コント「撤去」

__ 
旗揚げした時、自分達の拠り所って何でしたか?
伊藤 
どうだろう。根拠のない自信?
飯嶋 
いける!みたいな事思ったんです。今しかないなと思ったんですかね。これ以上先延ばしすると腰が重くなりそうな気がしたというのがあります。今やらんとって思い立ったが吉日と言いますか。
__ 
自分に、信じられる何かがあった。
飯嶋 
勢いですね。3年後自分たちがどうんってるかは分かりませんが、いま演劇の方を向いているこの時期にパパッと。
__ 
伝説を作ってほしいですね。
飯嶋 
1クールのレギュラーよりも、1回の伝説ですね。エガちゃんみたいな。
__ 
和田さんもそんなKING&HEAVYに賭けたと。
飯嶋 
そうですね、いや一番発破掛けて来たような。
__ 
そうなんですね!
和田 
僕は、既にKING&HEAVYだった二人に「新しく劇団を立ち上げしましょうよ」って声を掛けたんですよ。当時はそんなに、がっつり続けていくつもりはないと思ってたんで。したら、「いや僕らはこれを続けていくから」って。そうなんや、と。したら「お前も一回、ウチでやってみるか」となって、この間のLINX'Sで出させて頂いて。僕はずっと演劇部で先輩として二人を見てきて、外の芝居を見てもこの二人の方が面白いと感じる事も多々あって。後輩が言うのも変ですけど、この二人なら行くやろう。あなた達とやったらどこまででも行けるでしょうと思ってたんです。一発目もHEPからいきましょう、と。僕の場合はもう、二人に対する信頼が根拠です。

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ウソのない[2]

__ 
いつか、どんな演技が出来るようになりたいですか?
松下 
ずっと、その芝居の世界が広がり続けるような芝居がしたいです。上演時間は2時間だけだけど、その前もあとも世界があって、そこをただ切り取っただけみたいな芝居がしたいです。
__ 
世界がずっと残っていく・・・?お客さんの心に、そしてよくわからないけれどこの宇宙に?
松下 
はい、個人的にですけど。その為には、存在にウソがあったらダメだなあと。架空の物だから、ウソがないようにしたいですね。お客さんに対しては、ピエロみたいな存在でいたいです。世界中の最も底辺でありたい。尊敬されたいとかではなく、「こんな人達でも存在しているんだから、生きよう」って思ってほしいな、って。2年後、全然違う事を言ってるかもしれませんけど。

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11年後の乾さん(31)へ。見てる?↓この記事、思い出した?こんな事言ってたんだよ11年前の乾さん。若い・・・というか、思い出してくれてありがとうね。11年、意外と短かったでしょ。さて、「頭を下げれば大丈夫」はもうしばらく続きます。いま演劇続けてたらでいいから、今度インタビューさせて下さい!

__ 
今後、どんな感じで攻めていかれますか?
乾  
坂本さんに付いていければと思います。必要とされる限り頑張っていきたい。奢る事なく。
__ 
なるほど。
乾  
劇団員のみんなが本当に面白いんで。負けたくないという感じじゃなくて、もの凄い可能性を持ってるから。
__ 
アバターズがね。
乾  
その中に自分がいるのがおこがましいんですけど頑張ります。最近、20歳になってしまって。恐ろしくて。10年後の乾とか全然想像出来ない。ハタチになんて、ならないと思ってました。なるんや、とビックリしてます。
__ 
私個人は、年を食っても変わらない気がしますけどね。しかし、31歳になった時の衝撃は凄かったです。
乾  
あ、その1年が大きいんですね。
__ 
今から11年後、私の言葉の意味が分かってもらえると思います。
乾  
年取るのなんて怖くないって言えるぐらい頑張ります。

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質問 坂根 隆介さんから ヰトウホノカさんへ

Q & A
___ 
前回インタビューさせて頂いた坂根さんから質問を頂いてきております。「3年後、あなたはどうなっていると思いますか?」
ヰトウ 
3年後。23歳かあ。普通に働いているかもしれない。でも、演技や体を動かす表現はしていたいですね。ドキぼでの活動は続いていると思います。いてほしい。
___ 
私も続けてほしいです。
ヰトウ 
ありがとうございます。

