ただダンスになりたい

__ 
観客に何を希望しますか?
高木 
難しい。うーん。出会う、という事じゃないでしょうか。それを、あんまり当たり前の事と思いたくない。それは舞台にいても、客席にいても同じですね。
__ 
見て貰ったお客さんに、何を思ってもらいたいですか?
高木 
楽しんで見て頂きたいというのが一番です。けど、分からないんですよね、正直に言うと、やればやる程分からなくなります。自分がいいと思うものを差し出したいし、それを一緒に楽しんでくださいという気持ちなんですが。でも、観客って、自分が思っているより信用出来ない部分がある・・・(笑)。だから、あまり考えないようにしている。また時間が経てば違う考えになるかもしれません。
__ 
なるほどね。
高木 
人の作品に出演する時はある程度無責任にならないと、と思ってるんです。自分の作品となるとバランスが難しい。
__ 
お客さんが作品を見る時の、その無理解を恐れている?
高木 
そういう訳じゃないんです。最初はやっぱり、「良かった」と言われたら嬉しいし「良くなかった」と聞けば落ち込んでたし。でも段々と、そういう風に思わなくなってきて。褒められて嬉しくなる訳ではなく、ダメだったと言われたら「合わなかったんだな」と。それが良い事かどうかは分からないんですが。それも含めて、考え方が変わってきてるのかなと思います。
__ 
純粋に動きを楽しむ時も、そんな事を思うのでしょうか。
高木 
それはまたちょっと違うかもしれないですね。そういう思いで踊っている時は、ただダンスになりたい、っていうか。だからいまはそういう方向ですね。

タグ: 単純に、楽しませたい


面白がってもらいたいんです

__ 
今後、どんな活動をしたいですか?
横山 
うーん・・・周りに面白がってもらえるような役者になりたいなと思います。人前に何故立つかと言うと、楽しんで貰いたいからだし。何かこいつ、見捨てられないな、何考えてるんやろうみたいな、そういう風に思って貰えるような役者になるのが自分の理想なのかなと思っています。映像も勿論ですけども、舞台にずっと立ち続けれるよう頑張りたいと思います。
__ 
なるほど。「くりかえしへこむ」の時の横山さんの演技で面白かったのが、3人のいじめっこがその父親に復讐されそうになりながら辛くも逃げ出して、でもその内一人がやっぱり殺してもらおうと戻ってくるというシーンの、そのヘラヘラした顔ですね。
横山 
ええっ!めっちゃ嬉しいです。
__ 
ちょっと憑き物が落ちた、みたいなあの表情。
横山 
突拍子もない結論かもしれないけど、彼は本気なんですよね。死んだらそれはそれで解放されるし、復讐する側も楽になるし。思い切って明るく、満足したようにやろうと。
__ 
なるほど。ところで、今後やってみたいジャンルはありますか?
横山 
会話劇ですね。今後というか、これからもですね。ただ、ベタな演技というか、演技らしい演技やキャラと向き合ってみたい気持ちはあります。うまく言えないのですが。大学に入って、前田司郎さんとか、岩井秀人 さんの演技体に凄く憧れていたんですよね。生活感の出し方というか、絶妙なラフさというか。ただ、そこから離れて自分なりの演技のリアリティーを見つけたいと思っています。
月面クロワッサンVol.7「くりかえしへこむ/閻魔旅行」
公演時期:2014/9/26~28。会場:人間座スタジオ。

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フラッシュフィクション=数十秒の超短編作品ほか小作品を連続上映する形式

__ 
フラッシュフィクション。作品数が非常に多いという事で、何か見る時のコツとかがあるんでしょうか。
東  
私たちも初めてやった時に戸惑いながらやってたんですけど、切り替えの連続なんですよ。場転が始まったら終わりで、作品同士の繋がりは無くて。だから、深読みせずに楽しんで欲しいです。
__ 
なるほど。この役はさっきの作品のあの人だな、という事はないんですね。
東  
そうですね。これはもしや・・・とか思うとちょっと引っかかって、いま見ている話が終わってしまってもったいないと思うので。
__ 
今回のフラッシュフィクション、役者としてのテーマを教えて下さい。
東  
全部違う作品なので、演じ分けが出来るようにしたいです。自分もリセットして次の作品に立てるように。
__ 
どんどん切り替えたいと。
東  
はい。

