質問 由良 真介さんから 髭だるマンさんへ

__ 
前回インタビューさせて頂いた、由良さんから質問を頂いてきております。「あなたが体力的・精神的に限界を感じたのはいつですか?」
髭だ 
一年前ですかね。あの時期はたくさん出てました。「65歳からの風営法」のツアーの合間に結婚式プロレスに出て。あの時期はフラフラでした。和田謙二の公演がその2ヶ月後にあったりして。
__ 
なるほど。
髭だ 
本当に、体力と気力の限界が見えるまで芝居してたんです。本当に、辞めた方がいいのかもしれないというぐらいやっていました。でも、いま辞めてどうすんの俺と思って。なら続けるしかないでしょう、となって。でもそこから、ガラッと変わったんですよ。今は出ないといけないなと思って。そこで今年大阪ゲキバカのオーディションを受けて、合格して新しい関係を得る事が出来て。そういう一歩を踏み出せたんですよね。一歩、飛び出してみたら辛くないんですよ。やってから後悔したらいいと思うようになりました。
__ 
髭だるマンの名前をみんなが知るようになればいいですね。
髭だ 
いやあ、もっと自信が付いたらいいなと思っています。ただ、舞台の上では「自分が誰よりも上手い」と思うようにしています。で、舞台を降りたら人一倍反省してます。これエリック・クラプトンっていうギターの上手いおっさんが言ってました(笑)
__ 
いつか、どんな演技が出来るようになりたいですか?
髭だ 
役を演じていても、髭だるマンとして見られているような気がするんです。その役の演技だと見られているんじゃなくて、「髭だるマンがまた気持ち悪い事やってる」って。そういう事がないようにしたいですね。
__ 
現状を打破したいと。髪型を変えたらいいんじゃないですか?
髭だ 
ああ、そういうところですかね。まあ、今までの髭だるマンとはかけ離れた役どころを経験したいと思いますね。

タグ: 追い詰められた時期 反省Lv.3


質問 高田 会計さんから 是常 祐美さんへ

__ 
前回インタビューさせていただいた、京都ロマンポップの高田会計さんから質問です。「人生の修羅場を教えてください」。
是常 
えー・・・難しいなあ。大学を辞めた時ですかね。五年いて卒業しなかったんですけど。一人暮らしで、すっごいダメだったんですよ。何でか分からないんですけどずっと眠くて。昼夜逆転してました。
__ 
引きこもってネットばかりしてた?
是常 
いや、ネットすらせず。唯一、遅刻しながらもクラブセンターに行って芝居だけはしてたと。ひどい時期がずっと続いてましたね。私、勉強嫌いやったんや、と。ショックでしたね。

タグ: 追い詰められた時期


質問 高田 会計さんから 畑中 華香さんへ

__ 
前回インタビューさせていただいた、京都ロマンポップの高田会計さんから質問です。「人生の修羅場を教えてください」
畑中 
そうですね・・・私、大学6年半行ってるんです。5年目が決まった瞬間、大変悲しかったんですが、親戚一同が「まあまあ、そんなの世の中にゴマンといるよ」と言ってくれて。しかし6年目が決まった時の正月、誰も何も言ってくれなくなってしまったんですよね。言っても23歳なんて全然何でも出来る年なのに、「もうダメだ」と思っちゃって。でも何か面白い事をしたいと。その流れで悪い芝居に入ったんです。
__ 
ああ。
畑中 
劇団に入団が決まった時も、ものすごい喜びとともにもの凄い絶望もあって。今ではそれはいい事だったなと思っています。
__ 
なるほど。
畑中 
何て言うんですかね。どう転ぶか分からない道に行った方が面白いと思ったんですよね。ずっと笑っていられるような道を選ぶより。だから、人生の修羅場は劇団に入団が決まった時、ですね(笑う)。