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次は全然別の所に立ってみたい

__ 
今後、一緒にやってみたい人や劇団はありますか。
諸江 
誰とでもやりたいです。あまり、この人というのはなくて、誰とでもやってみたいです。もっと年上の人とはやってみたいかな。60代、70代の方とか。色々吸収したいです。そこまで俳優を続けているという事は、俳優としてたっていられる根幹がある証拠なんですよね。その技術ってなんだろうと。
__ 
今後、どんな感じで攻めていかれますか?
諸江 
飽き症なんですよ。何とか続いているのが演劇なんです。演劇だけは、時々飽きる事もあるけど戻ってこれるんですよね。立て続けに3本ピンク地底人に出させてもらってますけど、次は全然別の所に立ってみたいですね。
__ 
いいですね。
諸江 
舞台畑とはあまり関係ない、美術家さんの方々の考え方が面白いんですよね。高嶺さんもそうだし。去年、梅田哲也さんと雨宮庸介さんの26時間パフォーマンスというのに出させてもらいました。その考え方、どこから出るの?みたいな。そういう考えに触れたいので、芝居の外に出たいなと思います。また戻ってきて、舞台に還元したらいいなと思っています。
__ 
色んな作品に関わりたい。
諸江 
そうですね。本当に、そういう風に関わっていたいです。
__ 
10年後も続けていると思いますか?
諸江 
続けていると思います。年老いていく事に全然不安がないんです。その歳でしか出来ない事があると思うんです。しかも、演劇は同じ事が出来ないので、楽しみですよね。
__ 
その上、言葉以外のコミュニケーションなんですよね。
諸江 
面白い演劇って、そっちなんですよ、きっと言葉で完全に伝えなくてもいいようなコミュニケーションがある芝居だと思う。全部伝えようとすると、意味にしか意識がいかなくて、自分たちが入る余地がないんです。

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vol.287 諸江 翔大朗

フリー・その他。

2013/春
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諸江

憧れ

__ 
宗岡ルリ一人芝居「撲滅ならず今日」。このタイトルの意味を教えて下さい。
宗岡 
いつも死のう死のうと思っているんですけど、死なないし死ねないじゃないですか。四十ぐらいには死ぬと思うんですけど、けど結局は九十まで生きてるんじゃないかなと。私の祖父がまさにその通りで、四十の時に子供を集めて「俺はもう死ぬからお前たち頑張れ」って言ってたのに93まで生きて(笑う)。いつも終わりたい終わりたいと思うのに、毎朝起きて友達と会って可愛いものを買ったり美味しいものを食べたりして、その繰り返しへの悔しさと、絶望じゃないですけど、そういう思いをタイトルに込めています。
__ 
その思いはいつからありましたか?
宗岡 
「何かになりたい」という憧れが強くて。この漫画の主人公たちみたいに。でも、なれないじゃないですか。その悔しさがあって。両親共に教職員で公務員で、朝起きて働いて、「何だかんだでいい家庭よね~」という中で育たせて頂いたんですけど(笑う)それに対する嫌な気持ちや、大分の田舎にいた時はずっと空を眺めていて焦燥感があって、それは今でも続いているんですね。中二病かもしれないけど。
__ 
焦燥感が今でも続いている。私は宗岡さんより11歳上なんですけど、確かにその頃は私も持っていたものかもしれない。宗岡さんのそれは、10年後、私みたいに消えてしまうんだろうか?
宗岡 
それが消えてしまうのも素敵な事かもしれません。この「バナナブレッドのプディング」の主人公のお姉ちゃんが妊娠しているんですけど、お姉ちゃんが夢で赤ちゃんに「お腹の中でさえこんなに孤独だのに、外の世界に出てきたらもっと孤独に決まってる。生まれてきたくない」って言うんです。でもお姉ちゃんが「まあ生まれてきてご覧なさいよ、最高に素晴らしい事が待っている」って。それは焦燥感を忘れた人の言葉で、大人になるという事だと思うんです。この作品はその素晴らしさも教えてくれたんですけど、私はいまはそうなれないと思う。

