明日、出会うその日までには

__ 
これから、表現を始められる人たちに何か一言。
衣笠 
俳優って、自分が役に入り込んで演技をする分、それを見る人に対して嘘を付いているんですよね。その事を忘れないでほしいと思っています。「おれは俳優だぞ」って偉そうにするんじゃなくて、俳優自身は謙虚にいなくちゃいけないんじゃないかなと思います。自分が仕事をしている上で常に嘘を付いているという自覚を常に持っていたら、楽しんで嘘を付いていいと思うんです。
__ 
今後、どんな感じで攻めていかれますか?
衣笠 
やっぱり大学と違って、ものすごい厳しい世界に飛び込もうとしているんですよね。そんなにすぐには売れないですし。1年、5年、もしかしたら10年と物凄い貧乏な時期になると思って。どれだけチャンスを取りに行けるかと思っています。待ってても仕事は来ないので、自分から攻めていかないといけないので。
__ 
そうですね。
衣笠 
大学だったら3・4回になったら自分で監督が出来るしキャスティングもされるんですが、そんなに甘い世界ではないので。大学に来た頃の「この映画に出たる!」っていう勢いがあったんですが、そういう初心を思い出して。でも焦りすぎず攻めて行けたらいいなと思っています。
__ 
ありがとうございます。これからも、関係性を大事にしていってください。
衣笠 
そうですね。向こうの事務所の方にお会いした時も「この世界は出会いが全て」って仰られて。どれだけの人に出会って、どれだけの人に気に入ってもらえるかと。
__ 
リアルな話、「気に入って下さい!」って攻めて来られたら引きますので、遊びというか空白というか、そういう余裕が結構重要だと・・・何でもそうなんですけどね。

タグ: 色んなものを吸収 オーディション キャスティングについて 外の世界と繋がる いつか一緒に


「何でもやります」の姿勢

__ 
今後、どんな感じで攻めていかれますか。
白井 
もう一回、「何でもやります」という気持ちに立ち返りたいですね。二十歳くらいの頃は本当にそういう気持ちでやってるんですけど。もちろん選ばなきゃいけないし、色んな事情はあるんですけど。でも「何でもやります」の姿勢で、少しでも魅力を感じたお話には、迷ってお断りするのではなく引き受けたいな、と。自分からもっと、オーディションとかも受けたりしたいなと思います。身体が動くうちは。
__ 
そうですね、体が動くうちは。
白井 
自分には飽きないようにしたいと思います。僕はこんなもんだから、みたいに捨てたりはやめようと思います。歌は苦手だからとか踊れませんとかじゃなくて。それはやってきていないだけなので。可能性が眠っているだけなので、最初から否定はしないようにしようと思います。
__ 
自分を限らないようにしたいと。
白井 
そうですね。言うてもまだまだ勉強不足なので、もっと吸収していきたいなと思います。

タグ: 色んなものを吸収 オーディション 迷っています 二十歳のわたし


オーディションと私

__ 
真壁さんは東京でオーディションを受けまくると思うんですけど、自分のどういう部分を見せたいですか?
真壁 
特技が見たいと言われたら、ずっとバスケをやってたのでそれを使うかな。音楽に合わせてフリースタイルを披露したりします。あと、歌、楽器だったらピアノはちょっとだけ弾けるんですけど。
__ 
バスケ部だったんですね!
真壁 
全国大会に出ました!昔ですけどね。今でも超練習してるんですけど、これを見せてもいいのかなあって疑問を持ちつつ…
__ 
いやあ、そんな疑問はいらないんだと思います。少なくとも審査員を楽しませるという目的があるので、審査員席の奥の壁まで伝わるように演技するべきだと思います。まずはノリを一緒に楽しんでみたら。
真壁 
そうですよね。どうしても必死になるから、そういう観点は無かったですね。受かる受からんは別にして、面白かったら印象に残るかもしれないし。

タグ: オーディション 印象に残るシーンを作りたい


vol.376 真壁 愛

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2014/春
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真壁