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起きている町、眠っている港

せん 
ここは実は完全に自由な空間という訳じゃなくて、ハコも小さいし住宅地だからそんなに大きな音も出せないし、あんまりいかがわしいパフォーマンスも近所の目があるのでNG。その中でいかに遊ぶかというのが念頭にあると思いますね
__ 
いかに遊ぶか。
せん 
制限の上でいかに真剣に遊べるか、ですね。青蛾の夜會はそういう、アーティストが何かに挑戦しているのを見る機会でもあるんです。
__ 
緊張感がありますね。私にとってはここク・ビレ邸は結構離れた場所に位置していて、なんだか「千と千尋の神隠し」の隠れ里のようなイメージがあります。知らない町を訪れた時、偶然出くわした祭りのような。そういう中で初めて出会うアーティストの勝負を見られるのは貴重な体験だなと。
せん 
はい。今まで触れてこなかったジャンルに出会ったお客さんが楽しんでくれているのを見ると嬉しいですね。さっきも言いましたが、この辺はすごく元気なご老人が多いんですよね。
__ 
若々しい人が多いという事でしょうか。
せん 
というよりは・・・何か、今の時代の若い人って無気力なところがあると思っていて(それは時代のせいもあるんだと思うんですけど)。比べるのは違うかもしれないけど、今の時代の北加賀屋の老齢の方って凄い丈夫やし、止まれない人種なんじゃないかと思うんです。動いてないと死んでしまうような。元々日本人が持っている労働者としてのDNAを感じます。都会の日本人にはない良さを感じるんです。
__ 
港町の、海を眺め続ける事で培われたロマンの感覚があるのかもしれませんね。
せん 
そうですね。私、そんなに日本万歳って訳じゃないんですけど日本人の感覚とか日本人像が好きで。静かな中に情熱があって、下半身がずっしりしている感じ。それが凄く素敵だなと思います。
__ 
私の父方が農家をしているんですよ。
せん 
あ、いいですね。
__ 
農家は静かにしているものなので、そういう落ち着きは少し分かります。
せん 
まあ関西の方なので口が達者な方は多いですけどね(笑う)。

タグ: ロマンについて 日本人の美意識 それを揺らしてはいけない 続ける事が大事 町とアートと私の企画 単純に、楽しませたい 演劇は勝ち負け?


ステージタイガー#005「MATCH」最強の一人芝居フェスティバル“INDEPENDENT:14”忍ジャガー

__ 
今日はどうぞ、よろしくお願いします。ステージタイガーの役者、白井さんにお話を伺えます。白井さんは最近、どんな感じでしょうか。
白井 
そうですね、色々と演劇のお仕事で呼ばれる事が多いです。有り難い事に。ステージタイガーと、independentの一人芝居、それから滋賀県で撮影している「忍ジャガー」の特撮ドラマに出させてもらっています。
__ 
お忙しいですね。
白井 
そうですね、嬉しいです。忙しくさせてもらっています。
__ 
さて、まずはステージタイガーの次回公演「MATCH」。チラシに書いてある粗筋を拝見するに、今年のABC春の文化祭ステージタイガーが上演された作品と似ているような気がするのですが、いかがでしょうか。
白井 
そうですね、設定としては似ていますが、全く新しい作品として楽しんで頂けると思います。文化祭の時の作品と同じく、主人公は飛脚ではあるんですが、配役は全然違うんですね。江戸時代、ある飛脚が想いを寄せる人が大阪にいると。その彼女がいる大阪でもまた別のストーリーがあるんですね。江戸と大阪は別々で、大阪チームと江戸チームはあまり絡まないんですけど、最後の最後で少しだけ接点があるんですね。
__ 
その瞬間が楽しみですね。どんなトーンのお話になりそうでしょうか。
白井 
時代が幕末、戦乱という程でもないんですけど、その頃の話です。言ってみればそれほど壮大な話ではないですね(ステージタイガーは、人間、ヒューマンドラマを扱う事が多いんです)。ご期待に添いたいと思います。
ステージタイガー
俳優達の鍛え上げられた圧倒的な筋肉。それに最大限の負荷をかける事により、人間の奥深くに眠る野生のエネルギーを創出する。そんな超体育会系演劇を目指すステージタイガーは、関西を代表する強く、切なく、そして狂おしい劇団です。15名を越える劇団員で、自主公演だけに収まらず、ライブハウスから廃校まで、年10本以上のイベントにも出演中。今日もあなたの元へステージタイガー。もう、君にムキキュン。 (公式サイトより)
ステージタイガー#005「MATCH」
公演時期:2014/10/23~26。会場:シアトリカル應典院。
最強の一人芝居フェスティバル“INDEPENDENT:14”
公演時期:2014/11/27~30。会場:in→dependent theatre 2nd。

