誰かの中に続いていく作品を創りたい

__ 
作演として、どんな作品を作れるようになりたいですか?
野村 
希望としては、一人でもいいので、見て下さる方が何十年先に思い出してくれる作品ですね。一本でもいいから作れれば表現者としては最高だなと。ざっくりとした答えになっちゃいますけど。
__ 
見た人の人生に関わるような?
野村 
書き続ける事で、見に来て頂いた方に伝えられる方法論を探したいですね。
__ 
去年のオパンポンの居心地の良さが印象に残っています。といってガツガツしていない訳じゃなかった。ちゃんと演劇の空気が底にあったんです。あの、包まれている感覚が今後、どんなものになっていくのかが楽しみです。

タグ: 貴方の為に★ 続ける事が大事


IN HER THIRTIESの思い出 伊藤えりこさん編

__ 
IN HER THIRTIESについて。去年の公演ですが、今後も追跡取材をしようと思っています。まず、ご自身にとってはどんな公演でしたか。
伊藤 
まず、オーディションを受けるかどうかを迷っていて。私オーディションに受かる確率が本当に低くて。仕事を貰うのは大体、声を掛けていただいていたんです。でもプロデューサーの笠原さんから「受けてみたら」って勧めて頂いたので。ワークショップオーディションみたいな形でした。ワイワイやりながらだったのでやりやすかったです。
__ 
伊藤さんは麗らかチームの34歳のコーナーでしたね。
伊藤 
そうですね。全員個性がバラバラの人たちで、結婚もマチマチでした。頂いた台本のボリュームが最初は少なかったんです。これ大丈夫かな?と。でも話し合っていくうちに「女性の30代はまだまだあるで」みたいな感じになって、稽古中はオーディションの延長みたいにたくさん話し合いながらやっていきました。楽しかったですね。稽古期間は1ヶ月弱だったんですけど結束感を感じながら本番を迎えました。公演後も凄い仲良くなったんですよ。一つの舞台を作る時に生まれる自然な結束力ってすごく大事なんですけど、あんなに、30代の人間として結婚とか出産とか演劇を続ける事について話すのは貴重で、もう全部分かる!でした。20代ならあんなに打ち解けられないし、40代だともっと引いて見てしまうかもしれない。30代だからあんなにワイワイやれてたんですよね。
__ 
なるほど。
伊藤 
作品としても変わった試みでしたね。一人の女性を複数人でやるというのは初めてでした。終演後、トークゲストで観てくださったiakuの横山さんが「一人の女性をやっているというより、100人の女性を観ているようだった」って。誰にも通じる事をやっていたんですね。それは上野さんが狙っていた事かもしれない。バラバラなキャスティングだから成立したのかも。それぞれの人が思っているように見えたのかな。
__ 
37大西さん・38片桐さんのコーナーが面白かったですね。
伊藤 
大西さんは元の事務所の先輩なんですけど、ずっと変わらないんですよ。
__ 
若く見えますよね。配置についた瞬間びっくりしました。あの人は15歳若く見えますね。
TOKYO PLAYERS COLLECTION「IN HER THIRTIES」
公演時期:2014/3/27~31。会場:in→dependent theatre 2nd。