自己プロデュース

__ 
今回、私は壱劇屋の全員にお話を伺おうとしていまして。そして、河原さんがその第一弾という事で、だからこういう事はあまり言うべきじゃないのかもしれないんですが・・・河原さんの理想はとても明確ですよね。であれば、どこかでそのやりたい事を試す時期を作らなければならないし、それは先延ばしに出来るものじゃないと思う。もちろん、壱劇屋を辞めるべきだとかそういう事じゃなくて。これは本当に、私の立場で言うべきじゃない事ですが・・・
河原 
いえいえ。僕自身、演出をするというのが最終目標なんです。いまのところ。身体の動き、と、お芝居の融合を表現としてやりたいんです。その修行として壱劇屋に所属していまして、早めに演出に挑戦するのが一番良いとは思っていないんです。経験を積んでやるのが自分には合っているんじゃないかと。自己プロデュースを磨きながらやっているので、壱劇屋にいる事は自分にとってはプラスになっています。
__ 
なるほど。
河原 
そういうジャンルを開拓したいんです。ブレイクダンスをしながらお芝居をしているのは関西では僕だけなんじゃないかなと思うんですよ。日本だったら数名くらいなんじゃないかと。HIPHOPやジャズダンスだったら相当いると思うんですけどね。今はマイノリティですけど、もっとメインのレベルにいけるようになりたいですね。もちろん大衆性は望めないんですよ。けど、磨き抜いたら誰でも分かるようになると思うんですよ。
__ 
なるほど。
河原 
演技としての動きで、ヘッドスピンをしている。それが、作品の上では当然そうなると受け止めてもらえる、そういう形態の作品フォーマットを作る。それは例えですけど、僕がやりたいのはそういう事です。

タグ: オーディション いつか一緒に


勝負するんだったら勝たないと

__ 
今後、どんな感じで攻めていかれますか?
河原 
僕個人としては、次の壱劇屋の公演が終わり次第、あるオーディションに向けてダンスの練習をします。
__ 
はい。
河原 
壱劇屋としては、公演が決まっているので。どれも結構、挑戦として組んでいるスケジュールなんです。今年は本当に勝負の年だと思っていて。勝負するんだったら勝たないと、と思います。どんどん勝負していきます。
__ 
負けても折れないでほしいですけどね。
河原 
これまで、正直勝っているとは言えない生き方をしてきたんです。そろそろ勝たないといけない。そう考えています。

タグ: 俳優のブレイクスルー オーディション 俳優同士の闘争心 今後の攻め方 演劇は勝ち負け?


受けてみようかなっ

___ 
佐々木さんは神戸大学の学生劇団のご出身なんですよね。
佐々木 
そうです。自由劇場です。神戸大にははちの巣座もあります。仲いいんですよ。
___ 
外部への出演が多いですが、それはいつ頃ぐらいから?
佐々木 
今年の2月にレトルト内閣さんに出演してから、です。先輩が勧めてくれたオーディションに運良く受かって。受けてみようかなっ、という軽い気持ちでした。
___ 
ご自身としてはどんな体験でしたか。
佐々木 
みなさんとても優しくして下さって、かのうとおっさんのお二人にも出会えたし、ホントに貴重な体験でした。
自由劇場
神戸大学。2013おおさか学生演劇祭にて優勝。新人公演「花の紅天狗」(公演時期:2013/9/21~22。会場:神戸大学シアター300 )

タグ: オーディション その人に出会ってしまった 「かのうとおっさん」という特異点 レトルト内閣のウワサ


vol.315 佐々木 ヤス子

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2013/春
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佐々木