タグ: 次の公演 一人芝居 単純に、楽しませたい


質問 沢 大洋さんから 山西 竜也さんへ

__ 
前回インタビューさせていただきました、沢大洋さんから質問を頂いてきております。
山西 
あ、沢さん。
__ 
山西さんは、京都学生演劇祭の第一回で受賞されていますからお知り合いですよね。「ご自身がそのジャンルを選んだのは何故ですか?」
山西 
舞台に立つみたいなジャンルを選んだのは、目立ちたがり屋だったからじゃないですかね。他のことより人前に出て何かやることの方が出来るかなと思って。その、消去法で。これが出来ないからこれをやろう、的な。(笑う)
__ 
なるほど。では、いつかどんな演技がしてみたいですか?
山西 
面白い演技ができるようになりたいです。その上で自分が出来る事はちゃんと出来るようになって。
__ 
期待されている事がまず出来て、舞台上でお客さんがそれを理解出来る。まずはそこ?
山西 
僕の武器なのかなと思う部分は生かして、やることはちゃんとやって。楽しんでもらえる人になれたら嬉しいです。
__ 
お客さんが理解出来してついてきた上で、さらにそこから予想を少しずつ越えていったら、きっと凄いですね。

タグ: いつか、こんな演技が出来たら 単純に、楽しませたい


はっきりと「何か」で楽しませる

__ 
田中さんは、枠縁でどんな事がしたいですか?
田中 
自分が好きな芝居がやりたいですね。サワガレは、割と最初の頃からだったと思うんですけど、メンバー間でのやりたい事の合わせ方がわからなくて、それがピークに達して、無くなった形でもあります。だから、やりたい事だけやれる形にはしないといけないなと。
__ 
やりたいこととは?
田中 
今はまだ、ディスコミュニケーションの芝居とか小さい言葉でしか言えないですけど・・・。自分が見ていて楽しいと思えるものにしたいですね。
__ 
自分が集中出来る環境を創れればいいですね。
田中 
自分の好みを追求したいんですが、その好みもメジャーじゃないかもしれないし。もしかしたら京都のお芝居がそんなに好きじゃないのかもしれない。
__ 
お客さんに、自分の作品を見てどう思ってもらいたいというのはありますか?
田中 
やっぱり凄く楽しんでほしいというのはあります。見て、色んな事を考えるというのは当たりまえなんですけど・・・例えば、全体的にぼんやりとした作品を見て、お客さんが「この芝居を見て、私にはこういう思い出があるからこういう風に感じた」と言われるより、明確な作品を見てもらって「この作品はこういうもので、私はこう思った」と、そういう作品の受け渡しが出来たらいいなと思ってます。
__ 
何か、考えこんでもらいたいというよりも、はっきりと「何か」で楽しがらせたい。
田中 
京都の演劇って、考える余地がもの凄く広いものが主流だと思うんですが、自分はちょっとそれが苦手で。もうちょい、これはこれだよ、と言いたいし、言って欲しいんです。

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「人格を消費する」

__ 
今回の最初のシーン、戦隊モノから入っていきましたね。もうこれはエンターテイメントであると宣言してくれていたような気がして、それを最後まで裏切らずいてくれて。俳優も全員面白かったです。まず伺いたいんですが、お客さんにどう感じてもらいたいですか?
福谷 
どう感じてもらいたいんかな・・・さっき言った事と矛盾してしまうんですけど、事実ではないと言いながらもやっぱり僕の作家性みたいなものは完全に入っているので、スタート地点は真実だったりもすると思うんですよ。スパイク・ジョーンズが好きなんですが、彼の映画には監督の苦悩が露骨に作品に出てきてるんですよ。僕はそれを見せ物として楽しんでもらいたいんですね。
__ 
苦悩?
福谷 
いじめられている俺を見て笑ってくれ、という気持ちですね。お客さんに対して。
__ 
それはつまり、自分に同調してもらいたいと思っている?自分をネタにして面白がってもらいたい?
福谷 
そうそう、そうですね。
__ 
それを面白いと思うようになったのはどこからですか?
福谷 
うーん、割と昔から、かな。作り込んだものよりも、ハプニングの方が面白いみたいな感覚ってあるじゃないですか。僕らのやっている事はそれではないですけど、僕の想像力なんて乏しいので・・・一番身近にある僕というコンテンツを消費してくれというスタンスですね。
__ 
なるほど。そういう企みに我々は見事に引っかかり、次も楽しみにしてしまうんでしょうね。その性向は、福谷さんにどのようにして備わったのでしょうか。
福谷 
僕、元々お笑い芸人になりたかったんです。小学生から高校までそう思ってたんです。全盛期から今でも好きなのがロンドンハーツなんですが、あれはものすごく人格を消費する笑いで、僕はそうなりたくないから止めた一方で、でもそれがあるんだろうなと思いますね。
__ 
ロンドンハーツ、面白いですよね。あれは普通の雛壇番組とは全然違って、そこにいる人達の関係性を駆使した笑いと、さらに尊厳を蹂躙する事で生まれる快楽。
福谷 
それはもう人気番組ですからね。みんな、それを求めてるんだろうなと。