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vol.284 宗岡 ルリ

フリー・その他。

2013/春
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宗岡

全力で振り切れ

__ 
とはいえ、男肉もずっとそのままではいられない。肉体的な衰えというものがあります。
高阪 
(笑う)
__ 
それをどうクリアしていくか、だったり、どう良さに変えていくか、であったり。色々なお考えがあるとは思いますが、今後男肉はどうなっていくのでしょうか。
高阪 
そうですね。僕らもほぼ全員20代後半に突入して。稽古している時も肉体的なキツさを感じる事はあります。でも、それと反比例する形でダンスのシーンは増えていき。
__ 
そういえば、かなり多くなりましたね。作品の最初の方と最後の方に集中するようになりました。
高阪 
昔はもっとバラついていたんですけどね。僕らは一切キレイに踊れないので、上演中に疲弊していく体を見せたいのかな。団長の狙いはそこにあるのかもしれません。
__ 
疲弊する身体。確かにあれはとても面白いです。
高阪 
話はそれますが、たまに、音に合ってないとか振りが揃ってないとかアンケートには書かれるんですけどね。申し訳ないなとは思いますけど・・・。
__ 
無視すればいいと思いますよ。マジで。男肉はそれを切り捨てる事で新しい魅力を発見したと思っていますので。
高阪 
そうですね、稽古でも、揃える事よりも全力で振り切っているかどうかを重視しているので。
__ 
ええ。それに、出来ますしね。MEAT COMPLEX 1928の時とかにそういうダンスありましたしね。
高阪 
ただ10年後、同じような事をやれているかどうかというのはちょっと分かりません。このまま、作品からダンスシーンも少なくなっていって、コント集団に近くなっていくのかな?と。でも、僕らがそれをやっても絶対面白くないですしね。
__ 
そんな事はないと思いますけどね。でも、男肉の最高の魅力とは冴えだと思うんです。昔、陰核が「モンキーマジック」に合わせて斜めってるダンスを披露してたと思うんですが、あれは客席で気分が悪くなるくらい爆笑しました。あの冴えは、本当にどこに行ってもないと思うんです。あの冴えは30歳代までに消えてしまうものではないんですよきっと。作品が不定形である事によって生まれる柔らかさが、その土台になっていると思う。
MEAT COMPLEX 1928
公演時期:2009/05/01~3。会場:ART COMPLEX 1928。

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質問 蓮行さんから 長谷川 寧さんへ

___ 
前回インタビューさせて頂いた、劇団衛星の蓮行さんから質問です。「劇団のプロ化について。東京から地方に移っている劇団がありますが、そうした方法についてはどのように思いますか?」
長谷川 
真面目に来ましたね。まず、何を持ってプロ化と言うべきかなんですよね。
___ 
長谷川さんが考えるプロ化とは?
長谷川 
もちろんそれは金銭的な事も関わってきますけど、意識なんじゃないかなと僕は思います。じゃあアマチュアって何だという話ではありますけど・・・。例えばワークショップに来てくれた方に「10年後、何をやっていますか?」と聞く事があって、それは色々な答えが返ってくるんですよ。売れていなくても演劇やダンスを続けますという人も、何歳までに芽が出なければ辞めますという人もいる。僕はどっちが良いとも悪いとも思わないんですが、そのどちらとも言えない人が危険なんじゃないかと思うんです。
___ 
というと。
長谷川 
自分のカンパニーの公演や、客演が続く人が、辞めるとも辞めないともせずにただ続けている状態。決断する時期を逸してしまうのが良くないんじゃないかなと。好きだから生活の傍ら続けます、か、やっていても然して結果を残せないから辞めよう、とか。東京にいようがどこにいようが、どちらかを割り切った意識を持っていたら、プロ化にこだわらなくてもいいんじゃないかなと思います。

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原点、エネルギーのもと

__ 
兵頭さんがこれまで目標にしていたものはありますか?
兵頭 
目標というとちょっと違うかもしれませんが、今現在も目標にしている事があります。いつか、カンヌ映画祭の赤絨毯に戻りたいと思っているんですね。
__ 
なるほど。
兵頭 
本当に、あの時は衝撃で。それでこの世界に入ったんです。当初は女優をやろうだなんて全然思っていなくて。
__ 
どんな体験だったのでしょう。
兵頭 
映画祭初日に赤絨毯を歩いて、お客さんが3000人からいる会場に入って、どわあって沸いた瞬間の有無を言わさず涙が出てくるあの感じ。震えが止まらなくって。巨大スクリーンに自分が出ているのがちょっと信じられなかったです。見終わった後に、スタンディングオベーションで凄い大歓声を頂いて。
__ 
どんな実感がありましたか?
兵頭 
自分が凄いというよりも、たくさんの人が一夏、一つの目標に向かって戦って。それが、自分の生の体験となったというのが凄い印象になりました。それが自分のキッカケになったし、エネルギーの元になっているんですね。原点だと思います。
__ 
そう考えると、近いようで遠い目標ですね。
兵頭 
十年後かもしれないし、二十年後かもしれない。もちろん、こんな事叶わない人の方が多いんですよ。もし叶うなら、今度はもう少し実感をもって(笑う)。

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