手ぶらでいこう

__ 
今後、どんな感じで攻めていかれますか?
勝二 
手ぶらで攻めます(笑う)自分は何というか、手ぶらの感覚が好きなので。準備して事に臨むと却ってガチガチになってしまったりとかがあるので、フットワークの軽さとか気軽さを持ったスタンスでいけたらいいんじゃないかと思っています。日本海にしても。(笑う)何て言い方だろう。
__ 
今後とも楽しみです。
勝二 
ありがとうございます。

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vol.397 勝二 繁

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2015/春
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勝二

全員もうガチガチに緊張してたなあん時。ウケたわ

__ 
KING&HEAVYLINX'S PRIME参加作品、「ダディ×ダディ」を拝見しました。とても面白かったです。シーン演出を狙ったところに落として行っている感覚があって見応えがありました。その、次はどんなものを見せてくれるのか凄く楽しみです。ご自身達としては、どんな経験でしたか?
飯嶋 
ありがとうございます。LINX'S PRIMEというイベントに参加しての感想ですよね。色んな表現とそれに対する様々な評価というものが与えられるのを目にしたのがまず印象的で。「面白い」には色んな形があって、結局「面白い」って何なんだろうというのが分からなくなりました。自信があるものを持っていっても「つまらない」と言われたり、その逆もあったり。じゃあ万人受けするのってどこなんだろうって、ちょっと迷いましたね。日によってウケも違うし。改めて、演劇って難しいなと思いました。
伊藤 
マジメに答えてるな(笑う)
飯嶋 
そういうもんやろ(笑う)
__ 
和田さんはいかがでしたか。
和田 
出演している6団体の中では一番広範囲にウケてたんじゃないかと思います。匿名劇壇さんは別格として、幅広い層にアプローチ出来る芝居としては間違った作りではないんじゃないかなと思います。犬串さんはおもしろすぎましたけど(笑)ちなみに僕は、その時はまだ正式なメンバーじゃなかったんですけどね。
__ 
なるほど。伊藤さんは、本番の舞台に立っていての実感は。
伊藤 
これまで学生劇団や有名な劇団さんの舞台に立ってきたんですが、知り合いやファンの多い舞台とは全然違う雰囲気でしたね。初めてのお客さんばかりで、プレッシャーを感じました。ショーケースイベントのトップバッターで、「どんなもんなんじゃい」っていう目線だったんだと思うんですよ。初日とか僕らガッチガッチで、台詞を噛むは終演後のインタビューも出れなかったり。
飯嶋 
その時のインタビューは伊藤だけ出ましたがやっぱりガッチガチで喋れなかったです。
__ 
コンディション的な部分があるんですね。私が拝見した回は大幅にウケていました。
飯嶋 
だから逆に、フラットな状態でいけたのは有り難い経験だったとも言えますね。このプレッシャーの中ぶちかませればいいなあと、そんな話もしていました。20分の中に無理矢理ダンスもねじ込めたし。お客さんを躍らせるみたいな事が出来ました。
__ 
そうそう。個人的には結構、ねじくれた趣味の演出があってそこが嬉しかったですね。人物が出てきて、役目は終わったのにハケずにずっと残ってたりとか。そういう変態的な演出が好きなので印象的だったんですよね。そういうひっかかりとか工夫を観ると嬉しいですよね。
飯嶋 
それから、ものすごくたくさんの仲間が増えたというのが大きかったんですよね。演劇やってる仲間。今度、劇団ほどよしの人たちとご飯行くんですよ。横の繋がりが広がったなと思いますね。もうなんか、プロデューサーの石田1967さんの思惑通りですね。KING&HEAVYの結成も石田1967さんがきっかけだったんですよ。
LINX’S PRIME
公演時期:2014/9/27~30。会場:TORII HALL。

タグ: 自信がない 工夫する俳優 ガチガチな身体


ラフ!