タグ: 僕を消費してくれ 書いてみたいと思った わたしとわたしの矛盾 新しいエンターテイメント 関係性が作品に結実する 単純に、楽しませたい


笑顔をみたいから

__ 
これまでに関わった現場で、一番印象深いものを教えてください。
芝  
うーん、それはやっぱり、この間の「レディバード・レディバード」かも。プロデューサーさんがいて、事務所があって、タレントさんがいて・・・という現場の衣装につくのは初めてだったんです。すごく、要求される事が細かくて。深く考えないといけないんだなあと。もっともっと色んな事を考えないといけないんだなあと。衝撃でした。感性だけじゃ駄目で、計算しないといけないんだなあって。
__ 
おお、プロの現場ですね。
芝  
勉強になりましたね。作品だけの事だけじゃなくて、誰を立たせていくか、とか、今までとは違う考え方、バランスのとり方が必要でした。
__ 
なるほど。それはもう、プロのスタッフの現場ですからね。裏方という場での、ご自身の適性度はどうだと思われますか?
芝  
どうだったんだろう?でも、補助をするのが自分には向いているのかな。どうやったら現場が上手くいくか、考えるのは好きです。補助力が衣装の仕事にも生かされていると思うし。プロの現場は、大変だけど楽しんでるぐらいじゃないとやっていけないと感じました。

タグ: プロの仕事 単純に、楽しませたい


__ 
そうした作品をお客さんに見てもらって、どう感じてもらいたいですか?
大石 
いかにお客さんに、身構えずストレートに戯曲を楽しんで頂けるか、というところです。お客さんの反応によると、期待以上に深く受け止めてくれる事もあれば、予想も付かない受け止め方をされる事もあって。でも、一緒にこの物語を楽しんでもらえればと思うんですよね。僕がいつも役者に言っているのは、第四の壁を境に舞台側に物語の水が溜まっていって、ある瞬間を境に客席側にそれが溢れて言って欲しいんですね。お客さんに物語を体感してほしい。「ロング・クリスマス・ディナー」は時代がハイペースで流れるんですけど、USJのバックトゥザフューチャーライドのように、客席が時代の激流を下る乗り物のようになってほしかったんですね。
__ 
なるほど。昨日、ミジンコターボの解散公演を見たんですよ。
大石 
はい。
__ 
大阪の芝居の最たるものだと言ってもいいんだと思うんですよ。彼らは兵庫ですけど。大石さんの仰る、水が流れ出してくるというのが最初の10分で実現していたような気がするんです。それはもちろん彼らの作品が良かったというのが前提なんですけど、もしかしたら客席が大阪の観客で、既に水を共有しているんじゃないかと思うんですね。
大石 
なるほど。僕らも、今回は一緒に盛り上がれたんじゃないかと思うんです。次も頑張りたいですね。

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そういう女優になりたい

__ 
川面さんは、お客さんを楽しませたい?
川面 
大きな意味では、そう思っています。
__ 
そのためには何が必要?
川面 
日々の努力ですね。お客さんを楽しませるには、その時持ってるポテンシャルや集中力でどうにかしようとしても無理で。日々の努力や稽古で磨いたものが出るんです。だから毎日きちんと生活していないと。普段怠けて生きているのに、一ヶ月後の本番に向けて努力しても・・・。長い目でお客さんを楽しませる為に自分を磨くという生き方をしないと、面白さや魅力は生まれないし、お客さんはまた見に来てくれない。自分が全部出来ているとは言いませんが、そういう女優になりたいと思います。
__ 
精神的にも、高いレベルで保ち続ける必要がありますね。
川面 
そうですね。でもそれって結構難しくて、そのためには、私には男性が必要なんです。この人の為にキレイでい続けなくちゃならない、そうしていればお仕事もあるし。結局それは恋愛至上主義という訳じゃないのかな、でも繋がっているんです。

