カストリ社第三号解散公演「花田一郎の述懐」

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カストリ社第三号解散公演「花田一郎の述懐」。もうじきですね。どんな仕上がりですか。
芝原 
ちょっと前に、上演順が決まりました。通してやってみて、ちょっと変わるかもしれませんが、基本的な構成がようやく出来たなという状態です。色んな面白いものがあるので、楽しみにしていて欲しいです。
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稽古を少しだけ見学させて頂いたんですが、何か、仕上がっていっているような感触がありましたね。どんな配置で作品が並ぶのかも楽しみです。
芝原 
私も楽しみです。がっかりさんは今日また順番変えたんですけどって言ってましたね。大変そうです。
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見に来られるお客さんに一言。
芝原 
みんな、どんな事言ってました?
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東さんは、一つ一つ別の作品なので、リセットして見てもらいたいと仰ってましたね。
芝原 
それも楽しいと思うんですけど、続きを想像するってのも楽しいと思いますよ。フラッシュフィクション、プロローグとかないので割と自由に想像を楽しめると思うんです。
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確かにそうですね。
芝原 
だから、あの後どうなったのかとか、その前はこんなだったろうなとか、想像したら楽しいんじゃないかと思います。でも次々と続いていくから疲れちゃうかも。怒涛のラッシュなんで。まあ、自由に楽しんでください。あと、今回の舞台は客席がこう、舞台を囲ってる感じになっていて、客席を別の位置から見たら見えなかった部分が見えてわくわくすると思います。
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役者が舞台に残して去っていく、みたいなのが楽しみですね。
芝原 
その余韻が積み重なっていくので、最後の方はそれはもう凄い事になっているんじゃないかな。「廃材を振り下ろすまで」と「あしたてんきになあれ」ではそれぞれ違うものをするので、是非どっちも見て欲しいです。
カストリ社第三号解散公演「花田一郎の述懐」
作/福谷圭祐(匿名劇壇)・坂本アンディ(がっかりアバター)・演出/福谷圭祐(匿名劇壇)・坂本アンディ(がっかりアバター)。公演時期:2014/11/7~9。会場:SPACE9(スペースナイン) 阿倍野ハルカスウイング館9階。

タグ: 劇団のおわり 「フラッシュフィクション」


無限迷路

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いつか、どんな演技が出来るようになりたいですか。
真壁 
女性ですね。
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というと。
真壁 
私の中で決定的に無い部分です。このひと、大人で女性やなっていう人の内側から滲み出る女性らしさ。包容力と言えるものかもしれないんですけど。ミジンコターボの解散公演でお母さん役だったんですけど、全く自分に無い部分なんで。めっちゃ色んな作品を見て参考にしました。お母さんといっしょとかも見てました。
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なるほど。
真壁 
それがスッと演じられるようになるのは、いつなのかな。
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その役を演じるべき役者、というのはどうしてもあると思っています。解散公演での真壁さんの王妃役は、正直、カジュアルな感じでしたね。
真壁 
お姉さん的な感じになりましたね。後悔はないんですけど、そこに関しては、自分としても納得のいっていない部分があります。色んな役をやらせてもらったんですが、上品さは掴めなかったですね。どうしても。元々体育会系でちょっとボーイッシュなところに行ってしまうので、それが違ったらどこに行こう、無限迷路をさ迷う感じ。
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上品さ、ね。
真壁 
女の人として生まれたからには、一度くらいはそう思われるような芝居をしたいですね。

