている、という事なのかな。
松原 
ゴール決めた人より、そこまでの道のりを的確なパスでアシストした人が、私は魅力的に見えるし重要に感じます。その人が蹴りやすい足元に、蹴りやすいタイミングでボールを出してあげれば、あとはもう相手役が思いっきり足を振り上げるだけでキチンとゴールできる。
__ 
そのシーンが必要としている内容とその為の文法を前もって理解している事が前提ですね。細かいレベルで言えば、その会話で出すべき答えにたどり着く道筋を内外から検証している事。もっと細かく言うと、会話ってものすごく微細な要素に分解出来るんですけど(例えば目の瞬きの角度とか目を閉じるテンポも表現の要素のパーツだし、相手のそれらへの注目/無視も重要な情報だし)。意外にそれはお客さんに響いていくんですよね。それらのやり取りが呼吸を劇場に呼び込んで、共感が生まれて、重なり合いが出来て。
松原 
うんうん。
__ 
それはめっちゃ難しいですね。
松原 
難しいですけど、それが出来ている人を見ると上手だなと思います。

タグ: 会話のキャッチボール 引き出し合う 会話劇研究


私たちが作りあげたものについて

__ 
本番が上手くいく秘訣は何だと思いますか。
松原 
本番といえど、稽古と同じく一個一個確実に丁寧にやっていく事ですね。それが一番、私の中では上手くいく方法です。本番だからとテンションを上げて、ワッーとやってしまうと大変な事になるなと。そういう感じはしますね。
__ 
なるほど。
松原 
そういうので間を逃したりするので、冷静に着実に。稽古でみんなで作り上げたものを、そのまま持っていこうと思っています。

タグ: 稽古の成果至上主義 丁寧な空気づくり 色んな秘訣集


学びと私

__ 
いつか、こんな演技がしたいとかそういうのはありますか。
松原 
さっき言ったような自分が思う良い役者に近づいていければと思います。派手なタイプでもないし、華で人を引き寄せられる訳でもないので、技術を積み重ねていければと思います。技術で、行けるところまで行きたいです。
__ 
それは、近畿大学で学んだ事は役だってますか?
松原 
あ、役立ってる事もあります。近畿大学でやった芝居で今の私がある程度出来たと思います。大学を卒業すると誰かに教わる事はもうないので、まだまだいろんな人の演技を見て盗んだりしてもっと学んで行きたいですね。

タグ: いつか、こんな演技が出来たら


芝居

__ 
今後、どんな感じで攻めていかれますか。
松原 
ずっと演劇を勉強していきたい欲も強いですし、とにかく色んな経験をしたいという気持ちです。そうですね、もっと芝居したいです。いろんな人と芝居してみたいし。いろんな場所で芝居してみたい。自分の劇団以外で芝居した経験も少ないので、活動の幅を広げて行きたいですね。
__ 
がんばってください。
松原 
はい。ありがとうございます。

タグ: 今後の攻め方


ハロウィン帽子のカチューシャ

__ 
今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントを持って参りました。
松原 
ありがとうございます。ご丁寧に。開けてもいいですか?
__ 
大したものじゃないですけど。
松原 
ドキドキする。(開ける)あー、可愛い!もうすぐハロウィンですからね。
__ 
ちょっと折れちゃってますけど、カチューシャですね。
松原 
ハロウィン用のアイテムが出来ました。毎年何もしないので。今年はこれを使います。

タグ: プレゼント(装飾系) プレゼント(リング・ネックレス・ブレスレット系)