タグ: ちゃんと楽しませる 恋愛至上主義 単純に、楽しませたい


つながっている

__ 
MCがLINX'Sの肝の部分だと思うんですよ。前の団体と次の団体がまさにリンクしてクロスする瞬間なので。
石田 
僕はお祭り男なので、リングアナみたいに人々を流れに呼び込み続けて行きたかったんです。でもどうしても、時間が無さ過ぎてアイデアやプログラムを切ったりして・・・。最後の歌でも、歌いたくないという人もいたり。それはそれでアリだし、仕方ない、そこも好きなんですよ。その個性を個人個人で出してくれればそれが一番いいと思うので。でも最終的に歌ってくれれば嬉しいですね。
__ 
我儘がぶつかってるのかもしれませんね。
石田 
僕はあの歌、止めないです。
__ 
というと。
石田 
他の演劇ショーケースとLINX'Sが完全に違うのは、「主題歌がある」「MCがある」「アドシバ」がある。これらがあることで、普通のショーケースでは出来ない、人々が交わる時間が実現するんです。歌うのがイヤなのは百も承知、一緒に歌ったら共犯者になれるんです。「あー歌っちまったああー」みたいな。それで繋がりが生まれるんだったら、別に僕は何を言われてもいいです。
__ 
あの歌はウザいですよね。そして、強烈な魅力がある。何か気づいたら歌っちゃってるし・・・何だかんだ言って良いものだと思います。
石田 
02(ゼロニー)の時、最後に虎本さんが「お客さん、最後なんだから歌いましょう一緒に。せっかくだから立って下さい」って、お客さんも立ってくれて、皆で歌ったんですよ演者さんも一緒になって。これめっちゃいい空間だなあと。虎本さんが号令を掛けてくださったから嬉しかったなぁ。
__ 
想像出来ます。
石田 
実は僕も、裏方に専念していた方がいいのかなとちょっと思ってるんです。でも前に出て歌ったり、司会まがいの事をしてます。今日劇場に集まったのは、ただ並べられたものを観に来ただけなのか?そうじゃなくて、このオッサンが好きなもの・人生を変えられた沢山のものを見てほしいんです。それぐらいの力を持つこの人達に、今日出会ってほしいんですよ。
__ 
ええ。
石田 
その為です。僕も、ちょっと会社の仕事がハイペースになっても諦めずにきました。公演の宣伝も、チラシを800カ所ぐらいに置かせてもらったり、ブログにチラシを持って誰かと写ったりを1000人ぐらいさせてもらったり。いっぱい断られましたね。でも、ブログのアクセスは激増して、それで見に来てくれたお客さんもたくさんいました。これは普通の劇団には難しい事だと思うんです。そして、今後も僕がやるから意味のあることをやりたいと思っています。
【LINX’S ~02(ゼロニー)公演~】
公演時期:2010/12/16~19。会場:in→dependent theatre 2nd。

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幸せな奴らが集まった幸せな場所

__ 
大阪の小劇場における石原さんの存在って、きっと、要として大きな影響を持っていて、それがすごくポジティブに働いているんじゃないかなと。例えば、客演をたくさん集めて、その人たちの別の側面を取り上げて、繋がりを作ったりとか。
石原 
それでその人の劇団に行ってくれたり、嬉しいですよね。ゲスト同士でも、正一ショーから出会った人はたくさんいますからね。
__ 
そうなんですよ。正一ショーがある演劇界は、何というか、閉じた世界では決してないと思う。すり鉢状に、誰でも入れるようなお祭りがイメージ出来るんです。
石原 
ありがとうございます。旗揚げして一番最初の公演でチラシのコピーに書いた事なんですけど、「幸せな奴らが集まって、幸せな場所にいれば、見に来た人は幸せになれる」。その気持ちが今でもあるんです。僕らが楽しんで作れば、見た人も楽しくなれる作品が作れるんじゃないか。舞台上の人たちを羨ましく思うくらいに。出来るだけ、幸せな時間を過ごしたいですね。
__ 
「幸せな奴らが集まった」、そういうポジティブな場所が必要ですね。
石原 
コモンカフェの入り口にも似たような事が書いてあるんですけどね。同じ事かなと思っています。集まれる場所が必要だと思います。