KAVCプロデュース 木皿泉×末満健一「君ほほえめば」

__ 
今日はどうぞ、宜しくお願いします。
清水 
よろしくお願いします~。
__ 
お久しぶりです。本当に。先日のKAVCプロデュース、木皿泉×末満健一「君ほほえめば」に出演されていましたね。大変面白かったです。
清水 
ありがとうございます。
__ 
いかがでしたか。
清水 
私は木皿さんの作品が大好きで、「すいか」ファンとしてはもう、とても光栄だったんです。ちょっとお話は違うんですが、3人の女友達が一緒に暮らし始めるという話で。オーディションに受かった日から、恥ずかしい話、毎日泣いてて。
__ 
えっ。
清水 
舞台のブランクもあったし、舞台が好きなだけでやっていいのかなと。責任感と嬉しさで葛藤の日々でした。
__ 
清水さんのブログに、最後の一週間でまとまっていった、という実感があったそうですね。
清水 
途中、キャストの変更があったりして。私自身もそれまで不安が残っていたんです。でも最後の一週間、みんなとお互いの考えている事を正直に打ち明けたりしたら、やっとほぐれてきて、自分が立つ舞台の姿が見えてきたんです。最後でもっていけた感じでした。
KAVCプロデュース 木皿泉×末満健一「君ほほえめば」
公演時期:2013/3/14~18。会場:神戸アートビレッジセンター。

タグ: 俳優のブランク オーディション 恥ずかしいコト 舞台にいる瞬間 一段落ついた


vol.298 清水 智子

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2013/春
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清水

わたしの登竜門

__ 
九鬼さんが俳優として参加した作品、努力クラブ弱男ユニット「夕凪アナキズム」を拝見しました。どれも大変面白かったです。演劇を始めたのはどのような経緯があったのでしょうか。
九鬼 
高校演劇から始めて、龍谷大学時代に劇団未踏座に入りました。でも、未踏座時代に得た事を全然生かせてないんですよね。
__ 
というと。
九鬼 
未踏座から努力クラブの旗揚げにひょいっと呼ばれて、だから大学時代と隔絶していると思います。後輩に見に来てって言えないですね。
__ 
大学時代はどのような作品を。
九鬼 
皆やりたいものを持ち寄ってだったので、色々でした。団員の創作脚本だったり、古城十忍とか、鴻上尚史とか、キャラメルボックスとか、ですかね。あと、三回生の時に初めて演出をさせてもらったんです。漫画原作の、「鈴木先生」っていう。
__ 
あ、ドラマ化された?
九鬼 
そうなんですよ。ドラマ化されて映画化されたので・・・
__ 
凄いですね。始めて実写化したのは我々だと。
九鬼 
いえそこまではおこがましくて言えないんですけど(笑)。今でも原作者の方とは交流があります。
__ 
おお・・・
九鬼 
先生、優しい人なんですよ。私は六巻の内容をメインに舞台用に再構成しました。でも長編ですから、四巻からの伏線が六巻で昇華されたりしていて。なんとか、そこの辻褄が合うように、何人かのキャラクターを一人の人物にまとめたり、メインキャラクターを思い切ってカットしたり。今思うとかなり乱暴なことをしてしまいました。原作者の方に本番をご覧頂けて、「自分も六巻だけを読み切りで描くならば、こういうやり方をしたかもしれないね」と言ってもらったんですよ。先生、優しいからお世辞かもしれないですけど。それが凄くありがたかったです。
__ 
パロディというか、茶化しましたか?
九鬼 
茶化したつもりはないですね。その時なりに、真剣だったかも。未踏座時代は、卒業してからも演劇を続けようという気持ちは無かったんです。未踏座の活動でストレスがたまると漫画を買って発散するような日々で。だから、普通に、働いて、みたいな、そういう生き方をしようとしていたんですけど、「鈴木先生」をやって、こんなに楽しい思いが出来るなら、またしたいなって。でも、学生劇団時代、最後の最後で私は卒業公演には出られなかったんですよ。悔しかったです。
__ 
悔しかった。
九鬼 
卒業公演は演出補に回りました。演出補って難しいですね。私の話なんて聞いてくれない役者もいましたし。役者落ちした人の話なんて聞かないですもんね。役者に、「それは違うんじゃないの」って逆ダメ出しされたりしましたね。今思うと、落ちた理由もなんとなく想像つくっていうか、納得できるんですけど。あの時はただただ、後輩に対して恥ずかしかった。卒業公演で役に立つって、卒業しても続けててもいい最低条件みたいなものじゃないですかね。いつか演出をする為の修行として、役者がしたいなと思っていた所に合田君が声を掛けてくれて。それ以降、努力クラブには旗揚げから参加しています。舞台上で緊張したり、集中できてなかったりすることを、むしろ良いって言ってくれる、大事な劇団です。
「夕凪アナキズム」
公演時期:2013/1/25~28。会場:元・立誠小学校 音楽室。
未踏座
龍谷大学の公認サークル劇団。
「鈴木先生」
漫画作品を原作に未踏座にて演劇化。原作者の方による当時の観劇感想はこちら