カストリ社第三号解散公演「花田一郎の述懐」

__ 
今日はどうぞ、よろしくお願い申し上げます。最近杉原さんは、どんな感じでしょうか。
杉原 
朝起きてバイト行って、終わったら稽古して。そのリズムが出てきました。稽古が無いとバイトだけなんで、生活が乱れてくるんですよ。ありがたいです。
__ 
稽古とは、カストリ社第三号解散公演「花田一郎の述懐」の稽古ですね。どんな作品になりそうでしょうか。
杉原 
がっかりアバターさんとの合同公演で、昨日、向こうの稽古場に行って何本か作品を見たんですけど。良かったんですよ。匿名劇壇では作れない、がっかりアバターだけが作れる事をやっていて。合体して、一つの良いものが出来ると思います。
__ 
なるほど。ちなみに、上演順としてはどうなるんでしょうね。キレイにアバターズと匿名さんで前編後編分かれるのか、作品ごとアトランダムな上演順で分かれるのか。
杉原 
まだ決まってないらしいですね。いや、決まった上で伝えてないのかも分かりません。でもごちゃまぜ感はあると思います。
__ 
意気込みを教えて下さい。
杉原 
今回は特別に頑張ろうという訳じゃなく、いつも通り集中して出来たらと思います。毎ステージ新しい発見が出来たら理想的です。
__ 
今も、稽古場で発見している?
杉原 
稽古場は発見だらけですね。例えば同じ事を同じ間で練習して突き詰めて良質化することは出来ると思うんですけど、面白かった事が分かったらそれは捨てて、新しい可能性を見つけたりして、変わっていけたらいいなと僕は思います。同じ一つのモノを研ぎ澄ますより、色んなパターンを試していけたら。
__ 
固持するんじゃなくてね。
杉原 
今回はそういうふうにしたいと思っています。
__ 
そんな考え方は、実はフラッシュフィクションという形式と合っているのかもしれませんね。気付いたら次の作品が始まっている、だから次々と発見がある。とても楽しみです。
匿名劇壇
2011年5月、近畿大学の学生らで結成。旗揚げ公演「HYBRID ITEM」を上演。その後、大阪を中心に9名で活動中。メタフィクションを得意とする。作風はコメディでもコントでもなく、ジョーク。いつでも「なんちゃって」と言える低体温演劇を作る劇団である。2013年、space×drama2013にて優秀劇団に選出。(公式サイトより)
カストリ社第三号解散公演「花田一郎の述懐」
作/福谷圭祐(匿名劇壇)・坂本アンディ(がっかりアバター)・演出/福谷圭祐(匿名劇壇)・坂本アンディ(がっかりアバター)。公演時期:2014/11/7~9。会場:SPACE9(スペースナイン) 阿倍野ハルカスウイング館9階。
がっかりアバター
結成2011年6月。主催の何とも言えない初期衝動からほぼ冗談のように結束。2011年6月vol.1『岡本太郎によろしく』2012年11月vol.2『啓蒙の果て、船降りる』(ウイングカップ2012受賞)2013年6月vol.3『俺ライドオン天使』(公式サイトより)

タグ: 俳優の提案作業 今の作品に集中する 「フラッシュフィクション」 最近どう? アーティストの生活


入りたい、そんな気持ちが最初にあって

__ 
杉原さんがお芝居を始めた経緯を教えて下さい。
杉原 
高校3年の時に演劇部に入部しました。メディアに憧れていて、出演するにはどうすればいいのかと考えたら、演技をしないといけない。なら演劇部に入ろうと。
__ 
3年生で演劇部に入部ですか。
杉原 
しかもその演劇部がですね、部員16人が全員女子だったんです。さらに、僕は3年生なのに他の女子全員2年だったんです。入ったその時から「先輩」と呼ばれる違和感はありつつ、滋賀県大会で音響して、小さい劇場公演をやって、演劇とは何かを初めて知りました。面白いし続けたかったので、演劇を学ぶ大学はどこかというと近畿大学か日本大学か。で、近畿大学に入学して。4年間学んで、匿名劇壇に入りました。
__ 
匿名のメンバーに出会ったのはどんな経緯が。
杉原 
僕が大学二年生の時に授業公演に出たんです。その時、メンバーの佐々木誠に声を掛けてもらって。「もし良かったら匿名劇壇でやらへんか」と誘ってもらったんです。その時はすぐ答えられなかったんですけど・・・
__ 
なるほど。
杉原 
その後、「気持ちいい教育」に客演として出演させてもらって、それからまた時間がちょっと経って。決めて入りました。佐々木誠から大分プッシュされたんですね、それが無かったら入ってなかったと思います。嬉しかったですね。
第三回本公演「気持ちいい教育」
公演時期:2014年5月。会場:シアトリカル應典院。

タグ: 高校演劇 入団の経緯


それから感覚が備わってきて・・・

__ 
これまでに、自分を変えたのはどんな舞台でしたか・
杉原 
2回生にやった、北村想さんの「屋上のひと」という作品で、シンちゃんというチンピラの役を演じました。自分でも上手く出来た気がしましたし、先生からもお客さんからも良かったって声を頂いて。それがすごく楽しかったんです。この感覚で芝居をしたら上手と言われるんや。この感覚でずっと行こう、と。今でもその感覚を続けています。
__ 
上手く出来たというのは、格好良く出来たという事ですか?
杉原 
違いますね。凄く集中しているんです。その瞬間しっかりと会話が成立したというか。役も自分もしっかり実感を伴っていて、上手に出来ている感覚がある瞬間があるんです。周りの役者やお客さんの反応や表情も見えているし、次にせなあかん事も見えているし、そのすごい集中が出来る時がたまにあるんです。その時が凄く楽しいです。
__ 
分かります。いや、分かるなんて言ったら語弊があって、観客としてその役者の感覚は伝わるという事なんですけど。役者が本番の日にまで作ってきた理解って、お客さんに全部伝わるんですよ。見せる為に作った理解を流れで見せられるんだから、実は観客にはほとんど全てが伝わっているんじゃないか。役者の感覚も伝わっていると思います。まあ、受け止めてもらう為に作られたものなので当たり前なんですけど。
杉原 
お客さんには何でも伝わりますからね。

タグ: 俳優のブレイクスルー 役をつかむ 役者全員の集中が一致 舞台にいる瞬間