タグ: 見ている人が幸せになる 単純に、楽しませたい


自転車でどこまでも

__ 
今日はどうぞ、よろしくお願いします。望月さんは、最近はどんな感じなのでしょうか。
望月 
京都に来て、今日でちょうど一週間です。稽古もありつつ、楽しんでいます。共演者の方々も優しくしてくれるし。満喫しています。久しぶりの一人暮らしなんですよ。横浜では実家暮らしなので。
__ 
良かったですね。横浜と京都で、街の感じに違いはありますか?
望月 
あ、違いますね。時間がゆっくり流れている感じがします。そうだ、自転車が気持ちいいですね。横浜に住んでいると移動は全部電車なので、稽古場に行くのにも自転車で行けるのが新鮮です。漕ぎながら見る京都の光景がいいですよね。
__ 
自転車でどこでも行けますからね。
望月 
レンタサイクルも多いし。自転車が生活の中にあるのかな。近い距離で手が届くんですよね。今共演している人たちも、自転車で行ける範囲で仕事や生活しているみたいで。そういうの、あったかいと思います。
__ 
地点小林さんにインタビューさせて頂いた時に、京都での都市生活の最大のアドバンテージは終電がないという結論になりました。
望月 
いやそうなんですよね!私、お酒飲むの好きなんですけど、23時半にお店を出ないと横浜に帰れないんです。そうしなくても良いのが何とも良くて。酔っぱらってくると朝まで飲もうというテンションになる事もあるんですけど、1時ぐらいで帰りたくなると・・・。そんな時でも自転車でパッと帰れるのは最高ですよね。
ロロ
平均年齢23.5歳の、東京で活動するカンパニー。主宰・三浦直之が触れてきた演劇や小説、映画、アニメや漫画などへの純粋なリスペクトから創作欲求を生み出し、同時多発的に交錯する情報過多なストーリーを、さらに猥雑でハイスピードな演出で、まったく新しい爽やかな物語へと昇華させる作品が特徴的。(公式サイトより)
地点
多様なテクストを用いて、言葉や身体、物の質感、光・音などさまざまな要素が重層的に関係する演劇独自の表現を生み出すために活動している。劇作家が演出を兼ねることが多い日本の現代演劇において、演出家が演出業に専念するスタイルが独特。(公式サイトより)

タグ: 創造環境としての京都 単純に、楽しませたい


目標はエンターテイナー

__ 
今後、どんな感じで攻めていかれますか?
四方 
難しいですね・・・ふ、フレンドリーに(笑う)? そうだ、演劇人じゃなくなりたいです。いまは仕事が詰まっていて芝居があんまり出来ないんですが、それも一つの機会だと考えて。あくまで目指す目標はエンターテイナーになりたいです。一緒に楽しんで、楽しませる人になりたいです。
__ 
なるほど。
四方 
頑なに芝居一本で生きていくという訳じゃなくて。この内容だったら演劇が良いと思ったら演劇にするし、他の方法が良いと思ったらそうするし。柔軟に、色んな人に楽しいところを提供出来る人になりたいです。

