存在を許し合える場所

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西尾さんがお芝居を始めたのはどんな経緯があったのでしょうか。
西尾 
中学校で演劇部に入ったんですけど、小学校から学芸会とか好きでしたね。中学校で鴻上尚史さんの「デジャ・ヴュ」をやっていて。意味は分からないけどカッコイイと思ったんですね。
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鳥公園を立ち上げたのはどんな思いがあるのでしょうか。
西尾 
まず、なぜ「鳥公園」という名前にしたのかというと・・・私、二人で話をするのが好きなんですよ。3人以上だと難しいなあと。なんか、聞いていよう、と思っちゃうんですね。どうやったら3人以上の人数で、個のままで自由にいられるだろうと思ったら、それは公園かなあと思いまして。
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ご自身にとって、公園という場所で対人関係の可能性がより開けそうだと思ったんですね?
西尾 
そうですね、公園には話している人もいれば散歩したりお昼寝している人もいるので。でも、みんなお互いが視野に入っている。だから場としてまとまりながらも自由な空間なんじゃないかと思うんです。
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鳥は・・・?
西尾 
鳥はただ単に好きだからです(笑う)

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26歳の北尾亘が探しているもの

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今日はどうぞ、宜しくお願いします。北尾さんは、最近はどんな感じでしょうか。
北尾 
こちらこそ、よろしくお願いします。僕はいま26歳なんですけど、今年に入ってから色々とお仕事を頂いておりまして、ずっとばたばたとしています。26歳としては、そろそろ将来のことを考えて動いていかないといけないなと思っているところです。一日のなかで、考える時間が多いですね。ネガティブな思考になりがちなので、後ろ向きになってしまわないように気を付けたいです。
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私も基本的にはネガティブなので、お気持ちは分かります。いつか、ここから抜け出せるでしょうか。
北尾 
それを信じて行きたいですね。今年の残りがどうなるかで決まるように思うんです。あと少し、駆け抜けたいです。
Baobab
主宰:北尾亘が全作品の振付/構成/演出 所属メンバー:目澤芙裕子・米田沙織と共に企画/運営を行う。作品毎にダンサーや役者の垣根を越えた人材を募り、経験の有無や得意不得意に関わらず集まった人をみな踊らせてしまう大胆なダンスの扱い方が特徴。コミカルでいてリズミカルな独特の躍動感を持つ振付と、それぞれの関係性にまで手を伸ばす演出を織り交ぜ、[時に喋り歌い 沢山笑ってたまに泣く] 強いパフォーマンス性を武器に身体の先に人間を描く。出演者それぞれの本音として溢れ出る身体・言語を舞台上に充満させ、その熱が客席まで侵食していくような表現を目標としている。 KYOTO EXPERIMENT (京都国際舞台芸術祭)/ ダンス・インパクト吉祥寺/PLAY PARK~日本短編舞台フェス~/こまばアゴラ劇場 サマーフェスティバル 汎-PAN- 等様々なフェスティバルにも積極的に参加し、活動の幅を広げている。またパフォーマンスと観客のボーダレスな関係を求め、作品創作だけでなくパフォーマンスイベントの企画やクラブイベントへの出演なども行う。●トヨタコレオグラフィーアワード2012「オーディエンス賞」受賞●コンドルズ振付コンペディション2010(CCC) アホウドリ賞(準グランプリ)受賞・KYOTO EXPERIMENT(京都国際舞台芸術祭) フリンジ企画 3年連続参加(公式サイトより)

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演劇のやり方、はじめ方

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石田さんがお芝居を始められたのはどのようなきっかけがあるのでしょうか。
石田 
元々映画が好きで。中学生の頃になると夜中にTVを付けて映画を見てたんですよ。本当は女性のおっぱいが見たかったからです。まあ色気付いてきた年頃なので。深夜の映画を見てたのもおっぱいが映るからでした。
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当時は19時から普通にありましたね。23時からはギルガメッシュナイト、11PM。単発の企画モノもありましたね。
石田 
夜な夜なこっそり起きて見てました。もう少し大きくなってから分かったんですが、そのころ見てたのがATG(日本アート・シアター・ギルド)配給の映画だったんです。最初はおっぱい見たさで見てたんですが、いや最初から最後までおっぱい見たさでしたけど。一つだけ、おっぱいじゃない印象のシーンがあるんです。
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というと。
石田 
東陽一さんの『サード』という映画で、部屋をバーンと開けたら峰岸徹がベッドの上にいて、背中の入れ墨にクローズアップするというシーン。その映像を鮮烈に覚えています。なんじゃこりゃ、って。そういう、強烈な印象の映像がいくつもあって。それからしばらく経って、ATGの映画を借りてみていたらいつか見た事のある映像にいくつも突き当たったんです。これもこれも、昔深夜に見たことある!って。人の臭いとか存在感が、僕の中に残っていたんです。
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俳優業は、すでに始まっていたんですね。
石田 
高校生の頃に、市の財団がやってる演劇教室に参加してたんですよ。週末に稽古して、年度末に公演するという。そこでは男が僕一人だけでした。それが最初の演劇体験かな。稽古では、延々と『ロミオとジュリエット』の稽古やってましたね。何が面白いのか分からなかったし、恥ずかしかったなあ。
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そこから桐朋に?
石田 
そういう学校があると聞いて、でも何が面白いのか、どうやればいいのか分からずに続けてたな。
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ご自身で俳優術を発見してから、変わりましたか?
石田 
というよりは、演劇のやり方ですね。セリフのしゃべり方というわけではなく。こうやったら演劇好きになって、続けていきたくなるよ、というのは誰も教えてくれないよね。そういうものって教えられないんじゃないかな。それから、学校出て10年くらい新劇の劇団に入って、三浦に会って地点を旗揚げして京都に来て。その時々で色々考えはあったけれど、全部タイミングですね。

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質問 糸井 幸之介さんから 藤原 ちからさんへ

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FUKAIPRODUCE羽衣の糸井さんからも質問です。「いつもよりひどい寂しさを感じた時はどうやってそれを紛らわせますか?」
藤原 
わ。糸井さんっぽい質問(笑)。えーと、僕は大抵、酒場で飲んで紛らわせますけど、酷い時には、深夜の誰もいない街を踊って歩きますね。たぶん徘徊癖がある(苦笑)。でも夜の街でひとりで踊るのってすっごく気持ちいいんですよ。
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素晴らしい。
藤原 
こないだは陰気な酔い方をしてしまって、ひとつ丘を越えた向こうにある巨大墓地に自転車で行っちゃって・・・・・・。死んだ人たちのことを思い出したら憤りというか、よく分からない感情が込み上げてきてしまって、これは死者に近いところに行って気持ちを鎮めるしかないと。でもこれって死者の眠りを妨げるというか、冒涜なんじゃないの?、と途中で思えてきて、ごめんなさいごめんなさい、って祈りながら墓地の中を駆け抜けました。真っ暗闇で自転車のライトだけが頼りだから、今まで生きてきた中でいちばん怖かった・・・・・・。
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墓に入っている人にとっては日常のスパイスになったんじゃないかと思うんですけどね。
藤原 
いやいや(苦笑)、申し訳ないです。たぶんもう二度としないと思います。

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