タグ: 続ける事が大事 IN HER THIRTIES 迷っています 人生の節目 尊敬している人 インタビュー取材による作品づくり


旗揚げのキッカケは「・・・やるか!」って感じ、と勢い

__ 
KING&HEAVY結成の経緯を教えて下さい。
伊藤 
僕らの代の学生劇団の卒業公演に石田1967さんが見に来て下さってて。客出しの時に進路を聞かれたんです。僕らは既に、芝居を続ける事は決まっていて。だから「いつか一緒にやりたいとは思っているんですけど」って言ったら「いや、その気持ちのまま終わるのはもったいないですよ」って言って下さって。石田1967さんに炊きつけられた感じですね。
__ 
なるほど。
伊藤 
それから、縁あってシアターOMのショーケースのイベントに紹介で出させて貰って。20分ショーケースイベント、ランクアップシアターというイベントだったんですけど、春の陣を優勝させてもらって。決勝は敗けたんですけど、LINX'Sに出演する事になりました。だから僕ら、20分程度の作品しかやってこなかったんですよ。次の本公演「・・・やるか!」みたいな勢いがあります。
__ 
今後、何をしていきたいと思いますか?
和田 
KING&HEAVYとしては、演劇が好きな層だけでなく、演劇を知らない層も観て楽しめる作品をやっていきたいと思っています。ストレートな作品で誰でも楽しめながらも、僕らの個性から生まれるちょっと変わっている部分を出せればいいなと思います。小劇場の、尊敬するたくさんの先輩や同時代の方々と交流を大事にしつつ、誰もが落ち着ける場所としてやっていけたら。いずれは全員有名になれるように頑張りたいです。個人としては、二人に追いつけるようになりたいですね。まずは、普通にTVに出たいです。
__ 
素晴らしい。伊藤さんは。
伊藤 
個人としては、演劇以外にもやりたい事がいっぱいある邪念のある3人なので。いまちょっと進行中なんですが、Youtubeに企画動画をUPしたりとか、映像作品に出演したりとか。そんな事をしつつも、本公演をバーンと打てたらいいなと思います。
飯嶋 
3人それぞれがこれだけで食っていけるというのが、まずは目標ですね。今は全員バイトしているんですけど、演劇するためにバイトしてるのに、バイトに追われて演劇の時間が持てないというのは本末転倒なんで。どうすべきかと言うと、演劇でメシが食えるようになればいいんですよね。東京に出たいなと思います。個人個人としては、究極的には古田さんとか生瀬さんとかみたいに、僕ら主催のイベントを開催して「あの3人が集まるんだ!行こう!!」みたいな感じになれたらいいですね。ゆくゆくは服のブランドを立ち上げよう。
伊藤 
あはは。
和田 
(笑う)服?
飯嶋 
物販で売っていたTシャツが人気が出て。演劇だけじゃなくて、色んなアプローチから訴えていければと思います。
__ 
素晴らしい。これからも色んな事を好きになってほしいですね。

タグ: 続ける事が大事 イベントの立ち上げ とにかく出演していこう


起きている町、眠っている港

せん 
ここは実は完全に自由な空間という訳じゃなくて、ハコも小さいし住宅地だからそんなに大きな音も出せないし、あんまりいかがわしいパフォーマンスも近所の目があるのでNG。その中でいかに遊ぶかというのが念頭にあると思いますね
__ 
いかに遊ぶか。
せん 
制限の上でいかに真剣に遊べるか、ですね。青蛾の夜會はそういう、アーティストが何かに挑戦しているのを見る機会でもあるんです。
__ 
緊張感がありますね。私にとってはここク・ビレ邸は結構離れた場所に位置していて、なんだか「千と千尋の神隠し」の隠れ里のようなイメージがあります。知らない町を訪れた時、偶然出くわした祭りのような。そういう中で初めて出会うアーティストの勝負を見られるのは貴重な体験だなと。
せん 
はい。今まで触れてこなかったジャンルに出会ったお客さんが楽しんでくれているのを見ると嬉しいですね。さっきも言いましたが、この辺はすごく元気なご老人が多いんですよね。
__ 
若々しい人が多いという事でしょうか。
せん 
というよりは・・・何か、今の時代の若い人って無気力なところがあると思っていて(それは時代のせいもあるんだと思うんですけど)。比べるのは違うかもしれないけど、今の時代の北加賀屋の老齢の方って凄い丈夫やし、止まれない人種なんじゃないかと思うんです。動いてないと死んでしまうような。元々日本人が持っている労働者としてのDNAを感じます。都会の日本人にはない良さを感じるんです。
__ 
港町の、海を眺め続ける事で培われたロマンの感覚があるのかもしれませんね。
せん 
そうですね。私、そんなに日本万歳って訳じゃないんですけど日本人の感覚とか日本人像が好きで。静かな中に情熱があって、下半身がずっしりしている感じ。それが凄く素敵だなと思います。
__ 
私の父方が農家をしているんですよ。
せん 
あ、いいですね。
__ 
農家は静かにしているものなので、そういう落ち着きは少し分かります。
せん 
まあ関西の方なので口が達者な方は多いですけどね(笑う)。

タグ: ロマンについて 日本人の美意識 それを揺らしてはいけない 続ける事が大事 町とアートと私の企画 単純に、楽しませたい 演劇は勝ち負け?