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vol.229 四方 香菜

フリー・その他。

2012/春
この人のインタビューページへ
四方

御巫山戯

向坂 
舞台が出来て、お客さんが入って見ている以上は楽しんでもらいたいですね。俳優が下手くそな芝居してても照明を浴びて光ってるというのは、何だかツッコミ待ちのボケだよねと思うんです。だから僕はツッコミを入れるんですが、最大限、そこで楽しんで帰ってもらいたいという気持ちがありますね。
__ 
なるほど。
向坂 
面白いお芝居だけじゃないのは分かっているんですけど、素直にみているだけでは楽しめない時もあるんですよ。
__ 
ひねくれた見方を持つのは大事ですよね。批評的な見方を持つというのは。
向坂 
そうですね。批評的な見方。あー、どうなんだろうな・・・? 以前、アートコンプレックスにきたチェルフィッチュを見たんですよ。
__ 
ええ。
向坂 
すごい評判の劇団としか知らなくて、彼らの演劇がどういう文脈上で成り立って評価を受けているのか、岡田利規がどういう人なのかも頭になくて、名前だけしか聞いた事のない状態で見たんです。実際見たら、凄くお洒落で洗練されていたんですよ。喋りながら踊っていて。でも演劇をちょっとかじっている僕が見て、「あーなるほどな」って思うこれを、劇場に訪れた事のない高校生が見てどう楽しむのか。
__ 
ええ。
向坂 
僕らは稽古場でチェルフィッチュごっこをしてそれなりに遊べますけど、中高生はあれを見てどうすればいいのか? でも、チェルフィッチュが白塗りで出てきて「コントです」って言ったら素直に見れますよね。
__ 
そうかもしれませんね。
向坂 
シーンと静かになっている劇場で、男女がずっとクーラーがああだこうだと言いながら踊ってるんですよ。話の内容もどうでも良くて、きっとふざけてると思うんですよね。地点も好きなんですけど、笑いたくなる瞬間とかあると思うんですけど、前衛的だと笑っちゃいけないんですかね?
__ 
いや、笑っていいと思いますよ。
向坂 
やっぱり、ふざけてますよね? 僕も三浦さんと何回かお話しさせてもらった事ありますけど、「ふざけてるんですか」って聞いた事はなくて。
__ 
どうでしょうね? やっぱり「これ面白い!」って思って繰り出していると思いますけど。つまり、ギャグとしての文脈を踏んではいないですが、結果的に笑いを立ち上がらせるものとしての意識はしているんじゃないでしょうか。
向坂 
おもろいと思ってやっているという事ですよね。もちろん、インタレスティングというよりはファニーという意味で。じゃあ、何で笑い声が起きないんだろう。皆、面白いと思ってないのかな? でも評判いいですよね。
__ 
私も自分が面白かったら遠慮せずに笑う方ですが、沸点が低いまたは何でも受け入れる体勢にあるのかもしれませんね。俳優の方にお話を伺った所、笑ってくれた方がホッとするらしいですよ。
向坂 
なるほど。三浦さんの笑いって秀逸で、一周回ってるんですよね。お笑い芸人が本当に面白い事を劇場でやったら面白くない、という感じなのかもなあ。

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楽しませる事

__ 
忙しい中でも、変わらないイズムはありますか?
竜崎 
「楽しませる事」やろうなあと思います。お客さんに楽しんで帰ってもらう事が一番だなって。この間大掃除してたら、「いたずら王子バートラム」の映像が出てきたんですよ。半年経ったので客観的に見れたんですが、これ楽しいなあって。
__ 
私も拝見しましたが、楽しい公演でした。
竜崎 
秋にショートショートを東京で演るって決まった時、どうやったら受け入れられるのかなって色々考えたりしました。けど、蓋開けてみれば案外楽しんでもらえて。それが嬉しくて。ミジンコターボは、楽しませるのが一番なんやろうなと思いました。
__ 
ショートショート、「儂が燃えて死ぬまでの噺(大炎上)」「スーパーソニックジェット赤子(大往生)」でしたね。東京公演はいかがでしたか?
竜崎 
大阪と変わらず笑ってもらえたのが一番嬉しかった。ただ、東京の方の方が素直にお話を見てくれはるなあと。大阪はネタで笑ってくれて、東京だとストーリーで笑ってくれるんですね。
__ 
動きが面白いとかではなく、話の流れなんですかね。
竜崎 
きちんとお話を聞いてくれて、笑ってくれるんです。ネタで笑ってもらう時も勿論うれしいんですが、そういう時は役者冥利に尽きるなあって、嬉しいかったです。
__ 
同じ日本でもこんなに違うんですよね。デス電所の東京公演を見た時、大阪だったらここは絶対笑うだろうという所ではあまり反応がなく、話の流れが面白い時にこそ笑うみたいな。
竜崎 
まあでも、笑いも含め反応が貰えるんだなって安心しました。大きな収穫だなと思います。
__ 
それについては、ちょっと考えている事があって。実は、今日のインタビューの前にミジンコターボの事を考え直していたんです。やっぱり、「観たら必ず好きになる劇団」なんじゃないかなと思ったんです。東京のお客さんも、ミジンコターボを単純に好きになったのではないかと。
竜崎 
わぁ。それはめっちゃ嬉しいです。
__ 
難しい作品は批評する事で何倍も広がりを持ったり、楽しい作品はエンターテイメント性が優れていて力強い説得力を持ったり、でも、それはどこまで行っても、ときめきのような、恋心を掻き立てるような要素にはならないんじゃないかと思っていて。ミジンコはそうした力を持っているんじゃないかなと、この間のショートショートの時に思ったんですよ。
竜崎 
お客さんの心が動いてくれてはるという事ですよね。片岡の台本はホンマにサービス精神が旺盛で、お客さんを楽しませる作品なんです。笑かして、感動させて。お客さんも好きになりやすいんかなと思います。
ミジンコターボ09「いたずら王子バートラム」
公演時期:2011/5/20~23。会場:HEP HALL。
ミジンコターボショートショートVol.7「儂が燃えて死ぬまでの噺(大炎上)」
公演時期:2011/10/26~11/06。会場:in→dependent theatre 1st(大阪)。王子小劇場(東京)。
ミジンコターボショートショートVol.8「スーパーソニックジェット赤子(大往生)」
公演時期:2011/10/26~11/06。会場:in→dependent theatre 1st(大阪)。王子小劇場(東京)。