タグ: キャスティングについて 劇団のおわり いつか、こんな演技が出来たら ジェンダー・女性らしさ 女性的、それはなにか


vol.376 真壁 愛

フリー・その他。

2014/春
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真壁

IN HER LINE

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さて、度胸と愛嬌に溢れた「IN HER THIRTIES」。10人の女性が一人の女性の30~40歳までを一年ずつ演じる作品。是常さんは32歳のコーナーを担当されていましたね。
是常 
そうですね。レトルトのQ本さんとシンメトリーでした。
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全体へのツッコミ役でしたね。大変良かったです。
是常 
永津さん演じる37歳の「私」がツッコミ甲斐がありましたね。あのお話の32歳は、結婚して仕事もこれから上向きでという時期で、そりゃその時期の私は突っ込むわな、とね。聞いてへんわ!その五年後。
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そうですね・・・。どんな思い出がありましたか。
是常 
あれは不思議な現場で。役者が10人いて、もう1チーム合わせると20人いて。だから一人の演出家から割いてもらえる時間はあまりなくて。どっちかと言うと、役者同士でディスカッションして作った部分が多いですね。華やかチームはいわゆる女の幸せが分かりにくい話になって、これはこれで良いよねと思わせるのがすごく難しい作業でした。自分の前の年齢の人が何を考えていて、そこを踏まえながら次の人に渡して行かなくてはいけない。それは本番入ってからも続きました。麗らかチームが本番をやっている上の階の楽屋で、「どういう気持ちで言ってます?」みたいな。38歳の永津さんの「私床上手やねん」っていう例の台詞があって、それに対するリアクションも年代によって違うんですよ。結婚して間もない31~34はドン引きしてる人が多くて、それ以降はまんざらでもなくなっていく、みたいな。
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確かに、あれは段階的に分かれましたね。リアクションが。
是常 
こっち側はパートナーがいて順調な訳じゃないですか。しかし35を挟んだ向かい側の自分が年下の恋人と・・・「!!」となって。「年々上達していく」とか聞いてへんわ!どう思っていいか一瞬分からんくなるというか。35から向こうは「へえ、そうなんだ」ってまんざらでもない、というグラデーションが見えたら面白いねと言い合ってました。
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それぞれの役作りと時系列が関わっていくんですよね。
是常 
役者達の個性や、自身の経験もあるし、私自身もこういう人生を歩む可能性がゼロではないんだなと。そういう無限の可能性を感じる公演でしたね。
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そうですね。麗らかチームと華やかチームの人生を比較しても面白いかもしれませんね。
是常 
シバイシマイの作家が両方見てくれて。どっちも見た方が面白かったそうです。
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インハーの皆さんに一言。
是常 
また何か、一緒にやりたいですね。今回のはワッとみんなで一気に集まって舞台を作って、ワッと解散したんです。今でもちょいちょい集まってるんですけどね。LINEでグループを作ったんですが、それがずっと、今でも頻繁に稼働してるんですよ。誰かの誕生日だったり、メンバーの舞台を見に行ったらその写真をアップしたり、飲みに行ってるメンバーが募集したり。
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大変、正統的なLINEの使い方をされていますね。
是常 
私も東京公演の時に水野伽奈子さんの公演に行ったのでその事を書いたり。いまだにビアガーデンに行ったりしてるですよ。本当にいい座組になりましたね。みんながみんなを尊敬しあって、面白がっている感じがしました。
TOKYO PLAYERS COLLECTION「IN HER THIRTIES」
公演時期:2014/3/27~31。会場:in→dependent theatre 2nd。

タグ: 役作り=役割の分析 劇団のおわり IN HER THIRTIES


節目

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いつか、どんな写真が撮りたいですか?
河西 
昔、あるバンドの解散ライブを撮影シた時、そのメンバーに「嬉しすぎて一生の宝物にする」って言われた時です。それを言われたとき、凄く嬉しくて。写真って一生モノになるんですね、きっと。
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いい思い出になる。
河西 
そう言ってもらえればいいなあって。その写真を見返せば、それが思い出せる。実は、私自身、そんなに、写真が好きな訳じゃなくて。
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ええ。
河西 
というか、写メが苦手ですね。食べ物とかをことある事に撮るんじゃなくて、撮影より目の前のそれを楽しんだ方がいいんじゃないかって。でも、一生の節目になる写真を撮らなければならないとなると重たいですけどね。
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節目になる写真、いや、節目じゃないと写真は撮るべきじゃない。もしかしたら、写真は節目を作るものなのかな。
河西 
時が止まった写真を見て、その一瞬を目の前にすると節目になるのかもしれません。
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人間は、過去を振り返る事が一つのステップアップの手段であると。過去を振り返る時、最良の瞬間が切り取られているのを見ると、一つの節目として考えられる。良い節目を踏まえて、その人が過去を振り返る一つのアイテムとして捉える。

タグ: 劇団のおわり 人生の節目 有機的に関わりあう


カルト劇団、がっかりアバターの衰亡

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今後、どんな感じで攻めていかれますか?
坂本 
自分の面白いと思った事をやるだけですね。いまの創作方法は、僕が面白いと思った事をみんなで吟味する形なので、僕が面白くなくなったらそこで終わり。そんな劇団なので。
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これからも楽しみにしております。

タグ: 劇団のおわり