リード

__ 
さて、もう一度「スーパーふぃクション」に話を戻して。畑中さんは今回、どんな役柄でしょうか。
畑中 
いい焦らし役になれたらなと思います。シーンの合間合間を上手く繋いで、次の波に繋いでいく、そんな事が出来たらなと思います。
__ 
素晴らしい。今回の作品において、稽古場で何が出来たら成功に繋がると思いますか?
畑中 
昨日も稽古場で話された事なんですけど、ずっとテンション高く進んで行くんですよね。だからお客さんも役者側も、一度作品から気を飛ばしてしまうと戻りにくいんじゃないかと。お客さんをちゃんと離さないでおく仕掛けや、集中力が大切なのかなと思います。
__ 
大変そうですね。
畑中 
でも今のところ、稽古場ではあっと言う間に時間が過ぎて行くんです。積み上げていけている稽古場だとは思っていて。でも、そこから一段高く、ワクワクさせ続ける。そんな事が出来たらと思います。
__ 
ワクワクさせ続ける為には何が必要でしょうか。
畑中 
役者がワクワクし続ける事はもちろん、お客さんが見たいものを、見たいスピードで見せ続ける事かもしれません。それが出来れば、テンポが早すぎても要所要所でお客さんをつかみ続けられると思うんですよね。私は全然出来てないですけど。役者がちゃんと風景を見続ける事。
__ 
お客さん側に共感する、みたいな事かな。
畑中 
ショーみたいな感じになるんじゃないかと思ってます。期待を込めて、ですけど。

タグ: 役者の認識(クオリア) 役者全員の集中が一致 続ける事が大事


コアラからつかむシェイクスピア

__ 
最近、学んだ中での気づきを教えてください。
西岡 
ちょっと大きな話になってしまうかもしれないんですけど、欲望を持ち続ける事かもしれません。結構、欲を表に出しても、すぐ諦めちゃったり、抑制するタイプだと自分では思っています。講師の方のエクササイズの一つで、アニマルエクササイズというものをやったんです。ある動物の事を研究して、完全に動物になっちゃう。私の場合はコアラでした。コアラを研究して擬態する。そこを起点にして、段々とシェイクスピアの登場人物の一人にスライドしていくんですよ。シェイクスピアに出てくる人物は欲求が強いんですよね。
__ 
ええ。
西岡 
その人物の欲求に、自分自身の欲求から近づいていっても分からなかった点が、本能的な動物の形態を借りてそこからスライドさせて行くことによって、「今何がしたい」とか「アイツを叩きのめしてやりたい」とか、ビビッドな欲求になって出てきたんですよ。それが必要なんだなと思いました。日常を切り取った演劇だって、中には非日常なものが紛れ込んでいると思うんですよ。それを全部、日常の自分でやってしまうのはもったいないな、と。自分にはないタフさが必要なんですけど、日常から欲求を閉じこめていると、演じる時に息切れしてしまうんですよ。だから、そういう時の為のトレーニングとして、自分の欲求を素直に出そうと思います。
__ 
アニマルエクササイズか。
西岡 
他の人のアニマルも、どこかその人の個性が出ているんですよ。私自身も、コアラの事を他人とは思えなくなりました。

タグ: 動物と俳優 役をつかむ 一瞬を切り取る 非日常の演出 続ける事が大事 シェイクスピア


毎日続ける・生意気のこと

__ 
今後、どんな感じで攻めていかれますか?
平林 
自分にとって大事な事を毎日続ける事ですね。なるべくサボらずに。例えば楽器の演奏とかね。
__ 
若い人達へ一言、お願い出来ますでしょうか。
平林 
生意気である事が大事だと思います。
__ 
・・・生意気。周囲を恐れない・萎縮しないということ、ですかね。
平林 
ですね。
__ 
世界一団は生意気だったんですか?
平林 
生意気でしたよ。失礼な感じだったんじゃないですか。
__ 
なるほど。最近、失礼な若手はあまり見ない気はしますね。いや、いるのかな。