タグ: 追い詰められた時期


26歳の北尾亘が探しているもの

__ 
今日はどうぞ、宜しくお願いします。北尾さんは、最近はどんな感じでしょうか。
北尾 
こちらこそ、よろしくお願いします。僕はいま26歳なんですけど、今年に入ってから色々とお仕事を頂いておりまして、ずっとばたばたとしています。26歳としては、そろそろ将来のことを考えて動いていかないといけないなと思っているところです。一日のなかで、考える時間が多いですね。ネガティブな思考になりがちなので、後ろ向きになってしまわないように気を付けたいです。
__ 
私も基本的にはネガティブなので、お気持ちは分かります。いつか、ここから抜け出せるでしょうか。
北尾 
それを信じて行きたいですね。今年の残りがどうなるかで決まるように思うんです。あと少し、駆け抜けたいです。
Baobab
主宰:北尾亘が全作品の振付/構成/演出 所属メンバー:目澤芙裕子・米田沙織と共に企画/運営を行う。作品毎にダンサーや役者の垣根を越えた人材を募り、経験の有無や得意不得意に関わらず集まった人をみな踊らせてしまう大胆なダンスの扱い方が特徴。コミカルでいてリズミカルな独特の躍動感を持つ振付と、それぞれの関係性にまで手を伸ばす演出を織り交ぜ、[時に喋り歌い 沢山笑ってたまに泣く] 強いパフォーマンス性を武器に身体の先に人間を描く。出演者それぞれの本音として溢れ出る身体・言語を舞台上に充満させ、その熱が客席まで侵食していくような表現を目標としている。 KYOTO EXPERIMENT (京都国際舞台芸術祭)/ ダンス・インパクト吉祥寺/PLAY PARK~日本短編舞台フェス~/こまばアゴラ劇場 サマーフェスティバル 汎-PAN- 等様々なフェスティバルにも積極的に参加し、活動の幅を広げている。またパフォーマンスと観客のボーダレスな関係を求め、作品創作だけでなくパフォーマンスイベントの企画やクラブイベントへの出演なども行う。●トヨタコレオグラフィーアワード2012「オーディエンス賞」受賞●コンドルズ振付コンペディション2010(CCC) アホウドリ賞(準グランプリ)受賞・KYOTO EXPERIMENT(京都国際舞台芸術祭) フリンジ企画 3年連続参加(公式サイトより)

タグ: どんな手段でもいいから続ける ボーダレス・横断 追い詰められた時期 最近どう? ネガティブ志向 夜の共犯者 本音の価値


劇団飛び道具「七刑人」

__ 
飛び道具にとって大きな存在と言える作品はありますか。
大内 
「七刑人」は大変な経験でした。僕は何も出来なかったんですけど、劇団にとっては大きな財産になったんじゃないかと思います。
__ 
私も「七刑人」、凄く面白く拝見しました。大変な作品でしたね。罪人達が恐怖に肉体を蝕まれて、その後処刑地に移動するために牢から出される時の一瞬の開放感が表現され、そして処刑台に向かう時にもう一度それぞれが生のよすがを求め、一緒に歩く人を求めて・・・とても芸術的でした。それと、牢から出る時に誰かが伸びをしたんですけど、その伸びに一瞬、日常を感じたんですよ。
大内 
誰やろう。
__ 
山口さんだったかもしれません。とても絵画的で、美しい場面が散らばっていて、重厚でした。どのシーンでも私は納得して観ていました。
大内 
あの作品、ほぼ原作通りでした。実は最初、僕は結構軽い気持ちで始めてしまったんですよ。結果、ものすごい苦労を掛けてしまったんです。
__ 
というと。
大内 
原作の深さですね。そこに自分なりのアレンジを加えて作品を作ろうとしたんですけど、そんなに甘い作品ではなかったんです。これはまずいと気付いたのに、そのまま大分時間を費やしてしまって。二週間ぐらいまえにミーティングしたんです。「ちょっともう、出来上がらんでもいいから価値のあることをしようや」という話になりました。僕が言った訳じゃないですけど(笑う)。
__ 
出来なくてもいいから、価値のあること。
大内 
原作に立ち帰って、エピソードをチョイスしなおして再構成しました。牢屋のシーンをどう表現すべきか、知恵を出しあって。本当に僕はなにも出来なかったんですけど。初日が終わって「何とか、形になって良かった」と言い合った記憶があります。

