性別のない感じ

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BABさんとは、結構久しぶりにお会いするんですけど、以前の少年的な印象は薄くなりましたね。何だかすっかりお母さん的な。
BAB  
体型的に少年だったしね。小学校の頃、女の子が自分の事を「僕」って呼ぶ事あるじゃないですか。私がそうでした。私って言うのが何か恥ずかしくて、気持ち悪くて。どうしても、スカートとか履けなかったですね。
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その抵抗が薄くなったのは。
BAB  
大学入ってからですかね。何か、女の子がやってる事が恥ずかしかったんですよね。何でしょうね。でも、性別のない感じというのが居心地がいいですね。
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性別がない時代が来るといいですね。
BAB  
そう思われますか。
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個人的に、結構意識するんですよ。特に、女だからこう、みたいな。もう全て植付けなんですけどね。女性からは、面白さが生まれないみたいな思いこみが。そんなの、面白さそのものに男性性を反映してるだけの思いこみに過ぎないんですけど、なかなか脱却出来なくて。
BAB  
私は、男性・女性っぽすぎる人が苦手で。きっと、話が合わないからです。だから、身の回りには中性的な人が多いです。
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2010年にインタビューさせていただいた、サンプルの松井周さんが、男性らしさと女性らしさの間に引っ張られている人が好きだとか仰ってましたね。

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男の子の世界

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ラーメンズがお好きなんですね。
渡辺 
そうなんです。もう高校の頃からずっとファンで、DVDとか舞台とか、ほぼ全て観ていると思います。私は舞台とか作品に限らず、男の人達の間柄に憧れているんですよ。バンドにしたって、女性だけのバンドよりも男性のバンドの方が好きで・・・。
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というと。
渡辺 
男性同士の、何か、お互いの領域を守りながら、でも会話していくという関係性に憧れるんですよね。全部じゃないと思いますけど、女性だと、ずかずか奥まで踏み込んでいって、興味が無くなったら終わりみたいなそういうのばっかで。
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なるほど。
渡辺 
アンテナは男ばかりの脚本で、私は女だから女扱いされているんですけど、本当はそういう男の中で笑いあいたいという気持ちはあります。でも女だから、そういうのを生かした方がいいと言われているんですけどね。
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間に入りたい?
渡辺 
同じように笑いあうけど、女である事を忘れないようにしたいです。女性という性別でしか出来ない良い部分があると思うんですが、そこを封印して、男と同じ事をして笑いを取りに行くというというのは違うなと。

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質問 宮川 サキさんから松井 周 さんへ

Q & A
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前回インタビューさせていただいた、sundayの宮川サキさんからご質問を頂いてきております。1.生まれ変わったら何になりたいですか?
松井 
中性的な人になってみたいですね。男性でも女性でもない人と言うのに憧れていてですね。両性具有というのとはちょっと違うんですけど。
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というと。
松井 
男性らしさ・女性らしさから離れてみたいんですよ。
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いしいひさいちの「ののちゃん」で、あのクールな女の先生が「男らしさ・女らしさ」を「あいまいな部分を抱えておく事の出来ない度胸のない人間が飛びつく言葉」だと言い切っているコマがtwitpicで話題になっていました。
松井 
いいですね、それ。やっぱいしいひさいち凄いな。僕はどっちにも引っ張られている状態の人が好きで。身動きとれないけど、安定している。自分が偏見をもっているかもしれないけど。
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2.最後の晩餐。何を注文して誰とどう過ごしたいですか?
松井 
あー・・・僕は納豆が好きなので、納豆とご飯と味噌汁と、あとは家族と過ごしたいですね。
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どんな納豆ですか?
松井 
ひきわりも好きですし、藁納豆も。冷蔵庫に納豆が六個以上納豆がないと不安なんですよね。毎食食べています。
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最後の晩餐として、たとえば、納豆のグレードをあげますか?それともいつも食べている納豆ですか?
松井 
いつも食べているものですね。
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素晴らしい。最後だから高いものを食べる、それもありだと思いますけど。
松井 
死に備えた時、ニュートラルでいられない事自体に恐怖すると思うんですよね。死に怯えるかもしれないのに、ちょっと頑張っちゃったものを用意するのは、それはそれであるかもしれませんが。僕は、最後の日だからといって乱されたくはないですね。

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