タグ: 続ける事が大事


寄り添う僕ら

__ 
飛び道具の良さは調和だと思っています。それは、舞台上の人間関係や会話が様々なレベルで非常に調和されて美しくまとまっているという事だけではなく、演劇作品が、そのテーマが持つ重みに対して肉薄しているという印象がありまして。会話がキャッチボール出来ているというか、それが当然の効果を持って演じられているというか。
渡辺 
舞台上で自然に会話のキャッチボールが出来ているんですよね。私も初めて見た時からその印象は変わっていません。そこが驚きなんです。
__ 
やっぱり。
渡辺 
全体的に、奇をてらわないからかも。お客さんをきっちり楽しませるスタンスだし。でも、みんな心の中ではくそっと思っているんじゃないかなと思います。もしかしたらそれがとっても大事なところかも。
__ 
というと?
渡辺 
主役でも端役でも、表現する時に「自分がどうしたいか」という根幹が関わってくるんですよ。いわゆる「我が(わが)」はあると思うんです。それが、その役の中心点に迫っていたらいいんですけど、集団で作る作品は必ずしもそうじゃない。集団で人々を描くとは何か?それが、七刑人の時にはよく話されていたと思います。
__ 
飛び道具「七刑人」。罪人達が死刑に向かう、非常に重厚な演劇作品でしたね。大変面白かったです。
渡辺 
俳優個人がどうしたいか、それは一旦どうでも良くて。その役の中心にどこまで行けるか。もっと言うと、この人達はどこに向かおうとしているのか?が大切なんだ、って。集団で何かをやるのって、そういう事なんだろうと。だから、ワガワガにならないんじゃないかと思います。逆に、ワガワガは簡単に出来るんです。
__ 
俳優個人を超えた調和を実現する。それはきっと放任する事じゃないんですね。むしろ、個人の可能性をずっと思考し続ける事かもしれない。
渡辺 
「お前の役はこういう性格で、こういう存在なんだ」とかは言われないです。役割としての話はされますけど、具体的にこうあれとかこうしろとかは言われない。「そんなん、ナンセンスや」って。どれだけ物語に寄り添えるかが、飛び道具のお芝居の本質なんじゃないかなと思います。それは優しい所ですよね。この人達、凄いなあと思いますね。新参者の気持ちが続いています。
__ 
そうですね。
渡辺 
人に寄り添うという事については、ここ数年思いますね。藤原さんが言ってたのかな。例えば職場に嫌な人がいたとしても、その人の出来ない事はみんなでフォローするんです。まず、自分の出来る事をやって、その人をフォローして。社会としては排除するのが一番効率的なんですけど、みんなが輝ける場を作るのが、飛び道具で学んだ事でした。
飛び道具「七刑人」
公演時期:2012/5/24~27。会場:アトリエ劇研。

タグ: 会話のキャッチボール ちゃんと楽しませる 続ける事が大事 群像劇 SeizeTheDay 失敗を許容する社会 調和の価値


細々とでも/攻めながらじゃないと

__ 
では今後、どんな感じで攻めていかれますか?
福田 
まずは、倦怠アヴァンチュールを成功させないと何にもならへんなと。あと、安定志向としては藤さんが妊娠したんで今年秋までは基本産休なんですけど、ありがたいお話とかもあったんで、やりくりしながら色々やるつもりです。続ける事自体が攻めることかなぁ、私にとっては。
__ 
そうですね。
福田 
そこは全力で攻めますね。俳優としてはもっといっぱい出たいです。出れるように頑張ります。

