THE ROB CARLTONと前田司郎作品

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次の出演作は。
大石 
8月末に、THE ROB CARLTONさんに出演します。10月には、五反田団の前田司郎さんの作品のリーディング公演で、また北九州に行きます。
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今後、どんな感じで攻めていかれますか?
大石 
やっぱり、自分の興味のある舞台に出続けたいです。最近、思うのは、長く相手と関係しあわないと出来ない作品もあるので、今までのつながりも、きちんと深めていきたいです。
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ありがとうございました。これからも面白い人達に出会えるといいですね。
大石 
はい。でも、それだけでは、演劇を続けるには心許ない気もするので、常に演劇との自分の携わり方について、もっと考えていきたいです。

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vol.312 大石 英史

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2013/春
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大石

「こんなにも習った事が出来ないものなのか」

嵯峨 
再開したのは2011年ごろですね。久しぶりの空手でしたが、すごく面白く思えて。
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面白く感じた?
嵯峨 
専門的な話ですが、子供の頃は松濤館流、今は剛柔流をやっています。その二つは伝統的な空手の流派でして、松濤館流は本土で競技試合の発展とともに流派としての深みを培ってきた流派で、剛柔流は沖縄っぽさがすごく残っている流派で、相手との間に取る間合いが近いんですよ。つまり、技が近い。以前映像で見て、いつかやってみたいと思ってたんです。
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私は空手とはあまりにも縁がなく生きてきたので、その面白さは想像するしかないんですが。
嵯峨 
流派の違いというのは系譜の違いと、想定している間合いの違いがあるんです。間合いが違うと、技も当然違うんです。松濤館流は間合いを置き、離れた相手に技を入れる。剛柔流は接近戦で、猫足立ちといって接近していくんです。面白いのは、捕み合いになった時。「こんなにも習った事が出来ないものなのか」というぐらい簡単に技が潰されたりするんです。知らない技もいっぱいあるし。
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相手とのやり取りがあり、自分のプランがある。それらに自分の身体を使うというのが絶対面白いんでしょうね。
嵯峨 
それはありますね。ただ、プロレスやってるから意外だと思われるんですが、僕は組手嫌いなんですよ(笑う)。それよりは型の方が好きですね。今の道場も型を重視してくれるので。松濤館流と剛柔流は型が一切被ってないので、ひと通り覚えるには苦労しました。基礎的な型を教えてもらう時、「やった事あるやろ」と言われたんですが、やった事ないです(笑う)。必死に覚えました。

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ピンク地底人「散歩する侵略者」

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諸江さんは最近、どんな感じでしょうか。
諸江 
次の舞台の稽古が始まっています。ピンク地底人の「ココロに花を」ですね。
__ 
東京・福岡の公演ですね。
諸江 
そうですね。残念ながら関西では今回見れないんですけど・・・実は台本が2/3くらい出来ている状態です。演出の3号本人も演出に力を入れたいみたいです。
__ 
見れないかもしれませんが、各地で楽しまれたらいいですね。諸江さんが初めてピンク地底人に出たのはどの作品でしたか?
諸江 
去年の8月の公演「明日を落としても」でした。ここ最近の地底人の作り方に興味があったんです。雑踏を役者達全員がマイクで表現する「マリコシステム」と言ってる演出なんですけど。出来るまで、超しんどいんですよ。それに、出来てからじゃないと雰囲気を出すのは難しいし。
__ 
意気込みを教えてください。
諸江 
やっぱり、それなりに傷跡を残したいというのはありますね。作品が出来てくると欲が出てきて、もっともっと深めていきたいんですね。それには適したバランスがあるはずなんです。物語と雑踏の間に、ギリギリのラインがあるんですよ。音楽的なたとえでいうと、バンドだって、なんぼボーカルが気合い入れて歌ってもバックがうるさかったら気が散ってしまうので。
__ 
そこが、「散歩する侵略者」ではいかがでしたか。
諸江 
今回はずっと僕、散歩してたんですよ。上手く行くときもあればいかない時もあって、それは肌で感じていました。
__ 
雰囲気の演出としては上手くいっていましたね。最後に片桐さんが演じる妻役とのシーンで雑踏が消えますが、そこが非常に、キレイなシーンが描き出されていたように思いました。
諸江 
ありがとうございます。そこに到る事が出来れば。用意した演出が、全て必要なものとして意味があるんだと受け止められれば、という事なんですよね。
ピンク地底人
京都の地下は墨染に生まれた貧乏な三兄弟。日々の孤独と戦うため、ときおり地上にあらわれては演劇活動をしている。夢は関西一円を征服することと、自分たちを捨てた母への復讐。最近は仲間も増え、京都を中心に大阪にも出没中。(公式サイトより)
ピンク地底人策略と陰謀の第11回公演 「散歩する侵略者」
公演時期:2013/2/15~18。会場:アトリエ劇研。第8回アトリエ劇研舞台芸術祭参加作品。
ピンク地底人 大噴火の第12回公演「ココロに花を」
公演時期:2013/5/5(福岡)、2013/5/31~6/2(東京)。会場:王子小劇場。
ピンク地底人暴虐の第10回公演「明日を落としても」
公演時期:2012/6/30~7/1(大阪)、2012/8/17~8/19(東京)。会場:インディペンデントシアター2nd(大阪)、王子小劇場(東京)。

