いつか瑞々しく

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ダンス・ファンファーレでの高嶋さんとの対談を拝読しました。その時からは変わっているかもしれないんですけど、高木さんがダンスを踊る理由というのは?
高木 
確かにあの時とはまた少し違ってきていて。段々自分に対してストイックじゃなくなってきた。それは自分にとってはポジティブな変化で。動く事を純粋に楽しむという事をやりたいなと思っているんです。自分の中にある澱みたいなのは消えないんでしょうけど、そうじゃない部分を拾い上げられるようになってきたんじゃないかと思います。瞬間、瞬間、自分にオープンになれるという事を楽しむようでありたい。
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突然ですが、私は高校演劇をやっていてですね。役者でした。
高木 
えー!
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夏にですね、静岡の高校の演劇部が集まって東京のプロの劇団と一緒に作品を作るんですよ。そこで自分、ウケました。
高木 
へー!
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多分、そこには違った意味での瑞々しさがあったと思う。内輪イベントとは違う、同世代・演劇部、という共通項の連帯感があって、そこで「本番」という共有する創作物があったからだろうと思うんです。我々はあそこへは二度と行けない。しかし、手放された瑞々しいその振り付けは我々をもう一度遠い夏に連れて行く事も出来るだろう。ただし観客にも相応の姿勢が求められるんでしょうが。
高木 
うーん。
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指先から星が出る的な、ジャニーズがやってるみたいな。
高木 
そうですね。
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この間見た、jazz Danceの時のしげやん(北村茂美)みたいな。
高木 
私は拝見出来なかったんですけど、分かります。居方みたいなもの、ね。
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あれは凄いですよね。
高木 
そう、何がどうなってるのか分からないけど。
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あれこそ、トレーニング出来ない能力なのかもしれない。
高木 
そうですね、うんうん。
interview 高木喜久恵作品 ねほりはほり
高嶋慈→高木貴久恵 インタビュー。

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「セクシー」との距離

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冒頭の方で、固い身体をテーマとして考えていたとの事ですが、それはまさにそういう事だったんですね。
石畑 
はい。お客さんって、普通の状態の僕らの身体には興味がないんですよ。緩い身体だって、緊張からの緩和を見せないと、そこには意味が生まれないという。
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それは、壇蜜の何がエロくないかというテーマに接触しますよね。
石畑 
壇蜜。
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あの人の何がエロティックではないのかについて最近考えていて。マネキンと壇蜜のどちらがエロいのかというとそれはもうマネキンじゃないかと思っているんです。マネキンは完全に、彼女の世界に面と向かって戦っている。だから僕らはマネキンの子の姿を見れるし、触れ合えるんじゃないか。
石畑 
はい。
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私は、壇蜜は戦っているんじゃなく、世界を吸収しているように見える。だから彼女に謎を感じる事はない。先ほど仰ったような舞台上の役者の身体は、緩く見えても固くても、あらゆる準備をしているじゃないですか。そういう風にして立っている役者の身体には視線をそそられるし、エロスを感じる。
石畑 
壇蜜を最初にみた時は、確かにエロいと感じました。メディアで見る機会が増えるにつれ、確かにエロいなあと感じる事はなくなったかもしれません。
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いまNHK出てますもんね。
石畑 
壇蜜=セクシーという触れ込みに引きずられているのかもしれないですね。
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もし、この5年TVもネットも見ていない人に壇蜜を見せたらどうなるんだろう?
石畑 
もしかしたら「どうしてこの人がTVに出ているんだろう?」と思うのかもしれないですね。

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愛嬌のナゾ

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最近思っている事があるんです。「愛嬌」って凄く大事だと思うんですよ。今東京で公演してる壱劇屋や、かのうとおっさんも。
是常 
そうそう、つい客席から一歩踏み出してツッコミたくなるような。壱劇屋の大熊くんとか、あんなにすごい人なのに、すごい事をやってるのに「もう~!」ってつい言ってしまうような。
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そうそう。そういう才覚って訓練出来ないですよね。
是常 
それは媚びるのではなくて。
__ 
そう、媚びるのではないんです。
是常 
向こうから媚びてくるんじゃなくて、彼らが自分達の活動をしているのが重要なんだと思うんです。
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愛嬌って、どこかを境に消えていくのかもしれない。代わりに威厳が身に付いていく人もいる。でも威厳も愛嬌も備えている人もいる。こういう、人間の雰囲気って何なんだろう?
是常 
何なんでしょうね。愛嬌で言うたら、「この人は話しかけても私を否定しない」と思わせる何かなのかな。でも、これから大事になっていく部分なのかなと、ちょっと思います。
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是常さんも愛嬌に溢れてると思いますよ。
是常 
(笑う)それは嬉しいです。
壱劇屋
2005年、磯島高校の演劇部全国出場メンバーで結成。2008年より大阪と京都の狭間、枚方を拠点に本格的な活動を開始。主な稽古場は淀川河川敷公園で、気候や時間帯をとわず練習する。マイムパフォーマンスを芝居に混ぜ込み、個性的な役者陣による笑いを誘う演技にド派手な照明と大音量の音響と合わせ、独自のパフォーマンス型の演劇を行う。イベントではパントマイムやコントをしたり、FMラジオにてラジオドラマ番組を製作するなど、幅広く活動している。(公式サイトより)

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質問 川面 千晶さんから 坂本アンディさんへ

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前回インタビューさせて頂きました川面千晶さんから、質問を頂いてきております。「今までで一番印象に残っている恋愛エピソードを教えてください」。
坂本 
僕寝取られフェチなんですけど、それでも彼女とは頻繁に連絡するんですよ。いつだったか、話がこじれて「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね」・・・って何行も続いたメールが届いた事があります。それくらいかな、言えるのは。

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