タグ: 続ける事が大事 今後の攻め方


才能があるかどうかは、継続出来たかどうか

__ 
今後、どんな感じで攻めていかれますか?
築地 
うーん、でも、ムリせずに。「才能があるかどうかは、継続出来たかどうか」だって言葉があって。諦めた人は、その時点で才能が無いと見なされる、だから続け続けるというのは才能があるという言葉なんですね。
__ 
素晴らしい。
築地 
だから私は、調整しながらも続ける事で、才能があることを証明したいです。自分には本当にその分野の才能があるのか?証明してくれるのは、他人の評価じゃなくて、今も続いているかどうかなんですよ。これまでいろいろと多趣味に手を出して来ましたけど、今も続いているのは料理と演劇だし。

タグ: クッキングの話題 どんな手段でもいいから続ける 続ける事が大事 今後の攻め方


幅広い学びの機会を

__ 
関さんは神戸大学で講師をされているんですよね。どのような事を教えていらっしゃるのでしょうか。
関  
発達科学部人間表現学科とその大学院で教えています。その名の通り、人間の行為・表現について学ぶんですが、他の同僚は画家・彫刻家・ピアニスト・声楽家・ファッション・映像・建築の研究をされている方など、諸々の研究なり実践なりをされている方がいらっしゃるんです。私はその中で、身体表現論としてダンスの歴史と、身近に体験してもらうためのバレエやモダンダンスの実技をちょこちょこ入れています。
__ 
実践ですね。
関  
まずは実践を踏まえてもらう事を心がけています。他の先生方もそうなんですけど、教鞭を取る傍ら創作活動を続け、その姿を見てもらう事で学生自身にも学んでもらうんですね。表現者としても、きちんと活動し続ける事が、学生の信頼を得る事に繋がるんですね。
__ 
素晴らしい。
関  
あとは、なるべく外部から講師をお招きすることで幅広い学びの機会を学生に与える事も心がけています。最近は、冨士山アネットの長谷川寧さん、元ピナ・バウシュ&ヴッパタール舞踊団の市田京美さんとトーマス・デュシャトレさん、マイム俳優のいいむろなおきさんなどをお招きして、ワークショップを行なっていただきました。大学では身体表現の専任講師は私一人なので、偏りのないようにと。

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vol.246 関 典子

フリー・その他。

2012/春
この人のインタビューページへ
関

粘土

___ 
長谷川さんは、いつ演劇をやっていこうと思われたのでしょうか。
長谷川 
大学に入った時、文化祭などの時期にしか公演しないサークルに入るのが違うと思っていて。それよりは、学外で作った自分のカンパニーでやっていきたいと思ったんですね。
___ 
なるほど。
長谷川 
すると、だんだんとメンバーが固定化していったんです。それ自体は今思えば悪い事じゃないんですけど、当時は限界を感じて、人の役割を固定しないユニットになりました。
___ 
学外に出たのは、独立したかったという事ですか?
長谷川 
いえ、そもそも演劇を演ること自体が最初から独立だと思うんです。専門的な演劇の教育を受けたという訳じゃないですしね。でも、自由に施設が使えたりとか、そういう環境にコンプレックスがあったんだと思う。
___ 
今の若手に一言頂けますか?
長谷川 
自分もまだまだ全然若手だと思っているので何も言えた事はないと思うのですが(笑う)好きなだけ、ガツガツしていればいいんじゃないかなと。僕にしたって、自分で何だか分からないまま演出も振り付けも出演もさせて貰っているので。でも、そういったものを志向しないとここまでは来れなかったんだと思います。
___ 
ええ。
長谷川 
やっぱり製作って楽しいんですね。ずっと粘土をこねているようで楽しいです。何か言える事としたら、「こねたら?」と。どうこねたらいいか分からないかもしれないけど、諦めずに作り続ける事だと思います。