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vol.287 諸江 翔大朗

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2013/春
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諸江

同国の同時代にいる意味

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iakuプロデュースの試みの一つに、大阪の演劇の発信と、他地域との交流を通した活性化があるとの事ですが、その狙いとはどのような。
横山 
今は、関西とか関東とかのくくりがある程度取っ払われつつあると思うんです。東京のカンパニーが自主企画で大阪公演するというケースも増えてきていたり、三重が全国のカンパニー招聘に力を入れていたり、福岡の演劇シーンが興味深かったり。ああ、これはもう、東京の小劇場とか関西の小劇場とかをもっと全国的なムーブメントにしていく時期なんじゃないかと。
__ 
時期。
横山 
東京からきたカンパニーに聞いてみたんですよ、何故大阪公演をしたのかって。一意見ですが、東京では頭打ちでもうお客さんが増えない、単純にもっと多くの人に見て貰いたいという事でした。正直言うと、大阪にそんなに大きなマーケットがある訳ではないですが、でも来てもらいたいです。それが、さきほど言った「分母」を生む事にもつながるし。関西にきて成功する劇団ばかりではないですが、少なくとも、僕が来てほしいと思った劇団には、何らかのアシストをしていきたいですね。これから関西にも、たくさんの演劇を輸入出来るように、地域との連携を深めていきたいです。その一助が出来ればと思っています。
__ 
と交換する形で、横山さんの書かれた作品も全国に行きますね。
横山 
そうですね。全国で自分の作品が毎月やっているようであればとても嬉しいです。関西にもまだまだ良い俳優がいて、厚い層があるという事を知ってもらいたいですね。
__ 
エダニクもサキトサンズも、全国ツアー中ですしね。私はどちらの作品も好きです。それが毎月、日本のどこかで上演されているというのは、考えてみれば嬉しいですね。
__ 
今後、どんな感じで攻めていかれますか?
横山 
iakuプロデュースは2011年から準備して、2012年は種まきの期間でした。2013年を迎えましたが、2014年までには、自分の作品が毎月日本のどこかでかかっていて。さらには、全国でどこでも面白い演劇が見られる状況に向けて、何か自分が関わっているようになっていれば。時間を区切ってしまうのは良くないんですけど、だらだらとは動けないし。出会った人と繋がっていき、地道にでも続けて行きたいです。単純に、各地の演劇人とつながるのは楽しいし。そこは攻めなのかは分からないですけど。
__ 
演劇から地方の垣根が取れて全国化するという流れ。当然の事ながら、各地に同時代の演劇人がいる事が実感できますね。もちろん、いないとは思ってませんでしたけど、いること自体に勇気づけられるというか。次のステージに行こうとしている段階を感じています。
横山 
世間全体が、飽きられる、飽きてしまうサイクルが早い世の中ですからね。それで自分達が諦めてしまう前に、飽きてしまう前に、時間を区切って挑戦していきたいです。

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ドゥエンデ

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今後、俳優として目指していく方向とかは。
山本
今回のワークショップでもつくづく思ったんですけど、自分の演技の浅さなどを痛感しました。深めていきたいと思います。
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深めていく。深い演技とは、具体的にどのような事を指すのでしょうか。
山本
具体的に。いや、ワークショップ行った直後で、普段思ってる事と見聞きしてきた事が混ざってね、普段のが・・・。
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一週間もですしね。
山本
今回受けてきたのはルティ・カネルさんというイスラエルの演出家の方のワークショップで、テキストにした戯曲が「ロルカ」っていう人の作品なんですけど。
__
ロルカ。
山本
スペインの劇作家で、今回はその人の「血の婚礼」と「イエルマ」っていう本を使いました。で、ワークショップの前に役が決まっていて。各自これだけ覚えてきて下さいって。で、戯曲だけじゃなくて基礎的な身体の使い方とか声の出し方とかもやったんですけど。・・・その、「ドゥエンデ」という言葉があるんですって。芸術の精神という意味で、それは自分をも殺す事が出来る炎なんだと。これがないと意味がないという話で。使ったテキストは、既婚女性が夫ではない人を好きになったりとか、子供が欲しいけど出来ないとか、強い欲望を持った人たちが出てくる、割とドロドロした話なんですが、それを事前に読んで、考えていったんですけどもう全然あかんと。もう全然何もない。私なりには考えてるし、やってるつもりだったし、表現してるつもりだったんですけど。いや、実際やってみたら、自分でも全然何もないわと思ったんですけど。で、このロルカという人は同性愛者で。当時この同性愛は今以上に社会に受け入れられない。人に話せない。なので、ロルカは、自分の心情を男女の話に置き換えて作品を作ってて。ルティさんがジプシーの音楽を聴かせてくれたりもして。でその中で、ほんまに自分が浅いという事を感じて。
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はい。
山本
で、私も、そういうのが芝居には必要やなと思うし、そうでなかったらやってる意味もないなと。
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そのドゥエンデが。
山本
マレビトでも松田さんが「切実にやれ」と仰ってたりしていて。

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