SP水曜劇場、その思い

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SP水曜劇場の立ち上げの経緯を教えて頂けますでしょうか。
武信 
Ustreamが普及し始めて、演劇だとまず竹崎博人くんが劇場の生中継をやり始めたんです。でも僕はどちらかというと生放送よりは編集したものの放送がやりたかったんですよ。しばらくして、自分達で撮った自主映画の上映会をやった時に、スクリーンに流れている映像を同時にUstにも配信したんですよ。それが結構面白くて。もしかしたらこれ、「日曜洋画劇場」のように見えてるんじゃないかと。こんな番組フォーマットもあるんじゃないかと思ったんです。
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なぜ、そういう番組が必要だと思われたのでしょうか。
武信 
生で見れない状況というのは、どうしても演劇にはあって。それは映画も同じなんです。僕が映画を好きになったのって、TVで映画を見て、こんなに面白いものがあるのかと思ったのが最初ですから。だから、演劇でも同じ事が出来るんちゃうかと。面白い作品はたくさんある訳ですから。
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たしかに、20年ぐらい前なら、何でもテレビから興味を持つのが最初でしたしね。
武信 
東京とか大阪にいるとあんまり意識出来ないんですけど、演劇ってそんなに色々なところで見れないんですよ。でも、興味がある人にそれを見せられるような状況を作りたい。個人ベースで出来るのであれば、そうしたいんです。

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四角い傷跡


(撮影:末山孝如)
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末山さんは小売店の店長でもあると同時に、写真家であり劇作家・演出家でもあるんですよね。お店としては大丈夫なんですか?
末山 
ありがたいことに、意外と大丈夫です。写真は大体、休みの日とかに撮っています。仕事に差し支えない範囲でやっています。忙しいと、中々稽古場には行けないんですが。
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写真はいつから撮り始めたのでしょうか。
末山 
学生劇団時代にチラシを作ったりしていて。何かを作るのっていいなあと思って。それから、結婚式場の撮影を担当する部署に就いたんです。ただ、一眼も触った事がない状態だったうえに激務で、すぐ辞めてしまって。でも、何だか悔しいというか情けない気がして。その延長で、写真を趣味で撮り始めました。
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なるほど。
末山 
今は、演劇のチラシ写真の撮影とデザインも手がけています。資料を持って来ました。
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ありがとうございます!(受け取る)あ、何色何番のプラスチック・ガールや、宗岡さんのチラシがありますね。
末山 
出ましたね。
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宗岡さんのこのチラシ、撮影の時のUstream見ました。年末に。面白かったです。末山さんは、人物を撮る時にどういう事に気を配っていますか?
末山 
まずは明かりと、なるべく作りすぎない感じの表情が撮れたらいいなと思います。ポーズは細かく指定するんですけど。
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細かい指定・・・例えばこの十中連合の「濡れると、乾く」は。
末山 
水浸しの世界で、身を寄せてこじんまりと生きていこうという雰囲気が出たらいいなあと。人物を撮る時は、この人のこの表情はあんまり見いひんやろう、とか、実はこの角度いいよね、みたいな。意外な感じが見えてそれがいい表情だと、いいなあと思っています。
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意外な面。
末山 
ピンク地底人2号さんとか、四方香菜さんとか。
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あ、分かると思います。全然知らない人に見えますよね。寂しそうな表情が見事でした。写真を見た人に、どう思ってもらいたいですか?
末山 
場合によりますけど、女の子の写真を撮る時は「意外と可愛いやん」と思ってもらいたいですね。
何色何番
京都の片隅にてお芝居の活動をしています。(主に京都市内の北側にて)たかつかな と 村井春也。(むらいはるな)の二人で構成されています。よく「女の子らしい芝居だ」と評されるのですが、二人とも女の子なのでそりゃあそうだろうなと思います。等身大の生活(外世界)と自分(内世界)を、基本的に地味に、時々派手に創り上げます。毎公演ごとに色(テーマ)を決めて企画を練り、御馴染さんやその色に合った方を招いて、ユニット形式で公演を打っています。年に2回程の公演を心がけています。(公式サイトより)
十中連合
2009年大谷大学演劇部劇団蒲団座を母体に旗揚げ。京都を中心に現在5名で活動中。渡邉のSF(少し不思議)な脚本を元に、悲しいことも楽しいことも全て「茶番劇」に作り変えてしまう。(公式サイトより)