__ 
大阪俳優市場についてもう少し。真壁さん個人は、どんな事がミジンコターボ時代と違ったのでしょうか。
真壁 
今までは「こうしよう」「ああしよう」というのを決めて稽古場に行ってたんです。つまり堅くなってたんですね。相手がいつもと違った事をしてきても応じれないぐらい。心の部分でも、失敗したくない・怒られたくないという気持ちが強かったんだと思います。でも大阪俳優市場の稽古場に関しては、今この場に任せようという気持ちでいました。
__ 
身構えなかった、という事ですか。
真壁 
ラフな気持ちで「稽古場に行こう」と思えていたんです。以前は思いついたアイデアを全部メモって稽古場で試したりしてたんです。今回は、思いついてもすぐ忘れるようにしました。
__ 
なるほど!
真壁 
今まで堅すぎて、真面目だと言われてたぐらいだったのに。いい意味で気楽になれたのかなと思います。稽古を楽しいと思えたんです。
__ 
素晴らしい。
真壁 
私もビックリですね、まさかこういう風に思えるなんて。
__ 
稽古場で出てくるのに任せる。その場の空気に任せてしまう。
真壁 
ガチガチに緊張した状態で稽古場に来ていたんですが、それって本来の自分じゃないな、って。何でこんな、ヨソ行きの顔になってるんだろう、って。スタイルを変えようと思うようになってたんですね。でも、結構勇気が要りましたね。モノを考えずに稽古場に行くなんて。もちろん何かは考えているんですけどね。今後、それがどうなっていくかは分からないです。でも、もうちょっとラフなスタンスで行って、そこで出てくるものを大事にして、楽しむようになりたいな、と。
__ 
なぜそういうふうに、変わろうと思ったんでしょうか?
真壁 
というのも、やっぱり同じBチームのメンバー達から、気づかされたんです。本当に自由に振る舞えているメンバー達を見たからですね。リーダーなのに悩みすぎている自分と比べたら、あの子たちはなんて自由で思いきり良くやれているんだろう、って。相談しに来てくれた子たちに「もうちょっと元気にやったらいいんじゃないかな」ってアドバイスしたら、「それは自分こそやん」ってなりました。じゃあ自分も、悩んで堅くなっていくスタンスじゃあかん、これを捨てて別のものを得られるチャンスだなと。今の自分にとっていい方向に繋がったと思います。

タグ: 俳優の「素」を生かす ガチガチな身体


vol.376 真壁 愛

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2014/春
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真壁

しなやかで強い、竹のような・・・

__ 
清水さんはヨガのインストラクターをやってるんですよね。私も最近、ヨガが気になっていて。実は「寝ながらヨガ」というスマホのアプリで軽いヨガを受けて寝てるんですよ。言葉の表現のチョイスや指示のコンテキストとかが、もしかしたら大事なのかな、と思うのですがいかがでしょうか?
清水 
私もインストラクターになるまではヨガを学んでいたんですが、レッスンを受けるのとやるのとは違うんですよね。教え始めてから考えが深まっていきました。年配の方にも教えているんですが、体が硬かったりする方をいかにほぐしてあげられるか。言葉も声のトーンも選ぶんですが、私は元々声が高くないので、そこが緊張を和らげるのにいいのかなと。
__ 
へえー。
清水 
年配の方だと、何ヶ月か経ったら、体が柔らかくなっていくのが目に見えるんですよ。背中が丸まってた方が、ましになったなとか、身長が伸びたよというおばちゃんもいたり。
__ 
日常での身体の使い方を良くしてくれる。そんな効果もあるんですね!面白いですね。
清水 
その人の体に、その人の性格が出て面白いんですよ。生真面目な方の身体ほど硬かったり、考え方が柔軟な人は柔らかい。心と体って繋がっているなあと、身を持って感じますね。演劇をやっていても同じように思う事もあって、勉強になります。
__ 
人の顔に性格が出るのと同じ事ですよね。適当な生き方をしている人は、要所要所以外は緩めるからリラックスした体勢で生きている。緊張に置かれた生活をしている人は、ガチガチになりがち?
清水 
そうですね。ヨガはポーズやストレッチだけではなく、筋肉を鍛える事もするんですよ。
__ 
へー!
清水 
しなやかで強い、竹のような身体を作るのが私個人の目指す所です。コアな筋肉を鍛えて、柔らかくかつ土台のしっかりした肉体を作っていきたいですね。

タグ: ガチガチな身体 ヨガの話題 マイペースの価値


vol.298 清水 智子

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2013/春
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清水