タグ: 後輩たちへ 続ける事が大事


地方の文化の違いって

___ 
しかし、明日どうなるか分からないですね。今晩中に台風が過ぎ去ってくれるかどうか。願わくば、台風の目に入ってもらえたらいいですね。
川那辺 
早めに、他の対策を考えていた方がいいのかな・・・。
___ 
制作者としての腕の見せ所ですね。
川那辺 
いえいえ、まだまだですよ。一年ぐらいしか経ってないのに、こうして仕事をいただいているのは本当にありがたいです。でも、まだまだ食べていける状態じゃないんですよね。色々矛盾しているんですけど。
___ 
そうだ、異邦人の時の俳優インタビューでも、生計についてお聞きになっていましたね。
川那辺 
あ、読んで下さっていたんですね。みなさん仕事をされていて、両立して演劇を続ける事について、というアプローチでインタビューをしました。実際どんな演劇人が京都にいるのかというのもテーマだったんです。
___ 
そうですね。その地域の文化的傾向って面白いですよね。
川那辺 
ええ。絶対、少しづつ違う傾向があるんですよね。
___ 
何故か地域によって、俳優の身体性が違いますからね。
川那辺 
どんなワークショップを受けているか、というのもあるし、地方の文化の違いってどうしてもある。
___ 
乱暴な言い方をすると、地方によっては、特定の人間関係の取り扱いが違うのが大きいのかな。そういう価値観の違いは、凄く薄いけれど、やっぱりどこかで影響を与えていると思う。
川那辺 
そうですね。
AAF リージョナル・シアター2011-京都と愛知- 京都舞台芸術協会プロデュース公演『異邦人』
山岡徳貴子・作。柳沼昭徳・演出。公演時期:2011/6/9~12(京都)、2011/6/18~19(愛知)。会場:京都芸術センター、愛知県芸術劇場小ホール。

タグ: 続ける事が大事 わたしとわたしの矛盾


佳作は諸悪の根源

__ 
劇団乾杯としては、今後どんな感じで。
山本 
今後の予定は一切なしでございまして。毎回そうなんですけど、それも一つのストイックな(笑う)。「やりたいな」「やらなあかんな」と思った時にやるので。さらに、その時に出演者が揃わないと出来ないと。
__ 
あ、じゃあ劇団乾杯の作品に出会えるのはちょっとレアなんですね。
山本 
あれで終わりなのかなと思われるかもしれませんね。でも、毎回「これで終わりでも良い」と思えるようにやっているので。続ける事が目的では一切ないです。
__ 
寂しいですね。
山本 
以前もそういうお言葉を頂いたんですが、次の事は想像出来ないですね。僕たちに限らず、傑作以外は上演するべきじゃないと思っているんですよ。それを佳作撲滅運動と呼んでいるんですが。
__ 
佳作撲滅運動
山本 
一言で言うと、演劇が冴えないのは傑作が少ないからです。良くても佳作。傑作が出来なくて佳作が続くと、劇団も成長しないし観劇人口も増やせない。
__ 
それは何故でしょう。
山本 
例えば、公演中に次回公演の情報が既に決まっていたりとか、色んなお話がひっきりなしに来るって一つのステータスと思うんですよ。でも、劇団の過去の傑作を越えられるものって中々作れるものじゃない。と言っても佳作は作れる。さらに、いまの批評のレベルだとそれで評価は得られてしまうでしょう。だから、傑作が生まれる条件としては佳作は諸悪の根源やなと。駄作よりもダメやなと。どこが悪かったかって言えないじゃないですか。駄作じゃないんだから。
__ 
確かに、私もそういう作品に会うことはあります。初めて拝見した劇団が面白かったら次回公演はほぼ必ず行くんですけど、二回目が前回の衝撃を越えられるか、というのは大きなネックですね。