タグ: 道具としての俳優 俳優の「素」を生かす オーディション 自分を変えた、あの舞台 人脈を繋げる 伝説的な公演 学生劇団と私


伸び伸びとやらせてもらってます

__ 
西原さんを最後に拝見したのが満月動物園「ツキシカナイ」で、その前がATLAS「キリンの8割、わたしの2割」で、その前が一人芝居フェスの「私の未来」でした。どれもとても面白かったです。
西原 
ありがとうございます。
__ 
西原さんは歌手でもあるんですよね。「私の未来」では、ラストの歌がマジで凄かったです。さて、西原さんが歌ったり演じ始めたのはいつからなのでしょうか?
西原 
歌い始めたのは高校生で、演じ始めたのは23歳ぐらいです。当時スナックで働いてたんですけど、そこに来ていたお客さんの奥さんが劇団をやっている人で。私がバンドをやっていると言ったら、「表現をしている人として、一度はお芝居も観てみたら」と勧められて。観に行ったら凄く楽しくて。そこから繋がっていって、「出てやー」って言われるままに色んな所に出演していたんですが、そういえば自分から「出たい」と思ってオーディションを受けたり事はなかったですね。
__ 
つまり西原さんはモテまくっているという事なんですね。
西原 
いえ知り合いの劇団ばっかりなんです、それも良くなかったんちゃうんかなあと思ったりしています。「あの劇団に絶対出たいねん!!」ってがむしゃらに頑張ったりした事がないのが今の悩みに繋がってるのかも。
__ 
なるほど。「私の未来」を見た時に間違いないなと思った事があって。西原さんが凄く伸び伸びとやってたと思うんです。すごく。それは、西原さんが人前に立つ事を誰よりも許されている人だからなんだろうなと。自然な流れに従ったからこそ、今の西原さんがあるのでは。
西原 
嬉しいです。でも、戒田さんの作品はいつでも伸び伸びとやらせてもらってますね。ATLASさんの時も、アサダさんが、私が伸び伸び出来るように書いて下さってて。
満月動物園
おもな登場人物たちはいつもフツーの人たち。でも、ほんの少しメルヘンな世界におかれる。キュートな死神にとりつかれたり、 トイレに流されてしまったり、アタマからカサのはえてる人と仲良くなったり、ユメとネムリの境目をウロウロしたり。クスリと笑えるシチュエーションで日常をほんの少しメルヘンにずらして、ほんの少し優しく見つめると、ハードな現実も直視できます。(公式サイトより抜粋)
満月動物園 第弐拾夜 『ツキシカナイ』
公演時期:2013/1/18~20。会場:シアトリカル應典院。
ATLAS
「愛は色々。」男女の愛、家族の愛、世界は愛に満ちている。その中でも、ATLASは「マイノリティーな愛」を描いた作品を主に扱う団体として2005年に立ち上げられました。(公式サイトより)
最強の一人芝居フェスティバル INDEPENDENT:12
公演時期:2011/11/24~27。会場:in→dependent theatre 2nd。
西原希蓉美×戒田竜治(満月動物園)「わたしの未来」
出演:西原希蓉美×演出・脚本:戒田竜治(満月動物園)。

タグ: 『モテ』 オーディション ユニークな作品あります 衝撃を受けた作品 自分は何で演劇を


vol.290 西原 希蓉美

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2013/春
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西原