エアポケットと自転車

__ 
今日はどうぞ、よろしくお願いします。辻さんは最近はいかがでしょうか?
辻  
最近は、自転車を漕いでいるような感じですね。何かをしないと落ち着かないという感覚があります。でも時々、「こんな事をして大丈夫かな」と思い込んでしまうような。エアポケットのように。
__ 
自転車。
辻  
僕自身が自転車が好きなのもあって。高畑勲さんだと思うんですけど、「自転車は風景を楽しむのに最適な乗り物」だとどこかで言ってたんですよ。僕が思うに、自転車は漕ぎ続けないと倒れてしまう乗り物で、その代わりに小回りが効く。
__ 
いつか車に乗り換えたいと思いますか?
辻  
車だと、道筋を辿って目的地に行く事が主体で、自転車のように風景を風景の中で楽しむ事は難しいんじゃないかなと。僕は、当分自転車に乗っていると思います。
__ 
なるほど。
辻  
普段のバイトに加えて、空いている時間にNPO法人寺子屋共育轍-わだち-というNPOで、ReActionという、演劇に触れた事のない人にも演劇の楽しさを還元するワークショップ(以後、WSと表記)をしたり、京都学生演劇祭の実行委員会でも企画づくりのWSをしたりしています。
__ 
なるほど。
辻  
あとは、僕は立命館大学の劇団月光斜にいたんですけど、たまにそこでWSをしたりしています。演技のやり方を一緒に考えていったり、自分自身の演技について考えてもらったり。
__ 
演劇WS活動で、面白い事はなんですか?
辻  
何点かあるんですが、自分が考えている事が伝わったという実感があると嬉しいですね。それと、自分が新しい視点を提供してあげられたと感じた時。僕自身にも「こういう伝え方があるんだ」と発見していく時もあるんです。終わった後の講師のミーティング(Re:Action)で、そうした気付きを発見出来るんです。参加者も講師も、価値観が色々あって、みんな違ってみんな面白い。
__ 
価値観そのものが様々に違う事をリアルタイムに感じる体験と言えるのかもしれませんね。
辻  
そうですね。価値観をすり合わせていく過程と、つながって結果に結びつく瞬間があると面白いんです。
__ 
すり合わせる。しかし、ある意味ではとても難しそうですね。個人的な体験から言うと、その、自意識が邪魔しそうで。
辻  
そういう人をときほぐしていく喋りだったり、「いてもいいんだよ」という空気をいかに作ってあげられるか。それは僕ら講師の課題です。「いていいんだよ」というのは上から目線で、「一緒に楽しみましょ」というスタンスを取るようにしています。
__ 
そうした空間が受け入れられない人は、一生足が向かなさそうですね。
辻  
最初は戸惑うかもしれませんが、でも、一度慣れてしまえば。水と一緒で。WSを始める前には、お互いにほぐれているという認識を共有するために、めっちゃどうでもいい話をするんですよ。初心者向けの演劇WSとなると、みんな経験がないので、「言われた通りにしよう」となってガチガチなんですね。みんな一緒だよ、という認識を共有して、同じ空気の中に入ってきてほしい。それが大事です。
京都学生演劇祭
学生の街、京都。ここには多くの学生劇団が存在し、日々活動しています。しかし、それぞれの劇団間の交わりは少なく、この地の特徴を生かせないでいるのが特徴です。私たちは、この状況を何とかしたい。互いに触れ合い、競い合うことで互いに成長したい。京都の学生演劇、ひいては京都演劇界を活性化させたい。この演劇祭は、そんな思いのもとに生まれました。京都学生演劇の「今」、そして「これから」を見守ってください。京都演劇界の未来が、ここに集います。(公式サイトより)

タグ: 相互承認 ガチガチな身体


vol.270 辻 悠介

フリー・その他。

2012/春
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辻

ガチガチ

__ 
奥田さんが、芝居をする上でこれが自分にあったら良かったって思うものはありますか?
奥田 
勝負強さかな。
__ 
というと。
奥田 
ものすごい小心者なので、知らない人ばかりのところだとガチガチになってしまうので。前に前に行く、という力が私には足りなかったのかもなあと。どこかで遠慮してしまうところがあるのかなあと。ものすごい、自分をアピール出来る人っているじゃないですか。それがあったらもっと良かったのかもなと。演劇を始める前、母親に事務所入りたいって言った事あるんですけど。「あなたはそこまで気が強くないから難しいよ」って言われたんですけど、今となったらそうだなって。
__ 
個人的には、奥田さんの控えめさは、ご自身のキャラクターに奥行きを与えているとおもいますけど。
奥田 
ありがとう。でもね、ここぞというときにいかないと行けない時があるんですよ。元々ある人は、そんな時に頑張らなくてもいいしね。羨ましいです。

