見守る星を指さして
- たみお
- 子供を産んでからブログを停止してしまっていて。ある日突然、「待っています」というコメントを頂いたんです。その方と最近お会いする事が出来たんです。
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- ええ。
- たみお
- この人が私の事を待っていたんだなあ、私の作品を見て下さってたんだなあ、という実感があって。私のひとつの支えになっているんですよ。遠くの方に見える星みたいなもので、そういう風に思ってくれる人がどこかにいるんだなと。生きる上でありがたかったんです。
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- 時折にしか見えないけど、そこには確実にある星。
- たみお
- 誰かのふとした言葉で救われるものなんですよね。ちなみにメッセージをくれてたのは浮遊許可証の坂本見花さんでした。嬉しかったです。ほかにも色んな方に救われてます。
一人芝居の脚本執筆中!!
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- 今日はどうぞ、よろしくお願い致します。片岡さんは最近、どんな感じでしょうか?
- 片岡
- 最近はおかげ様で忙しくさせて頂いていますね。いまはウチの劇団員の真壁愛がindependentの一人芝居フェス※に出るんですが、今その台本を書いています。
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- どのような作品になるのでしょうか。
- 片岡
- 前回は恋愛の話だったし、今回はせっかくの一人芝居なので、少し変わった事をやってもらいたいなと思って。女性役ではないものを書こうとしています。
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- 人間以外ですか?
- 片岡
- 人間ではあります。やっぱり、振り幅の多い役をやった方が貴重な経験になるなと思っていまして。僕も他の所に出させて頂いて、そういう恩恵も感じているんです。ウチの劇団員には色んな役をやらせて、引き出しを広げてもらえたらと。
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- 作品が上演されるのは一人芝居トライアル二次審査、ですね。
- 片岡
- 審査会という事で、14組中6組なのでどうしても周りを意識してしまうんですけどね。でも見せるのはお客さんだし、一人芝居やねんからその関係性を崩さないようにしてほしいですね。そうした意識を内に秘めて望んで欲しいです。
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- そういう意味では、落語に似ていますよね。
- 片岡
- そうですね。一人芝居の作り方って、一人で喋っててもおかしくないシチュエーションを設けるか・独り言をただただ吐露させる説得力を成立させるために人物設定を練り上げるか、なんじゃないかと。脚本家としての腕の見せ所ですね。裁判での証言とか、留守電に言葉を吹き込み続けるとか。僕が一人芝居フェスに出た時は浮遊許可証の坂本見花さんに脚本をお願いしたんですが、坂本さん「これ、終わっても拍手一つも貰えないかもしれませんよ」って。最高じゃないですかそれ、って。
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- 脚本と役者の掛け合いの究極が一人芝居なのかもしれませんね。どんなものになるのか、楽しみです。
- ※ミジンコターボ
- 大阪芸術大学文芸学科卒業の竜崎だいちの書き下ろしたオリジナル戯曲作を、関西で数多くの外部出演をこなす片岡百萬両が演出するというスタイルで、現在もマイペースに活動中の集団、それがミジンコターボです。最終目標は月面公演。(公式サイトより)
- ※INDEPENDENT:13 トライアル
- 審査:2013/7/9~10。会場:in→dependent theatre 1st。