タグ: 追い詰められた時期


俯瞰する

__ 
今まで、この芝居を機に自分の演技が変わった、というような公演はありますか?
松田 
ありますね。今はもう解散しちゃったんやけど、France_panの「家族っぽい時間」という作品に参加させてもろうた時。それこそ20代ぐらいのメンバーの中に一人混ざってやってたんです。そこで結構、演出というか演技の細かい指示を色々出されたんです。「松田さん、そこ1秒間をとって」とか。
__ 
細かい演技の指示があった。
松田 
それまでは、そのままのキャラクターを期待されて声を掛けられる事が多く「素」のままでやっていればよかった(笑)。だから、かなり細かく演出を付けられて、ずいぶん戸惑いました。でもその作品が出来上がるプロセスを目の当たりにして、全体の中における自分の果たす役割をきちんと認識することができた。それ以降、役者の立場でありながらも、全体的な作品の仕上がりを見る事は多くなりましたね。
__ 
「家族っぽい時間」では、作品としての完成度をはっきり認識する事が出来た。
松田 
はい。具体的には「台本の読み込み」「セリフの間」「どれくらいの集中力が必要か」そして「稽古の質と量」などについて考えさせられました。それまでは「地でやらしといて面白いから、そのまんまでやらしとけ」みたいな。前田司郎さんの「生きてるものはいないのか」に出演させてもらったときも、そんな感じだったんちゃうかな。
France_pan
04年結成。演劇における恥ずかしい境界を壊しつつ護りつつ、覚束無い言葉のコミュニケーションを軸に、真面目と不真面目の中間地点を探り続ける。揺らいじゃった身体性、現代人の悲喜劇性、ペンペケピーな前衛性。作品はポリリズミックに展開。観客の過剰な能動性や批評眼の重要性を各方面に訴えながら、演劇知の可能性を弄ぶ。(公式サイトより)
France_pan 14th「家族っぽい時間」
公演時期:2008/12/12~14。会場:AI・HALL。

タグ: 役者の積み上げ 自分を変えた、あの舞台 コンセプチュアルな作品 ちゃんと楽しませる 追い詰められた時期 自分で考えてきたもの、の価値 前衛は手法から作る人々を指す


vol.293 松田 裕一郎

フリー・その他。

2013/春
この人のインタビューページへ
松田

「ナントカ世代の落語まつり」を終えて

__ 
今日はどうぞ、宜しくお願い致します。久しぶりですね。最近どうですか?
北島 
「ナントカ世代の落語まつり」が終わりました。
__ 
面白かったです。ゲスト多数で見応えのある公演でしたね。お疲れ様でした。いかがでしたか。
北島 
有り難いことに、先輩方にたくさん出ていただきました。千秋楽なんかゲスト3組で上演時間が3時間を越えてしまって、第3部のナントカ世代が始まる頃にはお客さんも疲れ果てて、俳優も待ちくたびれて・・・打ち上げで謝ってました。
__ 
豪華ゲストでしたね。サプライズゲストもあって。THE GO AND MO'sの黒川さん
北島 
黒川さんは1週間前に決まったんですよ。演出するナントカ世代は第3部だけだし、しかも再演で、楽が出来るかなと思ってたんですけどちょっと甘かったです。
__ 
それにしても、なぜ「落語まつり」をやろうと思ったのでしょうか?
北島 
立川談志が亡くなったから・・・公演の時点で1年と少し経った頃ですね。「粗忽長屋」を原作とした『粗忽長屋』は、立川一門が言う「主観長屋」から得たヒントは大きいですね。『シ・バハマ』の原作である「芝浜」も談志の十八番ですし。
__ 
落語にインスパイアされた作品という事ですね。談志への追悼公演なのでしょうか。
北島 
追悼と銘打ってるわけでもないし、そもそもそんな事を言うと家元に怒られそうですが。ま、京都の片隅で故人を思いながら公演でも打とうかと。
ナントカ世代
当初は、すべての公演タイトルを『~世代』とすることを約束事として北島淳の脚本を上演する企画であった。が、そもそもは「タイトルを考えるのが面倒」という安易な理由から導入したタイトルシステムにより、徐々に狭まる選択肢に逆に苦しむハメになり約束を破る。つまり、今ではただの不条理劇とコメディが好きなだけの、京都の演劇企画である。(公式サイトより)
ナントカ世代13「ナントカ世代の落語まつり」
公演時期:2012年12月7日~9日。会場:アトリエ劇研。
THE GO AND MO's 黒川猛氏
2012年1月より本格始動したTHE GO AND MO's。黒川猛氏のパフォーマンス企画ユニット。

タグ: 追い詰められた時期 死んだオプションへの追悼 落語 サプライズ・ドッキリ