コアラからつかむシェイクスピア

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最近、学んだ中での気づきを教えてください。
西岡 
ちょっと大きな話になってしまうかもしれないんですけど、欲望を持ち続ける事かもしれません。結構、欲を表に出しても、すぐ諦めちゃったり、抑制するタイプだと自分では思っています。講師の方のエクササイズの一つで、アニマルエクササイズというものをやったんです。ある動物の事を研究して、完全に動物になっちゃう。私の場合はコアラでした。コアラを研究して擬態する。そこを起点にして、段々とシェイクスピアの登場人物の一人にスライドしていくんですよ。シェイクスピアに出てくる人物は欲求が強いんですよね。
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ええ。
西岡 
その人物の欲求に、自分自身の欲求から近づいていっても分からなかった点が、本能的な動物の形態を借りてそこからスライドさせて行くことによって、「今何がしたい」とか「アイツを叩きのめしてやりたい」とか、ビビッドな欲求になって出てきたんですよ。それが必要なんだなと思いました。日常を切り取った演劇だって、中には非日常なものが紛れ込んでいると思うんですよ。それを全部、日常の自分でやってしまうのはもったいないな、と。自分にはないタフさが必要なんですけど、日常から欲求を閉じこめていると、演じる時に息切れしてしまうんですよ。だから、そういう時の為のトレーニングとして、自分の欲求を素直に出そうと思います。
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アニマルエクササイズか。
西岡 
他の人のアニマルも、どこかその人の個性が出ているんですよ。私自身も、コアラの事を他人とは思えなくなりました。

タグ: 動物と俳優 役をつかむ 一瞬を切り取る 非日常の演出 続ける事が大事 シェイクスピア


騙されやすい僕ら

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OSI基本参照モデルでいう、第八層が確実に存在していると。そしてそれは、実は5層目くらいに位置しているかもしれない?
廣瀬 
何でしょうね。多分、記号化出来ない部分を大事にしたいなと思っているんです。それと、僕自身が記号に騙されやすい人間なんです。それをちょっと克服したいから演劇をしているのかもしれません。自分のファースト・インプレッションに流されやすい、一面的になりやすい。
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そこは誰でもそうかもしれませんが。
廣瀬 
僕の場合はちょっとその傾向が強いので。自虐的ですけど。演劇でだいぶ克服してきたんですよ。今でも言い淀んだりどもったりはあるんですけど、演劇を始めるまでは更にひどくて。コミュニケーションがすごく苦手だったんですよね。

タグ: 俳優の「素」を生かす 動物と俳優 言葉以前のものを手がかりに


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佐々木さんはどんなエロを求めているんですか?
佐々木 
どんなエロがいいのか(笑う)面白いですね(笑う)。
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セクシャルハラスメントになりましたか?
佐々木 
いえいえ。フェチです。何に興味があると言われればフェティシズムです。あと、動物の性事情について有北さんと話していて、それにきょうみがあります。
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というと。
佐々木 
人間って邪念が多いからいろんなバリエーションがあるんですけど、動物はそうでもないという思い込みがあるじゃないですか。でも、動物全てが同じ性行動を取るわけではなくて、種の分だけ多様なんですよ。例えばペンギンには同性愛が多かったり、ゴキブリには前戯があるとか、雀は1分間に20回性行為をするらしくて。イルカが集団レイプするとか。
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興奮するんじゃないですかね?
佐々木 
そうですかね。
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群体としての生に埋没している個体が、その行為をする時だけ・工夫した性行為をする時だけ、自我を意識しているのかもしれませんね。全く余計な工夫をする時だけ。
佐々木 
そうですね。

タグ: アドレナリン 動物と俳優 死と性と 性欲


vol.315 佐々木 ヤス子

フリー・その他。

2013/春
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佐々木

劇団ZTON vol.9「天狼ノ星」

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今日はどうぞ、宜しくお願い致します。森さんは最近、どんな感じでしょうか。
森  
最近はZTON「天狼ノ星」の稽古三昧ですね。殺陣に悪戦苦闘しています。天の章、地の章とあって、両方に出させて頂くんですけど、どちらにも殺陣があって毎日筋肉痛です。
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今回は、刀以外の殺陣もあるんですよね。
森  
そうですね。4つの種族があるんですが、それぞれが狩りに使う得物を使った殺陣になっています。それぞれ勝手が違う武器の殺陣なんですよ。
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森さんはどこの部族ですか?
森  
僕は鷹の種族です。鷹は狩りに弓を使うので、弓矢の殺陣ですね。
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おお!前回公演「月に叢雲、花に風」の時の弓矢の殺陣があって、1.5メートルぐらいの高低差のあるステージで、上からヒュンヒュン射ってはSEと共に相手が命中するというのが物凄くかっこよかったです。
森  
あれはウチの鈴木さんがやってましたね。いやー、僕も練習していますが、難しいんですよ。鈴木さん凄いなと思いましたね。武器によって、実は使う筋肉が違うんですよ。弓矢だったら背筋に来るんです。刀は腕に来て。毎日、違う部分に筋肉痛が出ています。
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使われている筋肉が違う。という事は、本番の時にそれぞれの種族によってどこが鍛えられているかがハッキリ分かると。
森  
そうですね。やっぱり種族の大元が全然別の動物なので、生き方が違うんです。現実世界でも、人間は生活様式によって違うんですよね。今でも狩猟を続けている民族は視力が僕らに比べて発達しているし・・・
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農耕民族は長期間の集団作業に強いし・・・
森  
生きている環境で身体って違うんだなと、それを実感出来ていますね。
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我々がそれを、今更獲得出来るかどうか、ですね。
森  
そうですね、結局、想像の範囲内でやっていますね。
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ガラスの仮面で、亜弓さんもマヤも役をつかむために実践するんですよね、毎回じゃないですけど。亜弓さんなんて、幽閉された王女の役をつかむために、一時期下町でケンカに明け暮れる荒れた生活を送ってたんですよ。
森  
読んだ事ないですけど、ええ。
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役者が、演じる役の重みをその役者個人に刻み付ける事を役作りだと言うのかもしれませんね。
森  
自給自足なんですよ、この世界の部族は全て。今の世の中でそれはかなり難しくて。
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我々は農耕民族ですしね。
森  
でも、鷹の種族は貴族社会的な所があるんですよ。下々の者の税で生きているみたいな。鷹はグルメなんですよね。僕は鷹の王をやらせてもらうんですけど。
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あ、王なんですか。
森  
ニソロという名の王なんですけど、ワイン好きであると。苦手なんですがこの間、飲んでみました。
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なるほど。
森  
河瀬さんに、「お前は人生経験がなさそうに見える。役者として重みを出せ」と言われてズバッと来て。だから、色んなものに出会う為に外に出ていったり、意識して見るようにしています。
劇団ZTON
2006年11月立命館大学在学中の河瀬仁誌を中心に結成。和を主軸としたエンターテイメント性の高い作品を展開し、殺陣・ダンスなどのエネルギッシュな身体表現、歴史と現代を折衷させる斬新な発想と構成により独自の世界観を劇場に作りあげ、新たなスタイルの「活劇」を提供している。(公式サイトより)
劇団ZTON「天狼ノ星」
公演時期:2013/5/9~12。会場:京都府立文化芸術会館 。
劇団ZTONエンタメストライク002「月に叢雲、花に風」
公演時期:2012/8/18~19。会場:京都府立文化芸術会館 。

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