笑の内閣VSネトウヨ

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さて、「ツレがウヨになりまして。」の韓国公演を画策されているそうですね。大変興味があります。やったら絶対面白いと思うんですよ。
高間 
いやー、実現出来たらハクが付くと思いますわ。劇団としてというのもありますけど、ネトウヨというのが日本でも笑われているよという事を示せるんですわ。だって、向こうでだってネトウヨなんて一部のバカで、大半の冷静な人たちは日本に対しては是々非々でやってるんですよ日本人と同じように。そういう話をですね、日本と韓国で真面目にやっている人たちは沢山いるんですけど、僕らのようにギャグでそれを示せる存在があってもいいと思うんですね。
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それが実現すれば、日韓関係については大いに革新的な事件になると思うんですよ。ネット右翼・・・個人的な認識ですが、正直、日本のネトウヨは全然気合が入っていない腑抜けだと思っている。あれは日本という勝ち馬に乗りたいだけの野次馬に過ぎないと思う。昆虫だと言い切ってもいいかもしれない。そういう彼らを笑ってあげる事は、彼らにとって救いに繋がるんじゃないか。それが出来たら・・・。ネトウヨにひとこと、言いたいことはありますか?
高間 
一言では済まないですね。ま、ツレウヨを見て欲しいです。あれだけtwitterで、チョンだなんだと言ってきて結局一人も観に来てないんですよ。いや来てるのかもしれないですけど、観たという事を表明してほしいですね。そうじゃないと意味がない。要するに、そんなに熱心じゃないんでしょうね。
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上皇とネトウヨとの戦いは、始まってもいない。
高間 
ネット上で散々、「高間は在日だ、反日だ」と煽られましたけど、僕は日本人です。でも両親は日教組です。それはネットを使えば5分で出てくる事実なんですけど、「高間響は在日だから反日なんだ」だという明らかなウソと、「高間響の両親は日教組だから反日なんだ」という本当の事(いや反日なのは本当じゃないけど日教組の息子ってのは本当ですからね)、どちらが説得力があるかは一目瞭然なのに、その手間を掛けられない人たちなんだと思うと全然怖くないです。一人、熱心に調べた人がいてその人はちょっと根性あるなとは思いました。
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それ以外は怖くないと。
高間 
怖くないというより、面白くないですね。靖国参拝批判の時の「オバマは在日」は面白かったですけどね。あのね、表現規制派の人とかは頑張ってますもん。アグネス・チャンとか、僕から見れば方向性は間違っているんですけど、もの凄く頑張ってます。表現規制するために。反対派より努力してるんです。
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内閣は努力しないネトウヨが嫌い?
高間 
いや僕は努力嫌いなんで・・・。面白くない人が嫌いですね。
第18次笑の内閣「ツレがウヨになりまして」
公演時期:2013/12/19~22(東京)、2014/2/14~16(北海道)、2014/2/28~3/4(京都)。会場:こまばアゴラ劇場(東京)、シアターZOO(北海道)、アートコミュニティースペースKAIKA(京都)。

