海の外へ
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- いつか、こんな事が出来るようになりたい、とかはありますか?
- せん
- 単純に、海外から声が掛かるようなアーティストになりたいです。
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- なるほどね。
- せん
- それから、今もやっていますがこれからもやっていきたい事があります。私、実はここで料理も出すんですよ。料理するの、好きなんです。料理も一つの、ちょっとした作品だと思うので、それがお客さんの口の中に入るのが嬉しいというのがあって。なるべく本番では何か、料理を出したいとは思いますね。あとは、その場の空気も大事だと思うので、同じ空間の空気を共有する時間を大事にしたいですね。
共作がはじまる
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- この作品・・・『ツー』?と読むんですか?
- たみお
- ちょっと言いにくいので「ティーダブルオー」と呼んでいます。
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- ありがとうございます。いいチラシですよね。ビジュアル的に素晴らしいです。ここ3年ぐらいで見た中で一番、美しいと感じるチラシでした。
- たみお
- あ、本当に?ありがとうございます!この遊園地の写真、全部切り抜いているんですよ。手伝ってもらったりして。
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- 元は写真なのに、欄干の一本一本まで・・・凄いですね。さて、どんな作品になりそうでしょうか。
- たみお
- 照明デザイナーの魚森さんと、インターフェイスデザイナーの片山さんのお二人がお作りなったサギノモリラボというデザインユニットと一緒にやらせてもらうんですけど、面白い事を考えていらして。例えば、お客さん参加型のインタラクティブアートが演出として作品に組み込まれるという。
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- 面白そうですね!
- たみお
- それから、作品自体が移動し易いように作ろうと、
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- 移動できる作品とは?
- たみお
- 海外にも持っていける。劇場を選ばずに出来る作品です。私の方は、暗転をしたいという気持ちがずっと強くて。この一年ぐらいはリーディング公演を主にしていたんですけど、会場の都合から暗転が難しくて。それを魚森さんにお話した時に、「一緒にしてみない」というお話を頂いたんです。暗転出来る、これはありがたいぞと思って。
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- 面白い関係性ですね。
- たみお
- ありがたかったです。