タグ: 続ける事が大事 批評の果たすべき役割


もう自然な

__
山本さんは、今後、どんな感じで攻めていかれますか?
山本
それ、本当に毎日考えてたんですけど出てこなくて。こんなにも出てこないのは。今まで私は攻めるという考えを持ったことがないんだなあと思って。
__
おお。攻めるより、続けていくタイプなんですかね。
山本
全然そっちですね。演劇人としてどう攻めるか、というのが本当に出てこなくて。今まで息をするように演劇をしていたので、当たり前だったんですよ、それが。多い時期だったら年に7・8本、少ない時期だったら2・3本だったんですけど、私の中ではどういう場合でも生活の一部だったんですよ。
__
なるほど。
山本
長く続けようと思ったこともないんですね。
__
出演の話が来て終わるまで、もう自然な。
山本
自然体ですね。
__
あ、そうなんだ。
山本
そうなんですよ。あまり褒められた事じゃないと思うんんですが。皆さん、こういう話だとどう応えられるんですか?
__
人によりけりですね。長く続ける事が目標という方も多くいらっしゃると思いますし。
山本
それ、凄く分かります。あえて、目標を挙げるなら、そこですね。・・・私実は、もうすぐ結婚するんですよ。で、子供を産んだとして、育てて、手が離れて、芝居をする環境になったとしたら芝居をすると思うんですよ。結婚したり就職したりしたら芝居をやめなきゃならないとか言うじゃないですか。そういうのも私は全然なく(少し笑う)。このまま、何も変わらない感じですね。
__
そうですね。長く続ける人が増えて欲しいですね。
山本
うん。色々事情があると思うんですけど、やりたいなら、やらなきゃ。
__
そうですね。残業があって平日の稽古に参加出来ない人でも、土日に稽古するようにシフトする事も出来るわけで。
山本
ああ、そうなんですよね。
__
根性並や調整力とかが必要になってくると思いますね。
山本
そういう人はすっごい立派だと思うんですよ。例えば、フリーターをしていて、時間はあるし環境はいくらでも変えられるのに、「やりたくても」やらない人ってもったないと思うんですよね。
__
そうですね。

タグ: 結婚について どんな手段でもいいから続ける 続ける事が大事 結婚したら・・・ 自然体 今後の攻め方


vol.71 山本 麻由美

フリー・その他。

2006年以前
この人のインタビューページへ
山本

「どんだけ芝居臭いか」という

___
ご自分では、ご自身をどんな役者だと思っておりますか。
唐仁原
何ていうか、持続力がないなと。多分ひらめきとかは人並みにあると思うんですけど。例えば稽古場でパッと閃いたのに、それを続ける事が出来ないんですよ。だから例えば、演出をつけてくれる人が「この前のアレみたいな感じでいいから」と言っても、もう出せない(笑う)。自分で出した壁に当たるという事が多々あります。
___
で、本番で別の絵が出てしまったり。
唐仁原
レコーディングしておきたいとか思いますね。それが出来るようになれたらいいなあと。お客さんにとっては本番だけが残るものなんで。毎回、そこで苦しみます。あの時、俺どんな風にやったんだっけ、というのがわからなくなって。登場人物になりきるっていうのではなくて、自分と役の接点を探して、「これは使えそうだ」というのをほじくりかえして広げていくタイプなので。あの時、俺はどういう掘り方をしたのか分からなくなって。
___
難しいですよね。
唐仁原
一番最初に見ていただいたのって、何でしょう。
___
「楽屋ちゃん」に出ておられましたね。いかがでしたか。
唐仁原
やみいち出てたら、普段舞台上でやってることがどんだけ芝居臭いかという事が分かったというか。例えば、「えっ」というリアクション一つとっても、アドリブと稽古を付けた芝居では全然違いますから。やみいち完全な自然体という訳じゃないんですけど、芝居がかんない方がいいよねと単純に思いました。
___
あれ、ライブですからね。
唐仁原
今年も、大晦日に出るんですよ。
___
是非参ります。
唐仁原
まあ、年忘れという事ですので、もし忙しかったら切り捨てて下さい(笑う)。
中野劇団第4回公演『楽屋ちゃん』
初演公演時期:2005年12月9~11日。会場:アトリエ劇研。
やみいち行動
面白い事や面白くない事をや面白いかどうかよく分からない事などを行う即興的演劇的行為集団。(公演チラシより)。年二回、京都大学文学部学生控室(通称ブンピカ)にて公演を行っている。脚本はなく、役どころの最低限の約束事によって成立する。無料。

タグ: 続ける事が大事 自然体


vol.66 唐仁原 俊博

フリー・その他。

2006年以前
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唐仁原