タグ: 北海道出身 ヘイトスピーチ 世界がズル剥け


鳥公園「緑子の部屋」

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今回は鳥公園の作家・演出家である西尾佳織さんにお話を伺います。さきほど「緑子の部屋」の大阪公演の夜の回が終わったばかりですね。とても面白かったです。
西尾 
ありがとうございます。
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タイトルからは想像が出来なかったんですが、人間同士の「対話」をめぐる作品でしたね。言ってしまえば、人種を始めとする様々な差異から発する差別心が生活の中でどのように顔を出すのか、が大きいテーマだったんじゃないかと思います。持論ですが、今後日本は30年程度を掛けてだんだんと多民族社会になっていくんじゃないかと思っています。すると意識すらしていなかった差別心に突如出会う事になり、非常に戸惑う事になるのではないか。もちろん対話は色々なレベルで行われていく筈ですが。さて、「緑子の部屋」。演劇として非常に面白かったです。配役の切り替え方、空間の使い方がとかユニークで、語数の少ない詩が読まれた時の広がりのような印象を受けました。私が気になったのはラストシーン。「対話」が一方的にシャットダウンされてしまうという描写がありましたね。
西尾 
一方的、そうか、はい。
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何というか、絶望を感じたんです。同棲している彼女と彼の会話。説明の難しい悩みを武井翔子さん演じる彼女は抱えていた。浅井浩介さん演じる彼は見るからに疲れていて、結論も出ないまま途中で対話を打ちきってしまった。こういう場面を見るにつけ、まずは対話する相手を受け入れる姿勢を持つべき、とは思うんです。でも、相手を許容しあう対話が全てを解決するかというと、それはどうなんだろう・・・?そこは個人的に悩んでいるんですが。
西尾 
ありがとうございます。嬉しいです。そうなんですよね、差別の心があるというのは、ダメだと言われても無くならないと思うんですよね。誰でも、何かに対して偏見とか差別心を持っているんだよなあ、って。無菌状態なんてありえないんだと思うんです。
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確かにそうですね。
西尾 
一体、自分はどういう色眼鏡を掛けているのか?いや、自分の目自体にそういうものが備わっているのかもしれない。そういう事込みで考えていかないといけない。難しいですよね、話すって。
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色眼鏡というより、私の眼球にそれが入っている。
西尾 
じゃあ目をえぐり出せるかというと、それが良いとは全く言えない。
__ 
と言って我々は被差別者にはなれないから、彼らの気持ちを想像も代弁も出来ない。そんな絶望がありますね。
西尾 
実は「我々」の中でも差別をし合っているんじゃないかと。種類は違うけれども、さらに差別し合っているのかもしれない。
__ 
というと?同じカテゴリー内の差別?
西尾 
今、次に演出をする作品の関係でセクシュアルマイノリティの問題を日々考えているんですけど、LGBTの中でもゲイの人たちの発言が強かったり、トランスの人同士でも、性別適合手術をしている人が手術までは望まない人に「そんなのは本当に苦しんでない」と言ったりすることがあると聞いて。でも、きっとそうだろうなと思うんです。関係ない立場の人はもっと無関心で、素朴に「それは大変だろうねぇ」ぐらいに処理することしか出来ないことが多いと思うから。
__ 
なるほど。
西尾 
「当事者」としての切実さがあるからこそ、同じカテゴリーに入れられている人同士の間で、差異にたいする意識がより強く働いてしまうこともあるんだろうかと、思った事があります。
鳥公園
2007年7月結成。作・演出の西尾佳織と俳優・デザインの森すみれによる演劇ユニット。「正しさ」から外れながらも確かに存在するものたちに、少しトボケた角度から、柔らかな光を当てようと試みている。モノの質感をそのままに手渡す言葉と美術、「存在してしまっていること」にどこまでも付き合おうとする演出が特徴。11年10月、「おねしょ沼の終わらない温かさについて」でフェスティバル/トーキョー11公募プログラム参加。12年2月、大阪市立芸術創造館主催・芸創CONNECT vol.5にて「すがれる」が優秀賞受賞。12年7月、広島市立美術館主催・ゲンビどこでも企画公募にて、「待つこと、こらえること」が粟田大輔賞受賞。同年9月、同作品が3331EXPO「おどりのば」スカラシップ受賞。鳥取、北九州、広島、大阪など、東京以外の様々な土地での滞在制作も積極的に行っている。(公式サイトより)
鳥公園「緑子の部屋」
公演時期:2014/3/21~23(大阪)、2014/3/26~31(東京)。会場:芸術創造館(大阪)、3331 Arts Chiyoda B104(東京)。