タグ: ガチガチな身体


ノイズを入れる

__ 
東京の演劇についてちょっと伺いたく思います。こちらに来て何本か芝居を拝見したんですけど、俳優の味をコントロールする場合が多いのかなと勝手に思っています。どうでしょう。
松葉 
うーん。今回の作品では、マキタさんは俳優に負荷を掛けるんですよね。倒置法を使ったり、俳優のリズムでセリフを言わせない。自分の気持ちいいリズムで言ったりすると、だらっとしてしまうと。ノイズを入れることで、俳優の味というものを負荷から引き出そうとしていると思います。
__ 
ああ、なるほど。
松葉 
エンタメだと俳優のそもそものテイストや技が発揮できると思うんですけど。ガチガチに固めてしまったりは出来ると思うんですけど。セリフの言い方をスマートにして、ガチガチにする事も出来るんです。
__ 
でもあえて、そうはしなかった。
松葉 
はい。そのおかげで、こういう事が出来るんだなって発見もありました。負荷を掛けられた方が自分の場合は良いと言われます。

タグ: ガチガチな身体


vol.154 松葉 祥子

フリー・その他。

2010/春
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松葉

ロンドンの街中で

___ 
今回の作品には、助演出として参加したという事ですが。ご自分にとって良かった事とは。
金田一 
そりゃあ、あの稽古場にいられたことでしょう。もちろん僕は僕なりに仕事があったんだけど、とにかく居られる訳ですよ。稽古初日は怖かったんだけども、有起哉さんがガチガチの僕に声を掛けて扉を開いてくれて。いっけいさんも何かとツッコんでて楽しかったし、大竹さんも週に2~3回、稽古場に差し入れ持ってきてくれるしね。今回、役者が4人だけだったから密な関係を作るのが必要だったのかもしれないけど、凄くフラットな雰囲気の現場でした。作品作りをする上で、スムーズに意見が出やすくなるようになっていたんだと思う。
___ 
なるほど。
金田一 
野田さんが、夢の遊眠社の話もしてくれる訳ですよ。僕は大学の時に憧れてて戯曲を大学の劇団でやっちゃうくらい好きだった訳だから。これは凄いことですよ。
___ 
幸せだなあ。ところで、野田さんとはどういうところで知り合ったの?
金田一 
大学を卒業してからロンドンに留学してたのね。演劇とミックスメディアの勉強をしていて。ある時期に、野田さんが今回の作品の製作で来てるというから、劇団や事務所に連絡して。
___ 
ロンドンで。
金田一 
そうそう。橋渡ししてくれる人もいたおかげで会えたし、仲良くなれた。ロンドンの街中の劇場の施設は1階にバーがあって、そこで色んな演劇関係の人や観客が溜まれるようになってるんですよ。楽屋口もないから、上演終了後はみんなそこで集まる。そういうところで会えたんです。その内気に入ってくれて。
___ 
なるほど。劇場のバーか。いいね。
金田一 
日本には中々そういう場所はないんですよ。もっとそういう場所が増えるといいな。

タグ: 野田地図 大竹しのぶ 差し入れ ガチガチな身体


vol.125 金田一 央紀

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2009/春
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金田一

7割

___ 
今回、「朝まで生ゴヅラ」の演出を手掛けられるちっくさんですが、これまでお芝居で演出をされた事はあるのでしょうか?
ちっく 
僕がいた学生劇団で、1回ほどやった事があります。あとは、劇団酔眠薬での公演ですね。
___ 
今回で3回目ということですね。そこで伺いたいのですが、今回の演出での大方針はどのような。
ちっく 
まず、役者に押し付けるという事はしたくないですね。7割くらいは役者に任せて、残りは段取りや、外からしか見えないテンポについて言うくらいです。役者にとっては自由度が高いと思います。
___ 
では、「生ゴヅラ」の見どころは。
ちっく 
大分風刺の効いた作品になると思います。この作品の初演は、完全なフィクションとして作られたんですが、そのうちにどんどんダメ内閣が現実に出てきて、もうフィクションを越えてしまったんですね。今回は現実の内閣の姿を時事ネタとして扱って、とにかく笑えるように作ろうと思います。
___ 
風刺の効いたドタバタ政治もの、という事ですね。
ちっく 
今回のキャストについても、今まで怪演を見せてきたHIROFUMIが普通に見える濃い面々が揃っています。
___ 
えっ!
ちっく 
京都ロマンポップの向坂君とか、同じく浅田麻衣さんとか。特にあの2人は、ガチガチに演技を指示してやってもらうというのも出来るんですが、好きにやらしてすり合わせた方が面白いだろうと。
___ 
なるほど。期待しています。
京都ロマンポップ
2005年、当時立命館大学生であった向坂達矢(現・代表)、よりふじゆき(脚本家)を中心として旗揚げ。以後一年に2~3本のペースで公演。ポップな新劇というスタイルを取り、芸術的・哲学的テーマを基調とした演劇を製作する。

タグ: 政治とパーティー ガチガチな身体