ウソのない[2]

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いつか、どんな演技が出来るようになりたいですか?
松下 
ずっと、その芝居の世界が広がり続けるような芝居がしたいです。上演時間は2時間だけだけど、その前もあとも世界があって、そこをただ切り取っただけみたいな芝居がしたいです。
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世界がずっと残っていく・・・?お客さんの心に、そしてよくわからないけれどこの宇宙に?
松下 
はい、個人的にですけど。その為には、存在にウソがあったらダメだなあと。架空の物だから、ウソがないようにしたいですね。お客さんに対しては、ピエロみたいな存在でいたいです。世界中の最も底辺でありたい。尊敬されたいとかではなく、「こんな人達でも存在しているんだから、生きよう」って思ってほしいな、って。2年後、全然違う事を言ってるかもしれませんけど。

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「Sherry,Go home ~フランケンシュタインと赤い靴~」

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前回公演「Sherry,Go home ~フランケンシュタインと赤い靴~」。大変面白かったです。美術品のような印象の作品でした。オーバルシアターの白い部屋に、宇宙の広がりがキュっとまとまった不思議な作品でしたね。その中で、Sun!!さんの存在感が似合っていて、途中から強い違和感を持ち始めて、それをサカイヒロトさんが客席と我々を繋いでいるというか。強い構造を持ち、なんか設定が不確かな少女が出てくるという、矛盾に支えられた作品でしたね。
坂本 
ありがとうございます。嬉しい感想です。サカイヒロトさんが仲立ちというのはまさにその通りで、最近のご自身のWI'REの作品でもサカイさんご自身がお客さんへ語りかける事があるんです。実は、サカイさんには最初はキャストではなく共同演出と美術をお願いしていたんですが、キャスティングが難航して。困っていたところへ「僕がセリフを喋ることもできますよ」と。で、試しに喋ってもらったらバッチリで。
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なるほど。
坂本 
酸素が足りない宇宙船に密航するというのは日常生活では起こりえないシチュエーションなので、いかにリアリティをもたせるかについては話をしましたね。さらに、「Sherry,Go home」では、色々なメタファーを盛り込みました。チェリーパイ、赤ちゃんの声、ラジオ、この宇宙船は何を意味しているのか。
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隠喩が散りばめられている。
坂本 
それらを最終的にひとつの絵としてお客さんに渡す。そうでなければお客さんが混乱するので。最後には、宇宙飛行士がチェリーパイの入っているカゴに耳を当て、ラジオを聴いているかのように宇宙のどこかにある少女の声を聴こうとする、という演技プランが出てきました。流石、でしたね。私が楽しんでましたね(笑う)。
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いいシーンでしたね。
坂本 
サカイさんは演者としてSun!!ちゃんと向き合って感じた事を今度は美術家として作品にフィードバックして作っていかれたんです。サカイさんの中で循環するものが、劇空間として立ち上がっていく過程はとても面白かったです。
「Sherry,Go home ~フランケンシュタインと赤い靴~」
公演時期:2013/9/7~9。会場:オーバルギャラリー。

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店長一年目

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今日はどうぞ、よろしくお願いします。末山さんは最近、どんな感じでしょうか。
末山 
次は、岩戸山のコックピットKAIKA劇団 会華*開可として出ます。
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どんなお話になるでしょうか。
末山 
いやあもう、宇宙です。
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お仕事も忙しいでしょうに。
末山 
(笑う)店長一年目なので、大変ですね。雇われ店長なので。
KAIKA劇団 会華*開可
[KAIKA劇団 会華*開可]京都市下京区・KAIKAに所属する劇団。「楽しいことをしているときの人は輝いていてステキ」という思いから、「楽しい」「やってみたい」「おもしろそう」とメンバーで共有できるものを模索しながら、作品を創ることをモットーとしている。2011年から始動した地域劇団。『楽しさのクオリティ』の向上を目指して活動中。(公式BLOGより)
岩戸山のコックピット
公演時期:2013/10/7~27。会場:KAIKA。

タグ: 宇宙の話


中学までは人前に立つのは考えられなくて

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片桐さんの芝居を、CTT大阪の「道の階」を拝見した事があります。とても面白かったです。
片桐 
あ、ありがとうございます。
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月がパン工場に行こうとしていて、それを止める女の子の話でしたね。月が歩く時の音楽が凄く良かったです。
片桐 
嬉しいです。作・演出の久野さんも、またやりたいって言ってて。何か書いているそうですよ。
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またいつか、拝見したいです。まず、片桐さんがお芝居を始めた経緯を伺えますでしょうか。
片桐 
中学までは人前に立つのは考えられなくて、学芸会での楽器演奏は好きだったんですけど。でも高校に入った時、演劇部の新入生歓迎公演を見た時に面白いなって思って。でも、だからと言ってバリバリやっていくとは思って無かったんですけどね。
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なるほど。
片桐 
見学に行って入部したら、面白くてハマってしまいました。でも、あくまでクラブ活動で、卒業してからもやろうとは思わなかったんです。実は中学生の終わり頃から宇宙に興味があってですね、宇宙の研究をする道に進もうと思ってたんですよ。
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宇宙。
片桐 
大学の進路もそのつもりで勉強していたんですが、進路を決める時期に考えてしまったんです。で・・・演劇をやろうと思っちゃったんですよ。親にも先生にも「え?」って顔をされたんですね、そんな潰しの効かない、芸術系の進路を取るなんて、進学校としては前例がなかったらしくて。
C.T.T. Osaka Trial No.11
公演時期:2011/11/29~30。会場:ウイングフィールド。

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vol.288 片桐 慎和子

フリー・その他。

2013/春
この人のインタビューページへ
片桐

質問 小林まゆみさんから 三名 刺繍さんへ

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前回インタビューさせて頂いた、小林まゆみさんから質問です。「稽古の時のストレッチはどのようにしていますか?」
三名 
基本的には俳優に任せていますが、公演が迫っていない時は例えば・・体の90度・45度を取る練習をしますね。一番キレイと言われる角度で動いたり。あとはリズムに乗って体を動かす、発声のワークがあります。
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ありがとうございます。「大阪と京都で芝居の違いを感じるところはどこですか?」
三名 
京都は悪い意味でも良い意味でもスケール感の小さい芝居が多いんじゃないかなと思いますね。多分、客層もそういうのが好みなお客さんが多くて。
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ああ、多分それはそうですね。
三名 
小さい、ミクロに宇宙を感じるというか。
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そこからの広がりを期待するというか。
三名 
土地柄や家の作りがこじんまりとしている、そういう生活感が関係あったりするのかなって思いますね。大阪はごっちゃりしている。そういう風土と、笑いが求められるのは関係があるんじゃないかなと。そうなんですよ、大阪は笑いが出来る俳優がまず評価されるんですよね。

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