タグ: カテゴライズされる俳優 「異なる角度から」 ヘイトスピーチ ユニークな作品あります 鳥公園という場所


脱臼/村のアホウ者

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風営法について。東京都の条例で、夜12時以降のクラブで客のダンスが違反になりましたね。その他にもタバコや風俗など、社会から遊びの部分がどんどん排除されていく、とてもヒステリックな世の中だと考えておりまして。それは公的な機関による圧力から、次は民意―大衆の暴力に移行していくだろうと。当然、表現の方にもそうした圧は及んでいくと危ぶんでいるのですが、宮階さんはどう思われますか?
宮階 
絶対良くないと思います。だってそれは、いまいる者を殺していく事でしょう。人殺しとほぼ一緒なんですよ。
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そうですね。
宮階 
何によっての殺人かというと、動機は嫉妬、そして寂しさだと思っているんです。
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寂しさ?
宮階 
例えば、今晩は大阪のヘイトスピーチのカウンターデモに行ったんですが、彼らは誰一人として強そうな人はいなかったんです。てっきり、怖そうな人がオラオラ叫んでいるかと思っていたら、なんかショボショボっとした人ばかりで。拡声器があるからようやく大きな声で「死ね」と言える。外に出てきたネトウヨを見ていて、なんか怒るというよりは、哀れだと思ったんです。彼らも、本当はしんどいんじゃないかと。そのしんどさの理由は韓国人や中国人や在日等の存在なんかじゃなくて、彼らの主張が「違うよ」と言ってもらえる人間関係がない事なんじゃないか。それはとても寂しい事で。親でも兄弟でも友達でも。
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本当に宮階さんにお話を聞けて良かった。
宮階 
いえいえ(笑う)
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私も少し前までネトウヨが嫌いだったんですよ。一見、頭ごなしのバカなポジショントークのように見えて、実は幼稚な感情論が底にあるところが。でもそれって、カウンターデモ側にも同じ状況があるんじゃないか?ネトウヨを攻撃する事で得られる達成感は、ネトウヨのそれとどう違うんだ?と。
宮階 
カウンターが発する罵声というのは、声の大きさや言葉にもよりますが、暴力性とはまた文脈も意味合いも違うと私は思っています。でも、私は個人的に怒鳴ったりは出来ないんですね。私はヘイトスピーチ側にもカウンター側にも、もちろん意思はカウンターですが、存在としては離れ小島や、村のアホウ者でいたいと思っています。
__ 
離れ小島。
宮階 
ヘイトの中にいるけれども「もう嫌だ、ここから出たい」と思ったら、意固地にならずに逃げていいと揺らいでいいと思える例として。そんな離れ小島。現場では、ヘイトとカウンターは対立する形で離れているんですね。間に警察がいて、カウンター側を睨んでいる。どちらも怒鳴っている。
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ヘイト側もカウンター側も、どちらも相手を倒すために来ている訳ですからね。お互いを人間だと思えないぐらいの勢いで。
宮階 
私はそこで奇襲作戦を取るんですよたまに。
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おお。それは。
宮階 
ある時のヘイトスピーチの現場では、人が沢山いるなかで、生け垣だけ誰もいない。そこで2リットルの水を撒いて水を差すというパフォーマンスをやったら警察に引きずり降ろされそうになって、すぐ引き上げました。大阪では、ヘイトスピーチ側では彼らの子供が壁になってたんですよ。サッカーのフリーキックみたいに。そんなの、もの凄く悲惨でしょう。私は怒鳴っている人たちの間で、ずっと道に迷ったフリをしていました。電話しているフリをしながら。みんな、ポカーンとして見ていて。
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なるほど。
宮階 
私は脱臼させに行くんです。今日も大阪でやってきました。ヘイトスピーチ側が拍手して盛り上がっている時に風船を割ったんです。パーンって。警察に「ビックリするやろ」って言われて、「出て行けとか言われた在日の人たちの気持ち考えた事あんの?びっくりどころやないでしょう?」って言ったら「まあ、まあ」って。
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なんかいいですね。というか、「水を差す」ところから回を重ねる毎に面白くなっていっていますね。
宮階 
遊び場なんです、私にとっては。乱暴に言ってしまうと。差別のような醜悪なものに、どの生命も削らせたくない。私にとっての怒りの変換です。有効な電波障害をしようと。
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というより、そうなるべきなんです。あんなバカバカしい場だからこそ芸能が何かの役割を持ちうるでしょうね。
宮階 
彼らヘイトスピーチが掲げているスローガンは醜悪で、聞くに耐えない。当事者に矢面に立たせたくない。ばかばかしさをもってヘイト側に反射したるねん、て思います。出来るかわからないですけど。

タグ: 幼稚さについて 凶暴な役者 ヘイトスピーチ 生き方と世の中の為に動く 嫉妬心 「目の前で起こっている」 心を揺さぶる 正体不明のエネルギー 暴力 外傷・内傷


vol.333 gay makimaki

カウパー団。

2014/春
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