どくんごのウズ

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今回のツアーで、印象深かったのはどこですか?
根本 
まだ6箇所目だけどね。38分の6だから(笑う)
ちゃあ 
場所でいうなら、大分は印象深かったですよ。初めての場所だし、場所も急遽決まったにも関わらずお客さんがいっぱい来てくれて。驚きでしたね。でも今年はかなり快調だと思うので、毎回、驚きと共にワクワクしながらもやっています。
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2Bさんは。
2B 
まだ6箇所目ですけど(笑う)まあ、毎年諦めずにどくんごを呼んで下さっている方々のおかげで今年もツアー出来ているので。初めて見に来てくれるお客さんの割合が常に高いので、いつも新鮮な気持ちでやっていると思います。今年は初めてのお客さんが多いのかなと。
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噂になりつつありますからね。
2B 
そうですね、口コミで広がりつつありますね。
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高田さんは。
高田 
まだ6箇所ですから分かんないですけれども。はっはっはっはっは!えーっと、ゲストさんとか、屋台を出してくれる方とか。テントをはみ出して何かしている方々がいるんですよね。BBQとか。演劇以外の人が集まるんですよ、その集合の強さが印象深いですね。小倉でも倉吉でも、その渦の強さが。それと、ゲスト演奏とか超幸せなんですよね。ゲスト出演も超楽しいし。
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いいですよね、野外劇のテント周辺に人が集まってる光景って。石田さんは、印象深いところはどこでしたか。
石田 
まだ6箇所目ですけど、去年も同じような感じだったんですが、九州から本州に入るというのが一大イベントだったんです。ああ、離れるんだ九州を、って感じで。
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九州を離れる前夜!
石田 
そうです。で、本州入り前の公演が倉吉だったんですけど、ちっちゃい子とかが多くて。退屈になったら足をぶらんぶらんしたり、私は声が大きいからか「うるさーい!」って言われてしまって。
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そうそう、お子さんが歩きまわりますよね!そんな公演があって、もの凄く面白かったです。
石田 
そうなんですよ。昨日も、カレー屋さんのお子さんが寄ってきて、ヨシズの隙間から手を振ったりしてきてて。
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素晴らしい。
根本 
僕はプレイベントや演奏参加が毎回とても楽しくて。2カ所目の宮崎の都城というところで高専の先生の方が受け入れをして下さって。で、先生が顧問されている合唱部の合唱が凄く爽やかで。スピッツの「空も飛べるはず」を歌って下さって、部長さんが曲を始める前に「この曲を先生からやれと言われて、初めて聞いたけどいい曲だと思いました」って・・・
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ええっー!
根本 
そう!同じ反応したな。ハイティーンが歌うべき曲、僕らが歌っても全然駄目な曲を彼らが歌って、ああこんなに清涼感のあるテントだったんだ、みたいに思って。立つ人次第で空間の雰囲気って変わるんだなって。それと、どくんごに京都の人が参加するのは僕が三人目なんですよ。丹羽みほしさん、ウチ(ベビー・ピー)の柳原、で僕。だから、前の人の噂を聞いたりするんですよ。倉吉で柳原が子供のスターだったって聞いて。で自分が実際に現地に行ったらああすげえじゃん柳原、この子達の前でウケたという事はやっぱり凄い才能があるなと。客席と出会っていくというのが、作り手にとってもすごく大事で。客席が違ったら、芝居も全然違う照り返しを受けるというか。
どいの 
でもそれは2年前の話だろ、今通じるかどうかはわからないじゃん(笑う)
2B 
もう見たよ、みたいな(笑う)
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先輩としてどんどん出会って扉を開いていくってことかもね。