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集中への入り方について

__ 
今後、山口さんはどんな感じで攻めていかれますか? 普段の生活でも何でも結構です。
山口 
最近になってようやく、集中に入るやり方を掴んだんですよ。でも、そうするとボロボロになってしまって。
__ 
どのようなやり方ですか?
山口 
とりあえず、自分が男とか女とかを忘れるんですよね。自分が女だと考えている内は集中出来ないんです。朝起きた格好のまま、洗面所にも行かずに書き初めて。一日中、書く事が頭から離れないようにするんです。
__ 
ハードですね。
山口 
でも頭だけが先行すると身体がボロボロになるんですよ。どうやったらバランスがとれるかなという。
__ 
それは、体力を高めたらいいんじゃないですか?
山口 
そうですね、何か始めようと思って。
__ 
ウォーキングすると心肺能力が上がって、体が酸素を取り込む力が上がるんですよ。私もやっていますが、いいですよ。
山口 
歩くか。分かった。
__ 
さて、今後、トリコ・Aとしてはどんな作品を作っていかれたいですか?
山口 
単純に、お客さんが楽しんで笑って帰ってくれたらそれだけでいいです。道のりは長いですけど、頑張ります。
__ 
分かりました。個人的には、踊る岩田由紀さんがみたいですね。クリスチネの時に、ガスマスクを付けて踊る姿が可愛かったです。
山口 
私もそう思います。踊ってもらいます。

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トリコ・Aがやってくる

__ 
それぐらいの田舎だから、じゃないですけど、地元の人としてはきっとワクワクしてたと思うんですよ。娯楽がないから、とかじゃなくて、僕らが住んでいる町にサーカスが来るってきっとすごく刺激的な事だとおもいます。
山口 
そうやと思います。お世話になってばかりなのに、律儀に見にいらしてくれるんですよ。ご近所さん同士の仲が良くて。都会と違ってネットワークの力が明らかに強いじゃないですか。
__ 
強いんですよね。私の村もそうでした。
山口 
みんな知り合いみたいな。
__ 
とはいえ、本番が終わるまでどんな反応が来るか予想が付かなかったのでは。舞台芸術に日々触れていたら話は別ですが。
山口 
地元の人は小劇場を見た事がないから、楽しんでもらいたいと思ってパンフレットにあらすじを書いたりしたんですよ。だから、訳が分からないというご意見は無かったです。
__ 
やっぱり、地元の文化遺産での催しですからね。その上で評判になっているというのは良いですね。

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まずは楽しんでほしい

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さて、まずは気になっていた事。サイトに歌の動画をアップする時は、録音を全く加工していないそうですね。
かに 
しないですね。切り張りはするんですけど、音程やピッチは変えません。歌はメロディで作られるので、感情がそこに乗っていれば音程を外していても直したくないんです。もちろん、両方揃っているのが一番いいんですけど。
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なるほど。だからか、素直な感じがするんですよね。気さくというか、素っぽい感じで触れてくる感じがありますよね。何だかいつも、自然に楽しい気分になるんですよ。
かに 
そうなんです、まずは楽しんでほしいんですよ。楽しさを感じて、一緒に、その楽しさの中に入ってきてほしい。私がやっている事を見て、そこに壁を感じないでほしい。どんどん混ざってきてほしいですね。
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ニコニコ動画にはコメント機能というのがあって、動画に字幕のようにコメントを書き込めます。そこで、参加出来るという訳ですね。
かに 
だから、出来ればその動画が楽しくなるような事を書いて欲しいです。コメントを書き込んで完成されますからね。

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vol.152 かにぱん。

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2010/春
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かにぱん。