タグ: 「異なる角度から」 何色何番 舞台撮影について Ustreamの話題 意外にも・・・


悪い芝居vol.13『カナヅチ女、夜泳ぐ』宣伝隊長として

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今日はどうぞ、よろしくお願いします。最近は宮下さんはどんな感じでしょうか。
宮下 
悪い芝居vol.13「カナヅチ女、夜泳ぐ」の稽古中です。客演さんも集まってきて、本格始動ですね。
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次回の「カナヅチ女、夜泳ぐ」。宣伝隊長としてはいかがでしょうか。
宮下 
よくご存じで。先日、公演に向けたUstream放送をしまして。その司会とか、させてもらっています。やっぱり入団して一年経つから、そういう事もしていくようになりましたね。
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一年。ABC春の文化祭が悪い芝居初舞台なんですよね。
宮下 
そうなんですよ。緊張したんですけど、ウケてもらって。良かったです。僕は熊の着ぐるみが衣装だったんですけど、毎日直径60センチ程の大きい熊の頭部を黒いゴミ袋に入れて通ってました。不審者に見られていたと思います(笑う)。
悪い芝居
2004年12月24日、旗揚げ。メンバー11名。京都を拠点に、東京・大阪と活動の幅を広げつつある若手劇団。ぼんやりとした鬱憤から始まる発想を、刺激的に勢いよく噴出し、それでいてポップに仕立て上げる中毒性の高い作品を発表している。誤解されやすい団体名の由来は、『悪いけど、芝居させてください。の略』と、とても謙遜している。(公式サイトより)
悪い芝居vol.13『カナヅチ女、夜泳ぐ』
公演時期:2012/06/13~20(大阪)、2012/07/10~16(東京)。会場:in→dependent theatre 2nd(大阪)、王子小劇場(東京)。
ABC春の文化祭
2012年からABCホール開館4周年記念として始まった 関西で活躍する劇団・ダンサー・歌手・芸人・浪曲師などが集まって20分ずつ公演する企画イベント。

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自由について

イガキ 
だから逆に、現場に行かなくてはならないライブの魅力が再発見されるといいなあと思うんですよね。USTREAMで済ませないで。
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ひきこもりでもない限り、家にじっとしている事は出来ないですもんね。たくさんの人が集まって盛り上がっている場所に対して、人はどうしても惹かれるんだと思います。中国ではAV女優の蒼井そらが大人気で、ライブをすると一万人からの人間が集まるそうですよ。
イガキ 
生でカワイコちゃんを見たいんでしょうね。
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その上に、ネタとして盛り上がりたいという欲求があるのかも。
イガキ 
私もライブに関わる者として、どうしたら人を会場に呼び込めるのかがずっと課題です。難しいですよね。
___ 
そうですね。音楽ならではの苦労はありますか?
イガキ 
やっぱり演劇やダンスだと、映像と生はまるで違うんですよ。映像だと見えない視点がどうしても存在する。
___ 
そして、視線を動かすという動物的な快楽は観客席の特権ですね。
イガキ 
音楽は、CDの方がよく聞けるという人もいるんです。もちろん、LIVEでなくてはよりよい音は出せないというアーティストもいるんですが。ライブの魅力は、ライブならではの難しさと表裏一体だと思っています。
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舞台でバイオリンを弾いている時、どんな事を考えていますか?
イガキ 
現場によりますが、自分から出てくるものを、どれだけフィルターを通さずに出せるかに集中しています。それを現場で考えていたら遅いので、心がけるという感じですね。うん、もっと自由になれるように、と願っています。
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「自由になれる」。舞台で作品を表現する時に、身体が自由になって、それどころかお客さんも自由さを感じて、ってなかなかないですよね。

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「ナマ」が一番面白いんですけど、そこに甘えてちゃいけない。

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MUのサイト、これまでの公演の映像が沢山ありますね。ちょっとびっくりしました。
ハセ 
今までの作品のダイジェストをyoutubeにあげて、見られるようにしているんですよ。
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あ、そうなんですか。
ハセ 
USTREAMで短編がまるまる一本みれるのもあります。やっぱり、演劇って一般の人からするとかなりブラックボックスじゃないですか。そういうのって演劇が不人気の原因になっていると思うんですよ。「ナマ」にこだわってばかりで舞台写真とか映像を公開するのに抵抗がある人もいるかもしれないですけど、新しい楽しみ方を取り入れるのを恐れてちゃいけないと思うんですよね。
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演劇メディアの形が変わりつつある。
ハセ 
演劇は確かに「ナマ」が一番面白いんですけど、そこに甘えてちゃいけないと思うんです。作品をネットにあげてみたら、コメント欄で叩かれるかもしれない。けど、そういう恐れから逃げてもしょうがないと思うんですよね。確かに演劇村だけで盛り上がってて、一般人の目線観たら全然面白くない作品もたくさんありますよ(笑) でももしかしたら、一般の人にも「面白い」と思われるかもしれない。叩かれるかもしれないけども。でも逃げてる人は薄々ヤバいってことに気付いてるじゃないんですか? 無意識で。
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だから、ネットで公開する事を恐れる?
ハセ 
そうかもしれません。でも怖がらない方がいいですよ。だってそれこそ本当に戦うべき圧倒的他者であり、社会なんですから。演劇のそういう弱いところが大嫌いなんです。

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