タグ: 本番は毎回違う、一過性の


劇団どくんご 公演第二十八番「OUF!」 THE NAKED DOG TOUR 2014

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今日はどうぞ、よろしくお願いします。神戸公演が終わった直後のお疲れの中、大変恐縮ですがお話を伺えればと思います。今日は大変貴重な機会を頂きまして、誠にありがとうございます。私、実は10年ぐらい前に京都大学西部講堂で「踊ろうぜ」を拝見しました。とても面白かったです。あの日からどくんごへの興味が尽きません。今年もツアー中という事で、関西には6月に京都に来られるんですよね。大阪には10月。ところで、ツアー公演をされていると例えばどういう事が面白いですか?どうしようかな、とりあえず、時計回りに伺ってもよろしいでしょうか。
一同 
(笑う)
どいの 
どうでしょう。各地の受け入れの方がいるから僕らもやっていける部分はありますね。新しい地域との出会いも常にあって楽しいです。
五月 
受け入れの方々との関係もありますけど、野外でやっているのが面白いかな。外でやっているから袖幕もなくて、お客さんの顔も自分達の芝居も同時に見えるんですよ。その時の私はどうやら楽しそうに見ているらしくて「凄く楽しそうに見てますよね」とよく言われます。なんでかな。やっぱり、自分達だけの芝居だけをやっている訳じゃないからかな。その日の客席とか天気とか、環境の中で毎回違うんですよ。うまく行く事も行かない事もあるけれど、毎回新鮮です。
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ありがとうございます。芝居はお客さんのものでもあるから、その意味では常に違いますよね。
ちゃあ 
僕は今年が初参加なので、旅をするのも本番も楽しくて。色々なお客さんが来てくださるのが嬉しいです。演劇以外にも舞踏の人とか音楽の人とか、出会おうと思っても出会えない人にたくさん出会えるのが楽しいです。
根本 
彼は鹿児島出身で、札幌の大学にいるときにどくんごを見て参加したいと言ってきて。去年は転換と演奏にも参加していました。
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今日はよろしくお願いします。2Bさんはいかがですか?
2B 
僕が面白いと思うのは・・・本番が何回も出来るという事かな。
どいの 
なるほど。
2B 
何回やっても完璧な回はなくて、駄目なところは必ず出てくるんですけど。千秋楽でも間違えたりするんですけど(笑う)。時間もあるので、自分の気持ち次第で芝居を変えていく事が出来るんですよね。
高田 
高田といいます。東京で「快楽のまばたき」という劇団で路上演劇をやっています。お亡くなりになった九条京子さんのご了解を得て、寺山修司さんの作品の登場人物の名前を使わせてもらっています。何が楽しいか?これからどうなるか分からないんですけど、まだ慣れてもないし本番も9回しか出来てないんですけど、本番の度に「今日はこう行こう」というのが毎回違っているのが自分でも面白いです。場所のせいという訳でも、周りのせいという訳でもない、その日に何を思っているかも違うし、自分のやろうと思っている事も違う。旅をしているどくんごだけの感覚なのかもしれないなと。面白くもあり、緊張することもあり。
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スベる時はスベりますからね。
高田 
そうなんですよねー、こうやれば絶対うまくいくと思ってやっても、みんなからすれば全然面白くないって事がありますから。こんなんで大丈夫かなと思ってたらウケた事もあるし。
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カオスですよね。でも、楽しいですよね。石田さんは?
石田 
去年参加して、行く度に受け入れの方が盆に子供が帰って来たみたいに受け入れてくださって。素敵な体験ですね。それと、私も他の人のシーンを見るのが好きです。
根本 
僕は、同じ公演で70~80ステージをするのは初めてで。今まで多くて15ステージだったから。単純に、行った事のない場所に行くというのは単純に楽しみですよね。それと、京都でもちょっと変わった事をしていたからか、ずっと連絡していなかった友達ともう一度繋がれたりとか、自分の地元で公演が出来たりとか、京都でもベビー・ピーのごった煮を前夜祭として出来たりとか。今回のインタビューもそうだし。接点の無かった人達に出会うのと同時に、自分の持っていた縁をもう一度新しい機会として掘り起こすのが楽しいです。
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なるほど。これからも硬直する事なく、そして古い部分に光を当て、地を進み、根を破り、水を割り、空を飛んで頑張ってください。
全員 
(笑う)
劇団どくんご
日本全国を旅するテント劇団。
劇団どくんご 公演第二十八番「OUF!」 THE NAKED DOG TOUR 2014
公演時期:2014年。会場:日本全国各地。詳しい公演スケジュールはこちら

タグ: カオス・混沌 ユニークな作品あります 最近どう? 半野外劇 路上パフォーマンス 本番は毎回違う、一過性の


「こんなにも習った事が出来ないものなのか」

嵯峨 
再開したのは2011年ごろですね。久しぶりの空手でしたが、すごく面白く思えて。
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面白く感じた?
嵯峨 
専門的な話ですが、子供の頃は松濤館流、今は剛柔流をやっています。その二つは伝統的な空手の流派でして、松濤館流は本土で競技試合の発展とともに流派としての深みを培ってきた流派で、剛柔流は沖縄っぽさがすごく残っている流派で、相手との間に取る間合いが近いんですよ。つまり、技が近い。以前映像で見て、いつかやってみたいと思ってたんです。
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私は空手とはあまりにも縁がなく生きてきたので、その面白さは想像するしかないんですが。
嵯峨 
流派の違いというのは系譜の違いと、想定している間合いの違いがあるんです。間合いが違うと、技も当然違うんです。松濤館流は間合いを置き、離れた相手に技を入れる。剛柔流は接近戦で、猫足立ちといって接近していくんです。面白いのは、捕み合いになった時。「こんなにも習った事が出来ないものなのか」というぐらい簡単に技が潰されたりするんです。知らない技もいっぱいあるし。
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相手とのやり取りがあり、自分のプランがある。それらに自分の身体を使うというのが絶対面白いんでしょうね。
嵯峨 
それはありますね。ただ、プロレスやってるから意外だと思われるんですが、僕は組手嫌いなんですよ(笑う)。それよりは型の方が好きですね。今の道場も型を重視してくれるので。松濤館流と剛柔流は型が一切被ってないので、ひと通り覚えるには苦労しました。基礎的な型を教えてもらう時、「やった事あるやろ」と言われたんですが、やった事ないです(笑う)。必死に覚えました。

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